【トラック1】 ……あっ。先輩。 こんにちはっ。 今日は遅かったですね? 先生のお手伝いをしていたんですか。 率先して雑務を引き受けるなんて、先輩はご立派ですね。 わたしも先輩みたいに頑張らないとって思いますっ。 ……ん? 吐息がくすぐったかったですか? ご、ごめんなさいっ。 気をつけてはいるんですけど、息が当たってしまって……。 なるべく、先輩の耳を擽らないようにしますね? 思えば、先輩の耳元で喋り始めてから、随分経ちましたね……? わたしの声、小さいですから。 聞き返されることが多かったので、耳元に囁くようになって…。 いまでは、先輩の耳元がすっかり定位置。 背伸びしないでも届くように、もっと背が伸びてくれるといいなぁ……。 ふふ。気を使って屈んでくれなくても大丈夫ですよ? 先輩はほんとにお優しいんですねっ。 あっ。はい、そうです。 他の部員たちは、今日も休みみたいで。 どうして来ないんでしょうか? 文芸部の活動、とっても楽しいのに……。 でも、先輩と二人きりなのは嬉しいかも……♡ 他の男の人と話すのは、ビクビクしちゃいますけど。 先輩と話しているときは安心するんです。 先輩は中学時代から同じ部活で、ずっと良くしてくれて。 オドオドしてるわたしの話も呆れずに聞いてくれる…。 頼れる優しい先輩ですから。 とっても信頼しているんですよ? えへへっ……♡ どうしたんですか、先輩。 ドギマギしちゃって……。 どこか具合が悪いんですか……? ……えっ? 胸が当たってる……? ふぁっ。ひゃぁっ――!? ご、ごめんなさいっ。 先輩とのお話しに夢中になって、つい……。 注意されるのも、一度や二度じゃありませんよね……? いつも、気がついたら密着しちゃってますもんね……。 おっぱいが無駄に大きいから、押し当てるみたいな形になってしまって…。 鬱陶しかったですよね……? 今後は先輩にご迷惑を掛けないよう気をつけますっ。 ……あっ。 そういえば、新作の長編小説がもう少しで書き上がりそうなんです。 先輩、また読んでくれますか? わぁっ。ありがとうございますっ。 先輩に読んでもらえると思うと、創作意欲がメキメキ湧いてきちゃいます♪ 早速、執筆を再開しますねっ? 【トラック2】 ……あっ。 先輩、ですか……? ごめんなさい。うたた寝してしまっていて……。 部室で居眠りなんて、お行儀が悪いですよね……? しっかり定位置に戻らないと。 先輩と楽しくお喋りできません。 んしょっと……。 ふぅ……。 やっぱり、先輩の耳元は定位置って感じがします。 実家のような安心感です♪ ……ん? 寝不足なんて珍しい……? ……あはは。 その、最近は忙しくて……。 今日も夜から朝に掛けて用事があったので、一睡もしていなかったんです……。 授業中に眠気を堪えるの、大変でした……。 そういうわけで、執筆活動にもあんまり取り掛かれていないんです……。 でも、読んでほしいと頼んだ手前、小説は必ず完成させますっ。 来月中にはなんとか仕上げますからっ。 ふふふっ。先輩、編集者さんみたいですね。 先輩は書くよりも読むほうが好きみたいですから。 きっと向いていると思いますっ。 ……あっ。先輩。 ところで、大事な話があるんですけど、いいですか……? ……はい。 先輩にしかお話できない、大事な話なんです……。 言おうか迷ったんですけど、やっぱり勇気を出して伝えなきゃって思って……。 ありがとうございますっ。 えと。恥ずかしくて何度もは言えないので……。 聞き逃しがないように…。 先輩の耳元に、もーっと口を寄せちゃいますね……? 失礼しまーす……。 じゃあ、言いますよ……? はぁー、すぅー……。 その……サッカー部の先輩とえっち、しちゃったんですけど……。 これって、付き合ってることになるんですか……? ……えっと。 わたし、こういうことには疎くて……。 きっと、先輩なら恋愛経験豊富でしょうから、相談したいなと思ったんですっ。 ご迷惑だったらごめんなさいっ。 ……ご迷惑じゃない、ですか? ふあぁ……。 よかったです。 先輩は本当にお優しいですね……っ? この一週間、ずっと一人で抱え込んで、悩んでたので……。 先輩に相談に乗ってもらえると、ほんとに助かります。 勇気を出してよかったぁ……。 とはいっても、順を追って説明しないと、状況がわからないですよね? いまから、詳細を語りま―― ……あれ? ……先輩。顔、真っ青ですよ……? 大丈夫、ですか……? あっ。体調は悪くないんですね? ふぅ……。安心しました。 きっと、立ちっぱなしだから疲れちゃったんですね。 でしたら、ソファに座りましょうか。 わたしは立ったままで大丈夫ですから。 先輩の背中のほうに回り込んで…。 こうして、後ろから囁きますね……? えへへ。ちょっと緊張します……っ。 後ろから囁くのは初めてですから。 なんだか、美容師さんになった気分です。 おっぱいが当たったり、吐息が擽ったりしたら、遠慮なく言ってくださいね? ……えと。 早速、恋愛相談の続き、なんですけど……。 サッカー部の先輩とえっちしちゃったって言ったじゃないですか。 その相手の人…3年生の高橋さんっていうんですけど、知ってますか……? ……あっ。ご存知でしたか。 結構、有名ですもんね。 悪い意味で、ですけど……。 すぐに女の子を食べちゃうって噂、学年を越えて広まっていますよね? 同級生にも被害に遭った子がいっぱいいるんです。 わたしも、ちょっぴりだけ警戒してました……。 でも、悪い人じゃないんですよ? 実際にお話しして、触れ合いましたけど…。 すっごく面白くて、優しい人なんです。 ちょっと、ぞんないな扱いをしてくるときは、あるかもですけどね……。 その高橋さんと身体の関係を持ってしまったわけなんですけど…。 告白とかはされたわけじゃなくて……。 いま付き合っているのかどうかわからないんです……。 ですから、経験豊富な先輩の意見を聞かせてくれたら、とっても嬉しいです。 高橋さんとえっちしちゃった経緯、いまからお話ししますね……? つい先週の土曜日の出来事なんですけど…。 街に買い物に繰り出していたんです。 ポカポカ陽気でルンルン気分♪ 目当ての物を買い終えてからは、軽くウィンドウショッピングをしたりして。 たまには一人でお出掛けするのも悪くないなぁって、大人の嗜みを覚えた気分でした。 でも、街中でガラの悪い男の人たちに絡まれてしまって…。 楽しい気分を台無しにされてしまったんです。 いつもはナンパされても、謝って駆け足で逃げるんですけど…。 今回の人たちはしつこくて、腕を掴んできたりもして…。 なかなか振り切ることができなかったんですよね……。 このまま連れ去られちゃうんじゃないかって、不安な気持ちでいっぱいになってたら…。 通りがかった男の人が、間に入ってくれたんです。 「この子、俺の連れなんですけど何か用すか?」って。 嘘をついているのに、ほんとのように演技が上手でビックリ。 ナンパしてきた男の人たちも、チッって舌打ちして去ってくれました。 ほんと、九死に一生を得た気分でした……っ。 助けてくれた男の人は、金髪で背が高くて、ちょっぴりチャラい感じ。 普段なら苦手な人種の方ですけど、そのときばかりは王子様のように見えました。 お礼を告げたら自己紹介をされて、またもやビックリ。 なんと同じ学校だと判明したんです。 すごい偶然ですよね……? あっ。先輩も気がつきました? そう。その人が、高橋さんだったんですよ。 高橋さんも街に買い物に来ていたそうで…。 ちょうどお互いに用事を終えて夕飯時。 せっかくだからと食事に誘われたので、ご一緒することにしました。 普段なら初対面の男の人とご飯なんて行かないですよ? でも、そのときのわたしは舞い上がっていたんです。 いま思えば、警戒心が足りてなかったなぁ……。 オシャレなカフェに連れて行かれて、食事をしたわけなんですけど…。 高橋さんったら、すっごく知識豊富でユーモアで、リードしてくれて。 一緒に過ごしていて、とっても楽しかったです。 きっと、悪い噂に関しては誤解なんだと確信しました。 だけど、女の子慣れしてるとは、感じましたね……。 ボディタッチとか、すっごく激しかったし……。 食事中にも、頭を撫でてきたり、肩を抱いてきたり。 気がついたら、パーソナルスペースに入られていました。 でも、嫌な感じじゃ、なかったかも……。 お店を出てから、解散する流れになるかと思ったんですけど…。 高橋さんに手を握られて、駅とは反対方向に連れて行かれたんです。 あまりに自然な足取りだったので、なんの疑問も抱きませんでした。 気がついたら、ラブホテルの前……。 「ちょっと休憩していかない?」と提案されて、のほほんとした気持ちは霧散しました……。 まだ出会ったばかりなのに、絶対早いと思いましたけど…。 「なにもしないから」って言葉が決め手になって、ホテルに入ってしまったんです……。 ホテルの部屋に入った途端、高橋さんは肩を抱いてきて…。 頬を撫でながら「可愛いね」って、いっぱい褒めてくれました。 わたし、先輩以外の男の人とまともに話せないじゃないですか。 ですから、そんな風に褒められるのは初めてで、顔がすっごく熱くなっちゃいました……。 高橋さんにも熱が伝わっちゃうんじゃないかって、ドキドキしたなぁ……。 顔を触られながら褒め殺しにされて、正直わたしは満更でもなくて…。 「そんなことないですよ~」って謙遜しながらも、デレデレしちゃってたんですけど…。 急にしんと。 静かになったと思ったら、すっと顔を寄せてきました。 キス、してきたんです。 あまりに自然な動作だったので、抵抗する暇もなく。 信じられないほどあっさりと奪われてしまったんです……。 わたしの、ファーストキス……。 先輩は当然経験済みだと思いますけど…。 キスって、頭が蕩けちゃいそうになるんですね……? ただ唇を重ねただけなのに、全身がじーんとしていくのを感じました……。 頭がふわふわしている間に、続けざまに唇を奪われてしまったんですけど…。 高橋さんのキスは力加減が絶妙で…。 比較対象がいなくても、上手だとわかったんです。 最初は初対面の男の人とキスなんて良くないって思ってたんですけど…。 あまりにも気持ち良すぎて、抵抗する気力を失ってしまいました……。 目を瞑って、身を委ねちゃったんです……。 わたしって、イケナイ子ですよね……? 密着しながらキスされている間に身体も触られちゃって…。 胸とか、太ももとか。 際どいところも、いっぱい触られちゃったんですけど…。 キスを受け入れておいて、今更拒否するのも忍びなくて……。 なんにも抵抗しなかったんです……。 高橋さんは愛撫もすっごく上手かったんですよ? なんというか、焦らすような感じ? 絶妙なタイミングで指を離されちゃうから、もっと触ってほしいって思ってしまって…。 女心を擽られる感じがしたなぁ……。 でも、内腿に手を這わせてきたときは、流石に抵抗しましたよ? わたし、経験ありませんでしたから。 最後までは絶対しないって決めてたんです。 初めては本当に好きな人に捧げたいって、思ってました……。 だけど、高橋さんは耳元に口を寄せてきたんです。 「きっと、俺たちが出会ったのは運命だと思う」「ナンパから救ったのが同じ学校の人なんてすごい確率じゃん?」「俺、きみに一目惚れしたんだ」「好きだよ」って。 執拗に甘い声で囁かれて……。 だんだんとわたしも思ってきちゃったんですよね。 運命の人なのかもって……。 身体の力を抜いてからは、されるがまま。 パンツの上からおまんこを弄られて、わたしは感じてしまって…。 「ぁ、んっ……」ってあられもない声を漏らしちゃったんです……。 そのことを高橋さんに見咎められちゃいました……。 「抵抗してたのに感じてるじゃん♪」って囁いてきて…。 恥ずかしくて、顔から火を吹きそうになりましたよ……。 わたしが羞恥に悶えている隙を突くように。 高橋さんは服を脱がせてきました。 一枚、また一枚と。慣れた手つきで服を剥かれて…。 もうわたしはどうにでもなれって。 投げやりな気持ちになっちゃったんです……。 ほんと、意志が弱い駄目な子ですよね……? わたしの裸を見て、高橋さんは「綺麗だね」って褒めてくれて…。 ちゅって優しくキスをしてくれたんです。 嬉し恥ずかしで、感情がグチャグチャになっちゃった……。 気がついたら、高橋さんも服を脱いでいて…。 サッカーで鍛えた逞しい身体がお目見え。 割れた腹筋を拝んだだけでも、卒倒しちゃうくらい刺激的だったのに…。 いざ、あそこを目にした衝撃は途方もなかったです。 ……おちんぽ。 男の人のおちんぽって、すっごくグロテスクなんですね……? 血管が浮き出ていて、凶悪な感じ……。 それに、高橋さんの…わたしの腕くらい太くて、大きかったんです……。 こんなの絶対に挿入らないって、ビクビクしちゃいました……。 先輩のも、そんなに大きいんですかね……? あっ。別に見たいとかじゃないですよっ? みんなあんなに大きいのか気になっただけで……。 先輩のあそこには全く興味がありませんからっ。 ……あれっ? 先輩のズボン、なんだか膨らんでませんか……? 制服のズボンが不自然に盛り上がっているように見せます、けど……。 ……もしかして、わたしの恋愛相談で興奮しちゃったんですか……? ぁ。うぁあ~……。 ごめんなさい……。 わたし、気が利かなくて……。 確かに、えっちなお話でしたもんね……? 女の子同士だと、結構こういう深い話もするので、感覚が麻痺してました……。 それに、おっぱいも当たってしまっていましたよね……? 無駄に大きいから真面目な相談をしているときも押し当ててしまって……。 先輩の性欲を煽ってしまったんですね……? ほんと、申し訳ないです……。 うぅ……。 なにかお詫びしたい、ですけど……。 ど、どうしよう……。 ……あっ。そうだ……っ。 ……先輩のおちんちん、抜いてあげましょうか……? ……えっと。 恋愛相談を聞いてくれたお礼と、勃起させてしまったお詫びを兼ねて。 先輩のおちんちんをスッキリさせてあげようかと思って……。 彼氏かもしれない人がいる手前、悪い、ですけど……。 たぶん、愛されてはないですし……。 手でするだけなら、大丈夫かなぁって……。 どう、ですか……? ふふっ。そうですか。 嫌じゃないなら、良かったです。 それじゃ、前のほうに失礼して…。 脱がせちゃいますね……っ? んしょっ、んしょっと。 うわぁ…あぁ……♡ ……先輩のおちんちん、なんというか…可愛いですね……? あっ、いえ。悪い意味でじゃないですよ……っ? 高橋さんのと比べて、大分小回りが効きそうな感じですから…。 お風呂で洗うときとかは大変じゃなさそうでいいですねっ。 男の人はみんなあんなに大きいわけじゃないんだって、勉強になりました! えとっ。じゃあ、気を取り直して……。 先輩のおちんちん、握ってあげますね……? うぁあ……すっごく熱い……。 高橋さんにも、硬さは負けてないですね……? 先輩のおちんちんも、そういう意味ではご立派ですよ……? それじゃ、動かしますね? 囁きながらだと、腕におっぱいを押し当てるような体勢になっちゃいますけど…。 頑張ってシコシコするので許してくださいね……? しこしこ、しこしこ……。 しこしこ、しこしこ……。 しこしこ、しこしこぉ……。 ふふっ。気持ちいいですか? それはなによりですっ。 高橋さんにやり方を教わりましたから。 その成果が出ているのかも♪ お加減がよろしいなら、このペースで続けますね……? 先輩のおちんちんのお世話をしてあげてると思うと、変な気分……。 先輩とえっちなことをする日は、一生こないと思ってましたから。 初対面の男の人に処女を捧げてしまったことといい、人生は奇想天外ですね? では、憂いもなくなりましたし、恋愛相談を再開しますね……? 高橋さんは全裸になってから、すぐにコンドームを装着しました。 ピンク色のゴムに包まれたおちんぽを見ていると、ほんとに挿れられちゃうんだって実感するようで…。 怖気づいちゃいそうになりました……。 わたしの不安が伝わったのか。 高橋さんは「はじめて?」って尋ねてくれました。 わたしが頷くと、頭を撫でてくれて…。 「優しくするから」って囁いてくれたんです……。 そのお陰で、大分緊張が解れました。 わたしの身体の力が抜けたのを見て、膣口に亀頭をあてがってきて…。 ずぶずぶって。挿れられちゃったんです……。 最初は、すっごく痛かったですよ……? でも、高橋さんは痛みが収まるまで待ってくれたんです。 そのとき、初めてを経験豊富な人に捧げてよかったかも…って思っちゃいました。 経験少ない人が相手だと、もっと痛くされちゃってたかもですからね……。 ちょうど慣れてきた頃合いに、耳元に口を寄せてきて尋ねられました。 「もう大丈夫そう?」って。 わたしが「はい」って答えたのを機に、本格的にセックスが始まったんです……。 高橋さんは腰振りもすっごく上手で。 初めてなのに、信じられないほど感じちゃいました……。 「はぁっ、んっ、やぁっ、んんっ……♡」って。 はしたない喘ぎ声を漏らしてしまったんです……。 一番お話ししている先輩に一度も聞かせたことない声、いっぱい漏らしちゃったんですよ……? そのときばかりは、自分の声を小さいって思わなかったかも……。 高橋さんはえっちの最中にも、愛撫をいっぱいしてくれたんです。 おっぱいを揉まれたり、お尻を掴まれたり。 首筋を舐められたり、乳首を摘まれたりして。 どれもこれも初体験だったけど、身震いしちゃうくらい気持ち良かったです。 高橋さんはなかなかイッてくれなかったんですけど…。 わたしは何度もナカイキしちゃって、恥ずかしかった……。 射精してもらえるまでに、10回はイっちゃったと思います……。 こんなにえっちな身体だったんだって、初めて実感しましたよ……。 でも、1時間くらい繋がっていた頃でしょうか。 ようやく高橋さんもイッてくれて…。 「気持ち良かったよ」って囁いてくれて、とっても嬉しかったです……♡ それから、シャワーを一緒に浴びてイチャイチャして。 結局お風呂場でも二回戦。出てから三回戦……って何度も身体を重ねました。 それでも、全然えっちし足りなくて…。 休憩の予定でしたけど、お泊りに変更。 お母さんに女友達の家に泊まるって嘘までついて、宿泊の許可をもらったんですよ? わたしが男の人とえっちしてるなんて、思ってもみなかっただろうなぁ……。 その後は結局、朝までえっちし続けちゃいましたっ。 ホテルを出てから連絡先を交換して駅で解散。 素敵な彼氏ができて、薔薇色の日々が始まると信じて疑いませんでした。 そこまでは良かったんですけど……。 駅で別れた途端、高橋さんは急に素っ気なくなってしまって…。 メッセージの返信も遅いし、電話にも出ない。 突然呼び出したと思ったら、性処理を要求してくるんです。 デートとかも全然してくれないんですよ……? 最初は呼び出される場所も、ホテルだったんですけど…。 最近は空き教室や公衆トイレにも呼び出されるようになってしまって…。 自分がスッキリしたらわたしを放って帰っちゃうんです。 わたしと一緒にいるときも平気で他の女の子と電話したりしますし。 愛されてるって実感が全く得られないんですよ……。 昨日なんか、夜遅くに呼び出されて公園で性処理を頼まれてしまって…。 青姦、ってやつなんでしょうか。 ベンチに座って服を着たまま、対面座位でえっちすることになったんですけど…。 通り掛かった年下の男の子やサラリーマンさんにジロジロ見られて恥ずかしかった……。 高橋さんもすっごく興奮してる様子で、朝までずーっとハメ続けられちゃいました……。 実は、そのせいで寝不足だったんです……。 朝帰りしたらお母さんにも見つかってしまって…。 グレてしまったと勘違いされて泣かれてしまうし散々です……。 極めつけは、今日の学校での出来事なんですけど…。 たまたま高橋さんを廊下でお見かけして、声を掛けようとしたんです。 付き合っているのかどうか、曖昧な関係は嫌ですから。 白黒ハッキリつけたくて……。 でも、連れ立って歩いていた人たちを見て、目を疑いました。 なんと、わたしを強引にナンパしたガラの悪い人たちと一緒だったんです。 その人たちも同じ学校の生徒のようで、仲良さそうに接していました。 高橋さんは女の子の話をしている様子で、楽しそうにこう話していたんです。 「あの女マジでチョれえ~♪」「ナンパ救出作戦に協力してくれてありがとな」「お陰で良い肉便器が手に入ったわ」「お前らにも飽きたらお裾分けしてやるよ」って。 これって、わたしのことじゃないですよね……? ……ん? イきそうなんですか? ふふ。いいですよ、イッて。 先輩は高橋さんと違って、わたしを思い悩ませたりはしませんから。 わたしのおててでいっぱい気持ち良くなってほしいです。 あっ。そうだ。 淫語を囁いてあげましょうか? 男子はこうすると喜ぶよって。高橋さんに教えてもらったんです。 えっちな言葉をいっぱい囁いて、先輩の射精感を高めてあげますねっ。 後輩女子の恋愛相談で勃起しちゃったおちんちん♡ ぎゅーって握って、おまんこみたいに包み込んじゃう♡ お互いの吐息が頬を擽るくらい密着してぇ。 おてておまんこでせーえき搾り取っちゃう♡ こんなのセックスと変わらないですよ♡ 小さなおててに慰められて気持ちよくなろ? 後輩女子のおてておまんこで、精液ぴゅっぴゅっしよ? しこしこ、しこしこ。しこしこ、しこしこ。 しこしこ、しこしこ。しこしこ、しこしこ。 はいっ。ぴゅっぴゅっ~♡ うわぁ……わぁ……。 いっぱいでましたね……? 制服にせーえきかけられちゃいました……。 ふふっ。謝らなくて大丈夫ですよっ? 拭けば大丈夫ですし。 高橋さんにはもっとひどいこといーっぱいされますから。 このくらい気になりません。 えっと。スッキリした直後で申し訳ないんですけど。 わたしの話を聞いて、どう思いました……? わたしと高橋さんって、付き合ってるといえるんでしょうか……? んぅ……言いづらそうな顔で押し黙っちゃてる……。 先輩。気を使わないで答えてくれていいですよ? 先輩の正直な感想が聞きたいんですっ。 どうかお願いします……! ……ん。あぁ……。 そうだったんですね……。 わたし、遊ばれてたんだ……。 はぁ……。 ……あはは。 高橋さんのこと、信じたかったですけど……。 先輩が言うなら間違いありませんよね……? ふぁあ……。 先輩に相談に乗ってもらって、よかったです。 確かに、ショックでしたけど……。 ずっとモヤモヤしていたので、憑き物が取れたような気持ちになりました。 高橋さんとの関係はしっかり終わりにしようと思います。 ティッシュで拭いてあげるので、じっとしていてくださいね? ふきふき、ふきふき……。 これで、大丈夫ですかね……? 誰かに見られちゃったら大変なので、ズボン履いたほうがいいと思います。 その間に、ちょっとカバンから物を取ってきますね? 実は先輩にお渡ししたいものがあるんですっ。 これ、受け取ってください。 はいっ。本の栞です。 先輩、本をよく読んでいらっしゃるので。 ちゃんとした栞があると、もっと読書が楽しみになるんじゃないかと思いまして。 日頃お世話になっているお礼に、ぜひ受け取ってくださいっ。 これ、先週街のおっきな本屋さんで買ってきたんですよ? 慣れない都会に繰り出したばかりに、高橋さんの毒牙にかかってしまったのは、想定外でしたけど……。 あはは……。 ではでは、悩みごとも解決しましたし、小説の続きに取り掛かりますね。 編集者さんに最高の原稿を届けますからっ。 うふふっ♡ 【トラック3】 ……あっ。先輩っ。 こんにちはっ。 部室に来るの久しぶりですね? 2週間ぶり、くらいでしょうか。 恋愛相談をした日から元気がなくて避けられているような気がしましたけど……。 お忙しかったんですか……? なるほど。アルバイトを始めたんですねっ。 さすが先輩っ。 学業や部活動のみならず、アルバイトにまで精を出すなんてとっても立派ですっ。 尊敬しますっ。 ……でも、文芸部にもたまには顔を出してくれると嬉しいです。 先輩に会えないのは寂しいですから。 えへへ……。 最近、1年生の部員も来てくれるようになったんですよっ? 今日は先輩の顔を見たら、なぜか帰っちゃいましたけど……。 ずっと部活をサボってた手前、顔を合わせづらいのかなぁ……? ……あの。先輩。 非常に申し上げ難いのですが……。 また、大事なお話があるのですが、聞いてもらえますか……? ……はい。 そうです、恋愛相談。 実は、もっと早く相談したかったんですけど……。 先輩がお忙しそうにしてたので、声を掛けづらくて……。 あっ。いえっ。 先輩は気にしないでくださいっ。 先輩のプライベードのほうが大事ですから。 落ち着いている時期に構ってくれるだけで、とっても幸せです。 じゃあ、ソファまで移動しましょうか。 楽な体勢でわたしの恋愛相談を聞いてくれると嬉しいです。 よいしょっと……。 えへへ……♡ 後ろから囁くのは、やっぱり慣れませんね。 どう頑張っても、おっぱいが後頭部に当たっちゃいますし……。 さらしでも巻かないと、どうしようもないのかなぁ……。 まぁ、大目に見てくれると嬉しいです。 じゃあ、恋愛相談を囁きますね……? えっと、つい2週間前の話なんですけど……。 恋愛相談をした次の日から、先輩、部活に顔を出さなくなっちゃったじゃないですか。 翌日は、部室で一人ぼっち。 先輩と会いたいなぁって思いながら、小説を書いていたわけなんですけど…。 ちょうどそのとき、部室に入ってきたんです。 ――1年生の男子部員たちが。 ビックリしましたよ? みんな幽霊部員だったから、顔を合わせるのは数ヶ月ぶりですもん。 しかも、5人とも勢揃い。 今日は季節外れの雪でも降るのかなぁと思った次第です。 まぁ、良くない理由があったんですけどね……。 4月ぶりに1年生部員が全員揃って、文芸部に活気が戻ったようで。 わたしはすっごく嬉しかったんです。 部室で卓を囲んで、久しぶりにお話をしたんですけど。 例の事件で男慣れしたお陰か、前よりはちゃんと男子とお話ができました。 高橋さんとの苦い思い出も、悪いことばかりではなかったのかもですね。 10分くらいお話をした後、みんなでゲームをしようと男子たちに持ちかけられました。 文芸部の活動って、文化祭の部誌作り以外はあってないようなものですし。 たまにはそういうのも悪くないかなと思って、承諾したんです。 そして、男子の提案で、王様ゲーム?をすることになったんですよ。 わたし、どういうゲームかわからないまま、OKしちゃったんですけど…。 そのことを後で、すっごく後悔したなぁ……。 軽くルール説明をされてから、王様ゲームが始まりました。 最初は軽い命令だったんですよ? 好きな人を言うとか、握手をするとか。 普段だったら絶対しないようなことも、命令を建前に実行できる。 距離感が縮まって、とっても楽しいゲームだと思いました。 だけど、少ししてから雲行きが怪しくなり始めたんです……。 ハグとか、二の腕を揉むとか……。 肉体的接触の多い命令ばかりが続いて…。 しかもなぜか、わたしばかり指名されたんです……。 割り箸を使ってくじ引きをしていたはずなのに……。 これって、おかしいですよね……? わたしの身体に触れた男子たちは、すっごくはしゃいでいて…。 命令も徐々にエスカレートしていきました……。 胸の谷間を見せろって命じられて、男子たちに凝視されて恥ずかしい思いをしたり…。 王様に胸を揉ませるって命令されて、制服の中に手を突っ込まれたり…。 男子全員とディープキスしろと命じられて、奪い合うように舌と唇を貪られたり…。 ほんと好き放題、セクハラされちゃったんですよ……? ……わたしも難色は示しましたよ? でも、「王様の命令は絶対!」って、押し切られてしまったんです…。 ノリが悪いと思われて、文芸部にまた人が集まらなくなっちゃうかも。 そう思うと、わたしが我慢すべきような気がして…。 渋々従ったんですよ……。 そのせいでしょうか。彼らをますますつけ上がらせてしまったようで……。 男子のひとりに、度を超えた命令を下されたんです。 ――王様とセックスしろって。 流石のわたしも、全力で拒否しましたよ? いくら処女じゃなくなったといっても、好きでもない男子とえっちするなんて考えられませんっ。 だけど、わたしが意地でも首を縦に振らないでいると、低い声で囁かれたんです。 「昨日、先輩に手コキしてたよね?」って……。 もう、顔から血の気が引きましたよ……。 先輩に恋愛相談しながら手コキをしてる現場、たまたま見られてたみたいです。 だから、みんなもえっちなことができると期待して、部室に来たんだと気づきました……。 女の子の身体目当てだったみたい……。 脅されてるって。 鈍いわたしでも分かりました……。 部室で不純異性交遊をしてたなんて先生にバラされたら、きっと文芸部は廃部になっちゃうじゃないですか。 先輩との憩いの場を失いたくなくて……。 わたしは王様の命令に従うことに決めたんです……。 同級生の男子とえっち、しちゃったんですよ……? ……あれ? 先輩、また元気になっちゃってます……? ハァハァして、股間を盛り上げちゃってますけど…。 恋愛相談のせいで、また勃起しちゃったんですか……? ……あー。あぁ~……。 ごめんなさい……。 今回もえっちなお話でしたもんね……? 先輩のことを気遣えなくて、申し訳ないです……。 ……えと。 お詫びの印といってはなんですけど……。 また、してあげましょうか……? ……はい。手コキ、です……。 遠慮しなくて、大丈夫ですよ……? どのみち、みんなにはバレちゃってるわけですし。 他の部員ともっとすごいこと、いっぱいしちゃいましたから。 今更、先輩に手コキをしたところで、咎める人なんていないです。 ふふっ。してほしいんですね。 先輩のあそこ、ピクってなりましたよ? かわいい……♡ じゃあ、正面にまわって、脱がせてあげますね? いっぱい経験を積んだ分、前よりも脱がせるの上手くなったと思いますから。 ちょっとだけ待っていてください♪ ぬぎぬぎ、ぬぎぬぎ~。 わぁっ……。 先輩のおちんちん、すっごく立派になってる……♡ このままだと辛いと思いますから、握ってあげますね……? ふふっ。気持ち良いですか? みんなに仕込まれたので、力加減も前より自信があります。 経験豊富な先輩にもご満足いただけるかも♡ ではでは、定位置に戻ってぇ……。 手コキをしながら、恋愛相談の続き囁きますね……? しこしこ、しこしこ……。 しこしこ、しこしこ……。 しこしこ、しこしこぉ……。 王様の命令に従って、えっち、したわけなんですけど…。 その男子、童貞さんだったらしくて……。 わたしが筆下ろしをしてあげたんです……。 机の上に寝そべってもらって、お口でゴムをつけてあげて…。 騎乗位で跨って、童貞を卒業させてあげたんですけど……。 男子の蕩けた顔を見ていると、少しだけ優越感を覚えてしまったんです……。 脅されて嫌々なはずだったのに、自分の本心がわからなくなりましたよ……。 その男子はものの数秒で果ててしまって…。 高橋さんと比べて、かなり物足りなく感じました……。 でも、他の男子が「俺もヤラせて!」って迫ってきて…。 もう王様ゲーム関係ないじゃんと思ったんですけど…。 弱みを握られている手前、断れるはずもなく。 男子全員とえっちする流れになっちゃたんですよね……。 それからは、一人ずつ騎乗位で跨ってあげてえっちをしました。 みんな童貞さんだったらしいので、わたしが初めての相手。 こんな形でいいのかなぁと、不安になりましたよ……。 まぁ、わたしも人のことは言えないわけですけどね……? みんな、わたしの膣圧に耐えられなくて…。 どぴゅどぴゅって。挿れてからすぐイっちゃったんですよ……? 先輩以外の文芸部の部員と、全員えっちしちゃって。ものの数分で経験人数が5人も増えちゃって…。 とっても複雑だったなぁ……。 一回射精しても、みんなは全然収まりがつかなくて…。 「もう一回!もう一回だけ!」って頼み込んできたんです。 絶対あと一回で終わらないだろうなぁと思ったんですけど…。 ギンギンに勃起したおちんぽを顔の前に突き出されて、わたしも身体が火照ってしまって…。 OK、しちゃったんです……。 そして、同級生たちと部室で乱交パーティー。 一人に跨ってセックスしてるうちに、他の男子も相手してあげました。 手コキしてあげたり、フェラをしてあげたり。 高橋さんに仕込まれたテクを発揮して、童貞卒業したての男子たちを搾り取ってあげました……。 おちんぽに囲まれて、頭がクラクラしちゃったなぁ……。 男子たちはとっても興奮している様子で、好き放題口走ってたんですよ? 「同級生の女子とセックスしてるとか夢みてえ」「マジで花守、肌綺麗だな」「胸もデカいし、いい匂いするし最高だわ」「俺、花守のことずっと可愛いと思ってたんだ!」って……。 男子にいっぱい褒められて、正直満更でもなかったです……。 最初はすっごく嫌だったはずなのに、えっちを楽しんでいる自分がいて…。 後から自己嫌悪で苦しんだなぁ……。 でも、今日だけ今日だけだからって。 自分に言い訳をすることで、自尊心を保ってたんです……。 それから結局、最終下校時刻までセックスに耽ってしまっていました。 みんな5、6回ずつは射精してたんじゃないかなぁ……。 先生が部室をノックしてきて、慌ててみんなで服を着たんですよ? バレちゃったら、ほんとに大変なことになってました……。 危なかったです……っ。 その日で火遊びは終わり。 そう思っていたんですけど……。 翌日も、彼らは部室に顔を出してきたんです……。 男子部員たちは照れくさそうな顔をして、わたしの身体をジロジロ見てきて…。 なにが目的かなんて、聞かずとも分かりました……。 先輩が助けに来てくれないか、願ってたんですけど…。 いつまでも先輩は不在のまま……。 アイコンタクトを取った部員たちがわたしを囲んできて…。 「なぁ、今日も。いいだろ?」って迫ってきたんです。 わたし、拒みきれなくて…。 結局みんなとえっちしちゃったんですよね……。 その日からもう、放課後にえっちすることが当たり前になっちゃいました……。 部室に入るやいなや、男子たちはすぐに群がってきて…。 髪の匂いを嗅ぎながら、おっぱいを揉みしだいてきたり。膝の上に座らせて、ぎゅーって抱きしめてベロチューしてきたり。 小一時間セクハラ三昧してから、服を脱がせてきてセックス。 毎日その繰り返し……。 まるで、部活動の内容がえっちすることに変わってしまったようで…。 文芸部を汚されたようで悲しかったなぁ……。 わたし、複数人の男子と毎日えっちしちゃってるのは良くないと思ってて…。 現状を変えなきゃって思って、先輩に相談したんですっ。 たぶん、この5人とはセックスフレンドって、関係になると思うんですけど……。 セフレが5人って、多いですよね……? まだJKなのにこんなに遊んでたら、親不孝ですよね……? 先輩は、どうしたらいいと思いますか……? ……えっ? イきそう……? あっ。はい……。 イッて大丈夫ですよ……? あっ。そうだ♪ 耳舐め、してあげましょうか? 手コキのときは、こうすると良いって。 男子部員たちに教えてもらったんです。 男の子はみーんな好きなんですよねっ? ふふっ。先輩もしてほしそう♡ おちんちんが期待して、ピクピクしてますよ? いーっぱい舐めてあげますね……? ん、ちゅっ……ちゅぅ、じゅるぅ……んちゅぅ、ふちゅ……ちゅ、じゅるるるぅっ……。 後輩女子の耳舐め手コキ、気持ち良いですか? 他の男子でいーっぱい練習したから、上手になったんですよ? 先輩がいない間、部室でえっちなことばかりしてる悪い子だったんです♡ 先輩の勃起おちんちん、すっごいビクビクしてるっ♡ わたしのおてておまんこで、感じてくれてるんですね? 男子のおちんぽをいっぱい咥えたおてておまんこ♡ 淫乱おてておまんこにお仕置き射精してくださいっ♡ セフレが5人もいる淫乱女の耳舐め手コキで、精液ぴゅっぴゅっしよ? ん、ちゅっ……ぢゅるぅ、んちゅぅっ……ふちゅちゅ、ちゅぅっ……じゅるぅ、れろっ、んちゅふちゅうぅっ……。 はいっ。ぴゅっぴゅっ~♡ うわ、わぁ……。 すっごいでましたね……? 濃い精液がいっぱい……。 結構、溜まってたんじゃないですか……? 全部出し切るまで、手を動かしといてあげますね……? しこしこ、しこしこ……。 しこしこ、しこしこぉ…… うふふっ♡ せーえき、全部でました……? スッキリした顔を見るに、問題なさそうですね? 先輩が気持ちよくなってくれたなら、わたしはとっても幸せですっ。 わたしが拭いてあげますから。 じーっとしておいてくださいね? ……あっ。 やっぱり、セフレの関係は良くないですか……。 5人も一度に関係を持つのはふしだらですよね……。 先輩が言うなら、間違いありません……っ。 わたし、次身体を求められたら、勇気を出して断ろうと思いますっ。 もし、無理やり襲われちゃったとしても…。 先輩が文芸部に顔を出してくれるなら、守ってくれますよね? うふふっ……♡ 【トラック4】 ……あっ。先輩。 今日もバイト、お疲れ様ですっ。 学校の後、夜遅くまでバイトに励むなんて偉いです。 先輩はほんと、頑張りやさんですねっ。 バイトを始めて一ヶ月ちょっと経ちましたよね。 バイト代もだいぶ貯まったんじゃないですか? 買いたいものがあるって言ってましたけど。 そろそろ手に入れられるんじゃないでしょうか。 楽しみですねっ。 ……それにしても、ほんとに大丈夫なんですか? 小説を書くためだけに、お部屋お借りしちゃって……。 先輩がバイトの日の部室がいくら危ないといっても、申し訳ないです……。 はぁ。んぅ……。 そうですか。そこまで言うなら……。 先輩のご厚意に甘えようと思います。 先輩はほんとにお優しいですね。 ……でも、この家のほうが危ない、かも……。 ……あっ。いえ。 なんでもないです……っ。 彼氏のことで悩んだりなんてしてませんから……っ。 ……あっ。しまっ―― いまのはその、違って……っ。 あぅ、あぁ……。ううぅ……。 さすがに誤魔化せません、よね……? んと。その……。 非常に申し上げにくいんですけど……。 また、恋愛相談をしてもいいですか……? ほんとに、ごめんなさいっ。 先輩がお部屋を貸してまで、悪い男の人を寄せ付けないようにしてくれてるのに……。 わたしが不甲斐ないから、また……。 ……えっ? 話、聞いてくれるんですか。 ふぁあ……。 ありがとうございますっ。 とってもとっても助かります……っ。 じゃあ、ベッドに移動しましょうか。 いつも通り、後ろから囁きますから。 ベッドの端に座ってください。 んしょっと……。 ふぅ……。 これで準備完了……♪ ベッドの上で後ろから囁くと、どうしても密着しちゃいますねっ。 後ろから、おっぱい押し付けちゃう形になりますけど…。 恋愛相談の間だけですから我慢してくださいね……? ……えっと。 さっき、口を滑らせちゃったから、ご存知かと思いますけど。 わたし、彼氏ができたんです。 色々と支えてあげたいところがある人なんですけど…。 その中でも一番の問題があって…。 その……既婚者、なんですよね……。 ぁ、うぅ……。 いけない関係だっていうのは、わかってます。 わたし、不倫相手…っていう立ち位置だと思いますし。 でも、わたしがいないと、その人は駄目みたいで……。 なかなか関係を断ち切ることができないんです……。 だから、先輩に別れるべきかどうか判断してもらいたいんです。 経験豊富な先輩の意見なら、全面的に信用できますから。 今回も、ダメダメな後輩を導いてくれると助かります……っ。 では、彼氏との馴れ初めを囁きますね……? ……えと。 つい一ヶ月程前の話なんですけど…。 ちょうどその時期から、先輩のご厚意に甘えて、お部屋を貸してもらってたじゃないですか。 先輩がバイトに出掛けている間、わたしは黙々と小説を執筆していたんですけど…。 そんなとき、部屋を訪ねてきたんです。 おじさん――先輩のお父さんが。 あはは……。 ビックリですよね? わたしも、突然親御さんが訪ねてくるとは、思いませんでした……。 先輩、お父さんについて一度だけ話してくれたことがありましたよね? 定職に就いていなくて、酒浸り。すぐに暴力を振るうような横暴な人。 父親みたいな大人になりたくないから、自分は頑張るんだって。 親御さんを反面教師にしているのは、どうかと思いましたけど…。 でも、実際に接してみて、先輩が毛嫌いするのも少しは理解ができました……。 おじさんはなんというか、人を選ぶ人格の方ですもんね……? 部屋に入ってきたおじさんは、一升瓶を片手に持っていて…。 煙草とお酒が入り混じった臭いがしていて、すっごく臭かったです……。 どうやら、先輩にお金をせびりに部屋を訪ねたらしくて…。 おじさんもわたしの存在に、幽霊を見たように驚いていました……。 わたしは挨拶が遅れた非礼をお詫びしてから、自己紹介をしました。 おじさんはわたしのことを先輩の彼女だと勘違いしたようで…。 「こんな良い女を連れてくるなんて、アイツもやるじゃねえか」と上機嫌でした。 何度否定しても、誤解が解けなかったんですよ? もぅ……わたしと先輩が付き合うわけないですよね……? それから、おじさんと二人きりでお話ししたんですけど…。 おじさんったら、すっごく距離感が近くて…。 わたしの肩を抱きながら、手をさわさわしてきたんです……。 手だけじゃなくて、二の腕とか太ももも……。 わたしの身体に触れているおじさんはご満悦のようで…。 「若い子の肌はスベスベだねぇ」って、顔を綻ばせていました。 おじさんにお酌をしながらセクハラされ放題……。 気分はキャバクラ嬢さんでした……。 初対面の中年男性にベタベタ身体を触られて…。 ほんとはすっごく嫌でしたよ……? だけど、先輩のお父さんということで無碍にもできず。 甘んじてセクハラを受け入れていたんです……。 そのせいだと思います。最悪の事態に陥ってしまったのは……。 おじさんと話し始めて、小一時間ほど経った頃でしょうか。 髪を梳くように触られてるとき、やけに顔が近いなぁと思ってたら…。 いきなり。顔を、寄せてきたんです。 あまりにも突然だったので、わたしは反応することができなくて…。 キス、されてしまったんです……。 キスは流石に嫌だったので…。 「だめっ。やめてくださいっ」って、突き飛ばしたんですけど…。 おじさんは聞く耳を持ちませんでした……。 強引に肩を抑えつけて、口の中や唇の周りを舐め回してきたんです……。 おじさんの唾液、お酒臭くてクラクラしちゃったなぁ……。 唇だけじゃなくて、顔全体を舐め回されました……。 頬や顎下、鼻先まで。 犬みたいに舐め回されて、泣いちゃいそうでした……。 顔中をおじさんの唾液塗れにされて、茫然自失としていたら…。 突然、押し倒してきて……。 スカートの中に手を突っ込んで、パンツを脱がせてきたんです……。 流石にまずいと思いましたから…。 「本当にやめてくださいっ」って、強めに抵抗したんですけど……。 おじさんは逆上するように不機嫌な顔をして…。 低い声で囁いてきたんです。 「アイツの女なら、俺にもヤラせろよ」って……。 お酒に酔ったおじさんは、顔が真っ赤で目の焦点が合っていなくて…。 断ったらなにをされるか想像もできませんでした……。 わたしは怖くて、身が竦んでしまって…。 顔を逸して、身体の力を抜いたんです……。 無抵抗になったわたしに、おじさんは覆いかぶさってきて…。 前戯もなしに、いきなり挿れてきました……。 あまりにも非現実的な展開。きっと悪い夢を見ているんだと自分に言い聞かせました。 でも、身体を貫く異物感は、このうえなくリアルで……。 夢ではなく、現実なんだと、嫌でも突きつけられたんです。 わたしは、先輩のお父さんにレイプ、されてしまったんですよ……? 生でおちんぽを出し入れされる感覚は、とっても不快でした……。 好きでもない人との赤ちゃんができちゃうかもって思うと、すごく怖かったですし……。 しかも、先輩の可愛いおちんちんなんかとは、比較にならないほどのデカマラで…。 ぶちぶち膣口をかき分けられて、苦しかったです……。 先輩と本当に親子なのか、疑っちゃいました……。 親子なのに、人格も陰茎の大きさも全く違うんですね……? 結局、ナカで出されてしまって…。 わたしのスカートで精液を拭くおじさんを、呆然と眺めていました……。 対して、おじさんはスッキリした顔で上機嫌。 ズボンを履きながら、こう言ってたんですよ? 「俺に女をあてがってくれるとか、アイツもたまには親孝行するじゃねえか」って……。 まるで、おじさんに差し出すためにわたしが呼ばれたかのような言い草……。 ほんとは小説を執筆するためなのに……。 ひどいですよね……? その日以降も、毎日襲われたんです……。 先輩が留守にしているとき、決まって部屋を訪ねてきて…。 セクハラしながらお酌を要求してきて、お酒がまわったら即レイプ。 スッキリしたら部屋を出て行って、精液塗れのわたしを放ったらかし。 臭いが残らないように先輩の部屋を後片付けするの、大変なんですよ……? ほんとは、もっと早く先輩に相談したかったんですけど…。 アルバイトでお忙しい中、お手を煩わせるわけにはいかなくて……。 遠慮、してしまったんです……。 まぁ結局、耐えられなくて。 こうして相談してしまったわけなんですけどね……。 あはは……。 地獄のような日々が、2週間くらい続いた頃でしょうか。 部屋を訪ねてきたおじさんは、いつも以上に酔っ払っていて…。 痛くされないといいなぁと、願っていたんですけど…。 一升瓶を一気飲みしたと思ったら、急に泣き喚き始めたんです……。 「俺だってほんとはちゃんとしたいんだ」「働きたいのに世間や家族が邪魔をするんだ」「俺じゃない世の中が悪いんだ」って。 口々に愚痴を漏らしていて…。 あぁ……この人は、弱い人なんだって……。 わたしは哀れみの視線を浴びせていました。 でもそれと同時に、妙な親近感を覚えたんです……。 だって、わたしもそっち側の人間ですから……。 子供のように縮こまったおじさんの背中を擦ってあげていたら…。 「こんなに優しくされたのは始めてだ」って、抱きしめられて…。 初めてのえっち目的じゃないハグを、わたしは静かに受け入れました。 そして、しばらくしてから、真剣な声で告白されたんです。 「俺の女になってほしい」って……。 もちろん、乗り気ではありませんでしたけど……。 わたしが突き放したら、この人壊れちゃうんじゃないかと思って……。 支えてあげることに、決めたんです……。 ……はい。 話の流れで薄々、気づいていたと思いますけど。 わたしの彼氏っていうのは、先輩のお父さんのことなんです……。 ごめんなさいっ。 先輩のお父さんの不倫相手になるなんて最低ですよね……? いくら奥さんに愛想を尽かされてるといっても、すっごい罪悪感でいっぱいです……。 どれだけ優しい先輩でも、怒って当然だと思います……。 許して、もらえませんよね……? ……えっ? あそこが、苦しい……? ……あっ。すいませんっ。 わたしったら、すっかり失念しちゃってました。 こんなにえっちな恋愛相談を囁かれたら、勃っちゃいますよね……? ……えと。 でも、ごめんなさい……。 いままでのように手でしてあげることはできないです。 彼氏に、悪いので……。 あぁ……。ほんとに、申し訳ないです……。 苦しい、ですよね……? 恋愛相談に乗ってもらっているのに、苦しい思いをさせるなんてわたしは最低です……。 あうぅ……どうしよう……。 あっ。そうだっ。 良いこと思いつきました……っ。 ちょっと、待っていてくださいね……? お待たせしました……っ。 先輩、これを着けてもらえますか? はい。コンドームですっ。 最近は、いつも持ち歩いてるんです。 おじさん、わたしが持ってこないとつけてくれないので……。 その…ゴム越しの手コキなら、ギリギリ浮気にならないかと思いまして……。 先輩もそう思いますよね……? そうですよねっ。 先輩が同意してくれるなら間違いありません。 我ながら、機転を利かせられたと思います。 年上の彼氏ができたお陰か、知見が広がったのかもしれません♪ ……あれ? ゴム、つけられないんですか……? そんなにモタモタしちゃって……。 先輩、経験豊富なはずなのに……。 最近は、ご無沙汰なのかなぁ……? ……あー。もう大丈夫です。 わたしが着けてあげますから。 先輩はじっとしていてください? はいっ。着け終わりましたっ。 じゃあ、ゴム越し手コキ、してあげますから。 ベッドに仰向けになってください。 んしょっと……。 しこしこ、しこしこ……。 しこしこ、しこしこ……。 しこしこ、しこしこぉ……。 先輩、気持ち良いですか? ふふっ。よかったぁ……。 ゴム越しだと、ちゃんと感じてくれるか不安だったので…。 先輩にご満足いただけて、とっても嬉しいですっ。 じゃあ、恋愛相談の続き、囁きますね……? ……えと。 かくして、先輩のお父さんと交際を始めたわけなんですけど。 それから、おじさんと外でも度々会うようになったんです。 デートってことになるでしょうか。 連れて行かれる場所は、年季の入った居酒屋とか、釣り場とか。 料金はいつもわたし持ちなのに、周りの人に気前よく奢ったりして…。 お年玉貯金がもう無くなっちゃいそうなんです……。 お知り合いらしい中年男性たちと顔を合わせては、よくわたしのことを自慢してました。 「こいつ、俺の女なんだぜ」って。 胸を揉んだり、ディープキスする様を目の前で見せつけ始めたりして…。 すっごく恥ずかしかったなぁ……。 ……あと、おじさん。よく暴力を振るってくるんです。 大概、酔ったとき、ですけど……。 言いがかりみたいな感じでわたしを責め立てて、殴ってくるんですよ……。 ほら。お腹のあざ、見えます……? 先輩のお父さんにいっぱい殴られて、青あざだらけになっちゃったんですよ……? いまでも場所によっては痛むんです……。 でも、おじさんにも優しいところがあって。 顔とか、目立つところは殴ってこないんですよ……? そのお陰で、体育の授業の着替えのときくらいしか、周りの目を気にしなくても大丈夫なんです。 それにいっぱい暴力を振るった後は、正気に返ったように抱きしめてくれて…。 「ごめん、ごめん」って謝ってくれるんです……。 だから、きっと、根は悪い人ではないと思うんです……。 でも、おじさんは更生なんてしないと思います。 弱い者同士寄り添って、前に進むことは決してない……。 わたしたちの関係がただの共依存だってことには気づいています……。 その先に未来なんてないってわかっています……。 こんな関係、終わりにすべきだと、頭の中では理解してはいるんですけど…。 でも、どうしても、おじさんのことを放っておけないんです……。 世間からも、家族からも見放されて…。 わたし以外に頼れる人なんていない……。 そんな可哀想な人を突き放すことができないんです……。 先輩はどうしたらいいと、思いますか……? 人生経験も恋愛経験も豊富で、なんでも知ってる先輩ならきっとわかると思います。 わたしのことを導いてほしいです……! きゃっ――!? え……や、やだっ。 な、なんですかっ。なにっ。 やめてっ。本気でやめてくださいっ! …………。 ……先輩、なんでこんなこと……。 急に押し倒して、胸を揉みしだいてきて……。 しかも、無理やりキスまでしようとするなんて……。 こんなの、犯罪ですよ……? ……えっ? 俺もえっちしたい、って……。 だめに決まってるじゃないですかっ。 わたし、彼氏がいるんですよ……? 褒められた関係ではないとはいえ、彼氏を裏切ることなんてできません。 そんなことも、わからないんですか……? …………えっ? 童貞……? 先輩が、ですか……? 嘘、ですよね……? だって、先輩……経験豊富なはずじゃ……。 ……でも、先輩の口からは、一度も……。 あぁ、うぅ……あぁあ……。 ……ごめんなさい……。 わたし、先輩のこと、誤解してました……。 先輩は立派な人だから、恋愛経験も豊富だと思って…。 勝手に自分の理想像を押しつけてしまいました……。 でも、先輩もみんなと同じ、普通の男の子だったんですね……? ほんとに、ごめんなさい……。 童貞さんなのに見栄を張らなきゃいけなくて、ボロが出ないか不安でしたよね……? 恋愛相談いっぱいされて、負担、でしたよね……? ムラムラしちゃって、辛かったですよね……? 先輩は謝らなくて大丈夫ですよ……? わたしが全面的に悪いんですから……。 レイプ、しようとしたことも許してあげます……。 童貞さんを無自覚に誘惑したわたしが悪いですもん。 恋愛相談は、もうしませんけど……。 おちんちん、まだ勃っていますよね……? わたしがムラムラさせちゃったんですから…。 責任を持って抜いてあげます。 また、仰向けになってください。 ふぅ……。 んしょっと……。 しこしこ、しこしこ……。 しこしこ、しこしこ……。 しこしこ、しこしこぉ……。 ゴム越し手コキも、大分慣れてきました。 今後、この技術を活かす場面はないと思いますけど…。 いまこのとき、先輩を悦ばせてあげられるなら、わたしはとっても幸せです。 ……あの、先輩。 わたしから先輩にアドバイスしてあげますね? 先輩はちゃんと恋人を選んだほうがいいですよ? 自分を傷つけてくるような相手と付き合わないほうがいいです。 じゃないと、わたしみたいに後悔する羽目になっちゃいますから。 あはは……。 もしもなにかあったら、わたしが恋愛相談に乗ってあげますね? 先輩はとっても立派ですけど…。 恋愛経験だけはわたしのほうが上ですから。 ちょっとはためになるアドバイスができると思います。 失敗談だけは腐るほどありますしね……? ……あっ。 もうイきそうなんですか? 好きなタイミングでイッてくれていいですけど…。 せっかくだから、最高の絶頂を迎えてほしいので…。 いつも彼氏にやってること、してあげますね……? 好き好き囁き……。 好き、すーき……♡ 先輩のこと、好きですよ……? いつも頑張ってる先輩が好き♡ 小さな声を諦めずに聞き取ってくれる優しい先輩が好き♡ わたしの相談に乗ってくれた頼れる先輩が好き♡ ゴムの中に我慢汁いっぱい溢れてきてる♡ 腰ヘコヘコさせて、射精したいって伝えてきてる♡ いいですよ?イッて? 小さくて柔らかい手でぎゅーって握ってあげますから…。 壊れちゃうくらい腰を打ちつけて、セックスしてる気になりましょう? ゴム越しおてておまんこに、せーえきぴゅっぴゅっしよ……? 好き、好き、好き、すーき……♡ 好き、好き、好き、好き、大好き……♡ ……うあぁっ。 すごいビクビクしてる……。 熱がゴム越しでも伝わってくるようです……。 ゴムの中に精液いっぱい溜まってきてますね……? スッキリできました? ふふっ。それはなによりです。 先輩にはほんとに申し訳ないことをしたと思っていましたので。 気持ち良くなってくれてよかったぁ……。 はい、ティッシュですっ。 彼氏に悪いですから、後片付けは自分でやってください。 終わったら、今後についてちょっぴりお話ししましょう? 【トラック5】 ……先輩。 今日は相談に乗ってくれて、ありがとうございました。 途中、アクシデントはありましたけど…。 先輩に話を聞いてもらえるだけでも大分楽になりました。 先輩って、とっても聞き上手ですよねっ? 先輩はほんとに頑張りやさんで、優しくて、頼りになります。 恋愛経験がないと知った後でも、尊敬できる先輩に変わりはありませんっ。 ほんと、彼氏とは大違いです……。 あはは……。 ……えっ? 絶対別れたほうがいいって……。 んぅ……。 えっと、ですね……。 やっぱり、すぐに別れるわけにはいかないと思うんです。 おじさんはとっても可哀想な人ですから。 わたしがついていないと、自暴自棄になっちゃうかも……。 だから、別れるにしても、時期を見ようと思うんです。 彼氏が一番傷つかない時期に別れを告げるのも彼女の務めですから。 不倫相手とはいえ、責任を持たないと。 ……確かに、先輩が言うことは正論だと思います。 不倫なんて絶対にいけないことですよね……。 でも、恋愛は理屈じゃないから、必ずしも正論が正しいってわけじゃないんですよ? 先輩は恋愛経験がないから、わからないかもですけど……。 ……ん? どうしたんですか。急にカバンを漁りだして……。 ……えっ? ……プレゼント、ですか……? ノートパソコン……? 小説を書くために、って……。 もしかして、このためにバイトを始めたんですか……? わたしにパソコンをプレゼントするために……。 ……先輩、優しいのにも、限度がありますよぉ……。 ……でも、ごめんなさい。 受け取れないです……。 ……あっ。いえ。 これは、彼氏に悪いとかじゃ、ないです。 えと、その……。わたしもう、筆を折ってしまったので……。 おじさんと付き合い始めてからは、精神的にキツくて……。 とても創作活動どころじゃ、なくなっちゃったんです。 だから、先輩のご厚意は受け取れないです。 ごめんなさい……。 あと……ちょうど良い機会なんで、言っちゃいますね? ……わたし、もう先輩に頼るのはやめようと思うんです。 これ以上、先輩の負担になるのは、忍びないですから。 わたし、最近は人見知りも治ってきたんです。 声が小さいのも大分改善されてきて、聞き返されるようなことも減ってきたんです。 こればかりは恋愛経験を積んだお陰かなぁ……。 ほら。聞こえますよねっ? もう先輩の耳元じゃなくても声を届けられるんですよっ。 えへへっ。 いままで沢山ご迷惑をお掛けして、申し訳ありませんでした。 でももう、大丈夫ですから。独り立ちできますから。 わたし、先輩から卒業しますね? もちろん、縁を切るとかじゃありませんけど……。 これからは普通の先輩後輩として、仲良くしてくれると嬉しいですっ。 あっ。そろそろ帰らないと……。 この後、彼氏とデートの予定があるんです。 居酒屋の後ホテルだと思うから、お金下ろしておかないとなぁ……。 じゃあ、先輩。また学校で。 さようなら……。