【トラック1】 (聞き手の自室に入室する) (位置:正面・遠め) やっほー。邪魔するよー。 (位置:正面・普通) 相変わらず綺麗にしてますなぁ。 本棚にも机の上にも埃ひとつない。 意地悪な姑もビックリの文句のつけようのなさだね。 ウチの部屋は秒で汚くなるんだけど。 一人暮らしってふつーそうじゃないのかな。 もしや、ウチの部屋だけバグってる? んー。暇な時間に掃除するって神経が理解できん。 どうせ汚くなるんだから無駄じゃない? それなら、ゲームなり推しの配信観るなりに時間使いたいよ。 では、ベッドメイキング済みのシワひとつないベッドに失礼してっと。 (ベッドに寝転ぶ) んしょっと…。ふぅ……。 はぁ……。 やっぱ落ち着くなぁ。 来る度(たび)思うけど、きみの部屋はトップクラスの落ち着き具合だ。 布団の中に潜ると、我が家だって感じがする。 じゃ、さっそくする……? うん。添い寝。 今日はシャワー浴びてきたから、準備万端(ばんたん)だよ? おいで……? (添い寝) (位置:正面・至近) ……ん。 随分躊躇(ためら)いなく布団の中に入ってこれるようになったね? 昔はもっとウダウダ躊躇(ちゅうちょ)してたのに。 腕枕まで自然とできるようになっちゃって。 成長を感じますなぁ……。 まぁ、なんだかんだ長い付き合いになるもんね。 ウチらがソフレになってから、もう1年くらい経つっけ……? 長いようであっという間だったねー。 大学もサークルもバイト先も同じっていう奇跡的偶然でさ。 知り合ってすぐ仲良くなったよね。 ウチが上京したばかりで寂しさを紛らわせたかったから。 ソフレになるまで時間は掛からなかった。 でも、最初はウチのストーカーなんじゃないかって怪しんでたんだよ? ……ふふっ。 そんな必死になって否定せんでいーよ。 もう知ってるから。きみがストーキングできるほどアクティブな人種じゃないって。 伊達(だて)に長い付き合いじゃないからねー。 (甘い声) (位置:右耳・無声音囁き) ねー。もっとくっつこ? (ハグ) (位置:正面・至近) ん。ふぅ……。 きみの身体あったかい……。 落ち着く……。 なんというか、きみは抱き心地がちょうど良いんだよね。 太りすぎず痩せすぎず、筋肉質でもない。 柔らかすぎず硬くもなく、抱いて眠るのに最適。 ウチだけの極上の抱きまくらだよ……? ん。足も絡めていい? まぁ、嫌って言っても絡めるけど。 (足を絡める) ん、しょっと。 はぁ……。 やっぱりこの体勢が一番良きですなぁ……。 足を絡めるとさ。きみの足の重みがちょうどいい感じのアクセントになるんだよね。 ゲームの追加パッチみたいな感じ? なくても楽しめるけど、あったらお得みたいな。 せっかく無料なら堪能しとこーとはなる。 でもさ。この体勢にも致命的な欠点があって。 毎度毎度、硬くて熱いのが太ももに当たるんだよねー……。 いまもなんかグーって押しつけられてる……。 (少しからかうように) (位置:右耳・無声音囁き) ……また、勃起しちゃった……? (ジト目で見つめる) (位置:正面・至近) ふーん……? 別に謝らなくてもいいけどさ。 こっちのほうは全然慣れないんだ? 1年も毎週のように密着添い寝してたら、いい加減飽きると思うんだけど。 女の子の身体の感触、そんなに珍しい? ……ふふっ。 そっか。珍しいか。 まぁ、きみは未だに童貞だもんねー。 ウチ以外に女友達すらいないみたいだし。 なにより、ウチは超絶可愛いから。しゃーないしゃーない。 ……ん? 別に。自分で言うけど。 可愛いって自覚してるのに謙遜するのも逆に嫌味でしょ。 知り合う男のほとんどに告られたり。身体(からだ)を狙われたりしたらさ。 嫌でも男受けする見た目なんだって、自覚しちゃうわけだよ。 成人を迎える頃には、どれだけ鈍感な子でも気づくんじゃないかな。 それなのに気づいてないふりをするのは、ズルいと思うから。 だから、ウチは謙遜したりしないんだ。 うん。ご理解を得られたようならなにより。 ま、多目に見てあげるよ。 勃起しちゃうのは生理現象だから仕方ないもんね。 気になりはするけど、害はないし。 安眠を妨げるほどのものではないから。 というか。不眠促進って意味では、きみのほうがヤバいんじゃない? サークル一美人な同級生と密着添い寝して、足を絡められてさ。 こんなにパンパンに股間を腫らしちゃって……。 これ、苦しいでしょ……? ……ふふっ。やっぱ苦しいんだ。 そうだよね。柔らかい身体を押しつけられるだけで、なにもしてもらえないんだもん。 男の子にとっては生殺しだよね。 (からかうように) (位置:右耳・無声音囁き) ねーねー。襲わないの? (位置:正面・至近) そういえば、そういう取り決めだったね。 手を出してきたら、ソフレの関係は解消だって。 ちゃんと覚えていてくれたんだ。感心感心。 てゆーか。 きみもなんだかんだ、ウチとソフレを続けたいって思ってくれてるんだ。 ちょっと、嬉しいかも……。 だってさ。きみ以外の男ともソフレになろうとした時期あったけど。 みんなすぐ手を出してきたんだもん……。 ウチがソフレに興味あるって匂わせたら、「俺もソフレ欲しかったんだよね!」って熱弁してきたのにさ。 いざ一緒に寝ると秒で襲ってきたりして……。 男はみんなヤリモクなんだなって、呆れてばかりだったんだよね。 だから、きみは特別なんだ。 ウチでムラムラこそするけど、襲ってはこないし。 警戒することなく、安心して眠りにつける。 こういう関係って貴重なんだよ? きみは唯一の添い寝フレンド。 ウチはこの関係性が心底心地よかったから。 きみも現状維持に賛同してくれるようならなにより。 一瞬の快楽よりも、ソフレの関係を優先してくれて嬉しい。 ……ん。 改めてこういう話すると気恥ずかしいね……。 ワンチャン顔が赤くなってるかもしれん。 胸に顔を埋(うず)めさせて? (欠伸) ふぁあ……。 なんか。安心したら眠たくなってきた……。 チンコ苦しいと思うけど、ごめん。 ウチも三大欲求のひとつ睡眠欲には抗えそうにない……。 おやすみー……。 【トラック2】 (聞き手が部屋に入ってくる)(ヒロインはベッドにうつ伏せ) (位置:正面・遠め) ……ん。遅い。 待ちくたびれた。 5億年待った。 (位置:正面・普通) いやいや。謝って済むなら警察は要らんのだよ? きみのことはソフレ待たせ罪で訴えます。 きっと、終身刑は堅いだろーなぁ。 ……ふふっ。冗談。 別に気にしてないよ。 ゲームして暇を潰してたから。 最近、FPSにハマっててさー。 無限に時間潰せちゃうんだよね。 チーターと遭遇したり地雷野良引いたりでイライラする場面も多いんだけど。 敵を倒したときの爽快感が格別でさ。 ぶしゃーって脳汁が出るような感覚? これが癖になってやめられないんだよね。 パチンコにハマる大人の気持ちも分かってしまう……。 でだ。昨夜のバックレの真相は、徹夜でレポート書いてたんだっけ? 英文学選択したって聞いたときから、詰みではと思ってたけど。 よくあの教授の理不尽レポートを仕上げたね? ……ん。ウチは先輩に色々聞いてるから。 事前に地雷科目は回避済みなのだ。 きみのようにコスパの悪い講義は一切受けてないから心配ご無用だよ? ……意外? ウチにだって、きみ以外の知り合いくらいいるよ。 ほら。ウチって見た目だけは良いから無駄にモテるでしょ? 男の先輩が頼まずとも色々教えてくれるの。 お陰で楽単博士。 自由選択科目は楽単オンリー。 授業中も寝るかソシャゲ三昧でヌクヌクライフだよ? 羨ましいでしょ? まぁ、言い訳は享受したからこれ以上責めんよ。 突っ立ってないでベッドに座ったら? ウチの部屋、見ての通り足の踏み場もないと思うから。 ベッド以外、二人で過ごせるスペースはないよ? (聞き手がベッドに座る) (位置:左・普通) ふふっ。ウチの部屋に来たときのパターンはさ。 ウチが許可を出さんと、きみは地蔵のように動かないよね。 指示待ち人間は社会で通用せんよー? (目元を触る) あっ。目元にクマができてる……。 徹夜の疲れが顔に出てるね。 一緒にゲーム、って気分でもなさそうだから……。 さっそく、する? うん。添い寝。 めっちゃ可愛いソフレと添い寝して、徹夜の疲れを癒そうよ。 ん。じゃ、きみも布団の中に入りなよ。 (添い寝) (位置:正面・至近) 布団の中さ。ちょっと、ヌクヌクしてるでしょ? ウチがゴロゴロして暖めておいたんだ。 人肌の温もりは寒い冬にピッタリ。 自然に優しい人工暖房をご堪能あれー。 (手を触る) あっ。手冷えとるね。 ウチの家、駅から結構歩くから冷え込んじゃったでしょ? インドア派にとって、冬の寒さは暴力だもんね。 ヌクヌク布団だけでは熱が足りないと見た。 ウチがくっついて、身体をあっためてあげよっか? (位置:右耳・無声音囁き) ん。じゃあ、じっとしてて? (ハグ) (位置:正面・至近) ぎゅ~~~。 ん。ふぅ……。 おてて以外も冷え込んどりますなぁ。 耳元とか、足先とか。 寒風に吹かれて体温を失ってる……。 家までご足労頂いたお礼に、指や足でスリスリしてあげよう。 (耳や足を擦る) すりすり、すりすりー。 ……ふふ。 きみはこういうスキンシップに弱いよね? ほんとに女の子に免疫がないのだと実感させられる。 ふぅ……。 やっぱ、きみの身体は馴染みがあるなぁ。 なんというか、収まりが良い。 ウチ専用の抱きまくら。 昨日は他の男と寝たから、なおさら品質の良さを実感できる。 (きょとんと) ……ん? うん、寝たよ。他の男と。 きみがドタキャンなんてするから…。 寂しくて他の男を呼んじゃった……。 なんか。毎週金曜恒例の添い寝デーはさ。 添い寝をするってDNAに刻まれてるから。 人肌の温もりがないと眠れないようになっちゃったんだよね。 まぁ、きみの代わりを務めた男はサイテーだったけど……。 (伺うように) ……あの、ちょっとだけさ。 愚痴、聞いてくれる? ウチ、友達少ないからさ。愚痴れる相手、他にいないんだよね。 ん。ありがと。めっちゃ助かる。 相談とかじゃなくて、吐き出したいだけだから。 眠たくなったら、いつでも眠ってくれていーよ? 添い寝しながら聞き流してくれるだけでも嬉しい。 じゃあ、愚痴りやすいように密着しよっか。 囁き声のほうが聞き逃しとかなさそうだから、都合が良さそうだし。 ウチがきみの上に乗っかるみたいな体勢がいいかな。 そのほうが囁きやすそう。 ……じゃ、仰向けになって? (仰向けになった聞き手の上に乗って密着) んしょっ、と……。 (位置:左耳・囁き) ふぅ…。これでよし。 重くない……? それはなにより。 これで勃ってなければ様になってたんだけどねー? ……ふふっ。 焦るな焦るな。 もう慣れっこだから気にしないよ。 ウチと密着添い寝したら、きみは勃起する生物なんだって痛いほど理解してるから。 遠慮せず、太ももに硬いの押しつけていーよ? じゃ、本題に移ろう。 (位置:右耳・囁き) 昨夜のソフレ代理の愚痴。 きみの耳元で囁かせてもらうね……? えっと…どこから話そうか。 そうだ。きみに当日ドタキャンされて、他の男を代役に立てたとこから話そう。 んとね。今夜は行けないって連絡が、きみから届いたときのことなんだけど……。 添い寝の準備万端(ばんたん)にしてたから、ウチはもう拗ねちゃってね? 行き場の失くした添い寝欲をどうしたものかと考え込んでた。 ちょうど、そのタイミングで電話が掛かってきたんだ。 ……サークルの、マッチョ先輩から。 うん、そう。3年の先輩。 人数が多いサークルだけど、悪い意味で有名だよね。 筋肉ムキムキで浅黒い肌。女癖が悪いと評判で、食い散らかされた女子は数知れず。 極端に押しが強くて、半ば無理やり襲うことも少なくないとか。 寝取られエロ漫画の竿役で出てきそうな人だよー。 ご存知かと思うけど、女子の間では嫌われていてね。 ウチもご多分にもれず、苦手だったんだけど……。 楽単を教えてくれたりしたから、ほどよい距離感を保ってたんだ。 距離感さえ間違えなければ、女の子には優しい人だしね。 まぁ、普段は電話にまでは出ないんだけど……。 そのときはヘラってたからさ。 つい、電話を受けちゃったんだよね。 それでさ。先輩と5億年ぶりに話したわけだけど。 先輩ったらすごい酔っててねー。 呂律(ろれつ)が回ってなくて、なに言ってるかわからなかった。 どうやら、飲み会の帰りだったらしい。 たぶん、合コンで女の子のお持ち帰りに失敗したんだろうね。 行き場を失った性欲を紛らわせるために、知り合いの女に片っ端から電話を掛けてたんだと思う。 軽薄な男の考えなんて、経験則でお見通しだよ。 でも、そのときはウチも判断能力が鈍っててさ。 寂しさを紛らわせられるなら、猿ゴリラ相手でもいいかって思っちゃってた。 すぐに切ればいいのに長電話を続けちゃってね。 ソフレにドタキャンされたこと、打ち明けちゃったんだ……。 もちろん、きみの名前は出してないよ? サークルの男子とソフレしてるなんて知られたら、変な噂広められそうだし。 弱っていても、個人名を出さないだけの良識はあったから。心配せんでいい。 でさ。事情を知った先輩は途端に呂律を直したんだ。 酔いが醒(さ)めたように冷静になって慰めてきてね? 「俺が代わりに添い寝してあげよっか?」って宣ってきた。 ……うーんまぁ……。 まともな精神状態だったら、秒で断ってたけど。 そのときは判断能力がサボテン並になってたから。 もしかして、先輩って良い人なのかもって誤解しちゃって。 「なにもしないなら」って了承しちゃったんだよ。 ほんとバカだよねー? よくよく考えなくてもヤリモクだって明白なのに。 自分に都合の良いように考えて、獰猛な雄を家に招いてしまった。 感情に振り回される雌(めす)の愚かさを噛み締めたよ。 (位置:左耳・囁き) でね。先輩に住所を教えたら、もう速攻来てさぁ……。 瞬間移動でも使ったのかと思った。 実際にはタクシーを使って駆けつけたらしいんだけど。 女関係におけるフットワークの軽さ異常じゃない? 玄関で先輩を出迎えたわけだけど。 そのときのわたしさ。ノーブラパジャマ姿だったから。 Tシャツ越しにパツンパツンの胸が目立っちゃっていてね? 大学では見せない無防備な姿を見て、先輩の目つきがガッって変わったんだ。 顔は笑っていたけど、目は笑ってなくて。おっぱいに突き刺さるほど視線を感じてた。 その瞬間、失敗したかも…って思ったね。 でも、時すでに遅し。 呼びつけておいて追い出すなんて真似、できるわけもないからさ。 雌の本能がガンガン警鈴(けいりん)を鳴らしていることに気づきながらも、評判最悪な先輩を部屋に招き入れたんだよ。 んー。でもね? 予想に反して、先輩はなんにもしてこなくて。 二人でお酒を嗜(たしな)みながら、映画を観たりしてたんだ。 穏やかな時間を過ごしていると、きみといるときみたいな気分になって。 嫌な予感はウチの思い違いだったんじゃないかって疑い始めた。 でも、先輩にシャワー貸してから、いざ添い寝しよって流れになったときね? ウチの直感は間違いじゃなかったって、思い知らされたんだ。 (位置:右耳・囁き) 消灯してベッドに入ってさ。 先輩の逞しい腕を借りながら、添い寝したわけだけど……。 先輩の身体って、ほんとデカくてね? 我が家のシングルベッドじゃキャパオーバー。 筋肉が膨張(ぼうちょう)しすぎて、ベッドからはみ出しちゃう勢いだった。 そんな状況だから、嫌でも密着しちゃってさ。 満員電車に揉まれるときみたいに、ぎゅーって抱きしめ合う形になっちゃったんだ。 いまの状況と同じくらい身を寄せ合っちゃったんだよ? でさ。ここで問題発生。 くっついているうちに、お腹に硬いのが当たりだしてさぁ……。 先輩ったら、きみと同じようにウチの身体で発情しちゃったみたい。 まぁ、なにもしてこないなら勝手に勃つ分にはどーでもいいんだけど。 先輩は、きみみたいに紳士じゃないから。 案の定、モーション掛けてきたんだよねー……。 フゥフゥ鼻息荒くして、ウチの髪の匂い嗅いでると思ったらさぁ。 「架純(かすみ)ちゃんのせいでこんなになっちゃったんだけど♪」って囁いてきて…。 勃起チンコをお腹に擦りつけてきたんだ……。 しかもさぁ。子宮のあたりを狙ってグリグリしてきたんだよ? 発情するとでも思ってたのかなぁ……? なにもしないって約束したから、家に招いたのに…。 あっという間に手を出してくるなんて話が違くない? 明らかに契約違反。臨時ソフレの契約解除で屋外追放されても文句いえないでしょ。 ウチもめんどいし早く寝たかったから。 「なにもしないって言ったじゃないすか」って宥めたんだけど…。 先輩ったら、聞く耳持たなくて。 「酔ってたから覚えてないわー」って笑いながらおっぱいに手を伸ばしてきたんだ。 酒入ってたらなんでも許されると思ってる男、ほんと嫌い。はぁ……。 (位置:左耳・囁き) でさぁ。乳揉む手を払いのけるのも面倒だったから、好きにさせてたんだけど。 「ノーブラじゃん♪」「すげえ。やわらけえ。重厚感すご……」「架純ちゃんのデカ乳揉むの夢だったんだわ」って煩くてさぁ。 鬱陶しくて全然眠れんかった……。 マグロで触らせてたら、そのうち飽きるかなぁって思ってたんだけど。 その目論見(もくろみ)は甘くてね? やっと黙り込んだと思ったら、鼻先に酒臭い吐息を感じて。 ウチも不思議に思って目を開けたんだけど……。 あの人さぁ。急にキスしようとしてきてたんだよ? 信じられんよね……? 流石にキスは嫌だったからさ。 ガチめに拒否ったんだけどね。 性欲ゴリラな先輩はそれくらいじゃ物怖(ものお)じしなかった。 ウチの肩をガシッと掴んで、こう懇願してきたんだ。 「キスが駄目なら一発ハメさせて! 収まりつかないからお願い!」って……。 (ため息) はぁ……。ほんとダルかったんだよ? いくら断っても、壊れた機械みたいに同じ台詞を繰り返してさ。 亀頭をぐりぐり~って子宮のあたりに押しつけてきて……。 布越しとはいえ、硬くて熱い棒を擦りつけられる不快感は半端なかった。 これが朝まで続くのかって思うと、鬱になりそうでね? 一発ヤラせて大人しくなるなら、そっちのがマシかなって気持ちが傾き始めたんだ……。 だからね。 「一回だけなら…」って。 了承しちゃったんだよねー……。 ……ん。 というか、きみのチンコも凄いことになってるね? 先輩に負けず劣らず、硬くなってる……。 普段の密着添い寝のときよりも、肌を押し上げる力が強いよ? (からかうように) (位置:右耳・無声音囁き) もしかして、ウチが他の男にエロいことされた話を聞いて興奮しちゃった……? (おかしそうに聞き手の首筋に顔を埋める) (位置:正面・至近) ……ふふっ。図星なんだ……? 大学の同級生兼ソフレのエロ体験談。 童貞クンには少々刺激が強かったかな~。 うーん。まぁ……。 このままなにもしてもらえないんじゃ、チンコ苦しいよね? でも、愚痴は聞いてもらいたいしなぁ。 うーむ。どうしたものか……。 あっ。そうだ。 名案を思いついた。 (位置:左耳・囁き) 我慢できなかったら、腰ヘコヘコしてもいーよ……? んと。だからね。 いま、ウチの太ももが当たってるでしょ? チンコが苦しくて死にそうだったら、擦りつけてもいーよって意味。 ウチの太もも、柔らかくてスベスベで弾力もあるから。 パジャマ越しとはいえ、多少は気持ち良いと思う。 悪い提案ではないと思うけど、どう……? ……ふふ。そっか。 ウチの名案にご賛同頂けたようでなにより。 きみとはソフレの関係だから絶対にえっちはできないけど。 愚痴を聞いてくれたお礼はしたいと思ってたからね。 妥協点としてちょうどいいのだ。 んじゃ。腰突き上げてもいーよ……? (布越し太ももコキ開始) ……はは。ぎこちないなぁ。 ほんとにきみは童貞なんだなぁって実感する。 ま、彼女ができる前にウチで練習できて良かったんじゃない? 好きな子にこんな腰振りしたら、きっと幻滅されちゃうからね。 ソフレとの偽物セックスでいっぱい練習しとこ? それじゃ。きみも苦しみから解放されたことだし。 愚痴の続き、聞いてもらおっか。 (位置:右耳・囁き) んと。確か、ウチがセックスの許可を出しちゃったとこからか。 ……秒で先輩は襲いかかってきてね。 あっという間に服を剥かれちゃったんだ。 ノーブラTシャツから巨乳が飛び出してきて、先輩は大興奮。 「デカ乳すげえ」「肌真っ白でヤバ」「乳輪もピンクで綺麗すぎだろ」って。 好き放題な物言いだったんだよー……? ウチのおっぱい、一応Gカップあるからさ。 確かに見応えはあると思うよ? 大学でもバイト先でも、胸が目立たない服を着ててもめっちゃ視線を感じるし。 たまにウチじゃなくて、おっぱいに話し掛けてるんじゃないかって男もいるしさ。 でも、思考をそのまま口に出すのは違くない? ウチにだって羞恥心はあるんだと察してほしい。 当然、視姦だけで収まるはずもなくてね? 先輩ったら、いきなりむしゃぶりついてきて。 乳首を舐めまわしながら、空いた片乳を手の平全体使って揉みまくり。 狙っていた後輩女子のデカ乳を思う存分満喫していたんだ。 先輩、雑な感じで上手くはなかったけど……。 ウチだって不感症ではないからさぁ。 敏感な乳首に刺激を加えられて、感じちゃったんだよね……。 ほんと、ちょっとだけ……。 んっ、ぁっ……って。 先輩の雑な愛撫で、微かに喘ぎ声を漏らしちゃったんだ……。 普段は済ました顔をしてるウチの甘い声が珍しかったんだろうね? 漏れ聞こえた喘ぎ声に、先輩はそれはもう理性を失ってたんだ……。 男の必需品、コンドームを財布から取り出して…。 興奮でおぼつかない手つきで、ギンギンに勃起したチンコに装着。 すでに濡れていたウチのまんこに亀頭を押し当ててね? ウチの顔をじーっと見つめながら、ゆっくりと肉棒を沈めていったんだ。 サークル一可愛い子に念願の挿入を果たす感動を、これ以上になく噛み締めてたなぁ。 (位置:左耳・囁き) んでね。生理的に無理な先輩とひとつになっちゃったわけだけど。 ウチも久しぶりのセックスだったから、もう処女に戻ってる感じがしてさ。 異物感が凄かったんだよね……。 先輩のチンコも結構デカかったからさ。 馴染むまで時間が掛かりそうだなって思って…。 瞳を濡らして縋るような視線を向けていたんだけど……。 でも、先輩は容赦なんてしてくれなかった。 「架純ちゃんのまんこキッツ…」って感慨に耽っていたと思ったらね? ウチの顔を見て興奮が頂点に達したように口角を上げて…。 前触れ無く、激しく突いてきた。 欲望のままにガンガンガンガン腰を打ちつけてきて…。 まんこが壊れちゃうんじゃないかって不安だったんだよ? 女の子のことをオナホとしか思ってない。 サイテーの男だって思ったなぁ……。 ……きみはそんなことないもんね? ウチが嫌がるようなことはしないし。 ルールを守って楽しくソフレを続けてくれているもん。 ほんと、マッチョ先輩にもその心意気を見習ってほしいものだよ。 タイプとは真逆の先輩とのセックスに嫌悪感マックスだったわけだけど…。 それでもね。感情とは裏腹に身体は正直。 乱暴に突かれるうちに、だんだんと快感の比率が上がってきて…。 抑えきれずに甘い嬌声を漏らしちゃったんだよねー……。 (位置:左耳・囁き) (呆れたように) ……てか、きみ興奮しすぎ。 鼻息フゥフゥ荒くして、偽物セックスの腰振り早めてる。 いつの間にかウチの腰に手をまわして、ぎゅーって抱きしめてるし……。 体験談を囁かれただけでこれだと、ほんとのえっちのとき気絶しちゃいそう。 そんなに興奮させるつもりはなかったんだけどなぁ……。 ……わかってると思うけど、絶対に触っちゃダメだからね? お尻とか、おっぱいとか。変なとこを触るのは禁止。 きみはソフレなんだから。 許されるのはハグと偽物セックスまで。 先輩みたいに手を出したら、二度と会えなくなっちゃうよ? ……ん。 わかっているようなら、よろしい。 憂(うれ)いなく、愚痴を再開できる。 ソフレのだらハメ報告で、理性が溶けないよう気をつけてね? (位置:右耳・囁き) 先輩はウチの喘ぎ声を聞いて、ますます昂ぶっちゃってね? 「声エロすぎてヤベー」「もっと喘がせてやるよ」って、激しく腰を振り始めたんだ。 両乳首をぎゅーっと摘(つま)んだり、むしゃぶりつくように耳を舐めてきたりして。 ウチを感じさせようと必死な様子だった。 こういうのって、敗けるの悔しいじゃん? ウチは絶対喘いでやるもんかって、我慢してたんだけど……。 筋肉ダルマな先輩も伊達(だて)に鍛えているわけじゃないっぽくてさぁ。 体力無限にあるんじゃないかってくらいガン突きが続いて。 ウチも辛抱できなくなってね? 久しぶりのセックスに電流が走ったような感覚に襲われてさ。 はぁっ、ん……あぁっ、やっ……ふぅっ、んんぅっ……って。 いままで我慢していた反動で、盛大に喘いじゃって……。 先輩は達成感に満ちたゲスい笑みを浮かべて、ウチの耳元に囁いてきたんだ。 「架純ちゃんちょっろ♪もっと早く無理ハメしとけばよかったわ♪」って。 サイテーな先輩にチョロい女扱いされて、ウチは今世紀最大のダメージを受けてね? もうどうでも良くなって、喘ぎ声を我慢することやめたんだ。 無抵抗でガン突きされて、AVみたいに喘ぎ声漏らしまくり。 腰振りの動きに合わせて、Gカップのデカ乳がぶるんぶるん揺れちゃってた。 まるで、先輩にオカズを提供してるよう。 聴覚的にも視覚的にもあの人にとっては天国だったろうねー。 ……でさ。ウチの部屋って壁薄いじゃん? 安アパートなんだから仕方ないけど。 そのせいで隣の部屋にも、喘ぎ声が響いちゃったらしくてね。 ドンって壁を叩かれちゃったんだ。 人生初壁ドンの原因が男とのセックスなんて最悪だよねー? FPSで味方に悪態つきまくったときにも、壁ドンされたことなかったのに……。 普通の人なら、気を使ってペースを落としてくれるじゃん? でも、先輩は頭にエロいことと筋肉しか詰まってない猿ゴリラ。 隣人を怒らせて、むしろ昂ぶっちゃったみたいで。 余計に激しく腰を振ってきたんだ。 精一杯我慢しようとしたけど、それでも喘ぎ声は漏れちゃって…。 何度も何度も、隣の部屋から壁ドンされてね。 そのときのウチは、半端なく不安な心境だった。 隣の住民は働いてるのかもわからない小汚いおっさんだからさ。 隣人トラブルで事件に発展したらどうしようって。 気が気じゃなかったんだよねー……。 そしたらね。 ウチの焦燥を察したのか、先輩が口角を上げながら言ったんだ。 「喘ぎ声漏れないようにしてあげよっか?」って。 唐突に差し伸べられた救いの手。 追い詰められたときほど、なにも考えず縋ってしまうものだから。 猿ゴリラにも慈悲の心が芽生えたのかなって思ってしまって…。 条件反射的に「お願いします」って媚びた声で懇願しちゃったんだけど…。 想定が甘かったことを、すぐに思い知らされる羽目になった……。 (位置:左耳・囁き) ……先輩ったら、キスでウチの口塞いできたんだよ? 完全に不意打ちだったから、止める間もなかった……。 ウチ、生理的に無理な男とはゴム有りセックスよりも、キスのほうが嫌派だからさ。 渋々、セックスを許したのに…。 これじゃ、股を開いた意味ないじゃんって絶望したよ……。 ……先輩のキスね。 すっごくねちっこくてキモかったんだよ? ウチの薄い唇に吸い付いてきたと思ったら、舌を出して舐め回してきて。 口の周りが臭い唾液でベトベト。 ほんとサイアクだった……。 それを拭う間もなく、口の中に舌を突っ込んできてね。 歯茎まで舐め回す勢いで、ウチの口の中を蹂躙してきたんだ。 サークル一可愛い後輩女子とのベロチューを堪能しようと必死な感じ。 酒臭い口で無理やりキスされるこっちの身にもなってほしいよねー。 ガン突きされながらキスで口を塞がれてたから、呼吸もままならなくてほんと苦しかった……。 もう死を覚悟したよ……。 でも、幸いにも先輩も限界が近いっぽくて。 「イキそう…」って舌の動きで伝えてきたんだ。 もう早くイッて、この地獄から解放してほしかったから。 先輩のことぎゅーって抱きしめて、媚びるように濡れた瞳で見つめて射精を促したんだ。 そしたら、先輩はますます射精感を煽られたっぽくて。 壊れちゃうんじゃないかってくらい腰振りを激しくしてきてね。 想定以上のガン突きに、ウチも我慢の限界。 キスで口を塞がれてるのに、抑えきれない喘ぎ声が漏れ出ちゃった。 キス音と喘ぎ声が混じった淫靡な嬌声を、部屋中に響き渡らせちゃったんだ……。 (位置:右耳・囁き) そのタイミングで、興奮の絶頂に達した先輩は最後の一突き。 ベロチューの快楽に脳を溶かされながら、ウチの締めつけの良いまんこに抱きしめられて。 ようやく射精を果たしてくれたわけなんだけど…。 奥まで突かれたウチも、不覚にも身体を震わせてしまってね? ほぼレイプみたいなセックスだったのに、ナカイキさせられちゃったんだ……。 長い射精の最中に、先輩が満足げな笑みを浮かべてたのが腹立ったなぁ……。 しばらく射精の余韻に浸ってから、ようやく先輩はチンコを引き抜いてくれた。 ようやく地獄から解放されるのかって、息を整えながら安堵に浸ってたんだけど。 でも、その目論見も甘かった……。 先輩のちんこは射精したばかりなのに元気に反り立っていてね? ウチの身体をいやらしい目で眺める先輩を見て、嫌な予感をひしひしと感じてたんだけど。 悪い予感に限っては的中。 案の定、二回戦を求めてきたんだ。 「一回って約束したじゃないですか」って文句を言ったんだけど……。 性欲に頭を乗っ取られた先輩は聞く耳を持たなくて。 「またまた~、架純ちゃんもイッたんだし気持ち良かったんしょ?」って宣(のたま)いながら、勝手にベロチューし始めたんだ。 もう抵抗するのも面倒だったから、身体を許しちゃった……。 (位置:左耳・囁き) 結局、朝までハメられ続けたんだ。 仰向けで横たわるウチの身体を好き放題。 おっぱいを粘土みたいに弄んできたり、サラサラの髪をティッシュ代わりに使ったり…。 顔を舐め回してきたり、勝手に口の中にチンコ突っ込んできたりして…。 完全にラブドール扱い。 もうサイアクだった……。 天井のシミを数えて、早く終わらないかなーって耐えることに必死だったなぁ……。 途中から記憶が曖昧だけど、5回は射精してたんじゃないかな。 コンドーム何個用意してんだよって、ツッコみたい気持ちでいっぱいだったよ。 ずーっと正常位で突かれ続けたから、いまでもまんこがヒリヒリするんだよ……? 先輩って、女の子の負担を考えないサイテーの男だよね? こういう男のせいで、男性不信になる女の子が増えるんじゃないかと思うよ。 朝までヤり続けて、先輩はようやく満足してくれたらしくてね。 「ねみーからベッド借りていい?」って聞いてきたけど、丁重(ていちょう)にお断りした。 起きたらまた獣になって襲われそうだったし。 無理やりにでも追い出して正解だったと思う。 でさ。先輩を玄関までお見送りしたんだけどね。 そのとき、たまたま隣のおっさんと鉢合わせしちゃってさ。 もうサイアク。絶対に朝までセックスしてたことバレてるし。 気まずすぎて、穴が入ったら入りたい気分だったよ。 でも、ノーブラTシャツ姿のウチのことをめっちゃエロい目で見てきたから。 もしかしたら、途中からオカズにされてたのかもね……? ゴミ出しに向かう隣の住民を傍目に、先輩はすっごい優越感に満ちた笑みを浮かべてたな。 男ってみんなさぁ。この女とヤッたんだぞって誇示するとき、一番イキイキとしてるよね? ほんとそういうとこ嫌い。 でね。別れ際にさ。「ほんと最高だったわ。ソフレじゃなくてセフレにならん?」って提案されたんだけど…。 「間に合ってるんで」って即お断りしたよ。 結構粘られたけど、散々ハメ尽くして満足したからかなんとか諦めてくれたな。 先輩の背中を見送ったときは、奴隷市場から解放されたみたいな安堵感で崩れ落ちちゃったなぁ……。 (位置:正面・至近) ……ふぅ。こんなとこかな。 長くなっちゃって申し訳ない。 偽物セックスしているとはいえ、チンコも苦しかったよね? ……あっ。そうだ。 最後にもうひとつだけ伝えることがあった。 ソフレに一言伝えといてほしいって、帰り際に先輩から伝言を預かったんだ。 いまから台詞を復唱するね? (位置:左耳・無声音囁き) 「ソフレくんごめ~ん!俺のほうが先に架純ちゃんとヤッちゃった♪ソフレくんは生殺し添い寝の記憶をオカズに、寂しくオナニーしてね♪」 (呆れたように) (位置:正面・至近) …………。 はぁ……。ほんとバカだよね? ソフレが誰かも伝えてないし、ウチらは付き合ってるわけでもないのに。 寝取られビデオレターの台詞を借りてくる意味がわからん。 優越感を覚えられるなら、なんでもいいんだろうなぁって感じだよね。 (少し意外そうに) ……ん? イキそう、なの……? 布越し偽物セックスで射精感高めちゃったんだ? ふふ。かわいい……♡ じゃあ、サービスしてあげよっか。 愚痴を聞いてくれたお礼。 こういう風にー、ぎゅーって…。 太ももでチンコ挟んであげる……。 ……ふふ。きもち? きみが喜んでくれたようならなにより。 先輩と違って、きみの好感度は高いからね。 ……あっ。 せっかくだし、オカズも提供してあげよっか? そっちのほうが最高の射精を迎えられると思うから。 射精を煽る台詞を囁いてから、キスハメしたときの喘ぎ声をきみにも聞かせてあげるね。 いくよ……? (位置:右耳・囁き) えっちな愚痴で、チンコイライラさせちゃってごめんね? 生理的に無理なマッチョ先輩にはハメさせたのに、ソフレのきみには偽物セックスしか許さなくてごめん。 お詫びに太ももでいっぱい締め付けるから許して? 太ももまんこで、チンコ気持ちよくなっていーよ? ソフレの太ももに挟まれながら、パンツの中にお漏らし射精しよ? (キスハメ喘ぎ声演技) ん、ちゅっ……はぁっ、んちゅ……んちゅ、れろ、れろ、れろ……ふぁっ、んちゅ、んんんんぅっ……! (位置:左耳・囁き) ……ふふっ。イッてくれた? すごいビクビクしてる……。 よっぽど興奮してたんだ? 射精の時間、すっごく長い……。 でも先輩とは違って、陸に打ち上げれた魚みたい。 ちょっと、情けなくて可愛いかも……♡ あっ。また壁ドンされちゃったね……。 喘ぎ声の演技をしたのは失策だったか。 これ、ウチが連日男を部屋に連れ込むビッチだと思われるやつじゃん。 ……まぁ、セックスの有無を除けば間違いではないんだけど。 (穏やかに感謝) (位置:正面・至近) ふぅ……。 ほんと、愚痴聞いてくれてありがと。 結構、スッキリした。 きみくらいしか吐き出せる相手がいなかったからほんと助かったよ。 これでモヤモヤから解放されて、添い寝に没頭できる……。 あっ。パンツぐちょぐちょで気持ち悪いよね? 夢精のときのごとく精液塗(まみ)れじゃ流石に寝れんか…。 下着貸したげる。 元カレの忘れ形見(がたみ)のパンツ残ってたはずだから。 確か、脱衣所の一番下の棚だったかな。 探せば見つかるはず。 (聞き手がベッドから出る) (位置:正面・普通) ん。いってらっしゃい。 戻ってきたら、添い寝しよ? 【トラック3】 (聞き手が部屋に入ってくる) (位置:正面・普通) ……ん。遅刻。 圧倒的遅刻。 ソフレを一晩待たせるなんて、重罪だよ? 世が世なら斬首刑に課せられよう。 とはいえ、大事なソフレの命を奪うのは忍びない。 アイス毎日奢りの刑。一ヶ月オナ禁の刑。好きな子を教える刑。 どんな罰を与えようかなぁ……? ……ふふっ。 冗談だよ。例のごとく、そこまで気にしてないから。 この世の終わりみたいな顔して謝らんでいい。 きみもベッドにおいで? (添い寝) ん。やっとウチ専用の抱きまくらが飛んできた。 さてさて。一日遅れでご堪能させて頂きましょうかな。 (ハグ) (位置:正面・至近) ぎゅ~~~。 ふぅ…。 やっぱ、癒される……。 きみの身体はオーダーメイドみたいにウチに馴染みますなぁ。 ……んぅ。なんか、疲れてる? いつにも増して、覇気(はき)がないけど。 あっ。そっか。 バックレた理由、バイトのヘルプだっけ。 労基法に喧嘩を売る驚異の16時間勤務の後なら、疲れが取れなくてもしゃーないか。 あのゲーム屋、慢性的に人手不足だもんねー。 本来ならシフトが終わって帰宅ってところに、サボり魔の後輩くんが唐突な病欠。ワンオペの深夜帯を任す人材がきみしかいなかったから連続勤務の憂き目に合ったそうだね。 とはいえ、きみのような頑張り屋さんがいるから世の中は回る。 ウチや後輩くんのような不真面目組ばかりじゃ社会が崩壊しちゃうもん。 ほんとご苦労さま。 (頭を撫でる) よしよし、よしよし……。 ……ん? どーしてヘルプに入った理由にそんなに詳しいかって? あーうん。色々あったのだよ。色々と。 乙女の事情ってやつ。 (伺うように) ……えっと。あのさ。 駄目もとでお願いがあるんだけど……。 また、愚痴聞いてくれたりする……? ……実はね。また、メンタルがヘラるような出来事があったんだ。 ソフレのきみにしか愚痴れないような内容だからさ。 お疲れのところ悪いけど、耳を傾けてくれたら嬉しい。 ……ん。ありがと。 きみはほんとに優しいな。 童貞じゃなければモテてただろーね? ……ふふっ。 女慣れしてないからモテなくて童貞卒業できない。 負の連鎖みたいな感じだね。 まぁ、気落ちせずに良い子が見つかることを祈ろう? じゃあ、囁きやすいように、またきみの上に乗っかろうか。 仰向けになって? よし。乗っかるよ? んしょっと……。 (仰向けになった聞き手の上に密着して乗る) ふぅ…。 この体勢もこの体勢で、抱き心地が良いんだよなぁ……。 普通にこのまま寝れちゃいそう。ぐーぐー。 これ。どう見ても、ゆーわくしてるような体勢だけど。 ウチらはソフレだもんね? 気兼ねなく布団の中で抱き合うことができる健全な関係。 勘違いされないっていうのは、ウチ的にポイント高い。 他の男はほんと、すぐ思い上がるからさ。 添い寝だけって約束しても、すぐ手を出してくるんだよ? 挙句の果てには、誘ってたんだろって逆ギレしたりして。 ソフレを作る難易度の高さを思い知らされる……。 だから、最近はきみだけでいいかなーって気分なんだよね。 すぐに勃起するとこは玉に瑕(きず)だけど、絶対手を出してこないってユニークスキルが強すぎる。 あと抱き心地も歴代1位だし。 総合的には人権キャラといえるからねー。 ……でも、添い寝できると思ってた日にバックレられるとさ。 寂しくて浮気しちゃうんだ……。 ほら。男がヤレると確信した日にヤれず性欲の行き場を失って、風俗に赴いちゃうのと同じ。 毎回それで後悔するんだけど、寂しさには勝てない。 昨夜もね。他の男と寝て、痛い目に遭っちゃったんだよ? バイトでお疲れだと思うからさ。 眠たくなったらいつでも寝てくれていいから。 学習能力のないソフレの愚痴を聞き流してくれると嬉しい。 (位置:左耳・囁き) んーとね。シフトの延長が決まったって、きみから連絡があったときの話なんだけど。 ウチは週末恒例の添い寝を楽しみにしてたからさ。 仕方ないってわかっていながらも苛立っちゃってね? ストレス発散のため深夜にドカ食いをキメてやろうって、コンビニに旅立ったんだよねー。 そしたらさ。なんと、近所のコンビニで意外な人物と遭遇したんだ。 誰だと思う? ――サボり魔の後輩くんだよ。 ……驚きだよね? だって、本来なら昨夜の夜勤に入っていたはずの子だもん。 きみが残業をする元凶となった男は、呑気にコンビニで立ち読みしてたんだよ? コンビニでストロング缶やらポテチやらをかごに詰め込んでたらさ。 雑誌コーナーで後輩くんを見かけてね? ウチ、後輩くんのこと苦手だったから、ゲッって思ったんだよね。 ほら。後輩くんってめっちゃガツガツしてるじゃん? 一番ヤりたい盛りな時期なのにモテないから性欲を持て余してる感じで。 数撃ちゃ当たるだろうって思い込んで、手当たり次第に女の子に声を掛けてる。 絶食系男子のきみとは、対極にいるタイプ。 ウチもバイトでシフトが被る度(たび)に口説かれてたから、ウンザリしてたんだよねー。 バレないように忍び足で立ち去ろうとしたらね? タイミング悪く振り向いた後輩くんに見つかって、気さくに声を掛けられたんだ。 最悪の運命を呪ったんだけど…。 一応知り合いだから、無視するわけにもいかなくて。 ダルかったけど、応対したんだよねー。 そのときに経緯を聞いてビックリしたよ。 後輩くんったら、病欠と偽って遊び歩いていたみたい。 ウチですらバイトをサボるときは家から出ない配慮をするというのに。 良識というものが欠けていると思わない? ウチも腹が立ったよ? 後輩くんのせいで週末の楽しみを奪われたんだもん。 いますぐバイト先に飛んでいけって物申したい気分だったよ。 とはいえ、ウチも後輩くんに次(つ)ぐサボり魔だから、人のことを言えた義理ではない。 人に迷惑をかけているのは同じなのに、自分に都合の悪いときだけ怒るのは理不尽だからね。 ウチは大人なのだ。 コンビニで会計を済ませて、家に帰ろうと思ったんだけど…。 「なんか嫌なことでもありました?」って、後輩くんに引き止められちゃったんだ。 どうやら、顔に出ていたらしい。 普通の精神状態だったらさ。 ふたつも下の後輩男子に、お悩み相談なんて絶対しないんだけど。 そのときのウチは弱ってたから。 下心が見え見えとはいえ、心配してくれる男に頼りたくなってしまった。 だから、打ち明けちゃったんだよね。 ソフレとの約束が流れちゃったんだって……。 そしたらさぁ。後輩くんは凄い勢いで自己アピールしてきたんだよ? 「俺が代わりに一緒に寝ますよ!」ってグイグイ迫ってきた。 就活でもそうお目にかかれないだろう押し売りに驚いちゃったなぁ。 そのときのウチは血迷っていてね。 後輩くんのせいで添い寝できなくなったんだから、本人に責任を取ってもらおう。寂しさを紛らわせられるなら、この子でもいっかって思っちゃったんだ……。 皮肉な話だよね。 ソフレと引き離す要因を作った相手を、臨時のソフレに選ぶことになるなんて。 人生とは奇想天外だと思ったよ。 (位置:右耳・囁き) でね。ウチの部屋に後輩くんを招いたわけだけど…。 後輩くんったらさぁ。いきなりウチのこと後ろから抱きしめてきたんだよ? 鼻息を荒くしながら、ウチの髪の匂いをクンクン嗅いでね。 ウチのお尻に股間を擦りつけて、「先輩、早く添い寝しましょ!」って囁いてきたんだ。 なんか勘違いしてる雰囲気だったからさ。 「添い寝だけだよ?」ってしっかり言い含めたらね。 「はい!」って元気よく頷いたから、大丈夫かなって思ったんだけど。 でも、返事だけはまともな輩って、世の中には多いんだよねー……。 添い寝するやいなや、後輩くんは強く抱きしめてきてね? ウチの身体の感触を味わいたいだけなの丸わかり。 ウチは優しいハグ派だし。苦しいから力を緩めてほしかったんだけどさ。 ギリギリ許容範囲内だったから我慢したんだ。 性欲に頭を支配された猿になにを言っても無駄だろうからね。 それでも、手を出してこなければ、よかったんだけど……。 後輩くん、やっと力を緩めたと思ったらね? ウチの胸元に視線を寄せて、こう呟いたんだ。 「先輩って、おっぱいデカいっすよね」って……。 はぁ、またか……って呆れたよ? 穏やかに添い寝ができるかもって、一縷の希望に縋りたかったのにさ。 ほんとに男ってエロいことしか考えてないんだね? まぁ、狸寝入りしてスルーしようと思ったんだけどね。 「呼吸に合わせて揺れる胸エロすぎ。これ誘ってるっすよね?」とか、意味わからんこと宣い出したからそうもいかなかった。 「違うから。早く寝なさい」って窘(たしな)めてたんだけど…。 後輩くんはムラムラが収まらなかったぽくてさ。 「触りたい。ちょっとだけ。いいっすよね?」って手を近づけたんだ。 絶対触るだけですまんだろって思ったけど…。 ウチも薄着だったから。誘うような格好である自覚はあったんだ。 健全な男子なら勘違いしちゃうのも無理はないかなって気はしたから。 お触りだけって約束で、許可しちゃったんだよねー……。 いま思えば、そのせいで最悪の展開になっちゃったわけだけど……。 (位置:正面・至近) ……あっ。きみもウチの部屋着に興奮しちゃった感じ? いつにも増して、チンコギンギンになっとるよ? 薄着で密着してエロ体験談を囁かれるシチュは、童貞クンには刺激が強かったか。 (位置:左耳・無声音囁き) きみにも、興奮させちゃったお詫びしなきゃだね……? (位置:正面・至近) ……あっ。いや。 おっぱい触らせてあげるわけじゃないよ? 勘違いさせちゃったなら申し訳ない。 んーとね。またウチの太ももに擦りつけていーよって意味。 チンコ苦しくさせちゃったお詫びと、愚痴を聞いてくれたお礼を兼ねて。 ソフレのきみにも、偽物セックスを許してあげる。 ……ふふっ。 チンコピクピクさせて悦んでる。 偽物セックスでもそんなに嬉しいんだ。 他の男もきみくらい謙虚だったらいいのになぁ……。 今日はハーフパンツだからね。前よりも気持ちいいと思う。 ウチのスベスベの太ももが剥き出し。 きみはズボンを履いたままだけど、より近くにウチの太ももを感じられるよ。 冬に似つかわしくない暖かい気候に感謝だね? じゃ、前みたいに腰突き上げてくれていーよ? めっちゃ可愛いソフレの太ももに、勃起チンコ擦りつけて。 疑似セックスの快楽に溺れよう? ……ん。 前よりは腰振りが上手くなってる気がする……。 ひょっとして、ネットで勉強してきた? へぇ~。えっちする機会もないのに取らぬ狸の皮算用だなぁ。 もしかして、ソフレとまたセックスもどきができるかもって期待してたり? (ジト目) ふーん……。 否定しない、ってことは期待してたんだ……? (位置:右耳・無声音囁き) えっち……。 (位置:右耳・囁き) ……ふふっ。 そんなに焦って謝らないでよ。 別に本気で軽蔑なんてしてないから。 性欲を昂ぶらせる分には個人の自由なわけだしね。 実際に手を出したりしない分、他の男より100倍マシだよ? じゃあ、チンコも苦しみから解放されたことだし。 愚痴の続き、囁いちゃうね? (位置:左耳・囁き) えーと。どこまで話したっけ……。 あっ。そだ。後輩くんにパイタッチの許可を出したとこからだ。 ここからが本当にダルかったんだよねー……。 後輩くんさ。許しを得るやいなや、ウチのおっぱいを鷲掴みにしてきて…。 すごい勢いで揉みしだいてきたんだよ? 餅でもこねてるんじゃないかってくらい、丹念な揉み方だったなぁ。 念願の巨乳に触れて、後輩くんったら大興奮しててね? 「これが架純先輩のおっぱい……」「マジでデカい。柔らかい」「こんなデカ乳ぶら下げて、何気ない顔で生活してるとか犯罪だろ!」とかブツブツ言っててね。 バイト先の可愛い先輩のおっぱいに触れて、見たこともないくらい幸せそうにしてた。 さっさと飽きてくれないかなぁって願ってたんだけど。 猿に餌を与えて、ただで帰ってくれるわけもなくてね? 味を占めた後輩くんは、下半身をピッタリ密着させてきて…。 ウチの太ももに股間を擦りつけてきたんだよ……? ヘコヘコヘコヘコって。 自然と腰が動いたように、太ももの間に出し入れしまくり。 いまのきみと同じように、偽物セックスの快楽を味わってたんだ。 でもさ。後輩くんはきみのように謙虚じゃないから。 偽物セックスじゃ満足できなかったようで。 太ももの間に出し入れしていたチンコを、次第に内腿に寄せていった。 女の子の一番大事な場所目掛けて、股間を密着させてきてね? グッグッグッって。 ウチのまんこに亀頭を擦りつけてきたんだ……。 布越しとはいえ、性器を擦りつけられてね? ウチも喘ぎ声を抑えるのに必死だったんだけど…。 暖かい吐息を漏らしたせいで、後輩くんを余計に興奮させちゃったようで。 鼻息を荒くして、腰をヘコヘコ振りながら囁いてきたんだよね。 「先輩。ヤラせて、ヤラせて」って。 もうさぁ。触るだけって自分で言ってたのにあり得なくない? 自分の言葉にはしっかり責任を持つべきだと思う。 ほんと、エロいことに関する約束を男が守ったとこみたことない……。 ……あっ。きみだけは守ってくれてるか。 嘘つきだらけの男たちの中で、きみだけは正直者だもん。 マッチョ先輩や後輩くんと一緒にするのは失礼だ。 失敬(しっけい)失敬。 性欲猿な年下男子に迫られて、対処法に迷ってたんだけどさぁ。 もう目が血走っていて、すっごい怖かったし。 これ絶対に逃れることは不可能だと悟っちゃってね。 レイプされるよりはマシ…って思ってさ。 諦めて股を開いちゃったんだよねー……。 (位置:右耳・囁き) それからは流れが早くてね。 後輩くんは大慌て。 レジ袋を漁ったかと思うと、コンドームの箱を取り出したんだ。 コンビニを出る前にさ。「買い物済ませるから先に外に出といてください」って追い出されたんだけど…。 まさか、コンドームを買っていたとはねー。 最初からヤる気満々じゃんって思ったよ……。 ぎこちなくゴムをつけ終えたかと思ったら、ハーフパンツをスルッと脱がせて。 興奮で滾った顔をしながら、布団の中で身体を重ねてきて…。 まんこに亀頭をあてがってきたんだ……。 あぁ…またロクでもない男とセックスしちゃうんだなぁって。 自分の愚かさを噛み締めていたらね? 膣口に亀頭を擦りつけるだけで、後輩くんはなかなか挿れてこなくて…。 奇妙に思って様子を覗いたら、後輩くんは苦戦してた。 どうやら、経験がないから挿れ方がわからんかったらしい。 ウチはさっさと終わってほしいのにさぁ。 拷問を引き伸ばされているような気分で不愉快だったから。 後輩くんが挿入しやすいようにお手伝いしてあげることにしたの。 「バックなら挿れやすいよ?」ってお尻を向けてあげて…。 ウチが後輩くんの肉棒に手を添えて、膣口に導いてあげたんだ。 そうして、後輩くんはようやく挿れられたの。 (ため息) はぁ……。 まったく、自分でもなにやってるんだろうって思ったよ? ヤりたくもない男にまんこを貸してさ。 あまつさえ、挿入のサポートをしてあげるなんて。 軽い女にもほどがあるよね……? まぁ、きみにはヤラせていないから誰にでもってわけではないけど……。 強く迫られると、断るのが面倒になっちゃうんだよなぁ……。 面倒くさがりなのに寂しがりや。この相性の悪い特性、ほんとになんとかしたい……。 (位置:左耳・囁き) でさ。バイト先の後輩男子と繋がってしまったわけだけど…。 童貞を卒業した後輩くんは、まんこの感触に感激してたなぁ。 「架純先輩とヤレたとか夢みてえ」「俺、実はずっと狙ってたんすよ」「架純先輩のこと何度オカズにしたか数え切れないっす!」って。 膣の快楽に呑まれながら、矢継ぎ早に感動の声を漏らしてた。 ヤリモクであることを隠そうともしない。 快感に呻いているからこそ本音が漏れていたね。 ウチの好感度なんて気に掛ける余裕もない様子だった。 後輩くんはね。まんこの感触を味わうようにしばらくじっとしていたと思ったら…。 いきなり、激しく腰を打ちつけてきたんだ……。 ウチのお尻を乱暴に掴んで、後ろからガンガン突いてきたんだよ? 自分が気持ちよくなることし考えていない。相手のことを考えない自分よがりな腰振り。 それなのに後輩くんはウチが感じていると勘違いしていたらしくてね? 壊れそうなくらい腰振りの勢いを早めていったんだ……。 ほんとAVの観すぎ……。 初っ端(しょっぱな)から勢い任せに突かれて、悦ぶ女なんて存在しないから。 きみもセックスする機会があったら気をつけないだよ? (位置:正面・至近) ……あっ。そうだ。 よかったらなんだけどさ。 きみもバックでヤる……? (呆れたように) ……いや。本番じゃなくて。 布越し偽物セックスだよ。 もぅ。すぐに勘違いするんだから……。 ほら。腰を突き上げてばかりだと、疲れちゃうんじゃないかと思ってね? 愚痴を聞いてもらってるのに、腰痛になられたら罪悪感半端ないからね。 ウチにもそのくらいの良心はあるんだよ。 ウチを後ろからぎゅーっと抱きしめてさ。 お尻にヘコヘコチンコを擦りつけるの気持ち良いと思う。 満員電車に乗ってると痴漢にもたまにやられるし。 童貞のきみにとっては、最高のご褒美なんじゃないかな? ……ふふっ。そっか。 お尻の感触を味わいたくて堪らないようなら、なにより。 じゃあ、後ろ向くね? (お尻を向ける) よっと……。 はい。犯していーよ? (バックハグされる) ……んっ♡ もう、強く抱きしめすぎだよ? 逃げたりしないから。焦るな、焦るな。 (お尻にペニスを擦りつけられる) なんか、硬いの押しつけられるの変な感じ……。 ウチの髪の匂いを嗅ぎながら、ヘコヘコ腰を振り始めたし……。 柔らかいお尻にチンコ擦りつけるの、そんなに気持ちいいんだ? ウチは女だから理解できんけど。きみが喜んでくれてるようならなにより。 なんか、きみの手……放っておくと、おっぱいに伸びちゃいそう……。 信用してないわけじゃないけど、若い男の性欲は侮れんからな。 柔らかいデカ乳が一瞬で触れられる距離にあると思うと、きみも性欲に負けちゃうかも……。 ウチが手を握って抑えていてあげるね? よしっ。これで一安心。 お礼の先払いにお尻を差し出したことだし、愚痴を再開するよ? 後ろを向いてるから、囁きながら愚痴ることはできなくなるけど。 お尻の感触にばかり気を取られず、耳を傾けてくれたら嬉しい。 それからね。しばらく乱雑な腰振りでまんこを痛めつけられてたんだけど…。 後輩くんはサボり魔らしく運動もしていない様子だったから。 体力がなかったことが幸いしたかな。 すぐに腰振りの勢いを緩めて、スローセックスに移行したんだ。 その代わり、ウチの背中にピッタリ密着してきた。 まるでウチの身体に寄りかかって休憩するようにさ。 腰を小刻みに振りながら、コアラみたいにしがみついてきたんだよ? それだけに飽き足らず、大好きなおっぱいの感触も味わいたくなったようで。 服の中に手を入れて、生乳を揉みしだいてきたんだ。 重厚感のあるデカ乳を揉んで、後輩くんはご満悦だったみたい。 「先輩の生おっぱいスゲ~!一生揉んでたい!」って興奮しまくってた。 下半身繋がったまま、おっぱい揉みまくり。 何十分かそうしていたかな。後輩くんは乳揉みでHP全快したらしくて。 すっかり元気になって、またガン突き再開したんだよねー……。 下手くそな腰振りだったけど、後輩くんのチンコにまんこが馴染んできちゃってて…。 悔しいことに、最初の頃に比べたら感じちゃったんだよね。 「はぁ、んっ…」って微かに喘ぎ声を漏らすウチの姿に興奮を煽られたのか。 後輩くんは限界を迎えたらしい。 「先輩。イキそう…!」って囁いてきたんだ。 ようやく終わるのかって思って、希望を見出してたらね? 後輩くん、意味わからん要望をしてきたんだ。 乗り気ではなかったけど、消化不良で終わって二回戦を求められても困るからさ。 怪訝に思いつつも、後輩くんが望んだ台詞を復唱したんだよ。 「ソフレくんごめんなさい♡きみには絶対ヤラせないのにバイト先の後輩くんとヤッちゃった♡年下ちんぽに浮気してごめんなさいっ♡」って。 顔だけ振り返って後輩くんを見つめながら、媚び媚びメス声で射精感を煽ってあげたんだ。 ほんと、男って馬鹿ばかり……。 ソフレとはそういう関係じゃないって、いくら説明しても理解できないらしい。 勝手に寝取った気分になって、優越感に浸ってるとか馬鹿みたい。 ……でも、そのお陰か。後輩くんはやっと果ててくれて。 ぎゅ~ってウチのことを抱きしめながら、びゅるびゅるって精液を吐き出したんだ。 そのときの後輩くんの抱擁、ほんとに力強くて苦しかった。 まるで、俺のものだ!って主張するかのようにね。 全然、後輩くんのものではないんだけど……。 バイト先の後輩男子の筆おろしを終えて、ようやく一安心。 後輩くんも「最高でした!」ってお礼を言って、ホクホク顔で寝転んでね。 やっと眠りにつけると思ったんだけど…。 ワンナイトだと男は一回で満足しないと相場が決まってるんだよねー……。 案の定、すぐにチンコ復活して二回戦を求めてきたんだ……。 ほんとにダルかったから、意地でも拒否してたんだけど…。 「せめておっぱいは触らせて!」って譲らなくてさ。 あまりにしつこかったから、「勝手に揉んでていーよ」って揉み許可出しちゃったんだよね。 それからさぁ。バックハグしながら生乳揉み放題。 ウチのお尻にチンコ擦りつけながら、一晩中ずーっと揉みしだいてたんだよ? バイト先で一番人気の先輩女子の巨乳を揉むってシチュに、興奮しっぱなしだったんだろうけど…。 いくらなんでも限度があるでしょ……。 そのせいで、いまでもおっぱいが張ってて痛むし最悪……。 当然、一睡もできなくてね? 朝日が昇ったのを機にようやく解放。 抱きついて離れようとしない猿を宥めて、なんとか帰り支度をさせることに成功したんだ。 後輩くん、玄関から出るまでウチの身体に触りまくって甘えてきたからさ。 もしや、ウチのことをセフレにできたと勘違いしてるんじゃないかと思って。 「今後、バイト先でセクハラしてきたら殺すから」って釘を差して帰したよ……。 まぁでも、性欲旺盛な年下男子に忠告は意味ないかもね。 ヤるためだったら命をも賭けるお年頃でしょ。 セックスの快楽覚えたてで、同じ味を味わいたくて欲求不満が限界突破。 いままで以上にウチのことを口説いてくること間違いなし。 寂しがりって弱点もバレちゃったし、再攻略されちゃうかも……。 もしもまた、後輩くんにハメられちゃったら…。 同じように、愚痴を聞いてくれる……? ……ん。きみもイキそうなの? いいよ? イッて……? きみの手、ぎゅって握っていてあげるから。 好きなタイミングで射精していーからね? 愚痴を聞いてくれたお礼。 ウチのこと、ぎゅーって抱きしめていいんだよ? 後輩くんと同じように力いっぱいバックハグしてくれていいから。 髪に顔を埋(うず)めて、女の子の良い匂いをすーって吸い込んでいーよ? 華奢な身体を抱いて、小ぶりだけど柔らかいお尻の感触を存分に味わおう? ソフレのお尻に、勃起チンコ擦りつけて射精しよ? ……んっ♡ びくんびくん……。 チンコ、すっごく脈打ってるね……? パンツの中でめっちゃ射精してる……。 そんなに気持ちよかった……? ……ふふっ。 それはなにより。 ウチも愚痴を聞いてもらえて、だいぶ楽になったよ。 いつもありがとね。きみにはほんと、感謝してる。 また、パンツぐしょぐしょだと思うから履き替えてきなよ。 遠慮せず、せーえき塗れのパンツ洗濯機にぶちこんどいてくれていいから。 (聞き手がベッドから出る) (位置:正面・普通) ……ん。戻ってきたらさ。 ウチのメンタル回復のため、無限添い寝編に付き合ってほしい。 明日は用事ないから、飽きるまでダラダラ寝倒そう? 【トラック4】 (聞き手が部屋に入ってくる) (位置:正面・遠め) あっ。おかえりー。 待ちくたびれたよ~。 (位置:正面・普通) ……ん。合い鍵で勝手に入った。 きみが連絡もなしに当日バックレするから。 もしかしたら、家で倒れてるかもって心配して来たんだけど……。 遊び歩いていたようだね……? サイテー……。 ……ふーん? サークルの先輩たちに連れ去られて、強制的に飲みに連行されたと。 スマホの充電もたまたま切れてて連絡もできなかった? そんな下手な言い訳が通用するほど世の中甘くないよ……? ……あっ。マッチョ先輩のSNSに酔い潰れたきみがアップされてる……。 マジみたいだ……。 あの人の酒癖の悪さは世界に通用するレベルだからなぁ……。 てか、『女の家に行こうとした後輩に制裁!』とか書き込まれてるんだけど……。 きみ、酔った勢いでウチと寝る予定だったって話したりしてないよね? んぅ。そこまで断言するなら信じたげる。 先輩に尋問されても重要事項だけは吐かなかったと信用してあげよう。 ……まぁ、疑ったことは謝るよ。 酔い潰れてたなんて災難だったね? ほら。今日はぬいも連れてきたよ。 ウチのコレクションで一番のお気に入り。顔に縫い後があるキモカワデザインが妙に愛くるしくてさ。 きみが来れない日は代わりにこいつを抱いてるんだよねー。 (ジト目) ……ん。というか、さっきから気になってたんだけどさ。 ウチの胸見すぎ……。 大きい自覚はあるけど、無遠慮に視線を浴びせすぎだよ。 童貞じゃあるまいし。童貞だけど。 今日はそんなに露出の激しい服装じゃなかったはず――って。 (羞恥) ~~~っ!? ……あれ。なんで、裸……? ……あっ。そっか。 シャワーお借りしてから、裸で寝転んで寝落ちしちゃったんだった……。 きみの家の居心地良すぎて、我が家以上に寛いじゃうんだよなぁ……。 不覚……。 (恥ずかしそうに) ……ねー。見た……? ……いや、裸……。 ウチのおっぱい、見たかって聞いてるの……。 ……ぬいぐるみで、いい感じに隠れて見えなかった……? ほんとかなぁ……? その割には、めっちゃ前屈みになってるけど……。 ……ふぅ。まぁ、ウチが悪いんだし許してあげるか。 見られても、減るもんじゃないんだし。 でも、きみ相手だとなぜか一番ハズいんだよなー……。 ……ん。突っ立ってないで、ベッドにおいでよ? まだアルコールが残っていて頭痛いんでしょ? さっさと横にならんと手遅れになるよー。 まぁ、見られなければ恥ずかしくはないからさ。 布団の中に包まってれば、裸でも問題なし。 あっ。でも、きみも脱いでほしいかな。 ウチだけ一糸まとわぬ姿っていうのは不公平だし。 せっかくだから、裸で抱き合おうよ? ……ふふっ。 脱ぐの早すぎ。 どれだけ期待してるんだか。 セックスできるわけでもないのに、興奮しすぎでしょ。 ん。おいで……? (裸で添い寝) (位置:正面・至近) ……ふぅ。あったかい……。 裸で抱き合うと、人肌の温もりが感じられていいですなぁ。 落ち着く……。 でも、下半身はヌクヌクというよりギンギン……。 お腹に硬くて熱いの当たってる……。 孕まされるかもって危機感を本能的に覚えちゃう。 チンコが凶悪じゃなかったら、安心して眠れたのになぁ……。 ……ふふっ。 別に責めてないから。 可愛くておっぱい大きい子に裸で抱きしめられて、下半身に血を集めるなっていうのは無理な注文でしょ。 ウチは男の性欲に理解があるから。大丈夫ですよーだ。 というか、ここ一ヶ月ほぼ毎晩一緒に寝てたけどさ。 きみ的にはへーきなの? ずっと勃起しっぱなしだけど……。 ふむふむ。意外と大丈夫なものなんだ。 チンコ壊死しないかと、ちょっぴり心配してた。 ウチが思ってる以上に、丈夫なんだねー。 まぁ、無理せんでいいからね。 ここ最近、他の男に狙われることが多いから、気を使ってくれてるんだろうけど。 性欲溜め込みすぎて、暴走されても困るから。 唯一信頼できるきみに裏切られたら、たぶん立ち直れんからさ……。 ……ん? 今日は元気がなさそう……? ……あー。わかっちゃうか。 精一杯気丈(きじょう)に振る舞おうとはしてたんだけど…。 弱ってることはお見通しみたいだね。 伊達(だて)に長い付き合いじゃない。 んーとね。実はまた、メンタルやられちゃう出来事があったんだ……。 過去一、しんどいかもしれん……。 よければなんだけど。愚痴、聞いてくれる……? ……ん。ありがと。 じゃあさ。また、きみの上に乗っかろうか? 裸だから、前以上に性欲を煽っちゃうかもだけど…。 手を出さないように気をつけてね? (仰向けになった聞き手の上に密着して乗る) んしょっと……。 (位置:左耳・囁き) ……ふぅ。 この体位も、裸だとだいぶ感じが違うね? お互いの肌がゼロ距離で密着して、身体が火照っていくのを感じる……。 ひとつに溶け合っちゃいそうな感覚は嫌いじゃないかも……。 てか。きみのチンコすっごい苦しそう。 先っぽヌメヌメしてて、我慢汁が漏れている気がするし……。 ちょっと早いけど、もう始めちゃう? うん。偽物セックス。 とはいっても、今回はお互い裸だから本番に近くなっちゃうけど。 きみとしては、そっちのほうが嬉しかったり? ……ふふ。 口では否定しつつも下半身は正直。 ピクピク脈打って悦んでる。 きみのチンコは他の男と違って可愛いよなぁ。 絶対に襲ってこないってだけで、小動物みたいに思える。 ほら。太ももにチンコ擦りつけていーよ? スベスベの太ももの感触を直(じか)に味わっていいんだよ? ……ん。 ギンギンに滾ったチンコを生で擦りつけられてると…。 ほんとにセックスしてるみたいな気分になるな……。 挿入(はい)っていないか、心配になる……。 じゃあ、きみもすっごく気持ちよさそうに腰を振っていることだし。 愚痴、聞いてもらおっかな。 今回は過去一ハードな内容だから。 きみまで暗い気分にさせちゃったらごめんよ? (位置:右耳・囁き) んとね。昨夜の出来事なんだけど。 きみが急に音信不通になって、ウチはメンタルがヘラっちゃってね? 外に出て玄関のドアの前でしゃがみ込んで待ってたんだー。 きみが毎日添い寝してくれてたから、一日くらいは大丈夫って思うじゃん? でもさ。そのせいで逆に、寂しさへの耐性を失ってしまった面もあって…。 たった一日ソフレが不在なだけで、眠れない身体になってしまったんだよねー……。 何度メッセ飛ばしても、電話を掛けても、一向に繋がらない。 もしかしたら、切られたのかもって不安になってさ。 ぬいを抱きながら、ずーっと玄関の前で泣いてたんだ。 そしたらさぁ。ある人と鉢合わせちゃったんだよね。 丸太みたいにでっぷり太っていて、常に加齢臭を漂わせている清潔感のない中年男。 ――隣の住人のおっさん。 人との繋がりが薄い現代社会。 隣に住むおっさんとは一言も会話を交わしたことなかったけど。 たまにすれ違ったときに会釈をするくらいの関わりはあったんだ。 とはいえ。マッチョ先輩にハメられたときに壁ドンされて以来、ちょっぴり気まずい雰囲気だったけどね? おっさんもさ。玄関の前ですすり泣いてる隣人を見て、放ってはおけなかったみたい。 発泡酒を片手に、酒臭い息を吐きながら覗き込んできて。 「話きこかー?」って声を掛けてきたんだ。 ナンパ慣れしたウチからしたらさ。 平常時ならスルー案件なんだけど。 そのときは心が弱っていたからね? 小汚いおっさんのことが王子様みたいに見えちゃって…。 家の中に招き入れちゃったんだよね……。 警戒心のなさギネス記録。 治安の悪い国なら成人を迎えられないくらい愚かな行為だったと思う。 このメンヘラ癖(へき)一生治らんのかなぁ……。 (位置:左耳・囁き) でさぁ。 隣の住民のおっさんに話を聞いてもらったわけだけど…。 ソフレが急に音信不通になって切られたかもって相談したらね。 おっさんはすっごく憤ってくれたんだ。 「きっと、ヤラせてくれないから愛想を尽かしたんだよ」「そいつも結局はヤりたかっただけなんだ」「若い男ってのはみんなそうだ」って。 普段なら戯言(ざれごと)として聞き流すだろうけど…。 おっさんに優しく背中を擦られていると、ウチを本気で思い遣った言葉に聞こえてさ。 そうかもって、思っちゃったんだ……。 大人の男の人に優しく慰められてね。 ヤることしか考えてない同年代の男と、この人は違うのかもって感傷に浸ってた。 ウチの親って仕事ばかりで愛情を注いでくれなかったから。 初めて無償の愛に触れた気がして、心が暖かく満たされるのを感じたんだ。 ウチが泣き疲れて横になったらさ。 おっさんも隣に添い寝して、優しく頭を撫でてくれたんだ。 何日も風呂に入っていないような腐った体臭がしたのに…。 不思議と安心して、睡魔に身を委ねることができた……。 こうしてウチは、きみ以外の男との添い寝で、初めて安眠することができたんだ。 きみに捨てられたかもって不安を忘れて、布団の中でヌクヌク就寝。 隣に心優しい親のような存在がいると思うと、守られているようで心地よかったっけ。 いま思えば、ウチにとっての悪夢は起きた後だったわけだけどねー……。 ウチが心地の良い眠りに身を委ねていたらね? なんか、下半身に違和感を覚えてさ。 夢の世界から引き戻されたんだ。 そしたらね。なにされてたと思う? (位置:右耳・無声音囁き) ――おっさんにチンコ挿れられてたんだよ? (位置:右耳・囁き) ……自分でも信じられなくてね? 微睡みの中、必死で目を凝らしたんだけど…。 何度見返しても、ウチが裸に剥かれて、おっさんが腰を振っているのは変わらなくてさ。 夢だと願いながらも、チンコを出し入れされる感覚はあり得ないほどリアルで。 現実逃避する隙すら与えてくれなかったんだよねー……。 おっさんはウチが目を覚ましたことに気づいていない様子でね? ウチのおっぱいを揉みしだきながら、膣の快楽に浸ってた。 「久しぶりの素人まんこ堪らねえ」「この女チョロすぎだろ」「いつも喘ぎ声聞かせてムラつかせやがって」「これはお仕置きなんだからな!」ってさ。 ブツブツ言ってて、気色悪かったなぁ……。 おっさんが優しくしてくれたのは全部演技だった……。 見せかけの無償の愛は、股を開かせるためのテクニック。 悪知恵という一点において年の功を持つおっさんに、ウチはまんまと騙されちゃったんだ……。 その悔しさか。絶望感か。わかんないけどさ。 目元に涙が滲んで止まらなくて…。 鼻を啜(すす)らないようにするのに必死だった……。 涙を収めてくれたはずの相手に、また泣かされちゃうなんて…。 ほんとに皮肉な話だよねー……? いままでのは一応合意のうえだったけど…。 睡眠姦なんて完全にレイプじゃん? アパートの隣の部屋に住んでて、素性(すじょう)も簡単に割れるだろうに凶悪犯罪を犯すなんて。 完全に無敵の人だと思ったから怖くてさ。 今回ばかりは生命の危機を感じたから、狸寝入りをしてたんだよ。 でもね。ある懸念が頭に浮かんで、そうもいかなくなったんだよね……。 (位置:左耳・無声音囁き) もしかしたら、生で挿れられてるかも、って。 (位置:左耳・囁き) 流石に生はヤバいじゃん? 中で出されたら、孕むリスクがあるわけだし…。 天井のシミを数えていたら終わるゴム有りセックスとはわけが違うから。 怖いけど止めなきゃって、自分を奮い立たせたんだ。 「ぁ、ん…抜いてください…」って。 喘ぎ声を漏らしながらも、懇願したんだよ? おっさんは、ウチが意識を取り戻したことに驚いたっぽくて。 腰の動きを止めたんだけどさ。 すぐにニヤリとした笑みを浮かべて、こう囁いてきたんだ。 「こちとら何十年ぶりの素人との生ハメなんだ」「お前みたいな極上の若い女とは二度とヤれないしれねえ」「抜くわけねーだろ。ばーか」って。 絶望に歪んだウチの表情を見て、おっさんはしたり顔。 強引に顎先を掴んできたと思ったら、無理やり唇を奪ってきたんだ。 いきなり舌をねじ込むベロチュー…。 酒と煙草(たばこ)の味が入り混じっていて、最悪だったけど…。 舌を絡めるテクだけは上手くて、悔しいことに感じちゃったんだ……。 1分くらい口の中をかき乱されていたかな。 人生で一番長い1分間を終えて、おっさんは意地悪く口角を上げてね? ウチの頭を撫でてきたんだ。 慰められていたときと同じ優しい手つき。 でもいまは、嫌悪感しか感じなかった……。 身震いするウチに向けて、こう囁いてきたの。 「まだ抜いてほしいか?」って……。 (震え声) 心はもちろん抜いてほしいって叫んでたよ? でも、でもね……。 さっきのベロチューがさ。人生で一番気持ちよかったから…。 期待、しちゃってる自分がいたんだ……。 挿れられているだけでも、めちゃくちゃデカいとわかるチンコだったし…。 ウチが眠っている間は、腰振りも本気ではなかっただろうから。 オナニーの延長線上じゃない、本気のセックスはどれだけ凄いんだろうって。 想像してまんこを濡らしちゃってた……。 ほんと雌の本能が嫌になった……。 論理的に考えたら、おっさんに生ハメを許すメリットなんて微塵も存在しないのに…。 頭じゃなくて、本能が求めちゃうなんてさ。 こんなの、おかしいよ……。 ウチが返答に困っていることを、狡猾なおっさんが見逃すはずもなくてさ。 意地悪く鼻を鳴らしてから、ガン突きし始めたんだ。 (位置:右耳・囁き) ……おっさんのテクは想像以上。 力任せに腰を振っているように見えて、痛みなんて全く感じない。 膣内の気持ちの良いポイントを的確に突いてきたんだ。 ウチは当然、感じちゃって…。 激しい喘ぎ声を漏らしちゃったんだ……。 感じていることがバレたくなくて、抑えようと必死だったんだけど…。 とても我慢なんてできなかった……。 アパート中に響き渡るくらい嬌声を上げて、何度も何度もイカされちゃった……。 電流が走るような快楽に晒されても、頭の中は変に冷静でね? 最初はレイプだったけどもう違う。こんなに感じちゃったら和姦じゃんって絶望してた……。 でもね。拒否する機会があったのに、ウチはしなかったんだから。 被害者面(づら)する権利なんてないんだって。 頭の中の冷静な自分が、逃げ道を作ることを許してくれなかったんだ。 もっと頭がお花畑だったらよかったなぁって初めて思ったよ……。 (位置:正面・至近) ……そうだ。 よかったらなんだけど……。 きみも、体験してみる……? ウチのまんこ……。 えっとさ。他の男に生ハメされた話を囁かれてるのに、太ももに擦りつけるだけじゃ、逆に生殺しかなって。 愚痴を聞いてもらってるのに、苦しい思いをさせるのは忍びないからさ。 どう、かなって……。 …………いや。流石にセックスはしないよ? ウチはソフレなんだから。 黒寄りのグレーを許すとして、素股はどうかなって思ったんだけど。 勘違いさせちゃった? ……ん。 そんなに必死なって首を振らんでも。 別に勘違いしただけで嫌いになったりはしないからさ。 まぁ、素股でも嬉しいようならなにより。 女の子のまんこを味わったことがないきみにとっては大事件。 擦りつけるだけでも、生涯で一番のエロイベントだもんね? んじゃあ、腰の位置調整して? ……うん。そこ。 もう濡れてるでしょ……? ウチもおっさんとのセックスを思い出したら興奮しちゃってさ。 嫌な思い出のはずなのに、濡らしちゃったんだよね……。 ほんと、自分のことが嫌いになりそう……。 ……あっ。素股をする前にひとつ約束してほしいんだけど。 いい……? (位置:左耳・無声音囁き) 絶対に、挿れないでね……? (位置:正面・至近) 少し角度をズラすだけで、挿入(はい)っちゃうから。 きみが欲望に耐えられなくなったら、いとも簡単にひとつになれちゃうんだ。 そうしたらもう、いままで通りの関係ではいられなくなる……。 そんなの、絶対嫌だからさ……。 ……きみだけは裏切らないで? きみのこと、信じてるからね……? ……ん。 じゃあ、動いていーよ? 腰をいっぱい突き上げて、まんこの感触体験しよ? (微かに喘ぐ) ……んっ。あぁっ……。 膣口にチンコ擦りつけられると、流石にちょっとは感じちゃうな……。 おっさんとは比べるまでもない可愛いチンコだけど。 きみとえっちなことをしてると思うと、身体が熱くなる……。 ソフレとこーゆーことをする背徳感って半端ないね……? きみもすっごく気持ちよさそう……。 巨乳で可愛い同級生と裸で抱きしめ合って夢心地。 暖かいまんこの感触を体験して、チンコ悦んでるんだね? これだけお礼の前払いができたなら、心置きなく愚痴れるかなぁ……。 じゃあ、愚痴を再開するね……? (位置:左耳・囁き) おっさんにガン突きされて、ウチは数え切れないほどイカされたんだけど…。 おっさんはなかなかイッてくれなくてさ…。 ウチの乳房(ちぶさ)を弄んだり、首筋を舐めてきたりして。 若い女の身体を思う存分、味わい尽くしてたんだ……。 いくら快楽に呑まれていたとはいえ、自己嫌悪に陥っていたのは変わらない。 早く終わってほしいって、ウチの心情を察したのか。 おっさんはウチの耳元に囁いてきたんだ。 「俺のことを好きって媚びたら、射精してやってもいいぞ」って……。 いくらセックスが上手くとも、おっさんのことは大嫌いだったから。 媚びるなんて、絶対に嫌だったけど……。 こんな快楽地獄にこれ以上晒されてたら、おかしくなっちゃいそうだったから…。 ウチは要望に応えちゃったんだ……。 「おじ様、好き好きっ♡おじ様のセックス好きっ♡ウチにセックスに快楽を教えてくれてありがとうっ♡おじ様のせーしほしい♡ちょうだいっ♡」 ……ってさ。 おっさんの巨体をぎゅーって抱き寄せながら、耳元に媚び媚び雌声で囁いて…。 まんこの締めつけを精一杯キツくして、射精を煽ったんだ……。 そしたらね。 おっさんはすっごい興奮した様子で、ピストンのペースを早めて…。 ベッドが壊れそうなくらい激しく突いてたかと思ったら、ウチの首を絞めてきたの……。 デカチンでガン突きされるだけでも、壊れちゃいそうになるのに…。 肥えた身体で押し潰すように体重を掛けられて、両手で首絞めされてね? ウチはもう死んじゃうかと思った……。 でも、苦しいはずなのに、人生で一番の快楽を覚えてしまって…。 短時間に何度も何度もナカイキしちゃってさ……。 ウチってもしかしてMなのかもって、自覚させられちゃったな……。 おっさんは首絞めセックスで興奮が最高潮に達したらしくて。 「イク!イクぞ!淫乱女…!俺の子種を注ぎ込んでやる!」って叫んで。 ようやくイッてくれたんだけど…。 ナカだけはやめてって懇願する余裕もなかったからさ。 もちろん、中出し……。 まんこのナカに熱い精液のを注がれる感覚、ほんとに不快だった……。 でも、これでやっと解放されるんだって。安堵感でいっぱいになっていたらね。 おっさんはまだ勃起したままのデカチンを、ウチのお腹に乗っけてきたんだ……。 絶望感が身体中を駆け巡る暇(いとま)すら与えずに、おっさんは臭い息を吐きながら囁いてきた。 「一回でやめるとは言ってねーからな?」って……。 その時点でウチはもう、考えることをやめたっけ……。 (位置:右耳・囁き) それからはあんまり記憶がないんだ……。 おっさんに数え切れないほど、中出しされたことだけは覚えてる。 朝方にはさ。まんこのナカ、ゼリーみたいに精液塗(まみ)れになってたから…。 安全日じゃなかったら、絶対に孕んでたと思う……。 朧(おぼろ)げな記憶の中でも、特に嫌だったことだけ記憶に残ってるなぁ……。 ベロチューするときに鼻の中にまで舌を這わせて臭い唾液を注ぎ込んできたり、勝手に馬乗りパイズリをしてきたり。 イク寸前に口のナカに出して精飲させてきたり、無理やりアナルを舐めさせられたりね。 捕まっても後悔がないように、巨乳JDの身体を弄び尽くすっていう気概を感じたなぁ……。 あと、そうだ。思い出した……。 おっさんはきみについても言及していたんだよ? 「ソフレがお前のことを切るはずねーだろ」「早とちりして他の男に股を開くとか馬鹿じゃねーの」「ソフレは絶対お前のことが好きだぞ」「お先にタダマン貰ってわりーな」って。 罪悪感でウチのまんこが締まるのが面白かったのか。 ガン突きしながらずーっと、そんな風に言葉責めしてきたんだ……。 ……ひどいよね? ウチだって、好きでメンヘラなわけじゃないのに……。 責め立てるなんてマジで最低……。 弱った心に追い打ちをかけられて、ますます傷ついたなぁ……。 (位置:左耳・囁き) でも、ひとつだけ思い違いなポイントはあったかな……。 きみがウチのことを好きっていうのは間違いだよ。 好きだったらとっくに告ってるもんね? 長い付き合いなわけだし。 一生告れないようなヘタレなんて、漫画の中だけの存在だよね? ……きみだって、ウチと同じ。 いまの距離感が心地良いから手を出してこないんだもんね? 一緒にダラダラ過ごす添い寝フレンド。 恋人でもセフレでもない、特別な関係。 付き合ったり、セックスすることはないけど。 お互いに癒やし合えるような関係って、すっごく貴重だと思う。 だからこそ、飽きることなく、一緒にいられると信じてる。 ウチらはずーっとソフレでいよーね? ……ん? うん。イッていーよ? 愚痴を聞いてくれたお礼。 ぎゅーって太もも締めつけて、まんこみたいな感覚にしてあげる。 ウチが耳元で囁いて射精を煽ってあげるね。 サークルで一番可愛い女子と裸で密着。 ぎゅーって抱きしめて巨乳の感触を味わっても、いまなら責めないよ? 暖かい体温。スベスベの肌。熱くてヌルヌルのまんこ。 全身で女の子を味わっているんだから、こんなのほとんどセックスだよ? 柔らかい身体の感触をオカズに、素股のペース上げよ? セックスしてるみたいにガン突きして、最高の絶頂を迎えよう? ソフレのまんこ体験版で精液ぴゅっぴゅっしよ? (射精) はい。ぴゅっぴゅっ~。 ……ふふっ。 いっぱいでたねー? (位置:正面・至近) 布団の中がせーえきでグチョグチョ……。 裸で射精すると、とんだテロが起こってしまう。 パンツで受け止めてもらったほうがやっぱ賢明か……。 確か、押入れに替えの布団あったよね? ダルいけど取り替えないと眠れんなぁ……。 お尻とか太ももにもせーえき、めっちゃかけられちゃった……。 これはまた、シャワーを浴び直さなきゃ……。 まぁ、それは朝でいっか……。 (安堵の吐息) ふぅ…。はぁ……。 愚痴、聞いてくれてありがと……。 ほんとに今回は過去一へこんでたんだけど……。 きみのお陰で楽になった。 (嬉しそうに) それに、約束を守ってくれて、すっごく嬉しかった……。 素股までしてヤラせてあげないなんて、他の男ならブチギレだっただろうからさ。 我慢してくれて、ほんとに嬉しい。 ウチは男運が悪いことで有名だけど、きみだけは違うかも。 最高のソフレを持って、ウチは幸せだよ? (頬にキス) ん、ちゅっ……。 ……ふふっ。 ほっぺにキスされただけで、顔真っ赤にしてる。 きみはほんとに女の子に免疫がないなぁ……。 悪い女に騙されないか心配になるよ?ソフレとして。 布団を取り替えたらさ。 添い寝しよう? 【トラック5】 (添い寝) (位置:正面・至近) んぅ。はぁ……。 やっぱ、きみの胸の中は落ち着く……。 もっと逞しい胸板が好き派も多いんだろうけど。 ウチはこの適度に薄い胸が好き。怖くないから。 なにより。絶対に手を出してこないって安心感は、最高のスパイスだよ。 ほんと、今日も愚痴を聞いてくれてありがとね? 正直、スッキリした。かなり。 ……ん。 きみはほんとに優しいね。 天邪鬼(あまのじゃく)なウチですら、貶(けな)す言葉が見当たらん。 でも、きみからしたら面倒くさいでしょ……? 面倒くさがりやなのに寂しがりやで、すぐにメンヘラになるし。 懲りずに他の男に抱かれて、痛い目に遭ってくるし。 その度(たび)に愚痴ってくるし。 ヤラせてくれないし……。 欠陥だらけのウチといても、楽しくないでしょ……? …………。 ……ほんと? ウチと一緒にいて楽しいんだ……。 正直、嬉しい。かなり……。 ウチもきみと過ごしていて楽しいよ? 大学の課題手伝ってくれるし。バイトでも助けてくれるし。 アポなしで遊びに行っても嫌な顔ひとつしないし。一緒にゲームしてくれるし。 添い寝してくれるし。襲ってこないし。 きみは最高のソフレだよ。 まぁ、常時勃ちっぱなしなのは、玉に瑕(きず)だけどね? ……ふふっ。 でも、欠点があるほうが安心できるかも。 他の女に取られたくないから。 非モテでいてくれたほうが安心できる。 ウチ専用の抱きまくらを手放すなんて考えられんからね。 ……えと。あのさ。 不躾(ぶしつけ)な願いだと理解したうえで、お願いがあるんだけど…。 話だけでも聞いてくれる……? ……ん。ありがとう。 じゃあ、言うね……? きみの部屋にしばらく住んでもいいかな……? ……んっと。 隣の住人があんなんだとわかったからさ。 どうにも、あの部屋に戻るのが怖いんだよねー……。 吐き気が収まらないくらい、トラウマになっちゃってるんだ……。 まぁ、もしもだよ? 万が一、聖人のように優しいきみが了承してくれるとして…。 後からこんなつもりじゃなかったって思われないように、意見の擦り合わせをしておこう。 一応、同棲って形になると思うんだけど…。 大学やバイト先の人間にはもちろん内緒。 変に注目を浴びたくないからね? ウチらの関係はいままで通り、ソフレって、ことになるかな。 同棲しても関係性は変わらない。 てことで、めっちゃ可愛いウチを彼女ってことにして、優越感に浸ることもできないし。ヤラせてあげるわけじゃないから、悶々とした日々が続いちゃうと思う。 正直、きみにとってのメリットは全くない…。 だから、遠慮なく断ってくれていいんだけど……。 どう、かな……? ……ほんと? ありがとう。マジで助かる……。 (ハグ) (位置:正面・至近) ……あっ。ごめんね? 感極まって、抱きしめちゃって。 まだ裸だから、ムラムラしちゃうよね? 一時的とはいえ、同棲するんだからそこらへんは気をつけんと。 あまり性欲を刺激せんように意識する。 じゃあさ。お言葉に甘えて、しばらく部屋にお邪魔するね。 引っ越し先が決まり次第、出ていこうとは思うけど。 きみの部屋って居心地が良いから、想定以上に居着いちゃうかも。 それでも、寛容な心で受け入れてくれると助かる。 ねーねー。 同棲生活開始記念にさ。 明日は休みだから、一日中添い寝しまくろうよ。 映画観たり、ゲームしたりして。テイストを変えつつ。 ベッドの上で一緒にダラダラできたら最高に楽しそうじゃない? ……ふふっ。 きみとは本当に価値観が合うね。 この腐った世の中で、最高のソフレと出会えたことは奇跡なのかも。 もしも、きみと出会ってなかったらさ。 いまの比じゃないくらい、多くの男の毒牙にかかっていただろうから。 メンヘラ度合いも比べ物にならなかったと思う。 運命の出会いに感謝しないとね? (位置:右耳・無声音囁き) これからもずーっと、ソフレでいよ?