お~い! お疲れ様~!  もうこっち、OKだよ〜!  休憩入って下さ〜い!    うっす。お疲れぃ。順調みたいだね!  いや~悪いね、短期さんにこんな仕事までお願いしちゃって。  でも、お陰さんで終わりそう。助かるわ~!  ほーんとありがとね。  そんでさ。    こっから休憩室行く道、わかんないしょ?  あたしもBタウンまで行くから、よかったら案内しようと思って。      いやいやとんでもにゃい。  ついといで~♪      ははは。  ほんっとこの店、異常に広いかんね~。  入ったばっかの子とか、短期バイトさんは大体迷うのさ。  あたしも最初は苦労したよ。    そーそー!  だから、見かけたらいつもこうして一緒に行くようにしてんの♪  ん~? あたしぃ?  そうだねぇ。けっこー長いよ。  もう何年いるんだっけな……うちの子がまだ中学生だった頃だから……。  ……あ! なーちゃん!  お疲れお疲れ~!  なーちゃんも休憩するとこ~?  そうそう。  新野さんの代わりに、倉庫の作業手伝ってもらってたのさ。  これから休憩室まで案内するとこ~。      んー♪ どしたん? なんかあったん?  お? なんか緊急事態?  あたしいない方がいい?  んんん?  ……ぁ。もしかして……。      ……もしかしちゃってんじゃん。  全部止まってんね。      よーし……。  したらさ、まずはあれだな。  あなたさ、こいしかわのご住所、実家? お一人暮らし?  なるほどね。  ……んじゃあ、あたしまずはマネージャーと話してくるわ。  なーちゃん。代わりに休憩室まで案内したげて。    あ、後さ、なーちゃん。高速って確認した?  そっちはまだ動いてんのかな。    そっか。じゃあまぁ、なんとかはなるか。  よしわかった。後はどうにかするから任せとけ。  あなたも、安心していいかんね。