【あとがき、設定資料集】 ※ この資料集には多少のネタバレを含むため、 音声作品+おまけプチ小説5.5話を一通り楽しんでいただいた後に閲覧する事をおすすめします。 ⭐︎初めに 当作品【桜色☆からーず】をお買い上げ頂き、誠にありがとうございます。 こちらでは、当作品に興味を持って頂き、より作品の設定や物語を知りたいという方のために執筆した、いわゆるファンブックになります。 裏設定が多く盛り込まれた内容のため、知らなくても作品を楽しめるようになっております。 ご覧頂き、より皆様に楽しんで頂ける事を心から願っております。 ⭐︎作成コンセプト 当作品は『呪い』×『超純愛』をコンセプトに作られた18禁音声作品でございます。 魔法(法術)や呪いなどの設定、ファンタジー要素の多い世界観になっております。 作中では主人公やヒロインは、自身の呪いを解くために、呪いを管理する組織と日々戦っておりますが、 今回は主人公とヒロインの束の間の日常にスポットを当てて物語を作成しております。 全体的にイチャイチャがメインとなっておりますので、ゆるーくお楽しみいただけたらなと思います。 また、トラック1〜7まで繋がるようなストーリー構成になっておりますので、順番に聴いて頂いた方がより楽しめるかと思います。 ⭐︎全体の世界観設定について 【桜色☆からーず】では、ファンタジーな世界観を題材に脚本が作られています。作中では、 『法術』と呼ばれる魔法に似たものが存在し、 『呪い』と呼ばれる罪の証が存在します。 ・呪いについて 呪いとは、その人に課せられた枷のようなものであり、それぞれ呪いの内容は異なっている。 この呪いによって世界から『権力者にとって都合の悪い要素』を排除し、 民を支配し、都合良く管理しようとしているのが、現皇帝の意志。 呪いの印は必ず身体のどこかに刻まれている。印の見た目は人によって異なる。 呪いの一例として、 ・『異性に触れられない』呪いは、異性に触れると異性側がペナルティを課せられる、『行動制限型』の呪い。 ・『身体が女性になる』呪いは、呪いが解除されない限り永遠に女性の身体という、『常在型』の呪い。 大きく分けるとこの2種があり、『常在型』の方が罪は重く、複数の呪いを所持する者も存在する。 この呪いはこの世界の権力者(現皇帝、貴族、王族の血筋の者)によって管理されており、自在に操る権利を持っている。 呪いを管理している本元は大きな球体の物体で、その物体が人々の身体に直接干渉し、呪いを振り撒き、呪いによって人を縛る。 仮に呪いを外そうとするならば、権力者を説得して枷を外してもらうか、その球体そのものを破壊するしかない。 呪いは世界にとって害を振り撒いた者だと管理者が判断した場合、独断によって付与される。 その場合、当事者は一度意識がない状態で球体の前に運ばれて付与される。 記憶を消されるため、この球体が本元である事は一部の管理者しか知り得ない情報である。 なお、呪いを持つ者が子を産んだ場合、その子にも同じ呪いが引き継がれる。 ・法術について 馴染み深い言葉で表すと、魔法。5種の属性があり、それぞれ役割や内容が異なる。 属性は赤、青、白、緑、黒の5色の名の属性。 その色ごとに得意な事が異なる。 例えば、 ・赤を持つものは火を操る法術が得意 ・青を持つものは水を操る法術が得意 と、いった感じの違いがある。 赤→火 青→水 白→光 緑→風 黒→闇 もちろん上記以外にもそれぞれの属性で出来ることはあり、 5.5話の『身体を弱体化させる雨』や『水竜』は青の属性の法術である。 俗に言う特殊体質を持つ例外がいるが、今回の作品では関係がないため省略するものとする。 ⭐︎キャラクター設定や裏話について ・ヘラについて 『異性に触れられない呪い』にかかった、本作のヒロイン。 現皇帝の許嫁という事もあり、ビジュアルはとにかく美少女でスタイルも抜群の女の子となった。 名前の『ヘラ』の由来はギリシャ神話では最高神ゼウスの正妻並びに女王だった事から。 ちなみに呪いの印はおへそのところにある。赤色のハートマーク。 女の子の身体に慣れていない主人公をグイグイ攻めるメインヒロインという案が最初からコンセプトにありました。 呪いのせいで恋愛経験は0。身体は女性、中身は男性の主人公が、彼女にとっては唯一触れられる『異性』。 そんな奇妙な関係と特別感を描きたい結果、彼女は必然と処女になった。 本編での言及はないが、ヘラの呪いは『先祖代々受け継がれ続けてきた呪い』である。 元女王の血筋であるヘラや先祖の女性は皆、例外なく『20歳になれば現皇帝と婚姻を結び、生涯尽くす』事と決められている。 そのための縛りの一種として、他の異性との交流を一切根絶するために、『異性に触れられない呪い』を植え付けられている。 20歳までは自由を認められ、20歳になれば妻として結婚を強いられる。 本編の時系列で言えば、 ・トラック4、季節冬にて19歳の誕生日を迎える。 ・一年後、20歳。その後春にて結婚式の開催。トラック5・5話。 ・さらに一年、21歳。トラック7。 余談の話だが、ヘラの先祖達の女性は皆、『結婚したのは同じ現皇帝』である。 つまり現皇帝とは移り変わる存在なのではなく、数百年ずっと同じ人なのだ。不老不死。 そうなると、ヘラは『現皇帝とヘラの母との子供』なのでは?という疑問があるが、父親は現皇帝とは別の人。 血の混入、血の濃さを避けるために、毎度全く違う男性があてがわれ、種を孕ませているということになる。 結婚したのは現皇帝。だが父親は別の男。だが仕えるのは現皇帝という、なんともまぁ救いのないNTRなのである。 喜怒哀楽がはっきりしている明るく元気な女の子だが、 元王族の血筋のルールによって定められた結婚という、絶対的運命に縛られ苦しむ少女でもある。 本当は運命なんて受け入れたくなくて、必死にその運命に抗おうと、強い意志の元で呪いを解く旅に出た。 トラック1〜7に進むにつれて、彼女の心境が少しずつ変わっていく様はこの作品の一つの重要ポイント。 ぜひじっくり聴いて感じて頂きたい。 全く戦う姿がないので完全なる裏設定になるが、実は女性時の主人公よりは遥かに強かったりする。 バリバリ前線で戦えちゃう。運動神経も抜群で、様々な武具を使いこなすことが出来る。得意なのは剣術。 むしろ女性版主人公が弱すぎるくらいだったりする。 ちなみに法術も使える。 得意な色は、赤・緑である。 その他情報、 ・得意料理はオムライス。ケチャップで絵をかいて食べるのがマイブーム。 ・服装は露出度高めの服が好き。露出狂予備軍。 ・普段は明るく気丈だが、意外とメンヘラ気質。嫉妬深い。 ・100m走、9秒95(日本記録タイ) ・主人公(きみ)について 『身体が女性になる』呪いにかかった貴方。 女性版は制限がかかっているせいか身体能力は一般人以下で、法術も使えない。 見た目についての余談だが、呪いのせいか髪は白髪になり、中性的な顔立ちをしている。 この事から、ぱっと見は男性か女性かの見分けがつきづらい。 5.5話を見て驚いた方もいらっしゃるだろうが、実は本来の貴方は凄く強かったりする。 『一時的に男に戻れるが、半日以内に誰かにヌいてもらわないと死ぬ薬』を飲んだ結果、 男性に戻った貴方は高い身体能力、戦闘能力とレベルの高い『青』の法術を使用する事が出来る。 兵士の1人がドーピングと勘違いしていたが、実はドーピングではなく、『素であの実力』を持っていたのだ。 となると、貴方は何者?という話になるのだが、そこは貴方のミステリアスな部分。 堂々と胸を張ろう。 武器は蒼い傘。服装は袴、和装。 ⭐︎あとがき 今回の【桜色☆からーず】は本サークルにとっては初作品となり、 これからも『からーずシリーズ』としてシリーズ化される予定となっております。 『からーずシリーズ』は全てこの世界観設定で描かれるため、 今後の作品にスムーズに入り込むためにも知っておいて損はないかと思います。 『からーずシリーズ』は物語に力を入れ、設定や世界観に重点を置くコンセプトであり、 楽曲や小説などの様々な要素を加え、全体的に『面白くする』事を意識して創作しました。 沢山の人にお楽しみ頂ける、そんな作品になっていればいいなと思います。 もしも皆様のお声が大きければ、 イチャイチャを全盛りした『アフター』の製作も考えております。 ですのでよければたくさんお聞きいただき、沢山楽しんでいただき、 よろしければレビュー等に書き込んで宣伝していただけると幸いです。 感想等もお待ちしております。 最後に、この作品をご購入頂き、誠にありがとうございます。 そしてこのあとがきまで見て下さり、本当にありがとうございます。 あとがきまで見て下さった方は恐らく少数になるでしょうが、 脚本を隅々まで見て下さるのは、作家冥利に尽きるというもの。 本当にありがとうございます。 また、初作品なのにも関わらず、見つけて下さってありがとうございます。 ぜひとも引き続き作品の隅々までお楽しみ頂き、ご縁があれば次回作にもご期待下さい。 もふもふらすくは、今後とも進化し続けるサークルであり、 作品を面白くするための挑戦をし続けるサークルであり続けます。 皆様が望む限り、そして私が望む限り、 私は筆を取り、物語を綴り、世の中を楽しませ続ける所存です。 なので今後とも末長く、もふもふらすくを宜しくお願い致します。 筆者、いかレモン