ようこそお越しくださいました。 初めましての方も、そうでない方も。 本日はこの音声を聞いてくださっている皆様へ、未知の体験をお届け致します。 さて、では早速本題に参りましょう。 そう、催眠術です。 皆様も言葉ぐらいは聞いたことがある…、のではないでしょうか。 皆様の中には既に何度も体験なさっていて…、その素晴らしさを体感して頂いている方も、あるいは私の声に夢中になって何度も聞いて頂いている方も中には… おられるのではないでしょうか。 初めましての方も二度目ましての方も……、それ以上の方も。今、この音声を聞いている時間だけは夢心地の世界へ、ともに旅立ちましょう…。 では、始める前の注意点についてご説明致します。 まずは1点目。必ずイヤホンを着用してお聞き下さい。イヤホンを使うことにより、素敵な体験をお届け致します。 続けて2点目。深い椅子に座る、又は横になった状態など、そのまま寝てしまっても問題のない、楽な態勢でお聞きくださいますよう、お願い致します。 そして3点目。部屋の中は極力暗く、そして静かな状態でお聞き頂くことをお願いしております。スマートフォンのバイブレーション機能も、オフにして頂く、または機内モードなどの、途中で通知音が鳴ることのない状態にして頂くようお願い致します。夢の世界に旅立っている間に……、無粋な電話やメッセージで現実の世界に引き戻されるのは、皆様としても望ましくは無いでしょう? 最後に、この音声は、必ず誰かが途中で部屋に入ってくることのない状態でお聞き頂くようお願い致します。 以上4点の注意事項、満たして頂いた上で、ご視聴頂きますよう、お願い申し上げます。 おっと、最後にもう一つだけ。仰々しく注意点を説明致しましたが……、どうか、身構えることなく、好きな音楽でも聴くような、楽な状態でお聞き頂きますよう、お願い申し上げます。 準備ができた方は、次に進みましょう。 * さて、準備をして頂いたようですので、今から、素敵な体験をして頂く準備を始めていきましょう。 まずは、皆様の緊張をほぐす所から。 心と身体の余分な力を抜いてやることで……、リラックスして頂く。 それが素敵な体験をして頂くにあたっての秘訣です。 ではまず、身体の力を少し抜いてやりましょう。 両手を胸の前で組んで下さい。布団を被っておられる方は、布団の上で。 準備はできましたか?はい、ありがとうございます。 ではその状態のまま、手のひらを天井に向けて伸ばすように、ぐーーっと伸びをしましょう。 ぐーーっと。 はい、お疲れ様でした。両手をほどくようにすとん、と力を抜きましょう。 どうです?これだけでも、かなり身体の力が解けたことが実感頂けましたでしょうか。 同じようにもう一度、伸びをしましょう。今度は、私が3つ数えます。0になったら、一気に力を抜いてみましょうか。 はい、両手を前に組んで。 ぐーーっ、と伸びをしてー その調子です。 では、3つ数えますね。 3,2,1,0。 すとーん……。 はい、よくできました。素晴らしいですね。 いかがでしょうか。先ほどよりも更に力が抜けて、身体が少し楽になってきたことを実感して頂けたかと思います。 それでは続けて、全身の余分な力を順番に抜いていきましょう。 まずは右手から。 右手でグーを握りましょう。親指を他の指で包み込むように。 そうそう、その調子です。 ではそのまま、ありったけの力を込めて、固く、固く右手を握りしめてください。 右手の力の全てをこぶしに集めるように、ぎゅっと握りしめてください。 手が震えるくらいに強く。 そう、素晴らしいです。 そのまま、そのまま。 少しつらいですか? つらければつらいほど、右手の力が拳に集まっている合図です。 力を集めれば集めるほど……、抜けた時が楽になる。 ですから、今は私を信じて、ありったけの力を込めて、ぎゅーっと握りしめてください。 まだ、頑張れますね? もう少し、もう少し。 今から、私が先ほどと同じように、3つ数えます。 3つ数えて0になったら、右手の力を一気に抜きましょう。 すると……、右手の全ての力が抜けます。 では、数えますね。 3,2,1,0。はい。お疲れ様でした。 右手の全ての力が一気に抜けます。動かす力さえも。 全ての力が抜けると……、右手がずっしりと石のように重く感じられますね。 それが全ての力が抜けた合図です。動かす力も、全て抜けきってしまいましたので、右手の本来の重さが感じられています。 動かす力も抜けてしまいましたので……、右手はほら、もう動かせない。 リラックスできている証拠ですね。 では続けて、同じように左手を。 はい、握りこぶしを握りましょう。 そのままぎゅーっ、と握りしめて。 先ほどと同じように、ありったけの力を込めて。 ぎゅーっと、ぎゅーっと。 思いっきり、握りしめて。 そう、頑張っていますね。 もう少し頑張りましょう。 力を込めれば、込めた分だけ後に気持ちよさが待っていますからね。 さ、頑張って。 ぎゅーっと、ぎゅーっと。 もう少しだけ。 数えていきましょう。 3,2,1,0。 すとーん……、はい、お疲れ様でした。 左手も右手と同じように、ずっしりと動かす力まで完全に抜けきって……、とても楽になりましたね。 続けていきましょうか。 次は足です。 今度は……、両足一気に力を抜いていきましょうか。 まずは両足の指先を曲げるようにして……、ぎゅっと力を込めてください。 そう、その調子です。 普段は意識的に力を入れることのない場所ですから、少しつらいかもしれませんね。 では続けて、足の指先に力を入れながら……、太ももにも力を込めてください。 意識的に力を入れるのはつらいですか? 頑張りましょう。 頑張れば頑張った分だけ、力が抜けた時が楽になります。 もう、体験して頂いていますね。 もう少し頑張りましょう。 あなたなら大丈夫。 しっかりと力を込めて……、普段は意識しない力を、意識的に集めて、一気に抜いていきます。 さ、もう少しだけ。 では、今から数えて行きます。こんどは両足ですから、5つ、数えます。0になったら、力を抜きましょう。 5,4,3,2,1,0 はい、お疲れ様でした。よくできましたね。 意識していた力が完全に抜けて……、とても楽に、そして重く、重く感じます。 足は普段から全体重を支えていますから、その分筋肉の量も多い。今日は普段から頑張っているご自身の足を、力を抜いてねぎらってあげましょう。 そう意識するとほら、さらに力が抜けて。 どんどん重く、ずっしりと。 さ、足の力が完全に抜けてしまいましたね。 これで、両手両足の力が完全に抜けて、とても楽になりました。 どんどん力を抜いていきましょう。 次は身体です。 身体は既に両手両足の力が抜けていますから……、少し意識するだけで、簡単に力が抜けていきますね。 もっと力を抜いてあげましょう。 今から胸いっぱいに息を吸い込んで下さい。 すぅーっと。そして、止める。 いっぱいに吸い込んだ息を止めてあげてください。 するとほら、胸とおなかに力が入っているのがわかりますね。 これを、今から3つ数えて0になったら、口から一気に吐き出してください。 では数えます。 3,2,1,0。一気に吐き出してーーーーっ、息と一緒に身体の力も一気に抜けます。 身体もずーんと、重さを感じる。 さあ、これで首から下の力が全て抜けてしまいました。もう動かす力まですべて抜けきって、リラックスしきっている状態です。 さ、最後に頭の力を抜いていきましょう。 ここまでで、もし目を開いていたならば目を閉じて。 そして、眉間にしわを寄せるように、頭にぐっと力を入れていきましょう。同時に耳の奥にも力を入れる。難しそうなら、どちらか片方だけでも構いません。 そのまましっかりと頭の力を入れていきましょう。 最後に残った部分ですから、力を入れ切ってしまって、一気に楽になりましょう。 もう少し、もう少しです。 さ、頑張って。 頭の力の全てを眉間と耳の奥に込めて。 ゆっくりと、5つ数えます。 5,4,3,2,1,0 はい、お疲れ様でした。 ふっ……、っと力を抜きます。 ずっしりと、頭に重みを感じます。 これであなたの全身、余すところなくすべての力が抜けきってしまいました。 不思議な感覚ですね。動かす力もすべて抜けて、完全な脱力状態。 でも、それがとても心地よい。 さて……、これで体の力は完全に抜け切りました。 では、残っている部分。そう、心です。 * 今から心の力を抜いていきます。 ゆっくりと、深呼吸をしましょう。 鼻から優しく息を吸い込んでーーーー……、口から楽に吐き出してーーーー……。 そう、その調子です。 もう一度。 ゆっくりと吸ってーーーー……、吐いてーーーー……。 吸ってーーーー……、吐いてーーーー……。 そのまま、自分のペースで、楽な深呼吸を続けましょう。 今から、10から0まで3回数えます。 1度目を数え終わると、意識がぼんやりと、かすみがかり、眠たいような感覚になって行きます。 2度目を数え終わると、だんだん考えるのが面倒くさくなる。 3度目を数え終わると……、起きていて、ちゃんと私の声も聞こえています。でも、それだけ。 何も考えず、ただぼーっと起きて息をして、私の声を聴いているだけ。そんな、心の力も抜けきった、完全な無意識状態になります。 では早速。 1度目を数えて行きましょう。 10(ただ呼吸をするだけ) 9(ぼんやりとしてきます) 8(楽に、楽に。) 7(眠たいような) 6(意識が薄らいでくる) 5(楽に、楽に) 4(ふわふわと) 3(でも眠くはありません) 2(ぼんやりと) 1(意識が薄らぐ) 0 少し、楽になりましたね。そのまま楽に深呼吸を続けて。 続けて2度目を数えて行きます。 10(先ほどよりも意識が薄らいで) 9(さらにぼーっと) 8(だんだん考えるのが面倒くさくなる) 7(ただ起きているだけ) 6(何も考えず) 5(ただ呼吸をするだけ) 4(それがとても心地よい) 3(ぼんやり、ぼんやりと) 2(意識が薄らいでくる) 1(考えるのが面倒くさい) 0 さあ、先ほどまでより更に心の力が抜けて。 もう何も考えられない。 でも、ちゃんと起きています。 さ、最後のカウントダウンを始めましょう。 10(さらに意識が薄らいでいく) 9(もう何も考えず) 8(ただ呼吸をしているだけ) 7(ただ私の声を聴いているだけ) 6(それが心地よくて) 5(ずっと続けていたくなる) 4(ふわふわと) 3(ただ息をするだけ) 2(力が抜ける) 1(意識も落ちる) 0(すべてが、落ちる) あなたは今……、心も身体も、全ての力が抜けきって、かつてないほどのリラックス状態になりました。 起きています。でも起きているだけ。ただ息をして、私の声を聴いているだけ。 それが、たまらなく心地よい。 さあ、心と身体の力が完全に抜けて、催眠にかかる準備が出来ました。 今から、あなたの心の更に深い、深い奥底に、私とともに降りて行きましょう。 その心の深い奥底に、不思議な、そしてとても甘い世界が待っています。 下りの階段をイメージしましょう。 底が見えないほど深い、深い階段。 この階段を一番下が、あなたの深い、深い心の奥底まで繋がっています。 ゆっくりと会談に足をかけて、まずは10段。降りて行きましょう。 10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,0 さて、降りてみましたが、まだまだ階段は続いています。 もう10段、降りてみましょう。 10,9,8,7,6,5,4,3,2,1、0 かなり深いところまで降りてきましたが、あなたの心の奥底はまだまだ深いところにあるようで、なかなか底が見えません。 踊り場につきました。 辺りを見回すと……、おや、こんなところにエレベーターがあります。 このエレベーターは、底が見えないほど深い貴方の心の奥底に、一気に降りていけるエレベーターのようです。 これを使って、底が見えないほど深い、深い貴方の心の奥底に、一気に降りて行きましょう。 ボタンを押して、ドアを開けます。 ゆっくりと、中に入っていきましょう。 ドアが閉まります。 このエレベーターは、およそ10秒で、深い心の奥底に、一気に降りていけるようです。 さあ、このボタンを押すと、下降が始まりますよ。 底が見えないほど深いところに一気に降りていきますので、ジェットコースターに乗っているような、あのふわっとした感覚が襲ってくるかもしれません。 では、ボタンを押します。一気に降りてゆく。 10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,0 さあ、着きましたよ。 ここがあなたの心の一番深い奥底です。 エレベーターのドアが開きます。 開いた先は……、真っ暗で、何も見えません。 何故真っ暗なのか。 それは、ここがあなたの意識の最も深いところ、無意識の世界だからです。 ここにはあなたが覚えていない感覚や記憶、眠っている感覚が全てごちゃ混ぜになってしまわれています。 ですから、簡単にたどり着くことはできませんし、見ることもできない。 けれどこの世界は確かにあなたの中に存在していて、普段は知覚することのできないたくさんのものがここに詰まっています。 例えば……、普段あなたは一人で快楽を得る時、快楽を感じられる部位。すなわち、クリトリスや乳首などを刺激することがほとんどだと思います。 ところが、実は人体はどんな場所でも、本来ならばクリトリスや乳首と同じくらい、あるいはそれ以上に快楽を得ることが出来るようになっています。 しかし、普段から身体のどこを触ってもそんな快楽を感じてしまうと……、日常生活が送れなくなってしまいますよね。 ですから、人は無意識に、通常は必要以上の快楽を得られないよう箱にしまって制御しています。 その感覚の箱が全てしまわれているのが、今あなたがいるこの世界です。 ここでは、あなたの普段は無意識で抑えている快楽が、全て自在に取り出すことができます。 おや、信じていませんね? では、実際に試してみましょうか。 そうですね、この辺りの小さな箱を……、これは左手の手のひらの箱のようですね。まずはこれから開いてみましょうか。 3つ数えて指をパチンと鳴らすと、箱が開きます。さ、開きましょう。 3,2,1,0(パチン) こうするとほら、箱が開きました。 今、あなたの左手の手のひらは、抑えられていた快感を感じる器官が、全開になっている状態です。 では、左手を開いて……、あぁ、今は完全に力が抜けきっていて動かない状態でしたね。でも大丈夫。 私がお手伝いします。ほら、左手が私に手伝われてゆっくりと開いてゆく。 敏感な方ですと、もう既に箱が開いている実感があるかもしれませんね。 さて、では開いた左手の手のひらを、今度は右手の人差し指の指先を使って、ゆっくりと円を描くようになぞる。 ゆっくりと右手を動かしていきますね。 ゆっくりゆっくり、人差し指を近づけて……、ほら、届きました。 そのままゆっくりと左手の手のひらを、円を描くように。 ゾクゾクしてきましたか? これが、あなたが左手の手のひらで本来感じられる快感です。 では続けてもう一つ小さな箱を、開いてみましょう。 これは……、ちょうどいいですね。あなたが今、左手の手のひらをもてあそんでいる、右手の人差し指の箱です。 これが開くということは……、クリトリスでクリトリスを触っているようなもの、ですね。 さあ、いったいどんな感覚が襲ってくるのでしょうか? 開きましょう。 3,2,1,0(パチン) ほら開いた。 今、あなたがどれだけ快楽を感じているのか。 普段では絶対に体験できない、ぜいたくなぜいたくなオナニーです。 もしかしたら……、我慢できずに声を漏らしてしまうほど、かもしれませんね。 あ、そうそう。指を動かしているのは私なので……、止めることはできませんよ。ちゃんと、イきそうでイけない、甘い、甘い快楽を得られるギリギリのラインで、コントロールしてあげましょう。 さて……、次はどんな箱を開けましょうか。 そういえば……、髪の毛も、皮膚の一部である、ということ。 ご存じでしたか?髪の毛の1本1本にも細胞が通っており、感覚があります。 髪の毛の本数が何本あるか、ご存じでしょうか? およそ11万本、と言われています。 これら1本1本にもすべて細胞が通っています。 さて……、このすべてが、クリトリスと同じ感度になったとしたら。 あなたは一体どんな感覚に襲われるのでしょうか。 ふふ、待ちきれませんか?では、箱を開けてみましょう。 箱が大きいので……、5つほどかかりそうですね。開いていきます。 5(頭皮から感覚が広がって行って) 4(髪をはっきりと意識してしまう) 3(それら1本1本の感覚が全て) 2(快楽に) 1(変わってゆく) 0(パチン) さあ、髪の感覚が開きました。 おやおや、刺激が強すぎましたか? ずいぶん悶えていらっしゃる。 さて、普段は味わえない快感を感じて頂いてはいますが……、 そろそろこの状態で、いつも気持ちのいい場所。あなたが普段一人でするときに触っている場所。 その場所の箱を開けたらどうなってしまうか。試したい……、ですよね? クリトリス、乳首、膣の中。あるいは子宮。もしくは……、そのすべて。 さあ、あなたが望む場所はどこでしょう。 貴方が望んだ場所に、私が両手を動かして。準備をします。 その場所の箱を、3つ数えて開きます。 開くと同時に、刺激が始まる。触り始めてしまう。 頭が真っ白になるほどの、甘美で鮮烈な快感が、あなたを襲います。でも、まだ絶頂はさせません。絶頂するかしないか、ギリギリのラインの刺激。 そのコントロール方法は……、私があなたの手を借りているとはいえ、あなた自身の手ですから。手が一番良く知っています。 さあ、開きましょう。 3,2,1,0(パチン) 始まる。今まで体感したことのない快感が全身を襲う。 気持ちよくてたまらない。 さあ、そのままクライマックスです。 全身すべての箱を開いてしまいましょう。 今から10数えて0になるとすべての箱が開く。 頭がおかしくなるほどの快感が、全身を稲妻のように貫く。 それと同時に、両手はコントロールを失い、絶頂しようと動き出す。 さあ、未知の快感を、味わいましょう。 10(こみあげてくる) 9(全身の皮膚が) 8(髪の1本1本から足の指先まで) 7(どんどん感覚が広がってくる) 6(気持ちよくてたまらない) 5(こみあげてくる) 4(箱が、少しずつ開く) 3(コントロールが失われてゆく) 2(いきたい、いきたい、いきたい) 1(さあ、箱が開きます) 0(パチン) 全身がおかしくなる。体の全てがクリトリスとなり、快感が突き抜ける。 もう、気持ちよすぎて何も考えられない。 気持ちいいことだけが考えられる。 快感に溺れる。 頭が真っ白になる。 さあ、しばしその快楽に溺れてください……。 * さて、未知の体験はいかがでしたでしょうか。 今から、あなたを無意識の世界から、現実の世界へと連れ戻します。 ですが……、この箱の存在は知ってしまいました。 私は、いつでもあなたの快楽の箱を、開くことができます。 私はあなたの無意識の世界とつながっています。 その道を、あなたが無意識の世界から帰ると同時に、あなたの無意識の世界に残していきます。 また、遊んであげましょう。 では、帰りのエレベーターに乗りましょう。 このエレベーターは現実世界に直通です。 今度は逆に、1から10へと。登っていきます。 10を数えて手をたたくと、あなたは目を覚まします。 快感の余韻と、私による箱のコントロール権を残しながら… では、登っていきましょう 1(少しずつ、感覚が正常に戻っていきます) 2(薄らいでいた意識が、徐々に形を取り戻す) 3(手足の感覚も、少しずつ取り戻す) 4(しっかりと物を考えられるようになる) 5(一気に目を覚まします) 6 7 8 9 10(パチン) お帰りなさいませ。未知の世界の体験ツアーはいかがでしたでしょうか。 もし、気に入って頂けたようでしたら、また、ぜひいらしてくださいね。 それでは、お疲れ様でした。