(フーカ) はい、師匠♡ あーん♡ はーい♡ もぐ、もぐ♡ ごっくん♡ んふふ~♡ どう? いつも師匠に作ってもらってばっかりじゃ悪いから、 今日はフーカが腕によりをかけて作ったよ♡ 隠し味はぁ…♡ フーカの…あ・い・じょ・う♡ ふふっ♡ なーんて、やぁん♡ もー師匠ったらぁ♡ …え? しょっぱい? しょっぱすぎる? え~!? そんなことないよ~! だって、ほらぁ。 もぐ、もぐ…。 ん…。 うぇえええ~。 何これ まっずぅ…。 うううぅ…。 お水、お水…。 ごくっ、ごくっ、ごくっ…。 ぱぁっ! ん…。 ふふふ♡ ねえ師匠? フーカの分も食べて良いよ♡ ほらほら、遠慮しないでぇ♡ あれ? お客さんだ。 誰だろ? はーい、どうぞー? (リッカ) こんにちは。お邪魔します。 (フーカ) あ~♡ お母さん! 久しぶり~♡ 来てくれたの~? (リッカ) フーカ、お久しぶりですね。 元気そうで良かったです。 …あら、お食事中でしたか。 ごめんなさい、間が悪かったですね。 (フーカ) ううん全然そんなことないよ~♡ そうだお母さんも食べ…! ……る? (リッカ) お気遣いありがとうございます、フーカ。 でもごめんなさい。 ここに来る前に食事は済ませてしまったんです。 (フーカ) え、あ、そうなんだ~! …ふぅ。あっぶなぁ…。 あはは、なんだー♡ 残念残念♡ フーカが作ったご飯、 お母さんにも食べてもらいたかったなー♡ (リッカ) あら、食事はいつもフーカが作っているんですね。 偉いですよ♡ (フーカ) ま、まーねー…。 居候の身だし、当然だよー…。ははは…。 (フーカ) そ、それよりお母さん、今日はどうしたの? (リッカ) それは…。 …先生、お久しぶりです。 いつもフーカがお世話になっています。 …はい。実は、今日は先生に頼み事があって参ったのです。 (フーカ) え、師匠に? ふーん…。 (リッカ) …フーカ。 ごめんなさい、しばらく席を外してもらえませんか? (フーカ) え、うん…。 んぅ…、分かった…。 それじゃあフーカ、 ちょっとお出かけしてくるね。 (リッカ) ごめんなさいね、フーカ。 (フーカ) ううん、大丈夫だよ。 それじゃ…。 (リッカ) …先生、突然押しかけてしまい、申し訳ございません…。 あっ…。 そんなにかしこまらないでください。 確かに私は錬金術師としてはあなたの先輩、 姉弟子でしたが…。 今は娘を預けさせて頂いている身。 先生と、呼ばせてください。 …先生。 単刀直入に申し上げますが、 私に先生のチンカスを食べさせて頂けないでしょうか。 …申し訳ございません、驚かせてしまいましたね。 お気づきの通り、今の私には魔力がまったくありません。 実は恥ずかしながら、 実験の最中に誤って魔力を使い切ってしまったのです。 ゼロになった魔力を回復させるためには特殊な素材が必要。 たとえば、優秀な錬金術師のチンカスのような…。 …ご存じの通り私の夫、 つまりフーカの父親はずっと前にこの世を去っています。 ですから他にこのようなことを頼める人がいません。 …はい。もちろん無理にとは申しません。 チンカスは、とてもデリケートな部分のものですし…。 それに先生は素敵な方ですから、 きっと若い女性の恋人もいるでしょう。 その方にも申し訳ありません…。 …いいのですか? …はぁ、良かった…。 …は、はい。 実は、魔力不足が続いて、かなり限界が近かったのです…。 ん、はぁ…。 はい、ありがとうございます。 あなたのチンカス、私に食べさせてください…♡