【ヒロインたちのプロフィール】 千花(妹)…幼めの声。快活でコロコロとよく笑う。主人公の呼び方は「お兄ちゃん」。 主人公にかまってほしくて、軽いイタズラをしかけることがちょくちょくある。 百香(姉)…ちょっと大人びた声。主人公の呼び方は「君」。 普段は落ち着いた喋り方で、千花の子供じみた言動をたしなめることもしばしば。 しかしたまに茶目っ気を出したり、千花と一緒になって主人公をからかったりすることもあるのはご愛嬌。 ■シーン1(注意事項) [千花(妹)] こんばんはーっ、お兄ちゃん! [百香(姉)] 今日は、私達の音声作品を聞いてくれてありがとう。 [千花(妹)] お兄ちゃんが私達を呼んでくれて、すっごく嬉しいなー。 [百香(姉)] そんな君に、本編に入る前に聞いておいて欲しい話があるの。 [千花(妹)] コンセプトと注意事項、ってやつだね。 [百香(姉)] まず初めに、この音声は君の安眠をサポートする、添い寝ASMR音声になってるの。 [千花(妹)] お兄ちゃんが気持ちよく眠れるようにぃ、私とお姉ちゃんが近くでお話ししてあげるんだ。 [百香(姉)] だから君も、リラックス出来る場所。例えば、静かなお布団やベッドとかで聞いてくれると嬉しいな。 [千花(妹)] 部屋を暗くするのも良いかも! 逆に、明る過ぎる場所とか、人の多い場所で聞くのは、ちょっとオススメできないかな? [百香(姉)] 私と、千花と、君。3人だけで、ゆったり過ごせる場所で。 [千花(妹)] 私とお姉ちゃんとで、お兄ちゃんのこと、たっくさーん癒してあげるからね。 [百香(姉)] というわけで、注意事項はこれでおしまい。 [千花(妹)] 準備できたらぁ、次のトラックを再生してね♪ [2人同時] ……ゆっくり、待ってるから。 ■シーン2 [千花(妹)] お・に・い・ちゃーん? 起きてますかー?(少しからかい混じりな明るい声で) [百香(姉)] 返事は無いけど、お布団が少し動いてるね。多分まだじゃないかな。 [千花(妹)] そっか。それじゃあ、今日もお兄ちゃんと、一緒に寝ちゃおっか! [百香(姉)] うん。久しぶりにお邪魔しちゃおう。 [千花(妹)] ふふっ♪ と、いうわけでぇ…… [千花(妹)] こんばんは、お兄ちゃん! おっ邪魔しまーっす! えーい!(からかい気味で) [百香(姉)] もう、千花ったら。もう寝る時間なのに元気いっぱい。 [百香(姉)] こんばんは。 私も隣、お邪魔しちゃうね。 [千花(妹)] お兄ちゃんの右隣が私でー。 [百香(姉)] きみの左側に、私。両手に花だね。嬉しい? それとも、もう慣れちゃったかな。 [千花(妹)] 私達みたいな可愛い女の子に添い寝してもらえるなんて、お兄ちゃんってホント幸せものだねぇ。 もっと喜んでいいんだよ? [百香(姉)] うん。本当に、今日も一日お疲れ様。こうして隣にいるだけで、疲れてるって分かっちゃうかも。 [千花(妹)] それにー。お兄ちゃん、最近寝不足っぽくない? 毎日ちゃんと眠れてるのかなって、少し心配なんだ。 [百香(姉)] だから今日は、そんな頑張ってる君に、ちょっとしたご褒美。 [千花(妹)] 私とお姉ちゃんで、お兄ちゃんのことを、とびっきりリラックスさせてあげるの。 [百香(姉)] 私と千花の2人で、気持ちよく眠れるように、たくさんお手伝いしてあげる。 [千花(妹)] そのまま寝ちゃっても大丈夫だよ。眠くなってぇ、瞼が重くなってきちゃったらぁ、 その時はぐっすり『お休みなさい』しちゃおうね。 [百香(姉)] その時まで、私達が一緒にお話ししてあげるから。安心して、力を抜いて、ゆったりしててね。 [千花(妹)] それじゃ、まずはぁ…… 深呼吸、してみよっか。 [百香(姉)] 緊張してる時とか、走り終わった時とか。深呼吸すると、疲れが外に出ていくみたいな感じで、気持ちいいよね。 [千花(妹)] 今日は、私とお姉ちゃんが合図してあげる。 私達の声に合わせて、吸ってー、吐いてー、吸ってー、吐いてー、ってするんだよ。いーい? それじゃ、いくよぉー? [百香(姉)] 吸ってー? [千花(妹)] 吐いてー。 [千花(妹)] 吸ってー? [百香(姉)] 吐いてー。 [百香(姉)] 吸ってー? [千花(妹)] が息を吸う音 [百香(姉)] 吐いてー。 [千花(妹)] が息を吐く音 [千花(妹)] 吸ってー? [百香(姉)] が息を吸う音 [千花(妹)] 吐いてー。 [百香(姉)] が息を吐く音 [百香(姉)] うんうん、いい感じ。吸って吐くペースが、少しずつ安定してきたね。 [千花(妹)] 体の中をすぅーって空気が通っていく感じ、気持ちいいでしょ? [百香(姉)] 私たちが深呼吸のタイミングを教えるのは、これで終わりだけど。 [千花(妹)] いつでも好きな時に、吸ってー、吐いてー、してくれたらいいからね。 [百香(姉)] ゆったり、君のペースで。 それで大丈夫だからね。 [千花(妹)] それじゃあ次はー。お目目、閉じちゃおっか。 [百香(姉)] ぎゅっと目をつぶるんじゃなくて、優しく瞼を下ろす感じで、ね。 [千花(妹)] 目をつむってると、眠気で頭がとろーんってなったりしちゃうかな? [百香(姉)] もし眠気が我慢できなくなっても、心配しなくていいんだよ。そのまま身を任せちゃってね。 [千花(妹)] その時は、お兄ちゃんの寝息を隣で聞いててあげるから。 [百香(姉)] でも、そうなる前の、少しの時間。 [百香(姉)] こうやって身体を寄せ合って、夢見心地でお話したいな。 [千花(妹)] お耳のそばで、こしょこしょってお話するんだよ。安心できて、きっと気持ちよくなってきちゃうよ。 [百香(姉)] 体を寄せ合ってるから、君の体温もじんわり伝わってくるの、分かっちゃうね。 [千花(妹)] えへへ〜。湯たんぽみたいで、ホント気持ちいいね。 ふわ〜ぁ……。 [百香(姉)] ふふ。もしかしたら千花の方が、君より先に寝ちゃうかもしれないね。 [千花(妹)] むぅ〜。大丈夫だもん! 今日は千花が、お兄ちゃんを癒してあげる役なんだから。 お兄ちゃんより先に寝ちゃうなんて、子供っぽいことしないもん。 [百香(姉)] あらあら、可愛いこと言っちゃって、もう。 [千花(妹)] けどさ、うとうと〜ってなるの、すっごく気持ちいいの分かるよ。こないだね、私も学校でそうなっちゃったんだ。 [百香(姉)] ふぅ〜ん、学校でそんなことになっちゃったなんて、何かあったのかしら。 ねぇ、千花? 私たちにもそのときのこと、教えてくれる? [千花(妹)] えっとねー、最近席替えがあったんだけど、窓際の席になっちゃったんだよ。 それも、一番後ろってわけじゃないけど、割と後ろの方。 [百香(姉)] そっか。窓際の席は、出入口から遠いから大変だよね。でも、後ろのほうならまだマシかも。 窓際で前のほうだと、黒板が思いっきり斜めっちゃうし。 [千花(妹)] それ〜! だから最初はラッキーって思ってたんだけど、もうホントに色々大変なの! 日当たりが良すぎて日焼けが怖いし、風の音とかモロに聞こえるし、時々カーテンもぺちぺち当たるし! [百香(姉)] あらあら。そんなんじゃ、授業受けてても気が散っちゃいそうだね。 [千花(妹)] でもやっぱり、一番大変なのはお昼の後かな。美味しいお昼ごはん食べて、 「満腹ぅ〜、幸せぇ〜」って時に、お日様の光でぽかぽかにされたら、誰でもうとうとしちゃうでしょ? [百香(姉)] なるほどね。別につまらない授業のときじゃなくても、そんな感じならついパッタリ行っちゃいそう。 眠くなるのって、やっぱり本能だもんね。 [千花(妹)] だから、眠気を紛らわそうってクラスのみんなを見てたんだけど、他のみんなも眠たそうでさー。 頭がかっくん、かっくん……ってなってて、今にも寝ちゃいそうな子までいるし。 ……まぁ、見てる分には楽しいんだけどねw いつ先生に怒られるかなー、みたいな?w [百香(姉)] ふふ。でも、自分で気づいてないだけで、千花も同じことになってるんじゃない? [千花(妹)] お姉ちゃーん! それは言わないお約束だって! 私はぁー、頑張って起きようとしてるもん! [百香(姉)] あははっw ごめんね?…でも、私もそんな感じだったから、やっぱり似てるなーって。 [千花(妹)] えっ? お姉ちゃんも……なんだ。 えー、なんか意外…… [百香(姉)] 普段はそんなことないんだけど、プールの授業の後とかね。 暑い夏に冷たいプールで泳ぐのって、すごく楽しいでしょ? [千花(妹)] うんうん。アイスとか食べたくなるよね。 [百香(姉)] こ〜らっ。茶々入れないの。 学校の話だよ? アイスなんて持ち込めないでしょw ……まぁそんな感じで、たっぷり体動かして疲れた後、席に座って授業受けてるともう大変。 あの塩素の匂いだけで、何回寝ちゃいそうになったことか。 [千花(妹)] あははっ、そーなんだ! お姉ちゃんって、綺麗だし大人っぽいし、私とはあんま似てないって思ってたんだけど…… そっくりなところもあるんだねー。 [百香(姉)] そりゃ、姉妹だもん。当然、似てるところだってあるわよ。 [千花(妹)] ね〜ぇ、お兄ちゃんも、そんな経験ってあった? 寝ちゃいけない場所で、ついうとうとーってしちゃった、みたいな。 [百香(姉)] ご飯が美味しくていっぱい食べちゃった後とか、体じゅうくたくたになるくらい運動した後とか、 難しい本を読み終わった後とか。そういう疲れた時って、つい眠たくなっちゃうよね。 [千花(妹)] だいじょーぶだよっ。たぁくさん眠たくなっちゃっていいからね。 それともぉー、寝ちゃうまでにもうちょっと、私たちとお話したいー、って思ってるかなぁ? そうだったら嬉しいな♪ [百香(姉)] もう、千花ったら。 ……でも、もしそうだったら、私もちょっと嬉しいかな。 ぐっすり寝るお手伝いに来てるのに、おかしな話だけどね? こうやって、君と一緒に横になってお話するの、やっぱり楽しいから。 [千花(妹)] 夜は長いって言うからねー。 でも、眠くて起きてられないんだったら、今すぐ寝ちゃっても全然大丈夫だよ。 [百香(姉)] 好きな時に寝るのが一番幸せ、それが出来るのがお布団の中だからね。 [千花(妹)] まだ起きてられるならぁ、もうちょっとだけ、お話しよっか♪ ■シーン3 [百香(姉)] そういえば、さっき身体くっつけた時に思ったんだけど。もしかして君、ちょっと体凝ってたりする? [千花(妹)] え、そうなの? ……うわっ、ホントだ。 腕なんかパンパンだよ〜? うへぇ、男の人の体って、こんなになっちゃうんだ。すご〜い… [百香(姉)] 女の子の私たちとじゃ、もちろん体の硬さも違うんだけど、それを考えてもやっぱり凝ってるね。 もしかしたら、これも寝付きが悪い原因なのかも。 [千花(妹)] あっ、そうだ! んふふっ、いいこと思いついちゃった♪ ねぇねぇ、お兄ちゃんっ、ちょっとうつ伏せになってみて? ごろーんって、ごろーんって! [百香(姉)] あらあら。千花ったら急にはしゃいじゃって、すっごく楽しそう。 ね、せっかくだし、一緒に寝返り打っちゃおっか。背中は上に、お腹は下に。ごろーん…… [千花(妹)] えいっ!と…… 千花、お兄ちゃんの背中に乗っかっちゃいました! 硬くてたくましくて、さすが男の人の背中って感じ。 すぅーりすぅーり♪ すぅーりすぅーり♪ [千花(妹)] ふっふっふー。お兄ちゃんのお背中マッサージして、もっともーっと癒してあげるねっ♪ [百香(姉)] なんかイタズラ企んでるなーとは思ってたけど、まさかマッサージしてあげたかったなんてね。 これは私も予想つかなかったな。 [千花(妹)] すりすり、すりすり……うん、肩とか背中、だいぶカッチカチだねー。 しかもすごく広いから、私のちっちゃなおててじゃ時間掛かっちゃうかも。で・も、頑張るぞー! [百香(姉)] ふふ、千花がこんなにやる気満々なところ、久しぶりに見たかも。 でも、さっきからずっとさすってるだけだけど、揉んだりはしないの? [千花(妹)] これねー? いきなりぎゅぅーっ、ぎゅぅーって力入れて揉んじゃうと、あんまり体に良くないんだ。 最初は優しくさすって、血の流れを良くしてから、後でたくさん揉んであげるのがいいんだって。 [百香(姉)] へぇー、全然知らなかったな。 マッサージはまず擦るのが大切だって、君は知ってた? ……そうだ、ちょっと君の手を借りるね。ゆったり開いた君の手のひらに、私の手のひらを乗せて…… すりすり、すりすり……ほんとだ。君の手も私の手も、ぽかぽかして気持ちいい。 全然力入れてないのに、これだけで効果ありそうな気がする。 [千花(妹)] ふっふっふっ。お姉ちゃん、早速やってるねー。 そうそう。揉むのって力使うけど、さするだけなら楽なんだよ。 クラスの子にもやってあげたりするんだけど、もうさすってるだけでふにゃ〜ってなる子もいるからね。 [百香(姉)] そうなんだ。これはいいこと聞いちゃったかも。 [千花(妹)] えへへっ♪ もっと褒めてもいいんだよ〜♪ というわけで、お待ちかねの揉み揉みタ〜イム♪ 今までいっぱいこすこすしてあげたおかげで、血行がよくなってじっくりあったまってきた身体を、 たっぷり揉みほぐしてあげるからね♪ 覚悟しなよ♪ うん、薄々分かってたけど、やっぱりメチャクチャ凝ってる〜! 人間って、こんなにガチガチでも生きていけるんだね。ビックリしちゃった。 [百香(姉)] あらあら、千花ってば言いたい放題。 まぁ、そのくらい凝ってたんだな〜って分かるけどさ。 ……それじゃそろそろ、私も君の手、揉んであげるね。 ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅ〜。 おぉー、手のひらとか、最初はあんなに固かったのに、だんだん柔らかくなっていくねー。ちょっと楽しいかも。 君はどうかな? 気持ちいい? [千花(妹)] ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅ〜♪ ぐにぐに、ぐにぐに〜♪ ……お兄ちゃんの背中、こうやって触ってるとぉー…… 見てるだけの時より、ずっと大きく感じる。 [百香(姉)] きっと今の君は、私が子供の頃に知ってた君より、ずっとずっと強くなってるんだね。 でも、だからこそ、癒してあげたいって思うんだ。 私の知らないところで一生懸命頑張ってる君に、ちょっとでもお返しがあったらいいなって。 [千花(妹)] うんうん。だから今はぁー、私たちにたっくさんモミモミされて、きっちりリラックスすることぉ〜……っと! よぉ〜しっ、肩と背中はこんなもんかなー。あとは腰だけどぉ…… お姉ちゃん、よかったらやってみる? [百香(姉)] んー? 私がやってもいいの? ちょうどこっちも、手のマッサージ終わったところだったけど。 [千花(妹)] 何事も経験だよー。 お兄ちゃんも別に嫌じゃないでしょ? お姉ちゃんに背中に乗られて、すらっと長い指で腰をモミモミされるの。きっと気持ちいいよぉ〜? [百香(姉)] え? 君も、そうしてほしいの? それならやってみようかな。 頑張って君のこと、気持ちよくしてあげるからね。 [千花(妹)] それじゃ、お兄ちゃんのお背中、お姉ちゃんに譲ってあげる♪ 私は代わりに、こっちの手を揉んであげるね。お姉ちゃんとはまた違ったハンドマッサージ、してあげるからねっ。 [千花(妹)] [百香(姉)] よいしょっと…… [百香(姉)] どうかな? 重くない? ……大丈夫? そっか、それなら良かった。 [千花(妹)] お兄ちゃんの背中、ホントに立派だもんねー。私とお姉ちゃんが一緒に乗ってもイケそうな感じ? [百香(姉)] さすがにそれは無理でしょw うん、早速初めていくね。最初は擦るのがいいんだっけ。 [千花(妹)] そうそう、お姉ちゃんは飲み込みが早いねー。 その間に、私はぁー、お兄ちゃんのおっきな手を、両手で挟み込んで〜…… すりすりすりっ♪ ごしごしごしっ♪ ……って、た〜っぷりあっためてあげるね♪ [百香(姉)] ふふっ、千花に負けてられないわね。 それじゃ私も、君の腰の辺りから、ズボンの付け根くらいまでを、こうやってぇ…… すーり、すーり。 こうやってゆっくり擦ってると、血の流れを手で押して、動かしてるみたいに感じてくるね。 [千花(妹)] なんとなくだけどぉ、やってて楽しいでしょ〜? 身体凝ってるのがすこしずつほぐれてくのよくわかるしぃ、してあげた人から、気持ちよかったぁ、って言ってもらえるのも嬉しいしさ。 もちろん終わった後は疲れちゃうけど、ジュージツ感あるっていうか? [百香(姉)] クラスの子にもしてあげてるって言ってたし、マッサージについては千花の方が先輩だね。 [千花(妹)] えへへ、マッサージじゃお姉ちゃんにも負けないからね! ……それじゃ、お兄ちゃん? こっちの手も、私が揉んであげるから、ちょっと手を広げてて〜? よしよし、いいこいいこ。  それじゃ指先でぇ〜…… ぎゅ〜〜っ。 [百香(姉)] それじゃ腰の方も、さするのから揉むのに切り替えて〜…… ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅぅ〜っ…… [百香(姉)] ふぅっ…… 手をマッサージしてた時より力使うね。体重かけてしっかり押し込まないと、全然足りない。 千花もさっきまでこれやってたんだよね、全然疲れてなさそうだったけど。 [千花(妹)] ふっふっふー。こればっかりは、コツを掴まないとダメなんだよ。 練習あるのみ! みたいな? [百香(姉)] そっか。 じゃあ今度、千花でマッサージの練習させてくれる? 私も千花くらい上手くなって、この人のこと癒してあげられるようになりたいから。 [千花(妹)] おぉ〜、お姉ちゃんもその気になりましたか。いいねいいねっ♪ だったら私も、お姉ちゃんのことほぐしてあげる! 妹のテクニックを、その身をもって味わうがいい〜。 な〜んてね♪ [百香(姉)] ふふっ、ありがと。楽しみにしてるね。 ……ってことで。今日は初めてだったからあまりうまくできなかったけど、 千花と特訓して上手くなったら、その時はもっと君を気持ちよくしてあげるからね。 [千花(妹)] その時には、お姉ちゃんだけじゃなくて、私もも〜っと上手くなってるから、期待してていいよ〜? [百香(姉)] じゃあ、今日のマッサージはこんなところかな? 君もお疲れさま。 [千花(妹)] ってことでぇ〜、私たちのマッサージ、どうだったかな〜? すっごく気持ちよかったでしょ♪ [百香(姉)] こうやって身体くっつけあってると、服越しとはいっても、あったかい体温とか、 とっくん、とっくんって言ってる心臓の音とかが伝わってくるんだ。 こんなふうにお互いの命のぬくもりを感じ合うのって、すごく安心するね。 [千花(妹)] わかるわかるー。スキンシップしてると、すっごくリラックスできるよね♪ そんな仲良しこよしなおふたりに、ひとつ提案がありま〜す♪ [百香(姉)] あ、私もやってみたいことがあるんだ。 ねぇ千花、今度は私が先でもいい? [千花(妹)] おやおやぁ〜? うひひ、お姉ちゃんもだんだん、お兄ちゃんに対して積極的になってきたね〜。 もちろんいいよっ♪ お姉ちゃんの顔を立ててあげるのも、妹の役目ですからっ! [百香(姉)] べっ、別にそういうんじゃないですっ。 でも、お姉ちゃんを立ててくれてありがと。いい妹だよ、千花は。 コホンッ。それじゃーあー…… 今度は、耳元で囁きながら、一緒に耳のマッサージもしてあげる。囁き声で話しかけながら、耳たぶもふにゃふにゃにしてあげるね。 [千花(妹)] あっ、お姉ちゃんもコレしようと思ってたんだ。私も同じこと考えてたよっ!なんか嬉しいな〜♪ ……こうやって、両方のお耳をいっぺんにモミモミされるの、きもちいい? 肩や手なんかのマッサージとは、また違うでしょ〜♪ [百香(姉)] 耳の周りを指先で押したりぃ…耳たぶもつまんであげたりぃ…ぐにぐにー、ぐにぐにー… 耳たぶって、自分のもあまり触ったりはしないから、ちょっと新鮮な感じだね。 [千花(妹)] ふふん、でもねー、耳にもたくさんツボがあるんだよ。知ってた? 全部は無理だけど、できるだけたくさん触ってあげる♪ ぐにぐに揉んだりぃ、爪の先でカリカリ〜ってしてあげたりぃ… 指先でこしょこしょ〜ってしてあげたりぃ…♪ [百香(姉)] 耳の上の方とかも、引っ張ってあげると気持ちいいんだよね。こんなふうに…… せーのっ、ぐぐぐぅーっ…… どう? 痛くない? [千花(妹)] 耳かきがあったら、耳掃除とかもしてあげるんだけどね〜。 でもその代わりに、こんな美人姉妹に挟まれて、耳元で囁かれてるんだから、役得だよねー♪ [百香(姉)] ふふっ、どんどん耳が赤くなってきてる。血の流れが良くなったからかな? そ・れ・と・もぉ…… 私たちにささやかれて、照れちゃってる……とか? [千花(妹)] あ〜、今ピクってした! 図星だったのかな〜? ねえねえ、お兄ちゃーん♪ [百香(姉)] こ〜らっ、千花っ。お兄ちゃんをからかわないの。 ね、君、恥ずかしがらなくてもいいんだよ。 大丈夫だから、力抜いて? 硬くなっちゃったら、マッサージの効きめも減っちゃうよ。 [千花(妹)] そうそう、リラックス、リラックスー♪ ……うーん、まだちょっと硬いなぁ。ふふっ、それじゃあ……♪ [千花(妹)] …ふー♪(息吹きかけ) [百香(姉)] あはっ♪ あーあ、千花にゾクゾクぅ〜っ♪ってさせられちゃったね♪ やっぱり、お耳弱いんだ。 君の弱点、分かっちゃったなぁー♪ [千花(妹)] にひひっ♪ 不意打ち大成功ー♪ びっくりしてぇ、ふにゃふにゃ〜って力が抜けちゃった顔、すっごく可愛かったよ♪ [百香(姉)] …ふー♪ (息吹きかけ) [千花(妹)] うわっ、すっごい、びくびくぅ〜ってしたぁ。きゃははっ、お姉ちゃんにまで、不意討ちふーふーされちゃったんだぁ。 お姉ちゃん、私とは違って、めったにいたずらなんてしないのにぃ〜…… お兄ちゃんの反応、よっぽど気に入っちゃったんだねぇ♪ [百香(姉)] …ふー♪ (息吹きかけ) [千花(妹)] …ふー♪ (息吹きかけ) [百香(姉)] いいんだよ。私達が「ふー」ってしてあげるたび、ぞくぞくぅ〜ってなる気持ちよさ、体じゅうで味わってね? [千花(妹)] 直接触るのよりも、もどかしいでしょー♪ でもね?安心して♪ もっとしてあげるからw くすくす… [百香(姉)] 私達の吐息、たくさん堪能してね? いくよ…♪ [百香(姉)] …ふー♪ (息吹きかけ) [千花(妹)] …ふー♪ (息吹きかけ) [百香(姉)] …ふー♪ (息吹きかけ) [千花(妹)] …ふー♪ (息吹きかけ) [姉妹同時] …ふーー♪(同時に息吹きかけ) [百香(姉)] はぁーい、おしまい♪ ……うーん、ちょっとやり過ぎちゃったかな? [千花(妹)] そうかも。 お兄ちゃん、すっかりふにゃふにゃになっちゃったね。 [百香(姉)] でも、ちゃんとリラックスして力が抜けてくれたなら、良かったのかな。 [千花(妹)] それが目的だったもんね、途中から悪ノリしちゃったけどさ。 [百香(姉)] ねぇ君、もし眠気が来てるなら、そのまま寝ちゃってもいいんだけど…… 私はもうちょっとだけ、一緒にこうしてたいなって。 [千花(妹)] お兄ちゃんと過ごすの、やっぱりすっごく楽しいからね〜。 もちろん無理はしなくていいけど、お兄ちゃんが大丈夫ならぁ〜…… [百香(姉)] あと少しだけ。一緒にお話……どうかな? ■シーン4 [千花(妹)] ふわぁ…… うぅ〜、やっぱ、体動かしたら眠くなっちゃうよね〜…… [百香(姉)] そうだねぇ。でも楽しかったな。 それに、こうしてじかに身体触ってると、 単に目で見るだけよりも、がっちりしてたくましいのがよくわかっちゃう。 やっぱり君も男の人なんだなぁって、感心しちゃったかも。 [千花(妹)] ふっふーん、私は前から分かってたよ♪ その証拠にぃ…… ねぇお兄ちゃん、ちょっと右手出してー? ……うんうん、やっぱり。さっきも思ったんだ、お兄ちゃんの手、おっきいなって。 こうやって手のひら重ねたら、指先が全然届かないんだよね。 [百香(姉)] へぇ、そうなんだ。 ふふっ、私も真似したくなっちゃった。 左手、触ってもいい? ……うーん、ホントだね。 大きいのもそうだし、手のひらが厚くて固かったりとか、 指が太くて節がごつごつしてたりとか、私のとは全然違う。 そっかぁ…… これが、男の人の手なんだ。 [千花(妹)] えへ、隙ありー♪ お兄ちゃんの指にー♪私の指を絡めてー♪ラブラブ恋人繋ぎー♪ これで私のこと、振りほどけないね♪ [百香(姉)] あらあら、恋人だなんて、千花ってばおませさん。 でも…… 私も真似しちゃお♪ ぎゅーっ…… こうしてると、手の平から、とくん、とくんって、君の脈が伝わってくるね。 しっかりくっついてるから、さっきより暖かくなってる。 [千花(妹)] お外だったら、ちょっぴり恥ずかしいけどぉ…… ここなら誰も見てないしー、いーっぱい、お兄ちゃんとイチャイチャしちゃおーっと♪ [百香(姉)] 千花のぷにぷにしてて柔らかい手と、細くて華奢な私の手。君はどっちが好き? [千花(妹)] えー、何それー? でも、とーぜんっ、私だよねー? [百香(姉)] 私って言ってくれたら、すごく嬉しいな。 [千花(妹)] お兄ちゃん? わ・た・し、だよね〜? [百香(姉)] ど・っ・ち、なのかなぁ〜? [百香(姉)] ……ふふ、ふふふっ… [千花(妹)] あはははっ! ごめんごめん、ビックリしちゃったかなー? [百香(姉)] ちょっとからかいすぎちゃったかもね。 もう、そんなに警戒しないで? うりうり〜…… 背中とかはがっちりしてても、ほっぺたはぷにぷにだね。可愛い。 [千花(妹)] ぷにぷに〜、ぷにぷに〜。押せば押すだけ沈み込んでいくね。くるくる〜。 [百香(姉)] そういえば、君の好きなタイプって、実際どんな感じなの? [千花(妹)] 好きな女の子のタイプ、だよ♪ 私達、マッサージのお代に、お兄ちゃんの好きな子の情報を要求します! [百香(姉)] もちろん、無理にとは言わないからさ。 好きな髪の長さとか、服装とか? そういうの、ちょっとでも教えてくれたら、嬉しいかな。 [千花(妹)] ふんふん、ほうほう……へぇ〜…… [百香(姉)] そうなんだ。なるほど…… [百香(姉)] うん、ありがとね。そっか、ちょっと意外だったなー。 [千花(妹)] ここで私とか、お姉ちゃんって言ってくれたら面白かったのにねー。 そう都合良くはいかないか。なーんてぇ…… 隙あり〜! つんつんつん、うりうりうり〜! きゃははっ、お兄ちゃん脇腹よっわーい♪ そんなにくねくねしてもダメだよー♪ だって、右手は私に掴まれてるしぃ〜…… [百香(姉)] 左手は、私が掴んでるからね♪ ほーらほら、つんつんっ。 脇腹、両方からつっつかれちゃって、大変だね♪ ねぇ、もっと、君の笑ってる声聞かせて? あははっ♪ [千花(妹)] えいえ〜い♪ あははははは♪ [百香(姉)] ふふっ、ふふふふふふふ♪ [千花(妹)] つんつんするだけじゃなくて、こちょこちょもしてあげよっかな〜♪ こちょこちょ〜♪ マッサージで揉まれるのとは全然違うでしょ〜? [百香(姉)] かり、かりっ♪ さわ、さわっ♪ ほらほら、我慢しちゃだめだぞ? 君の悶えてるとこ、お姉さんにもっと見せなさい♪ 女の子がこんなにスキンシップして、マッサージもしてあげて…… [千花(妹)] ガチ恋距離であま〜いささやきまでしてあげたのに、私たちにゾッコンにならなかった罰だぁ〜♪ こちょこちょこちょこちょ〜! [百香(姉)] こちょこちょ♪ こちょこちょこちょ……♪ うふふっ。 男の子のたくましさも持った君が、女の子の華奢な指先一つでこんなに悶えさせられちゃうなんて、なんか面白いね♪ [千花(妹)] ホントだねー♪ こんなに体ビクンビクンさせて…… ってぇ、ちょ、ちょっと、お兄ちゃん? そんなに暴れたら危ないよ〜…… って、うわっ!? 手がすっぽ抜けちゃった…… [百香(姉)] えっ……? あっ、きゃははははははっ! 待って! 右手が自由になったからって、急にくすぐり返さないでっひゃはははははっ! だめ!笑いすぎてお腹がっ……待って!謝るからあははははは! [千花(妹)] お、おぉ〜…… お兄ちゃん容赦ないねぇ…… お姉ちゃんがびっくりして手を離したとたんに、両手で全身くすぐり始めちゃったよ。 お姉ちゃん、笑いすぎて顔真っ赤になっちゃってるじゃん。 ってか、くすぐるの、やけに上手くない? [百香(姉)] 千花!見てないで助けてっひゃはははははは!しんどい!ちょっと休ませっ…うひぃ〜〜〜っ! [千花(妹)] お姉ちゃんすごい顔〜。 むっふっふ〜…… ねぇ、ここまで来たら、くすぐるのが一人でも二人でも、そんな変わらないよね? [百香(姉)] おひょっ!? なっ、なんで千花までくすぐって…うへへへっ! むりむり!首すじはむりだって!あはははは!やめてええぇ〜〜〜! [千花(妹)] こちょこちょこちょ〜♪ こちょこちょこちょ〜♪ 普段はいっつもお澄まししてるお姉ちゃんがこんなに大笑いしてるの、ちょっと面白〜い♪ [百香(姉)] あははははは!千花あぁ〜〜〜!!覚えてなさっ……ひゃあああああ! [千花(妹)] ふぅ、楽しかった〜♪ でもお兄ちゃんがここまでやっちゃうなんて思わなかったな。 お姉ちゃんすっかりヘロヘロだよ? まぁ、私も一緒にやっちゃったけど♪ えーっと、満足したなら、そろそろ布団に戻って寝ちゃおっか? …… ひゅふっ!? えっ? お、お兄ちゃん? お姉ちゃんくすぐって満足したんだよね? ね? ……っひゃははははは!? だめぇ! だめだって! 私、くすぐりには強くないんだって…… あははははははは! ごめんって! さっきくすぐったの謝るからはははは! [百香(姉)] ちぃ〜かぁ〜……? すごく、楽しそうねぇ……? [千花(妹)] お姉ちゃん助けてっあははははは! お兄ちゃんに乱暴されてっ…… あ、あれっ? お姉ちゃん? ……顔めっちゃ怖いんだけど!? ねえ!? [百香(姉)] 安心していいわよぉ〜? さっきお世話になった分は、き〜っちり、お返ししてあげるからねぇ……! [千花(妹)] ぶぇっへへぇぇ! ごめん! ごめんなさい! お姉ちゃんくすぐってごめんなさっひゃはははは! ゲホッ!ゲホッ!あははははははは! [百香(姉)] さっきは、とぉっても楽しかったみたいねぇ…… でも、謝らなくていいのよ? 私も今すっごく楽しいから、これでお・あ・い・こ♪ [千花(妹)] ゲホッゲホッ! ほんとダメぇ! 足裏ガリガリっひひぃぃぃぃぃ! ごめんなさい! ごめんなさいぃ! [百香(姉)] こちょこちょこちょこちょ〜♪ ほ〜ら、千花っ♪ スマイルスマイル♪ たくさん笑ってぇ、楽しくなっちゃいましょうね〜♪ [千花(妹)] あははははははっ! ひゃ〜〜〜っはっはっはっ…… [千花(妹)] けほっ、けほっ。う〜、酷い目にあったよ?。二人とも、情け容赦とかないの? [百香(姉)] 先にやったのは千花の方だよ。いや、君かな? あ〜、でもそれは、その前に私がお腹つんつんしてたからだっけ。 さらにその前は、って考えたらぁ……やっぱり千花じゃない! [千花(妹)] うへーバレちゃった。 まぁ、お姉ちゃんもすぐ乗っかって、一緒にお兄ちゃんをくすぐってたんだし、自業自得ってことでー? [百香(姉)] 千花ぁ〜? もう一回くすぐられたいの? [千花(妹)] ごめんそれはホントに勘弁して。 [百香(姉)] ふぅ……流石に疲れちゃったな。 まぁ、あれだけバカ騒ぎしてゲラゲラ笑ってたから当然なんだけど。 [千花(妹)] ちょっと悪乗りしすぎたね〜。私も急に眠気ヤバくなってきたぁ…… もうちょっと起きてるつもりだったのにぃ〜。 [百香(姉)] 君はどうかな? もう眠くなっちゃった? [千花(妹)] ふあぁ……だよねぇ〜。 そんじゃ、時間ももう遅いし、一緒に寝ちゃおっか。 [百香(姉)] だね。それじゃ、みんなでお布団に横になって、目を瞑って〜…… (同時に) [百香(姉)] おやすみなさい。 [千花(妹)] おやすみなさ〜い。 ■シーン5 「寝息と寝言」のみのトラックです。以下、寝言が挟まる個所。 0:40 百香(姉)「んんっ……んんんん……?」 0:50 千花(妹)「おねーちゃん……うるさい……」 1:40 千花(妹)「くふっ、くふふふふふふ……!」 1:50 百香(姉)「ちかぁ……?」 3:10 百香(姉)「んんん……」 4:00 千花(妹)「まって……それ……むり……うーん……おなかいっぱい……」 5:10 百香(姉)「んっ……ふふ……」 7:00 千花(妹)「ふああ…………」 9:10 百香(姉)「だいじょうぶ……ちゃんと、みてるよ……」 9:30 千花(妹)「おねえちゃん……」 11:20 千花(妹)「おにいちゃん……えへ、えへへへへ……」 13:30 百香(姉)「だいすき……」