『SisterDays――妹ちゃんはお兄様と心ゆくまでだらけたい――』



;◆声　（～の演技）の時は、アドリブでなにか呟いたり囁いたりしてもとても良いのでお願いします。


■トラック１『ダラダラしようぜ』


;◆妹ちゃんの一人称は私（わたし）です。ちょけて喋るときだけわたくし（平仮名表記）にしています。

;◆BGS　昼下がりの環境音

;◆SE　リスナーの足音

;◆声　妹ちゃん、少し遠くのソファーに寝転がっている。

【妹ちゃん】
「にーさまぁー」

;◆SE　リスナー、ごそごそと戸棚を漁っている

【妹ちゃん】
「にぃーーさまぁーーーー」

;◆SE　リスナー、妹ちゃんに近づいて彼女が寝ているソファーに座る

【妹ちゃん】
「やっときた。だめですわ。にーさま。妹が呼んだらすぐ来てくれないと困るのですけれど？
　急を要する問題が起きていたらどうするのですか。こらー」

【妹ちゃん】
「……ぇ？　べつに。おきにの枕を寝室に忘れたので、
　とってきてほしいだけですけど」

【妹ちゃん】
「…………。だって立ちたくないのですわー。歩きたくないー。
　ソファーに一生ごろんちょしてたいんだものー」

【妹ちゃん】
「ぁ。そだ。にーさまが枕になればよいのです」

【妹ちゃん】
「ふふふ我ながら賢すぎる。にーさまもっとこっち来てこっち。ほらそのお膝を貸してくださいましー」

;◆SE　妹ちゃん、膝枕して貰う

【妹ちゃん】
「……ふにゃ」

【妹ちゃん】
「思ったよりにーさまの膝枕は高いですわ。この角度はイヤです。
　それに固めだし。私枕は低めの柔らかめが好きなのですけれど」

【妹ちゃん】
「あーーーっ。うそうそ行かないで。うそだからぁ。兄様の膝枕好きだから、どっか行っちゃイヤですぅ。
　行くならせめて冷蔵庫からアイス取ってきて下さい～～っ」

【妹ちゃん】
「……膝枕、してくれるの？　ふふ。流石わたしのにーさまです。懐が深い。
　こんなに優しいし、面白いのに、どうして彼女が居ないのかしら。やはり顔……」

【妹ちゃん】
「ふにゃ……っ。なんで急にほっぺをつまみますの。ふにふにしないでっ。
　んーっ。わたし、なにも悪い事ゆってないのですけれど～～っ」

【妹ちゃん】
「全く……にーさま？　女の子の顔をそう簡単に触ってはいけません。
　反省しなさい。こら。めっ。めっ。反省した？　ふふ。なら許して差し上げます」

【妹ちゃん】
「にーさま。本日のご予定は？　あ、お暇なのね。私もです。
　お友達からは沢山誘われたのですが、一日中だらだらしたかったので」

【妹ちゃん】
「ふぅ……毎日、お嬢様らしくきっちりしているのに、
　お休みの日にまで、にっこりごきげんよう♪　とか言ってられません」

【妹ちゃん】
「ぁ。そうだ。では今日は一緒に、休日をだらだら過ごしませんか？
　えへへ。前から思っていたのです。にーさまももっと、ダラっとしたら良いのにって」

【妹ちゃん】
「ダラっとしようぜ」

【妹ちゃん】
「あ、今のは私の個人的な標語です。
　このストレスだらけの現代社会に真のだらけを追求しようという不屈の意思がコメられています」

【妹ちゃん】
「ダラっとしようぜ」

【妹ちゃん】
「ふはは」

【妹ちゃん】
「……にーさまもダラける？　うん……♪　えへへ。嬉しいです。
　今日は、一緒にたーっぷり、ダラっとしましょーねー♪」

【妹ちゃん】
「私最近、ASMRとかにハマってますの。耳かきとか、きもちーのよ。
　早速、それでもやってあげ…………」

【妹ちゃん】
「…………まぁ、ちょっとめんどいので、もう少しにーさまのお膝でだらけたらにしましょ」

【妹ちゃん】
「やる気がでたら、してあげるので」

【妹ちゃん】
「それまで妹の髪でも撫でて、時間を潰していたらいかがかしら？　ふふふ」


■トラック２『耳かき・左』


;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「最初は、こちら側から……耳かき、していきますねー……♪」

【妹ちゃん】
「あ。私がし終わったら、次はにーさまが私に耳かきして下さいまし。
　それが公平というものですから」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「私のお膝……枕にして……目を閉じて……ぅん、そう……♪
　ゆーったり、リラックスしていて……くださいませー……。ん……じゃあ、耳かき、入れますね……」

;◆SE　耳かき

【妹ちゃん】
「（耳かきの演技。ゆーったりとした呼吸を耳に押し当てるイメージ）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「いかかでしょーか……♪　お耳……きもちい？　ふふ……とーぜんですわ。
　わたくし、だらけに関してはすぺしゃりすとですので……耳かきは極めておりますの」

【妹ちゃん】
「にーさまは……なーんにも考えずに……ダラダラしてたら……良いですからね……♪」

【妹ちゃん】
「（耳かきの演技。口をすぼめて、深めに呼吸をしているイメージ）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「ぁ……こらー。まだ……お体に力……入っていますわ……。
　だーめ……もーっと、だらけないと、だーめ……。はぁい……だーらだーら……♪　だーらだーら……♪」

【妹ちゃん】
「くすくす。にーさまったら、とろーんとしたお顔になっちゃって。
　こんなお顔、絶対女の子に見せたらいけませんよ？　幻滅されてしまいます」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「まぁ私は……結構かわいいので……割と好き、ですけれど……」

【妹ちゃん】
「（耳かきの演技。まったりとした呼吸。時折、粉っぽい耳垢を吹き飛ばすために耳に息を吹きかける）」

【妹ちゃん】
「何だか……こーして……妹のお膝に抱えられながら……お耳掃除されてるとー……、
　時間が、ゆーったりと流れているようで……。眠くなってきちゃいますね」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「にーさまは、いつでもねんねしちゃっていいですからね。……私は駄目ですけど。
　私が耳かきしたまま寝落ちしたら、にーさまのお耳に耳かきがぶっささってしまいます。そんなの、事案だわ」

【妹ちゃん】
「……気をつけねば」

【妹ちゃん】
「（耳かきの演技。時折、機嫌良さそうに鼻歌をうたう）」

【妹ちゃん】
「ねー兄様……最近……がっこーで、凄いことがあったのよー……」

【妹ちゃん】
「隣のクラスの……佐竹さんって子が……妊娠しちゃってね……。
　しかも相手は……同じガッコの先生でー……職員会議とか、大騒ぎ」

【妹ちゃん】
「更に実は、その先生は他の子……また別のクラスの鈴木さんって子なんだけど。
　鈴木さんとも逢瀬を繰り返していたことが分かってね……」

【妹ちゃん】
「鈴木さんは屋上から飛び降りようとするし、
　先生は逃げるし、佐竹さんは大泣きするしで、しっちゃかめっちゃか」

【妹ちゃん】
「お嬢様学校でも、割と結構たいへんなのです」

【妹ちゃん】
「ぇ？　私？　お付き合いしている殿方とか？　くすくす。にーさまは分かっていらっしゃるでしょ？」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「私は……そーんな面倒くさい事、しませんわ？　誰が好きとか嫌いとか大変すぎます。
　わたくしはそんな事より……こうしてにーさまと遊んでいる方が……ずーっと楽しいんだもの……」

【妹ちゃん】
「（耳かきの演技。まったりとしている）」

【妹ちゃん】
「にーさまは最近、どー？　人生たいへん？　ふふ、そうですか。
　まぁ、何事もありますわ。だって無限の宇宙に住んでいるんだもの」

【妹ちゃん】
「そういう、お茶を濁した慰めはお嫌い？　あらまぁ」

【妹ちゃん】
「（耳かきの演技。人生たいへんな兄を慈しんでいる）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「にーさま……まったりしろー♪　だらだらしろー♪　ふにゃふにゃになって、幸せにーさまになっちゃえー♪
　にーさま♪　にーーーさま♪　にーーーーーーー…………さまーーー…………♪」

【妹ちゃん】
「（耳かきの演技。ゆったりまったり）」

【妹ちゃん】
「あ、そうだ。今日は見たい番組があるのでした。にーさまー……一緒見よー……？
　世にも奇妙はお話のやつ……私、一人じゃ怖くて見れませんの」

【妹ちゃん】
「ふふ……今日はー……たーっぷり、かまっていただくんですからね」

【妹ちゃん】
「（耳かきの演技。どこか幸せそう）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「はぁい……こっちのお耳はおしまいです……♪」

【妹ちゃん】
「反対側もやってあげますので、このままごろんちょしてくださいまし。
　あ、ソファから落ちないように注意してね。ふふ……それにしても……」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「今日のにーさまは……何だか、随分あまえんぼうですのね。
　とっても、宜しいと思いますわ……♪」


■トラック３『耳かき・右』


;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「次はこちらのお耳にまいりまーす♪　にーさまはたっぷりだらけて、気持ちよくなることだけ考えて下さいまし」

【妹ちゃん】
「結構……耳かきをされるのって、きもちーでしょ？
　ふふ。このままにーさまもASMR沼にハマってしまうと良いです」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「それでは……いきますねー……」

【妹ちゃん】
「（耳かきの演技。ゆったりとした深い呼吸を耳に押し当てるイメージ）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「あはー♪　にーさま……妹に耳かきされて……お世話されて……喜びすぎですわ……♪
　普通はー……兄が……妹の面倒を見るものだと思うのですけれど……？」

【妹ちゃん】
「くすくす。にーさまは甘えん坊だから、しょーがないですねー……♪」

【妹ちゃん】
「（耳かきの演技。幸せそう）」

【妹ちゃん】
「ふわぁー……こうやって……ダラダラと耳かきをしてると……やっぱり眠くなりますわ……。
　むにゃ」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「後で……一緒に、お昼寝でもしませんこと？　お昼の……お布団って……何だか妙に気持ちがいいから……。
　絶対、ぐっすりねんねできちゃいますわ。……ふわぁー……むにゃ」

【妹ちゃん】
「（耳かきの演技。少し眠そう）」

【妹ちゃん】
「ふふ……もー……にーさまったら……とろーんってお顔、しすぎですわ……。
　妹に甘え過ぎですよ、こら。めっです。めーっ」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「妹は……にーさまのカノジョじゃないのよ？　そんな、甘えたさんな目をして、
　可愛いお顔してちゃ、めっ、でしょーが。……もーー。そんなんじゃ一生、カノジョとか出来ないんですからね」

【妹ちゃん】
「（耳かきの演技。嬉しそうに愛でている）」

【妹ちゃん】
「しかし私達って、けっこう似たもの兄妹なのかも。
　にーさまも、ダラダラするのがお好きですものね」

【妹ちゃん】
「くすくす……ダラダラするのが嫌いな人類なんて、そもそもいらっしゃらないかもしれませんね」

【妹ちゃん】
「（耳かきの演技。ゆったりとしている）」

【妹ちゃん】
「私ね……あのね……ゾンビ映画とか……ホラー映画とか……パニック映画とか……好きなの」

【妹ちゃん】
「登場人物が必死こいて様々な恐怖から逃げているのを見ながら、
　私は冷房全開の部屋で毛布にくるまって、美味しいアイスを食べるのです」

【妹ちゃん】
「それ以上の愉悦など……この世には無いのかもしれないわ……っ」

【妹ちゃん】
「（耳かきの演技。時々耳に、ふーっと息を吹きかけてイタズラっぽく笑っている）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「くすくす。にーさま。妹にこんなに献身的にお世話されてしまっては、
　相応のお返しをしないと兄としての面目が立ちませんわね？
　後でー……たーっぷり……私もにーさまにお世話、して頂きますからね……♪」

【妹ちゃん】
「（耳かきの演技。幸せそうに、自分は何をしてもらうか考えている）」

【妹ちゃん】
「んむー♪　こっちのお耳も、綺麗になりましたわー♪
　妹の耳かきはいかがだったでしょうか」

【妹ちゃん】
「ふふ……そのお顔を見るに、お聞きする必要はなさそうですね」

【妹ちゃん】
「それでは、次はー……にーさまが私を耳かきする番」

【妹ちゃん】
「と見せかけて」

【妹ちゃん】
「ここからが私の、すぺしゃるあたっくですのっ」


■トラック４『しゅわしゅわ炭酸綿棒』


;◆声　ダミーヘッドマイク位置は、初めは正面からでお願いします

;◆SE　炭酸の準備。グラスの中に炭酸水をたっぷり注いでいる

【妹ちゃん】
「（炭酸をそそぐ演技）」

;◆SE　綿棒を取り出して、炭酸の中に入れると、かき混ぜる

【妹ちゃん】
「……とゆーわけでにーさま？　今から行うのは……炭酸綿棒……ですわ……♪
　しゅわしゅわ強炭酸のたっぷり染み込んだ綿棒で……お耳の中を綺麗にしていきますの」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「炭酸の細かい泡が、お耳の中でぱちぱちぱちって弾けるの……ぜーったいにきもちーので……、
　たーっぷり、お楽しみ下さいまし……♪」

;◆SE　妹ちゃん、右側に移動

【妹ちゃん】
「それでは……（グラスの縁を綿棒で軽く叩いて水を切る）……お耳の方……失礼いたしまーす……」

【妹ちゃん】
「（炭酸綿棒をする演技。耳の中でしゅわしゅわししてうのが面白くて、興味深い）」

【妹ちゃん】
「……ぅわ。炭酸って……こんな感じに……なりますのね……。
　にーさまから見えないのが残念です。すごく、面白いのよ」

【妹ちゃん】
「お耳の側面に……ちーっちゃな泡がいっぱい付いて……パチパチパチパチ……って弾けるの……。
　くすくす。気持ちよさそー♪」

【妹ちゃん】
「（炭酸綿棒をする演技。パチパチ言う炭酸を楽しんでいる）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「ちなみにこの炭酸……お母様が晩酌用に買ってきたやつを拝借してますの。
　私達だけの、ナイショ……ですよ？」

【妹ちゃん】
「（炭酸綿棒をする演技。うっとりしている）」

【妹ちゃん】
「ちょっと……綿棒に……炭酸、足しますねー……」

;◆SE　綿棒を炭酸につけてかき混ぜる。縁を何度か優しく叩いてから。

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「そろそろ、炭酸泡、なれてきました？　慣れてない？　ふふ……そーですか。
　たーっぷり……癒やされて、下さいまし……」

【妹ちゃん】
「（炭酸綿棒をする演技。ゆったりとリラックスしている）」

【妹ちゃん】
「んしょー……次は、反対側のお耳……。あ、にーさまは動かなくて宜しいですわ」

;◆SE　妹ちゃん、左側に移動

【妹ちゃん】
「（左側に移動）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「……次は……こっちのお耳……。あらにーさま、こちらの首筋、ほくろがおありになるのね。
　今まで知らなかったです。くすくす……それでは……お耳、失礼致しますわ？」

【妹ちゃん】
「（炭酸綿棒をする演技。静かな、集中した呼吸）」

【妹ちゃん】
「にーさま……たーっぷり、ダラダラしてくださいましー……。
　後で、その分……私もきーっちり、ダラダラさせて頂きますので」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「にーさまの膝枕にすりすり甘えてー……髪もいっぱいナデナデさせて、櫛で梳いてもらってー……、
　そうだ。フェイスマッサージもやってもらおうかしら。ふふ、覚悟していて下さいませ？」

【妹ちゃん】
「（炭酸綿棒をする演技。どこか甘えている雰囲気）」

【妹ちゃん】
「偶には……こうして……兄妹で過ごす時間というもの……良いものですわ……ふふ。
　お外じゃ、御学友に見られたらどうしようって気が気が無いので、にーさまと一緒に歩きたくはないですが」

【妹ちゃん】
「……あっ。違うのよ。にーさまが恥ずかしいとか、いやとか、そういうのではないのです。ただ……」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「うちの学園は……ほら、女の子ばっかりなので。すぐに誰が付き合ってたとか、告白されたとか、噂が出回るの。
　……それが……ちょっと……恥ずかしいだけですわ……？　……にーさまと一緒にいたくないとか、そういうのではないので……勘違い、しないでね」

【妹ちゃん】
「（炭酸綿棒をする演技。どこか恥ずかしそうな雰囲気）」

【妹ちゃん】
「ん」

;◆SE　炭酸綿棒を炭酸に付け直す

【妹ちゃん】
「……たーっぷり、炭酸染み込ませたほうが……きもちーですからねー……」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「はいにーさま♪　お力ぬいてー……だらぁん……♪」

【妹ちゃん】
「（炭酸綿棒の演技。ゆーったりとした呼吸）」

【妹ちゃん】
「はぁーい。これにて、炭酸綿棒もおしまいですわ～♪
　えへー♪　にーさま。お顔、だらしなーい、ですよ？　とけたおもちみたいになってます」

【妹ちゃん】
「それでは、ふふふ、対価を支払って貰う時が来たようですわね」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「次は……にーさまが。私を心ゆくまで甘やかす番ですの。ほら。早く、お膝枕してくださいまし」


■トラック５『妹ちゃんはだらけ上手』


;◆SE　妹ちゃん、リスナーの膝で寝転がっている

【妹ちゃん】
「にーさま。柿ピーとってくださいまし。あ、袋じゃなくて一つずつ。ほら、あーん。お口に入れてくださいませ」

【妹ちゃん】
「もぐもぐ。あーん」

【妹ちゃん】
「……あ、ピーはいりませんの。柿だけでいいです。ピーは兄様が食べてください。
　ねー……次はじゅーす……。ストロー差して♪　えへへ……ごくらくごくらくですわー……♪」

【妹ちゃん】
「にーさまー。ネトフリつけてー。新着で新しいゾンビ映画が入ったはずです。
　付けてくださいまし」

【妹ちゃん】
「…………あと。なでなで」

【妹ちゃん】
「…………♪」

【妹ちゃん】
「にーさまの手、大きくて、あったかいです。……ふにゃあってなっちゃう。
　ほら、もっと一生懸命なでなでして下さいまし。ねー……耳の裏もー……ふにゃー……♪」

【妹ちゃん】
「ちあわせかもー♪」

【妹ちゃん】
「やっぱり、あれですわ。妹のいちばんの癒やしと言えば、あにからのなでなで。
　これは有史以来変わらない真実ですわ……」

【妹ちゃん】
「ふふ。にーさまだって、妹をなでなでしてでしか得られない物があるはずです。
　なんとゆーか、あにまるせらぴー的な？　ほーらにーさま。妹をなでなでして、リラックスして下さいませ」

【妹ちゃん】
「……えへへへ……ふにゃー……♪　にーさま……ほんとになでなで、おじょーずですわ…………」

【妹ちゃん】
「ここはわたくしだけの場所ですので。他の子に使わせたら、しゃーってなっちゃうんですからね。
　にーさま、そこのとこだけはちゃんとご理解下さいまし。ここは私専用のお膝まくら」

【妹ちゃん】
「……まぁ……いつかは……にーさまも別の女の子に、このなでなでをしてあげるのかもしれないけれど」

【妹ちゃん】
「…………やだなぁ」

【妹ちゃん】
「にーさまは、ずーっと私だけのにーさまで居てくださいまし」

【妹ちゃん】
「……だめ？」

【妹ちゃん】
「えへへ。ありがと。でも、嘘です。大丈夫。ちゃんと冗談だもの。だってそんなの無理だわ。
　にーさまだって、いつか好きな女の子が出来て、きっと結婚とかしちゃうのよ」

【妹ちゃん】
「結婚式には私、うんとかわいいドレスを着ていくからね。
　綺麗すぎてお嫁さんよりも可愛くなっても許して下さいまし」

【妹ちゃん】
「だって、仕方がないんだもの。それしか出来ないんだもの。私はにーさまの妹ですもの」

【妹ちゃん】
「だから……それまでは……」

【妹ちゃん】
「私だけのにーさまで、いてくださいね」

【妹ちゃん】
「……えへへー」

【妹ちゃん】
「ほら。そうと分かれば、もっとなでなでしてくださいな。あ、ほっぺも撫でて……えへへ、おじょーずー……♪
　（まったりとした呼吸）」

【妹ちゃん】
「……あにからなでなで可愛がられながら、B級ゾンビ映画を見る昼下がり。これぞ愉悦」

【妹ちゃん】
「さぁ、にーさま。ダラダラしようぜ、ですわ。私だけの事を考えて……ご奉仕してくださらないと、イヤなんですからね♪」




■トラック６『お耳・リラックス・マッサージ』


;◆両耳をある程度並行してマッサージしていくので、ダミーヘッドマイク位置は自由に動きながらでお願いします。


【妹ちゃん】
「さて……次は私がにーさまをダラダラさせる順番」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「さっきはたくさんなでなでされて、ふにゃーってなっちゃったので、
　次は私がにーさまを、ふにゃーってさせてあげますわ……♪」

【妹ちゃん】
「今からやるのは……お耳の、マッサージ。耳って結構、凝りやすいですから……。
　マッサージされると、案外気持ちいいのですよ？　……それじゃあ……お耳……失礼しますね……」

【妹ちゃん】
「（耳のマッサージをする演技。ゆったりとした呼吸）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「こーやってー……お耳を、手のひらで、ぐーって押して……ふふ、きもちーねー……♪
　にーさまのお耳、随分と凝っておりますわ。今日は……柔らかお耳にしましょーね……♪」

【妹ちゃん】
「（耳をマッサージする演技。嬉しそうな呼吸）」

【妹ちゃん】
「もー……そんなにふにゃーってしたお顔しちゃって」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「まだ、マッサージ初めたばかりですのよ？　こんな序盤でそんなにふにゃふにゃしてたら、
　これから溶けてなくなっちゃうんだから。ふふ」

【妹ちゃん】
「（耳をマッサージする演技。ゆーっくりとした呼吸）」

【妹ちゃん】
「ふふ……。これって、何だか幸せですわ……。ただ……静かに……ゆーったり……ダラダラするの……。
　ずーっとこういう時間だけが続いたら良いのに。ねー？」

【妹ちゃん】
「（耳をマッサージする演技。少し力を強めに入れている）」

【妹ちゃん】
「くすくす。にーさまったら。ほんとーに可愛らしいお顔になってしまって。
　そんなお顔、お外で見せたら駄目なのですよ？」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「妹だけに……ふにゃーは、してくださいまし。わかりましたか？　ふにゃー。ふにゃー♪」

【妹ちゃん】
「（耳をマッサージする演技。いっしょうけんめい頑張っている）」

【妹ちゃん】
「さて……そろそろ……」

;◆SE　ボトルを開けて、マッサージオイルを手のひらに出す

【妹ちゃん】
「お耳専用のマッサージオイル。今どき、こんなん売ってるんですよ。ドンキで買ってきましたの。
　（匂いを嗅ぐ）……ぅん。バラの匂い……安物にしては、悪くは無いかも」

【妹ちゃん】
「しょ、しょーがないのですわ。私、お小遣い月2000円だし……高いものなんて買えません」

【妹ちゃん】
「ほら……オイル使って、お耳マッサージ……いきますよー……」

;◆SE　マッサージオイルで耳のマッサージ

【妹ちゃん】
「（耳をマッサージする演技。ゆったりと、柔らかい呼吸）」

【妹ちゃん】
「……ふふ……本当に……いい匂い。このままじゃにーさま、お耳だけいい匂いのする変な人になっちゃいますわね」

【妹ちゃん】
「怪奇・耳フレグランス男。裏路地にあらわる。
　事案。事案ですわ。にーさま。気をつけてくださいまし」

【妹ちゃん】
「（耳をマッサージする演技。時々耳をふーっと吹く）」

【妹ちゃん】
「……にーさまの耳たぶって、柔らかいのね。うわ。今気づいた。ふにふに。
　くすくす……にーさまの耳たぶって、世界にある柔らかいもので1番やわらかいもの」

【妹ちゃん】
「次点で、ワンタンです。ワンタン麺にはいってるやつ。ふにゃふにゃになったワンタンは世界で2番めにやわらかいの。
　…………そんな事話してたら、お腹がすいてきちゃいましたわ」

【妹ちゃん】
「（耳をマッサージする演技。今日の夕飯は何を食べようか考えている）」

【妹ちゃん】
「あ、そうだ。今日はママとパパは遅くなるって。夕飯のお金、私が預かっておりますので。
　一人千円ずつですけど。えへへ、何たべましょーか」

【妹ちゃん】
「ファミレスで……ハンバーグとか……？　コンビニで好きなもの買って、お家で食べるのも良いですね」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「それともにーさまは……妹の手料理、食べたかったりしますか？　ふふ……
　ぜーったいしませんわ、そんな面倒くさいこと。あ、にーさまが作ってくれるなら……喜んで賛成致しますけど♪」

【妹ちゃん】
「（耳をマッサージする演技。ゆーったりとリラックスしながら）」

【妹ちゃん】
「はぁーい……マッサージ、おしまいでーす。ふふ、にーさまったら、名残惜しそうなお顔♪
　だいじょーぶですわ。まだまだたっぷり、お耳癒やししてあげるので」

【妹ちゃん】
「……何だか……思ったより、わたくしって……」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「甘やかされるのと同じぐらい……にーさまのこと甘やかすの、好きなのかもしれませんわ……？　くすくす……」


■トラック７『耳を手で塞いだり囁いたり』

;◆（参考URL:https://www.youtube.com/watch?v=23_K7lF1FoE）

【妹ちゃん】
「にーさま。私はASMRの中でも、特に好きなやつがありますの。
　それが……手のひらでお耳を塞ぐとゆーやつですわ♪」

【妹ちゃん】
「……あんまり、イメージ沸かない？」

【妹ちゃん】
「じゃあ……実際に、やってあげましょーね……♪」

;◆SE　耳を塞いであげる。時々開けたりする。動画参照でお願いします。

【妹ちゃん】
「（耳を塞ぐ演技。※このトラックに関しては耳を塞いだら音が聞こえなくなるので、ちょっと大きめに呼吸音を聞かせてあげてください）」

;◆声　ささやき（ささやく時は、耳を塞いでいる手を軽く開けて、手で音の通り道を作るイメージです）

【妹ちゃん】
「にーさまー……どー……でーすかー……♪　お耳……塞がれた、だけなのにー、色んな音、しますわね……♪
　これはですね……私の、脈の音らしいです。私の手のひらに流れる、血液の音……不思議な音、ですよね……」

【妹ちゃん】
「（耳を塞ぐ演技。楽しそう）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「後は……こんな感じで、囁いてあげたり……？」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「とつとつとつとつとつとつとつとつ。てこてこてこてこてこてこてこてこ」

【妹ちゃん】
「ふふ……にーさま、喜びすぎですわ？」

【妹ちゃん】
「（耳を塞ぐ演技。リラックスしている）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「また……気持ち良い音、囁いて欲しい？　くすくす。にーさまったら、わかりやすいんだから。それじゃーあー……」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「なのなのなのなのなのなのなのなの。ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ」

【妹ちゃん】
「……にーさま。わたくしの正体にとうとう気づいてしまったようですわね。
　そう、わたくし、実は八尺様だったのです。ぽぽぽぽ。……え？　ホラー界隈にしか通じないネタはやめろ？　……いけずぅ」

【妹ちゃん】
「（耳を塞ぐ演技。にーさまの顔をじーっと見つめている）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「にーさま。他に、囁いてほしいことなどありますか？　……リクエストにお答えしますよ？
　え？　…………にゃんこ？　…………え、ええー……それはちょっと恥ずかしいような。でも……にーさまがお望みなら……」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「（ねこの鳴き真似。ちょっと長めに）」

【妹ちゃん】
「……もうわたくしの羞恥心が限界です。これ以上やれと言われましたら、実家に帰らせて頂きますので」

【妹ちゃん】
「（耳を塞ぐ演技。ネコのモノマネが若干、尾を引いている）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「妹にネコのマネをさせて喜ぶなんて。にーさまはどういう種類の趣味をお持ちなのですか。
　……へ？　……私が……可愛いから？　………………………………ばか」

【妹ちゃん】
「（耳を塞ぐ演技。褒められて恥ずかしくてムーっとしてるが、嬉しいので若干ニヤけそうになっている）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「にーさま……そんなに……私のネコちゃん……かわいかった？」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「ぁ。……ゃだ。ちゃんと言って。こら。こっち見なさい。ねー。……ネコちゃん、かわいかったの？
　……………………。…………………………ぅん」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「……じゃあ……もっかい……しよーか……？」

【妹ちゃん】
「……………………ちゃんと。言って？」

【妹ちゃん】
「……………………」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「（ねこの鳴き真似。さっきよりももっと、甘える感じ）」

【妹ちゃん】
「……おら。満足ですの？　……にーさまのばか。ばかばかばか。かば」

【妹ちゃん】
「（耳を塞ぐ演技。恥ずかしいけど嬉しい）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「ほら……また、ささやきするね？　ね、ねこはもうしない。恥ずかしくて死んじゃいますもの。
　ふつーの……ささやき……」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「とつとつとつとつとつとつとつとつ。てこてこてこてこてこてこてこてこ。
　とつとつとつとつとつとつとつとつ。てこてこてこてこてこてこてこてこ。」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「なのなのなのなのなのなのなのなの。ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ。
　なのなのなのなのなのなのなのなの。ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ………………にゃん」

【妹ちゃん】
「（耳を塞ぐ演技。幸せな呼吸）」

;◆SE　耳から手を離す

【妹ちゃん】
「はいにーさま？　これにて……おしまいです……。…………きもちかった？　……そーですか。……うん」

【妹ちゃん】
「て、照れてない。ただ。なんか。にーさまが。へんな趣味あるって知ったから。へんなの。って思っただけですわ。
　ニヤニヤしないで下さいまし。叩きますよ。おら」

【妹ちゃん】
「……はい。それでは次はにーさまが、わたくしの耳を塞いで下さいませ？
　ちゃーんとねこちゃんのモノマネもしてもらうんだから」

【妹ちゃん】
「へ？　どうして驚いてるんです。当然ですわ。最初からそういう話だったでしょ。
　ダラダラ甘やかしてあげる代わりに、にーさまもわたくしを甘やかすのですよ」

【妹ちゃん】
「ほら、にーさま。にゃんにゃんのマネして、私のお耳にささやきなさい。これは正当な契約ですの。
　あ、逃げるな！　こらーっ」


■トラック８『ネイルタッピング』


;◆声　妹ちゃん、リスナーを膝枕しています

【妹ちゃん】
「……全く。にーさまと来たら。さっきの約束、絶対にして貰いますからね？
　そんなにネコちゃんのマネするのがイヤかしら。だいたい、自分がそんなに嫌がる事を妹にさせるとはどういう了見なのですか」

【妹ちゃん】
「……かわいい私と、むさいにーさまがするネコちゃんのマネは違う？」

【妹ちゃん】
「…………また。可愛いとかゆったら、わたくしが許すと思っているのでしょ。……全く……ほんっとーに……にーさまは」

【妹ちゃん】
「ほら。しょーがないので……次のお耳癒やし、しますよ？　代わりに。さっきの約束は……ぅん。分かってるのなら、よろしーです♪」

【妹ちゃん】
「次は……これ……」

;◆SE　一度タッピングの音

;◆（参考URL　https://www.youtube.com/watch?v=QcHGZEshovc　最初は４３：２０辺りの音の感じを出してくださりますと助かります。音は、トトトン、と出すだけじゃなく、バリエーションだしてあげて下さい）

【妹ちゃん】
「……ネイルタッピング、というやつですわ？　私の……爪でー……これは私の小物入れ……をー……、トトトン……って、叩いたり……。
　爪で……軽く、引っ掻いてみたり……耳元ですることで……癒やして差し上げるというASMRです」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「ふふ……言われてもわかりませんよね？　ものは試しですわ。早速……やって、いきます……♪」

【妹ちゃん】
「（ネイルタッピングの演技。ゆったりとリラックスしたイメージ）」

【妹ちゃん】
「いかがでしょーか。ふふ……思ったよりも……リラックス出来る……音、でしょ……？
　色んな爪の音……聞かせてあげますからね…………」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「ほーら……にーさまは何も考えずに……。だーらだら……することだけ、考えていて下さいまし……♪」

【妹ちゃん】
「（ネイルタッピングの演技。静かな呼吸）」

【妹ちゃん】
「この音、好き？　……私の部屋にあるもので、いい音が出るものを選んだつもりなのですが。
　けっこーねー……物によって……音とかって、全然違いますのよ」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「後で……他の音も聞かせてあげますから……楽しみにしていて下さいまし……♪」

【妹ちゃん】
「（ネイルタッピングの演技。なんだか楽しそう）」

【妹ちゃん】
「次はー……んー…………これにしよーかしら……」

【妹ちゃん】
「コルクの板……♪　ちょっと厚めの……こもったみたいな音……楽しんで下さいまし……♪」

【妹ちゃん】
「（ネイルタッピングの演技。ゆったりとした呼吸）」

【妹ちゃん】
「そーいえばにーさまって、お料理お得意なの？　……ぅん。うん。……あ、そーなのね」

【妹ちゃん】
「ふふ。まー私も少しならお手伝いしてあげますので。
　面倒な作業は絶対にしませんけど。……なんですの？　不満なの？　さっき約束したのはにーさまなんですから。今更イモ引かないで下さいまし？」

【妹ちゃん】
「（ネイルタッピングの演技。兄になんの料理させようか悩んでいる）」

【妹ちゃん】
「コルクの板だと……ちょっと、デコピンするみたいに音出してみたりとか……少し強めに引っ掻いてみたりだとか……ふふ。
　さっきまでとは……また、全然違う音が出て……面白いですわね……♪」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「にーさまは……どちらの音のほうが、お好きかしら……？」

【妹ちゃん】
「（ネイルタッピングの演技。時々、楽しそうに笑っている）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「お利口さんに……おとなしく、お耳癒やしされて……にーさまは、偉い子ですわ……くすくす。
　あら。こうやって、お子様扱いされるのは心外？　ふふ。甘えてくださって宜しいのに」

【妹ちゃん】
「（ネイルタッピングの演技。甘やかすような、お姉さんな感じの呼吸）」

【妹ちゃん】
「……次は……どの音のやつ、しよーかしら。
　あ、そーだ。……これが……いい音、だったのよねー……（ガサゴソ物を漁っている）」

【妹ちゃん】
「これ。電球です。（電球を二度デコピン）。これが……いい音、するのでー…………」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「まったりして……聞いてて下さいまし……♪」

【妹ちゃん】
「（電球を叩く演技。深い呼吸を耳に押し当てるイメージ）」

【妹ちゃん】
「電球の方は……いかがですか？　先程の音より……高めで……かなり違う感じ、しますわよね……。
　キン……キン……と、きれいな……案外、澄んだ音…………」

【妹ちゃん】
「（電球を叩く演技。電球の音を楽しみながら）」

【妹ちゃん】
「……にーさまったら。ほんとーにうっとりして、聞いちゃって。まったく」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「そんな可愛いお顔してたら、わるい女の人に騙されちゃうんですからね。
　いもうとは心配ですわ？　……騙されるのは……わたくしからだけに、してくださいまし」

【妹ちゃん】
「（電球を叩く演技。あにを愛でている）」

【妹ちゃん】
「私……結構、がっこーでは……しっかりもので通っているんですのよ？
　先生からも、けっこー信頼は厚い方ですし」

【妹ちゃん】
「……だからこそ。お家では……ダラダラするのが……一番好き、なのですけれど」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「こーして……にーさまを甘やかすのは……ダラダラするのより……少しだけ、好き、かも……？
　ダラダラするよりダラダラさせるほうが好きだなんて……自分でも……知らなかったかも……」

【妹ちゃん】
「（電球を叩く演技。幸せそう）」

【妹ちゃん】
「あ、そーだ。最後はー……今まで使ったやつ、ぜーんぶを使って……ネイルタッピングしてあげますわ……♪」

;◆SE　箱・コルク・電球でネイルタッピング

【妹ちゃん】
「（ネイルタッピングをする演技。時々、アイテムを持ち替えている感じを出して下さい）」

【妹ちゃん】
「……ふふ。あーあー。もぉ……そんな嬉しそうなお顔しちゃって……くすくす」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「にーさまって……ほんとーにわかりやすいお方なんだから」

【妹ちゃん】
「（ネイルタッピングをする演技）」



■トラック９『おねがいにーさまお世話して』



;◆声　妹ちゃん、リスナーの隣の席に座っています。


【妹ちゃん】
「なるほど。これがにーさまのお料理ですか。なるほど。……なるほど？」

【妹ちゃん】
「ふつーですわ」

【妹ちゃん】
「え、ふつーに美味しそう。ところどころ雑だけど。私、おナスは小さめに切っていただく方が好みです。
　あとにーさま。アレを忘れていますわよ。食卓では絶対に必要なアレ」

【妹ちゃん】
「箸置き」

【妹ちゃん】
「えっ。なんですか。箸置き。絶対に必要ですわ。だって箸置きがなければ、一体どこにお箸を置くと言うの。
　お茶碗にお箸を置くだなんてそんな原始人みたいなマネは出来ませんの

【妹ちゃん】
「注文の多い妹だなぁ、じゃありませんわ？」

【妹ちゃん】
「むしろわたくしのような妹のお世話が出来るだなんて兄の本懐。大喜びで駆けずり回って頂きませんと。
　てゆーか、私はその分、たーっぷりにーさまのお世話をしたはずです。これは、とれーどおふ」

【妹ちゃん】
「まぁでは箸置きは良いとしましょう。それでは早速、いただきまーす」

【妹ちゃん】
「……もぐ」

【妹ちゃん】
「……！」

【妹ちゃん】
「おいひい！」

【妹ちゃん】
「にーさま。こちら、とっても美味しいですわ。もっと文句言おうと思ってたのに言えません。
　だって好みの味付けなんですもの。ちょっと薄味で……」

【妹ちゃん】
「……やりますわね、にーさま。これは花丸をあげざるを得ないのですが」

【妹ちゃん】
「でももっとにーさまを困らせたいのも事実。
　それで、しょーがないなぁって顔で甘やかしてもらいたいから」

【妹ちゃん】
「あそうだ。うぅ……わたくしの細腕では、このお箸は些か重すぎますわ。休憩しようにも箸置きも無いし。
　ああっ。もうお箸が持てないぃっ。誰か代わりにお箸持って食べさせてくれないかなぁっ」

【妹ちゃん】
「チラっ。……ちら、ちらっ……。誰かいないかなぁ……食べさせてくれるお方がいないかしらん……ちらっ」

【妹ちゃん】
「ふふふ。えーにーさま食べさせてくれるんですの？　もーどんだけ妹のお世話したいんですかー。
　くすくす、本当にお可愛らしい人なんですから……」

【妹ちゃん】
「……はい。…………あーーーーん。もぐ」

【妹ちゃん】
「………………」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「にーさまが……食べさせてくれたら……美味しさ百倍界王拳ですわ……♪
　やみーやみー。くすくす。もっとー……食べさせてくださいましー」

【妹ちゃん】
「あーーーん…………もぐ」

【妹ちゃん】
「……んーーっ♪」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「あんまりおいしーので、今日はぜーんぶにーさまに食べさせてもらおーかしら。
　くすくす……かわいい妹を、たーっぷり甘やかしてくださいまし。にーさま♪」



■トラック１０『サランラップでお耳癒やし？』


;◆参考URL（https://www.youtube.com/watch?v=ujRQurIYmBo）


;◆SE　足音（リスナーのもの）。リスナーが妹ちゃんに近づいていっている。妹ちゃんはソファーに座っている

【妹ちゃん】
「ぁ、にーさまお風呂出たのね。もう寝るの？　んー……だったら」

【妹ちゃん】
「寝る前の……最後のお耳癒やし、しましょーか？」

【妹ちゃん】
「うんうん。ほんっとーにあまえんぼーなんだから♪　ほら、こっちおいで」

;◆SE　リスナー、妹ちゃんに膝枕される

【妹ちゃん】
「うわ。何も言ってないのに膝枕しにきた。くすくす……すっかり、癖になっちゃいましたのね」

【妹ちゃん】
「さて、お可愛らしいにーさまにする最後のお耳癒やしは……コレ。サランラップですわ」

【妹ちゃん】
「ふふふ。サランラップなんて使ってどないすんねん、と言うお顔ですわね？
　まぁまぁ。ちょっと、動かないで下さいまし…………」

;◆SE　耳から頭にかけてサランラップをかぶせる。良い音が出る感じにして下さい

【妹ちゃん】
「（サランラップを巻く演技）」

【妹ちゃん】
「……できた。こうして……耳に……サランラップをかぶせてー……この上から……触れば……（耳に触れている）……あは♪　気持ちよさそー。
　……ね？　……少し……不思議な……音の感じ……するでしょう？　にーさま……このまま……触っていきますよ……」

;◆SE　サランラップの音、あんまりガサガサしすぎずに、最初は優しく押して、微かに音を出すぐらいで大丈夫です。徐々に強めに押していく感じでお願いします

【妹ちゃん】
「（サランラップを触る演技。ゆったりとした呼吸）」

【妹ちゃん】
「ふふ……サランラップをASMRに使うだなんて、人間の好奇心とは凄まじいものですわ。
　この宇宙への飽くなき探索こそが、人類の人類たる所以ですわ」

【妹ちゃん】
「指でー……やさーしく、押すだけで……くすくす。いい音が……出ちゃいますわね……♪」

【妹ちゃん】
「（サランラップを触る演技。心地よさそうな呼吸）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「にー……さまー……にー……さまー……♪　ねー……ホントに、嬉しそうなお顔、垂れ流し過ぎです。
　そんな可愛いお顔……家族にしか見せちゃ、駄目なんだからね……」

【妹ちゃん】
「私だけの……にーさま……♪」

【妹ちゃん】
「（サランラップを触る演技。楽しそうにしている）」

【妹ちゃん】
「そうだ。にーさま、明日のご予定は？　ふーん。……そなんだ。うんうん。……お暇なのね。
　私は……別に、予定が無い事も無いのですけれど」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「にーさまが……どーしてもってゆーなら。別に、一日開ける事も出来ますけれど。
　……いかが、しますか？　にーさまが……決めて下さいまし」

【妹ちゃん】
「え？　い……いや……一緒にやりたいこととか、あるわけじゃないですけど。
　なんですか。そゆのが無いと……わたくしと一緒に過ごせないとでもいうのですか」

【妹ちゃん】
「…………………………ぅん」

【妹ちゃん】
「……じゃあ……うん。……ふふ。わかりました。明日も……一緒に、すごしましょーね……」

【妹ちゃん】
「（サランラップを触る演技。幸せそうな柔らかい呼吸）」

【妹ちゃん】
「今日は……なーんにもしませんでしたけど……なんだか……楽しかったですわ……。
　くすくす。それにしてもにーさまって、耳かきが下手すぎね。お昼にやって頂きましたけれど……今度、レクチャーしてあげないと」

【妹ちゃん】
「鼓膜を破られそうでヒヤヒヤでしたわ？　わたくしのお耳は繊細なのですから、優しくお願いいたします」

【妹ちゃん】
「（サランラップを触る演技。ゆったりとした呼吸）」

【妹ちゃん】
「ほーら……力、抜いて？　寝る前のリラ～ックス……ですわー……♪
　力を抜けば抜くほど……睡眠の質は、上がっていきますからね……」

【妹ちゃん】
「（サランラップを触る演技。深い呼吸）」

【妹ちゃん】
「……（匂いを嗅ぐ演技）。やけにいい匂いがすると思ったら。にーさま。
　これ、わたくしのシャンプー使ってるでしょ。あ、あれ高いんですからね。勝手に使わないで下さいまし」

【妹ちゃん】
「それに男の人が髪からいい匂いさせてても仕方がないでしょ。……いやそりゃ、あなたの気分は良くなるかもしれないけど。
　にーさまは安いシャンプーで我慢してくださいな。私の髪の為に我慢してください。にーさまだって……私の髪の匂い、好きでしょ？」

【妹ちゃん】
「こ、こら。嗅がなくていい。嗅ぎに来なくていいから。……おとなしく、してなさいっ。もーっ」

【妹ちゃん】
「（サランラップを触る演技。少しだけドキドキしている）」

【妹ちゃん】
「ねー……。これは完全な世間話で、特に他意などは無いのですけれど」

【妹ちゃん】
「にーさまの……好きな女の子のタイプって……どんな子……？」

【妹ちゃん】
「………………」

【妹ちゃん】
「や……やっぱ、いい。やっぱ。言わなくて良いです。あの。忘れて下さいまし。
　ただちょっと、気になっただけですので。ホント、言わなくていいので」

【妹ちゃん】
「……変なこと聞いちゃったら、泣きたくなっちゃうだけなので」

【妹ちゃん】
「（サランラップを触る演技。若干、物思いにふけっている）」

【妹ちゃん】
「……はーい……にーさま♪　これにて、今日のお耳癒やしはおしまいです。
　サランラップ、剥がしますよー……」

;◆SE　サランラップを剥がす

【妹ちゃん】
「おつかれさまー…………でーーす…………♪」

【妹ちゃん】
「ふふ。眠そうなお顔。それではもうにーさまは、お眠りになるの？　……うん。
　わたくしは……もーすこし、ここでお茶でも飲んでいようかしら」

【妹ちゃん】
「うん。……おやすみなさいまし、にーさま。またあした、遊びましょーね」



■トラック１１『寝かしつけ』


;◆SE　ノックをしてから、ドアが開く音。リスナー、布団の上で寝転んで漫画を読んでいる。妹ちゃん、ドアを開けた所

【妹ちゃん】
「あ。廊下まで光が漏れてたから、どうしたのかと思ったら。漫画読んでる。
　眠る前にそういうのするのって、よくないのよ。せっかくいっぱいリラックスさせてあげたのに」

;◆SE　妹ちゃん、布団の前で膝を付いて話しかけている

【妹ちゃん】
「どしたの？　眠れないのですか？」

【妹ちゃん】
「……そっか」

【妹ちゃん】
「でしたら、わたくしがにーさまを寝かしつけて差し上げますわ。くす。恥ずかしいの？
　だーめ。眠れない夜ぐらい誰にだってあります。それを大人だからって誰も頼れないなんて寂しいもの」

【妹ちゃん】
「兄妹なんだから。そのぐらい、させて下さいまし？　ほら……電気消しますわ」

;◆SE　ヒモを引っ張って電気を消す音

;◆SE　妹ちゃん、リスナーの頭側に座る。

【妹ちゃん】
「……しょ」

【妹ちゃん】
「ほら。目。閉じて」

【妹ちゃん】
「……ん。ほら。何も心配することありませんわ。私が見ていてさしあげますので。ほーら……力、抜いて……ぅん」

;◆声　ここからのセリフは、微かな声で囁きかける感じでお願いします。

;◆SE　優しく頭を撫でる

【妹ちゃん】
「いいこ……いいこ……はぁい……頭、なでなでしててあげますから……もう……ねんね、しましょーね……」

【妹ちゃん】
「（頭を優しく撫で続ける演技。寝かしつける）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「ゆーっくりと……呼吸……してみて……。……そうそう。お腹……膨らませながら、息を吸うイメージ……ん……上手ですわ♪
　いいこ、いいこ……♪」

【妹ちゃん】
「（頭を優しく撫で続ける演技。寝かしつける）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「なで…………なで…………♪　おねんね、じょーず、ですわ……にーさま……♪　なで……なで……」

【妹ちゃん】
「（頭を優しく撫で続ける演技。寝かしつける）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「昔は……にーさまの方が……こうして、わたくしを寝かしつけて下さいましたね……。
　くすくす。これも、とれーどおふ、ですわ♪　にーさまが私に……たくさん優しくしてくれたから」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「ダラダラが大好きな私でも……にーさまのお役になら立ちたいって思うのです」

【妹ちゃん】
「（頭を優しくなでつける演技）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「……ホントはね……？　わたし……もっと、あなたの隣に居たいんですよ。
　ずぅーっと……お世話してもらって……甘えたいなぁ……って思っているんですの」

【妹ちゃん】
「でも。わたくしは。……常識人ですので。くすくす。……ちゃんと、分を弁えているのです。ね。それがいちばんでしょう？

【妹ちゃん】
「（寝かしつける演技）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「なでなで……なでなで……にーさま……にーさま……にーさまぁ……」

【妹ちゃん】
「（寝かしつける演技）」

【妹ちゃん】
「そろそろ……もう……オネムのようですね……？　ふふ、大丈夫ですわ。眠りに落ちるまで、ちゃんとここで見てるから」

【妹ちゃん】
「（寝かしつける演技）」

;◆声　ささやき

【妹ちゃん】
「おやすみなさいまし、わたくしだけのにーさま……♪　またあした……妹として、たっぷり、甘えさせてくださいね」