・タイトル: 『領主様のお耳事情シリーズ』第1弾 「領主様のお耳事情〜年上幼馴染兼専属メイドは、休息という名目で甘やかしたいようです」 トラック1:たまには休憩も大切ですよ。殿下(プロローグ) ;SE:扉をノックする音 ;SE:1秒後くらいに扉を開く音 ;ボイス位置:9→16→15 移動しながら 【リリシア】 「失礼いたします、殿下。紅茶のお代わりをお持ちしました」 ;SE:リリシアがティーカップを置く音 ;ボイス位置:15 普通の会話 【リリシア】 「殿下。使用人は皆、先に休憩をいただきました」 【リリシア】 「殿下も、そろそろお休みになられてはいかがでしょう?」 【リリシア】 「……はぁ(呆れたような溜息)」 ;ボイス位置:7 諭すように優しく 【リリシア】 「──殿下」 【リリシア】 「差し出がましいことを言わせていただきますが、もう休んでください」 【リリシア】 「昨日も一昨日も、殿下はずっと書類とにらめっこして……。やっとお休みになられたと思ったら今度は領地の巡回……。ここしばらく、お仕事以外のことをしている姿を見ていないような気がします」 【リリシア】 「殿下は頑張りすぎです。少しはご自分のことも大切にしてください」 【リリシア】 「そうでなければ、殿下が倒れてしまいます」 【リリシア】 「もし殿下が倒れてしまったら、わたし……」 //ちょっと間を置いて 【リリシア】 「いえ、わたしだけではありません。この屋敷で働くみんな、同じくらい殿下のことを心配しています」 【リリシア】 「……わざわざ言わずともわかります」 【リリシア】 「誰よりも民を愛している貴方のことです。わたしがここまで言っても、まだ仕事や領地に住む民のことが大切だと仰るのでしょう?」 ;ボイス位置:7 少し間を置いてから 【リリシア】 「殿下の考えなんてお見通しです」 【リリシア】 「わたしを誰だと思っているのですか? 殿下の幼馴染であり、何年も仕えてきた専属メイドですよ? 貴方のことをずっと側で見てきたんですから、その程度のこと、簡単にわかりますよ」 【リリシア】 「だから同時に、わたしが何を言ったところで殿下は聞いてくださらないこと、言葉だけでは貴方の心を動かせないことも、わかってしまうのです……」 【リリシア】 「ああ、いえ。別に謝罪を求めているわけではありません。ただの事実確認ですから、お気になさらず」 【リリシア】 「……何が言いたいのか、わかりませんか?」 【リリシア】 「つ・ま・りぃ」 ;SE:足音(カツカツ) ;ボイス位置:7 急接近 【リリシア】 「わたしも手段を選ばないと決心しました♪ さ、行きますよ」 ;SE:リリシアに強引に椅子から立たされる音(ギィィ) ;SE:ふたりが歩く音 開始(コツコツ) ;ボイス位置:16 普通の会話 【リリシア】 「文句を言っても無駄ですよ。今だけはどのような命令も聞きません。強情な殿下には問答無用で休んでいただきます」 ;SE:ユーザーが抵抗する音(ジタバタ) 【リリシア】 「はーい暴れないでくださいねー。この手は絶対離しませんよ。そんなに暴れられると、私達共々転んでしまいますから、大人しくしてください」 ;SE:ふたりが歩く音継続中 【リリシア】 「……ん、諦めてくれたようで何よりです」 ;ボイス位置:16 元気な声 【リリシア】 「では参りましょう。専属メイドの名にかけて、今日は目一杯殿下を甘やかし──コホンッ。癒して差し上げますからね♪」 ;SE:歩く音30秒 ;SE:扉の開閉音 ;ボイス位置:16 普通に会話 【リリシア】 「はい到着ですよ〜」 【リリシア】 「ほらベッドに座ってください。立っていたらいつまでも休めないでしょう?」 ;SE:ユーザーがベッドに座らされる音 【リリシア】 「殿下。ああ、いや……もうふたりきりなんだし、いつもみたいにタメ口でいいよね?」 【リリシア】 「ん、ありがと。わたしも、君とだけ話すときはこっちのほうがいいから。君との距離がぐっと近くなったみたいで、嬉しくなっちゃうんだぁ……」 ;ボイス位置:1 普通に会話 【リリシア】 「ふふっ。それじゃあわたしも……お隣失礼しまーす」 ;SE:リリアナがユーザーの隣に座る音 ;ボイス位置:3 普通に会話 【リリシア】 「ん? もしかして……強引に連れ出したこと、怒ってる?」 【リリシア】 「でも、あれくらいしないと君は諦めてくれないと思ったんだ。……こうして君を強引に連れ出さないと、君は本当に倒れるまで働き続けそうだもん」 【リリシア】 「君はいつもそう……。誰かのためならどこまでも頑張れちゃう。とても優しい人」 【リリシア】 「でも、君は頑張りすぎだよ。それが美徳だ、領主としての責務だ〜って言う人もいるけれど、みんなが求める完璧な領主よりも、わたしは……君に元気でいてほしいな」 【リリシア】 「どんなに優しくても、どんなに他人のために頑張れても……自分を顧みない姿を見るのは辛いの」 【リリシア】 「君はわたしのただひとりのご主人様なんだから。そんな君には、無理してほしくないかな」 【リリシア】 「──あ、別に責めてるわけじゃないよ! 毎日頑張ってる君のことは凄いなーって思うし、そんな君のために働けるのは誇らしいって思う」 【リリシア】 「でも、君が倒れたら悲しむ人はいるし、困る人もいるってことだけは覚えててね?」 【リリシア】 「……ん、すぐには難しいよね。でも、少しずつでいいんだよ。わたし達はずっと君の側にいるから」 ;SE:(3秒ほど間を置き)手を叩く音 【リリシア】 「さ、説教はこれでおしまい! 鞭の次は飴をあげなくちゃ」 【リリシア】 「もちろん、頑張っている君へのご褒美だよ。……言ったでしょう? 癒してあげるって」 ;SE:リリシアがベッドの上を動く音 ;SE:太ももをペチペチ叩く音 【リリシア】 「ほらほら、お姉ちゃんが久しぶりに膝枕してあげるから、ごろんって寝転んで?」 【リリシア】 「ってなに、その顔……そんな困惑した顔されると、こっちが恥ずかしくなるんだけど……」 【リリシア】 「んー、もうっ! いいから早くこっちに来る!」 トラック2:なでなでしながら、甘やかしてあげるね 【リリシア】 「はーい、仰向けに寝ましょうねー?」 ;SE:膝枕される音 ;ボイス位置:1 普通に会話 【リリシア】 「ん、これでよし……」 【リリシア】 「ああ、ダメダメ。起き上がらないで。今日は君のことを、とことん癒すって決めたんだから」 ;ボイス位置:1 近くで囁く 【リリシア】 「癒されて、癒し尽くされて、とろとろに解けた君の顔……わたしに見せて?」 【リリシア】 「だから、そう身構えないで。ほら、リラックス……リラーックス……」 ;SE:リリシアが頭を撫でる音(10秒) ;ボイス位置:1 普通に会話 【リリシア】 「ふふっ、なんだか懐かしいな……昔もこうやって、君のことを膝枕したよね」 【リリシア】 「ちょっと疲れただけで『膝枕して〜』って……あの頃は可愛かったなぁ」 ;バックSE:頭を撫でる音 ※開始 【リリシア】 「甘えん坊で泣き虫で、いつもわたしの側をくっついて歩いて。……初めて家庭教師が来た時のこと、覚えてる?」 【リリシア】 「人見知りな君はわたしから離れようとしなくて、説得しようとしても『お姉ちゃんと一緒にいるんだ』って泣いちゃってさ。結局、わたしと一緒にお勉強したよね」 【リリシア】 「前領主様……君のお父さんと領地の偵察に行くことになった時も、君はわざわざわたしを連れ出そうとしたよね」 【リリシア】 「それで偵察のお仕事は全部、前領主様に放り投げてわたし達は色々なお店を見て回った。……ふふっ、『お姉ちゃんとデートだー』って言った時の君の笑顔、可愛かったなぁ」 【リリシア】 「その時プレゼントしてくれた置物、今も大切に飾っているよ。……君がわたしにくれた初めてのプレゼントだもの。一生大切にするよ」 【リリシア】 「……それから君は何度もわたしを屋敷の外に連れ出してくれた。仕事ができない時はあったし、あの時はダメだよーなんて言ってたけど……君が手を引っ張ってくれる度に、わたしは『ああ、幸せだなぁ』って思えたの」 【リリシア】 「って、あはは……君との思い出話を始めると、ついつい喋りすぎちゃうね」 【リリシア】 「でも、たまにはこういうのもいいでしょう? 領主とメイドとしてではなく、幼馴染のふたりとして、何も考えずにゆっくり時間を過ごすの」 【リリシア】 「あーあ、今でも君が小さかった頃のことを鮮明に思い出せるよ。それだけ君と一緒にいる時間は、わたしにとって大切だからね」 【リリシア】 「そんな君も、いつの間にか成長して、わたしよりも背が大きくなっちゃった。いつの間にか人見知りも直っていたし、事あるごとに泣かなくなった」 【リリシア】 「君は大人になったんだね。……そんな君の成長を近くで見られて嬉しいし、誇らしくもある」 【リリシア】 「……でもね、たまに寂しくなるの」 【リリシア】 「君は大人になって、成長して。領主としてのお仕事に追われるようになって、昔みたいにふたりきりでいる時間が減っちゃったから」 【リリシア】 「……わたしね、君が甘えてくれるのが大好きだったんだ。初めて『お姉ちゃん』って言ってくれた時は本当に嬉しくなっちゃって、その日はずっと笑顔で過ごせたなぁ」 【リリシア】 「だからね。君にはもっともっと甘えてほしいんだ」 【リリシア】 「もちろん、お仕事中は専属メイドとして厳しく、時には優しくするよ? でも、わたし達以外に誰もいない時は、昔みたいな関係に戻りたいって思うの」 【リリシア】 「本音を言えば、名前じゃなくて『お姉ちゃん』って呼んでほしいなぁ……?」 【リリシア】 「ふふっ、冗談だよ。じょ・う・だ・ん。……半分くらいは」 【リリシア】 「そりゃあ、久しぶりにそう呼ばれたいなぁって気持ちくらいはあるよ。わたしは君の永遠のお姉ちゃんなんだからね」 ;バックSE:頭を撫でる音 ※終了 ;SE:布ズレの音 【リリシア】 「昔はわたしよりも小さくて、力も無かったのにねー」 【リリシア】 「今はもうわたしより大きくなって、体も筋肉もついて逞しくなって……」 ;SE:リリシアがもぞもぞとユーザーの体を弄る音 【リリシア】 「君、いつの間に運動してたの? ずっと書類とにらめっこしていると思っていたけれど、普通にしていても付くものは付くんだねー」 【リリシア】 「昔みたいなぷにぷにした感じが好きだったけれど、これも中々……」 ;SE:体をペタペタ触る(10秒ほど) 【リリシア】 「……ん? どうしたの? そんなに顔を赤くしちゃって」 【リリシア】 「まさか、触られたくらいで恥ずかしくなっちゃった?」 【リリシア】 「ふふっ、すっかり大人になったと思っていたけれど、中身はまだまだ子どもみたいだね?」 【リリシア】 「わたしは嬉しいよ? 体は大人になっても、君はまだ君のままだってわかったから」 【リリシア】 「なんというか、ギャップ萌え……?」 【リリシア】 「んー、自分で言っててなんだけどちょっと違うかも……」 【リリシア】 「でも、君のことをもっと近くに感じられたのは本当だよ」 【リリシア】 「欲を言えば、君が昔みたいに接してくれたらもっと嬉しいんだけど……今日はこれくらいで満足しておこうかな」 【リリシア】 「だって、これじゃあわたしが癒されるだけで終わっちゃいそうだもん」 【リリシア】 「今は君を癒す時間。……ほら、肩の力を抜いて」 ;ボイス位置:1 耳元で囁く 【リリシア】 「いっぱい、いーっぱい……癒されてね?」 トラック3:恥ずかしがっている君を、もっと見せて?(右耳) ;ボイス位置:1 普通に会話 【リリシア】 「それじゃあ君を癒す道具達のご登場でーす」 ;SE:リリシアがポーチのチャックを開ける音 【リリシア】 「どんな時でも君を甘やかせるようにって、いつも持ち歩いているんだけど……やっと使う機会がきて嬉しいなぁ」 【リリシア】 「お願いされたらすぐにやってあげようと思っていたのに、君ったらいつまで経っても自分から甘えてくれないからさ」 【リリシア】 「だったらわたしが! って思い立って、今に至るのです……ふふっ」 ;SE:リリシアがポーチの中を弄る音 【リリシア】 「それじゃあ、まずは……これ! 耳かきをしていくよー」 【リリシア】 「ま・ず・はぁ……どっちのお耳から耳かきしようかなー?」 【リリシア】 「ちょっと頭動かすねー?」 ;ボイス位置:7 囁くように 【リリシア】 「左にする?」 ;ボイス位置:7→3 移動しながら 【リリシア】 「それともー」 ;ボイス位置:3 囁くように 【リリシア】 「右がいい?」 ;ボイス位置:1 普通に会話 【リリシア】 「……ん、じゃあ右耳からしよっか」 ;ボイス位置:1→3 移動しながら(領主が) 【リリシア】 「はーい。右耳をこっちに向けてね。……うん、えらいえらい」 ;ボイス位置:3 普通に会話 【リリシア】 「それじゃあ、まずは表面の汚れから取っていくね」 ;バックSE:リリシアが綿棒で耳の表面を擦る音 開始 【リリシア】 「表面にも汚れって溜まるから、ちゃんとお掃除しなきゃ」 【リリシア】 「特に、ここは誰からも見える場所なんだから、そこに汚れがあったら嫌でしょう?」 ;SE:リリシアが綿棒で耳の表面を擦る音(20秒ほど) 【リリシア】 「こういう、くぼみのある所は入念にカリカリして……」 ;バックSE:リリシアが綿棒で耳の表面を擦る音 強めに 【リリシア】 「よいしょ、よいしょ……」 ;SE:リリシアが綿棒で耳の表面を擦る音 強めに(10秒ほど) 【リリシア】 「痛くない? ……ん、それなら良かった」 ;SE:リリシアが綿棒で耳の表面を擦る音 強めに(5秒ほど) 【リリシア】 「……やっぱり、ちょっと汚れが溜まってるね」 【リリシア】 「普通にするだけだと、ここは見落としやすいから……君も、今度から自分でやる時は意識してみるといいんじゃないかな」 ;バックSE:リリシアが綿棒で耳の表面を擦る音 普通の強さ 【リリシア】 「もちろん知ってるよ。君は疲れたら、書斎の机の引き出しから綿棒を取り出して、耳かきを始めるってことくらい」 【リリシア】 「だってわたしは君の専属メイドだもん。それくらいは当然」 ;SE:リリシアが綿棒で耳の表面を擦る音(10秒ほど) 【リリシア】 「……まぁ、こうして毎日わたしがやってあげればいい話なんだけど、それは君が嫌だって言うだろうし」 【リリシア】 「だから、自分でやる時も少しは意識すること。人の印象は外見から! だよ?」 ;SE:リリシアが綿棒で耳の表面を擦る音(20秒ほど) 【リリシア】 「……うん。綺麗になったかな」 ;バックSE:リリシアが綿棒で耳の表面を擦る音 停止 ;ボイス位置:3 接近 【リリシア】 「ふー(息を吹きかける)」 ;ボイス位置:3 元の位置に戻る 【リリシア】 「ふふっ、びっくりした?」 【リリシア】 「まだ序盤なのに良さそーに目を細める君が可愛くて、つい苛めたくなちゃった」 【リリシア】 「ふふっ。ごめんごめん」 【リリシア】 「それじゃ、綿棒を入れていくよー」 ;SE:リリシアが綿棒を入れる音 ;バックSE:リリシアが耳の中で綿棒を動かす音 開始 【リリシア】 「ほら、ぐりぐりー」 ;SE:リリシアが耳の中で綿棒を動かす音(5秒ほど) 【リリシア】 「いい感じ?」 【リリシア】 「ふふっ、そっか」 【リリシア】 「本当に、君は耳かきが好きだね」 【リリシア】 「昔は膝枕してあげる度に、耳かきしてほしそうな目で見つめてきたよねー」 【リリシア】 「でも、君は恥ずかしがって、絶対に自分から『耳かきしてー』って言わなくてさ」 【リリシア】 「わたしが耳かきを提案したら、恥ずかしいから嫌だーとか言っておきながらすごく嬉しそうな顔で頷いて……」 【リリシア】 「君はいつもわたしにベッタリだったくせに、変なところで素直じゃなくてさ」 【リリシア】 「だから一度だけ、意地悪でわざと耳かきを提案せずに膝枕を終わらせた時は…………ふふっ、君ったら泣きそうな顔をしちゃって」 【リリシア】 「あの時の君は本当に可愛かったなぁ」 ;SE:リリシアが耳の中で綿棒を動かす音(10秒ほど) 【リリシア】 「もちろん褒めてるんだよ?」 【リリシア】 「思春期だったから、ちょっとだけ面倒なところはあったけれど……間違いなく、あの頃の君が一番可愛かった」 【リリシア】 「今は可愛いと言うより、すごくカッコよ──」 ;バックSE:リリシアが耳の中で綿棒を動かす音 停止 【リリシア】 「ううん! なんでもない!」 【リリシア】 「べ、べべ別に今の君が嫌だってわけじゃないからね。今の君も昔の君も、わたしはどっちも好きだか、ら……!」 【リリシア】 「うぅ……! わたしってば何を……」 【リリシア】 「っ、はい! 右耳終わり!」 【リリシア】 「ほら、次は左耳ね。いいから早く逆を向いてってばぁ……!」 トラック4:お仕事を頑張っている君に、ご褒美をあげるね(左耳) ;SE:ユーザーが身じろぎする布音 ;ボイス位置:7 普通に会話 【リリシア】 「こほんっ。それじゃあ、左耳もお掃除していくねー」 【リリシア】 「まずは表面の汚れを、ゴシゴシ〜」 ;SE:リリシアが綿棒で耳の表面を擦る音(30秒ほど) 【リリシア】 「ふふっ、とろけてるとろけてる」 【リリシア】 「いいでしょう?」 【リリシア】 「恥ずかしがらずに『耳かきしてー』って言ってくれたら、わたしはいつでもやってあげるよ」 【リリシア】 「君のことをお世話してあげたい。わたしは君の専属メイドで、お姉ちゃんなんだから」 ;SE:リリシアが綿棒で耳の表面を擦る音(10秒ほど) 【リリシア】 「……いいんだよ。好きな時に甘えていいの」 【リリシア】 「だって、君はいっぱい頑張っているんだもん」 【リリシア】 「お仕事のことなんて全部忘れて、ただ癒される時間を楽しんだって誰も文句は言わないよ」 【リリシア】 「……わたしが文句なんて言わせないし、君のことを悪く言う人がいたら、逆にわたしが文句を言ってあげる」 【リリシア】 「お姉ちゃんだもん。可愛い君を守るのは、わたしの役目だから!」 ;バックSE:リリシアがユーザーの頭を撫でる音 開始 ;ボイス位置:7 耳元で囁き 【リリシア】 「……えらい。えらい」 【リリシア】 「君はいつも頑張ってて、本当に偉いよ」 【リリシア】 「先頭に立ってみんなを引っ張れて偉い。頑張りすぎて周りが見えなくなるのは玉に瑕だけど……」 【リリシア】 「君は領主として、立派にやってるよ」 【リリシア】 「だから、頑張っている君に、わたしがご褒美をあげる」 ;バックSE:リリシアがユーザーの頭を撫でる音 停止 (1秒ほど間をあけて) ;ボイス位置:7 接近 【リリシア】 「ふー(息を吹きかける)」 【リリシア】 「もう一回……」 【リリシア】 「ふー(息を吹きかける)」 ;ボイス位置:7 元の位置に戻る 【リリシア】 「ふふっ……うん、こっちも綺麗になった」 【リリシア】 「お次はー……お耳の奥に入れていくね」 ;SE:リリシアが綿棒を入れる音 ;バックSE:リリシアが耳の中で綿棒を動かす音 開始 【リリシア】 「君に耳かきするのは楽しいよ?」 【リリシア】 「さっきも言ったけれど、こうしていると昔を思い出せて、すごく懐かしい気持ちになれるから」 【リリシア】 「それに、君の反応も面白いし……あはは、こっちのほうが本命かも」 【リリシア】 「ほら、ここをぐりぐりーって」 ;SE:リリシアが耳の中で綿棒を動かす音(5秒ほど) 【リリシア】 「ふふっ、満足そう……」 ;SE:リリシアが耳の中で綿棒を動かす音(10秒ほど) 【リリシア】 「本当に……こうやっていると昔を思い出すなぁ」 【リリシア】 「でも、あんなに甘えん坊で、寂しがりやだった君が、いつしかわがままを言わなくなっちゃったのは…………うん。やっぱり寂しいな」 【リリシア】 「さっき、君にはもっと甘えてほしいって言ったでしょう?」 【リリシア】 「あれは小さかった頃の君の数少ないわがままだった……だから、なおさらその言葉をわたしは待っているのかな」 【リリシア】 「君は優しくなった。……でも、それ以上に君は自分に厳しくなった」 【リリシア】 「君は頑張っているよ。本当に、誰よりも頑張ってる……」 【リリシア】 「だから、さ。君はもっとわがままを言っていいと思う」 【リリシア】 「むしろ、みんな喜んで動いてくれると思うよ。君のわがままから出てきたお願いなら、絶対に」 【リリシア】 「君はわたし達の願いを叶えようと必死に頑張ってくれてる」 【リリシア】 「だから、君もわたし達にお願いを言っていいんだよ」 【リリシア】 「と言っても、君のことだから急には難しいよね」 【リリシア】 「時々外交してるだけあって、君は交渉も上手だから、ああだこうだ言って、結局この件を有耶無耶にしちゃいそう」 ;バックSE:リリシアが耳の中で綿棒を動かす音 停止 【リリシア】 「だから君が逃げられないように、ここで一つ提案をしたいと思いまーす」 【リリシア】 「今からゲームをしよ? ゲーム!」 トラック5:わたしとゲームをしようか? ;ボイス位置:7 普通に会話 【リリシア】 「我慢比べゲームだよー。昔よくやったでしょう?」 【リリシア】 「勝負内容を決めて、先に弱音を吐いたほうが負け。勝者のお願いを何でも一つだけ聞くってやつ!」 【リリシア】 「ゲームなら君もお願いを言いやすくなるでしょう?」 【リリシア】 「だから、これは練習。今後、君が気軽にお願いを言えるようになるための練習ってことで……ね?」 ;SE:ユーザーが身動ぎする布音 ;ボイス位置:1 普通に会話 【リリシア】 「……まさか、負けるのが怖いーだなんて言わないよねー?」 【リリシア】 「だって君は大人だもんね。そんな子供みたいなことは言わないよねー?」 【リリシア】 「ねー?」 ;ボイス位置:1 普通に会話 【リリシア】 「べ、別にわたしが君にお願いしたいことがあるわけじゃないよ?」 【リリシア】 「ただ、君の練習になればなぁって思っているだけで……で、でも! わざと負けてあげると、それはそれで君は納得しないでしょう?」 【リリシア】 「それはもちろん、勝負だもん。君に勝つつもりでやらせてもらうよ」 【リリシア】 「ルールは簡単。わたしが君のお耳に意地悪をするから、耐えきることができたら君の勝ち」 【リリシア】 「逆に君が耐えきれなくて、最高ですって認めたら…」 ;ボイス位置:7 囁き 【リリシア】 「君の負け。……ふふっ♪」 【リリシア】 「……それじゃあ早速、左耳から意地悪しちゃうね?」 ;SE:ユーザーが首を動かす音 ;ボイス位置:7 普通に会話 「まずは何からしようかなー。君は何をしてほしいのかなー?」 ;ボイス位置:7 接近 【リリシア】 「ふー……(息を吹きかける)」 【リリシア】 「君、お耳をふーってされるの弱いでしょ」 【リリシア】 「バレバレだよー? だって君、それをする度に、体がビクッて……」 【リリシア】 「ふー……(息を吹きかける)」 【リリシア】 「ほら、またビクビクってなった」 【リリシア】 「ほらほら、頑張って我慢しないと……君の負けになっちゃうよ?」 ;ボイス位置:7 普通に会話 【リリシア】 「まぁ、わたしはそれでも構わないんだけどね。君にしたいこと、沢山あるから……」 【リリシア】 「でも君は負けず嫌いだからねー。ただのゲームでも、負けるのは嫌だもんね」 【リリシア】 「だったら頑張って耐えるしかないよねぇ?」 【リリシア】 「……もっとも、最後まで耐えさせるつもりはないけれど」 ;バックSE:リリシアが耳を触る音 開始 【リリシア】 「君の弱点はお耳だもんねー? 君にとっては不利なゲームだけど、君は頑張って耐えられるのかなー?」 【リリシア】 「こうやってお耳を触られるのも、君は好きだもんね」 【リリシア】 「何度も君のお耳をお掃除してきたんだから、君の弱点は全部知ってるよ」 【リリシア】 「今更隠したところで……ふー(息を吹きかける)」 【リリシア】 「お姉ちゃんにはお見通しなのです」 ;SE:リリシアが耳を触る音(5秒ほど) 【リリシア】 「お耳のマッサージを……ほら、ぐりぐりー」 ;SE:リリシアが耳を触る音 強めに 【リリシア】 「こうやって、指でほじくられるのも好きでしょう?」 ;SE:リリシアが耳を触る音(5秒ほど) 【リリシア】 「我慢はよくないよー?」 【リリシア】 「今すぐ認めて、大好きって言えば……お姉ちゃんがもっと満足できることをしてあげる」 【リリシア】 「わたしね。君を癒すためにたーっくさん、お勉強したんだよ」 【リリシア】 「君が認めてくれたら、それをやってあげるのになー?」 【リリシア】 「早く負けを認めて、楽になっちゃったほうがいいと思うんだけどなー?」 ;バックSE:リリシアが耳を触る音 停止 ;ボイス位置:7 接近 【リリシア】 「ふー、ふー……(息を吹きかける)」 (3秒ほど間をあけて) 【リリシア】 「ふー、ふー……(息を吹きかける)」 【リリシア】 「……ふふっ、いっぱいしちゃった」 【リリシア】 「君がおとなしく諦めてくれないから、わたしもそろそろ本気、出しちゃおうかなー?」 【リリシア】 「まだ本気じゃないよ? これは君の反応を楽しんでいただけ……」 【リリシア】 「まだまだ終わらないから、頑張って耐えてね……?」 トラック6:負けを認めるまで、君のお耳をいじめちゃうから(右耳) ;ボイス位置:7 普通に会話 【リリシア】 「左耳ばかりじゃ寂しいだろうし、次は右耳に意地悪するね」 ;SE:ユーザーが身動ぎする布音 【リリシア】 「ほら逃げようとしないで、姿勢を逆にして……?」 ;SE:ユーザーが向きを変える布音 ;ボイス位置:3 普通に会話 【リリシア】 「はーい捕まえた」 【リリシア】 「敵前逃亡はダメだよ? 男の子でしょう?」 【リリシア】 「耐えるのが嫌なら、早く正直になっちゃえばいいのに……君はまだまだ耐えるんだね」 【リリシア】 「だから、もっともーっと……君のこと、いじめちゃうね?」 ;バックSE:リリシアが指で耳を触る音 ※開始 【リリシア】 「優しく撫でるだけでも、すっごく良いでしょ」 ;SE:リリシアが指で耳を触る音(5秒ほど) 【リリシア】 「君は本当に、お耳が弱いんだね」 【リリシア】 「指を動かすたびに、君は可愛い反応をして……」 【リリシア】 「そんな君が、とても愛おしく見えるよ」 【リリシア】 「これを母性っていうのかな?」 【リリシア】 「……変だよね。君はもう大人になって、子供の頃の可愛い君じゃなくなったのにね」 【リリシア】 「今はむしろ、カッコよくなった……なのに、君のことが可愛くて可愛くて、仕方がないの」 【リリシア】 「わたしにとって、君はまだまだお子様ってことなのかな?」 【リリシア】 「でも、そうだね……お耳を意地悪されるだけで、こぉんなに可愛く悶える君を見ていたら、大人には思えないよねー」 【リリシア】 「もちろん褒めているんだよ?」 ;バックSE:リリシアが指で耳を触る音 ※停止 ;ボイス位置:3 接近 【リリシア】 「ふー(息を吹きかける)」 ;ボイス位置:3 元の位置 【リリシア】 「ふふっ、あまりにも無防備だったから、不意打ちしちゃった」 【リリシア】 「急でびっくりしたねぇ。ふふっ、体がピクッて跳ねたのわかっちゃった」 【リリシア】 「ダメだよー? 今はゲーム中なんだから、油断したら負けちゃうよ?」 【リリシア】 「それとも、もう降参する?」 ;バックSE:リリシアが指で耳を触る音 開始 【リリシア】 「君、お耳が弱すぎるんだもん」 【リリシア】 「今は気合で耐えているみたいだけど、もう我慢の限界でしょ?」 【リリシア】 「君は本当に負けず嫌いだよね。もう諦めちゃって、降参して楽になっちゃえばいいのに……」 ;バックSE:リリシアが指で耳を触る音 強めに 【リリシア】 「ほら、ごしごし〜」 【リリシア】 「強めに擦られるの好きなんでしょ。君、もうダメーって顔をしてるよ?」 【リリシア】 「それでも、まだ負けてないって言い張るの?」 【リリシア】 「こんな蕩けて、こんなに体をビクビクさせて、それでも君は、わたしに勝てると思ってるのかなー?」 【リリシア】 「ふふっ、可愛い……」 ;ボイス位置:3 接近 【リリシア】 「ふー、ふー……(息を吹きかける)」 【リリシア】 「可愛い。君は昔から本当に……可愛いね」 【リリシア】 「ふー、ふー……(息を吹きかける)」 ;ボイス位置:3 普通に会話 【リリシア】 「ふふっ、お姉ちゃんのふーふーで限界がきちゃった?」 【リリシア】 「隠しても無駄だよ? だって君……わたしは君のお耳に触れていないのに、君はとっても良さそうなんだもん」 【リリシア】 「……大丈夫だよ。お耳を苛められるのが大好きな君でも、わたしは君のことを嫌いになんてならないよ」 【リリシア】 「むしろ、これで君が喜んでくれるなら、わたしは嬉しいな」 【リリシア】 「君のためにできることが増えるのは、君のことが大好きな専属メイドにとってはすごくありがたいことなんだよ?」 【リリシア】 「だから、お姉ちゃんにお耳を意地悪されるのが大好きです。もっとやって……って、正直に言ってくれたら、もっと嬉しいんだけどなー?」 ;ボイス位置:3 接近 【リリシア】 「ふー(息を吹きかける)」 【リリシア】 「今度は強めに……ふー、ふー(息を吹きかける)」 ;バックSE:リリシアが指で耳を触る音 開始 【リリシア】 「ほら、降参は?」 【リリシア】 「時間までまだまだあるけれど、君はこのまま耐え切れるのかな?」 【リリシア】 「ふふっ、元々は君がお願いを言いやすいように練習するって目的だったけれど、ごめんね?」 【リリシア】 「わたし、最初から負けるつもりはなかったの」 【リリシア】 「だって最初から、君はお耳が弱点だってことを知っていながら、ゲームを提案したんだもん」 【リリシア】 「ね? 君はこの提案を受けた時点で、もう勝ち目はなかったんだよ」 【リリシア】 「ずるいと思う? でも、これが勝負だから仕方ないって諦めて」 【リリシア】 「だから、ほら……もう負けを認めちゃいなよ」 ;SE:リリシアが指で耳を触る音 強めに(5秒ほど) 【リリシア】 「ほら、ほら、ほら……」 ;SE:リリシアが指で耳を触る音 強めに(10秒ほど) ;バックSE:リリシアが指で耳を触る音 停止 ;ボイス位置:3 接近 【リリシア】 「ふーーー(息を吹きかける)」 ;3秒後空けて ;ボイス位置:3 囁くように 【リリシア】 「……ふふっ、わたしの勝ち」 ;ボイス位置:3 普通 【リリシア】 「じゃあ、約束通り、ひとつお願い事を聞いてもらっちゃおうかな〜。なんだと思う? ふふ、それはね……?」 トラック7:お風呂で君の背中を洗ってあげるね ;SE:風呂の木の桶がカポーンと鳴る音 ;SE:リリシアが裸足で浴室を歩く音 //※浴室なので、以降のセリフは少しくぐもった声に聴こえるよう調整していただけますと幸いです。 ;ボイス位置:3 囁き 【リリシア】 「お待たせ♪」 ;ボイス位置:4 普通に会話 【リリシア】 「ふふっ、びっくりした?」 【リリシア】 「遅くなってごめんねー。準備に手間取っちゃって」 【リリシア】 「もちろん。君を癒すための準備だよ」 【リリシア】 「いつ君と一緒にお風呂に入る時が来てもいいようにいろいろ準備していたんだ」 【リリシア】 「さっきはお耳でいっぱいあれこれしたけれど、今度は別なこともやっていくから、期待しててね?」 【リリシア】 「……ってあれ? もしかして緊張してるの?」 ;ボイス位置:6 普通に会話 【リリシア】 「まぁそうだよねー。急に幼馴染のお姉ちゃんとお風呂に入るってなったら、そうなるのも仕方ないか……」 【リリシア】 「でも、ゲームに負けた君が悪いんだよ?」 【リリシア】 「君は負けを認めたんだから、わたしの、君の背中を流したいっていうお願いを叶えなきゃ」 【リリシア】 「敗者は勝者に従う。いつもそうだったでしょ?」 【リリシア】 「だから、君はおとなしく座って、わたしにご奉仕されてね?」 【リリシア】 「……まさか、今更嫌だって言わないよね?」 【リリシア】 「世の中には『男に二言はない』って言葉があるもんね。男で、しかも大人な君が約束を破るなんてこと、しないよねー?」 ;ボイス位置:5 普通に会話 【リリシア】 「ふふっ、安心して。あくまでも君の背中を流したいだけだから、変なところには触らないよ」 【リリシア】 「不慮の事故が起こる可能性は否定できないけれど……」 【リリシア】 「ま、まぁ──始めよっか!」 【リリシア】 「……それじゃあ、背中にお湯をかけるよー」 ;SE:背中にお湯をかける音 2回 【リリシア】 「ふふっ、いいでしょ」 【リリシア】 「君が好きな温度くらいは知ってるよ。毎日お風呂を沸かしているのはわたしだもん」 【リリシア】 「適切な温度に保つくらい、専属メイドには朝飯前なんだから」 【リリシア】 「……ん。もう少しお湯をかけて、体を温めようねー」 ;SE:背中にお湯をかける音 2回 【リリシア】 「次は、シャンプーしよっか」 【リリシア】 「ちょっとだけ頭を濡らすねー」 【リリシア】 「あ、シャンプーがお目目に入らないように、帽子持ってこようか?」 【リリシア】 「君、それがないとシャンプー嫌がってたでしょ」 【リリシア】 「……って、流石にいらないよね。君も大きくなったんだし」 【リリシア】 「はーい、頭にお湯をかけるよ」 ;SE:リリシアがお湯をかける音 弱めに 【リリシア】 「じゃあ洗っていくねー」 ;SE:リリシアがシャンプーを両手になじませる音(3秒ほど) ;バックSE:リリシアが頭をごしごしする音 開始 【リリシア】 「お客様ー? 痒いところはございませんかー?」 【リリシア】 「……ふふっ、言ってみたかっただけ」 ;SE:リリシアが頭をごしごしする音(5秒ほど) 【リリシア】 「もし何か不満があったら、遠慮なく言ってね。君のためのご奉仕なんだから」 ;SE:リリシアが頭をごしごしする音(10秒ほど) (3秒ほど) ;SE:リリシアが指で両耳を擦る音 【リリシア】 「あ、ごめん。無防備だったから、つい無意識に手が……」 【リリシア】 「はいはーい。ちゃんとご奉仕するから……リラックス、リラーックス……」 ;SE:リリシアが頭をごしごしする音(20秒ほど) 【リリシア】 「…………ふふっ」 【リリシア】 「あ、いや……君の背中を流してるんだなーって思ったら、嬉しくなっちゃって」 ;SE:リリシアが頭をごしごしする音(5秒ほど) 【リリシア】 「だって、君ってばいつも夜遅くまでお仕事して、酷い時には朝頃にお風呂に入っていたでしょう?」 【リリシア】 「さすがに君のためとは言え、わたしも夜遅くまで起きていたら次の日に支障が出るから、ずっと一緒なのは無理があるし」 【リリシア】 「朝になっちゃうと君の朝食の手配をしたり、他のメイド達にその日の指示を出したりで忙しくなるから、こういう機会が全然なくて……」 【リリシア】 「だから、今日が数少ないチャンスだーって思って。こう見えて色々と計画を立てていたんだよ?」 【リリシア】 「まぁ、君に休んでほしい、無茶はしないでほしいってのは、紛れもない本心だけどね……」 ;SE:リリシアが頭をごしごしする音(10秒) ;バックSE:リリシアが頭をごしごしする音 停止 【リリシア】 「これで、よしっ……」 【リリシア】 「まだ痒いところはない? 大丈夫?」 【リリシア】 「ん、それじゃあシャンプー、流しちゃうね」 ;SE:リリシアがお湯をかける音 3回 【リリシア】 「はーい。シャンプー終わりー」 【リリシア】 「次は体を洗っていくんだけど……」 【リリシア】 「それはもちろん。前も洗うよ?」 【リリシア】 「もしかして、洗ってもらうのは背中だけだと思ってた?」 【リリシア】 「最初から君の体の隅々まで洗う予定だったし、洗い残しがあったら嫌でしょう?」 【リリシア】 「小さい頃に君の裸を沢山見てきたんだから、もう見慣れたし大丈夫だよ」 【リリシア】 「ほーら、ゲームに負けた人はおとなしくしててねー」 トラック8:全身洗うまで君を離さないよ ;ボイス位置:5 普通に会話 【リリシア】 「はーい。それじゃあ始めていくよー」 ;バックSE:リリシアがユーザーの体をごしごし洗う音 開始 ;SE:リリシアがユーザーの体をごしごし洗う音(5秒ほど) 【リリシア】 「…………(息を漏らす)」 ;SE:リリシアがユーザーの体をごしごし洗う音(5秒ほど) 【リリシア】 「……ああ、ごめんね。急に黙っちゃって」 【リリシア】 「……改めて君の背中を見ていたら、その……大きいなーって思って」 【リリシア】 「そりゃあ、わたしよりも大きくなったんだから、当たり前のことなんだけど……」 【リリシア】 「君がこーんなに小さかった時は、肌はぷにぷにで触り心地が良くて」 【リリシア】 「でも、君の背中は……見ないうちに男らしくなったんだね」 【リリシア】 「ずっと君のことを見続けてきたつもりだったんだけど、見えない部分も成長していたのは……お姉ちゃん的には嬉しいような、悔しいような」 【リリシア】 「やっぱり、君のことを全部知るためには……君と毎日一緒にお風呂に入るしかないのかな?」 【リリシア】 「ほら、よく言うでしょ。裸の付き合いって」 【リリシア】 「ふふっ、冗談だよ」 ;SE:リリシアがユーザーの体をごしごし洗う音(10秒ほど) 【リリシア】 「でもね。わたしは君の全部を知って、君の全部を見ていたいの」 ;バックSE:リリシアがユーザーの体をごしごし洗う音 停止 【リリシア】 「はーい、終わりー」 【リリシア】 「今度は腕を洗うから、手あげてー」 ;バックSE:リリシアがユーザーの体をごしごし洗う音 開始 【リリシア】 「どうせ君のことだから、お風呂に入っている時でも仕事のことばかり考えているんでしょ」 【リリシア】 「ダメだよー。お風呂はゆっくり浸からなきゃ」 【リリシア】 「じゃないと疲れも取れないし、リラックスもできないでしょう?」 【リリシア】 「だから、仕事ばかりで他のことが疎かになっている君の体を、わたしが隅々まで洗い尽くしてあげる」 【リリシア】 「そのあとはゆっくりお湯に浸かって、体の芯まで温かくすれば……疲れも取れるし、次の日も元気に頑張れるでしょう?」 【リリシア】 「休憩って、君が思っているよりすごーく、大切なんだよ……」 【リリシア】 「疲れた体で無理したところで、効率は悪くなるだけだからね」 【リリシア】 「でも、そんなこともわからない君には、お姉ちゃんがたくさん、甘やかしてあげなきゃね」 ;SE:リリシアがユーザーの体をごしごし洗う音(10秒ほど) 【リリシア】 「よいしょ、よいしょ……」 ;SE:リリシアがユーザーの体をごしごし洗う音(5秒ほど) 【リリシア】 「ふー……わたしは力が弱いから、君の全身を洗うだけでも一苦労だよ」 【リリシア】 「あ、別に疲れてるわけじゃないからね!」 【リリシア】 「むしろ、君のために何かできるだけで、わたしはすごく嬉しいし……」 【リリシア】 「だってわたしは君の専属メイドだもん。君にご奉仕できることが、一番の喜びで、ご褒美なんだよ?」 【リリシア】 「今こうして君の体を洗っていることも、わたしにとってはすごく嬉しいことなの」 【リリシア】 「だから、君はわたしだけにご奉仕されてね?」 【リリシア】 「まぁ、わたしは弱いし、メイドのお仕事以外はからっきしで、君の全部を守ってあげられるわけじゃないけれど……」 【リリシア】 「それでも、君の身の回りのお世話をするのはわたしの役目なんだから」 【リリシア】 「そこだけは譲れないよ」 ;バックSE:リリシアがユーザーの体をごしごし洗う音 停止 【リリシア】 「だってわたしは君専門のエリートメイドだからね……ふふっ」 トラック9:仕上げにマッサージで癒してあげる ;バックSE:ふたり並んで歩く音 開始 ;ボイス位置:3 普通に会話 【リリシア】 「んーーー、お風呂、最高だったねー」 【リリシア】 「やっぱり、君とはこうやって一緒に過ごす時間は……楽しいな」 【リリシア】 「まぁ、君は終始恥ずかしがっていたけれど……」 【リリシア: 「でも、久しぶりにゆっくりお湯に浸かって、君もだいぶ疲れが取れたでしょう?」 【リリシア】 「君は全身磨かれてお肌ツルツルになって、疲れも癒せて……わたしは君の背中を流せて大満足」 【リリシア】 「だから、これからも君にご奉仕したいなーって……改めて思ったなー」 【リリシア】 「まぁ、君は忙しいから毎日ってわけにはいかないだろうし、君の周りには、わたし以外にも君を慕う人が沢山いるから独り占めは良くないってわかってる……」 【リリシア】 「だから、約束して」 【リリシア】 「わたしがいない時でも、ちゃんと仕事と休憩の時間は分けること」 【リリシア】 「絶対に、倒れる寸前まで無理はしないこと」 【リリシア】 「本当に疲れた時は、わたしに甘えること」 【リリシア】 「お姉ちゃんとの約束。……守れる?」 【リリシア】 「……ふふっ」 ;バックSE:ふたり並んで歩く音 停止 ;SE:リリシアがステップを踏む音 ;ボイス位置:1 普通に会話 【リリシア】 「それじゃあ、指切りしよっか」 【リリシア】 「ゆ・び・き・り・だよ」 【リリシア】 「わたしと指切りした約束を、君が破ったことはないでしょう?」 【リリシア】 「だから、さっき言ったことも指切りで絶対に約束させようかなって」 【リリシア】 「ほら小指出して……」 【リリシア】 「指切りげんまん嘘ついたら針1万本飲―ます。指切った!」 【リリシア】 「…………ふふっ、懐かしいな」 【リリシア】 「最近は君と約束するにしても、それは領主とメイドの間柄での話だったから……こうやってふたりだけの約束をするのは、すっごく久しぶり」 【リリシア】 「……あはは……今日は君をとことん癒すって言っていたのに、結局、わたしが嬉しいことばかりしてるね」 ;バックSE:ふたり並んで歩く音 開始 ;ボイス位置:3 普通に会話 【リリシア】 「でも、君も少しは疲れが取れたみたいでよかった……」 【リリシア】 「──あ、だからってまた無理していいってわけじゃないからね?」 【リリシア】 「ちゃんと休まないと、こんなの意味ないんだから。しっかりと自分に優しくなること!」 【リリシア】 「……約束、したでしょう?」 ;SE:ふたり並んで歩く音(5秒ほど) 【リリシア】 「って、こらこら。どこに行こうとしているのかな?」 【リリシア】 「……まさか、十分休憩したから仕事に戻ろうとしてる?」 【リリシア】 「ダメに決まってるでしょ。せっかく休めたのに、またすぐにお仕事に戻ろうとしたら元も子もないでしょう?」 【リリシア】 「ダーメ! ほら、最後にやることが残っているんだから、君が戻るのは執務室じゃなくて寝室でーす」 ;SE:ふたり並んで歩く音(20秒ほど) ;バックSE:ふたり並んで歩く音 停止 ;SE:ドアの開閉音 【リリシア】 「はーい、とうちゃーく」 【リリシア】 「さ、ベッドに横になって」 【リリシア】 「最後の仕上げと言ったら、マッサージでしょう?」 【リリシア】 「お耳で癒されて、お風呂で体が温まったら、最後はマッサージで君の体をほぐさなきゃ」 【リリシア】 「それで今日のわたしのご奉仕はお終い」 【リリシア】 「ここまで来たんだから、最後まで付き合ってくれるよね?」 ;SE:ユーザーが横になる布音 【リリシア】 「ん、お利口さん。それじゃあわたしも失礼して……」 ;SE:リリシアがユーザーの上に跨る音 ;ボイス位置:5 普通に会話 【リリシア】 「それじゃあ早速だけど、始めていくね?」 ;バックSE:マッサージ 開始 【リリシア】 「……うわぁ、洗っている時に思っていたけれど、全身凝り固まってるねー」 【リリシア】 「座りっぱなしだから仕方ないところもあるけれど、ずっと同じ姿勢でいると体を壊しやすくなるって言うよ」 【リリシア】 「1時間やったら5分だけ部屋を動き回るとか、合間に背伸びするとか。少しは体を動かさなきゃダメだよ?」 ;SE:マッサージ(30秒ほど) 【リリシア】 「よいしょ、ん、しょ……」 【リリシア】 「どう? いいでしょう」 【リリシア】 「ん……これも、君を癒すためにって頑張ってお勉強したんだよ?」 【リリシア】 「練習相手の同室の子からは、お店を開いたほうがいいっていてくれたし、腕は信頼してくれていいよ」 【リリシア】 「君のためだもん。君にご奉仕するためなら、わたしは何だって器用にできる自信があるよ」 【リリシア】 「それが専属メイドの本領ってやつだからね」 ;SE:マッサージ(20秒ほど) (マッサージの合間に入れる) 【リリシア】 「よいしょ、よいしょ……」 【リリシア】 「君の体が揉み心地がいいねー」 【リリシア】 「程よく凝り固まっているから、それを解すのが楽しいよ」 【リリシア】 「それに、マッサージすればするほど君が健康になるって考えたら、余計に楽しくなっちゃうな」 ;SE:マッサージ(10秒ほど) 【リリシア】 「君もよさそうにしてくれるし、わたしも頑張っている甲斐があるなー」 【リリシア】 「君が望むなら、わたしはいつでもマッサージをやってあげるね」 【リリシア】 「君のためにお勉強したんだし、これが最後の一回とは言わないで、何回でも君にマッサージしてあげるよ」 【リリシア】 「もちろん、耳かきも一緒にね」 【リリシア】 「だって君、耳かきしてくれないって泣いちゃったもんねー、昔」 【リリシア】 「ふふっ、今回を機に、君が甘えん坊に戻ってくれたら、嬉しいんだけどなー」 ;バックSE:マッサージ 停止 ;ボイス位置:5 徐々に声がフェードアウトしていく 【リリシア】 「あ、そうだ。この日にやるって予定を決めたほうが、君も遠慮しないでお願いしやすくなるんじゃない?」 【リリシア】 「君のスケジュールはわたしが管理しているから、いつでも調整はできるし……」 【リリシア】 「君も定期的に休むことができて、わたしも君を癒す準備ができて。一石二鳥だと思わない?」 【リリシア】 「君さえよければ、明日からのスケジュールに調整を入れるけれど…………(ここで完全に音が消える)」 トラック10:君の寝顔を堪能しちゃおうかなー? ;ボイス位置:5 普通に会話 【リリシア】 「……あ、あれ?」 ;ボイス位置:4 小声 【リリシア】 「……おーい」 ;ボイス位置:6 小声 【リリシア】 「……おーい?」 ;ボイス位置:5 小声 【リリシア】 「え……? も、もしかして、寝ちゃった……?」 【リリシア】 「…………まぁ、疲れてたもんねー」 【リリシア】 「あんなに口では大丈夫だー、まだ頑張れるーって言っていたくせに、やっぱり無理してたんだね……」 【リリシア】 「本当に、困った人……」 ;SE:リリシアがユーザーに添い寝する布音 ;ボイス位置:7 小声 【リリシア】 「……無防備な寝顔……」 【リリシア】 「君はあの頃よりも大人になったけれど、寝顔だけは変わらないね……」 【リリシア】 「ふふっ、かわいい……」 ;SE:リリシアの吐息(5秒ほど) 【リリシア】 「なんだか、君の寝顔を見ていると安心するなぁ」 【リリシア】 「あの頃と変わらない可愛い寝顔の君を見ているのは、なんだか嬉しくなっちゃう」 【リリシア】 「君は大きくなって、君もわたしも立場は色々と変わっちゃったから……」 【リリシア】 「それでも、わたしは幸せだよ」 【リリシア】 「君はいつも、わたしばかりに補佐を任せて申し訳ないって言うけれど……わたしは、今が一番、幸せなんだよ」 【リリシア】 「君と一緒にいられるだけで、君のために働けるだけで……」 ;SE:リリシアの吐息(5秒ほど) 【リリシア】 「でも、わたし達がどんなに幸せだって言っても、君はもっと頑張っちゃうんだろうな……」 【リリシア】 「今に満足して怠けようとしない君のことはすごいと思うし、そんな君だから、わたしは君のことが大好きなんだよ」 【リリシア】 「だからわたしは、君に一生お仕えしたいって思う」 【リリシア】 「君がどんな選択をしても、君がどんなに悩んでいても、わたしは一生、君の側で君を見守っていたい」 【リリシア】 「……ねぇ。君の全部を知りたいって言ったこと、本気なんだよ?」 【リリシア】 「そうじゃなきゃ、ここまで君のために働こうとは思わないよ」 【リリシア】 「でも、お互いの立場もわかってるから……。君はこの辺り一帯の領主で、わたしは専属とはいえ、ただのメイド」 【リリシア】 「だから、わたしは君の専属メイドとして、君を支え続けるよ」 【リリシア】 「だけど、わたしが君のこと大好きだって言うのは、覚えていてね?」 ;SE:リリシアの吐息(10秒ほど) 【リリシア】 「ん……ふ、ぁ……わたしも、眠くなってきちゃった……」 【リリシア】 「今日は君と楽しいことができたから、とてもいい夢が見れそうだよ」 【リリシア】 「本当は、もっと、君の寝顔を楽しみたいけれど……それはまた今度、かな……」 ;SE:リリシアの吐息(5秒ほど) 【リリシア】 「おやすみ。明日も一緒に、頑張ろうね……」 ;SE:リリシアの吐息(徐々にフェードアウト) トラック11:今日もお仕事、頑張ろうね ;SE:小鳥のさえずり (間をあけて) ;SE:リリシアがカーテンを開ける音 ;ボイス位置:10 普通に会話 【リリシア】 「んー、いい天気……今日も絶好のお仕事日和ね」 ;ボイス位置:2 普通に会話 【リリシア】 「ほら、君もそろそろ起きて?」 【リリシア】 「まだ眠りたいって気持ちはわかるけれど、このままだと遅刻しちゃうよ?」 【リリシア】 「今日は午後に隣国からの使者の方と会合があるでしょう?」 【リリシア】 「それまでに終わってない書類を片付けないといけないんだから、起きてよー」 【リリシア】 「もー、この寝坊助さんめー」 ;SE:リリシアがユーザーを揺さぶる音 【リリシア】 「ほーら、他のみんなはもう起きて働いてる時間だよ」 【リリシア】 「寝坊助は、君だけになっちゃったね……?」 【リリシア】 「だから、はいっ。頑張って起きなきゃだよね……みんなの頼れる領主様?」 ;SE:ユーザーが布団を退かす音 【リリシア】 「うん。その調子、その調子……」 【リリシア】 「今日のスケジュールはもう組んでおいたから、朝食を食べ終わってから伝えるね」 ;ボイス位置:2 ボソッと独り言のように 【リリシア】 「……まぁ、いつも通り書類仕事が大半だけど」 ;ボイス位置:3 普通に会話 【リリシア】 「でも、今日はいつもと違って体が軽いでしょう?」 【リリシア】 「昨日はいっぱいマッサージしたもんねー? 誰のおかげなのかなー?」 【リリシア】 「ここは素直に、ありがとうお姉ちゃん、って言ってくれてもいいんだけどなー?」 【リリシア】 「……ふふっ、冗談だよ」 【リリシア】 「これは君のために、わたしが勝手にやったことだから」 【リリシア】 「別に、見返りを求めてやったわけじゃないし、これで少しでも君の疲れが取れたなら、それが一番嬉しいよ」 ;SE:ユーザーがベッドから立ち上がる音 【リリシア】 「……ん、そろそろ起きる?」 【リリシア】 「えらいえらい。それじゃあ今日も頑張ろっか」 ;SE:ユーザーがシャツを着る音 ;ボイス位置:1 普通に会話 【リリシア】 「あ、ちょっと待って」 ;ボイス位置:1 接近 【リリシア】 「髪の毛、寝癖ついてる」 【リリシア】 「ネクタイも曲がってるよ」 【リリシア】 「みんなの領主様がこんなだらしなかったら、笑われちゃうでしょう?」 ;ボイス位置:1 普通に会話 【リリシア】 「……うん、これでカッコよくなった!」 【リリシア】 「……まだ寝ぼけている感じはするけれど……そのうち直るから大丈夫かな」 【リリシア】 「それじゃあ──コホンッ」 ;SE:リリシアが一歩下がる足音 ;ボイス位置:9 仕事モードの口調で 【リリシア】 「おはようございます、殿下」 【リリシア】 「今日もお仕事、頑張ってくださいね」 【リリシア】 「あとで、とびっきり美味しいお茶菓子と紅茶をご用意いたしますから」 〜Fin〜