「もっととーかの秘密」を、ご購入いただきありがとうございます。 シナリオ担当の毛ガニです。 「百合ってバイノーラル音声作品の設定として最適じゃね?」という不純な動機から作った前作ですが、サークルの看板とも言えるような作品に成長し、続編を出せるまでになりました。ご支持や続編を望んでいただいた方々、誠にありがとうございます。 特に予想外だったのは、女性の方から厚い支持をいただけた点です。寄せられる応援コメントの熱さから、今作は女性向け売り場で出すべきかと本気で悩んだ程です。それは、前作が男性向け売り場だったので辞めておきましたが、女性ファンの期待を裏切ってはならないとは意識しました。 続編という事で前作よりもえっちな内容になりますが、かと言って女の子の声帯を持つエロオヤジになってはいけません。ちゃんと女の子を描写する事に最も注意を置きました。 というわけで、DLsiteの女性向け売り場でTLのえっちなマンガを買い漁って研究してきました。かつては、えっちなマンガは友人の誕生日プレゼントに渡したら突き返された田亀源五郎の短編集(友人の掲げる誕生日プレゼントの3要件、笑える、ネタになる、要らない、を完璧に満たしていたのに、「でも、これはマジキチだから」とか吐き捨てた言行不一致も甚だしい不届き者である)しか持っていなかった僕でしたが、同人活動を始めてから勉強もかねていろいろ買うようになったものです。あっ、TLの音声作品も買ってはみましたが、積みオーディオブックがあったり、イケメンに耳元で囁かれるのが怖くてまだ聴けていません。 閑話休題、初めはTLに抵抗感があったものの、長い尺を取ってキャラクターや欲が丁寧に描写され、関係性の変化などが納得できる形で描かれているのでむしろ男性向け作品よりも好感が持てたくらい良かったです。 シナリオを書く上では、「かわいい」という表現の頻出は避けれないものと割り切りました。その代わり、何が「かわいい」のかをしっかり描写しわける事で単調さを避けたつもりです。 そんな研究の成果が出て、女の子を感じれるシナリオに仕上がっているようでしたら幸いです。 声優は陽向葵ゅか様。 シナリオライターとしては、我が娘のようにかわいいかわいいとーかちゃん。 そんなとーかちゃんがめちゃくちゃにされているのを聴いていると……、「よーし、いいぞぉ! もっとやれ!」と応援したくなりました。 安心のクオリティで言葉責めが大変お上手。ハキハキと快活なのと、逃げれないのを分かっていてゆっくりと追い詰めるののギャップが素敵です。楽しそうにとーかちゃんを責めるのいいですよね。 イラストははれんちとめこ様。 前作の白を基調とした清潔感あるイラストに対し、今作では薄暗くムーディで関係の進展を感じるイラストを描いていただきました。 前作同様、手だけでも関係性や感情が伝わってきます。流れ落ちる髪の艶や、素材の違いが分かる布地、やわらかくもハリのある肌と、質感の描き分けが素晴らしい。 「このけしからんスカートだと、絶対に押さえてもパンツとか紐とか見えちゃうよ。でも、イラスト的には極めて正しいから仕方ないよね」という判断のもとに描かれたおヘソや鼠径部にもこだわりが溢れています。