■桜木学園癒やし部〜2年A組・佐々木絵空。文学少女の耳奥癒やし〜 ;◆自由な演技パートでは、アドリブなど全然入れちゃって大丈夫です。ダミーヘッド位置も参考ぐらいに考えてお好きに動いて大丈夫ですので……! ■トラック1『図書室によく居る、いつも少しだけ気になるあの子』 ;◆ダミーヘッド位置・正面斜め側 ;◆SE 本のページを捲る音 【絵空】 「(本を読んでいる)」 ;◆SE 椅子を引いて、隣にリスナーが座る ;◆ダミーヘッド位置・側面 【絵空】 「!」 ;◆SE 本のページを捲る音。 【絵空】 「(本を読んでいるが、隣に座っているリスナーの事が気になってチラチラと見ている)」 【絵空】 「……キミって」 【絵空】 「よく、癒やし部の子たちが話してる子……ですよね?  実験台になってるとか、練習台になってるとかって噂の」 【絵空】 「あ、すいません。私は……2年の佐々木絵空です。  ……何回か……本を貸し出しする時に話してるんだけど……覚えてない、よね。  私、目立たないというか、The・モブって感じだし……」 【絵空】 「……え? 覚えてる? あ、……ぅん。そうそう。……1年の時、書庫の片付け、一緒にやったよね。  ほら、キミ、棚に頭ぶつけてたんこぶ作っちゃって……って、ごめん。急にだる絡みしちゃって……」 【絵空】 「……とゆーか……キミがここで本よく読んでるの知ってたから……、  時々話しかけようとしてたんだけど……いつも、タイミングが合わないっていうか……」 【絵空】 「……癒やし部の子と、よく、話してるじゃない?  だから…………邪魔しちゃ、ダメかなぁって…………」 【絵空】 「い、今は良いタイミングかなって。はい。誰もいませんし。  図書室に二人きりですし。え? ぁいやそう言ったらなんかおかしな湿度になりますねごめんなさい変な意味は無いんです……」 【絵空】 「…………………………ぇと」 【絵空】 「嫌なら別に良いんだけどっていうか、急に何言ってんだこいつモブ顔のくせにとか思うと思うんだけど、  ぁの……ホント……本当に急で……申し訳ないんだけど…………」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「私にも……キミでASMRの練習、させてもらえませんか……?」 【絵空】 「………………ぁのね」 【絵空】 「やっぱり周りの子、すっごく、うまい、ん、です、よ。……大会経験も豊富だし。  私は……高校入ってから癒やし部始めたから……その……あんまついていけてなくて」 【絵空】 「そ、その。友達の前で……ASMRするとか、恥ずかしくて無理だし……。  家族でも試してみたけど、変な空気になるし……だから……」 【絵空】 「……君は……ASMRされるの、好き、なんだよね?  私、いっぱい、がんばるから、あの、あの、…………うぅ」 【絵空】 「…………してくれる? ……! ぜ、ぜひ。お願いします。今から……は、もうお昼休み終わっちゃうから……っ。  今日、放課後。……癒やし部の部室、来てくれますか? ぅ……うん。お願いします」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「…………約束…………ですからね……?」 ■トラック2『文学少女の耳かき(左耳編)』 ;◆SE カーテンを開く音 ;◆声 ダミーヘッド位置・ちょっと遠めに居ます 【絵空】 「こ、こっち……」 ;◆SE 足音。リスナー、保健室っぽいベッドに座る。すぐに、絵空がカーテンを閉める ;◆声 ダミーヘッド位置・近づきつつ(右側に) 【絵空】 「……ごめんねぇ。考えなしだったよぅ……。  そっか。この時間帯だもん。他の癒やし部の子も居るよね……」 【絵空】 「うぅ。恥ずかしい。あんなにからかわれるとは……。  た、ただのASMRなんですけどっ。ごめんね、変な言いがかりつけられちゃって。  私とキミが……その……アレ、なんて……。ありえないのにね」 【絵空】 「…………そ、……れ、じゃあ」 【絵空】 「耳かきから……練習、してもいいかな? …………ん。  じゃあ、そこに横に…………いや」 【絵空】 「せ、折角なので……膝枕……していい? ……私、したことなくて。……ぅん。  ……じゃあ……はい。……座ります」 ;◆SE 絵空、ベッドに座る ;◆声 ダミーヘッド位置・左側に行く 【絵空】 「……お願いします」 ;◆SE リスナー、膝枕される音 【絵空】 「(声にならない叫び。戸惑っているイメージ。初めてハリネズミを膝に乗せた人と同じリアクション)」 【絵空】 「これが膝枕。なんか。……………………モゾる」 ;◆SE 耳かき箱(耳かきが沢山入った箱)から耳かきを選ぶ 【絵空】 「……えーと……今日は…………ん。細めの17番。材質は竹。これがいいかな」 【絵空】 「…………(初耳かきを前に、自分を落ち着かせようとする)」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「それでは……耳かき、始めマス…………ね?」 【絵空】 「(耳かきの演技。緊張して、若干息が震えている)」 【絵空】 「……ぁ、ゃばい。頭真っ白かも。い、いっぱい練習したのに……。  やっぱり、本物の人が相手だと……ぜんぜん違う」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「耳の形も……大きさも……マネキンとは……違うね……。  これが……キミの、お耳なんだ……」 【絵空】 「(耳かきの演技。緊張で若干息が浅くなっており、途中で深呼吸して気持ちを切り替えている)」 【絵空】 「……だんだん……慣れてきた……」 【絵空】 「……と、とゆーかごめんね。私、自分のことで精一杯で。  ぇと……どーかな」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「お耳……きもちい? 私の耳かき…………うん。……あ。……そ、そう? ………………ならよかった」 【絵空】 「(耳かきの演技。褒められてちょっとうれしくなっている。  段々と緊張が溶けている)」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「体……力、抜いて……? ん……。声に……集中……して……。  眠くなったら……寝ちゃっても、いいから…………ね?」 【絵空】 「(耳かきの演技。深い、ゆっくりとした呼吸。だいぶ落ち着いている)」 【絵空】 「そう言えば……キミは……癒やし部の子の練習台になるときってさ、  いつも、どこで耳かきとかさせてあげてるの? あんま……部室で見たことないよね」 【絵空】 「………………え。家? まじ。……女の子の家で? ASMR? ……うひゃあ」 【絵空】 「……とゆーか今更なんですけど。君って付き合ってる女の子は………………いないの?  ひえー。すごいね。……え。え。本命は誰なんですか。癒やし部の子?」 【絵空】 「…………てごめん。耳かきに集中、します」 【絵空】 「(耳かきの演技。ゆったりとリラックスとした呼吸)」 【絵空】 「耳かきには……皆、結構個性があって……。  つきちゃんは……お耳の浅い所を癒やすのが得意だったり……ゆきちゃんは……お耳の外側とか……癒やすのが好きだったり……。  部内でも、結構あるんだけど……私は……」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「お耳の……一番奥……鼓膜の、根本のところを……癒やすのが……得意。  だから、いつも……一番細くて柔らかい耳かき使ってるんです。でも……奥は……少し危ないので……動いたら、ダメだよ……?」 【絵空】 「(耳かきの演技。集中して、耳の奥を耳かきしている)」 【絵空】 「……いつもは……部室で……マネキンで練習してるんだけど……。  …………先輩の言う通り……本物の人を癒やしてあげる方が……楽しい……かも」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「君って、凄く分かりやすいね。気持ちよかったら、すぐお顔に出るの。  ……だから……やりがいがあって……。なるほど、そのせいで練習台として引っ張りだこなんだ」 【絵空】 「(耳かきの演技。落ち着いた手付きで、技巧的に耳かきをしている)」 【絵空】 「……お耳……そんなに……嬉しくなっちゃってるのw  あはー……。なんか……すこし、照れてきちゃうな」 【絵空】 「(耳かきの演技。ちょっとにやけそうになっているのを隠しながら)」 【絵空】 「膝枕もですね。実は懐疑的で。膝枕やりながら耳かきなんて、やりにくいじゃん?  ってずっと思ってたんだけど。いざやってみると……こう……なんだろ」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「母性……って言うのかな。甘えられてる感じが………………ちょっと……良い……」 【絵空】 「ご、ごめん私キモいこと言ってるぅ? うぅ……上がっちゃってるのかなぁ」 【絵空】 「(耳かきの演技。ゆったりまったりと、リラックスしている)」 【絵空】 「…………はい。こちらのお耳は、おしまいです。  どうだった、かな。私の耳かき」 【絵空】 「……気持ちよかった? いや。それだけじゃなくて。  もっと他の部員と比べて、あそこが良かったとかここはダメだったとか」 【絵空】 「………………そんな困った顔しないで下さい。  ふふ。ごめんなさい。そういうのは、聞かないようにするね」 【絵空】 「ただ……キミは……ゆったりしてたら良いので」 【絵空】 「……じゃあ次は、反対側のお耳、させてくれますか?」 ■トラック3『文学少女の耳かき(右耳編)』 ;◆声 ダミーヘッド位置・右 【絵空】 「ええーっと……それじゃあ……。こっち……早速、していこっか。  さっきもそうだったんだけど、キミ……結構、お耳の奥に耳垢溜まってるんだよね」 【絵空】 「……耳かきとか綿棒じゃ届かない所だから……うーんどうしよう。  後でまとめて……掃除しようかな? 今は……ただ、耳かきで……癒やしてあげる」 【絵空】 「……………………いやして『あげる』ってなんだ。私が練習させてもらってるのに。  うぅう……口が滑りましためちゃめちゃ恥ずかしい今。……とにかく。ええい。やります」 ;◆SE 耳かき 【絵空】 「(耳かきする演技。若干恥ずかしがりつつも、かなり落ち着いている)」 【絵空】 「今日は……この後、予定とか、あるの? ……ん、そっか。だったら。  ゆっくり……耳かき……していいですか? うん…………ありがと」 【絵空】 「ふふ。君って……何でも、安請け合いしてくれるね。  ダメだよ、そんな優しいと。いつか悪い人にだまされちゃうよ」 【絵空】 「(耳かきをする演技。ゆったりまったりとしている)」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「お耳……ふーってするやつ……していい? 苦手な人もいるから。  …………うん。じゃあ…………多めに、します(息をゆったりと吸ってから、耳に長くたっぷり息を吹きかける)」 【絵空】 「(耳かきをする演技。時折、耳にふーーっと息を吹きかける)」 【絵空】 「ふふ。お耳、ふーってすると、おめめ、きゅってして、すぐ、とろんとするね。  ……ホント、分かりやすくて面白い。ASMRされる才能あります。さすが」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「もっと……キミの……その、嬉しいときのお顔……見せて…………」 【絵空】 「(耳かきをする演技。集中している、深めの呼吸。たまーに、耳に息を吹きかける)」 【絵空】 「そろそろ……私の好きな……奥の方、耳かきしていくね……。  動いちゃ、だめ。…………でも……緊張……しなくてもいいから……」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「キミは……目を閉じて……ゆーったり……リラ〜ックス……してたら……いいんだよ……」 【絵空】 「(耳かきの演技。深めの呼吸。時々、耳の奥を観察している)」 【絵空】 「実は、練習台頼むの、ちょっと緊張してたんだ。  キミって、色んな子から耳かきされてるでしょ」 【絵空】 「だから……耳かきの腕とか比べられちゃうかなって。  下手っぴだなこいつ、みたいな顔されたら泣いちゃうぞって……でも、安心した」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「君の……そんなふにゃふにゃしたお顔見ちゃったら。  あ、私、上手にできてるんだなって。嬉しくなっちゃって。…………ありがとうございます♪」 【絵空】 「(耳かきの演技。ゆったりとした呼吸)」 【絵空】 「ぁ……そうだ。……キミも……してほしいこととか、あったら……言ってくれて……良いからね。  私の練習に、一方的に……付き合ってもらってるんだし…………お礼、したいから」 【絵空】 「……お礼。今思いつかなかったら、後で良いから……考えといて?」 【絵空】 「(耳かきの演技。ゆったりとした呼吸。耳かきに集中している)」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「……実はさ……私達…………その。小学校一緒だったのって。……知ってた?  ん。……私、6年生のとき引っ越して、高1で戻ってきたから…………」 【絵空】 「あは。覚えてないよね。……随分、前の事だもん。いいんです。モブなので、わたし」 【絵空】 「(耳かきの演技。深めの呼吸。時折、耳に息を吹きかける)」 【絵空】 「こうして……実際に顔を見ながら耳かきしてると……、  どうしたらもっと癒やしてあげられるかな……って……考えちゃう」 【絵空】 「君も、いくらでもおねだりというか、してほしい事ゆって良いので。  むしろ、ありがたいからね」 【絵空】 「(耳かきの演技。ゆったりとした呼吸)」 【絵空】 「……はあい、お疲れ様ー♪ これで、耳かきは……おしまいです。  ……付き合ってくれてありがと、練習。すごく、助かった」 【絵空】 「あ、でも待って。最後に……お耳の奥、汚れてたから。  耳かきで届かないトコだけ、掃除させて? だからちょっとそのまま……んしょ……待っててねー…………」 ■トラック4『耳垢除去』 ;◆SE 耳かき箱をゴソゴソしている。 ;◆声 ダミーヘッド位置は継続です 【絵空】 「えーっと……あったあった。これ。耳鼻科さんが使ってる、ライトとピンセット。  これで……お耳のいっちばん奥に溜まった耳かき、取っていこうね。これなら……耳かきで届かないとこの耳垢まで……掘れるんだよ」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「えーっと……どれどれ……お耳、光当てるねー……んー…………。ぁ、やっぱり。  奥の方に……溜まってる。耳かきをしすぎると……時々こうなっちゃうんです」 【絵空】 「早速、ピンセット入れるから……動かないでねー…………」 ;◆SE ピンセットで耳垢除去→ピンセットは、あまりゴソゴソとした音は出さなくて大丈夫です。耳の壁に当てるつもりはないんだけど当たる感じの、控えめな音でお願いします 【絵空】 「(ピンセットを使う演技。かなり集中しており、呼吸も静か)」 【絵空】 「………………ぁ、取れた。うわ……おっきいね……すご。  まだいっぱいあるから……そのまま、そのままだよー……」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「キミは……色んな人に……耳かきしてもらってるから……、  溜まっちゃったんだろうね……。……すごいことになってるよ、お耳の奥」 【絵空】 「(ピンセットを使う演技。かなり集中している)」 【絵空】 「……はぁい……また……取れますよー………………んしょ。…………おぉ……。  見てこれ。……こんなおっきな耳垢、そうないよ。ふふ、なに照れてるの」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「耳かき好きなのは分かるけど……たまには……お耳のケアも……しないと、ダメですよー……」 【絵空】 「(ピンセットを使う演技。ゆったりとした呼吸。余裕があるイメージ。時々耳垢が取れて喜んでいる)」 【絵空】 「……はぁい。んー……こんなもん……かなぁ……よし」 ;◆SE クリームの蓋を空けながら 【絵空】 「最後に……お耳ケアの……クリームだけ……塗らせてね…………」 ;◆SE 耳にクリームを塗る 【絵空】 「(耳にクリームを塗る演技。優しい呼吸)」 【絵空】 「……んしょ。反対側もケアするから……ん? あ、そのまま……お膝の上で、ごろーんってしていいですよ。  …………はぁーーい…………ごろーーーん……………………」 ;◆ダミーヘッド位置・右 【絵空】 「……ふふ……ちょっと……くすぐったいカモ」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「えーっと、どれどれー。こっちのお耳はー…………ん、やっぱり……耳垢詰まってる……。  ピンセット…………入れていこうね………………」 【絵空】 「(ピンセットで耳垢除去の演技。深く集中している。浅めの呼吸)」 【絵空】 「……あ、またおっきいの取れた。……なんだろう。結構充実感があるねコレ。  大物のイレグイ状態というか……………………たのしい」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「ゆーったり……りらーっくす……りらーっくす……してて……くださいね……♪」 【絵空】 「(ピンセットの演技。楽しい。時々大物が取れて喜んでいる)」 【絵空】 「あ。あ。あーーー。……どう? これだけ耳垢取れたら……耳の通りも良くなった?  ふふ。そっか。…………それならよかった♪」 【絵空】 「耳垢取るのもいろんなやり方があってー……、洗浄液で溶かしたり……、  バキュームみたいので吸い取ったり……」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「でもやっぱり……ピンセット使って、丁寧に1つ1つ綺麗にしていくのが……、  いちばん……いいよね。…………昔ながらという感じで」 【絵空】 「(ピンセットを使う演技。丁寧に優しく)」 【絵空】 「よーし……。このぐらい……かなー……。じゃあ最後に……クリーム、塗るね……」 ;◆SE クリームを塗る 【絵空】 「(クリームを塗る演技。若干名残惜しい)」 【絵空】 「……はい、おしまい。お耳はちょくちょくケアしないと、ダメだよ。  その……言ってくれたら……私でも、ぜんぜんするし」 【絵空】 「……あ、もうこんな時間。遅くまで部室に残ってると、不味いよね。  また、あらぬ噂を立てられちゃうよ。……そろそろ、帰ろっか?」 【絵空】 「今日、付き合ってくれてありがとうございました。……とっても、勉強になりました。  えっと…………キミのお耳掃除するの……かなり……楽しかったです」 【絵空】 「…………皆がハマっちゃうのも、ちょっと分かるなって。その」 【絵空】 「……そ、それでは。えと。私。後片付けしてから。帰りますので。  …………さっきいった、お礼の件だけ、考えといてね」 【絵空】 「じゃあ……お疲れさまでした♪」 ■トラック5『図書室で勉強会』 ;◆ダミーヘッド位置・側面 ;◆SE シャーペンでノートに何かを書き込んでいる音 【絵空】 「(勉強している)」 【絵空】 「……ん? ここわからないの? うん。……ここはね。  さっきの公式を当てはめるんだけど……そのためには……まず、式を整えないといけなくてー…………」 【絵空】 「…………分かった? そうそう。それで合ってると思う。  わからないトコあったら、また聞いてね」 【絵空】 「……それにしても。本当にこんなのが……お礼でいいのかな。  勉強を見てほしい……なんて」 【絵空】 「私、理系教科は微妙に苦手なので……変なこと教えちゃったら、ごめんね」 【絵空】 「…………そう? 力になってるなら……いいけど」 【絵空】 「で、でも。……こんな……目立つ場所で、二人で勉強とか。  ……また、変な噂立てられちゃわないかな。それだけ、少し心配」 【絵空】 「え? ……いや。私は別に良いんですよ。  でも……キミが、困るんじゃないかなって…………」 【絵空】 「……だ、だって。居るんじゃないの。好きな人とか。  癒やし部の子たちにも……人気、あるんだし。私なんかと……その……勘違いされちゃうよ」 【絵空】 「ていうかちょっと思ってたんだけど。  もしかして君って、ゲイなの? 別に隠さなくてもいいよ。今どき珍しいことでもないし。  ストレートじゃないなら、あれだけ女の子に囲まれてカノジョとか居ないのも納得だし」 【絵空】 「……そうゆうわけでもない、と」 【絵空】 「ええ。変。変です。アレだけ可愛い子ばっかりの癒やし部部員たちに気に入られてて、  一度もそういう、雰囲気になったこともないの」 【絵空】 「あ、目そらした。……なるほど。そういう雰囲気になったことは、あるんだ。ふふ。なるほど。  わかりました。キミって、奥手なんだね」 【絵空】 「だったら……私、恋愛相談とか……乗ろうか。  い、いや。恋愛なんかしたこと無いけど。古今東西、恋愛は沢山の書物に描かれて来てるわけなので。  本の虫としては、勝手に知ってる気になってるよ。……我ながらダサい」 【絵空】 「同じクラスのみうちゃんとか、仲良いんだよね?  ねー。話聞かせてよー。…………恋バナとか、結構好きなタイプなのです。私。  いいアドバイスが出来る可能性もなきにしもあらずだし」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「ね……。キミの好きな女の子って……どんなタイプなの?」 【絵空】 「あ、また目そらした。君って結構照れ屋だよね。くすくす」 【絵空】 「今日は数学の勉強だけじゃなく、恋の勉強会もするということで。  ふふ。楽しくなってきちゃー♪」 ■トラック6『耳の中までマッサージ』 ;◆SE カーテンを閉める ;◆ダミーヘッド位置・左後ろ(14) 【絵空】 「……今日も、付き合ってくれてありがとうございます。  少し、練習したいことがあって」 【絵空】 「あ、ベッドの上、寝てていいよ。リラックス出来る姿勢で……」 ;◆SE リスナー、マッサージ台に寝る ;◆ダミーヘッド位置・右(3) ;◆声 ささやき 【絵空】 「今日やるのは……マッサージ。それも、お耳の。  私、結構部内でも……これは、上手いほうなんです」 【絵空】 「でも生身の人にしてあげたことは無いから……、  キミの反応、一回見てみたくて」 【絵空】 「……練習台というか、実験台みたいにしちゃって、ごめんね?  また後で、お礼させて貰うから。今のうちに、考えててね」 【絵空】 「それじゃ……まずは……マッサージ……始めまーす……」 ;◆ダミーヘッド位置・ここから割と自由です。基本の定位置は背後(5)ですが、左右に大きく動いて緩急をつけながらよろしくおねがいします。 ;◆SE 耳のマッサージ。最初はかなり弱めで、だんだん強くしていく感じでお願いします 【絵空】 「(耳をマッサージする。優しい呼吸)」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「どー……かな……。お耳……きもちい? …………ぅん♪  キミ……結構……凝ってるね……。疲れやすい……体質、なのかな……。優しく……ほぐしていくね……」 【絵空】 「親指の腹で……お耳の外側を……なぞるみたいに……なんども……マッサージ…………」 【絵空】 「(耳をマッサージする。一生懸命な感じ)」 【絵空】 「……ふむふむ……なるほど……こういうふうに、ぐいって押したりすると……いいのかな?  お耳の裏も……よーく、ぎゅーってするよー……」 【絵空】 (耳のマッサージ。集中している) 【絵空】 「そうだ。前に……少し気になる子が居るって……言ってたじゃない……?  あれから……どうなった? 気持ち、伝えられた?」 【絵空】 「言えてないの? そっかぁ。仕方がないです。そんな日もあります。  ……キミは、照れ屋だもんねぇ。大丈夫。いつか伝わるよ」 【絵空】 「(耳をマッサージする。ゆったりと、落ち着いた呼吸)」 【絵空】 「そうだ。今度、デートとか誘ってみたらどう?  確か……来週ぐらい神社の方で、大きな古本市があるの。楽しいんだぁ」 【絵空】 「……って。それで喜ぶのは私ぐらいか。  普通に……水族館とか……? 映画とか……? うーん、デート、どこがいいんでしょ」 【絵空】 「(耳をマッサージする。デートに最適なスポットを考えつつ)」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「耳の中、指入れて……マッサージ……していくね。…………嫌だったら、いつでも言っていいからねー」 【絵空】 「(耳の中をマッサージしている。優しい呼吸)」 【絵空】 「耳の中は……沢山、血管とか神経が通ってて……マッサージすると……、  かなり、頭が軽くなった感じに……なるからねー…………んっしょ…………と」 【絵空】 「力、このぐらいでいい? ……ん…………りょーかいです」 【絵空】 「(耳の中をマッサージしている。一生懸命)」 【絵空】 「でもさ……誰かを好きになって……それで告白するとか……、  すっごいたいへんですよねー……私、絶対むりかも。びびっちゃうもん」 【絵空】 「人類、進化の過程で、好きな人の前では胸のカラータイマーが光るとか、  そういう機能を獲得したら良かったのに。そしたら、色々、楽だったのにねぇ」 【絵空】 「……でもそれは……じょうちょがないかー……」 【絵空】 「(耳の中をマッサージしている。時々、耳にふーっと息を吹きかけて、笑っている)」 【絵空】 「その……何様だよって感じもすると思うのですが……」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「キミって……優しいし……顔も……そこそこ……カッコいい……私の中ではですが……だし。  一緒に居て……楽な感じするし…………きっと、恋は叶います」 【絵空】 「モブの代表格みたいな女に言われても、嬉しくないだろうけど。  でも、私は……そう思うよ?」 【絵空】 「(耳の中をマッサージ。ちょっと強めにマッサージしている)」 【絵空】 「………………なんとゆーか」 【絵空】 「ごめっ。さっき言ったこと、無しで。うぅ……私、なにこっぱずかしいこといってるんだろ。  忘れて下さい。わかった? …………ん♪」 【絵空】 「(耳の中をマッサージ。ゆったりまったりとリラックスしながら)」 【絵空】 「ふふ……。君……うっとりした顔……なんだろ? これは……私が癒やしてあげてるからだと思うと……、  すごく……嬉しい…………カモ。私、君の役に……たってるんだなぁ…………って」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「もーっと……嬉しそうなうっとり顔、私に見せて下さい。そしたらもっと、がんばれちゃうから」 【絵空】 「(耳の中をマッサージ。嬉しそう。少し、ワクワクしている)」 【絵空】 「ん……こんな感じかな……。はーい、おしまいー♪  耳のコリ、とれた? ふふ……だったら、嬉しい」 【絵空】 「あ、動かないで。そのままで。キミ、耳だけじゃなくて、肩とかも凝ってるみたいだから。  このまま、体のマッサージもさせて? 私の勉強にもなるし」 【絵空】 「……キミとこうしてるの……私、楽しいので。……あ、ほ、他に用事とかあるなら、  全然そっち優先してもらっていいんだけど……。……………………ん」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「……じゃあ。……私。がんばるね?」 ■トラック7『肩こり解消マッサージ』 ;◆ダミヘ位置・背後(5)でマッサージするイメージです。左右に動いてあげて下さい。 【絵空】 「そ、それでは……お背中、失礼しますね……そのまま……力を抜いて、まったりしててくれたらいいから」 【絵空】 「最初は……首筋の、辺りから…………しよっか」 【絵空】 「(マッサージをしている。おずおずと、感触を確かめているような感じ)」 【絵空】 「力……ちょっと弱いかな。ん……もっと強めに、する。…………ご、ごめんね。  マッサージも……誰かにやってあげるのって初めてだから……ちょっと、緊張」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「男の子って……やっぱり、身体……ゴツゴツ……してるんだね。  筋肉というか……骨というか……不思議な感じ……」 【絵空】 「(マッサージをしている。少し力を入れ気味にしている)」 【絵空】 「私ね……マッサージとかされるとくすぐったくて、笑っちゃうタイプなんだ。  フットネイルに連れて行ってもらった時も、笑っちゃって大変だった」 【絵空】 「……あ。ネイルなんてするんだ、って顔した。  なんですか。真面目な図書委員はおしゃれなんてしないと思ってるんですか」 【絵空】 「……………………まぁ実際、いとこのお姉ちゃんにつれてってもらっただけですけど。  お洋服だって……制服ばっかり着てますけど」 【絵空】 「……君は」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「可愛くておしゃれな……キラキラした女の子の方が、好きですか?」 【絵空】 「(マッサージの演技。深い呼吸。力を入れている)」 【絵空】 「次は……肩の辺りを揉んでいきます。  あ、コリほぐしてほしいとこあったら、言ってね?」 【絵空】 「どうせ私は地味なモブ女なので。マッサージぐらいしか役に立たないので。  せめて、そのぐらいはさせて貰います。ふんだ」 【絵空】 「……お。怒ったりしてない。別に。怒る理由、ないし」 【絵空】 「(マッサージの演技。ゆったりまったりと、静かな呼吸)」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「あの。……ごめん。なんか、変な態度取っちゃって。……その。  自分でも……何であんな気分になったのか……分からなくて。……ゥン」 【絵空】 「…………私も、もっとおしゃれとか……してみよっかな」 【絵空】 「(マッサージの演技。浅い呼吸で、一生懸命マッサージ)」 【絵空】 「背中の……肩甲骨の間を……ぐーって……開くみたいに……んっしょ……ふぅ」 【絵空】 「……背中……おっきいから……マッサージ、少し大変だね」 【絵空】 「(マッサージの演技。ゆったりとリラックスしている)」 【絵空】 「……おしゃれ、しようかなー……とか思ったけど。  そもそも私……外に殆ど出ないなぁ……。大体、休みは家で本読んでるし……」 【絵空】 「……そっかー……だから私……お洋服とかあんま買わないのか……。  折角買っても……着ないんじゃなぁ……」 【絵空】 「(マッサージの演技。リスナーを遊びに誘いたいが恥ずかしいのと葛藤している)」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「キミは……さ。休日とか……なにしてるの」 【絵空】 「あ、いや。変な意味じゃなくて。ただ気になっただけで。  なんかアレなら、一緒に遊べたらなとか、全然思って無くて。私と遊んでも全然楽しくないだろうし」 【絵空】 「ただ……キミとお出かけするとかだったら……。  おしゃれも……楽しめそうだなって……思っただけ。ホント……それだけ、だよ?」 【絵空】 「(マッサージの演技。恥ずかしいのを誤魔化すために懸命にマッサージ)」 【絵空】 「……んしょ。それじゃあ、次は……肩たたき……していくよ……。  肩叩くのは……音と振動がきもちーから。ASMRとしても人気なの。それじゃあ……いくねー……」 ;◆SE 肩たたき音 【絵空】 「(肩たたきの演技。余裕がある雰囲気)」 【絵空】 「ふぅー……肩たたき……結構体力使うから……インドア派には少し大変……。  ……でも。がんばるね。せっかく、付き合ってもらってるんだもん」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「少しでも……癒やされて、かえってほしいから」 【絵空】 「(肩たたきの演技。若干息が上がっている。浅い呼吸のイメージ)」 【絵空】 「肩……痛かったりしない? ……ちょうどいい? ……ん。  りょーかいです」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「とんとんとんとんとんとんとんとん……♪ とんとんとんとんとんとんとんとん……♪」 【絵空】 「(肩たたきの演技。更に疲れてきているが、それを隠そうとしている)」 【絵空】 「……ふぅー……。……ぇ? ……ま、まだまだ……全然……平気ですけど……?  か、肩たたきなんかで……ヘロヘロになったりしません。文学少女と言えど、この程度は……」 【絵空】 「……確かに運動会のかけっこでビリ以外取ったこと無いし、  プールで25メートル泳ぎきったこと無いし、跳び箱は4段以上飛べないけど」 【絵空】 「……肩たたきぐらいは……出来るもん……」 【絵空】 「(肩たたきの演技。かなり息が荒くなってきている)」 【絵空】 「…………まだ……まだ……がんばれるぅ……」 【絵空】 「(肩たたきの演技。へろへろ)」 【絵空】 「………………はい……これで。おしまい、ですぅ…………はふぅーー……っ。  ぜーーはーー、ぜーーはーー……ふぅ…………(息を整える)」 【絵空】 「……どーですか? 私でも……このぐらい……よゆーなんですから。  ふふん。少しは……見直した? ……えへへ。そっか……よかったw」 【絵空】 「……今日は、付き合ってくれてありがと。すごく、いい練習になっちゃった。  また……何かお礼させて? うん。なんでも良いよ。……え?」 【絵空】 「……お茶、飲みたいの? あ、うん。部室の冷蔵庫に、備蓄の水があったはずだから…………ん、違うの? そうじゃなくて?」 【絵空】 「……私と……いっしょに……喫茶店、行きたいの?」 【絵空】 「……………………ふひゃ」 ■トラック8『文学少女とお茶しばく』 ;◆BGS 喫茶店内。2人が喋りだしたら若干絞って下さい ;◆SE 二人分の足音 ;◆SE 椅子を引いて、座る2人 ;◆ダミヘ位置・1 【絵空】 「……あわわわわわわわ」 【絵空】 「あれが噂の、トールとか、グランデとか、ふにゃららなやつ。  ふらぺちーのとか、トッピングとか、分からなすぎて、頭真っ白になっちゃった……」 【絵空】 「……うぅ。恥ずかしいとこ見せしちゃって恥ずかしい。  だ、だって来ないんだもん。こんな喫茶店、なんて。コーヒーなんて、のまないし。麦茶でいいじゃない、麦茶で」 【絵空】 「だってそれ。ただのおちゃのくせに、700円もするんだよ。  本が買えます。叡智の詰まった本が。お茶いっぱいと本いっさつじゃ、釣り合わないのに」 【絵空】 「(ラテをストローで飲む)……んっ。あ、でもこれ、たしかに美味しい。……あまぁい。  んー……♪ (もう一口飲む)……なるほど。これが、700円の味」 【絵空】 「……うちね、月のお小遣いが2000円なんです。  他の子達は、もっと貰ってるものなのかな。2000円じゃ、本を4冊買って終わりだもの」 【絵空】 「タピオカとか……バナナジュースとか……ブームのときは指を咥えて見てただけ。  私もバイトとか始めようかな……でもそしたら読書の時間が無くなるし…………詰んでる」 【絵空】 「1日、34時間ぐらいになったら良いのに。思いませんか?」 【絵空】 「……………………って」 【絵空】 「……ごめん。私。なんか。……上がってるというか。緊張してると言うか。  ……滑ってるね、ごめん。……あの。……友達と……お茶……ぐらいはしたこと在るけど、男の子とお茶なんて……初めてだから」 【絵空】 「そ、そりゃあキミは違うでしょうよ。癒やし部の子達にモテモテなんだしさ。  お茶ぐらい百万回ぐらいしばいたかもしれないけど。……わ、私は。初めてなんだもん」 【絵空】 「なんか……ほっぺ、熱くて……。変なこと、口走っちゃいそう。…………あぅ。  私が変なこといい出したら、長めの棒で叩いていいからね」 【絵空】 「……それで……どうしたの?」 【絵空】 「急に私と、お茶したいなんて。もしかして、あれ? また恋愛相談?  ふふ、ちょっとは役に立ててるのかな。良いよ。話して」 【絵空】 「……違うの? だったら……なに……?」 【絵空】 「…………私と、ただ……おしゃべりとかしたかっただけ?」 【絵空】 「…………………………ひにゃ」 【絵空】 「な、なにゆってるのキミは。急に……。そんな、オモシロ喋りした覚え無いけど。  印象に残らない人で逆に有名だよ私。だから…………その………………」 【絵空】 「うぅぅう……。キミが変なことゆーから……また、頭真っ白、なんですけどぉお……。なんなのさぁ……うぅ」 【絵空】 「あ、分かった。キミ、どんな女の子にもそうゆうこと言ってるんでしょ。  ……だからモテモテなんだな。とぼけたお顔してるくせに……意外と、軟派なんだ」 【絵空】 「え? そうゆうことってなに? って……そりゃ……その……女の子を……勘違いさせるような事というか……。  …………えー。何なんだろこの人、ワンチャンあるのもしかして。みたいの、思わせることっていうか……」 【絵空】 「あいやっ、違……っ。私がワンチャンあるのかなって思ったわけじゃなくてっ。  一般的なっ。常識的な態度としての話ですからっ。私は……別に……そんなの」 【絵空】 「……大体。私にそんな目を向けられても。迷惑なだけですよね。  い、いや向けてないですけどっ。向けてないですけどねっ」 【絵空】 「………………………………ただ」 【絵空】 「男の子の友達なんて初めてで……その……一緒に居ると楽しいから」 【絵空】 「……友達として、これからも……仲良くしてくれると嬉しいなとは……思いますケド……そ、それだけ」 【絵空】 「えっ。ていうか逆に。キミは……どう思ってるのさ」 【絵空】 「(気まずそうに飲み物を飲む)」 【絵空】 「……あのっ。ごめん。やっぱ。言わなくて……良い……。忘れよ? ……えーっと。  別の話とかしよ。もうすぐ文化祭だよね。君のクラスはなにするの?」 【絵空】 「……………………」 ;◆声 小声で 【絵空】 「私も……いつか……勇気が出たら…………イイナ」 ■トラック9『耳奥液体流し込み洗い』 ;◆SE カーテンを閉める音。足音が近づく ;◆ダミヘ位置・3 【絵空】 「……来てくれてありがと。教室抜け出すとき、何か言われなかった? そっか。  君のクラスも、結構泊まりで作業する人多いの? ふふ……何だかさ」 【絵空】 「夜に学校に居るのって、ちょっとドキドキするよね。  文化祭の準備は、私みたいなモブにはちょっと居心地悪いんだけど」 【絵空】 「ごめんね。こんな時間に、誘っちゃって。  キミって……いつも、他の子と居るから。誘う時間が……今しかなくて」 【絵空】 「……夜の寝る前って、一番ASMRの効果が高いんだよ。  リラックスしながら寝れるから。だから……」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「君のこと、癒やしてあげてもいいですか? ぁの……君が、よかったら、だけど。  …………練習台とかじゃなくて。ただ…………君に、聞いてほしいから」 【絵空】 「………………ぇと…………じゃあ…………する…………ね」 ;◆SE 機材をごそごそ用意している 【絵空】 「今回使うのは……あんまり見たこと無いと思うんだけど……。  耳の中を洗浄する機材なんだ。ほら見て、このほそーいチューブを……お耳の中に入れて……直接、液体を流し込むの」 【絵空】 「柔らかいチューブだから……耳かきとか、ピンセットでも届かないような……お耳のいっちばん奥の、  鼓膜の根本の辺りまで……お掃除することが、出来るんだよ……」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「じゃあ……チューブ入れるから……動かないでくださいね…………最初は、こっちのお耳から」 ;◆SE 右耳の奥にチューブを入れていく。 【絵空】 「まずは……お耳の奥に……チューブ、いれるよー……」 ;◆注 耳液体洗浄機ですが、基本ファンタジーのアイテムです。ハンドポンプのようなものをしゅこしゅこと押すことで液体が汲み取られ、チューブの中を通っていきます。ハンドポンプのSEと、チューブからとくとくと送り込まれる液体の音をファンタジーに演出してください。お願いします……! 【絵空】 「動かないでね…………んしょ…………んーーーー………………ふふ、くすぐったい? 少し……我慢ね……この辺り……かな。  分かる? チューブが……鼓膜の辺りにあるの……。動いたら危ないから……気をつけてね」 【絵空】 「それじゃあ、クリーム、流し込みまーす」 ;◆SE ポンプをゆっくりとしたリズムで押す音。少し(10秒ほど)してから、液体が管を通る音が聞こえてくる 【絵空】 「(耳洗浄の演技。静かでゆっくりとしているが、どこか緊張しているような雰囲気)」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「……どーですかー……? お耳の……一番奥に……とくとくって……洗浄液が入ってるの……分かる? ふふ。  なんかちょっと……ゾクゾクしちゃうような……変な感じ、だよねー。私も自分でやったとき、びびった」 【絵空】 「……ぁ。だ、大丈夫だよ。ちゃんと……消毒して洗浄したし……綺麗にしてるから。  間接耳洗浄? 気持ち悪いこと言わないでよ急に……」 【絵空】 「(耳洗浄の演技。ゆったりとした、深い呼吸)」 【絵空】 「……洗浄液が入ったら……お耳、保湿されて……すべすべになって……。  溜まった細かい耳垢も、ふにゃふにゃに溶かされて……お耳の調子、すっごく良くなるからね……」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「りらーっくす。りらーっくす。…………力抜いて? ……ぅん。…………いいこだね」 【絵空】 「(耳洗浄の演技。優しい呼吸。時々、幸せそうに笑っている)」 ;◆SE 垂れた洗浄液を拭いてあげる 【絵空】 「そろそろ……お耳の中、洗浄液でいっぱいになってきたね。  お耳から垂れてきちゃった……動かないで……拭いてあげるから…………ん、きれいになったw」 ;◆SE 器具を移動させている。チューブの端を、洗浄液が入っている瓶から水の入っている瓶に入れ替えている 【絵空】 「ここからは、洗浄液じゃなくて……っと。温めのお湯で……お耳の中を……洗い流していくねー。  お耳から……お湯、垂れてくると思うけど……少し、我慢してね……」 ;◆SE ここから、チューブからのお湯がちょっと勢い良くなってきます。鼓膜に水鉄砲でお湯をかけるイメージです。リアルでやったら危険そう…… 【絵空】 「(耳洗浄の演技。時折、溢れたお湯をタオルで拭いてあげている)」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「温いお湯で……お耳の中洗われるの……きもちいーでしょ?  流石に……お耳のこんな奥までは……触られたりしたこと、無いと思うから……ふふ。びくってしちゃう? 大丈夫だよ。力……抜いててね」 【絵空】 「(耳洗浄の演技。優しい雰囲気。時折耳をタオルで拭いてくれている)」 【絵空】 「んー。大分、きれいになったかなー。……もうちょっと、やってほしい? ふふ……気に入ったの? これ。いいよ……じゃあ、もうちょっとだけ」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「君のお耳の奥……あったかいお湯で、マッサージしてあげます……」 【絵空】 「(耳洗浄の演技。夜の学校に2人きりなので、ちょっとドキドキしている)」 【絵空】 「動かないでねー……」 【絵空】 「(チューブをゆっくりと抜いて、耳を丹念に拭いてあげる演技)」 ;◆声 ダミヘ位置・逆側に移動しながら 【絵空】 「次は……反対側のお耳、やるよー」 【絵空】 「んしょ。また……チューブ、入れますよー」 【絵空】 「(チューブを入れていく演技。慎重な雰囲気)」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「……どうかな? 鼓膜のところまで……届いた? ……ん♪ じゃあ……洗浄液、流しまーす」 【絵空】 「(洗浄液を入れる演技。静かな呼吸)」 【絵空】 「力抜いてー……りらっくすだよ……。ふふ、くすぐったくても、がーまーん……。  とくとくとくとくって……ぜーんぶ……入れていこうねぇ……」 【絵空】 「(洗浄液を入れる演技。幸せそうな呼吸)」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「ね……今日、夜……この教室に来て……って言われて。  キミは……どんなこと、想像した?」 【絵空】 「だって。女の子が男の子を呼び出すなんて、  小説だったら続きが簡単に予測出来るでしょ」 【絵空】 「まぁ……答えは、お耳洗浄だったわけですが」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「キミは……何か……期待、した? ………………期待、してくれた?」 【絵空】 「(耳洗浄液を入れる演技。ドキドキしている)」 【絵空】 「んーしょ……いっぱい、洗浄液入りましたね……また、お耳から垂れてきてる……。  次は、お湯で、鼓膜洗い流していきますよー……」 ;◆SE 洗浄液→お湯にシフト 【絵空】 「(ポンプを押し続ける演技。静かで、落ち着いた雰囲気)」 【絵空】 「……お湯……暖かい? ふふ……そっか。  …………言わなくても……お顔で、分かるよ」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「君の、幸せそうなお顔見てたら……私も、胸がぽかぽかして……幸せな気持ちになるんだよ。  ……ずーっと……こうしててあげたい。…………私だけが、君のこの顔を見れたら……良いのにな」 【絵空】 「(ポンプを押し続ける演技。ドキドキしている)」 【絵空】 「はーい……♪ 洗い流せたかなぁ。じゃあ……お耳拭くよ」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「……動かないでー……ぁ、首の方まで垂れてきちゃってるね。んーしょ……(耳を拭いてあげる)。  ふふ、きもちよかった? そっか」 【絵空】 「これで……お耳洗浄はおしまい♪ お耳、すっきりしましたねー……」 【絵空】 「………………えーっと」 【絵空】 「それじゃあ、教室、帰る? ……でも、寝袋で寝ると、せっかくリラックスしたのが台無しになっちゃうしね。  その……もしも、良ければなんだけど……」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「この教室で……寝ちゃっても……大丈夫だよ? ほら。マッサージ台。ベッドの代わりになるし」 【絵空】 「………君が……そーするなら…………私も。…………ベッド、使っちゃおっかな」 【絵空】 「ち、違っ。一緒のベッドじゃない。隣のやつっ。ほら、カーテンで仕切り付いてるでしょ。  なに変な想像してるのっ。………………もぉっ。ホント……おばかなんですから」 ■トラック10『寝かしつけ』 ;◆ダミヘ位置・7 ;◆声 ささやき 【絵空】 「それじゃ……せっかくだから。寝かしつけも、させて?  ほら、力……抜いて……リラックス、して……目を閉じて」 ;◆SE 頭を撫でる 【絵空】 「……ナデナデされると……頭ふにゃぁんってして……気持ちよく眠れるからね……。  なで……なで……なで……なで……♪」 【絵空】 「はぁい……ねんね……ねんね……♪ ねむねむさんは、どこですかー……♪  ゆーったり……呼吸して……段々……眠く……なってくよ……」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「……………………こうして。………………ナデナデしてて…………あげるから…………。  おやすみ…………しよーね。………………おや…………すみ…………♪」 【絵空】 「(眠るのを見守っている。優しく笑いながら、なでなで。時々髪をつまんで、幸せそうにしている)」 【絵空】 「………………ゃば…………寝顔………………かわいい」 【絵空】 「(眠るのを見守っている。寝顔をジーッと観察している)」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「……眠くなってきましたねー……♪ ふふ……いいこ……いいこ……。  んー……大丈夫だよ……私が……寝るまで見ててあげるから……安心して……ねんね、して……」 【絵空】 「(眠るのを見守っている。幸せそうな深い呼吸。)」 【絵空】 「ずっと……こうしていられたら…………良いのに…………ナ」 【絵空】 「……君は……いつも人気者で……私みたいなモブキャラじゃ……2人きりになれること……無いから……」 【絵空】 「(眠るのを見守っている。ゆったり、まったりとしている)」 【絵空】 「ふわぁーぁ……ちょっと、私も眠くなってきちゃった。君は……まだ、眠れない?  あ、だったら……」 ;◆SE 胸をとんとんと叩く ;◆声 ささやき 【絵空】 「お胸……トントン……って、しててあげますね。これ……気持ちよくて……すぐ、ねんね……しちゃいたくなるから……」 【絵空】 「(眠るのを見守っている。幸せそうな呼吸)」 【絵空】 「……いいこ……いいこ……♪ …………ぁー……だめ。ホントに……こうしてるの…………幸せ」 【絵空】 「(眠るのを見守っている。寝息に近いような呼吸)」 【絵空】 「……ホントはね……私ね……今日…………君を、ここに呼んだのは…………  お耳の洗浄とか……してあげたかったからじゃ……なくてさ」 【絵空】 「ほんとはね」 【絵空】 「ほんとは……」 【絵空】 「………………」 【絵空】 「(眠るのを見守っている。何か、ちょっといいたげな雰囲気)」 【絵空】 「ゲームみたいに……セーブが出来たらいいのにね。  間違っちゃったり、失敗したら、そこからやり直すの。全部なかったことにして」 【絵空】 「そういうこと出来ないじゃない? 現実」 【絵空】 「だから……前に進もうとするのって……すごく、勇気が……いる」 【絵空】 「(眠るのを見守っている。ドキドキしている)」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「君が、悪いんだよ……? 私みたいな……根暗モブ女に……優しくして……勘違い、させるから。  だから…………私。…………君のことばっかり、考えて。どうしたらもっと一緒に居てくれるかなって。悩んで」 【絵空】 「……君の……せいなんだから」 【絵空】 「(眠るのを見守っている。優しい呼吸)」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「もう……眠くて……何も……考えられないね……。  私が……何言ってるのかも……もう、分からないね……。私の言葉……明日になっちゃったら……忘れちゃうね」 ;◆声 ささやき 【絵空】 「私ね。……本当はね。少し前から……と言うより、ずっと……前から……。  君の。君のこと…………」