【06 前】 あらあら、今夜は吹雪ですね。 今夜のうちにお隣さんまで、お野菜を届けに行こうと思っていたのですが、 これでは難しそうですね。 お隣さんといっても少々距離がありますし…また明日、改めて行きましょうか。 さて、洗い物も済ませてしまいましたし、 お風呂もお夕食前に入りましたし、今夜はもうする事がありませんねぇ あらあら、震えて…もしかして寒いですか? まぁそうですよね、吹雪いているのですから。 では、やることもありませんし、いつもよりも一時程早いですが、 もうおやすみ、しませんか? ええ、ではそうしましょう♪ 歯を磨いてから、寝室に来て下さいませ。 その間にお布団を敷いてしまいますので。 ちょうどお布団を敷き終えました。 一応、姉上のお布団と、貴方のお布団を敷きましたが… いかがしますか? 今夜はとても冷えますし… よければ姉上のお布団で…一緒にお休みしませんか? はい♪ 承知しました。 では、こちらで一緒にお休みしましょう♪ は〜い、おいで〜♪ ん、ぎゅ〜〜〜♪ んしょ…ふぅ〜〜。 あらあら、本当に身体が冷えてしまっておりますね。 このままでは風邪を引かせてしまう所でした。 早めにお休みをして正解でした。 ん、しょ ではお布団に入って…と…。 ん…んふ。 ほら、もっとこっちに寄って下さい。 ふふ、そう。 お手手も冷えておりますね。 姉上の手で、んふ、包んで…ん はぁい、温かい、温かい♪ ん…はぁい♪ こういう時はやっぱり姉上が鬼で良かったと思います。 大切な弟を温めて差し上げられますので♪ ん…すりすり、温かい、温かい♪ あらあら姉上の匂いをそんなに嗅いで…。 鼻息がくすぐったいですよ?♪ ん。 いえいえ、少しだけくすぐったいだけですので、 遠慮なく深呼吸して、姉上の匂い嗅いで構いません。 では私は弟の匂いを嗅いで… ん…す〜はぁ〜す〜はぁ♪ この匂いを嗅ぐと今日一日のすぅ〜っと疲れが出て行くように感じます。 貴方に鬼の角がなくとも、私達はれっきとした姉弟なのだと分かります。 ふふ、そうですね。いつまでもお話している訳にも行きませんね。 姉上ったら、貴方と同じお布団に入って、こうしてお話してるのが楽しくなってしまいました♪ さ、目を閉じお休みになりましょうか。 姉上の匂いを胸いっぱいに感じながら… はい…。おやすみなさい♪ ん……すぅ…… ん……すぅ…… ん……すぅ…… ん……すぅ…… ん……すぅ…… ん……すぅ…… ん……すぅ…… ん……すぅ……