■―幕間―ミズキのその後3 日用品の買い出しのためソウタが出かけたその夜―― わたしは夫婦の寝室に男を引き入れて股を開いていた。 「へへへ…♪ 亭主の留守に男を連れ込むたぁ、悪い巫女さんがいたもんだ(笑」 「うぅ…。こ、これは必要なことだから…、ソウタもわかってくれるから…」 妖魔王バサラを調伏した後、わたしは幼馴染みのソウタと祝言をあげて夫婦となったが、一年経った今も子宝に恵まれないでいた。 子を生(な)して、血を繋ぐは女の務め。 バサラを倒したことで関八州は束の間の平和を手にしたが、それでも戦国の世であることは変わらず、高位の退魔士であるわたしには次代を設けることが求められていた。 だが―― いかにソウタを愛し、幾度となく契りを重ねようとも子はできなかった。 竿の長さが足らぬか…、それとも一度で果ててしまうことが原因か…。 積極的に回数を増やしても結果は変わらず、使命を果たせぬ焦燥は日に日に募るばかりだった。 そんな折、この男と出会った。 男は近くの村に住む大工で、雨漏りを直すため神社に呼ばれた。 ソウタとはまるで正反対の中年の男。 職業柄か筋骨たくましく、一目見るなり無遠慮にわたしにイヤらしい視線を向けるほど性欲に溢れていた。 そして何より――男のイチモツはバサラ並みに大きかった。 初めては、ムリヤリだった。 わたしならいともたやすく追い払うことはできたが、雄々しくそそり立つイチモツに心を奪われ、気付いたら男とひとつになっていた。 嫌悪し拒むも、久しぶりに与えられた下半身の快楽には逆らえず、抜かず三発、子宮に精子を注ぎ込まれて絶頂した。 男はそれでもまだ足りぬとわたしを犯し、男が射精し飽きた頃にはすっかり日が暮れていた。 それから、男は修繕に来る度わたしを犯した。 拒むことはいくらでもできたが、下半身の疼きがそれを許してくれなかった。 そして、いつしか男が来る日を待ち望むようになり…。 ソウタがしばらく家を空けることとなったその日、わたしは人目を忍んで男に文をやった。 「ハァハァハァ…★ もういいから…、早くそのたくましくそそりたったモノをいつものように…!」 発情しきった顔でわたしは男に懇願する。 だが、男はニヤニヤと下卑た笑みを浮かべて、硬く膨張したソレをこすりつけるばかりだった。 「なら、裏切った亭主に懺悔しねぇとなぁ〜♪ 惨めに、イヤらしく、どうしてこんなことになったのか、ちゃんと謝らねぇと申し訳なくて勃つモノも勃たねぇよ」 くっ…! わたしは歯を食いしばって男をにらむ。 この男はいつもこうだ。 強い女を辱めることが何より好きで、屈服させることで優越感に浸っているどうしようもない男だ。 以前のわたしなら嫌悪しか抱かなかったのだが、肌を重ねるうちにいつしか屈辱に悦びを覚えるようになっていた。 男の硬くて熱いモノが女陰を刺激する度に、胎の奥がそれを求めてキュンキュンと疼く。 もう限界だった。 これ以上じらされたくない。その一心でわたしは男の言葉に従う。 「フーッ! フーッ! そ、ソウタぁ…、すまない許してくれぇ…!  わたしが戦巫女である以上、血は絶やせない…。子を生すには、ソウタの貧弱な短小(もの)じゃダメなんだぁ!  長くて★ ぶっといチンポを★ 奥までねじ込んで…★ 亀頭を子宮口に押し付けて、ドロドロの子種を注ぎ込んでもらわないとダメなんだぁ★  だから…、だから許してくれぇ…★ 避妊の術を解いて、この男と浮気子作りするわたしを許してくれぇ…★★★」 ぐちゅんっ! 淫らな水音と共にわたしの甘い吐息が室内に漏れる。 「ああぁんっ…★ 浮気チンポ来たぁぁぁんっっ★★★  これっ! これがずっと欲しかったんだ…★」 「ヒヒヒ…♪ あの気弱そうな亭主が聞いたら、卒倒しちまいそうなセリフだな(笑  なら、この待ち焦がれた愛しのチンポ様で 今夜こそ俺の女にしてやるぜっ!」 「あんあんっ★ もう、とっくにお前の女になってるぅ…★  ソウタのじゃ挿入ってるのかもわからないくらいで…、わたしの膣は完全にお前の形に上書きされて…★」 「まぁ、あれだけヤリまくってりゃ当然か!  ここまで持ってる女も珍しいぜ。大抵の女は、一月も経たないうちにガバガバになって使い物にならなくなるって言うのによ!  いまだに膣内をキュンキュン締め付けて射精オネダリするなんて、どんだけ男に飢えてんだよ(笑」 「あぁ〜ん★ 言うなぁ…★ 言わないでくれぇぇ…★★★」 ぬちゅぬちゅ♪ ぬちゅぬちゅ♪ ぬちゅぬちゅ♪ 女の音が静かな夜に響き渡る。 それは、愛する男女でなければけして聞こえない音色。 膣が男根を味わい、子宮が子種を欲して亀頭にしゃぶりつく愛の音。 「契り」 それは「誓い」「約束」を意味する言葉。 愛の誓い。 子を生す約束。 それを証明する印のごとくわたしは何度も何度も男と契りを交わした。 避妊の術を解いた無防備な子宮で、愛するソウタではなく名すらおぼつかない男と、何度も。何度も。 「うっ…!」 男のうめき声と共に、おびただしい量の子種汁がわたしの子宮に注ぎ込まれる。 「あ…★ あぁ…★ あっ★ あっ★ あっ…★★★(ダメだ…、気持ちよすぎて何も考えられないぃぃ…★)」 恍惚とした女の貌で、膣内射精の悦びに打ち震える。 もはや、頭の中にはソウタへの罪悪感は消えていた。 強い男の種を子宮で受けとめる悦び。 避妊の術を解いた危険日の子宮が、愛するソウタではない間男の精子で満たされていく。 「ふぃ〜〜〜っ♪ 射精した♪ 射精した♪ 相変わらず、いい締まりのまんこだぜ!  おらっ! いつまでも惚けてねぇで、気持ちよくしてもらったおチンポ様をキレイにしろ!」 射精し終えた男は、ぴしゃりとわたしの胸を叩(はた)いてイチモツを突きつけた。 「はぁ…★ あれだけ射精したというのに、まだこんな…★」 「当たり前ぇだろ! フニャチン亭主と一緒にすんじゃねぇよ! 今日は寝かさねぇから覚悟しろよ!」 「ああぁ…★ この極太チンポで…、一晩中…★★★」 「はむっ★ んっ★ ふっ…★ じゅるじゅる…♪ じゅるじゅる…♪」 (あぁ…、なんて雄々しいんだ…★ ソウタとはぜんぜん違う…) わたしは夢中になって亀頭を頬張る。 飴でもしゃぶるように、鈴口に、包皮の間に、裏筋に丁寧に舌を這わせていく。 「へへへ…♪ 夢中でしゃぶりつきやがって、この淫乱巫女が♪」 男にとって、わたしは複数いるハメ穴の一人でしかなかった。 妊娠しようが責任など取るつもりはさらさらない。自分が気持ちよければそれでよいのだ。 ヤる時は必ず膣内射精されていた。 男の本能か、はたまた女を屈服させた征服感かは定かではない。 ただ、子供は欲しいがソウタと別れるつもりはないわたしと利害が一致していた。 「おっと…、もういいぜ。これ以上されたら無駄撃ちしちまう。  今夜は全部お前の子宮に射精すって、決めてるからな!  ほら、今度はケツをこっちに向けろ! 犬みたいに犯してやるからよ!」 わたしはもはや男の言いなりだった。 それどころか、早く入れてもらいたいばかりに自分から尻をくねらせて誘惑している。 「あぁ…早くぅ…★ じらさないでくれぇ…★」 「ったく、どうしようもないメス犬だ♪」 「おらよっ!」 「はぁんっ…★ また浮気チンポ来たぁ★★★」 ぐちゃぐちゃに濡れそぼった蜜壺に男根がねじり込まれる。 それだけでわたしは軽く絶頂してしまった。 もはや誰の目から見ても完全に巨根の虜になっているのは明らかだ。 わたしはだらしないおまんこ顔を晒しながら、甘い声で男に媚びる。 「突いてっ! んんぅ…★ もっと突いてぇ…★  ソウタじゃ絶対届かないトコロ★ もっとほじってぇ…★★★」 わたしは男に合わせて腰を振っていた。 突かれる度に、結合部から白く濁った体液が泡を吹いて溢れる。 尻穴をヒクつかせ、まだなお男根を味わおうと膣内をうねらせて、 わたしは夫婦の寝室で心から他人棒に酔いしれていた。 「ヒヒヒッ…♪ 初めての時もこうやって犯してやったんだっけな♪  あの時は『亭主とのキズナ』がどうとか言ってたが、もういいのか?」 「ソウタとは今も深いキズナでつながってるから問題ないっ…★  これはっ★ 子を生すために仕方なくぅ…★ あんっ★」 「俺とはもっと深いところでつながってるみたいだけどな(笑」 「あひぃんっ★★★  そこだめぇっ! そこグリグリされたら、すぐイっちゃうからぁ…っ★」 「おいおい、亭主に操を立てるならせめてイクのくらいはガマンしろよ(笑」 男はそう言いながら、子宮口の周辺をほぐすように亀頭をこすりつける。 「ムリぃ★ こんなのガマンできる女なんていないっ!  ソウタのことなんてもうどうでもいいから、もっとそこをほじってぇ…★★★」 「ったく、亭主に代わってお仕置きだ! おらっ! しっかり孕めよ!」 男は躊躇することなくわたしの中に射精した。 まるで、それが当然のように子宮を白に染めあげていく。 「はひぃ…★ あはぁ…ん…★ 射精てるぅ…★ 避妊の術をかけてない無防備な子宮に直接ぅ…★  あっ★ あっ★ あぁ…★ 孕んでるっ★ いま赤ちゃんできてるぅ★  ダメだ…★ 幸せな気持ちが抑えられない…★  射精してっ★ 責任なんて考えなくていいからっ! ソウタではなく、お前の子を産ませてくれぇぇっ★★★」 「これじゃ、お仕置きじゃなくてご褒美だな(笑  今夜も金玉がカラになるまで、たっぷり可愛がってやるぜ。  バレないように後で亭主ともシておけよ」 「わかってるっ★ あんっ★ 元よりそのつもりだぁ…★」 その日――、わたしは下半身で男を選んだ。 一年後、待望の子を出産するが、ソウタは何も知らずただ喜ぶばかりだった。