Mirage Room(仮題)催眠導入部第一稿より抜粋/約3000文字 --------------------------------------------------------------------------- 次回作予定の音声作品の第一稿(2022年5月上旬頃脱稿)スクリプトからの抜粋です。 本作「お姉さんと契約して~」が、てんこ盛りかつダークトーンの作品だったので、 次はもっとシンプルかつ清楚なものを…と思い制作にあたっております。 (まだまだ絶賛改稿中です!完成版では所々変わるかと思います) なお、お察しのとおり女体化モノです。 本作をお聴き頂いた皆さんのお声をもとに、より良い作品となるよう頑張ってまいります! 今後とも、応援のほど宜しくお願いいたします。 --------------------------------------------------------------------------- ~~~~~前略~~~~~ そのまま自分のペースで、深呼吸をしながら…私の声を、聞いていて下さいね? 貴方は、蜃気楼…って、ご存じですか? 一般的には、大気の密度や光の屈折の加減で、その場にないはずのものが、遠くにぼーんやりと浮かび上がって見える現象…ですね。 この蜃気楼は、世界各地でも古くから親しまれている現象で… 例えば西洋では、アーサー王伝説の魔女・モーガンになぞらえた呼び方をされたりする一方で、 東洋では、仙人の住まうと言われる蓬莱山や、海の中にある竜宮城なんかと結び付けられて、昔から、良いことが起こる前兆…とも言われてきたものです。 蜃気楼は本来、とても遠くに見えるモノ… そもそもが目の錯覚であり、幻でしかないものですから… 手を伸ばしたり、見えている場所へ向かって、歩いていったところで、それに触れられるわけではありません… だからこそ、理想郷の象徴として、昔から語り継がれてきたのかもしれませんね?     (//「だからこそ」気持ちトーン上げめに) しかし…     (//少し抑えめに) もしも、そんな幻に、実際に触れたり、その存在を、肌で感じたりすることが、できるとしたら。 この世界のどこにもない、理想郷に等しい空間へと、もし、辿り着くことができるとしたら。 貴方は、どうしますか? そこは、理想の空間。ですから、そこで貴方が望むことは、何だって、現実になるし… 貴方が望めば、どんなモノにでだって、なることができる。 性別など関係なく、なりたい姿にだってなれちゃいますし… そう、例えば… えっちな望みだって、叶っちゃうんです♪     (//以下4行、トーン低めに(有声囁きに近いくらい)、少し悪戯っぽく) 理想の姿になって、理想のえっちができる… そんな、夢みたいな空間。 行ってみたく、ありませんか? もしも、貴方がそれを望むのなら…私がそこへ、連れていってあげましょう。 私の言葉に導かれ、私の声に、身を委ねていれば… 貴方をとっても気持ちの良い、夢のような空間へと…連れていってあげることが、できるんです。 ですから、ね?     (//トーン少し低めに) 私の声を聞いて…もっともっと、リラックス。していきましょうね? …まだ、深呼吸は続けていますか? もし、続けているようでしたら、その呼吸に、意識を向けてみて下さい。 すぅーー…っと息を吸うときには、新鮮な空気が体の中に入ってきて…     (//「すーーっ」2秒くらい) ふぅーー…っと息を吐くときには、残っていた力が、更に抜けていきます…     (//「ふーーっ」2秒くらい) 呼吸とともに…体から力が抜けていくのを、感じてみましょう。 深呼吸を繰り返す度に、脱力するときの心地いい感覚が、体に染み渡ってくる… 深呼吸を繰り返す度に、私の声が…心地よく、体に染み渡る…     (//「深呼吸を繰り返す度に」、上段の同文より、気持ちトーン上げめで) そして…普段生活しているとき、自然と体に籠っていた力… そんな余分な力が、全身から、ゆっくりと、抜けていくような感覚… それが何だか、心地いい… そう、それはまるで、眠りにつくときのような感覚。 眠りにつくときのような、心地よさ。 眠るときの感覚…って、どんな心地だったかな? 起きているときには意識できていた、周りのこと… 周りの音が、段々、段々、気にならなくなってきて… 体の内側…心の内側に、自然と、意識が向いていくような…そんな感覚… そうですよね? 起きているときには感じなかった、自分の体の、重み… それを意識できるようになるのは、体から、力が抜けていって、徐々にリラックスできるようになっている、証です… ほら…感じて下さい。 両肩から力が抜けていくと… 両腕の力も抜けて、その重みを、感じられるようになる… 両足から、力が抜けていく… 力が抜けていって、両足が、重ーく、感じられるようになる… 体の中心…お臍の辺りから、力が抜けて、リラックスしていくと… お布団と背中が密着して、体全体の、重みを感じられますよ? それから、頭…後頭部の重さを、感じて下さい… 普段、重たい頭を支えている、貴方の首…そんな首の力を抜いて、頭を休ませてあげましょう… 首、そして頭の力が抜けて、頭が休まってくると… その内側にある、貴方の脳… 普段考え事に使っている、脳の働きも、少しずつ、少しずつ、休まってきて… 何だかぼーーっとした、いい気持ちになっていきます… 体と心は、常にリンクしていますから… 体から力が抜けてくると、心もリラックスして、休まっていきます。 それは、当たり前のこと。 全身から、力が抜けて、気持ちがいい… もう、動かそうとは思わない… 体と心の力が抜けて、とても、安らかな気分… お顔の力も抜けて、トローーンとした、とても穏やかな表情に、なってきてますね。 うん…いいですよ? その心地よさに、ゆったりと、身を委ねていきましょう。 すっかり力が抜けきって、リラックスしている、今の貴方… そんな心地いい気分で、私の声を聞いていると… 貴方の心の中で、響いている私の声が…とても気持ちよく、感じられますね? すっかり、周りのことが気にならなくなって、私の言葉だけが自然と、貴方の中に響き渡る。 頭の中に私の声が響いて、とても、いい気持ち… 私の声を聞いているだけで、気持ちよくなれる… 何だかとても、気持ちよくて…穏やかで、いい気分に、なっていきますね… そろそろ、楽な呼吸に戻しましょうか。 そのまま、ゆったりとした心地のまま、私の声に、耳を傾けていて下さいね? そうすれば、もっともっと気持ちのいい世界に、入っていくことができますよ…? もっともっと、気持ちのいい、世界… 気持ちのいい、催眠の世界へ、貴方は入っていくことができる… いいえ…ひょっとすると、貴方はもう、気付いているはずです。 既に、催眠の世界に、足を踏み入れていることに… このまま私の声に浸っていれば、もっと気持ちのいい、催眠の世界へと、入っていけることに。 貴方はもう、気付いていますね。 ほら…頭が何だか、ぼーっとしてくる… ぼーっとして、考え事をするのが、面倒になってくる… 何かを考えたり、思い出そうとしても…それらは霧のように、頭の中から、消えていってしまいます… もう何も、考えようと思わない…もう何も、思い出そうと思わない… 頭の中に、真っ白な霧に覆われていくような…何だか、ぼやけていくような感覚… 私の声を聴いていると、もっともっと、深いところ…霧の奥深くまで、貴方の意識は入っていくことができます。 この深い霧の向こうにはね…?っふふっ♪ とっても素敵な場所が、あるんです。 ミラージュルーム、って、ご存じですか? この霧の向こうにある、見渡す限り、どこまでも…蜃気楼で出来た、不思議なお部屋… そこは何もない、空っぽの空間だけど…訪れる人の心を映し出し、その望みを叶えてくれる、まさに理想の空間。 とても広い部屋の中では、ふわふわと心地いい感覚に包まれながら、幸せな心地を、味わい続けることができる… その部屋の中でなら、貴方は何にでもなることができるし、何だって、望みは叶う… そんな、素敵なお部屋。 貴方が望むなら、貴方はその部屋の中へと、入ることができます。 そして…そこできっと、とても気持ちいい体験を、することができます。     (//「とても気持ちいい~」から先、気持ち強調) 私が、その部屋へと、導いてあげます。 私の心地いい声に導かれて、貴方はその部屋の扉を、ただ、開けるだけ。 その部屋の扉…それは、貴方の心の、奥底へと繋がる扉… 心の奥底にある願望を叶え、とても気持ちよくて、幸せな感覚で、貴方を満たしてくれる…そんなお部屋の入り口。 その扉は、貴方が深い催眠へ入っていくにつれて、自然と開いていき…貴方は自然と、そこへ入っていくことができます。 とっても気持ちよくて、幸せな体験のできる、蜃気楼で出来たお部屋… その扉を開けるために、貴方はこれから、もっともっと深い世界へと、入っていくことができます。 ~~~~~後略~~~~~