・トラック00「タイトルコール」 ;ボイス位置 7 【千代】 「ウィスプ。女執事〜坊っちゃま耳かきのお時間です〜姉のような執事、千代」 【千代】 「坊っちゃま……起きてください、坊っちゃま」 【千代】 「本日も快晴にございます。朝の日差しを浴びて、すっきりいたしましょう」 ;ボイス位置 15 【千代】 「ふふっ。おはようございます。坊っちゃま」 【千代】 「坊っちゃまにとって本日は久方ぶりの休日ではございますが、このまま、寝ているというのももったいない事でしょう」 【千代】 「ですので、この千代めが一日中お坊ちゃまのお世話をさせて頂きます」 ;ボイス位置 7 【千代】 「いつもよりも、じっくりと」 ・トラック01「お坊ちゃま、歯磨きのお時間です」 ;ボイス位置 9 【千代】 「ではまずは歯をお磨きしましょう」 【千代】 「私の膝に頭をお預けください」 (横ではなく膝の線に沿って縦に預ける形です) ;ボイス位置 1 【千代】 「ふふっ。今日も可愛らしいお顔ですね」 【千代】 「こうして毎日お坊ちゃまのお顔を眺めるのが千代の楽しみでございます」 【千代】 「お坊ちゃま、まずは口をゆすぎましょう。こちらのお水を口にお含みください」 【千代】 「はい、よくできました。では、お水の方はこちらの器にお出しください」 【千代】 「では、お口に失礼いたしますね」 ;SE 歯磨き 中 【千代】 「今日もまるで真珠のように綺麗な歯ですね」 【千代】 「それを私に任せて頂きまして大変光栄です」 【千代】 「誠心誠意、ご奉仕させて頂きます」 ;SE 歯磨き 中 【千代】 「いかがですか、おぼっちゃま。痛くはないでしょうか」 【千代】 「歯茎は繊細でございますから、優しく、優しーく撫でるように磨いてまいりますね」 ;SE 歯磨き 中 【千代】 「少し奥の方に失礼いたしますね」 【千代】 「やはり奥はいつやっても磨くのが難しいですね」 【千代】 「奥を磨く時も、力が強くならないように気を付けますね」 ;SE 歯磨き 中 【千代】 「では、反対側の奥も磨いて参りましょうか」 ;SE 歯磨き 中 【千代】 「奥歯は溝が怖いですから、溝を念入りにお掃除してまいりますね」 【千代】 「私の祖父も、引退してからは奥歯から虫歯になってしまいまして」 【千代】 「今ではふごふごと話しておりますよ」 【千代】 「そうなってしまわれないように、お坊ちゃまの歯はこの千代が最後まできっちりと面倒を見させていただきますね」 ;SE 歯磨き 中 【千代】 「さて、表側はこんなところでしょうか。ではそろそろ裏側もやってまいりましょう」 【千代】 「口をあーっとお開けください」 【千代】 「ふふっ。失礼、大変可愛らしいものでしたので思わず微笑んでしまいました」 【千代】 「では……吐息がかかる近さで磨いていきますね」 ;SE 裏側歯磨き 中 【千代】 「ふふっ。坊っちゃまの無防備な姿。私、大好きです」 【千代】 「願わくば今後ともずっと、千代に見せてくださいね」 ;SE 裏側歯磨き 中 【千代】 「はい、裏側のお掃除も終わりましたよ。お坊ちゃま」 【千代】 「では今度は、歯の噛む部分を磨いてまいりましょうか」 ;SE 歯磨き 中 【千代】 「歯は面ではなく、一つ一つ磨いていくのが良いそうです」 【千代】 「ですから、一つ一つ、丁寧に磨いておりますよ」 【千代】 「宝石を、磨いていくように」 ;SE 歯磨き 中 【千代】 「口惜しいですが、そろそろ歯磨きも終わりです」 【千代】 「最後に歯の間を磨いてまいりましょう」 【千代】 「歯の間は歯がぎっしり詰まっていても挟まってしまうものです」 【千代】 「その上、力が必要な時もありますから歯茎を傷つけてしまうこともあります」 【千代】 「こういった場合は、糸を使うのが良いのですが、あいにく、本日は切らしております」 【千代】 「悪しからずご了承ください」 【千代】 「もう少しだけこのままでいられるように、ゆっくりとさせて頂きます」 ;SE 歯磨き 中 【千代】 「はい。これで終わりになります」 【千代】 「お坊ちゃま。お疲れ様でございました」 ・トラック02「お坊ちゃま、スタイリングのお時間です」 ;ボイス位置 9 【千代】 「さて、それでは次はスタイリングをいたしましょう」 【千代】 「ふふっ、坊っちゃま。寝癖がニワトリのようですよ」 【千代】 「千代が坊っちゃまの髪をいつものように凛々しくいたしますからね」 【千代】 「では、こちらにお掛けくださいませ」 【千代】 「エプロンをおつけしますね」 ;SE 散髪用エプロンを付ける音 ;ボイス位置 11 【千代】 「霧吹きをいたします。目を閉じてくださいね」 【千代】 「いきますよ」 ;SE 霧吹きを吹き付ける音 中 【千代】 「朝に浴びる霧吹きは、涼しげで優しくすっきりとさせてくれますね」 【千代】 「坊っちゃまのさらさらの髪をクシで、すいていきますね」 ;SE クシで梳く音+霧吹きを吹き付ける音 中 ;ボイス位置 15 【千代】 「坊っちゃま、本日も麗しゅうございます」 【千代】 「少し、髪が伸びてまいりましたね。整えましょうか」 ;SE ハサミをチョキチョキ鳴らす音 【千代】 「では、まずはこちらのすきバサミでカットしてまいりますね」 ;SE ハサミで切っていく音+クシで梳いていく音 【千代】 「チョキチョキチョキ。さらーっ、さらーっと」 ;ボイス位置 3 【千代】 「ふふっ。この坊っちゃまの髪の毛、いかがなさいますか」 【千代】 「有名な創業者の髪や愛用していたジャケットが  スマートフォンの外装に練り込まれる時代でございますからね。  坊っちゃまの髪も後世の為に取っておいた方がよろしいでしょうか」 【千代】 「坊っちゃまはいずれこの家を継がれる方でございますから、  何か分けられるものを遺していきたいですね」 【千代】 「またいずれ坊っちゃまが何を遺されるか、千代と考えていきましょう」 ;ボイス位置 5 【千代】 「さて、すいた髪を別のハサミで整えてまいりますね」 ;SE ハサミで切っていく音 中 【千代】 「このように、私が坊っちゃまの髪を切るのも15年を超えましたねぇ……」 【千代】 「瞼を閉じれば、今でも、初顔合わせの時の事を思い出します」 【千代】 「坊っちゃまの本家へ家族総出で向かい、祖父の背中に隠れている私に手を差し伸べてくださったお坊ちゃま」 【千代】 「ああ、この人に仕えていくのだな、と。幼いながらに理解いたしました。  それから、ずうっと一緒でございましたね。  嬉しい時も悲しい時も。運動会なんかでも二人三脚なんてこともいたしましたよね」 【千代】 「あの時の金メダル。今も私の部屋に飾っておりますよ。輝かしい思い出です」 【千代】 「さて、髪の毛も整え終わり、より凛々しいお顔になりましたね」 【千代】 「では、そろそろ朝食に致しましょうか」 ・トラック03「お坊ちゃま、朝食のお時間です」 ;ボイス位置 9 【千代】 「本日もシェフが腕によりをかけて料理をしてくださいました」 【千代】 「それでは、命を支える食物、天地の恵み、食事の提供者、他にもこの料理に関わった全てに感謝を捧げましょう」 【千代】 「頂きます」 【千代】 「では坊っちゃま、お口をお開けください。千代が食べさせて差し上げます」 【千代】 「まずはスープからお飲みください」 【千代】 「ふーふー……。はい、あーん」 【千代】 「食事の始めにスープを飲むと、胃腸を温めることによって他の食べ物も食べやすくなると小耳に挟みました」 【千代】 「本日のスープは野菜もふんだんに使われ、大変栄養価の高い食事となっております」 【千代】 「どうです? 一口だけでも体がぽかぽかとしてくるでしょう?」 【千代】 「では、もう一口どうぞ」 【千代】 「ふふ。美味しそうで何よりです」 【千代】 「次は焼き立てのフランスパンを頂きましょうか」 【千代】 「千代がお切りしますね」 【千代】 「坊っちゃまはどのくらいのサイズがよろしいですか?」 【千代】 「薄切り? 厚切り? それとも中間?」 【千代】 「ふむ……では、まず始めに、薄めにお切りいたしますね」 ;SE フランスパンを切る音 【千代】 「では坊っちゃま。あーんしてください。あーんにございます」 【千代】 「はい、あーん」 【千代】 「こちらのフランスパンは本場のフランスで修行をしたシェフが朝早くから丹精込めて作りました」 【千代】 「フランスパンには、さまざまな種類があるということをご存知でしたでしょうか。薄々はお気づきに、あるいはご存知になられていたかもしれません」 【千代】 「本日のフランスパンは、バゲット。最もよく見かけるフランスパンですね」 【千代】 「細長く、そして硬い。バゲットはフランス語で『棒』あるいは『杖』という意味なんだそうです」 【千代】 「確かにもしもの時は杖の代わりになりそうですね。今度は杖と同じ長さのバゲットをご用意いたしましょうか。ふふっ、冗談です」 ;SE フランスパンを切る音 【千代】 「では、今度は厚切りをお召し上がりください。口を切らぬよう、お気をつけて。はい、あーん」 ;SE フランスパンを食べる音(なくてもいいかもしれません) 【千代】 「フランスパンのみでは物足りませんか? では、総菜と一緒に食べましょうか」 【千代】 「スクランブルエッグ、ベーコン、サニーレタスとトマトのサラダ」 【千代】 「これらを挟んで、サンドイッチに致しましょうか」 【千代】 「ぎゅっぎゅ……と。愛情も込めてお作りしますね」 【千代】 「はい。ではお口をお開けください」 【千代】 「あーん」 【千代】 「ふふ。まるで雛鳥に餌付けをしているようですね」 【千代】 「今や坊っちゃまは一人前でございますが、私の前では雛鳥になっても構いませんからね」 【千代】 「ではもう一口、あーん」 【千代】 「(少し間を置く為に微笑んで見つめているようにお願いしたいです)」 ;SE カラカラとキッチンカートを転がす音 【千代】 「おや。どうやら、デザートが出来上がったようですよ」 【千代】 「朝は消化を助けてくれるヨーグルトとブルーベリーのジャムでございますね」 【千代】 「ヨーグルトは砂糖不使用、無添加のギリシャヨーグルト」 【千代】 「ジャムのブルーベリーは裏庭で取れさっぱりとしたものを使用しております」 【千代】 「こちらも私があーんさせてさしあげますね」 【千代】 「では、あーん」 【千代】 「ふふ。やはり朝はヨーグルトですね」 【千代】 「朝といえばもう一つ。ヨーグルトを食べたらコーヒーをお入れしましょうか」 【千代】 「では、私が豆を挽きますから、その間坊っちゃまご自分のペースでお食事なさってください」 ;SE コーヒーセットを準備する音 ;SE 手動のコーヒーミルを回す音 中 【千代】 「珈琲豆を挽くときは細かくすればするほどに苦味が強くなり、  反対に粗めに挽いた場合は酸味が強めに出るそうです」 【千代】 「本日は朝ですから、目をすっきりさせるためにも苦味を強めに挽きましょう」 【千代】 「じっくり、じっくりと」 【千代】 「珈琲豆を挽いた際、辺りに漂う芳醇な香り。私、この匂いが好きなんですよね」 【千代】 「祖父の部屋がこのような香りだったんですよ」 【千代】 「引退してからは全然飲んでいないのか、今はあまりこの匂いがしないんですよね。懐かしいです……」 【千代】 「細挽きなのでサイフォンでお淹れしますね。火を使いますので少しお離れください」 ;SE フラスコに一杯分のお湯を入れる音 ;SE アルコールランプに火を灯す音 ;SE フィルターとロートをセットする音 ;SE ロートに挽いたコーヒー豆を入れる ;SE ロートに上がってきたお湯とコーヒー豆を木べらで混ぜる音 【千代】 「こうしてお湯が上がってきて、そして珈琲豆と混ぜて落ちていく風景は、サイフォンの面白き所ですよね」 【千代】 「少し子供っぽい感性かもしれませんが、思わず火を付け消しして上げたり下げたりしてみたくなってしまいます」 【千代】 「当然、このコーヒーは坊っちゃまに飲んでいただくものですので、そのようなはしたない真似はいたしませんが」 【千代】 「さて、というわけで出来上がりましたよ」 ;SE コーヒーを注ぐ音 【千代】 「では、食後の一杯をお召し上がりください」 【千代】 「一服したら、大学のレポートでもいたしましょう」 ・トラック04「お坊ちゃま、レポートのお時間です」 ;ボイス位置 11 【千代】 「では坊っちゃま。そろそろレポートに取り掛かりましょうか」 ;ボイス位置 3 【千代】 「ふむふむ。今週出ているレポートは、心理学関係のみなんですね」 【千代】 「私も去年は同じ講義を受けましたので、何か困ったことがありましたら、ささやかながらお手伝いさせて頂きます」 【千代】 「困ったことがあるまでは、私も自分のレポートをさせて頂きますね」 ;ボイス位置 11 【千代】 「では、始めましょう」 ;SE カリカリとノートに鉛筆を走らせる音 ;SE 間に資料をめくる音(度々お願いします) ;ボイス位置 3 【千代】 「ほう……今現在は好意の返報性のところですか」 【千代】 「ああ、失礼。気になってしまいまして思わず覗き見てしまいました」 【千代】 「好意の返報性。相手が自分に好意を示すことで好意を返したくなる、といった法則でございましたね」 【千代】 「これと同じくして悪意の返報性なるものも存在します」 【千代】 「二つともまとめて返報性の法則にございますね」 【千代】 「小さな好意は、大きな好意として返ってくることは稀でございますが、悪意というものが返ってくる時は、小さな悪意も大きな悪意になって返ってくることがございます」 【千代】 「なので出来る限り小さな悪意を誰かに向けることなく、立ち回ることが渡世では肝要です。しかし、しかしです。人は疲れや余裕がない時に、思わずおざなりな対応をしてしまうこともございます」 ;ボイス位置 11 【千代】 「人付き合いというものは、難しいものですね」 ;ボイス位置 3 【千代】 「ですので、お坊ちゃまが常に余裕をもって、優雅に振る舞い。小さな好意を周囲に向けていけるように私共も尽力させて頂きます」 【千代】 「小さな好意が大きな好意として返ってくることは稀でございますが、それが身を助けることもいつかあるかもしれませんからね」 ;ボイス位置 11 【千代】 「おっと、長々と失礼いたしました。千代が話している時も、レポートに集中していただいて大丈夫ですので」 ;SE カリカリとノートに鉛筆を走らせる音 中 ;SE 間に資料をめくる音(度々お願いします) 【千代】 「さきほどの返報性の法則もそうですが、心理学は処世術としても転用できるものも多いので積極的に学ぶことは大変良い事だと思います」 【千代】 「ただ、心理学はあくまで統計に基づいた法則の積み重ねですので、本当の人の心がわかるというわけではないのです」 【千代】 「こうすれば“大体”の人はこう動く。しかしながら例外は存在し、たとえ法則通りに動いたとしても本心は異なる。ということもございます」 ;ボイス位置 3 【千代】 「努々、お気を付けくださいませ」 ;SE カリカリとノートに鉛筆を走らせる音 中 ;SE 間に資料をめくる音(度々お願いします) ;ボイス位置 11 【千代】 「ううむ……。私のレポートはまだまだかかりそうです。坊っちゃまの調子はいかがですか? 本日は休みですし、いつもよりゆっくり時間がかかっても大丈夫ですからね」 ;ボイス位置 3 【千代】 「ともに頑張りましょうね。坊っちゃま」 ;SE カリカリとノートに鉛筆を走らせる音 中 ;SE 間に資料をめくる音(度々お願いします) ;ボイス位置 11 【千代】 「ふぅ……私の方はひと段落つきました。坊っちゃまは如何ですか?」 【千代】 「おお、坊っちゃまはあと少しで完成なのですね。流石でございます」 【千代】 「では、坊っちゃまが仕上げられましたら休憩致しましょうか」 【千代】 「そのレポートが終われば後はもう」 ;ボイス位置 3 【千代】 「癒しの時間のみにございます」 ・トラック05「お坊ちゃま、お背中をお流しします」 ;SE かぽん(場転とわかりやすいようにお願いします) (かぽんの代わりに鹿威しの音でも良さそうです) ;ボイス位置 13 【千代】 「本日もお疲れさまでした」 【千代】 「坊っちゃま、お背中をお流しします」 ;ボイス位置 13→10(歩きながら) 【千代】 「といっても、まずは髪からなのですが」 ;SE シャワーを出す音 ;ボイス位置 10 【千代】 「では、目をつぶってくださいませ」 ;SE シャワーで頭を流す音 【千代】 「一応いくつか落としたつもりではございましたが、毛が残ってしまっておりましたね。今後のスケジュールとしてはスタイリングからのお風呂の方が良さそうですね」 【千代】 「そうなると勉強の時間は、お風呂の後になりますでしょうか」 ;SE シャワーを止める音 ;SE シャンプーを出し、手で泡立てる音 ;ボイス位置 5 【千代】 「では、シャンプーで頭を綺麗にしていきますね。  引き続き、目を閉じてくださいませ」 【千代】 「ではいきますね」 ;SE シャンプーで頭を洗う音 【千代】 「こうやって両手で頭を洗っておりますと、なんだかすごく可愛がっているように見えますね」 【千代】 「お年頃になってからは全然撫でさせてくださいませんからね」 【千代】 「撫でるように洗っていきますね」 ;SE シャンプーで頭を洗う音 【千代】 「よしよし、よーしよし」 【千代】 「ふふっ。千代はこれだけで幸せでございます」 【千代】 「もう少しだけ頭を洗わせてくださいませ」 ;SE シャンプーで頭を洗う音 【千代】 「さて、そろそろ頭を流しましょうか」 【千代】 「シャンプーが目や口に入らないように少し辛抱してくださいませ」 ;SE シャワーで洗い流す音 【千代】 「もう目を開けて頂いて大丈夫ですよ」 ;SE 手でボディソープを泡立てていく音 【千代】 「では。上半身を洗ってまいります。時間がありますので、私の素手でゆっくりと丁寧に」 【千代】 「下半身の方は……ふふっ。どうされます?」 【千代】 「婚姻前の身ですから、そちらには触れることが許されないんですけどね。ふふふっ」 【千代】 「ですので、申し訳ありませんが下半身の方は坊っちゃまのセルフサービスでよろしくお願いいたします」 ;ボイス位置 3 【千代】 「そこ以外は、懇切丁寧にお洗い致しますので」 ;SE 手で体を洗っていく音 ;ボイス位置 5 【千代】 「体を洗う道具ですが、肌に一番優しいのは素手なんだそうです」 【千代】 「ですが、素手ですと時間がかかりますからね」 【千代】 「やはりどうしてもボディタオルやスポンジなどの道具を使いがちになってしまいますね」 ;SE 手で体を洗っていく音 【千代】 「それにしても……坊っちゃま、たくましくなられましたね」 【千代】 「千代は嬉しゅうございます。坊っちゃまのお背中がこうして、頼りがいがあり、この家の未来を背負っていくのに相応しくなられたことを」 【千代】 「これからも、この背中を支えさせて頂きますね」 ;SE 手で体を洗っていく音 【千代】 「少し、マッサージもいたしましょうか。血の巡りが良くなった状態で肩をお揉みしますね」 【千代】 「あー、大変肩が凝っていらっしゃいますね」 【千代】 「いつもお疲れ様でございます」 【千代】 「(肩揉みに合わせて吐息をお願いします)」 【千代】 「痛いところなどはありませんか? 少しでもおかしいと思ったところがある際はすぐに診察を受けた方が良いですからね」 【千代】 「診察を受けて何もないということもございますが、何もないということに越したことはございません。坊っちゃまの健康が第一です」 【千代】 「さて、ではそろそろシャワーでお背中を流しましょうか」 ;SE シャワーを出す音→背中を流す音 【千代】 「はい。お疲れさまでした。あとは湯舟でおくつろぎください。  更衣室に控えておりますので、何かありましたらお呼びください」 ;ボイス位置 7 【千代】 「では、ごゆっくり」 ・トラック06「お坊ちゃま、耳かきのお時間です」 ;ボイス位置 9 【千代】 「お疲れさまでした。ささ、私の膝に頭を預けておくつろぎください」 ;SE 頭を膝の上に置く音(右耳がお腹側、上を向いている状態) 【千代】 「ふふっ。ほかほかですね、お坊ちゃま」 【千代】 「手で扇いで差し上げますね。ふふっ」 【千代】 「扇子もありますが、そちらの方がよいでしょうかね」 【千代】 「最初はゆっくりと冷ましていきましょう。湯冷めするといけませんからね」 【千代】 「ふふ。今は普通に冷ましているだけですが、昔もこのような事がありましたね」 【千代】 「あの時は、坊っちゃまがのぼせてしまいましてみなで慌ててしまう中、私の膝の上でぐったりとされていたんですよ」 【千代】 「坊っちゃまは朦朧とされていましたが、覚えていらっしゃいますかね。私としては、坊っちゃまと一番最初に長く触れ合った時間にございましたから、とても鮮明に覚えております」 【千代】 「それからは度々、この千代の膝に頭を預けてくださるようになりました」 【千代】 「たまに耳かきをするようにもなりましたが、あれは……いつからの事でしたでしょうか。すぐには思い出せませんね……」 【千代】 「耳かきをすれば、思い出すかもしれません。どうです、本日の耳のお掃除も私にお任せいただけますか?」 【千代】 「ありがとうございます。では」 ;SE 右耳をさする音 【千代】 「こちらの耳を上にしてくださいませ」 ;SE 右耳を上にするため体を半回転させる音 ;ボイス位置 11 【千代】 「はい。ありがとうございます。では、まずは耳の表面をケアさせていただきますね」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「耳はツボがたくさんございますからね、耳垢というわかりやすい汚れはありませんが、適切な施術はとても効果的なんですよ」 【千代】 「もちろん坊っちゃまにお喜び頂けるように、勉強いたしましたのでご安心ください」 【千代】 「先ほど肩をお揉みした際に、大変凝っておりましたから肩こりのツボを集中的に刺激いたしましょうか。ちょっとぐりぐりしますね」 【千代】 「ぐり……ぐり……痛いですか? 少しご辛抱ください」 【千代】 「この痛みの後には、解放感が待っておりますよ」 【千代】 「ぎゅっ……ぎゅ……はい。いかがですか? 少し楽になったでしょう?」 【千代】 「では、他のツボも刺激してまいりますね」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「耳は結構実用的なツボが多いんですよ、中には酔い防止のツボなんかもあったりして、個人的によく押しております」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「さて、耳のツボ押しはこのくらいにしておりましょうか」 ;ボイス位置 3 【千代】 「そろそろ内側をかいていきますね」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「カリカリ、カリカリ」 ;ボイス位置 11 【千代】 「ふふ。眠って頂いても大丈夫ですよ。お風呂上りですから、気持ちよくうたた寝ができることでしょう」 【千代】 「耳かきが終わってお眠りになっているようでしたら起こしますので、ご安心ください」 【千代】 「千代は子守歌代わりに昔の話などをしますから」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「さて、どこからお話しましょうか」 【千代】 「坊っちゃまとの出会い、初めて膝の上に坊っちゃまの頭を乗せたお話も、もういたしましたよね」 【千代】 「思えば、坊っちゃまとの間には様々な初めてがございましたね」 【千代】 「初めて殿方と遊んだのも、初めて喧嘩をしたのも、初めて約束したのも……これまでの全てがお坊ちゃまでした」 【千代】 「初めてが一つ一つが増えていく度に、私自身の成長を感じます」 【千代】 「坊っちゃまの右腕に相応しく在れるように。これからもどんどんと、どんどんと高みをめざしてまいります」 【千代】 「これからもよろしくお願いいたします」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「初めて遊んだ時の事、坊っちゃまは覚えていらっしゃいますかね」 【千代】 「お屋敷の中で鬼ごっこをいたしましたね」 【千代】 「捕まれば交代の鬼ごっこ。当時の坊っちゃまと私の実力差は同等で、交代しては走り、交代しては走りを繰り返しておりました」 【千代】 「屋敷の中を走っているのを坊っちゃまのお母さまと私の母に見つかった時は大変でしたね、二人から逃げるために屋敷中を二人で手をつないで駆け抜けました」 【千代】 「結局、最後は捕まって夜になるまでお説教されてしまいましたが、いい思い出です」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「初めて喧嘩した時の事、喧嘩をしたのが初めてというのは覚えているのですが、何を理由に喧嘩したのかを思い出せないのですよね」 【千代】 「おそらく些細な事であったと思います。目玉焼きにかけるのは醤油かソースか、みたいな……」 【千代】 「目玉焼き……近いけど違いますね……卵……卵……」 【千代】 「ああ。ゆでたまごでございました! ゆでたまごにかける調味料!」 【千代】 「当時の私が醤油で坊っちゃまが……あれでしたよね」 【千代】 「懐かしいものです。坊っちゃまの今のお好みは何ですか?」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「初めての約束は、覚えていらっしゃいますか」 【千代】 「いえ、覚えていらっしゃらないのならそれはそれで良いのです」 【千代】 「私のかけがえのない思い出でございますから」 【千代】 「気になりますか? そうですね、では少しだけヒントを」 【千代】 「実は今も、約束と一緒に坊っちゃまから渡されたものを千代は肌身離さず持っております。もう指には通らなくなりましたので、ネックレスという形でございますが」 ;ボイス位置 3 【千代】 「大事な、大事な宝物です」 ;SE 耳かき 中 ;ボイス位置 11 【千代】 「耳の内側の部分はこのくらいで良さそうですね」 【千代】 「では、最後に奥の方をやってまいりましょうか」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「いかがですか? 昔初めて奥の方を掃除した際は、坊っちゃまに痛がらせてしまいましたが、今は、痛みなく耳をかく心地良い音と感触だけが伝わるでしょう?」 【千代】 「これが千代が編み出した奥義……耳掻快感楽園(みみかき・かいかん・らくえん)にございます……」 【千代】 「とくとご照覧あれ」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「最近は私が坊っちゃまの耳をお世話することが少なくなっておりましたから、奥は実に」 ;ボイス位置 3 【千代】 「溜まって、きておりますね」 ;ボイス位置 11 【千代】 「ですが、本日は私がご奉仕させていただきますから、塵の一つも漏らさず、お掃除いたしますね」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「少し、塵を飛ばしましょうか」 ;ボイス位置 3 【千代】 「ではいきますよ。すーーーーっ」 【千代】 「ふーーーーーっ、ふーーーーっ」 【千代】 「ふふっ、坊っちゃまはこうやって耳を吹かれるのがお好きですか?」 【千代】 「ではいつもよりも長くふーふーさせて頂きますね」 【千代】 「ふーーーっ、ふーーーっ」 【千代】 「ふっ! ふっ!」 【千代】 「ふー……」 【千代】 「すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……っ!」 【千代】 「ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 【千代】 「これで……塵も十分飛びましたね」 【千代】 「では最後にちょっとだけ、気持ちよくなるためだけの耳かきをいたしましょうか」 【千代】 「本日は休日ですからね。特別です。ふふふっ」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「よし……と。これでこちらの耳の耳かきは終わりでございます」 ・トラック07「お坊ちゃま、引き続き耳かきのお時間です」 ;ボイス位置 11 【千代】 「では、反対側も行ってまいりましょう」 【千代】 「こちら側に向いていただけますか」 ;SE 頭を半回転させる音 ;ボイス位置 9 【千代】 「ああ、いえ、私の顔ではなく、お腹の方に向いてください」 【千代】 「ふふっ。このまま見つめあう、というのも悪くはないですね」 【千代】 「いっそ、どちらかが照れて目を逸らすまで続けますか? ふふっ」 【千代】 「ん、んん…………〜〜〜〜〜〜っ!」 (最初は平静を装うように、やがて照れを我慢できなくなるようにお願いします) 【千代】 「で、ではっ」 ;SE さらに頭を半回転させる音 ;ボイス位置 15 【千代】 「先ほどと同様に、こちら側のツボを刺激しながら耳かきをしてまいりますね!」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「今度は、膝、首の痛み、腸を整えるなど効能があるツボを中心に刺激しております」 【千代】 「同じ体制のまま耳かきをする為の処置です」 【千代】 「それでも血の巡りは滞り、体の節々は凝ってくるもの」 【千代】 「ですので、もし体が凝ってきた場合はお申し付けください」 【千代】 「その際はストレッチをいたしましょう」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「では、そろそろ内側の施術に移行いたしますか」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「お風呂と塞がっていた影響でこちら側は蒸れておりますね……」 ;ボイス位置 7 【千代】 「すぐに、すっきりとさせて差し上げますね。ふふっ」 ;SE 耳かき 中 ;ボイス位置 15 【千代】 「まるで豪雪時にニュースで見る雪かきのようにドバっと取れていきますね」 【千代】 「今後はもう少しこまめに耳かきをいたしましょう。私にお任せください」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「ふう……根こそぎ、取ることが出来ました」 【千代】 「軽く風を送ってリフレッシュいたしましょうか。……いきますよ」 ;ボイス位置 7 【千代】 「すぅぅぅ……ふぅぅぅぅぅぅぅぅっ」 【千代】 「では引き続き、カリカリしてまいりますね」 【千代】 「坊っちゃまに、気持ちよくなっていただくために」 ;SE 耳かき 中 ;ボイス位置 15 【千代】 「今度は最近の話をいたしましょうか」 【千代】 「近頃の坊っちゃまは、大変頑張っていらっしゃいますよね」 【千代】 「高校までは私が起こすまで一切お目覚めにならなかった坊っちゃまが、大学に入ってから自分で起きるようになり、他の事もご自分でなさるようになられました」 【千代】 「坊っちゃまの成長を嬉しく思う反面。私が坊っちゃまのお世話をあまりできず千代は少し寂しゅう存じます……」 【千代】 「本当に、本っ当に! いつでも私を頼っていただいて大丈夫ですからね」 ;ボイス位置 7 【千代】 「頼ってくださいね! ぜひ、ぜひ!!」 【千代】 「千代はいつだってお待ちしておりますよ」 ;SE 耳かき 中 ;ボイス位置 15 【千代】 「こほん。先ほどは失礼いたしました。少々取り乱してしまいました」 【千代】 「あのような事を言いましたが、坊っちゃまが大学を卒業し、他の会社へ社会勉強に出た際には、許嫁とご自分の力だけで身の回りの事を全て行わなければなりませんからね」 【千代】 「その為の練習なのですよね。千代は涙をこらえて見守らせて頂きます」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「許嫁、の……話ですが」 【千代】 「不自然ですよね……。これまで一度もその許嫁を私と坊っちゃまは見ておりませんし、どこの誰であるのかも聞かされておらず、ただ、許嫁がいるとだけ言われ、早数年」 【千代】 「一体どちらにいるのでしょうね。その許嫁は」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「さて、内側はこのような塩梅でしょうか」 【千代】 「では、こちら側も奥の方をお掃除いたしますね」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「いかがでしょうか。心地良いですか?」 【千代】 「私がこうして坊っちゃまの耳かきをできるようになるのも、残りわずかでございますね……」 【千代】 「社会勉強の後は再びお世話をすることになりますが、その頃には、許嫁もとい奥方にしていただく役割にございましょう。耳かきなどは特に」 【千代】 「もしも、千代のこの耳かきを恋しく思われましたら、奥様に奥義を伝授いたしますのでご安心ください」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「坊っちゃまが家を継いだ際には、呼び方も坊っちゃまから変えた方がいいかもしれませんね」 【千代】 「何が良いでしょう。ご当主様……主殿……、旦那様」 【千代】 「旦那様……旦那様かぁ……」 (ここはちょっと夢見る乙女のようにお願いします) 【千代】 「失礼、言葉が崩れてしまいました」 【千代】 「旦那様とお呼びするとなるとなんだか結婚したみたいで少し気恥ずかしいですね」 【千代】 「坊っちゃまが社会勉強から帰ってくるまでには慣れておきますね」 ;SE 耳かき 中 【千代】 「さて、そろそろ奥の方も仕上げといきますか」 【千代】 「息を吹きかけながら耳をかいていきますね」 ;SE 耳かき 中 ;ボイス位置 7 【千代】 「(耳かきと交互になるような形で耳吹きをお願いします)」 ;ボイス位置 15 【千代】 「はい。お疲れ様でございました……と、言いたいところなのですが」 【千代】 「ここからさらに、坊っちゃまの耳をお掃除いたします」 【千代】 「準備がありますので、少々お待ちくださいませ」 ・トラック08「お坊ちゃま、耳舐めのお時間です」 ;ボイス位置 9 【千代】 「お待たせいたしました」 【千代】 「では、そちらのソファーにおかけになってくださいませ」 ;SE ソファーに座る音 【千代】 「何をするのかわかりますか?」 【千代】 「まずは、目を閉じてみてください。今度は、体を楽な状態にしてください。そして辺りの音に耳を澄ませて……」 ;ボイス位置 3 【千代】 「(だんだん吐息が近くなり)……れろぉっ」 【千代】 「失礼。驚かれましたか?」 ;ボイス位置 11 【千代】 「坊っちゃまが癒されるよう、千代は色々と調べ事をしておりました」 【千代】 「そうしましたら、なんと、このような癒し方も世の中にはあるのだと知りまして……」 【千代】 「予め現在のご当主様に確認を取りましたところ『あっ。いいよいいよー思う存分やっちゃって』と許可を頂きましたので、舌で坊っちゃまのお耳を癒すことになった、というわけでございます」 【千代】 「坊っちゃま自身がお嫌でしたらこのソファーから立ち上がってください。次に予定している処置に移りますので」 【千代】 「(少し待つ時間の分の吐息をお願いします)」 【千代】 「では、最初は軽めにチロチロといった具合で舐めていきましょうか」 ;ボイス位置 3 【千代】 「いきますよ」 【千代】 「ちゅっ……ちゅ……れろ……ぇぉ……」 (ここからだんだん、とろけていくようにお願いします) 【千代】 「ああ、坊っちゃまも、耳、美味しいですねぇ……耳たぶなんかずっとはむはむしていたくなります」 【千代】 「ぁむ……はぁむ……れぉ……」 【千代】 「ああ、なんという幸せ……。幸せすぎて怖いです、坊っちゃまぁ……」 【千代】 「ずっと、ずっとお慕いしておりました。そしてこれからもずっと、ずっとお慕いいたします。貴方の右腕としてずっと、お傍にいさせてくださいませ」 【千代】 「ちゅっちゅっ」 【千代】 「(しばらくキスや浅めの耳舐めをお願いします)」 【千代】 「ふぅ……表面だけですごく堪能いたしましたぁ……」 【千代】 「坊っちゃまは如何ですかぁ? このまま掃除しても大丈夫ですかぁ」 【千代】 「良さそうですね。では、続けて今度は内側に舌を入れさせていただきますねぇ……」 【千代】 「ちゅぅぅぅぅぅぅぅ……」 【千代】 「ふふっ、ぞわぞわっとしますでしょう? これが耳舐めの気持ちいいところなんですよ」 【千代】 「なので、このぞわぞわを……じっくりお楽しみくださいね」 【千代】 「んっ……れろぉ……れろろろろろろろ」 【千代】 「じゅっ……ずず……ずずー……」 【千代】 「ぇぅ……れろっ……ちゅっ」 【千代】 「坊っちゃまの耳の中も……大変美味(びみ)です……」 【千代】 「少しの苦味と、舌がちょっとびりってするこの感覚……たまりません」 (あれだったらカットしていただいて大丈夫です) 【千代】 「これがあと少ししか味わえないのがとても口惜しいです」 【千代】 「もっと早くからやっておけばよかったですね……」 【千代】 「これまでとこれからの分もじっくり味わわせて頂きますね」 【千代】 「んちゅっ、れろぉ……じゅるっ、じゅるるるるる」 【千代】 「はぁっ……じゅっじゅっ。ずずずずっ」 【千代】 「ちゅっ。あぁむ……えろぉ……」 (ここと反対側をアドリブなどで増やしていただいて大丈夫です) 【千代】 「ふぅ……こちら側だけではなく、反対側もやっていきましょうか」 ;ボイス位置 7 【千代】 「では、こっちから失礼しまーす」 【千代】 「早速奥からぁ……れろぉ、じゅるるるるるる」 【千代】 「まったく舐めてない状態からのディープな耳舐めは刺激的でしょう?」 【千代】 「今度は舌を尖らせてほじりますね」 【千代】 「れろ……れろろろろろろろ」 【千代】 「ぬちゅっ……れろれろぉ……」 【千代】 「気持ちよくなっていただけてますかね。何分、人相手に行うのは坊っちゃまがその……初めて、ですので」 【千代】 「私だけ心地よくなっていたら申し訳ないな、と」 【千代】 「ご奉仕、ですからね」 【千代】 「この様子ですと、少しは気に入っていただけたようなので、より気に入っていただけるよう、頑張りますね」 【千代】 「ちゅっ……れろぉ……っ。れろぉ……れぇぉ……」 【千代】 「ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅううっ」 【千代】 「突然きてぞわぞわいたしましたか?」 【千代】 「どんどんぞわぞわを、感じてくださいね」 【千代】 「ちゅっ、ちゅっ……れろろろろろろろろろ」 【千代】 「あむ……れっろ……れろ……」 【千代】 「ふっふっ」 【千代】 「じゅじゅじゅうじゅっ。ずずずずずず」 【千代】 「ふぅ……ふふっ。耳舐めはこのくらいにしておきましょうか」 【千代】 「ごちそうさまでした。また耳舐めをお求めの際はいつでもお申し付けください」 【千代】 「私自身も、その……はしたない言い方をすると、好きになってしまったので」 【千代】 「機会がありましたら。是非、お願いいたします」 ・トラック09「お坊ちゃま、耳のオイルマッサージのお時間です」 ;ボイス位置 15 【千代】 「さて、まだ座ったままでいてくださいね」 ;ボイス位置 5 【千代】 「私はちょっと、後ろから失礼いたします」 【千代】 「耳は徹底的に掃除をいたしましたから、最後の最後にオイルマッサージで保湿いたしましょう」 【千代】 「まずは、ティッシュで水気を取っていきますね」 ;SE 両耳をティッシュで拭いていく音 1分ほど 【千代】 「こんなところですかね。では、オイルをなじませた指を……入れますね」 ;SE オイルをまとった指を両耳に入れる音 ;ボイス位置 3 【千代】 「ふふっ。じんわりと温かくなってくるでしょう?」 【千代】 「エステでも使われる耳に優しく血行をよくするオイルを使っておりますから、これがだんだんと気持ちよーくなってまいりますよぉ」 【千代】 「では最初はゆぅっくり動かしていきますね」 ;SE オイルの指を動かす音 中 ;ボイス位置 7 【千代】 「にちゃにちゃ、ねちゃねちゃ。と。いい音が鳴りますね」 【千代】 「私からも、よーく聞こえますよ」 【千代】 「次はもっと深くまで、にちゃにちゃ致しましょうか」 ;SE オイルの指を動かす音 中 ;ボイス位置 5 【千代】 「今度は耳を、揉んでいきますね。耳かきの時に言ったようにツボが多い箇所ですので、少し揉むだけで大変気持ちよくなっていただけますよ」 ;SE 耳を揉む音(少しだけオイルの音) 【千代】 「ふふっ、あまり揉まれることがありませんが、こうして揉まれてみると結構気持ちがいいものでしょう?」 【千代】 「ぐにぐに、と。揉んでいるこっちもなんだか気持ちよくなってきます」 【千代】 「では今度は、揉みながら耳の中をケアしますね」 ;SE 耳を揉む音+オイルの指を動かす音 【千代】 「ふふっ。大変リラックス頂いているみたいですね。準備をした甲斐がありました」 【千代】 「このまま続けていきますね」 ;SE 耳を揉む音+オイルの指を動かす音 【千代】 「これで満遍なく耳にオイルをなじませることが出来ましたね」 ;ボイス位置 3 【千代】 「では、最後にちょっとだけくちゅくちゅさせますか」 ;SE オイルの指を動かす音 ;ボイス位置 5 【千代】 「これで本日の私のご奉仕は終了となります。  坊っちゃま。お疲れさまでした」 ・トラック10「お坊ちゃま、添い寝のお時間です」 ;SE 掛け布団の衣擦れの音 ;SE 掛け布団をめくる音 ;ボイス位置 9 【千代】 「こんばんは、いい夜ですね。坊っちゃま」 【千代】 「忍び込んでいて驚かれました? ふふっ。ささやかな悪戯成功ですね」 【千代】 「ベッドを温めておきました」 【千代】 「ささ、こちらにどうぞ。千代のぬくもりを感じながらお眠りになってください」 ;SE ベッドに入る音 ;ボイス位置 15 【千代】 「では私はこれで失礼して……」 【千代】 「ふぅむ…………」 ;ボイス位置 7 【千代】 「久しぶりに添い寝でも致しますか?」 【千代】 「幼少期の話をしたら懐かしくなってしまいました」 【千代】 「昔のように、私がよしよしとしながら一緒に眠りましょう」 【千代】 「ほらほら、ねっ、ねっ?」 (姉が弟に言うようにお願いします。この辺りだけ幼少期の距離感というシーンという意図です) 【千代】 「はい、決定です。もっと千代の近くにお越しください」 ;SE ベッドに入る音 【千代】 「ふふっ。このように坊っちゃまと接するのもだいぶ久しぶりにございますね」 【千代】 「じゃあばさーっといきますね」 【千代】 「ばさーっ!」 ;SE 布団をかけられる音 【千代】 「電気を消しますね」 【千代】 「ふふっ。なんだか悪い事をしているみたいですね」 【千代】 「幼少期もよくこっそりと一緒に寝ておりましたね。あとから聞いた話ですと、どちらの親もお気づきになられていたようですが」 【千代】 「では目をお閉じになられてください。坊っちゃま」 【千代】 「頭に、失礼いたしますね」 ;SE 頭を撫でる音(寝息指示までお願いします) 【千代】 「よし、よし」 【千代】 「よーしよし」 【千代】 「いい夢を見てくださいね、坊っちゃま」 【千代】 「物理的に近くにいても、遠くにいても、千代の心は坊っちゃまのお傍におりますから」 【千代】 「たとえ、夢の中でも必要であれば千代をお呼びください」 【千代】 「悪夢であればそれを打ち払い、良い夢であれば坊っちゃまの傍にただただ寄り添います」 【千代】 「かなり先の話になりますが、坊っちゃまよりも長く生き、他の誰も彼もが先に朽ちたとしても、絶対に坊っちゃまを一人に致しません」 【千代】 「もちろん、死後もずぅっと傍にお仕えします。坊っちゃまは必ず天国に行かれるでしょうから、私もちゃんと天国に行けるように頑張りますね」 【千代】 「ふふ……話していたら少し疲れてきました」 【千代】 「ですが……坊っちゃまが寝る……まで、は……」 【千代】 「すぅ……絶対に起き……て……」 【千代】 「だから、これからも……お傍に、置いて……くださいねぇ……」 【千代】 「(長時間寝息をお願いします)」 ・トラック11「おまけ。添い寝のお時間再び」 ;ボイス位置 9 【千代】 「ふう……今日の業務はこんなところですね」 【千代】 「お疲れ様でございました。坊っちゃま」 【千代】 「夕餉の時間まで押して、夕餉の後も仕事をさせてしまう配分にしてしまい申し訳ございません」 【千代】 「本日の残りはもう眠るだけですが、どうなさいますか?」 【千代】 「休憩時間もほとんどありませんでしたし、まだ眠らずにご趣味の時間を取られるのもよろしいかと……」 【千代】 「明日は久々の休日でございます。早く寝られて朝から趣味に没頭されるのもよいですし、今から趣味に没頭されるのも一興かと」 【千代】 「それでは眠ってから万全の態勢で休日を過ごすことにいたしましょうか」 【千代】 「坊っちゃまがすぐに眠れますように、私が添い寝をしますね」 【千代】 「では早速、こちらへどうぞ」 ;SE ベッドに入る音 ;ボイス位置 3 【千代】 「今日は本当に頑張りましたね。よしよし……おやすみなさい。坊っちゃま……」 ;SE とんとんと背中を叩く音(千代の寝息を流すまでお願いします) 【千代】 「(しばらくの間、よしよしをお願いします。他にアドリブを入れて頂いても大丈夫です)」 【千代】 「(長時間寝息をお願いします)」 ・トラック12「おまけ。耳かき左のお時間」 ;ボイス位置 9 【千代】 「お疲れ様です。坊っちゃま」 【千代】 「趣味に没頭され、いい疲れが身を包んでおりますでしょう」 【千代】 「休憩されるついでに千代の膝にいらっしゃいませんか?」 ;SE 頭を膝に預ける音(最初から左が上です) ;ボイス位置 7 【千代】 「ふふっ。いらっしゃいませ」 ;SE 頭を撫でる音 【千代】 「よーしよーし」 【千代】 「では、耳かきをさせて頂きますね」 ;SE 耳かき 長 【千代】 「(耳かきに合わせて吐息などをお願いします)」 【千代】 「それでは仕上げに……耳をふーふー致します」 【千代】 「(耳吹きを長めにお願いします)」 【千代】 「ふぅ……お疲れさまでした。すっきりといたしましたね」 ・トラック13「おまけ。耳かき右のお時間」 ;ボイス位置 7 【千代】 「では、反対側も耳かきをいたしますか」 (前のシーンからの接続なので短めにします) ;SE 頭を回転させる音(ここから右が上です) ;SE 耳かき 長 ;ボイス位置 3 【千代】 「こちら側もふーふー致しますね」 【千代】 「(耳吹きを長めにお願いします)」 【千代】 「ふふっ。趣味に没頭される坊っちゃまのお顔。  耳をかいている間の坊っちゃまのお顔。  耳を吹いている間の坊っちゃまのお顔。  様々な坊っちゃまのお顔を見れて今日もいい日でございました」 【千代】 「これからも様々なお顔をお傍で見させてくださいね。坊っちゃま」 ・トラック14「おまけ。スタイリングのお時間」 ;ボイス位置 9 【千代】 「坊っちゃま。また少し髪が伸びてまいりましたね」 【千代】 「髪を切ってからセットをいたしましょうか」 【千代】 「こちらにおかけください。千代が坊っちゃまをよりハンサムに仕上げさせて頂きます」 ;SE 椅子に座る音 ;SE 散髪用のエプロンをかけられる音 ;SE 霧吹きを吹き付ける音 ;ボイス位置 13 【千代】 「では、切っていきますね」 ;SE 散髪をする音 長 ;SE クシで梳く音(上に合わせて度々) 【千代】 「さて、このような感じでよろしいでしょうか?」 【千代】 「では、切った髪を流していきますね。こちらに頭をお願いいたします」 ;SE 流しのシャワー音 ;SE シャワーで頭を流す音 中 【千代】 「タオルで拭きますね」 ;SE 頭をタオルで乾かす音 【千代】 「はい。お疲れさまでした。ちゃあんとハンサムになりましたよ」 【千代】 「明日大学に行けば黄色い歓声に包まれてしまいますね。ふふっ」 ・トラック15「おまけ。レポート集中のお時間」 ;ボイス位置 9 【千代】 「ああ、坊っちゃま。屋敷の資料室でお会いするとは珍しい事もあるものですね」 ;SE 椅子に座る音 ;ボイス位置 11 【千代】 「お暇をいただいてしまい申し訳ありません。私の力が至らず、坊っちゃまにご迷惑をおかけしてしまいました」 【千代】 「まさか、このように膨大なレポートを手書きで要求される講義であるとは知らず……。情報収集をしておくべきでした」 【千代】 「私の代わりにメイドが坊っちゃまの身の回りのお世話をしているはずですが……メイドは一体どうされたのですか?」 (一応、企画書に記載したメイドvs執事につながるようにしております) 【千代】 「もしかして、坊っちゃまだけで私の様子を見に来てくださったんですか……?」 【千代】 「ああ……なんということでしょう。そこまでの幸せを私が感じてもよろしいのでしょうか」 【千代】 「ありがとうございます。坊っちゃまのお世話に戻れるように、もっと頑張りますね」 【千代】 「坊っちゃまもこちらでレポートをされますか?」 【千代】 「では、何かわからない部分などがありましたらいつでも私をお頼りください!」 【千代】 「それまではしばし、私自身のレポートをさせていただきます」 ;SE 資料を参照しつつ鉛筆を走らせる音 長 【千代】 「(SEに合わせて、ふむふむ等の相槌などをお願いします)」 【千代】 「名前、番号、タイトル、良し」 【千代】 「誤字も……なさそう、ですね」 【千代】 「ふぅぅぅぅぅぅ……」 (溜息です) 【千代】 「坊っちゃまも終わりましたか? お疲れ様です」 【千代】 「さて……ようやく、今から執事復帰にございます。大変お待たせいたしました」 【千代】 「手始めに、肩でもお揉みいたしましょうか?」 【千代】 「今回は不覚を取りましたが、千代はもっと、もっと頑張っていきますからね!」 【千代】 「では資料室を出て、リラックスいたしましょう! 坊っちゃま!」