コン狐のおまけ音源編 お茶を飲むコン狐 コン狐 「んぐ、んぐっ……ふぃー、今日もゴミ拾いいっぱいしたなぁー……今日は巻き藁がすごかったね。ゴミ袋に入らないから集めて狐火で燃やしちゃったし」 主人公 「なんでそんなもんが落ちてるんだよ。この学校」 コン狐 「まったくさー、最近ゴミが多い気がしない師匠?私達が拾うからってポイ捨てしすぎだよ!ぷんぷん」 主人公 「じゃあ、一日辞めてみるかゴミ拾い」 コン狐 「え、じゃあゴミ拾いを一日辞めてみるか?」 主人公 「俺たちがやらなければ、気づいて捨てる生徒もいるんじゃないか?」 コン狐 「私達がゴミ捨てをしなければ、きっと気づいて捨ててくれる生徒もいる……うーん、確かにそれは名案かも知れませんなぁ……師匠も悪よのぉ」 主人公 「別に悪くないだろ」 コン狐 「べ、別に悪くないかな?……よーし、じゃあ明日はゴミ拾いはお休みだ~」 場面転換 コン狐 「次の日(かわいくナレ風)」 部室に入ってくるコン狐 コン狐 「よーし、今日もいっぱい善い事するぞ~」 コン狐 「……師匠ゴミ拾い行こ?」 主人公 「今日は休みだろ」 コン狐 「うっ、そうでした今日はお休みでした……変化解除……えい」 コン狐とりあえず座る コン狐 「んっ……今日はいつもと違うパターンにしないと」 主人公 「……」 コン狐 「……(悩んでる)」 コン狐 「いつもは一時間ぐらいゴミ拾いして、水戸公門観て、遊んで帰ってる訳でしょ?んー、この一時間をどうしよう」 コン狐 「ねぇ、師匠?なにしよっか?」 主人公 「俺に言われましても、部長」 コン狐 「うっ、そうだった……私が部長だった」 コン狐 「ど、どうしよういいことしなきゃ……自転車置き場の整理は前に全部倒しちゃって怒られたし……学園長の銅像のお掃除は腕を折って怒られたし……花壇の草抜きは間違って苗まで抜いて怒られたし……」 主人公 「うっ……いつも怒られてるな……ゴミ拾いしかなさそうな選択肢」 コン狐 「ううっ、ゴミ拾いだけは不思議と怒られないで褒められるんだ……違うパターンって難しい」 頭をかかえるコン狐 主人公 「じゃあ、今日は帰るか?」 コン狐 「帰るのはだーめ、部活なんだからー。あと50分ぐらいで水戸公門始まるし見てからにしよ」 主人公 「私欲じゃん」 コン狐 「うっ、こ、これも立派な部活動なんです!……いじわるな師匠なんかしーらない……ふーん」 主人公 「……(違うパターン……そういえばこのパターンで頭撫でないとどうなるんだろ?)」 コン狐 「……あ、あれ?……師匠どうしたの?……いつもなら頭ナデナデしてくれるのに」 コン狐 「ほ、ホントに怒っちゃったの師匠?……ご、ごめんなさい……ううっ……ぐすっ」 主人公 「な、泣くなコン狐!?ちょっと違うパターンを試しただけだ……ほら、あの食べたいっていった奴買ってやるから」 慌てて頭を撫でる主人公 コン狐 「ふぇっ……ちょっと違うパターンを試しただけ?……ううっ、ひどいよ師匠……あ、ナデナデきた……えへへ……え、お詫びに一福堂(いっぷくどう)のスペシャルあんころ餅買ってくれるの!?……わーい」 主人公 「じゃあ、買いいくか?いいことは募金でもすればいだろ?」 コン狐 「うん、今から買いに行こ♪師匠♪……あ、でも、いいこと……え?募金でもすればいい……あ(気づく)」 コン狐 「わ、わかってましたよ?それぐらい?で、でもお金で物事を解決するのは悪代官や越後屋みたいで、躊躇してただけです……まぁ、師匠が言うならしょうがない……うん」 主人公 「おし、行くか」 立ち上がる主人公 コン狐 「あ、待って師匠。私も行く~、変化人間モード、えい……ふふん、大丈夫。変化ライセンスCは伊達じゃありませんから」 コン狐 「では、しゅっぱ~つ♪……腕組んでこ♪」 歩き出す主人公とコン狐 コン狐 「ねぇ、師匠?募金って10円ぐらいでも大丈夫かな?」