■■■■シーン1■■■■ 場所:同棲している部屋 ;>>ベッドの上 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「(10秒ほど寝息をお願いします)」 SE:衣擦れ音(心愛をゆする) 【心愛】「んー……んー……」 ;>>欠伸をお願いします 【心愛】「ふあぁ……んん……」 【心愛】「ん? あれ、お兄ちゃん……? どしたの……?」 【主人公】「(そろそろ起きてと呼びかける)」 【心愛】「んー……。そろそろ起きてって言ったって、まだ朝だよ……もうちょっとだけ〜……」 【心愛】「って、あれ、え、待って、もうお昼……!? え、嘘……!」 【心愛】「さっきまで朝だったのに……!」 【心愛】「はぁ……休日だとついつい寝過ぎちゃう……」 【心愛】「まぁニートの私からしたら毎日が休日みたいなものなんだけど……」 【心愛】「でも、休みの日はお兄ちゃんが家にいるから、安心しちゃって」 【心愛】「ぐーっすり寝ちゃうんだよね」 【心愛】「(沈黙)」 【心愛】「えいっ」 SE:衣擦れ音(主人公に抱き着く) ;>>声:ダミーヘッド位置1(近く) 【心愛】「ふふっ」 【心愛】「ん? いや、やっぱりお兄ちゃんと一緒に住んでよかったなって思って」 【心愛】「だって、目が覚めて一番最初にお兄ちゃんの顔が見れるんだよ?」 【心愛】「それって、すっごく幸せなことじゃん」 【主人公】「(大袈裟だと伝える)」 【心愛】「確かに小さい頃から一緒にいるから、少し今更感はあるかもしれないけど……」 【心愛】「でも、やっぱり全然違うよ。恋人になって同棲するとさ」 【心愛】「何かこう……幸せ度? みたいなのが違うっ」 【主人公】「(そうなのか、と伝える)」 【心愛】「うんっ、そうっ。幸せなのっ。絶賛幸せ噛み締め中なのっ」 【心愛】「ふふっ」 【心愛】「はぁ……やっぱりお兄ちゃんの匂い落ち着くー……ふふっ」 【心愛】「あっ、ねぇねぇ。今日はお仕事お休みなんだよね?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「やったぁっ。それじゃあさ、今日は二人でいーっぱいゴロゴロしよーよ」 【心愛】「特に何をする訳でもなく、ただベッドでゴロゴローって……」 SE:お腹が鳴る音 【心愛】「あっ」 【心愛】「すぅー……んー……」 【心愛】「はぁ……」 【心愛】「流石の私も食欲には抗えない……」 SE:衣擦れ音(心愛が起きる) ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「そっか、もうお昼の時間だもん。そりゃお腹も空くよね……」 【心愛】「ねぇ、お昼ご飯どうする? 何食べる?」 【主人公】「(心愛は何が食べたいのか聞く)」 【心愛】「え、私?」 【心愛】「私は何でも大丈夫だから、お兄ちゃんが決めていいよ?」 【心愛】「お兄ちゃんが食べたいものは、私の食べたいものでもあるんだからっ」 【主人公】「(本当に自分が決めていいのか聞く)」 【心愛】「本当だってば〜ニートに二言はなしっ」 【心愛】「それで、お兄ちゃんは何食べたいの? ハンバーグ? 和食? それともピザとか?」 【主人公】「(外食を提案する)」 SE:衣擦れ音(前に乗り出す) 【心愛】「…………。」 【心愛】「え、ちょっと待って」 【心愛】「何かよく聞き取れなかったかも。もう一回言ってもらってもいい?」 【主人公】「(もう一度伝える)」 SE:衣擦れ音(少し身体を引く) 【心愛】「前言撤回……!」 【心愛】「え、外食って、外で食べるご飯のことだよね? 家じゃなくてお店で食べるってことだよね……!?」 【心愛】「むりむりむり……! 絶対むり……!」 【心愛】「ニートの私にはハードルが高すぎる……!」 【心愛】「だって、よく考えてみてよ……!」 【心愛】「案内してくれる店員さんに、メニューを取りに来てくれる店員さん。そして、他のお客さんたちの視線……その他諸々……」 【心愛】「想像しただけでも泣きそう……うぅ……」 【心愛】「(沈黙)」 【心愛】「あっ、そうだっ。そういえば、この前買ってきたパスタ、まだ残ってたよね?」 【心愛】「そうそう、お兄ちゃんがお仕事の帰りに買ってきてくれたやつ」 【心愛】「何かネットで見たんだけど、パスタって、意外と湿気に弱いらしくてさ。開封した後は早めに食べた方がいいらしくて」 【心愛】「それに、風味も落ちて美味しくなくなっちゃうらしいんだよね」 【心愛】「食べ物を無駄にするのは良くないと思うんだ、私。うん、ダメ……絶対ダメ……!」 【心愛】「ってことでさ、今日のお昼はお家でパスタにしよ? ねっ、そうしよ?」 【主人公】「(渋る)」 SE:衣擦れ音(前に乗り出す) 【心愛】「私がご飯作るから! だから……ね? このとーりっ……!」 【主人公】「(了解する)」 【心愛】「本当!? 外で食べない……!?」 【主人公】「(頷く)」 SE:衣擦れ音(少し身体を引く) 【心愛】「はぁ……よかった〜……。命拾いした〜……」 【心愛】「全然大袈裟なんかじゃないよ。私にとって外は戦場も同然なんだから」 【心愛】「それに、勿論外で食べるのが嫌っていうのもあるけど……」 【心愛】「折角のお休みの日だから、お兄ちゃんと二人きりで食べたいなって」 【心愛】「お兄ちゃんと何でもないこと話しながらご飯を食べる……」 【心愛】「その時間が好きだから」 【主人公】「(照れる)」 【心愛】「あれ、もしかしてお兄ちゃん照れてる?」 【主人公】「(否定する)」 【心愛】「嘘だ〜。お兄ちゃんって、照れるとすぐ真っ赤になるからわかりやすいんだよね〜」 【主人公】「(否定する)」 【心愛】「ふふっ、わかったっ。そういうことにしておくね〜」 【心愛】「それじゃあ私はご飯作ってこよっかな」 SE:衣擦れ音(心愛が立ち上がる) ;>>声:ダミーヘッド位置1≪高低:高≫ 【心愛】「あっ、お兄ちゃんは手伝わなくても大丈夫っ」 【心愛】「今日は私がお昼ご飯作るって言ったんだし、お兄ちゃんはここでくつろいでて〜」 【主人公】「(了解する)」 【心愛】「うんっ。それじゃ、しばしお待ちをっ」 SE:足音(キッチンに向かう) ;>>声:ダミーヘッド位置9(位置16の方を向きながら) 【心愛】「よぉしっ。お店より美味しいパスタを作って、お兄ちゃんに喜んでもらおう……!」 【心愛】「えっと、まずはソースを最初に作った方がいいよね」 【心愛】「ソース何にしよっかな……ん〜……」 【心愛】「あ、お兄ちゃんが好きなミートソースにしよっ。うんっ」 【心愛】「それじゃ、ソース作ってる間にパスタも茹でておいちゃおうっ」 SE:棚を開ける音 SE:鍋を取り出す音 【心愛】「んっしょ……」 【心愛】「この鍋本当重い……」 【心愛】「いや、私が非力すぎるだけかもしれないけど……」 【心愛】「お鍋に水入れて……」 SE:鍋に水を入れる音 【心愛】「よいしょっと……」 【心愛】「うぅっ、重いっ……!」 SE:ガスコンロに鍋を置く音 SE:ガスコンロの火をつける音 【心愛】「はぁはぁ……これ毎回疲れる……」 【心愛】「あ、お水が沸騰する間にパスタの麺用意しておかないと」 【心愛】「確かここに……」 SE:キッチンの棚を開ける音 【心愛】「あっ、あったあった。これこれ〜」 【心愛】「また余らせてもアレだし、今日で全部使っちゃってもいいかな〜」 【心愛】「お兄ちゃん結構食べるし」 【心愛】「よ〜しっ。それじゃ水が沸騰するまでソースを作っておいちゃおっ」 SE:棚を開ける音 【心愛】「玉ねぎと人参〜っと……」 SE:玉ねぎと人参が入った袋を取り出す 【心愛】「先週肉じゃが作った時に、全部使わないでおいてよかった〜……」 【心愛】「玉ねぎと人参、それぞれ1個ずつあれば足りるよね」 【心愛】「あ、あとトマト缶とニンニクもかな」 SE:トマト缶を取り出す音 SE:ニンニクを取り出す音 SE:棚を閉める音×2 【心愛】「残すはひき肉かな」 SE:冷蔵庫を開ける音 SE:ひき肉を取り出す音 SE:冷蔵庫を閉める音 【心愛】「うんっ。これで具材の準備は完了かな」 【心愛】「それじゃ、まずは玉ねぎと人参をみじん切りしていこうっ」 SE:まな板を出す音 SE:玉ねぎを切る音 【心愛】「うぅっ……。ぐすっ、ぐすっ……。涙が止まらない……」 【心愛】「でも、美味しいパスタを作る為には耐え抜かないと……」 SE:玉ねぎのみじん切り終了 【心愛】「ふぅ……何とか耐え切れた……」 【心愛】「毎回苦戦するなぁ……玉ねぎ……」 【心愛】「あとは、人参もみじん切りして……」 SE:人参を切る音 【心愛】「玉ねぎより楽ちんっ」 SE:人参のみじん切り終了 【心愛】「うんっ、おっけ〜」 【心愛】「最後にニンニクもっと……」 SE:水が沸騰する音 【心愛】「あっ、沸騰したっ」 SE:パスタの麺の袋を開ける音 【心愛】「沸騰したら塩を入れて〜……」 SE:塩を振る音 SE:パスタの麺を袋から取り出す音 【心愛】「パスタの麺を投入……!」 SE:パスタの麺をお湯に入れる音 【心愛】「ふぅ……あとは茹で上がるのを待つだけ〜」 【心愛】「大体5分くらいかな〜」 【心愛】「その間にニンニクをみじん切りにして、ソースを完成させておかないとっ」 SE:ニンニクをみじん切りする音 【心愛】「うん、こんな感じで大丈夫そうかな〜」 【心愛】「あとはこの子たちを炒めるのみっ」 【心愛】「ってことで、フライパンフライパン〜」 SE:棚を開ける音 SE:フライパンを取り出す音 【心愛】「よいしょっと……」 SE:棚を閉める音 SE:フライパンをガスコンロに置く音 【心愛】「まずフライパンにオリーブオイルを垂らして……」 SE:オリーブオイルを開けてフライパンに垂らす 【心愛】「点火……!」 SE:ガスコンロの火をつける音 【心愛】「最初にひき肉から炒めた方がいいかな〜」 SE:ひき肉のパックを開ける音 SE:ひき肉をフライパンに入れる音 SE:ひき肉を炒める音 【心愛】「うわ〜いい音〜」 【心愛】「この音聞いてるだけで余計にお腹減ってきちゃう……」 ;>>声:ダミーヘッド位置9(マイクの方を向いて) 【心愛】「ん? あっ、今日はねミートソースパスタにしてみた」 【心愛】「そそっ。お兄ちゃんが大好きなミートソース。最近食べてなかったな〜って思って」 【心愛】「この前は確か、カルボナーラ作ったんだったっけ?」 SE:ニンニクを入れる音 ;>>声:ダミーヘッド位置9(位置16の方を向きながら) ;>>再び料理の方を向く 【心愛】「二人で一緒に作っててさ〜……ふふっ、お兄ちゃんってば、ベーコンの切り方間違ったり、卵割るの失敗してたよね」 【心愛】「別に馬鹿にしてるとかじゃなくてっ。ただお兄ちゃんって、何でも出来るように見えて、昔からちょっと不器用なところあるでしょ?」 SE:玉ねぎと人参を入れる音 【心愛】「小学生の時もさ、二人で折り紙しようってなって、鶴折ったことあってさ」 【心愛】「その時折ったお兄ちゃんの鶴がすっごいぐちゃーってなってて……ふふっ」 【心愛】「だから、バカにしてないって。その証拠に、当時折ったお兄ちゃんの鶴、私まだ持ってるし」 SE:トマト缶を開ける音 SE:トマトをフライパンに入れる音 【主人公】「(見せてほしいと言う)」 【心愛】「嫌で〜す。だって、お兄ちゃんに見せたら絶対捨てようとするじゃん」 【心愛】「だから絶対見せませ〜ん。ふふっ」 【心愛】「えーっと、あとは隠し味を入れて……」 SE:ウスターソースを入れる音 SE:かき混ぜる音 ;>>ソースをかき混ぜてます 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「うんっ。ソース完成〜」 【心愛】「美味しそう……」 【心愛】「麺ももう少しで茹で上がりそうかな〜……」 SE:足音(主人公が心愛の元に向かう) ;>>声:ダミーヘッド位置3 【心愛】「あ、お兄ちゃん。さてはお腹空きすぎて待ち切れなくなっちゃった?」 【心愛】「ふふっ。何年一緒にいると思ってるの?それくらい顔を見ればわかるよ」 【心愛】「お兄ちゃんのことなら何でもお見通しだからね。ふふっ」 【主人公】「(もうすぐで出来上がるか聞く)」 【心愛】「うん。あとはパスタが茹で上がったら、ソースと絡めて完成〜」 【心愛】「お兄ちゃんって、麺がすこーし硬い方が好きだよね」 【主人公】「(アルデンテ? と聞く)」 【心愛】「え?」 【心愛】「アル? デンテ? 何その強そうな名前……初めて聞いた……!」 【心愛】「いや、私料理は得意だけど、そういう専門用語とかは全然わからないからさ」 【心愛】「うん、全くわからない」 【心愛】「でも実際、そういうの覚えなくても料理出来てるんだし、結果オーライってことで」 SE:鍋の中のパスタをかき混ぜる音 ;>>声:ダミーヘッド位置3(並列) 【心愛】「よしっ、もういいかな」 SE:ガスコンロの火を止める音 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「ねぇねぇ、お兄ちゃん。麺の硬さ、確かめてもらってもいい?」 SE:鍋の中のパスタをすくう音 【心愛】「多分、お兄ちゃん好みのちょい硬い麺のはず……」 【心愛】「はい、あーん」 【心愛】「どう……? いい感じ?」 【心愛】「ふふっ、よかった〜」 【心愛】「それじゃこのまま麺を引き上げて……ソースの中に投入するだけだから、お兄ちゃんはリビングで待ってて?」 SE:足音(主人公がリビングに戻る) SE:座る ;>>声:ダミーヘッド位置9 SE:お皿を出す音 【心愛】「あっ、その前に……」 SE:足音(心愛がリビングに来る) ;>>声:ダミーヘッド位置1(位置2の方を向きながら)≪高低:高≫ 【心愛】「テーブルの上、片付けておかないとっ」 SE:テーブルの上を片付ける 【心愛】「ふふっ。いいのいいのっ。お兄ちゃんは座ってて」 【心愛】「んっしょっと……」 【心愛】「うん、綺麗になった〜」 ;>>声:ダミーヘッド位置1(マイクの方を向いて)≪高低:高≫ 【心愛】「それじゃ、パスタ持ってくるからちょっと待っててね」 SE:足音(心愛がキッチンに向かう) ;>>声:ダミーヘッド位置9(位置16の方を向きながら) 【心愛】「ふぅ……それじゃ気を取り直して……」 SE:パスタを茹でたお湯を捨てる 【心愛】「パスタをソースに投入っ……!」 SE:パスタをソースに投入する音 SE:ソースとパスタを絡める音 【心愛】「パスタとソースを絡めて絡めて……」 ;>>パスタとソースを絡める 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:ガスコンロの火を止める音 【心愛】「お皿に盛り付け〜」 SE:パスタをお皿に盛り付ける音(二人分) SE:盛り付けたお皿を置く音(二人分) 【心愛】「やばい……今日のパスタは過去一かもしれない……」 【心愛】「お兄ちゃん、喜んでくれるといいなぁ……」 SE:足音(こちらに向かってくる) ;>>声:ダミーヘッド位置1≪高低:高≫ 【心愛】「は〜い、お待たせ〜」 【心愛】「思ってた以上に時間掛かっちゃった……ごめんね?」 SE:お皿を机に置く音(二人分) 【主人公】「(美味しそうだと伝える)」 【心愛】「本当? 美味しそう?」 【心愛】「ふふっ、私的にも結構な自信作なんだよね」 【心愛】「まぁ一番大事なのは味なんだけど……」 【心愛】「んしょっと……」 SE:衣擦れ音(心愛が座る音) ;>>声:ダミーヘッド位置2 【心愛】「じゃあ冷めないうちに食べよっか」 【心愛】「それでは両手を合わせて……頂きま〜す」 SE:スプーンとフォークの音(主人公) 【心愛】「どう……? 美味しい……?」 【主人公】「(美味しいと伝える)」 【心愛】「はぁ〜……良かった〜……」 【心愛】「私が作ったご飯をお兄ちゃんに食べてもらうの嬉しいんだけど、毎回緊張するんだよね〜」 【主人公】「(なぜかと聞く)」 【心愛】「何でってそれは、お兄ちゃんが私の彼氏だからだよ」 【心愛】「やっぱり好きな人には美味しいって思ってもらいたいし、美味しくないって思われたらすっごくショックだし……」 【心愛】「だから、毎回緊張しちゃうの」 【心愛】「でも、美味しいって言ってくれてよかった」 【心愛】「それじゃ私も……」 SE:スプーンとフォークの音(心愛) 【心愛】「……!」 【心愛】「美味しい……!」 【心愛】「麺の硬さも丁度いいし、トマトの酸味も絶妙……! 美味しすぎる……!」 【心愛】「今まで何回かパスタ作ってきたけど、一番美味しいかも!」 【心愛】「(パスタを食べている演技を10秒ほどお願いします)」 【心愛】「これ本当に美味しい……」 SE:スプーンとフォークの音(心愛) SE:スプーンとフォークの音(主人公) 【心愛】「(パスタを食べている演技を10秒ほどお願いします)」 【主人公】「(パスタがいつもと違うことに気付く)」 SE:スプーンとフォークの音止める 【心愛】「あ、もしかして気付いた?」 【心愛】「そうっ、今日のパスタはいつもと一味違うのですっ」 【心愛】「って言っても、ウスターソースをちょっと入れただけなんだけど……」 【心愛】「そうそう、ウスターソース。何かね、ソースを入れるとコクが出て美味しくなるってネットに書いてあったから、入れてみたの」 【心愛】「お兄ちゃんの好みに合わなかったらどうしようって思ってたんだけど、気に入ってくれたみたいでよかったぁ……」 SE:スプーンとフォークを置く音(心愛) ;>>ほっとした感じで 【心愛】「ふぅ……」 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「ほら、今日は私のせいで外食出来なかったでしょ?」 【心愛】「だから、せめていつもよりは美味しいのを作りたいなって思って……」 【心愛】「(沈黙)」 【心愛】「本当、ごめんね。お兄ちゃん外食したかったよね……次はそのお店一緒に行こ?」 【心愛】「それまでに心の準備しておくからっ」 ;>>声:ダミーヘッド位置2 SE:スプーンとフォークの音(心愛) SE:スプーンとフォークの音(主人公) 【心愛】「(パスタを食べている演技を10秒ほどお願いします)」 【心愛】「ん?」 SE:スプーンとフォークの音止める ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「あー……この前受けた面接のこと?」 【心愛】「あれね……うん」 【心愛】「結論から申し上げますと、ダメでした……」 【心愛】「今回はいけるかなって思ったんだけどね」 【心愛】「うん。またこの人見知りのせいで落ちちゃった……」 【心愛】「人前だとどうしても緊張しちゃうんだよね。お兄ちゃんだったら全然大丈夫なんだけど」 【心愛】「はぁ……早く働かないと……」 【主人公】「(焦らなくていい、と伝える)」 【心愛】「そりゃ焦るよ……」 【心愛】「だって、今はお兄ちゃんが家賃全部払ってくれてるでしょ?」 【心愛】「だから、私も早く働いて、全部……はまだ流石に厳しいから、半分くらいは払えるようになりたくて……」 【心愛】「もちろん、お兄ちゃんの負担を減らしたいっていうのが一番だけど……」 【心愛】「二人で家賃払った方がさ、何かこう……同棲してるって感じがするでしょ?」 【心愛】「だからさ、頑張りたいんだよね、私」 【主人公】「(ゆっくりでいい、と伝える)」 【心愛】「ゆっくりでいいって……もうっ、お兄ちゃんってば優しすぎっ」 【心愛】「まぁでも……うん。私なりのペースで頑張ってみようかな」 【心愛】「あんまりゆっくりだとお婆ちゃんになっちゃうから、なるべく早くっ」 ;>>声:ダミーヘッド位置2 SE:スプーンとフォークの音(心愛) SE:スプーンとフォークの音(主人公) 【心愛】「(パスタを食べている演技を10秒ほどお願いします)」 SE:スプーンとフォークの音止める 【心愛】「ふぅ……完食〜。美味しかった〜」 SE:スプーンとフォークを置く音(心愛) SE:スプーンとフォークを置く音(主人公) 【主人公】「(美味しかったと伝える)」 【心愛】「ふふっ、気に入ってもらえてよかった。今度また作るね」 【心愛】「次は今日よりもっともーっと美味しいやつ作るから楽しみにしてて?」 【心愛】「うんっ」 【心愛】「よしっ。それじゃ、お皿片付けよっか」 ■■■■シーン2■■■■ SE:食器を洗ってる音 SE:水道を止める音 SE:足音(心愛がリビングに来る) ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「ふぅ……洗い物も終わったことだし……」 ;>>声:ダミーヘッド位置1→7(移動しながら) 【心愛】「ベッドにダーイブッ……!」 SE:衣擦れ音 SE:ベッドの軋む音 ;>>声:ダミーヘッド位置7 【心愛】「はぁ〜……お腹いっぱいの状態で寝っ転がるの気持ちいい……」 【心愛】「そしてこのお日様の絶妙な暖かさとベッドのふかふか加減……最高……」 【心愛】「ふあぁ……んん……何だか眠くなってきた……」 【主人公】「(食べてすぐに横なると牛になるぞ、と伝える)」 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「え? 牛になる?」 【心愛】「大丈夫だよ。食べてからちょっと時間経ってるしっ」 【心愛】「でも、牛になるって言うのも悪くないかもしれない……。ずーっと、ゴロゴロ出来るわけだし……」 【心愛】「あっ、でも牛になったらお兄ちゃんと一緒に暮らせないからダメだね」 【心愛】「それは辛い……かなり……」 【心愛】「うわっ。お兄ちゃん、何言ってんだこいつ、みたいな顔してる」 【主人公】「(そんな顔をしていたか、と聞く)」 【心愛】「してた。めっちゃしてたっ」 【心愛】「お兄ちゃんもゴロゴロすれば、私のこの気持ちもわかるよ」 【心愛】「ってことで、お兄ちゃんもごろ〜んってしよ?」 【主人公】「(渋る)」 【心愛】「いいじゃん。折角のお休みなんだしっ」 【心愛】「お兄ちゃん、いっつもお仕事頑張ってるんだから。ね?」 【主人公】「(了解する)」 【心愛】「やったっ……!」 【心愛】「はいっ、それじゃどうぞ」 SE:衣擦れ音 SE:ベッドの軋む音 ;>>声:ダミーヘッド位置7 【心愛】「ふふっ。どう? 気持ちいい?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「でしょ?」 【心愛】「はぁ……休日のお昼にお兄ちゃんとゴロゴロ出来るなんて……」 【心愛】「……すっごく嬉しい」 【心愛】「ふふっ。えいっ」 SE:抱き着く 【主人公】「(何をしているのかと聞く)」 ;>>声:ダミーヘッド位置8(7の耳元に向かって) 【心愛】「何って、見ればわかるでしょ? お兄ちゃんに抱き着いてるのっ」 【心愛】「すぅ〜……はぁ〜……」 ;>>主人公が動こうとする SE:衣擦れ音 【心愛】「あっ、ちょっと、お兄ちゃん動いちゃダメっ」 【心愛】「今お兄ちゃん成分を補給してるところなんだから」 【心愛】「(10秒程度幸せそうな吐息をお願いいたします)」 【心愛】「はぁ……暖かい……」 【心愛】「(20秒程度幸せそうな吐息をお願いいたします)」 【心愛】「あっ、ごめんね。私ばっかり。お兄ちゃんもくつろいでいいよ」 【心愛】「例えば……テレビ見たりとか、スマホいじったりとか」 【心愛】「(20秒程度幸せそうな吐息をお願いいたします)」 【心愛】「お日様の暖かさ、ベッドのふかふか加減……そして、お兄ちゃん……」 【心愛】「天国……」 【心愛】「(20秒程度幸せそうな吐息をお願いいたします)」 【主人公】「(退屈じゃないのかと聞く)」 【心愛】「ん? 全然退屈じゃないよ?」 【心愛】「こうやって……」 ;>>心愛が主人公をぎゅっとする SE:抱き着く 【心愛】「お兄ちゃんとくっ付いてるだけで幸せだからっ。ふふっ」 【心愛】「はぁ……やっぱり休日最高……」 【主人公】「(毎回言ってると指摘する)」 【心愛】「え? 毎回言ってる? そうだっけ?」 【心愛】「だって、お兄ちゃんと一日中一緒にいれるのが嬉しいんだもん」 【心愛】「ほら、平日はお仕事で夜に帰ってくるから、一緒にいれる時間が少ないでしょ?」 【心愛】「それに、高校卒業してすぐ一緒に住むことになったけど、その時にはお兄ちゃんもう働いてたし……」 【心愛】「なので、その……同棲してから一緒にいる時間が少なくてちょっと寂しいな〜って思ってたり……」 【心愛】「あ、だからってお兄ちゃんにお仕事してほしくないとか、そういうのじゃなくてね」 【心愛】「むしろ一緒にいれる時間が少ないからこそ、休日のこの時間が幸せなのです」 【心愛】「あ〜お兄ちゃんと一緒にいるな〜って感じがして」 【心愛】「ふふっ」 【心愛】「(30秒程度幸せそうな吐息をお願いいたします)」 SE:ベッドの軋む音(主人公が起き上がる) ;>>声:ダミーヘッド位置16 【心愛】「ん、お兄ちゃんどうしたの?」 【主人公】「(資格の勉強をすると伝える)」 【心愛】「資格の勉強?」 【心愛】「あ、そっか。お兄ちゃん、今資格取る為に勉強してるんだもんね」 【心愛】「資格の試験、来月だったよね?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「お仕事してる上に勉強もしてるなんて、お兄ちゃん本当凄すぎ……」 SE:伸びをする音 【心愛】「私も見習わないとだー……」 SE:ベッドの軋む音(心愛が上半身を起こす) 【心愛】「あっ、じゃあさじゃあさ、私、コーヒー淹れよっか?」 【心愛】「ほら、勉強してるとどうしても眠くなってきちゃうことあるでしょ?」 【心愛】「ご飯の後だし、余計にさ」 【心愛】「それに、頑張ってるお兄ちゃんの為に、私も何かしてあげたくて」 【心愛】「ダメ……かな?」 【主人公】「(お願いする)」 【心愛】「OK? うん、わかったっ!」 ;>>呟く様に 【心愛】「ふふっ。お兄ちゃんの為に頑張ろっ……!」 【心愛】「そうと決まれば、早速準備しよっとっ」 【心愛】「まずはコーヒーミルを用意するところからかなっ」 SE:ベッドの軋む音(心愛が起き上がる) ;>>心愛が立ち上がる 【心愛】「んっしょっと……」 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「じゃあ私はコーヒー淹れて来るから、お兄ちゃんは勉強しててっ」 SE:足音(心愛がキッチンに向かう) SE:座る音(主人公が机に向かう) SE:参考書を机に広げる音(勉強している音終わり指定まで、少なめにランダムで) SE:シャーペンで紙に書く音(勉強している音終わり指定まで、少なめにランダムで) ;>>声:ダミーヘッド位置9 【心愛】「うわ……お兄ちゃん早速勉強モードに入ってる……」 【心愛】「そういうとこ、昔から変わってないなぁ……」 ;>>ここから主人公が勉強する音が定期的に入ります ;>>声:ダミーヘッド位置9(位置16の方を向きながら) 【心愛】「よぉしっ、お兄ちゃんがもっと勉強に集中出来るような最高のコーヒー作るぞっ……!」 【心愛】「まずは、ポットをセットしてっ……」 SE:ポットに水を入れる SE:ポットのスイッチを入れる音 【心愛】「うんっ、おっけいっ」 【心愛】「あとは、コーヒーミルとコーヒー豆……あと、ドリップバッグフィルターを用意して……」 SE:棚を開ける音 SE:コーヒーミルを取り出す音 SE:コーヒー豆を取り出す音 SE:ドリップバッグフィルターを取り出す音 SE:棚を閉める音 【心愛】「んしょっと……」 SE:コーヒーミルを置く音 SE:コーヒー豆を置く音 【心愛】「そういえば、先週もお兄ちゃんにコーヒー淹れてあげたっけ」 【心愛】「二人で暮らすってなった時に、ノリと勢いで買ったコーヒーミルだけど、まさかこんな頻繁に使うことになるとは……」 【心愛】「ふふっ。お兄ちゃんコーヒー好きだからなぁ」 【心愛】「よしっ。今日は先週作ったコーヒーよりも美味しくしてみせるぞっ……!」 SE:コーヒー豆が入っている袋を開ける音 【心愛】「すぅー……はぁ……。コーヒー豆いい匂い……」 SE:コーヒーミルに豆を入れる音 【心愛】「豆の量はこれぐらいでいいかな……」 【心愛】「多すぎても余っちゃうし……」 SE:コーヒーミルの蓋を閉じる音 SE:ポットのお湯が沸いてスイッチが切れる音 【心愛】「あ、お湯沸いた」 【心愛】「先にカップをあっためておこう」 【心愛】「んしょ…」 SE:ポットからカップにお湯を注ぐ音 SE:ポットを置く音 【心愛】「よしっ、じゃあコーヒーの準備の続き……」 【心愛】「コーヒーミルの、ハンドルをゆっくり回す……」 SE:コーヒー豆を挽く音 【心愛】「相変わらずいい音……」 【心愛】「聞いてるだけで癒される……」 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「ゆっくり挽いた方が美味しくなるんだよね」 【心愛】「未だに何で美味しくなるかはよくわからないけど……」 【心愛】「まぁでも、説明書にそう書いてあったんだから、それが正しい……はず……」 【心愛】「ゆっくり……ゆっくり……早くなりすぎないように……」 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「ふふっ。これ楽しい……」 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「うん、大体挽けたかな……」 SE:コーヒーミルの蓋を開ける音 【心愛】「すんすんっ……」 【心愛】「はぁ……良い香り……」 【心愛】「これは美味しいコーヒーになりそうな予感っ……」 【心愛】「早くお兄ちゃんに飲んでもらいたいなぁ……ふふっ」 【心愛】「あとは、カップにドリップバッグフィルターをセットして……」 SE:カップのお湯を捨てる SE:カップにドリップバッグフィルターをセットする音 【心愛】「この中にさっき挽いたコーヒー豆を入れるっと……」 SE:挽いたコーヒー豆をドリップバッグフィルターに入れる音 【心愛】「これ毎回溢しちゃうから、今回は慎重にいこう……」 SE:挽いたコーヒー豆をドリップバッグフィルターに入れる音 止める 【心愛】「コーヒー豆を入れ終わったら、いよいよお湯を注ぐっ……!」 SE:ポットを持ち上げる音 【心愛】「コーヒーって、お湯の注ぎ方次第で全然味が変わってくるんだよね……」 【心愛】「ここは成功させて、美味しいコーヒーをお兄ちゃんに飲んでも〜らおっ」 【心愛】「すぅー……はぁー……よしっ」 SE:お湯を注ぐ音 【心愛】「最初は少しだけ入れて蒸らす……だっけ、確か……」 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「ん〜……いい匂い……」 【心愛】「あんまりコーヒー飲まないけど、この匂いを嗅ぐと飲みたくなってくるんだよね……」 【心愛】「美味しそう……」 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「何回かに分けて注ぎ入れて……」 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「量はこれくらいでいいかな……」 SE:ポットを置く音 【心愛】「あとは、出来上がったコーヒーをカップに注いで……」 SE:コーヒーをカップに注ぐ音 【心愛】「完成……!」 【心愛】「香りもいいし、色もいい……」 【心愛】「美味しいコーヒーになってる、はずっ……」 【心愛】「お兄ちゃんはブラックコーヒー派だから、このまま持っていこっ」 SE:足音(心愛がリビングに向かう) SE:コーヒーが入ったカップを机に置く音 ;>>声:ダミーヘッド位置8 【心愛】「んっしょ……」 SE:主人公の横に座る ;>>小声で 【心愛】「お兄ちゃんすっごい集中してる……」 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:勉強している音終わり ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「あ、ごめん。じっと見ちゃって」 【心愛】「見られると気散るよね」 【主人公】「(大丈夫と伝える)」 【心愛】「そ? 大丈夫ならよかった〜」 【主人公】「(心愛も好きなことをやっていい、と言う)」 【心愛】「え、私? 私は平気だよ」 【心愛】「集中してるお兄ちゃんの顔見てるの好きだし、いつまでも待てるから」 【心愛】「だから、勉強頑張ってっ」 SE:勉強している音 ;>>声:ダミーヘッド位置8 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 ;>>小声で 【心愛】「難しそうな問題すらすら解いてる……凄い……」 【心愛】「流石お兄ちゃん……」 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:コーヒーカップを持ち上げる音 【主人公】「(美味しいと言う)」 【心愛】「あ、コーヒー美味しい? ホント?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「よかった〜ふふっ」 SE:コーヒーカップを置く音 ;>>小声で 【心愛】「次はもっと美味しいの作れるように、コーヒーの淹れ方勉強しておかないと……」 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:コーヒーカップを持ち上げる音 ;>>小声で 【心愛】「ふふっ、美味しそうに飲んでくれてる……嬉しい……」 SE:コーヒーカップを置く音 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 ;>>主人公の勉強している音が止まる ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「ん? 勉強終わり?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「お疲れ様っ」 【心愛】「お休みの日なのに勉強するとか本当に偉い……私なら絶対出来ない……」 【心愛】「って、大丈夫? 目痛いの?」 【主人公】「(少し疲れた、と言う)」 【心愛】「そりゃこんな毎日勉強してたら目も疲れるよ……」 【心愛】「あっ……! そうだっ……!」 【心愛】「それじゃあさ、目の疲れに効くマッサージしてあげよっか?」 【心愛】「お兄ちゃん辛そうだから、少しでも楽にしてあげたいなって」 【主人公】「(それじゃお願いしようかな、と言う)」 【心愛】「ふふっ、わかったっ!」 【心愛】「それじゃちょっと準備するから待っててっ」 SE:去っていく足音(心愛) ■■■■シーン3■■■■ ;>>声:ダミーヘッド位置1 SE:足音(心愛) SE:自分の膝を叩く(心愛) 【心愛】「ではっ、お兄ちゃんっ。どうぞっ」 【主人公】「(え? と聞き返す)」 【心愛】「え? じゃなくてっ。膝枕っ」 【心愛】「頭のマッサージするなら、膝枕が一番やりやすいの」 SE:自分の膝を叩く(心愛) 【心愛】「なのではい、どうぞっ」 SE:衣擦れ音 ;>>声:ダミーヘッド位置3 【心愛】「あっ、横じゃなくて正面の方がいいかな」 SE:衣擦れ音 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「うんっ。それで大丈夫っ」 【心愛】「お兄ちゃんの方は首大丈夫? 辛くない?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「よかった……」 【心愛】「ん? お兄ちゃん、どうしたの?」 【主人公】「(本当にできるか心配する)」 【心愛】「なっ……! マッサージくらい私にだって出来るよ……!」 【心愛】「かつてはゴッドハンドと呼ばれてたんだからね?」 【心愛】「私のマッサージテクニックを前にしたら、きっとお兄ちゃんも驚くよ」 【心愛】「私、マッサージには結構自信があるからねっ。楽しみにしておいてっ」 【心愛】「それじゃあまずは、後頭部をマッサージしていこっかな」 SE:マッサージ音(首の後ろ) 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:マッサージ音止める 【心愛】「大丈夫? 痛くない?」 【心愛】「もし痛かったりしたら遠慮なく言ってね」 SE:マッサージ音(首の後ろ) 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:マッサージ音止める 【心愛】「お兄ちゃん、もっと首楽にしていいよ?」 【心愛】「だら〜んって」 【心愛】「そうそうっ。ずっと首に力入れてると疲れてきちゃうから」 SE:マッサージ音(首の後ろ) 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「首の後ろをつまむように、ゆーっくりほぐしていって……」 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「何かね、後頭部をマッサージすると目の疲れが取れるんだって」 【心愛】「後頭部って、首とか頭が目の動きと連動して動くのを制御してる場所らしくて」 【心愛】「だから、目を使いすぎるとここが固くなってきちゃうの」 SE:マッサージ音止める 【心愛】「ちなみにお兄ちゃんの後頭部ですが、めちゃくちゃ固いです」 【心愛】「もはや石並みです」 【主人公】「(冗談だろ、と聞く)」 【心愛】「悲しいことにマジです……」 【心愛】「毎日お仕事と勉強頑張ってるからね。これくらい固くなるのも無理はないよ」 【心愛】「でも大丈夫っ。私がしっかりほぐしてあげるからね」 SE:マッサージ音(首の後ろ) 【心愛】「(40秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:マッサージ音止める ;>>呟く感じで 【心愛】「さっきよりはほぐれてきたけど……まだちょっと固いなぁ……」 【心愛】「もう少し揉んだ方が良さそうかな……」 【心愛】「次は親指でぐっと押す感じで……」 SE:マッサージ音(首の後ろ、長めにゆっくり) 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:マッサージ音止める 【心愛】「今私が親指で押してるところ、目の疲れが取れるツボなんだよ」 SE:マッサージ音(首の後ろ、長めにゆっくり)※ぐーぐーの声から 【心愛】「痛気持ちいいくらいの強さで、こんな感じでぐーぐーって押していくの」 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:マッサージ音止める 【心愛】「どう? 目の疲れ取れた感じしない?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「でしょ?」 【心愛】「かなり凝ってる人は、1回やっただけでもすぐ効果が出るからね」 【心愛】「これを何回か続けていくと、より効果を実感出来ると思うよ」 【心愛】「もう少し続けてみよっか」 SE:マッサージ音(首の後ろ、長めにゆっくり) 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「ふふっ。効いてる〜って顔してるっ」 SE:マッサージ音止める 【心愛】「でもさ、お兄ちゃん。会社ではパソコンばっかり見て、家では参考書ばっかり見てるでしょ?」 【心愛】「たまには休まないとダメだよ?」 【心愛】「頑張るのはいいことだけど、お兄ちゃんの場合、頑張りすぎちゃう癖があるから心配だよ」 【心愛】「現に今、こーんなに頭が凝っちゃってるわけだし」 【心愛】「ちゃんと目も休めて、体も休めないと、いつか本当に体壊しちゃうよ?」 【心愛】「もしお兄ちゃんが倒れちゃったりしたらって考えただけでも辛い……」 【心愛】「そうならない為にも、適度にちゃんと休むことっ。わかった?」 【主人公】「(了解する)」 【心愛】「うんっ。いいお返事〜ふふっ」 【心愛】「まぁ養ってもらってる私が言えた立場じゃないっていうのはわかってるんだけどね……」 SE:マッサージ音(首の後ろ、長めにゆっくり) 【心愛】「(40秒程度吐息をお願いいたします)」 【主人公】「(結構ほぐれてきたか聞く)」 【心愛】「うんっ。さっきよりは柔らかくなってきたよ」 SE:マッサージ音止める 【心愛】「でも、マッサージってやりすぎてもあんまりよくないから、後頭部のマッサージはこれくらいにしておこっか」 SE:ベッドが軋む音(起き上がろうとする主人公) SE:衣擦れ音(主人公を引き留める) 【心愛】「あ、ちょっとちょっと。まだ終わりじゃないから」 【心愛】「ふふんっ。目の疲れに効くマッサージは後頭部だけじゃないのですよ」 【心愛】「耳の上の、そく……そく……あれ、何だっけ。えっと、そく……」 【主人公】「(側頭部? と伝える)」 【心愛】「そう! それ! 側頭部……!」 【心愛】「聞き馴染みがないから、毎回忘れちゃうんだよね……側頭部……」 【心愛】「まぁ次はその側頭部をほぐしていこうかと思いまして」 SE:側頭部付近を触る音 【心愛】「耳の上のここっ」 【心愛】「ここってあんまりマッサージするってイメージないよね」 【心愛】「でも、目の疲れを取るなら絶対マッサージした方がいい所なんだよ」 【心愛】「それじゃ、早速揉んでいくね」 SE:マッサージ音(側頭部) 【心愛】「(40秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「側頭部もね、さっきの後頭部と同じように目と関わりの深い筋肉とか神経が集まってるの」 【心愛】「だから、こうやってほぐしていくと目の疲れが取れていくってわけ」 【主人公】「(随分詳しいな、と伝える)」 SE:マッサージ音止める 【心愛】「え? あ〜実は、前に就職が上手くいかなかった時に、お母さんが知り合いのマッサージ屋さんを紹介してくれたことがあってね」 【心愛】「ちょっとだけ、そこでバイトしてた時があったんだ」 【心愛】「本当にちょっとだけだけどね。1ヶ月くらいだったかな、確か」 【心愛】「お店の人は皆いい人でさ。こんなコミュ障な私にもすっごく優しくしてくれたんだけど、お客さんを前にすると緊張しちゃって上手くマッサージ出来なくて」 【心愛】「何回か頑張ってみたんだけど、全然ダメで……」 【心愛】「だから辞めちゃって……」 【心愛】「でも、その時にマッサージについて色々勉強したの」 【心愛】「さっきやった後頭部のマッサージとか、側頭部のマッサージとか」 【心愛】「あ、それとボディマッサージも勉強したかな」 【主人公】「(ボディマッサージ? と聞く)」 【心愛】「うんっ。体全体をオイルとかでマッサージしていくやつ」 【心愛】「まぁ結局すぐ辞めちゃったから、ボディマッサージを披露することなく退場しちゃったわけですが……」 【心愛】「もしかしてお兄ちゃん、ボディマッサージ興味ある?」 【主人公】「(何でか聞く)」 【心愛】「いや、何かそういう顔してたから、そうなのかな〜って」 【心愛】「ふふっ。でもまさか辞めたバイトの経験がこんなところで活かせるとは思わなかったよ」 【心愛】「あの頃必死に勉強した日々は無駄じゃなかったってことか……」 【心愛】「当時は発揮出来なかった私の実力をここで披露しちゃいましょう……!」 SE:マッサージ音(側頭部) 【心愛】「(30秒程度の吐息をお願いいたします)」 SE:マッサージ音止める 【心愛】「さっきは上下に動かしながら揉んだから、次は円を描くように揉んでみよっか」 SE:マッサージ音(側頭部、円を描くように) 【心愛】「(40秒程度の吐息をお願いいたします)」 SE:マッサージ音止める 【心愛】「私さぁ、マッサージ屋さんの他にも色々バイトしてみたことがあってさ」 【心愛】「まぁ色々って言っても4、5個くらいだけど」 【心愛】「でも、この人見知りのせいでぜーんぶダメでさー……」 【心愛】「お客さんを目の前にすると、緊張して全部飛んじゃうんだよね」 【心愛】「はぁ……このコミュ障直したい……」 【心愛】「あっ、ごめん、話してばっかりで。マッサージ続けるね」 SE:マッサージ音(側頭部、円を描くように) 【心愛】「(40秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「親指以外の手で優しく……ぐるぐる……ぐるぐる……」 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 【主人公】「(マッサージを褒める)」 SE:マッサージ音止める 【心愛】「本当? 上手?」 【心愛】「ふへへ〜っ。お兄ちゃんに褒められるの嬉しい……」 【心愛】「はぁ……お兄ちゃんが相手なら全然緊張しないのになぁ」 【心愛】「出来る事ならお兄ちゃんの専属なりたいな」 【主人公】「(専属? と聞く)」 【心愛】「うんっ、専属っ」 【心愛】「こうやって、お兄ちゃんにだけマッサージするの」 【心愛】「知らない誰かに、とかじゃなくて。お兄ちゃんだけに……」 【心愛】「って、今とあんまり変わらないか……ふふっ」 SE:マッサージ音(側頭部、円を描くように) 【心愛】「(40秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「ねぇねぇっ、お兄ちゃん……」 SE:マッサージ音止める 【心愛】「……って、あれ、お兄ちゃん寝ちゃった?」 【心愛】「ふふっ、よっぽど気持ち良かったのかな」 【心愛】「子供みたいにすやすや寝てる……可愛い……」 【心愛】「起こさないように、そーっと……」 SE:マッサージ音(側頭部、ゆっくり) 【心愛】「(40秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:マッサージ音止める 【心愛】「あんまり強くしすぎると起きちゃうかもだよね」 【心愛】「さっきよりも優しめでやろっと……」 SE:マッサージ音(側頭部、とてもゆっくり) 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:マッサージ音止める 【心愛】「ふぅ……側頭部のマッサージはこれくらいで大丈夫かな」 【心愛】「それにしても、本当にぐっすり寝てるなぁ……全然起きない……」 【心愛】「私のマッサージが気持ち良かったからっていうのもあると思うけど、多分疲れてるからだよね、これ」 【心愛】「本当、毎日お疲れ様、お兄ちゃん」 【心愛】「今はゆっくり休んでね」 ■■■■シーン4■■■■ ;>>声:ダミーヘッド位置1(近い) ;>>主人公の顔をまじまじと見ている 【心愛】「やっぱりお兄ちゃんの顔すっごく綺麗……」 【心愛】「何時間でも見てられる……」 SE:衣擦れ音 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「……あ、お兄ちゃん起きた?」 【心愛】「おはよ〜って、まぁもう夜だけど」 【心愛】「うん、そうっ。夜っ」 【心愛】「お兄ちゃん、マッサージしてる最中に寝ちゃって」 【心愛】「ここ最近、お仕事とか勉強とかいっぱい頑張ってたから、疲れてたんだと思うよ」 【心愛】「私のマッサージで少しは疲れ取れてたら嬉しいなぁ」 【主人公】「(肯定)」 【心愛】「ふふっ。それならよかったっ」 ;>>主人公が起き上がります SE:衣擦れ音 SE:鞄から財布を取り出す音 ;>>声:ダミーヘッド位置3 【心愛】「あれ、お兄ちゃんどこか行くの?」 【主人公】「(ちょっとコンビニ行くと伝える)」 【心愛】「コンビニ? 今から?」 【心愛】「んー……コンビニかぁ……夜だから人はあんまりいないだろうけど、店員さんはいるよね……」 【主人公】「(家で待っててと伝える)」 【心愛】「じゃあ私は家で待って……」 【心愛】「いや、でも折角のお兄ちゃんとお出掛けチャンスだし…」 【心愛】「でもでも、私の天敵である店員さんが………ぐぬぬ……」 SE:机を両手でポンとたたく音 【心愛】「……よしっ」 【心愛】「お兄ちゃん、私もコンビニ行くっ」 【主人公】「(心愛も? と聞く)」 【心愛】「うんっ。夜ならあんまり人いないと思うし」 【心愛】「……それに何よりお兄ちゃんとお出掛けしたいし」 【心愛】「正直ちょっと怖いけど……」 【心愛】「でも、お兄ちゃんが一緒なら大丈夫っ……!」 【主人公】「(それじゃあ一緒に行こうと、と伝える)」 【心愛】「うんっ! 行こ行こっ……!」 SE:立ち上がる SE:足音(上着を取りに行く) ;>>声:ダミーヘッド位置9 【心愛】「っと、夜だからちょっと寒いかな」 SE:ハンガーに掛けてある上着を取る音 SE:足音(主人公の元へ近づく) ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「はい、お兄ちゃん。これ上着っ」 SE:上着を羽織る音 【心愛】「私も着ていこ〜っと」 SE:上着を羽織る音 【心愛】「ふぅ……よし、それじゃあ行こっか」 SE:足音×2(玄関まで歩く) SE:靴を履く×2 SE:扉を開ける SE:扉を閉めて家の鍵を閉める SE:足音(マンションの階段を下りる) ;>>階段を下りて外に出るまでの吐息 【心愛】「(15秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:マンション扉の閉開音 場所:外 SE:足音(外を歩く) ;>>声:ダミーヘッド位置7(並列) 【心愛】「夜だから寒いかなあって思ったけど、意外と丁度いいね」 【心愛】「ん〜……はぁ……」 【心愛】「やっぱり夜っていいなぁ……」 【心愛】「理由はただ一つ。人がいないからっ……!」 【心愛】「人がいないってだけで、気が楽だし、それに周りを気にせず歩くことが出来るっ」 【心愛】「昼間だと、人が沢山歩いてるからどうしても人の目気にしちゃうんだよね〜……」 【心愛】「まぁ気にしすぎだってことはわかってるんだけどさ〜」 ;>>声:ダミーヘッド位置8(マイクの方を向いて) 【心愛】「お兄ちゃんは昼と夜、どっちが好き?」 【主人公】「(夜と答える)」 【心愛】「おっ。お兄ちゃんも夜派なんだっ。その心は?」 【主人公】「(寝れるから、と伝える)」 【心愛】「寝れるからって……ぷっ、はははっ、何その理由っ」 【主人公】「(おかしいかなと尋ねる)」 【心愛】「いや、おかしくはないけどさっ。ふふふっ。お兄ちゃんやっぱり面白いっ」 【心愛】「っと、話してる間に着いちゃった……」 SE:足音(外を歩く)止める 【心愛】「コンビニってここだよね?」 【主人公】「(頷く)」 SE:足音(行こうとする主人公) SE:主人公の袖を引っ張る衣擦れ音 ;>>声:ダミーヘッド位置7 【心愛】「あ、お兄ちゃん、ちょっと待って」 【心愛】「心の準備をしないと……」 ;>>声:ダミーヘッド位置8 【心愛】「すぅー……はぁー……。すぅー……はぁー……」 【心愛】「お兄ちゃんがいるから大丈夫……お兄ちゃんがいるから大丈夫……」 【心愛】「うん、おっけー……」 【心愛】「よしっ。い、行こっか。お兄ちゃん」 SE:足音(コンビニに向かう) SE:コンビニの扉が開く音 SE:店内BGM 【店員】「いらっしゃいませ〜」 ;>>声:ダミーヘッド位置7 【心愛】「うわっ! び、びっくりした……」 ;>>声:ダミーヘッド位置8 【心愛】「そ、そうだよね。コンビニだもん、店員さんいるのは当たり前だよね」 【心愛】「ふぅ……落ち着け私……。深呼吸深呼吸……。すぅーはぁー……」 【心愛】「よし……」 SE:かごを手に取る(心愛) SE:足音(店内を歩き回る) 【心愛】「えっと、お兄ちゃんは何買うの?」 【主人公】「(お菓子、と言う)」 【心愛】「お菓子かぁ……。確かに、ちょっと小腹も空いた気がする……」 ;>>声:ダミーヘッド位置8≪高低:低≫ SE:足音止まる SE:しゃがんでお菓子を手に取る音 【心愛】「えーっと……あっ、この丸いチョコいっぱい入ってるやつ懐かしい……! 久しぶりに買っちゃおっかな」 SE:お菓子をかごに入れる 【心愛】「あとこのポテトのやつも買お〜っ」 【心愛】「お兄ちゃんは安定のラムネとぶどうのグミ?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「ふふっ、やっぱり」 【心愛】「好きなお菓子、昔から全然変わらないよねお兄ちゃん」 【主人公】「(そうだっけ、と伝える)」 【心愛】「そうだよ。小学生の時に駄菓子屋さん行った時も同じの買ってたし、ふふっ」 【心愛】「変わらないなぁ〜」 SE:立ち上がる音 ;>>声:ダミーヘッド位置8 【心愛】「ねねっ、他のも見てみよっか」 SE:足音(店内を歩き回る) ;>>声:ダミーヘッド位置7(並列) 【心愛】「ジュースは家にあるし……」 【心愛】「ん〜……」 SE:足音止まる ;>>声:ダミーヘッド位置7(後ろを向く) 【心愛】「………」 【主人公】「(どうかしたか、と聞く)」 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「え? あっ、いや、何か店員さんがこっち見てるような気がして……」 【心愛】「ちょっと、怖くなっちゃって……」 【主人公】「(大丈夫だと伝える)」 【心愛】「お兄ちゃん……。うん、ありがとう。私、お兄ちゃんがいるから大丈夫……うんっ」 SE:足音(店内を歩き回る) ;>>声:ダミーヘッド位置7(並列) 【心愛】「えーっと……」 SE:足音止まる(心愛) SE:ボディオイルを取る音 【心愛】「あ、これ買おっかな〜……うん、買おうっ」 SE:ボディオイルをかごに入れる SE:足音止まる(主人公) ;>>声:ダミーヘッド位置7(マイクの方を向いて) SE:ハンバーガーを手に取る音(主人公) 【心愛】「あ、お兄ちゃんハンバーガー買うの?」 【主人公】「(心愛はどうするか聞く)」 ;>>声:ダミーヘッド位置8 【心愛】「ううん、私は大丈夫〜。お菓子も買うし」 【心愛】「あとは特に買うのなさそうかな」 SE:主人公の方を向く足音(心愛) ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「(沈黙)」 【心愛】「あー……ねぇお兄ちゃん」 【心愛】「あのさ……ちょっと頼みたいことがあるんだけど……」 SE:かごを差し出す音 【心愛】「これ、私の分も買ってきてくれない……?」 【心愛】「あっ、後でちゃんとお金渡すからっ」 【心愛】「だから、お願いしたいなぁって……店員さんと話すの怖いし……」 【主人公】「(心愛が会計してきて、と伝える)」 【心愛】「え……!? 私が会計するの……!?」 【心愛】「待って待って、無理だって……! 絶対無理だって……!」 【心愛】「私、人と話すのとか無理だしっ。対面するだけでもきついしっ」 【主人公】「(それじゃ心愛の為にならないと伝える)」 【心愛】「確かに、お兄ちゃんに甘えてばっかりじゃダメだってわかってるけど……わかってるけど……」 【心愛】「う〜ん……」 SE:かごを持ち直す音 【心愛】「はぁ……わかった……頑張ってみる……」 【心愛】「でも、せめて隣にはいて! お願い!」 【主人公】「(了解する)」 【心愛】「絶対ね!? 絶対だからね!?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「じゃあ……」 【心愛】「すぅ〜……はぁ……すぅ〜……はぁ……。よしっ」 SE:足音(レジに向かう) ;>>声:ダミーヘッド位置2(並列) SE:かごをレジに置く音 【店員】「いらっしゃいませ〜」 【心愛】「あっ、はいっ……」 【店員】「ポイントカードはお持ちでしょうか?」 【心愛】「えっ、あっ、あのっ、持って、持ってないですっ」 【店員】「失礼致しました〜」 【心愛】「は、はいっ」 SE:バーコードを読み取る音 【店員】「こちら温めますか?」 【心愛】「へっ!? 温めっ!?」 【心愛】「え、えっと……お菓子温めないです……! あ、じゃなくて、これか、お兄ちゃんのやつかっ。あ、あの、これは、温めるやつなので、温めます……!」 【店員】「かしこまりました〜」 SE:店員の足音(電子レンジに向かう) ;>>声:ダミーヘッド位置2(マイクの方を向いて) ;>>小声で 【心愛】「うぅ……もうやだ……早くお家帰りたい……」 SE:電子レンジを開ける音 SE:ボタンを押す音 SE:店員の足音(レジに戻ってくる) 【店員】「合計1381円になります」 【店員】「袋はご利用になりますか?」 ;>>声:ダミーヘッド位置2(並列) 【心愛】「あっ、いや、あのっ、ふ、袋は大丈夫、ですっ。い、いらないやつですっ。持ってるので、袋っ」 【店員】「かしこまりました〜」 【心愛】「袋に入れて……」 SE:エコバックに入れる音 SE:電子レンジが鳴る音 SE:店員の足音(電子レンジに向かう) SE:電子レンジを開ける音 【店員】「こちらお熱くなっておりますので、お気をつけください」 【心愛】「は、はいっ」 【心愛】「あ、えっと、お金っ。えっと、1381円……1381円……」 SE:財布の小銭を漁る音 【心愛】「あ、丁度あった……」 SE:お金をトレーに置く音 【店員】「1381円、丁度お預かりいたします」 【心愛】「あ、はいっ」 SE:レジを打つ音 【店員】「こちらレシートになります」 【店員】「ありがとうございました〜」 SE:足音×2(出口に向かう) SE:コンビニの扉が開く音 SE:足音×2(コンビニから少し離れる) ;>>声:ダミーヘッド位置3(並列) 【心愛】「(沈黙)」 【心愛】「はぁぁ〜〜……」 【心愛】「疲れた……すっごい疲れた……もうやだ……」 ;>>声:ダミーヘッド位置1 SE:主人公の方を向く足音(心愛) 【心愛】「ねぇっ、私、おかしかったよね? 変だったよね? 挙動不審だったよね?」 【主人公】「(沈黙する)」 【心愛】「そこは大丈夫だったよって言ってよぉ〜……」 SE:じたばた足音(心愛) 【心愛】「あ〜……絶対店員さんに変なやつだって思われた〜……きもいって思われた〜……」 【心愛】「もうこのコンビニ行けない……ぐすっ」 【主人公】「(ちゃんと出来てた、と伝える)」 【心愛】「慰めはいいよ……余計に虚しくなる……」 【心愛】「はぁ……やっぱり人と話すのは無理……」 SE:足音(外を歩く) 【主人公】「(次頑張ればいい、と伝える)」 【心愛】「え? 次? うん、そうだね……」 【心愛】「まぁ、また機会があれば……ね……多分ないかもしれないけど……」 【心愛】「ふぅ……とりあえず、戦利品もゲットしたことだしお家に帰……」 SE:足音止まる 【心愛】「あっ、ねぇねぇお兄ちゃん。あそこの公園で食べてかない?」 【心愛】「人もいないし、たまにはいいかなぁって。どう?」 【主人公】「(了承する)」 【心愛】「ふふっ。お兄ちゃんならそう言ってくれると思ったっ」 ;>>声:ダミーヘッド位置1→3(移動しながら) SE:主人公と手を繋ぐ音 【心愛】「じゃあ行こっか」 SE:足音(外を歩く) ;>>声:ダミーヘッド位置3(並列) 【心愛】「意外と暗い……」 【心愛】「お化けとか出ちゃったり〜なんて……」 SE:風と葉っぱが揺れる音 SE:大きい物音 SE:主人公にひっつく衣擦れ音 ;>>声:ダミーヘッド位置3(近く) 【心愛】「うわぁ!?」 【心愛】「って、何だ、風かぁ〜……も〜ビックリしたぁ〜……」 【主人公】「(怖いのか、と聞く)」 【心愛】「え〜? 別に怖がってないけど?」 【心愛】「まぁ小さい頃は怖いの苦手だったけど、今は全然平気。大丈夫。余裕っ……!」 SE:足音(ベンチの方へ向かう心愛) ;>>声:ダミーヘッド位置3→9(移動しながら) 【心愛】「そんなことよりっ、ほら、ベンチ座ろベンチっ」 ;>>声:ダミーヘッド位置9 【心愛】「っしょっと……」 SE:ベンチに座る音(心愛) SE:足音(ベンチに向かう主人公) SE:ベンチに座る音(主人公) ;>>声:ダミーヘッド位置7(並列) 【心愛】「ふぅ……疲れたぁ……」 SE:袋からお菓子を取り出す音(主人公) ;>>声:ダミーヘッド位置8 【心愛】「あっ、ありがとっ」 【心愛】「……ふふっ」 【心愛】「いや、何か懐かしいなあって思って」 【心愛】「この公園でこうやって駄菓子食べるの」 【心愛】「ほら、小さい時……小学生くらいの時かな。この公園で、ベンチに座って駄菓子屋さんで買ったお菓子食べたでしょ?」 SE:お菓子の袋を開ける音 【心愛】「何かそれを思い出しちゃって」 SE:チョコレートを食べる音(心愛) 【心愛】「はむっ……んん……」 【心愛】「ん〜! 久しぶりに食べたけど美味しい……! あの頃と変わらない味……!」 【心愛】「お兄ちゃんも食べたら?」 SE:お菓子の袋を開ける音 SE:チョコレートを食べる音(主人公) 【心愛】「どう? 美味しい?」 【主人公】「(美味しい、と言う)」 【心愛】「ふふっ。駄菓子って、大人になると食べる機会減るけど、たまに食べるとすっごく美味しく感じるよね」 SE:チョコレートを食べる音(心愛) 【心愛】「はむっ……もぐもぐ……」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(並列) 【心愛】「はぁ……この公園も昔と全然変わらないね〜……」 【心愛】「私たちさ、昔結構ここでよく遊んでたよね」 【心愛】「家から一番近かった公園がここだったから」 【心愛】「鬼ごっこもしたし、サッカーもしたし、縄跳びもしたよね、たしか」 【心愛】「あの頃の私はアクティブだったなぁ……懐かしい……今とは大違い……」 【心愛】「あと何したっけ……えーっと……」 SE:ベンチから立ち上がる(心愛) ;>>声:ダミーヘッド位置8 【心愛】「あっ、落書き! 確かこのベンチに二人で落書きしなかったっけ?」 【主人公】「(そうだっけ、と言う)」 【心愛】「したよ!」 【心愛】「確かベンチのこの下ら辺に……」 SE:ベンチの裏を覗くようにしゃがむ音(心愛) ;>>声:ダミーヘッド位置8≪高低:低≫ ;>>ベンチの裏を覗き込む心愛 【心愛】「え〜っと……」 【心愛】「ちょっと待ってね。スマホのライト、スマホのライト……」 SE:スマホの懐中電灯をタップする音 【心愛】「ほら、あった……! これこれ!」 【心愛】「もう何年も経ってるから字が消えかかってるけど、絶対これだよっ!」 【心愛】「うわぁ〜……懐かしい〜……まさかまだ残ってるなんて思わなかった……」 【心愛】「何か感動するなぁ……」 【心愛】「何書いたんだっけ……えーっと……」 【心愛】「ははっ。お兄ちゃんってば、当時ハマってた戦隊モノの必殺技書いてるっ」 【心愛】「そういえば、ずーっと叫んでたよね、必殺技」 【主人公】「(恥ずかしがる)」 【心愛】「別に恥ずかしがることないのにっ」 【心愛】「子供の頃のなんだし」 【心愛】「えーっと、それで私のは……」 【心愛】「大人になったら、お兄ちゃんと結婚する……」 【心愛】「………」 【心愛】「なるほどなるほど、結婚ね……うんうん……」 SE:立ち上がる音 SE:ベンチに座る音 ;>>声:ダミーヘッド位置8 【心愛】「これ意外と恥ずかしいね……さっきのお兄ちゃんの気持ちがわかったよ……」 【心愛】「ふぅ……でも、本当に何も変わってないなぁ〜。この公園も、このベンチも、私も」 【心愛】「あ、違うよ? 病んでるとかじゃないからね?」 【心愛】「ただ、ここに来て改めて思ってさ」 【心愛】「だって、ここで遊んでた小さい時から私、全然変わってないし」 【心愛】「未だに人と話すの苦手だし、甘えん坊だし、我儘だし」 【心愛】「それに比べてお兄ちゃんは、ちゃんとお仕事して、資格の勉強もしてさ」 【心愛】「本当凄いよ。ちゃんと目標があって、それに向かって頑張って。何だかお兄ちゃんがどんどん遠くに行っちゃうみたい」 【主人公】「(どこにも行かない、と伝える)」 【心愛】「うん、わかってる」 【心愛】「お兄ちゃんが私を置いてどこにも行かないってわかってるけど……」 【心愛】「そういう風に思っちゃうくらい、お兄ちゃんのこと凄いなって思ってるってこと」 SE:チョコレートを食べる音(心愛) 【心愛】「はむっ……もぐもぐ……」 【心愛】「私はさ、お兄ちゃんみたいに目標とかないからさ……」 【心愛】「早く働かないと、とか。そういう目標はあるけど」 【心愛】「具体的な目標って感じでもないじゃん」 【心愛】「お兄ちゃんみたいに、この資格取る為に勉強頑張ろうっ! みたいな」 【心愛】「もはや、目標って言っていいのかすら危ういし……」 【心愛】「だからね、そんな私にとってお兄ちゃんは凄すぎる存在なわけで……」 【心愛】「まぁそう思ってたのは昔からだけど」 SE:ポテト駄菓子の袋を開ける音 【主人公】「(昔から? と聞く)」 【心愛】「うん、昔から」 【心愛】「お兄ちゃんって、今も昔も何事にも一生懸命だったでしょ?」 【心愛】「その上、周りの人のことも考えてて」 【心愛】「一番印象に残ってるのは……。あ、ほら、高校受験の時っ」 【心愛】「一緒の高校行こうって言ってたけど、私があまりにも頭悪すぎてさ」 【心愛】「もしかしたら一緒の高校行くの無理かもしれない……ってなった時あったでしょ?」 【心愛】「あの時さ、お兄ちゃん、ただでさえ自分の勉強で忙しいはずなのに私の為にオリジナルのノート作ってくれて」 【心愛】「そのおかげで二人で同じ高校入れて……」 【心愛】「嬉しかったなぁ……」 【心愛】「あっ! あとあと、小学4年生の時二人で……」 【主人公】「(もういいと伝える)」 【心愛】「え? もういいの? まだまだお兄ちゃんエピソードいっぱいあるのに……」 【心愛】「多分、朝まで語れちゃうかも。冗談抜きでっ。ふふっ」 SE:ポテト駄菓子を食べる音(心愛) 【心愛】「はむっ。もぐもぐ……ん〜美味しい〜」 【心愛】「はむっ……ん〜……」 【心愛】「はいっ、お兄ちゃんもどーぞっ。あーんっ」 SE:ポテト駄菓子を食べる音(主人公) 【心愛】「美味しい?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「ふふっ。これ美味しいよね」 SE:ポテト駄菓子を食べる音(心愛) 【心愛】「はぁむっ……もぐもぐ……」 【主人公】「(心愛は何かやりたいことがないのか、と聞く)」 【心愛】「ん? 私のやりたいこと?」 【心愛】「やりたいこと、か……」 【心愛】「ん〜……特にないかな……」 【心愛】「元々将来の夢とかもなかったし……」 【心愛】「あ、小学生くらいの時はあったよ? お花屋さんになりたいとか、そういうの」 【心愛】「でも、今なりたいかって言われたら、何か違うし……」 【心愛】「んー……」 【主人公】「(好きなことはないのかと聞く)」 【心愛】「ん? 好きなこと?」 【心愛】「好きなこと……そーだなぁ……」 【心愛】「やっぱり、お兄ちゃんの為に何かしてる時、かな」 【心愛】「お兄ちゃんの為にご飯作ったり、コーヒー淹れたり、マッサージしたり」 【心愛】「そうしてる時がいっちばん幸せ」 【主人公】「(それ以外はないのか聞く)」 【心愛】「それ以外? ないっ」 【心愛】「だって私、お兄ちゃん以外あんまり興味ないから」 【心愛】「お兄ちゃんさえいてくれたら、それでいい」 SE:ポテト駄菓子を食べる音(心愛) 【心愛】「はむっ……もぐもぐ……」 【心愛】「まぁでも、これを機に何かやりたいこと、探してみてもいいかも」 【心愛】「このままじゃお兄ちゃんに置いてかれちゃうし」 【心愛】「お兄ちゃんに置いてかれて、一人になるのは嫌だなぁ……」 【心愛】「私にはお兄ちゃんだけだから……」 SE:風の音 ;>>くしゃみをする 【心愛】「くしゅんっ!」 【心愛】「何かさっきよりちょっと寒くなってきたね……」 【心愛】「まぁ夜だから当たり前だけど……」 【心愛】「このままだと風邪引いちゃうかもしれないし、そろそろ帰ったほうがいいかもね」 【心愛】「ねぇ、また一緒に来ようね。お兄ちゃんっ」 ■■■■シーン5■■■■ SE:家の鍵を差し込む音 SE:家の扉を開け閉めする音 SE:靴を脱ぐ音 SE:足音(リビングに向かう) SE:心愛がリビングの床に倒れ込む音 ;>>声:ダミーヘッド位置3 【心愛】「はああぁ〜……帰ってきた〜……」 【心愛】「外も悪くはないけど、やっぱりお家が一番……」 SE:寝返りをうつ音 ;>>声:ダミーヘッド位置1≪高低:低≫ 【心愛】「はあぁ〜……一年分のエネルギーを消費した気がする……」 【主人公】「(大げさじゃないか、と伝える)」 【心愛】「だって、いつもお家から出ずにゴロゴロしてるニートがコンビニの店員さんと話したんだよ……?」 【心愛】「そんなの莫大なエネルギーを消費するに決まってるよぉ……」 【心愛】「……まぁでも、お兄ちゃんと公園でお菓子食べたのはすっごい楽しかった」 【心愛】「あれはまたやりたいな……」 【心愛】「あっ、人がいない夜限定でっ……!」 SE:衣擦れ音(ゴロンとする) 【心愛】「ふぅ……何か体力消耗したから眠くなってきた……」 【主人公】「(寝る前にお風呂に入ろうと提案する)」 【心愛】「えー……。お風呂? 面倒臭いぃ……」 【心愛】「いや、お風呂は嫌いじゃないんだよ? むしろ体がスッキリするから好きなんだけど……」 【心愛】「お風呂に入るまでが面倒臭いんだよね……はぁ……」 【心愛】「このまま寝ちゃいたい……」 【心愛】「でもでも……もしお兄ちゃんが一緒に入ってくれるなら、お風呂入ろっかなー……」 【心愛】「入ろっかなぁ〜……?」 【主人公】「(了解する)」 SE:衣擦れ音(心愛が上半身を起こす) 【心愛】「え、ほんと!? いいの……!? やったぁ〜!」 【心愛】「私、お兄ちゃんの体洗うの好きなんだよね〜」 SE:衣擦れ音(心愛が起き上がる) 【心愛】「んっしょっと……」 SE:起き上がる音 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「さっきまで眠かったのに、一気に目が覚めた感じする……!」 【心愛】「お兄ちゃんパワー凄い……」 【心愛】「あっ、着替えとバスタオルは私が準備して持って行くから、お兄ちゃんは先行ってて? すぐ行くからっ」 SE:脱衣所に向かう足音 SE:扉の開閉音 SE:服を脱ぐ音 SE:お風呂の扉を開く音 SE:足音 SE:お風呂の椅子に座る音 SE:湯船のお湯を掛ける音 SE:お風呂の扉の開閉音(心愛が入ってくる) SE:お風呂の扉を開く音 ;>>声:ダミーヘッド位置14≪高低:高≫ 【心愛】「ちょっとストーップ……!」 【心愛】「お兄ちゃん、何してるの……!?」 【主人公】「(体を洗おうとしている、と伝える)」 SE:足音(主人公に近づく) ;>>声:ダミーヘッド位置14→5≪高低:高≫(移動しながら) 【心愛】「体を洗おうとしてるのは見ればわかるけどっ……!」 ;>>声:ダミーヘッド位置5≪高低:高≫ 【心愛】「って、そうじゃなくて……!」 【心愛】「お兄ちゃんの体を洗うのは私の役目だから、勝手に洗ってほしくないな〜って……」 SE:主人公の後ろにかがむ ;>>声:ダミーヘッド位置5 【心愛】「だから、お兄ちゃんは大人しく私に洗われて下さいっ」 SE:ボディソープのポンプの音 【心愛】「今日はスポンジは使わないで、手で洗おうと思うんだけど、いい?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「わかったっ。それじゃ、手で洗う感じでっ」 SE:ボディソープを手で泡立てる音 【心愛】「ふふ〜ん♪お兄ちゃんとお〜ふろ♪お兄ちゃんとお〜ふろ♪」 【心愛】「ふんふふんふふ〜ん♪」 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:泡立てる音止める 【心愛】「うんっ、泡立ちもいい感じ……」 【心愛】「じゃあ背中から洗ってくね?」 SE:背中を洗う音 【心愛】「ふんふふ〜ん♪」 【主人公】「(そんなに嬉しいのか、と聞く)」 【心愛】「ん? うん。嬉しいっ」 【心愛】「久しぶりのお兄ちゃんとお風呂だし……」 【主人公】「(1週間ぶりじゃないかと伝える)」 SE:背中を洗う音止める 【心愛】「え、あれ、1週間……? そうだっけ?」 【心愛】「もっと前かと思ってた……」 【心愛】「意外と私たちって一緒にお風呂入ってる頻度高いのかな……」 【心愛】「まぁでも私は毎日でもいいけどね、一緒にお風呂入るのっ」 【心愛】「だって、一人で入るより二人で入った方が楽しいしっ。それに、何たってお兄ちゃんの体が洗えるわけだしっ……ふふっ」 SE:背中を洗う音 【心愛】「(20秒程度の吐息をお願いいたします)」 【心愛】「何か、お兄ちゃんの背中洗ってると昔を思い出すなぁ」 SE:背中を洗う音止める 【心愛】「ほら、私のお父さんが銭湯好きだったから、小さい頃よく一緒に連れて行ってもらってたでしょ?」 【心愛】「まだ小さかったから、男湯とか女湯とか関係なしに一緒に入ってさ」 【心愛】「その時、よくお兄ちゃんに体洗ってもらってたなぁって思い出して」 【心愛】「ふふっ。まさか大人になった今でも一緒にお風呂入ってるなんて、当時は思っても見なかったけど」 【心愛】「そして私がニートになるなんてことも……」 【心愛】「うぅっ……ダメだ……現実を見ると心が苦しくなってくる……」 【心愛】「すぅー……はぁー……。うん、私は今お兄ちゃんと一緒にお風呂に入ってるっ。余計なことは考えないっ……」 【主人公】「(現実逃避はするな、と伝える)」 【心愛】「ううん、これは現実逃避じゃないよ。戦略的撤退って言うんだよ、お兄ちゃん」 【心愛】「ってことで……よしっ、お兄ちゃんの体洗っていくぞ〜……!」 SE:背中を洗う音 【心愛】「(40秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「首の辺りも洗って……」 SE:首を洗っている音 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:首を洗っている音止める 【心愛】「あっ、お兄ちゃん。右手上げてもらっていい?」 【心愛】「うん、そんな感じっ」 ;>>声:ダミーヘッド位置5(7の耳元に向かって) 【心愛】「んっしょっと……脇腹の方も洗って……」 SE:右脇腹を洗っている音 【心愛】「(20秒程度の吐息をお願いいたします)」 SE:右脇腹を洗っている音止める 【心愛】「あっ、ちょっとくすぐったかった?」 【心愛】「ごめんごめんっ。もうすこ〜し優しく……」 SE:右脇腹を洗っている音(ゆっくり) 【心愛】「(10秒程度の吐息をお願いいたします)」 SE:右脇腹を洗っている音止める ;>>声:ダミーヘッド位置5 【心愛】「うんっ、大丈夫っ」 ;>>声:ダミーヘッド位置5(3の耳元に向かって) 【心愛】「それじゃあ次は左手上げて……」 SE:左脇腹を洗っている音(ゆっくり) 【心愛】「(30秒程度の吐息をお願いいたします)」 【心愛】「洗い残しがないように、丁寧に……」 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:左脇腹を洗っている音止める 【心愛】「うん、もういいよ〜」 ;>>声:ダミーヘッド位置5 【心愛】「あとは大丈夫かな……うんっ」 【心愛】「よしっ、それじゃ洗い流しちゃうね」 SE:シャワーの音 【心愛】「んっしょっと……」 【心愛】「泡が残らないように……」 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:シャワーの音止める 【心愛】「ふぅ〜……綺麗になったっ。ピカピカッ……!」 【心愛】「もうピカピカすぎて眩しい……」 ;>>声:ダミーヘッド位置5(7の耳元に向かって) 【心愛】「あっ、そうだ、お兄ちゃん」 【心愛】「先に湯船に浸かっていいよっ」 【心愛】「体濡れたままだと風邪引いちゃうし」 【心愛】「大丈夫っ、私も後で入るから。遠慮せずにどーぞっ」 SE:湯船に向かう足音(主人公) SE:湯船に入る音(主人公) ;>>声:ダミーヘッド位置3 【心愛】「ふふっ。極楽極楽〜って顔してるっ」 【心愛】「そういえば今日お湯少し熱めにしちゃったんだけど、大丈夫?」 【主人公】「(大丈夫だと伝える)」 ;>>声:ダミーヘッド位置2 【心愛】「あ、そっか。お兄ちゃん、熱いお湯がいい派だったね」 【心愛】「私は絶対無理……熱いお湯に入るとか拷問以外の何物でもないし……」 【心愛】「お風呂はぬるま湯に限る……」 ;>>呟く感じで 【心愛】「それにしても、すっごい気持ち良さそうな顔してるなぁ〜お兄ちゃん」 【心愛】「見てるこっちまで幸せな気持ちになる……ふふっ」 【心愛】「あ、そうだっ。このまま髪洗っちゃおっか?」 【主人公】「(このまま? と聞く)」 【心愛】「うんっ。だって、折角湯船に入って温まってるのに、湯船から出たら寒いでしょ?」 【心愛】「だから、このままシャンプーした方がいいかなって」 【心愛】「ふふっ。うんっ。じゃあそうしよっか」 【心愛】「泡がお風呂の中に入らないようにしないとだから、仰向けでちょっと頭をこっちに突き出す感じで……」 SE:お湯の音(主人公が身体を動かす) ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「うん、そうそう。そんな感じで」 【心愛】「体勢辛くない? 大丈夫?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「了解っ。それじゃあまずは、髪の毛濡らしていくね」 【心愛】「はい、じゃあ目閉じて〜」 SE:シャワーの音 【心愛】「はい、もういいよ〜」 SE:髪の毛を触る音 【心愛】「うんっ。これくらい濡れてれば大丈夫かな……」 【心愛】「あとは、シャンプーを……」 SE:シャンプーを泡立てる音 【心愛】「シャンプーって泡立てずにそのまま髪の毛につけると、洗い残しの原因になっちゃうからね」 【心愛】「だから、しっかり手で泡立ててから……」 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:シャンプーを泡立てる音止める 【心愛】「これくらい泡立てれば大丈夫かな」 【心愛】「それじゃ洗ってくね〜」 SE:頭を洗う音 【心愛】「(10秒程度の吐息をお願いいたします)」 【心愛】「お兄ちゃん、かゆいところとかない?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「んっ、わかった」 【心愛】「って、あれ、お兄ちゃん、もしかして髪伸びた?」 【主人公】「(伸びた、と伝える)」 【心愛】「やっぱり?」 【心愛】「この前よりシャンプーの泡立ちが凄いから、もしかしてと思って」 【心愛】「お兄ちゃん、ここ最近忙しくて美容院行けてないもんね」 【心愛】「前髪も目に掛かってきちゃってるし……」 SE:頭を洗う音止める 【心愛】「あ、なら、私が切ってあげようか? 髪の毛っ」 【心愛】「やったことはないけど、多分上手く出来ると思うっ……多分っ」 【主人公】「(拒否する)」 【心愛】「えっ、なんで……!?」 【心愛】「私、上手く出来るよ!? 多分っ!」 【主人公】「(本当に大丈夫だと伝える)」 【心愛】「むぅ〜お兄ちゃんのいけず〜……」 【心愛】「も〜わかったよ……」 【心愛】「はぁ……お兄ちゃんの髪の毛切りたかったなぁ……」 【心愛】「でも、髪の毛の切り方を勉強すれば、いつか切らせてくれるかも……」 【心愛】「うん、よしっ。勉強しておこう……」 SE:頭を洗う音 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「指の腹で、頭皮を洗う感じで……」 【心愛】「(40秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「人に髪の毛洗ってもらうのって気持ちいいよね」 【心愛】「まぁ、私はお兄ちゃんとお母さんくらいしか洗ってもらったことないけど……」 【主人公】「(あとは美容室とか? と伝える)」 SE:頭を洗う音止める 【心愛】「美容室? あーそっか。美容室って髪の毛も洗ってもらえるんだっけ」 【心愛】「私、一回しか美容室行ったことなくてさ……」 【心愛】「だって、美容室ってすっごく怖いじゃん……! 魔王の城じゃん……!」 【心愛】「キラキラした人達がキラキラした笑顔で永遠と話しかけてくるんだよ……!?」 【心愛】「怖いよ……恐怖すぎる……魔王より恐怖……」 【主人公】「(美容室に行ったことがあるのかと聞く)」 【心愛】「ん? うん、前にね。お母さんに美容室行ってきなって言われて渋々行ったことがあって……」 【心愛】「若い女の人が切ってくれたんだけど、「今日はこのままどちらかにお出かけですかー?」とか「好きなお洋服のブランドありますかー?」とか、無限に話しかけてきて……」 【心愛】「そして、何よりも辛かったのが「えっ、あっ、はいっ」って返事してたら、ずっと笑顔だった美容師さんも苦笑いになっていって、最終的には全然話しかけて来なくなったこと……」 【心愛】「………」 【心愛】「ダメだ……思い出すだけでも辛いっ……頭から消し去りたいっ……」 【心愛】「……とりあえず、今はお兄ちゃんの頭を洗うのに集中集中……」 SE:頭を洗う音 【心愛】「(40秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:頭を洗う音止める 【心愛】「あ、お兄ちゃんっ。うなじの方も洗いたいから、少し頭上げてくれる?」 【心愛】「うん、それくらいで大丈夫っ。ありがとっ」 SE:うなじを洗う音 ;>>独り言を言っている感じで 【心愛】「ふふっ。お兄ちゃん気持ち良さそ〜」 【心愛】「やっぱり、お兄ちゃんが嬉しそうだと私も嬉しいなぁ〜……」 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「うなじって、意外と汚れが溜まりやすいからね」 【心愛】「入念に洗っていくよ〜」 【心愛】「(40秒程度楽しそうな吐息をお願いいたします)」 SE:うなじを洗う音止める 【心愛】「よしっ。頭、戻して大丈夫だよ」 【心愛】「それじゃ最後に仕上げを……」 SE:頭を洗う音 【心愛】「(20秒程度楽しそうな吐息をお願いいたします)」 【心愛】「好きな人の髪の毛を洗う……」 【心愛】「はぁ……本当幸せだなぁ……」 【主人公】「(こういう仕事があればいいのにな、と伝える)」 【心愛】「ん? こういうお仕事? うーん……」 【心愛】「私が幸せなのはね、頭洗ったりするのが好きだから〜って感じじゃなくて、洗ってる相手がお兄ちゃんだから、幸せなんだよ」 【心愛】「お兄ちゃんじゃなかったら、こんな幸せな気持ちになれないもん」 【心愛】「だから、こういうのはお兄ちゃんだけにしてあげたいんだ」 【心愛】「他の誰かじゃなくて、お兄ちゃんだけに……ふふっ」 SE:頭を洗う音止める 【心愛】「ふぅ……よしっ、仕上げも完了したし、洗い流していきますか〜」 【心愛】「お兄ちゃん、もうちょっと下向いて?」 【心愛】「そそっ」 【心愛】「それじゃいくよ〜」 SE:シャワーで洗い流す音 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「この泡がなかなか手強いんだよね〜……」 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「うなじのところもしっかり洗い流して……」 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:シャワーを止める音 【心愛】「うんっ、綺麗に洗い流せた〜……」 SE:お湯の音(主人公が体勢をもとに戻す) ;>>声:ダミーヘッド位置3 【心愛】「おぉ……水も滴るいい男とはこのことか……お兄ちゃんイケメン……」 【主人公】「(心愛も湯船に入ったらどうかと提案する)」 ;>>声:ダミーヘッド位置2 【心愛】「あ、私も入っていい? じゃあお言葉に甘えて……」 【心愛】「もうちょっとそっちに詰めてもらってもいいかな。うん、ありがとっ」 SE:湯船に足を入れる音 ;>>声:ダミーヘッド位置1≪高低:高≫ 【心愛】「うわっ、あっつい……! 今までで一番熱い気がするんだけど……!」 【心愛】「くぅ……お兄ちゃんと一緒にお風呂入る為……我慢我慢……」 ;>>声:ダミーヘッド位置1(近く) SE:湯船に浸かる音 【心愛】「うぅ……熱い……熱すぎる……」 【心愛】「よくお兄ちゃんずっと入ってられたね……凄すぎる……」 【心愛】「ふぅ……」 【心愛】「あ、でも段々慣れてきたかも……むしろ気持ちいいまである……」 【心愛】「お風呂は絶対ぬるま湯! って思ってたけど、熱いお湯も案外いけるかも……」 【心愛】「ふぅ……」 【心愛】「でも今こうやってあっつ〜いお風呂に入れてるのは、お兄ちゃんと一緒だからだろ〜な〜……ふふっ」 【心愛】「ん〜はぁ……」 【心愛】「ふふっ。気持ちいいね、お兄ちゃん」 【心愛】「お兄ちゃんと一緒にお風呂入る時、毎回思うんだけど……」 【心愛】「このお風呂、二人で入るにはちょっと狭いよね……」 【心愛】「結構ぎゅーぎゅー感があるっていうか……余裕が全然ないっていうか……」 【心愛】「あっ、あれだよ? 狭いから一緒に入りたくないっていうんじゃなくて。むしろ逆で」 【心愛】「この狭さが好きなんだよね、私」 【心愛】「だって、お兄ちゃんと密着できるわけだから」 【心愛】「私にとっては得でしかないよ」 【心愛】「むしろもっと狭くてもいいかも……ふふっ」 【心愛】「ねえ、お兄ちゃんもそう思わない?」 【主人公】「(首を振る)」 【心愛】「そこはそう思うって言ってよ……素直じゃないなぁ……」 【心愛】「でも、お兄ちゃんのそういうところも好き」 【心愛】「素直じゃないところも照れ屋なところも、全部……ふふっ」 【主人公】「(照れて上がろうとする)」 SE:湯船から上がろうとする音 【心愛】「あ、まだ上がっちゃダメっ」 【心愛】「私、まだ入ったばっかりだから」 【心愛】「だから、もう少しだけこうしてよ?」 ■■■■シーン6■■■■ ;>>声:ダミーヘッド位置7 SE:脱衣所扉の開閉音 SE:足音×2(脱衣所から出る) 【心愛】「ふぅ……お風呂気持ち良かった〜……」 【心愛】「やっぱりお風呂はいいものだね、うんうん……」 【主人公】「(入るの面倒臭がってたのに、と伝える)」 ;>>声:ダミーヘッド位置8 【心愛】「うぅっ……。いや、確かに最初は面倒臭いなぁって思ってたけどぉ……」 【心愛】「でも、お兄ちゃんと入るとお風呂っていいなぁってなるんだよね」 【心愛】「やっぱり一人で入るより二人で入る方が楽しいし、好き」 【心愛】「お兄ちゃんもそう思わない?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「でしょ?」 【心愛】「それじゃあ明日も一緒に入るってことでいいよね」 【主人公】「(明日も? と聞く)」 【心愛】「そうっ、明日も」 【心愛】「今日は私がお兄ちゃんの体洗ったりしたから、次はお兄ちゃんに洗ってもらおうかな」 【心愛】「ふふっ、楽しみっ……!」 SE:足音×2 SE:座る×2 SE:コンビニで買った物を入れていた袋の音 【主人公】「(これは何? と尋ねる)」 【心愛】「ん? あっ、それ?」 【心愛】「コンビニで見つけて買って来たんだっ」 SE:コンビニで買った物を入れていた袋の音 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「へへっ。じゃじゃ〜んっ。ボディオイルっ……!」 【心愛】「1000円ちょっとでいっぱい入ってるお得なやつっ」 【主人公】「(なぜボディオイルを買ったのか聞く)」 【心愛】「さっき顔のマッサージしてた時、お兄ちゃん、ボディマッサージの方も興味ありそうだったから」 【心愛】「だから、やってあげたいな〜と思って買ってきたの」 【心愛】「まぁ実際にやるのは初めてなんだけど、バイトの時に勉強した知識はあるから出来るはず……」 【心愛】「それで、どうかな? ボディマッサージ」 【主人公】「(お願いしようかなと伝える)」 【心愛】「OK? ふふっ、うん、わかったっ。任せてっ」 【心愛】「って、言ってもどこでやろうかな……」 【心愛】「床でやるわけにもいかないし……かと言って、ベッドでやったら汚れちゃうし……ん〜……」 【心愛】「あっ、そうだっ。それなら……」 SE:立ち上がる SE:足音 SE:タンスからタオルを取る音 ;>>声:ダミーヘッド位置9≪高低:高い≫ 【心愛】「ベッドにタオルを敷けば、汚れないっ……!」 ;>>声:ダミーヘッド位置9→8≪高低:高い≫(移動しながら) 【心愛】「それじゃあまずはオイルが垂れないようにタオルを敷いて……」 ;>>声:ダミーヘッド位置8≪高低:高い≫ 【心愛】「んっしょ……」 SE:タオルを敷く音 【心愛】「うんっ。これで大丈夫かな〜」 ;>>声:ダミーヘッド位置1≪高低:高い≫ 【心愛】「あとは……」 【心愛】「お兄ちゃん、服、脱いでもらってもいい?」 【主人公】「(戸惑う)」 【心愛】「………」 【心愛】「服脱がないとマッサージ出来ないし……」 SE:立ち上がる音(主人公) 【心愛】「あ、パンツは履いたままで大丈夫だからねっ」 【心愛】「ってことで、はい、ばんざ〜い!」 SE:上の服を脱がす音 ;>>声:ダミーヘッド位置1≪高低:低い≫ 【心愛】「このまま下も脱がせちゃうよ〜」 SE:下の服を脱がす音 【心愛】「ふふふっ。何か子供みたいっ」 【心愛】「それじゃあ、このままベッドにうつ伏せで横になってもらってもいい?」 SE:タオルを敷いたベッドの上に乗る ;>>声:ダミーヘッド位置7 【心愛】「うん、それで大丈夫」 【心愛】「もし体勢が辛いってなったり、寒くなったりしたら、言ってね」 【心愛】「んーっと、まずはボディオイルを開けて……」 SE:ボディオイルの蓋を開ける音 【心愛】「オイルを手に出す……」 SE:ボディオイルの蓋を閉める音 ;>>主人公が顔を心愛の方へ向ける ;>>声:ダミーヘッド位置8 【心愛】「あとは手にオイルを馴染ませて……」 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「こうやって、オイルを手で温めるとね、肌に浸透しやすくなるんだよ」 【心愛】「しかも、お風呂上がりが一番いいらしいから、今がベストタイミングだってことだね」 【心愛】「ボディマッサージって、勿論体の凝りをほぐす効果もあるけど、このオイルを塗りながらマッサージするから美容効果もあるんだって」 【心愛】「マッサージが終わる頃には全身トゥルットゥルのお兄ちゃんが出来上がってるかもしれない……楽しみ……」 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:ボディオイルを手に馴染ませる音止める 【心愛】「オイルの温め終了〜」 【心愛】「じゃあ早速、足の裏と足首、マッサージしてくね〜」 SE:心愛がベッドに乗ってきしむ音 SE:足元のオイルマッサージ音 ;>>声:ダミーヘッド位置5≪高低:低い≫ 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:足元のオイルマッサージ音止める 【心愛】「力加減とかはこれくらいで大丈夫そう?」 【心愛】「痛かったりとか、くすぐったかったりとかしてない?」 【主人公】「(大丈夫だと伝える)」 【心愛】「了解っ」 【心愛】「それじゃこのまま続けていくね」 SE:足元のオイルマッサージ音 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「足のマッサージって色んな効果があるんだって」 【心愛】「足のむくみが取れたりとか、姿勢が良くなったりとかっ」 【心愛】「特に、お兄ちゃんは毎日同じ体勢でお仕事してるでしょ?」 【心愛】「ずっと座りながら仕事してる人って、結構足がむくんだりするから、そういう人には効果覿面らしいよ」 SE:足元のオイルマッサージ音止める 【心愛】「どう? 効いてる感じする?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「ふふっ、よかった〜」 【心愛】「お兄ちゃんが今よりもっとお仕事頑張れるようにいっぱい揉みほぐしていくね」 SE:足元のオイルマッサージ音 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「それにしてもお兄ちゃんの足、随分と凝ってますなぁ……」 【心愛】「頭だけじゃなくて足までとは……」 SE:足元のオイルマッサージ音止める 【心愛】「でも、こんなに凝っちゃうくらい毎日お仕事頑張ってるって事だもんね」 【心愛】「本当、お兄ちゃんには感謝してもしきれないなぁ……」 SE:足元のオイルマッサージ音 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:足元のオイルマッサージ音止める 【心愛】「よし。あとはこのまま、ふくらはぎのマッサージを……」 SE:ふくらはぎのオイルマッサージ音 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「うわぁ〜。ふくらはぎも凝ってる……」 【心愛】「これはほぐし甲斐がありそ〜……」 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「手全体で押すように……」 SE:ふくらはぎのオイルマッサージ音(ゆっくり長く) 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「いい感じいい感じ〜」 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:ふくらはぎのオイルマッサージ音止める 【心愛】「ふぅ……足の方はこれくらいで大丈夫かな」 【心愛】「ねねっ。何か足が温かくなったような感じしない?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「でしょ? それって、足の血行が良くなってる証拠なんだよ〜」 【心愛】「ふふっ。ちゃんと効果が出てるみたいでよかった〜」 【心愛】「この調子で太もももやっちゃおっか」 SE:太もものオイルマッサージ音 ;>>声:ダミーヘッド位置5 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「さっきから思ってたけど、お兄ちゃんって結構足の筋肉あるよね」 【心愛】「ふくらはぎとか、太ももとか」 SE:太もものオイルマッサージ音止める 【心愛】「あ、もしかして毎朝自転車で会社まで行ってるからかな」 【心愛】「そりゃ、あの距離を自転車で行ってたら筋肉もつくよねぇ……」 【心愛】「私なら絶対電車使う距離だもん……」 【主人公】「(少しは体動かそうかと思って、と伝える)」 【心愛】「少しは体動かそうかと思ってって……。偉い……偉すぎるっ……!」 【心愛】「年中引きこもってゴロゴロしてる私とは大違いだよぉ……」 【心愛】「でも、そうだよねえ。少しは体動かさないとダメだよねえ……」 【主人公】「(運動を提案する)」 【心愛】「え? あー……うん、そうだね。これを機に私も運動しようかな」 【心愛】「まぁ気が向いたらね……」 SE:太もものオイルマッサージ音 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「内側の方も……」 ;>>主人公がくすぐったがる SE:太もものオイルマッサージ音止める 【心愛】「あ、くすぐったかった? ごめんごめんっ」 【心愛】「もう少しやさ〜しく……」 SE:太もものオイルマッサージ音(ゆっくり長く) 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:太もものオイルマッサージ音止める 【心愛】「太ももも完了〜足の方はこれくらいで終わりにして……」 【心愛】「あとは上半身の方を……」 SE:動いてベッドが軋む音(心愛) 【心愛】「(沈黙)」 【心愛】「おぉ……凄い……! お兄ちゃん、下半身だけテッカテカになってる……!」 【心愛】「下半身テカテカ星人だっ……!」 【心愛】「早く上半身もマッサージして、全身テカテカ星人にしてあげるねっ」 【心愛】「っと、その前に……」 SE:ボディオイルの蓋を開ける音 【心愛】「オイルを足しておきましょ〜」 SE:ボディオイルを出す音 【心愛】「ちょっと多すぎちゃったかな……」 【心愛】「まぁ、少し多いくらいの方が滑りもよくなるし、大丈夫かな」 【心愛】「それじゃ、次は腰からいきま〜す」 SE:オイルの付いた手を背中に付ける音 【主人公】「(冷たくてびっくりする主人公)」 【心愛】「あ! ごめんっ! 手でオイル温めるの忘れてた……」 【心愛】「ちょっと待ってね」 SE:ボディオイルを手に馴染ませる音 【心愛】「(20秒程度の吐息をお願いいたします)」 SE:ボディオイルを手に馴染ませる音止まる 【心愛】「多分これで大丈夫なはず……」 SE:オイルの付いた手を背中に付ける音 【心愛】「どう? 冷たくない……?」 【主人公】「(大丈夫、と伝える)」 【心愛】「はあぁ〜……よかった」 【心愛】「本当ごめんね? 次やる時は気をつけるっ」 【心愛】「気を取り直して、腰からやってくね」 SE:腰のオイルマッサージ音 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「お兄ちゃん、お仕事から帰ってくるとよく腰痛そうにしてるよね」 【心愛】「いてて〜……いてて〜……って」 【心愛】「お兄ちゃんの仕事って、ずっと座ってばっかりだからさ、多少腰が痛くなるのは仕方ないことかもしれないけど……」 【心愛】「腰痛も、あんまり悪化しちゃうと大変なことになるから気を付けた方がいいよ?」 【心愛】「お仕事の合間に少しストレッチするだけでも結構変わるらしいからさ、時間が空いた時に……」 SE:腰のオイルマッサージ音止める ;>>独り言で言っている感じで 【心愛】「いや、ちょっと待てよ……」 【心愛】「お兄ちゃんがストレッチをしたら、私がマッサージする必要がなくなってしまうのでは……」 【心愛】「いやでも、お兄ちゃんの体の方が大事……。だけど、お兄ちゃんのマッサージもしたい……」 【心愛】「ぐぬぬ……。苦渋の選択……」 【主人公】「(どうかしたか、と聞く)」 【心愛】「ううんっ! 何でもないっ」 ;>>呟く様に 【心愛】「今は余計なこと考えずに集中っと……」 SE:腰のオイルマッサージ音 【心愛】「(40秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「体重を掛けて、ぐーっと……」 SE:腰のオイルマッサージ音(ゆっくり長く) 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:腰のオイルマッサージ音止める 【心愛】「ふふっ。お兄ちゃんすっごい気持ち良さそうな声出てるっ」 【心愛】「これ、そんな気持ちいいの?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「ふふっ。そっかそっか」 【心愛】「それじゃ、もうちょっと続けてみるね」 SE:腰のオイルマッサージ音(ゆっくり長く) 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「親指でも押してやってみるね〜」 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「お兄ちゃんの腰痛が治りますよ〜にっ……」 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:腰のオイルマッサージ音止める 【心愛】「あとはこのまま背中の方もやっていきましょ〜」 【心愛】「背中全体に満遍なくオイルを馴染ませて、手のひらで優しく揉みほぐす……」 SE:背中のオイルマッサージ音 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「あんまり力を入れすぎないように、優しく優しく……」 SE:背中のオイルマッサージ音(ゆっくり) 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:背中のオイルマッサージ音止める 【心愛】「背中って、筋肉とかリンパが集まってるところだから、マッサージすると老廃物とかが流れて体がスッキリするんだよ」 【心愛】「効果がしっかり感じられるように、しっかり揉みほぐすね」 SE:背中のオイルマッサージ音 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「やっぱり背中も硬いなぁ〜……」 【心愛】「背中が硬くなっちゃうと猫背の原因にもなるからね〜」 【心愛】「早く柔らかくしてあげないとっ」 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:背中のオイルマッサージ音止める 【心愛】「それにしても、改めて見るとお兄ちゃんの背中おっきぃね」 【心愛】「多分私の5倍はあるね、間違いない」 【心愛】「あーあ、中学生くらいまでは同じくらいの身長だったのになぁ」 【心愛】「むしろ私の方が少し大きいぐらいだったのに、高校生になった途端びっくりするぐらいのスピードで巨人化していって、あっという間に抜かされて……」 【心愛】「くぅっ……悔しい……」 【心愛】「もっと伸びると思ったのに……成長期なんて幻想だったんだ……」 【主人公】「(大きくなりたいのかと聞く)」 【心愛】「そりゃおっきくなりたいよ〜。背小さいのって何かと苦労するし。高いところにある物取れないし、子供っぽく見られるし」 【心愛】「全然いいことないよ〜……」 【主人公】「(小さいのは可愛いと伝える)」 【心愛】「へっ? 可愛い? 小さいの可愛い?」 ;>>照れる 【心愛】「………」 ;>>独り言を言っている感じで 【心愛】「お兄ちゃんがそう言ってくれるなら、小さいのも悪くないね。うん、悪くない。むしろ小さくて良かったかも……」 【心愛】「ううん、何でもないっ」 SE:背中のオイルマッサージ音 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 ;>>独り言を言っている感じで 【心愛】「お兄ちゃんってば、不意打ちであーゆーこと言ってくるんだよなぁ……」 【心愛】「本当ずるい……」 【心愛】「(40秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「背骨に沿って、ゆっくり、優しく……」 SE:背中のオイルマッサージ音(ゆっくり) 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:背中のオイルマッサージ音止める ;>>声:ダミーヘッド位置5(3の耳元に向かって) 【心愛】「お兄ちゃん。マッサージ気持ちいいでしょ?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「やっぱり。今のお兄ちゃん、すっごく気持ち良さそうな顔してるっ」 【心愛】「ふふっ。マッサージの勉強しておいてよかった〜」 【心愛】「バイトは結局やめちゃったけど、今こうやってお兄ちゃんの為になってるのが嬉しいっ、ふふっ」 SE:背中のオイルマッサージ音 ;>>声:ダミーヘッド位置5 【心愛】「(40秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:背中のオイルマッサージ音止める 【心愛】「おぉっ、さっきよりもお兄ちゃんの背中柔らかくなったっ」 【心愛】「体、軽くなってる感じしない?」 SE:衣擦れ音(頷く) 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「よかった〜っ」 【心愛】「心なしか、さっきよりも顔色が良くなった気がするっ」 【心愛】「全身の血流が良くなってるからかなぁ」 【心愛】「でもっ、マッサージはまだ終わりじゃないよ」 【心愛】「相当凝ってるであろう、肩がまだだからね〜」 【心愛】「それじゃこのまま肩の方をマッサージして……」 SE:肩のオイルマッサージ音 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:肩のオイルマッサージ音止める 【心愛】「うわっ! 硬っ……!」 【心愛】「えっ、何この硬さっ! 後頭部の方も硬かったけど、肩も凄い……!」 【心愛】「もはや肩なのかすら怪しいレベル……!」 【心愛】「これはかなり力入れてほぐさないとだね……」 SE:肩のオイルマッサージ音 【心愛】「(10秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「親指で肩甲骨の辺りを押して……」 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「うわぁ……本当に硬い……」 【心愛】「人間の肩ってここまで硬くなるんだ……」 【主人公】「(そんなに酷いのか、と聞く)」 SE:肩のオイルマッサージ音止める 【心愛】「うん、これは結構重症だね……」 【心愛】「肩が凝ると、肩こりとか首が凝ったりするだけじゃなくて、肌の調子も悪くなるんだよ」 【心愛】「それだけじゃなくてね、頭痛とか吐き気も出てきたりするから、放っておくと危ないんだよ〜?」 【心愛】「お兄ちゃんの体を守るためにも、頑張ってほぐさねばっ……!」 SE:肩のオイルマッサージ音 【心愛】「(40秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:肩のオイルマッサージ音止める 【心愛】「ちょっと強めに揉んでるけど、大丈夫? 痛くない?」 【主人公】「(気持ちいい、と伝える)」 【心愛】「ふふっ。気持ちいいって言ってもらえると、私も嬉しい……」 【心愛】「実はね、マッサージ屋さんでバイトしてた時、結構お客さんに褒められてたんだよ」 【心愛】「上手だね〜って」 【心愛】「でも、お客さんが話掛けてきちゃうと集中切れて、うまくできなくなっちゃって……」 【心愛】「ちゃんとお話出来れば完璧なのにね〜ってよくお客さんに言われたな〜……ははは……」 【心愛】「あっ……笑ってるのに、心が苦しい……」 【主人公】「(慰める)」 【心愛】「うぅっ……慰めてくれてありがとう、お兄ちゃんっ……」 【心愛】「やっぱりお兄ちゃんだけに尽くすのが一番だよ……」 【心愛】「とりあえず、今はお兄ちゃんの肩をほぐさないとっ……!」 SE:肩のオイルマッサージ音 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「ぐーっ、ぐーっと押して……」 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:肩のオイルマッサージ音止める 【心愛】「はぁはぁ……これ結構疲れるかも……」 【主人公】「(大丈夫か聞く)」 【心愛】「うんっ、大丈夫っ。むしろ、お兄ちゃんの方が大丈夫? って感じだよ……」 【心愛】「こんな凝ってて、体辛くないの?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「あんまり……!? この硬さでっ……!?」 【心愛】「もう体がこの状態に慣れきっちゃってるのかなあ……」 【心愛】「それなら、尚更早くほぐして元の体に戻してあげないとっ」 SE:肩のオイルマッサージ音 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:肩のオイルマッサージ音止める 【心愛】「ふぅ……ちょっとオイル足すね」 SE:ボディオイルの蓋を開ける音 SE:ボディオイルを出す音 SE:オイルを手に馴染ませる音 【心愛】「オイルを馴染ませて馴染ませて……」 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:オイルを手に馴染ませる音止める 【心愛】「よいしょっ……」 SE:オイルの付いた手を背中に付ける音 SE:肩のオイルマッサージ音 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:肩のオイルマッサージ音止める ;>>声:ダミーヘッド位置5(7の耳元に向かって) 【心愛】「さっき公園でも言ったけど、やっぱり私、お兄ちゃんの為に何かするのが好きみたい」 【心愛】「こうやって私がマッサージして……」 【心愛】「お兄ちゃんが幸せそうな顔したり、喜んだり……」 【心愛】「そういう顔見ると、私も幸せな気持ちになるし、嬉しいんだっ」 【心愛】「もうこれは本当にお兄ちゃんの専属になるしかないかもね〜ふふっ」 SE:肩のオイルマッサージ音 ;>>声:ダミーヘッド位置5 【心愛】「(40秒程度吐息をお願いいたします)」 【心愛】「ふぅ……あともうちょっとで終わりそう……」 【心愛】「(20秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:首のオイルマッサージ音 【心愛】「首回りもほぐして……」 【心愛】「(30秒程度吐息をお願いいたします)」 SE:首のオイルマッサージ音止める 【心愛】「ふぅ……マッサージ終了〜……」 【心愛】「ごめんね、結構時間掛かっちゃって」 【心愛】「それで、どう? 体、いい感じ?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「ほんと!? 嬉しい〜!」 【心愛】「お兄ちゃんの役に立てた〜っ、ふふっ」 ■■■■シーン7■■■■ ;>>ベッドの上 SE:ベッドに敷いてたタオルを畳む音 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【心愛】「マッサージ、結構時間掛かっちゃったね〜……」 【心愛】「どうだった……? 気持ちよかった……?」 【主人公】「(頷く)」 SE:ベッドが軋む音 ;>>安心した感じで 【心愛】「はぁ……よかったぁ……」 【心愛】「これはもうお兄ちゃん専属のマッサージ師になるの確定だね」 【心愛】「疲れた時とか、マッサージしてほしいなあって思ったらいつでも言ってね?」 【心愛】「24時間365日いつだってマッサージするから。ふふっ」 【心愛】「よ〜し、お風呂とマッサージで体も温まったことだし、そろそろ寝よっか」 【心愛】「というか……」 【心愛】「ふああぁ〜……んん……」 【心愛】「眠いから寝たい……」 【主人公】「(それじゃあ寝ようか、と提案する)」 【心愛】「うん……寝る〜……」 SE:ベッドに入る音 ;>>声:ダミーヘッド位置2 【心愛】「あっ、電気消さないとっ……」 SE:ベッドに入りながらリモコンを探す SE:リモコンを持つ音 【心愛】「豆電豆電……」 SE:豆電球にする音(ピッピッ) 【心愛】「んっしょ……」 SE:ベッドに入る音 ;>>声:ダミーヘッド位置3(並列) 【心愛】「ふぅ〜……あったか〜い……」 SE:衣擦れ音 ;>>背伸びする感じ 【心愛】「ん〜……はぁ……」 ;>>声:ダミーヘッド位置3(マイクの方を向いて) 【心愛】「ねぇ、お兄ちゃん」 【心愛】「もうちょっとそっち行ってもいい?」 【主人公】「(承諾する)」 【心愛】「ホント? ふふっ、やった〜」 【心愛】「それじゃ、お言葉に甘えて……」 SE:衣擦れ音 ;>>声:ダミーヘッド位置2(近く)(3の耳元に向かって) 【心愛】「ふぅ……」 【心愛】「何かね、一緒にご飯食べる時とか、お買い物行く時とか。あ〜一緒に住むっていいなぁって思う時結構あるんだけど」 【心愛】「私的に、こうやって二人で一緒に寝る時が一番、一緒に住んでよかったなぁって思うんだよね」 【主人公】「(なぜかと聞く)」 【心愛】「だって、一人でお布団入ると冷たいけど、二人だと暖かいでしょ?」 【心愛】「それが何だか嬉しくて」 【心愛】「まぁ当たり前のことなんだけどね。ふふっ」 【心愛】「でも、こういう当たり前のことが幸せなんだよねえ……」 ;>>沈黙が流れる SE:衣擦れ音 【心愛】「お兄ちゃん。あのさ……」 【心愛】「いつもありがと」 【心愛】「毎日お仕事頑張ってくれて、私と一緒にいてくれて」 【主人公】「(突然どうしたのか、と聞く)」 【心愛】「一緒にいる時間が長くなるとさ、こういうのって言わなくなるでしょ?」 【心愛】「ほら、あの……親しくてもちゃんとしろ〜的な言葉もあるし」 【主人公】「(親しき中にも礼儀あり? と聞く)」 【心愛】「あっ、それそれっ。親しき中にも礼儀ありっ」 【心愛】「これからもずっとお兄ちゃんと一緒にいたいからさ。だから、私も頑張らないと」 【心愛】「頑張ってお仕事探して、働いて、お給料もらって、家賃を払う……!」 【心愛】「とは言っても……面接が一番の難関なんだよね……」 【心愛】「面接官さんに見られてると思うと考えてたこと全部とんじゃって、真っ白になっちゃって」 【心愛】「私も直したいんだけど、なかなか直らないんだよね……はぁ……」 【心愛】「あっ。もういっそのこと、目を瞑って早口で答えようかな……」 【心愛】「そうすれば面接官さんの顔見なくて済む……」 【心愛】「うん、いいかもこれ……」 SE:主人公が心愛の方を向く音 ;>>声:ダミーヘッド位置1(近く) 【心愛】「ん? お兄ちゃんどうしたの?」 【主人公】「(………)」 SE:衣擦れ音 【心愛】「そんな勿体ぶられると余計に気になるんだけど〜。何、どうしたの?」 【主人公】「(結婚しないか提案する)」 【心愛】「へ?」 SE:衣擦れ音 【心愛】「え、ちょっと待って、えっと。うん、あの、待って。その結婚って言った? 結婚するかって言った?」 【心愛】「聞き間違えとか……じゃないよね? 寝言とかじゃないよね?」 【主人公】「(頷く)」 【心愛】「え……あ……えっと……」 【主人公】「(嫌だったか、と聞く)」 SE:衣擦れ音(激しめ) 【心愛】「違う違う違う……! 嫌とかじゃない! それはない! 100%ないから! それは……!」 【心愛】「ただ、そのビックリしちゃって……パニックになっちゃって……」 【心愛】「そりゃビックリするよ……」 【心愛】「だって、好きな人から突然結婚しようって言われるんだよ? そんなの、もう頭真っ白だよ」 【心愛】「でもね、でも、それよりもね」 SE:抱き着く音 ;>>声:ダミーヘッド位置2(近く)(3の耳元に向かって) 【心愛】「すーーーーっごく嬉しい……! 今まで生きてていっちばん……!」 【心愛】「大袈裟とかじゃなくて、本当に、本っ当に……ふふっ」 【心愛】「はぁ……嬉しい……」 【心愛】「これからもずーっとお兄ちゃんと一緒にいれる……はぁ……幸せ……」 【心愛】「……あっ、一応、念のため言っておきたいんだけど……」 【心愛】「別にお兄ちゃんと結婚すればお仕事探さなくてよくなるから喜んでるわけじゃないからね?」 【心愛】「これからもお兄ちゃんの為に生きていけるって約束出来たから喜んでるんだからね?」 【主人公】「(わかってる、と伝える)」 【心愛】「何か、もしそう思われてたら嫌だなって思って」 【心愛】「まぁお兄ちゃんのことだから、大丈夫だとは思うけど……」 SE:衣擦れ音 ;>>幸せそうに 【心愛】「はぁ……結婚かぁ……」 【主人公】「(返事はどうなのか聞く)」 ;>>声:ダミーヘッド位置1(近く) 【心愛】「え、返事? あっ、あまりの嬉しさに言うの忘れてた……!」 【心愛】「ごほんっ。えっと、その」 【心愛】「よろしくお願いしますっ」 【心愛】「ふふっ。私が断るわけないでしょ?」 【心愛】「はぁ……今日はいい夢見れそう……」 【主人公】「(ひとまず今日は寝ようと提案する)」 【心愛】「うん。そうだね。とりあえず今日は寝て、結婚のことは明日から決めてこっ」 【心愛】「あぁ……楽しみだなぁ……ウエディングドレスとか、式場とか……」 【心愛】「って、まだ早いか」 【心愛】「お兄ちゃんっ」 【心愛】「改めてこれからもよろしくね。ふふっ」 【主人公】「(お休み、と言う)」 SE:衣擦れ音 ;>>声:ダミーヘッド位置2(近く)(3の耳元に向かって) 【心愛】「うんっ、お休みっ。お兄ちゃんっ」 【心愛】「(静かな寝息を3分ほどお願いいたします)」