『ニジイロうさぎとモノクロうさぎにかわいく添い寝をしてもらうお話。』 ■本編 (部屋に入ってくるニジイロ) 【ニジ】ご主人、まだ起きてる? 【ニジ】えっとね、さっき怖い映画見たでしょ? 【ニジ】だからご主人、眠れないんじゃないかなって思って…… (ドアの横からにゅっと出てくるモノクロ) 【モノ】ニジイロ、ずるい……モノも主と寝る…… 【ニジ】あ、モノちゃん。寝てたんじゃなかったの? 【モノ】寝てたけど、ニジイロいなくなって寒かったから。起きた。 【ニジ】あー、そうだったんだ。ごめんね? 【ニジ】モノちゃん寝ちゃっても眠れなくて、寂しくなって…… 【モノ】うん、わかってる。さっきの映画、怖かった。ニジイロ、ああいうの苦手なの、知ってる。 【ニジ】えっ?いや、そんなこと無いよ?私はただご主人が眠れないんじゃないかと思って……(あたふたしてるニジイロ) 【モノ】んふふ。ニジイロ、かわいい。 【ニジ】んむぅ……まあ確かに、ご主人が眠れないかもっていうのは建前なんだけど…… 【ニジ】でも、私が苦手なの知ってて見せたんだから、ご主人にも責任あると思うよ? 【モノ】主、よかったらモノたちと一緒に寝よ? 【ニジ】モノちゃん……うぅ……ご主人、その……よかったら私達と一緒に寝てくれる? (おいで、と両脇を空ける主人公) 【ニジ】えへへ……じゃあご主人のベッド、お邪魔します…… 【モノ】んふふ……主に添い寝、してあげる。 (両脇にセットされる二人) 【ニジ】ん……ご主人の腕枕……好きぃv 【ニジ】ご主人、もしかして私達がくるまで眠ってた? (主「どうして?」) 【モノ】わかる。だって主、いつもより体温高い。 【ニジ】もしそうだったら悪い事しちゃったかなって思って…… (ニジイロの頭を撫でる主人公) 【ニジ】んみゅ……ご主人の撫で撫で……好きぃ……んふ……んみゅ……ん…… 【モノ】……ずるい。主、モノにも撫で撫で……ん……にひ……ん……ふぅ…… 【ニジ】ご主人に撫でられると、胸がぽわって暖かくなる……えへ。 【モノ】主の手……おっきくて、好き……大事にされてるってわかる…… 【モノ】主……主ぃ…… 【ニジ】ひゃふっ?……ご主人、急に耳触るの……ダメ…… 【モノ】んきゅ…………主……意地悪しないで…… 【ニジ】んむぅ……モノちゃん、これは先にご主人を眠らせてあげないと、私達このまま遊ばれちゃうような気がする…… 【モノ】同感……これはニジモノ安眠プログラムを発動するべき…… (顔を耳元に移動させる二人) (囁き声で) 【ニジ】えへへ、じゃあご主人?目を瞑ってじっとしててね…… 【モノ】モノたちが、主を優しく眠らせてあげる…… 【ニジ】……じゃ、始めるね。 【ニジ】ここは緑の草原で、ご主人はたくさんのうさぎたちに囲まれています。 【モノ】いっぱいふわふわ、とってももこもこ、おひさまぽかぽか、暖かい…… 【ニジ】右手の上にもうさぎさん、左手の上にもうさぎさん。 【モノ】主は幸せもの……こんなに和やかで心地良い場所にいる…… 【ニジ】……あ、いいこと思いついた。ねえ、モノちゃん。えっと……右手をこっちに頂戴? (右手をニジイロの方にやるモノクロ) 【モノ】え?うん、はい、どうぞ。 (主人公の胸の上で手をつなぐ二人) 【ニジ】こうやってご主人の胸の上で手を繋いでるとね、私たちでご主人を抱きしめてあげてるみたい。 【モノ】……本当。主の呼吸や鼓動が伝わってくる……気持ちいい…… 【ニジ】えっと、じゃあ続き……ん。 【ニジ】お腹の上にも、暖かいうさぎさんが乗っかっていますね。 【モノ】緩やかで、やわらかい時間の中……どんどんリラックスして……ふんわりした心地に…… 【ニジ】このうさぎさん、何匹居るのかな? 【モノ】主、一緒にうさぎを数えよ? 【ニジ】うさぎが1匹…… 【モノ】うさぎが2匹…… 【ニジ】うさぎが3匹…… 【モノ】うさぎが4匹…… 【ニジ】うさぎが5匹…… 【モノ】うさぎが6匹…… 【ニジ】うさぎが7匹……(ニジイロ、ここから徐々に眠そうに) 【モノ】うさぎが8匹…… 【ニジ】うさぎが9匹…… 【モノ】うさぎが10匹…… 【ニジ】ご主人……眠そうな顔…… 【モノ】うん、いい感じ……作戦成功……んふふ。 【ニジ】うさぎが11匹…… 【モノ】うさぎが12匹…… 【ニジ】うさぎが……13……匹…… 【モノ】うさぎが14匹…… 【ニジ】うさぎ……が……じゅう……ご匹……くぅ……すぅ………… 【モノ】うさぎが16匹…… (ニジイロが眠ってしまって続かない) 【モノ】……あれ、ニジイロ?……もしかして、寝てる? 【モノ】……んふふ……寝息立ててる。 【モノ】まったく、しょうがない子…… 【モノ】ごめんね、主。まだ眠れてないのに…… (主「いいよ。嬉しかった」) 【モノ】ふふ……ありがと。 【モノ】でも、ニジイロ、安心して眠ったと思う。 【モノ】あの映画、随分怖がってたし…… 【モノ】さっき、モノを寝かしつけてくれる時、手が震えてた…… (主「やっぱやめたほうがいいかな」) 【モノ】ううん、別に気を使わなくてもいいと思う。 【モノ】……だって怯えてるニジイロ、かわいい。(ちょっと小悪魔っぽく) (同意を示す主人公) 【モノ】ね。主……良かったらモノの頭撫でる…… 【モノ】いつもはニジイロがしてくれるけど……今は逆側にいる……だから…… 【モノ】うん、さっきみたいに……でも、お耳はダメ…… 【モノ】ん……ふぅ…………ん……にゅふ……えへへ…… 【モノ】うん……眠たくなった。んふ。 【モノ】じゃあ、おやすみ、主……んむ…… 【モノ】(撫でられながらじわじわ眠りに落ちる20秒) 【ニジ】ん……んむ…………くぅ……すぅ…… 【ニジ】んむ、ちゅ、ぁむ……(自分の指をしゃぶりだすニジイロ) (指しゃぶりは止めてと言われているので、ニジイロの口から指を引き抜く主人公) 【ニジ】……っぷぁ…………んむぅ……あれ、ご主人? 【ニジ】……私、また指しゃぶり……してた? 【ニジ】うぅ……恥ずかしい…… 【ニジ】前よりはしなくなったんだけど、ご主人の前だとなぜか出てきちゃって…… 【ニジ】一番見られたくないのに……ご主人…… (「かわいい」と、ニジイロの頭を撫でる) 【ニジ】んみゅ……すぐ撫でて誤魔化す…… 【ニジ】……じゃあご主人、私の手、握ってて? 【ニジ】だってそうすれば自然と口に運べないし、大丈夫かなって…… 【ニジ】あ、そっか。腕枕してるから無理だよね…… 【ニジ】だったら…… (もぞもぞと主人公の体の下に片腕をやり、抱きしめるような形に) 【ニジ】こうやって右手をご主人の下にやってれば、ね? (主「でも重くない?」) 【ニジ】ううん、重くないよ。 【ニジ】それに、抱きしめてるみたいで心地いい…… 【ニジ】ご主人……ご主人ぎゅ〜……えへへ…… 【ニジ】ご主人……好き……ごしゅじーん…………んぅ…………ご主人……ん…… 【モノ】ニジイロ、主……何してる。(少々不機嫌そうに) (少しびっくりするニジイロ) 【ニジ】ふぇっ!?モノちゃん、起きてたの? 【モノ】なんだか嫌な予感がして起きた。 【ニジ】あは、あはは……(バツが悪そうなニジイロ) 【モノ】主もニジイロもモノのもの…… 【モノ】二人だけでいちゃこら……許さない…… 【ニジ】……じゃあモノちゃんも、ご主人のことぎゅーってしてあげるといいよ。 【モノ】もちろん、言われなくてもそのつもり……ん…… (ニジイロと同じように主人公を抱きしめるモノクロ) 【モノ】あ……これ、ニジイロの手? 【ニジ】えへへ、くすぐったいよ〜 【モノ】主、二人で抱きしめてる……苦しくない? (主「まさか。ぜんぜん大丈夫だよ」) 【ニジ】えへへ。じゃあもうちょっとだけぎゅって……ん…… 【モノ】モノも……ぎゅぅ…………ふふ…… 【ニジ】んふ〜……ご主人……えへ…… 【モノ】主……目が覚めたから……改めて、お願いしたい。(頭撫でるのを) 【ニジ】あ、じゃあ私も……ご主人、して? (二人の頭を撫でる) 【モノ】主……ん………… 【ニジ】ご主人…………ご主人〜……v 【モノ】主……撫で撫で…………気持ちいい…… 【ニジ】ご主人……えへ……撫で撫で……しゅき……v 【モノ】主……主ぃ…………ん……好き…… 【ニジ】ご主人……しゅきぃ……ご主人…………ん……ふぅ…… 【ニジ】(「ご主人……」と呟きながら眠りに落ちる・40秒) 【モノ】(「主……」と呟きながら眠りに落ちる・40秒)