【べっ甲耳かき・お昼寝】蓄音レヱル 海【CV.本渡楓】 ;//////// ;Track1:九百九十九島マリンリゾートの浜辺を散策(永崎の誇る海洋レジャーパーク、九百九十九島マリンリゾートの魅力を、ビーチ散策しながらのんびりとチェックしていく) ;//////// ;3/右 【海】「!!!!」 ;SE 砂浜を駆け出す足音 (;3/右→;2/右前→;9/前遠) ;9/前遠(マイクに背中) 【海】「海だーーーーーーーーーー!!!!」 ;環境音 九十九島_入り江環境音_F.I. ;SE 砂浜を駆け戻ってくる(;9/前遠→;1/前)足音 【海】「(走る息3呼吸)――ね! マスター、海だよ、海! いっつもと違う海! 知らない海! はじめての海!!!」 ;あたりをぐるりと見渡しながら 【海】「ここが九百九十九島(くひゃくくじゅうくしま)かー! えへへ」 【海】「(じっとあたりの波音を聞く8呼吸)」 ;1/前→;3/右 甘えて右手にすがりつく 【海】「いいね。すっごくいい! マスターと海の列車が――マリンサイドライナーがいっつも走ってる大斑湾(おおむらわん)の風景も、もちろん最高なんだけど」 ;3/右(腕組んでる距離) 【海】「区切り無くつながってるのにさー、ここの海はリゾートの海で、大斑湾は漁業の海って感じする。 海の気のせい? ね、ね、マスターはどう思う?」 【海】「(しあわせに満ち満ちた2呼吸)――えへへ~、どっちにしても、さ」 ;3/右(接近囁き) 【海】「マスター。つれてきてくれてありがと。だいすき!」 ;3/右(ぱっと手をほどいて) 【海】「ね、ね、マスター! 探検しよーよ! ここって……ええと、なんだっけ――(呼吸音)――あ、そう! リゾート施設になってるんでしょ? 『九百九十九島 ジュエルシーリゾート!』」 【海】「ならなら、なにがあって、どんな体験をできるのかとか、海、マスターと確かめたい! パンフレットだけじゃわかんないことたくさんあるし、実際にみて、ふたりで一緒になにをしたら一番楽しそうかって――♪」 【海】「わーい! じゃ、さっそくいこー! 出発! しんこー!!!」 ;SE 砂浜、足音(リスナー自身の足音は不要。海の分だけ)。継続 ;3/右(手つなぎ、ふたり並び散歩。顔は進行方向むいたり、マスター=マイクの方むいたり、状況合わせでお願いします) 【海】「(気分良く並んで散歩する8呼吸)」 【海】「……動植物園もよさそうだったねー。けど海は、やっぱり海で遊ぶほうがいいかなー」 【海】「砂浜も海もすっごく綺麗だから、単純に泳ぐのもいいよねー。海、この日のために新しい水着と新しい浮き輪買ってあるし――ふふっ!」 ;3/右(接近囁き) 【海】「ね、マスター。どんな水着か気になっちゃう?」 ;3/右 【海】「えへへー、すっごく可愛いやつだから、期待しちゃっていいからね? っていうか、着替えとかどこでするんだろ。海の家みたいなのって~(周囲をきょろきょろ探す2呼吸)――あ!」 ;3/右→;1/前→;9/前遠 【海】「(小走りの3呼吸)――マスター! これ! ポスター! まだ見てないやつ!!! 新情報!」 ;9/前遠(マイクに背中)→振り向き 【海】「えっとね、うんとね――(ポスター情報を確認する2呼吸)――へええ、乗船体験ってのがあるんだって! 面白そう!!」 ;1/前(マイクに背中)→;3/右(ふたりならび) 【海】「遊覧船もすっごくいいけど、ヨットとかカヤックとかも魅力て……ほわわ!? 『無人島上陸と餌やり体験クルーズ』だって! 面白そう!!」 ;3/右 【海】「(詳細を読む3呼吸)――へえええええ! 養殖真鯛に餌やりできるんだ。そんな体験めったにないよね! ――あ」 【海】「ゴールデンウイークと夏休みにしかやってないんだ。残念~。ほわっ!? けどけどけどこっちもおもしろそう! 新しいヨットだって! カタマラン!!! めっずらしーねー」 【海】「あ、カタマランっていうのはね? 双胴挺(そうどうてい)のこと。つまり、胴体がふたつある船」 【海】「ふたつの船体を並行にならべて、それをつなげて一艘(いっそう)にしてるのがカタマラン! 代表的なのがトーネードっていう、ものすごい高速で帆走できるヨットなんだよ」 【海】「ちなみに、船体がひとつのヨットはモノハル。カタマランよりもういっこ船体が増える三胴挺は、トリマランっていうんだ!」 【海】「ハルっていうのは船体のこと。モノとトリはギリシア数字の数え方。1がモノで、3がトリ。船体が1個のヨットは、だからモノハル」 【海】「だけど、ギリシャ数字の2は『ジ』か『ド』ってしか読まないの。でも、胴体ふたつのヨットの名前は、カタマラン」 【海】「じゃあ、カタとマランはどっからきたの? ってことになるよね? なるでしょ!? 海もそこ、すっごく気になったから図書館で調べたんだー」 【海】「そしたらね、カタマランってタミイル語なんだって! タミイル語! スリャリャンカとか、シングアポウルとか、そのへんの言葉!」 【海】「つまり、これってヨットの発展の仕方を示す言葉でもあるんだよね! つまりさ、最初のヨットはモノハルで、それで詠語(えいご)圏の人たちが外洋に漕ぎ出していって」 【海】「スリャリャンカにたどり着いて、現地の人たちがつかってた双胴挺、カタマランに出会って、『これは便利! 安定する!!』ってことになって、自分たちでもつくりはじめる。 だから、カタマランだけ、ジハルでもドハルでもデュオハルでもなく、カタマラン」 【海】「それでヨットをもっと大型化しようっていう流れになって、三胴挺(さんどうてい)が発明されて。それはカタマランの発展型だから、発展のベースに敬意を表してトリハルじゃなくて、トリマランっていうお名前にした」 【海】「ヨットの歴史、船の名前から辿れるのってすっごくいいよね! ロマンティック!!! 海洋ロマンって感じがして、めちゃくちゃアガるよね~! (マスターの話を聞く2呼吸)――あはっ!」 【海】「そりゃくわしいよ~! だって海、名前からして海なんだよ?」 【海】「大斑湾の海沿いを行くマリンサイドライナー専用レイルロオドとして開発されて。運命的なことに海色の瞳をもってロールアウトして。だから『海』って名前ももらえた」 【海】「そんなのもうさ、海のこと大好きになるに決まってるし、大好きだから興味がどんどん深くなってって、勉強たくさんするもん。くわしくなって、あったりまえだよ」 ;3/右(接近囁き) 【海】「でもね? あたりまえのことでも、マスターに褒めてもらえるとすっごーーーくうれしい! ありがとね! マスター! 大好き!!」 ;3/右 【海】「えへへー、せっかく話も盛り上がったし、乗っちゃう? カタマラン。 海、船に乗せてもらって海にでるの大好きだけど、さすがにカタマランはまだ経験なくて――ああっ! マスター、見て、これ! このちっちゃな注意書き!」 【海】「こっちのヨットは貸切できるんだって! 貸切!!!」 【海】「一本マストで、キャビン――船室があるから、スループだ。クルーザー――キャビン付きのヨットを貸切できるなんて、めちゃくちゃ豪華! なのにお値段、2万円台」 【海】「お得感はすごくある……けど、安くないのも事実だよね。とはいえ海だってお給料もらってるから半分だせるし、そしたらひとり一万円ちょっと……旅先のアトラクションなら、めちゃくちゃ高いわけじゃない。うん」 【海】「カタマラン乗るのにもすっごく興味あるけど、定員30人ってなってるし……貸切は……マスターとさ、ふたりっきりになれるから」 ;3/右(接近囁き) 【海】「ねぇマスター。海、貸切ヨット、できたら乗ってみたいんだけど……(マスターの返事を聞く2呼吸)――♪」 ;1/前 【海】「やったあ! それじゃあ申込みにいこう、申込み!!!」 ;3/右 【海】「えへへ! ありがと! マスター、大好き!!!」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Track2:九百九十九島マリンリゾートでの貸切ヨット体験(貸切ヨットでのクルージング。途中、展帆に大興奮の海と、ヨットの音のあれこれをお届け) ;//////// ;7/左 【海】「海! 風! 波! 空! ギラギラっ! おひさまっ!!!!!」 ;SE 環境音 貸切ヨット F.I. ;7/左 【海】「(上記の全てを全身で楽しむ8呼吸)」 【海】「ちょー気持ちいい! ヨットの上だと、真夏の全部がセットになって楽しめちゃうね!」 【海】「(満足しきった長い息)」 【海】「九百九十九島っていうだけあって、ほんっとーーーーに島がたくさん! ちっちゃい島がほとんどだけど、そこそこおっきめなのも――あ」 ;7/左(ひそひそ話) 【海】「ね、マスター。島ってどこから島なのかなぁ。あの岩場とか、満潮になったら絶対海の中に沈んじゃうでしょ? あれも島ってカウントするの?」 ;7/左 【海】「(呼吸音)――うん、海知らない。だって、大斑湾の島っていったら多島(たしま)でしょ? あれおっきいし、満潮で沈んじゃうとかありっこないし――あ!」 【海】「スマホで調べてもらえるのうれしい! ありがと、マスター。(マスターをわくわくと待つ4呼吸)――へええ!」 【海】「国土地理院と環境庁と国際条約で、定義が全部違うの? へんなの! おもしろい! 話し合って統一すればいいのに~」 【海】「『航空写真にうつる陸地』が国土地理院による島の定義で、『満潮時に海岸線が100m以上ある陸地』が環境庁による島の定義」 【海】「ならなら国際条約は? どういうふうに島を定義してるの? ――(2呼吸)――へぇえ」 【海】「、『自然に形成された陸地』で『水に囲まれてて』『満潮時にも水没しないこと』の3条件なんだねー」 【海】「……海的には、環境庁の島の定義が一番厳しそうな気がするな。満潮時に海岸線が100メートルって、ここの島たち、けっこう満たせないの多そうだし」 【海】「けど――うん。国際条約のさ、『自然に形成された陸地』ってのも、重要度高そうなポイントだよねー」 【海】「例えば、ちょこんて突き出た岩礁をコンクリで固めて飛行場つくったとしてさ? それが満潮時にも沈まなかったら、環境庁基準では島になるでしょ? たぶん。 『陸地』の定義がどーなってるのかでもかわるだろうけど」 【海】「(マスターの話を聞く2呼吸)――あ、そっか。島のまわりって、領海になるんだ。単なる岩礁か島かの違いで、例えば漁師さんが漁できる範囲がものすごく変わっちゃうんだね」 【海】「そう考えると、『ここからが島』っていう線引き、どうするかで損か得かがでてくるし…… なるほどなぁ、いろんな基準が入り乱れてても、しょうがないのかもしれないねー」 【海】「海も島も、そこにずーっとあるだけなのに……ふふっ、人間の都合で、島ってよばれたり岩礁ってよばれたり、かわっちゃうこもきっといるよね。 それってなんだか、おもしろい!」 ;7/左(ひそひそばなし) 【海】「九百九十九島はさ、一番干潮のときにちょこーっと突き出る岩の頭とかも、島って数えてるよね、きっと。 そうじゃなきゃ、湾内に九百九十九の島だとか、いくらなんでも多すぎるもん」 【海】「そだそだ、マスター、背中合わせになろ? 背中合わせ。海の背中とマスターの背中、いまからぴったりくっつけよ?」 ;7/左→;5/後(密着、マイクに背中) 【海】「海が動くから、マスターはそのままいていいよ? んしょっ」 【海】「ふっふーん、これでマスターと海とで、ほぼほぼ360度視界! だから――(呼吸音)――うん、そうなの。海、島の数数えてみたいんだ」 【海】「あ! いいこと思いついちゃった。いまから一分間でさぁ、海とマスター、それぞれいくつの島を見つけられるか、数えてみよう?」 ;3/右(接近囁き) 【海】「それで、勝ったほうが負けた方のいうことひとつきいちゃう、とかどう?」 ;5/後(密着。マイクに背中) 【海】「オッケー? それなら数えっこ! 競争だよー。負けないからねー。準備いい? あ、っと、アラームかけとかないとね、一分!」 【海】「いっくよー。さん、にい、いち! スタート!!!」 【海】「(指示あるまで継続で、島の数を一生懸命数える呼吸とニュアンスお願いします)」 ;SE 腕時計のアラーム 【海】「わ?! もう一分たったんだ! あっという間~、って、終了! 数えるの終了だよ! 早速結果発表しよー!」 ;1/前(マイク向き) 【海】「へっへー、海は結構自身あるよー。これもさ、さん、にい、いちで同時に数を言うのでいーい? (呼吸音)――うん、じゃ、そうしよう」 【海】「いっくよー、さん、にい、いち、『さんじゅうさん!!』」 【海】「いやっほう! かったー! 海の勝ちー!!」 【海】「マスター、海のいうことなんでもひとつ聞いてくれるんだよね? うれしい、どうしよ! どんなお願いしたら、マスターも海も一緒に楽しくなれるかな……って? あれ? なんだろあの合図」 【海】「(呼吸音)(呼吸音)――あ! そっか、わかった! 折返しだ! いつの間にかもうこんな時間だし、ヨット、今度は港にむかって帰っていくんだ……って!」 ;7/左(接近囁き) 【海】「マスター、海と一緒にすっごく面白い経験してみない? したいよね? (呼吸音)――オッケー! じゃ、しよう!!」 ;1/前 【海】「ね、ここ、セイル! ――ヨットの帆の下に、海と並んでごろーんって寝転んで!――(マスターの体勢移動を見守る3呼吸)」 ;7/左(接近囁き) 【海】「海のお顔じゃなくって、真上見ててね? いまね? 方向転換するために、セイルが一気に」 ;SE ヨット貸切音B 42:30あたり(セイルを反対に切り替えて、逆側から風をうける。帆の切り替えの音) ;7/左(マイクと同じ視線) 【海】「!!!!!」 ;7/左 【海】「すごいでしょ!? セイルが一気に反対側に切り替わったの! 海とマスターのお顔の前を、帆がばびゅんって通り過ぎて!」 【海】「びっくりしすぎてドキドキしちゃった? 海もだよ! (微笑んではにかむ2呼吸)」 ;7/左(接近囁き) 【海】「マスターとおんなじものみて、おんなじ気持ちになれて。 おそろい、なんだか嬉しいな」 ;SE 照れてささっと立ち上がる動作音&衣擦れ ;7/左→;1/前 【海】「んっ! えへへへっ!」 ;1/前 【海】「そしたら港に逆戻りだね! 帰りの海も――」 【海】「(波音と風を楽しむ8呼吸)」 【海】「とってもいい風! ね! マスター♪」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Track3:長崎名物べっこう耳かきの右耳耳かき(ウミガメの甲羅の加工品であるべっ甲で作られた耳かきを使っての贅沢な耳かきタイム。細かな耳掃除はカイメンの天然スポンジを使って) ;//////// ;1/前 【海】「えーーーーー! マスター! 日焼け止め塗り忘れちゃったのーーー!? それじゃあすぐにキャビンに入ろ?」 ;SE 足音 木の床の階段降りる ;3/右(手つなぎ) 【海】「(階段を降りる4呼吸)」 ;環境音(キャビン内/ヨット走行音が、4畳くらいの広さの木造の室内の壁に遮蔽されてボリューム下がるイメージです) ;1/前 【海】「マスター、ここに座って? 海のとなりに。海、いいもの塗ってあげるから」 ;1/前→;3/右 【海】「(着席待ち2呼吸)」 【海】「キャビン――船室の中だったらこれ以上の日焼けは防げるからね~ ここでさくっと、アフターサンケアのジェル、ぬっちゃおー!」 【海】「(マスターの話を聞く2呼吸)――わわ、マスター、ほんと日焼け対策気にしてないんだねー。びっくり! あ、でもオトコノコってそんなもんなのかな? 真っ黒に日焼けしてる人、海でよく見かけるし――ふふっ」 ;3/右(接近囁き) 【海】「いいよ? それじゃあ海が、日焼け対策のこと、実際にしながら教えてあげる」 ;3/右 【海】「あのね? 日焼け対策、おおざっぱにいってふたつあるの。おひさまに当たる前の対策と、当たったあとの対策」 【海】「当たる前のは、いわゆる日焼け止めとかだよね~。これはもうマスター間に合わないから、これからするのは、当たったあとでもできる対策」 【海】「日焼け――っていうか紫外線は、お肌の老化の一番の原因なんだよ! だから日焼け止めで乾燥と紫外線を防ぐのが一番いいけど。 それをしなかったり、塗り忘れのとこがあったりで、やけちゃったー! っていうときには――」 【海】「――使うの。これを」 【海】「ホワイトコングのモイスチャライジングジェル! 漁師さんとかサーファーさんとかにも大人気の、定番サンケアジェルなんだよ!」 【海】「これで保湿してビタミン補給して、炎症を防いであげるといいの! 保湿成分にはアロエベラエキス、炎症をふせぐ成分にはグリチル――グリチルなんとか酸っていうのがいいらしくって、 ホワイトコングには両方がふくまれてて、その上!」 ;SE 両ほっぺたにジェルをぺちゃっ 【海】「ね? ジェルなのにとってもさらっとした肌感なの。いいでしょ!」 【海】「これを……両耳に……」 【海】「ちょっとのあいだにちょにちょするから、お話の続きはそのあとで、ね?」 【海】「(塗り拡げ8呼吸)」 【海】「よーし、塗れたー!」 【海】「ん~? これって……あー、お耳、ちょっと汚れたまってる」 【海】「せっかくだから、ね? マスター」 【海】「陸(おか)に戻って、このまま耳かきしちゃおうね!」 ;場所移動の間とSEを ;1/前 【海】「ふあー、揺れない床だー!!!」 ;SE 旅館(室内空調) ;1/前 【海】「ヨットのキャビン、耳掻きするのには危ないもんね。もっと長く乗ってたかった気もするけどさ、やっぱり揺れない地面もいいなぁ」 ;3/右(接近囁き) 【海】「ね、マスター。海の太ももまくらにしてねっころがって?」 ;1/前 【海】「細っこいから、あんま寝心地よくないかもしれないけど~。でもね? 耳掻き。そうしてくれたらやりやすいから」 ;1/前→;3/右 【海】「(マスターの寝転がりをしあわせに待つ2呼吸)」 ;3/右(密着) 【海】「えへへっ! マスターのお顔すっごく近いや。これでお耳掃除きもしほーだいだねっ」 ;3/右 【海】「耳掻きもねぇ、海、永崎(ながさき)っぽいの準備してあるんだよ~。ん、と――(耳掻き取り出す1呼吸)――じゃじゃん!」 【海】「綺麗でしょ! 永崎特産の、べっ甲のかんざし……じゃなくって、耳掻きだよ! すっごく肌触りいいんだから」 ;3/右(接近囁き) 【海】「試してみたい? いいよ、かるぅくお耳にいれてあげるね」 ;SE 耳掻き(奥、かくのではなく、耳穴内でくるくる動かす) ;3/右 【海】「んっふふ~(楽しげに耳掻きを操る8呼吸)」 ;SE stop ;3/右 【海】「気持ちいいでしょ? すべすべでしょお。カメの甲羅が原料なんて思えないよね~」 ;3/右(接近囁き) 【海】「これで耳掻き、ゆったりしっかりしてあげるから、期待しててね? (ふーーーーーーーっ)」 ;3/右 【海】「あははっ! マスターくすぐったそう。それじゃあ浅いところから、ゆっくりゆっくりはじめるからね~」 【海】「ん……」 ;SE 耳掻き(浅、継続) 【海】「(ゆったりと耳掻きしてあげる8呼吸)」 【海】「んふー、マスターのお耳……(2呼吸)もとから耳掻きしやすいからさー(2呼吸)……この、べっ甲の耳掻き、つかうと――(2呼吸)」 【海】「すべりがいいのに……(2呼吸)よごれは、ちゃあんと掬ってくれて――(2呼吸)――海、なんだか……耳掻きスキル……(2呼吸)――アップ、したみたいな気になれちゃうよ」 【海】「っと……めくれてるとこの裏側も――(2呼吸)――かしゅかしゅ、こしゅこしゅ――(2呼吸)――ふふっ、マスター、ネコちゃんみたい――(2呼吸)――おめめ、気持ちよさそうに細まってる」 【海】「やっぱり、いいね、べっ甲――(2呼吸)――昔から、高級素材なだけはある――(2呼吸)――贅沢品禁止の時代にも……(2呼吸)すっぽん、って偽装されて――(2呼吸)使われ続けただけのこと、すっごくあるよね」 ;SE stop 【海】「ん? あ、そうだよ。べっ甲を漢字でかいたときの、なんか、亀がパワーアップしたみたいな漢字、あれ、すっぽんって読むんだよ?」 【海】「あ、ごめん。手、とまっちゃったね。深いとこお掃除しながら、続き話すね」 【海】「よいしょ、っと」 ;SE 耳掻き(深・継続) 【海】「深いところ、は――(集中して耳掻きする8呼吸)……おおっ――(嬉しくほっとした息)」 【海】「深いとこの、方が――(2呼吸)――べっ甲のするするいくの――(2呼吸)なのに、ちゃんと……よ――と――よごれ、すくえるの――(2呼吸)」 【海】「あさいとこより――(2呼吸)――ずっと、いい感じに――(2呼吸)――っと、あ、そうだった――(2呼吸)――べっ甲と、すっぽんの、お話――だよね――(2呼吸)」 【海】「あのね? べっ甲は――(2呼吸)タイマイっていう種類の亀の――(2呼吸)――海の、亀の――(2呼吸)――甲羅、なんだよ――(2呼吸)」 【海】「タイマイの……甲羅を――(2呼吸)――うすーく剥がして――(2呼吸)――加工、したら――(2呼吸)――あの綺麗な、模様に――しあがるの――(2呼吸)」 【海】「それ、で――あ、ちょっとまって――(集中して耳掻きする8呼吸)――これ、とりづらい……ん……(2呼吸)――っと――あ、いけたいけた――ふふっ!」 ;SE stop ;SE ティッシュで耳掻きふき 【海】「(ほっと一息)」 ;SE 耳掻き(深・継続) 【海】「あ、ごめん。それで、べっ甲――(2呼吸)――べっ甲、は――(2呼吸)――加工、簡単だってはなしで――(2呼吸)――だから、大昔、から――(2呼吸)」 【海】「江戸時代とかの、ずっと前から――(2呼吸)――櫛、とか……装飾品、とか――(2呼吸)――かんざしとかの、材料に――(2呼吸)――使われ、てて」 【海】「でね? 江戸時代に……(2呼吸)――贅沢品が、禁止、されちゃったとき、とかも――(2呼吸)――ほんとは、タイマイの、甲羅、なのに――(2呼吸)」 【海】「これは、鼈(べつ)――すっぽんの、甲羅ですよ、ってことにして――(2呼吸)――取引、されて――(2呼吸)――そのときに、つけられた、名前――(2呼吸)」 【海】「鼈の、甲羅で、”べっこう”が――(2呼吸)――いまも、そのまま(2呼吸)――呼び名として(2呼吸)――残っちゃったんだって――っと!」 ;3/右(接近囁き)→;3/右 【海】「(ふーーーーーーっ)(ふっ!)(ふーーーーーーーーっ) うふふっ!」 ;3/右 【海】「よっぱらってる漁師さんに聞いたお話だから、ほんとかどうかわかんないけど!」 【海】「でも、べっ甲が高級な理由の方は、マスターもお耳でわかったでしょ? 馴染むよね。肌なじみがいい。なめらかなのに、なんだかすっごく」 【海】「この勢いで左耳も~――っていいたとこだけど、海、もうひとつ秘密兵器を用意してあるんだー」 ;SE ごそごそ 【海】「じゃじゃん! カイメン! つまり海からやってきた、天然のスポンジ!」 【海】「これも永崎の天然物だから、お耳に残ったちっちゃなチリとか、カイメンでごしごしやってとっちゃおう?」 【海】「いーい? じゃ、いくよー」 ;SE カイメンスポンジで耳掃除 【海】「ん……(2呼吸)――どう? 少しごわごわする?――(2呼吸)――よさそうだったら、このまま、一気に――(2呼吸)」 【海】「ん、しょっ――(2呼吸)――よわく、やわく――丁寧、に――(2呼吸)」 【海】「(集中して細かな掃除をする8呼吸)」 【海】「うん!」 ;SE stop ;3/右(接近囁き) 【海】「(ふーーーっ!)(ふーーーーーーーーーー)。はぁい、おしまい」 ;3/右 【海】「そしたら今度は左の耳だね。マスター、海が『ごろーん』っていうから、声にあわせてお耳、左を上にむけてね?」 【海】「いーい? いくよー、さん、にい、いち」 ;3/右→;1/前→;7/左 【海】「ごろーーーーーーーーーーーーーーーーーん」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Track4:長崎名物べっこう耳かきの左耳耳かき(ウミガメの甲羅の加工品であるべっ甲で作られた耳かきを使っての贅沢な耳かきタイム。細かな耳掃除はカイメンの天然スポンジを使って) ;//////// ;7/左 【海】「えへへっ、マスターの左耳♪」 ;7/左(接近囁き) 【海】「(ふーーーーーーーーーーーーーっ)」 ;環境音 F.I. ;7/左 (角度をさまざまに変えながら耳穴を覗き込む) 【海】「んーーーー、んーーーーー、んーーーーー?」 【海】「こっちは右より、もーちょっと汚れ強めかも。なんでだろ、不思議だねー」 【海】「でもでもその分、お掃除しがいもあるってことだよね! マスターのお耳掃除で、海がやって、べっ甲耳かきなんだもん! あっという間に綺麗にしちゃうよ~ うふふっ!」 ;7/左(接近囁き) 【海】「いいこにして、楽しみに待っててね?」 ;7/左 【海】「じゃ、早速クリーンナップ大作戦開始! 浅いとこから、徹底的にやっていこうね~」 ;SE 耳掻き(浅、継続) ;7/左 【海】「ん、と……(集中して耳掻きする8呼吸)」 【海】「ん……お耳って――なんだか、さ――(2呼吸)こうやって――めくったり、ひっぱったり、してると――(2呼吸)――生き物みたい、って感じ――(2呼吸)――する、かも――(2呼吸)」 【海】「もちろん、マスター――(2呼吸)いきもの……人間、なんだけど――(2呼吸)――そうじゃなくって、耳だけ、こう、なんか――単体の――(2呼吸)――あ! わかった」 ;SE stop ;7/左(接近囁き) 【海】「似てるの。お耳。ウミウシに――ふふっ」 ;SE 再開 ;7/左 【海】「ウミウシ……あれ? (2呼吸)――マスター、にがて?――(2呼吸)なんか、ちょっと、イヤそうみたいな、お顔に、みえた――(2呼吸)けど――(2呼吸)」 【海】「ウミウシ、ね。マスター――(2呼吸)ちゃんと見ると、かわいいんだよ――(2呼吸)かわいいっていうか……綺麗、かな?(2呼吸) 色とか、ほんと、あざやかで――(2呼吸)」 【海】「ダイバーさん、とかにはね? ――(2呼吸) 『海の宝石』なんていわれてるんだよ? ウミウシ――(2呼吸)――名前の印象、だけじゃなくって――(2呼吸)――実際、みると――(2呼吸)」 【海】「実際みるのが、むつかしく、ても――(2呼吸) スマホ、とかで――(2呼吸)――あ、そうだ、えとね――(2呼吸)――あと、もう……ちょっと…………ん……で――(2呼吸)」 【海】「ここ――ん……っと――(集中する4呼吸)――あ、はがれたはがれた――じゃ、なくて、えっと――(2呼吸)」 【海】「もう、浅いとこ――(2呼吸)お掃除、おわ……る……か――らっ――」 ;SE stop 【海】「(安堵の息)」 【海】「スマホ、いまウミウシのが、ぞ、う……(操作する1呼吸)――はい、これ! 見てみて? ね? 綺麗でしょ――ふふっ」 ;7/左(接近囁き) 【海】「マスターのお耳とおんなじくらい、かわいくって。綺麗」 ;7/左 【海】「だからもーっと、綺麗綺麗にしなくちゃね。深いとこ、はじめるよ~」 ;SE 耳掻き(深・継続) 【海】「ん……っしょ――(集中した8呼吸)」 【海】「え? 綺麗だよ、お耳。マスターの――(2呼吸)――綺麗で、かわいい――(2呼吸)」 【海】「そりゃ、ウミウシみたいに――(2呼吸)色鮮やかじゃ、ないけど――(2呼吸)普段は、マスターの――(2呼吸)おはだの、色だし……(2呼吸)」 【海】「こう、やって――ん……(2呼吸)――お耳、お掃除……(2呼吸)さわさわ、してると――(2呼吸)だんだん、ぽーって……ピンク、まざって――(2呼吸)」 【海】「リラックスしてくれてるんだな――(2呼吸)血行、よくなってるんだなー――(2呼吸)――気持ちいいんだな――って――(2呼吸)つたわって、きて」 【海】「そういうのって――海には、すごく――(2呼吸)――海的には、ね?――(2呼吸)――かわいいし、大事、だし――(2呼吸)――いとおしい、みたいな、気持ちに、なる、の――(2呼吸)」 【海】「だか、ら……ん……あれ、これ――ん――(集中してほじる6呼吸)――あ、とれた。で、こ、れ……で――(2呼吸)」 【海】「ここの、やつ、だけ――(2呼吸)――とっちゃえ、ば――(4呼吸)――よ、っと」 ;SE stop ;7/左(密着) 【海】「(ふーーーーーーーーっ)(ふっ!)」 ;7/左(接近囁き) 【海】「深いところもこれでおしまい。あとはカイメンでしあげちゃうから、もーちょっとだけ、いいこしててね?」 ;7/左 【海】「んふふ、かわい。じゃ、いくねー」 ;SE カイメンでしあげの耳掃除(継続) 【海】「いたくないよう、やわやわ、そっと――(2呼吸)――こしゅこしゅ、さすさす――(2呼吸)――ん……」 【海】「(集中の8呼吸)」 【海】「と……あと、まだ、こまっちいの――(集中の6呼吸)――うふふん、いいね」 ;se stop ;7/左(密着) 【海】「(ふっ!)(ふーーーーーっ)(ふっ!)」 ;7/左 【海】「はぁい、お耳掃除おしまいでーす……って――(マスターの大あくびを見守る2呼吸)――あはっ」 ;7/左(接近囁き) 【海】「嬉しいな。マスター、眠たくなるほどリラックスして、安心しきってくれたんだ」 ;7/左 【海】「たくさん歩いて、ヨットではしゃいで、そのあとだもんね~――って――ぁ――(小さなあくび)――ん……海にもうつった。マスターの眠気。 なんだかねむたくなってきちゃった」 ;7/左(接近囁き) 【海】「ね、マスター。このまま海と、ちょっとだけお昼寝しちゃおっか?」 ;7/左 【海】「(マスターの返事を聞く2呼吸)――うふふっ! きーまりっ。じゃ、海、毛布だけとってきちゃうね~」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Track5:毛布にくるまり、ふたりでぽかぽかお昼寝タイム(ウィスパートークでの海との時間で、ゆったりあまい安眠導入) ;//////// ;このパート安眠導入です。 ;基本、小声~ウィスパーで。”!”ある箇所も、声を貼る以外のアプローチでご表現いただけましたら幸いです ;3/右(密着) 【海】「ふぁああああああ」 ;SE 室内空調 ;3/右(接近囁き) 【海】「ね、マスター、海、毛布、もう少し深くかぶりたい。だから端っこ、海と一緒にひっぱって? ね? さん、にい、いち」 ;SE 毛布の衣擦れ 【海】「(毛布引っ張る1呼吸)」 【海】「えへへ~。これで肩まですっぽり。あったかーい。すっごくすっごく贅沢だよね、これって」 【海】「だってさ、ほんの一時間くらいまえには、ヨットの上でおひさまカンカンで、もうものすごく暑かったのに」 【海】「いまはクーラーガンガンで、毛布かぶってぬくぬくしてて、おまけに――(幸せな微笑)」 【海】「(ぬくぬくを楽しむ8呼吸)」 【海】「マスター、とってもあったかくって」 【海】「海ね、幸せすぎてこわいくらい。大好きなマスターと、初めての、とっても楽しい海にきて。貸切ヨットにまでのせてもらえて――(大満足の吐息)」 【海】「マスターと過ごす休暇は、いつだって最高に楽しいけど……(1呼吸)――え?」 【海】「(マスターの話を聞く2呼吸。?→!の感情)」 【海】「……そうだった。これ、休暇じゃなかった。お仕事だった。蓄音レヱル……永崎の魅力を音で紹介するための」 【海】「わわわ……海、知らない海見た瞬間に頭がぱあって白くなっちゃって――完全に抜け落ちてわすれちゃってた~」 【海】「あああ、どうしよう。永崎の音の魅力……(3呼吸。困った→え?→嬉しい!)」 【海】「わぁ、さすがマスター! 紹介できる音、ちゃんとチェックしててくれたんだぁ。 海が夢中で楽しんじゃってる間にも……お仕事、しっかりしててくれたんだねぇ」 【海】「すごい、マスター。かっこいい。最高。ありがとう」 ;3/右 接近囁き 【海】「だぁいすき」 ;3/右(密着) 【海】「えへへっ。海、マスターが海のマスターで本当によかった。 ロールアウトする前にはね? どんな人がマスターになってくれるのなぁあって、あれこれ想像してたんだよ?」 【海】「でもね、あのね。想像したどのマスターより、マスターがずうっとよかったの。マスターは世界一のマスターだって、もうね、海、ずっとずーっと感じてる」 【海】「……(はにかみためらう息)――マスターにとっても、海。はじめてのレイルロオドなんだよね? マスターにとっては、海って、ええと……」 【海】「(2呼吸。どきどき→しあわせ爆発)――わぁ――ふふっ! うふふふふっ! そっかぁ、それならよかったぁ――あ……ふっ――(大あくび)」 ;以下、じわじわ眠気が強くなっていっていただけますと幸いです。 【海】「ああ……ドキドキして、ほってしたら、眠いの急にもどってきちゃった。マスターとずっとお話ししていたいけど……ん……お話ししながら、海、ねちゃったらごめんねぇ」 【海】「……(2呼吸)――そっか。そうだね。もしねちゃったら、明日の朝に続きのお話しすればそれでいいんだね――へへっ」 【海】「しあわせだなぁ。海、大好きなマスターといっつも一緒で。ずうっと一緒で……ぁ」 【海】「(自分の言葉に、ふっと考え込む4呼吸)」 【海】「あ……うん。あのね? ずっと……ずうっと……一緒が続くといいんだけど。でも、マスターは人間で、海はレイルロオドだから――」 【海】「時間、同じじゃないんだなぁって、ふって、なんだか思っちゃったの。しあわせすぎてあったかで――だから、少しだけ怖くなったの」 【海】「海が先にこわれちゃったり、廃棄になったり……それか、それか考えたくもないけど、だけど――あっ」 ;3/右(抱きしめられてる距離) 【海】「(不安が徐々に落ち着いていく4呼吸)――ぎゅってされると、怖いの、溶けていくんだね。とくん、とくんって、マスターの心臓の音……海の怖いの、少しずつ溶かしてくれるんだね」 【海】「……そっか。そなんだ。そうだよね。人間同士だって、レイルロオド同士だって、完全に同じ時間はすごせない。いつか、お別れのときがくる」 【海】「……マスターは、ある? 大事な誰かとお別れをした経験って。それって……その……」 【海】「(言葉を探す4呼吸)」 【海】「……お別れからさ、どうやって、その――ええと、海、そういう経験全然ないから。本当に本当に大事な人って、マスターだけしかいないから、だから、その、わからなくって……」 【海】「(マスターの話を落ち着いて聞く4呼吸)」 【海】「……覚えてる。ときどき、その人のことを思い出す」 【海】「思い出すことは悲しくて。だけどだんだん、思い出すだけで幸せになる」 【海】「……そういうもの、なの? 悲しいのが、時間で幸せに変わっていくの?」 【海】「(マスターの話を聞く2呼吸)――ああ、うん。そうなのかも、だって、マスターと一緒の時間は、ぜぇんぶキラキラでしあわせだから」 【海】「そっか……うん。お別れがすごく悲しくっても、寂しくっても。悲しいのとか寂しいのとかは時間とともに薄れていって――そしたら、キラキラなしあわせだけが残るんだ」 【海】「それなら……。それでも、もちろんイヤだよ? 海、マスターといつか――それが50年後でも100年後でも、1000年後でも100万年後だとしたって――マスターとお別れするの、すっごくヤだけど、絶対ヤだけど」 【海】「それでも……うん。マスターの中に、海のキラキラだけが残るなら。海の中に、マスターのキラキラをぜぇんぶ覚えておけるなら」 【海】「……それって、ずっと一緒ってことだ。海かマスター、どっちかが先に天国みたいなとこにいっても、ずうっと一緒」 【海】「そう思ったら……ふふっ、もっとキラキラ、たくさんつくりたくなっちゃうね。ね、マスター、明日はどうする? 次のお休み、なにしたい?」 【海】「ふ……ぁ――(安堵のあくび)」 【海】「眠っちゃう、まで……ん……海、マスターと、いっしょに……いっしょに……かんがえて……いき、たい……な」 【海】「次の……おやすみ…………おやすみ、と……それから……おしごと……おしごと……いっしょも……たのしく、て……ん……」 【海】「(寝入りばなの、ニュアンス多めの16呼吸)」 【海】「(寝入りばなの、ニュアンス多めの16呼吸)」 【海】「(寝入ってきておちついていく16呼吸)」 【海】「(寝入ってきておちついていく16呼吸)」 【海】「(静かな安眠の16呼吸)」 【海】「(静かな安眠の16呼吸)」 ;環境音そのまま ;//////// ;Track6:ループトラック。海の熟睡寝息 ;//////// 【海】「(熟睡している、ニュアンスなしの規則的な寝息。16呼吸)」 【海】「(熟睡している、ニュアンスなしの規則的な寝息。16呼吸)」 【海】「(熟睡している、ニュアンスなしの規則的な寝息。16呼吸)」 【海】「(熟睡している、ニュアンスなしの規則的な寝息。16呼吸)」 ;//////// ;Track7 おまけコーナー、Q&A ;//////// 【演者】「蓄音レヱル ~ 松裏九洲線キハ58 568号機専用レイルロオド 海~ おまけコーナー。Q&A」 【演者】「みなさん……こんばんわですかね~。このコンテンツ、安眠支援? でつくられてるって聞いてますから。そうじゃないかたはこんにちわ。蓄音レヱル、海ちゃんを演じさせていただきました、声優のXXです」 【演者】「海ちゃんとの時間、楽しんでいただけましたか? よかったら、コンテンツの最後、このおまけコーナーも楽しんでもらえたらうれしいです」 【演者】「もう寝ちゃってる方は、ふふっ、夢の中で聞いて、楽しんでくださいね?」 【演者】「さてさて。このおまけコーナは、Q&Aコーナーなんだそうです。っていうことは、わたし、XXが、みなさんからいただいたお便りにお返事をさせていただくことになりますね」 【演者】「最初にいただきましたご質問は、こちらだそうです。読みますね」 【演者】「『XXさん、こんばんわ。XXさんのバイノーラル作品、アニメの方のキャスト発表みた瞬間から、首を長くして待ってました。XXさん的には、バイノーラル作品の収録ってどうでしたか? 普段と違うとことかありましたか? もしよかったら教えてください』」 【演者】「(自由にご回答をお願いいたします)」 【演者】「さて。次のご質問――も、あら、バイノーラル関係の質問になりますね。おもしろい。みんな興味津々なんですね、バイノーラル」 【演者】「ご質問をくださったのは、ハンドルネーム、リンカさん。鹿児島本線沿線におすまいの肩だそうです。リンカさん、おたよりありがとうございます」 【演者】「ご質問は――こほん。 『バイノーラルマイク使うときは体(顔)の位置も移動させると聞いたことありますが感覚でされているのでしょう?それとも家で、『こういう時はこの角度』という感じに研究などされたのでしょうか?』――なるほどなるほど。これはですね~」 【演者】「(自由に解答をお願いします)」 【演者】「――です! さて次の……って、あらら、これで持ち時間おしまいみたいです。Q&A――続きは次の機会に、ですね」 【演者】「ということで、『蓄音レヱル 海』。もうすぐ全トラックがおしまいになります」 【演者】「元気いっぱいで海が大好きで、無邪気すぎてあぶなっかしくも思えちゃう海ちゃん。そんな海ちゃんとの癒やしの時間をあなたのお耳にお届けしたのは、海役。XXでした」 【演者】「今回の旅は、ひとまずここまで。 けれどもきっと、次の夜にも、次の駅でもお会いしましょう!」 【演者】「おやすみなさい。明日の朝へ――『出発! 進行』」 ;おしまい