ご無沙汰しております、喫茶綴のおにさくらです。 珈琲店喫茶綴の第二弾、「珈琲店 喫茶綴 弐」、お買い上げいただき、誠にありがとうございます。 特殊な作品なので、買っていただいた方には本当に、感謝しかありません。 ありがとうございます! さて、さっそくですが、私はいつも、「珈琲ってなんだ?」と考えながら、珈琲を飲んでいます。 気難しい話じゃなくて、ぼんやーりと考え事をしているだけです。 おいしいなぁ、なんでこんなにおいしいんだろうなぁ、くらいの呆け具合です。……考えているっていうのか、それ? そんな、日ごろ珈琲のことを考えている人間が作っている音声作品ですので、小難しい話もあったかもしれません。 正直、あまり気にしなくていいと思います。 自身の制作物を批判する意味合いは一切ないです。 知りたければ知ればいいし、知りたくないままでいたかったり、知りたくないのであれば、そうすればいいのかなと。 珈琲は自由な飲み物なので、好き勝手に楽しんでいただきたいものですね! この言い方自体が、視界を狭めかねない言い方なのが、口惜しいところではありますが。 私自身が珈琲で音を録って遊んでいるような人間ですので、偉そうなことは何も言えませんね。 とにかく珈琲好きが好き勝手に作った珈琲の作品ですので、みなさんのお気に召す部分が少しでもあればいいなぁと思います、はい! ちなみに私は、こだちナツさんのイラストと、沢野ぽぷらさん、かの仔さんの演技がこの作品の一番の魅力だと思ってます。 とりあえず珈琲は度外視しておいて、素敵なイラストと素敵に演じていただいたキャラクタを楽しめばいいんじゃないかなと。 珈琲はおまけです。ちょっと気が向いたときに息抜きに飲みましょ、ええ。 このあとがき(?)、珈琲ラヴァーなあとがきと銘打っているので、もうちょっと珈琲の話をしておきます。 せっかくなので、ネタバレっぽいものを含んだ内容でも語ろうかと。 余談ですが、ひらがなのうに濁点をつけた場合、環境依存文字になるみたいです。 このあとがき書く際に、初めて知りました。珈琲ラヴァーって凄い。 作品をお聴きになった後で、気になるようでしたら読んでみてください。 以下、改行を多く挟んでから、ネタバレを含む珈琲のお話。 何について書こうかなぁと考えたのですが、今回提供した3杯の珈琲について、書いていこうと思います。 前作とは打って変わって、ヴァリエーションに富んだメニューになっていると思うので、それぞれ補足しつつ、好き勝手に書き連ねます。 1杯目。ブレンド珈琲。 ブレンド珈琲です。 1作目の「珈琲店 喫茶綴」においても、このかが積極的に淹れていましたね。 お姉ちゃんとして負けていられない雪菜さんも、ブレンド珈琲を提供しています。 といっても、作中でも言及された通り、淹れ方は違います。 淹れ方という意味合いは、単純にお湯の注ぎ方から、挽いた珈琲豆の粒度や湯の温度とか、道具自体の使い方も含んで広義での意味合いに捉えていただければ、と。 個人的に、ブレンド珈琲があるお店は、それをお店の顔(というと語弊があるかも?)にするケースが多いような気がします。 雪菜さんもまずはブレンド珈琲を提供する事としています。 お姉ちゃんぶりたい――もとい、大人の貫禄を見せつけるせっちゃんですね。背は低いですけど。 喫茶綴豆知識:せっちゃんはおちび――もとい、背があまり高くない。 このブレンドにだけ関していうと、ネルドリップでの抽出で、湯温は84度スタート、珈琲豆の挽き目は粗めで量多め(20gくらい)、湯の注ぎ方や蒸らしの有無、抽出の時間は作中参照といったイメージです(なんの呪文だ、これは)。 濃度は高いけど、すっと飲めるような綺麗な珈琲をイメージしています。 2杯目。ブラック・ルシアンベースの珈琲カクテル(ゆっきーすぺしゃる)。 カクテルシェイカで作るアイス珈琲。そこから作られる珈琲カクテル(カクテル珈琲)。「おしゃれさんか!」って感じですね。 喫茶綴豆知識:せっちゃんはおしゃま――もとい、おしゃれさん。 さておき、ブラック・ルシアンです。 作中の発言にもあるように、濃厚なアイス珈琲を抽出して、お酒とブレンドしています。 珈琲の味がダイレクトに影響するので、ダークでほろ苦い、大人なカクテル(?)になります。 甘みが欲しかったら、フロートした生クリームを加えて、ホワイト・ルシアンにするのもまた一興かと。 実は作中では、一般的にはウォッカを使用すると言ってはいるものの、使用したお酒の種類を明言していないです。 気になった方がいれば、色んなお酒で、このお酒を使うと「ゆっきーすぺしゃるになるのでは?」と試してみてくださいませ。 ヒントがないと、正解を見つけられなそうなので、ちょっと捕捉。 珈琲の味に影響しづらいお酒が使われています。また、実在した珈琲店で、今は無き珈琲店にあったメニューを参考にしています(作り方が同じかはわかりません)。 このヒントでわかる方、おそらく私と同じ類の珈琲ラヴァ―だと思います。「一緒に珈琲飲みませんか?」と言いたくなりますね。 さて、ここまで書いておいてなんですけど、もしも本当に気になる場合は、私に訊いてくれれば普通に答えます。はい。 更に余談ですが、濃厚な珈琲の中には、まるでお酒を飲んでいるかのような、アルコール感さえある程の珈琲が淹れられるものもあります。 状況次第では珈琲酔いしかねないです。そんな珈琲に更にアルコールを加えたら……はてさて、どうなることやら。 このあとがき(?)を読んでいる方の中にも、そのうち、そんな珈琲店と出逢う方がいるかもしれませんね。 ところで、ゆっきーすぺしゃるって名前、格好いいよね、うん、きっと、たぶん、人によっては。 喫茶綴豆知識:せっちゃんはおちゃめさん。 3杯目。カフェ・オ・レ。 カフェ・オ・レ。あるいはミルク珈琲なんていう表現をするお店もあります。個人的には後者の呼び方も好きです。 珈琲とミルクの比率だったり、作り方自体だったり、甘みの付け方だったりも様々で、アレンジしがいがありますね。 メジャなメニューなのではないかなぁと。 珈琲が飲めない方でも、カフェ・オ・レは好き、なんて方もいらっしゃいますね。 作り方は作中で雪菜さんが説明してくれているので割愛します。 牛乳の比率で大きく味が変わるので、色々試してみると楽しいですよ! 個人的には、カフェ・オ・レにする場合には、甘みをたっぷりでいただくかビターでいただくかの両極端が好きです。 結局その時の気分に合わせるって事ですが、それが容易にできるのでカフェ・オ・レは良い飲み物だなと思います。 それからこれも余談ですが、某A県にある喫茶店では、天井付近からテーブルに置かれたカップに向けて珈琲とミルクを注ぎ、カフェ・オレを作るそうです。 見た目にも楽しめそうなカフェ・オ・レですね。いずれ、飲みに行こうかなぁと悩んでます。そのお店、パフェもすごく美味しそうなんですよ! 喫茶綴珈琲豆知識:今回雪菜さんの作ったカフェ・オ・レは珈琲の味わいを強めに感じるカフェ・オ・レです。 番外編? アッフォガート(アフォガート)。 一般的(?)には、アッフォガートとメニューにあった場合には、アイスにエスプレッソをかけたものが出てくる可能性が高いかなぁと。 お店によっては珈琲やお茶(緑茶や紅茶)、お酒を使ったアッフォガートもありますね。 アッフォガート(affogato)はイタリア語で「溺れた」という意味らしいので、アイスが何者かに溺れさせられるとそれはアッフォガートとなるのだと思います、たぶん、おそらく、きっと。 珈琲と甘いものが好きな方には、是非試してみてほしいメニューですね。 作り方も簡単(アイスに飲み物をかけるだけ)なので、色んなヴァリエーションが試しやすいです。 個人的には、アイスに負けないように、飲み物を濃厚なものにした方が楽しみやすいと思ってます。 それから、作中でも少し言及していますが、アッフォガートとフロートの違いは、以下のような感じかなと(詳細な定義ではなく、私の主観です。あしからず)。 アッフォガート:アイス(食べ物)に飲み物を注いだ、食べ物。 フロート:飲み物にアイス(食べ物)を乗せた、飲み物。 喫茶綴珈琲豆知識:アッフォガートは食べ物。フロートは飲み物。 ※あくまで個人の見解です。あしからず。 いずれにせよ、それぞれに良さがあるので、気分によって好きな方を選びたいですね。それもまた楽しいです。 そんなわけで、今回本編で提供された3杯の珈琲+αについての余談でした。 おまけにある『インターネット珈琲ラジオ「綴雪菜の今日の珈琲!」』では、珈琲ゼリィも作っています。 作り方は簡単ですし、気になる方は、是非、作中のレシピを参考に作ってみてくださいね! 雪菜さんのように、アルコール感の強い珈琲ゼリィもまた、日頃食べる(?)珈琲ゼリィとは違った魅力があって楽しいですよ!! さて、最後までぐだぐだですが、本作で、皆様が何か一つでも楽しんでいただけた部分があれば幸いです。 また、ご感想をいただけたら嬉しいですし、励みになります! ではでは、お買い上げいただいた皆様、どうもありがとうございました! 次回作は冬コミで同時にリリースした作品ですので、おそらく同月中にリリースできる……はずです、たぶん。 一部効果音を録り直しとかしているので、明言できるわけではないのですが、果たして。 それでは、ありがとうございました! 次回作でまたお会いしましょう!! 喫茶綴 おにさくら 2020年02月09日 午前02時58分 ドミニカの珈琲とブラジル・イバイリ種の珈琲を飲みながら。