;//////// ;Tr8 黒滝公園でピクニックランチ ;//////// ;3/右 【ふかみ】「わぁっ」 ;SE 小走りの足音 ;3/右→;1/前→;9/前遠 ;3/右→;1/前→;9/前遠 【ふかみ】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 ;9/前遠(マイクに背中) 【ふかみ】「綺麗! ひろーーーーい! 雄大ですね〜」 ;環境音 F.I. 白滝公園 ;9/前遠(振り返ってマイク向き) 【ふかみ】「御一夜から一時間もしないでついちゃったなんて嘘みたい! えと……なんでしたっけ、ここ──」 ;SE 足音 (小走り) ;9/前遠→;1/前 【ふかみ】「(呼吸音)(呼吸音)」 ;1/前 【ふかみ】「あ、そうそう! 黒滝(くろたき)公園! わたし、樹木(いつき)村はじめてなんですけど──」 ;3/右(横に並ぶ) 【ふかみ】「(雄大な景色に見とれる息とニュアンス。30秒ほど)」 【ふかみ】「ふふっ、なんでこの公園が黒滝公園なのか、たぶんわかっちゃいました! アレですよね、あの屏風みたいなおっきい岩」 【ふかみ】「断崖絶壁〜〜って感じに切り立った岩肌が、まるで黒い滝みたいに見えるから。ですよね、きっと」 【ふかみ】「(感動の吐息)──すごい。絶景ってヤツですよね、これ。岩肌の黒い滝が、そのまま豊かな流れの川に注ぎこんでるみたいに見えて──あ!」 ;SE 足音 ;3/右→;1/前→;7/左→;15/左遠 ;15/左遠 【ふかみ】「おにーさーん! ここ、お弁当ひろげるのにちょうどよさそう! ね? 景色みながらどうですか? わたし、作ってきたんです」 ;15/左遠→;7/左 【ふかみ】「(呼吸音)(呼吸音)──えへへ、おとなりどうぞ、です」 ;7/左(よりそい) ;$=SE 籐かごのバスケットを開ける 【ふかみ】「ピクニックバスケット、かわいくないですか? ちょっとムードだしてみちゃいました。じゃ、開けますよ〜 $ じゃじゃん!」 【ふかみ】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音) ですです。まだ未完成です。短いバゲットと、ちっちゃなレタスと、薄切りのハム」 【ふかみ】「最初からつくってもってきてもいいかと思ったんですけど、バゲットがレタスの水分すっちゃったらやだなぁ、って。だから、ちっちゃなカッティングボードも、ほら」 【ふかみ】「(呼吸音)(呼吸音)──うふふっ、きっとご期待に添えちゃうと思いますよ? じゃ、バゲットから切っていきますね〜」 ;SE バゲットをパン切りナイフで切る(継続) 【ふかみ】「ん……と(呼吸音)(呼吸音) 結構、ぽろ、ぽろ……(呼吸音)(呼吸音) いきそう、ですけど(呼吸音)(呼吸音) 切れる、は、ちゃんと──(呼吸音)(呼吸音)」 【ふかみ】「いい感じに……(呼吸音)(呼吸音) あ、っていうか、おにいさんのの厚さは──(呼吸音)(呼吸音) なるほど、です──(呼吸音)(呼吸音) じゃあ、もう少し……(呼吸音)(呼吸音)」 【ふかみ】「お宿の、ごはん──(呼吸音)(呼吸音) きっとごちそう──(呼吸音)──でしょう、から── 今食べすぎるの──(呼吸音)(呼吸音) ちょっと──(呼吸音)──怖い、し──(呼吸音)(呼吸音)」 ;SE stop 【ふかみ】「うん、こんな感じで。 そしたらレタスを──」 ;SE レタスむしり(継続) 【ふかみ】「こう、して──(呼吸音)(呼吸音) なら、べて──(呼吸音)(呼吸音) ん……(呼吸音)(呼吸音) っと──(呼吸音)(呼吸音)」 【ふかみ】「こっちの、パンにも──(呼吸音)(呼吸音) おんなじ、ように──(呼吸音)(呼吸音) 綺麗に、やって──(呼吸音)(呼吸音) もう、ひとつ──(呼吸音)(呼吸音)──で」 【ふかみ】「(無言の作業呼吸。15秒ほど)──っと。 ふう、できました」 【ふかみ】「あとはハムをお好みで〜ですね。 調味料もお好みで選んでくださいね? (呼吸音)──はい、どうぞです」 【ふかみ】「(楽しげにおにいさんによる仕上げを見守る息とニュアンス。30秒ほど)」 【ふかみ】「うふふっ! とーってもおいしそうにできあがりましたね〜」 【ふかみ】「景色も最高、お天気もいいし、おいしそうなサンドイッチに──あ、そうだ! ドリンクドリンク」 ;SE 魔法瓶のフタあける→フタにドリンク注ぐ 【ふかみ】「(幸せそうな息とニュアンス15秒ほど)」 【ふかみ】「はぁい、どうぞ。ってことで、いただいちゃいましょうか」 【ふかみ】「──(呼吸音)。ですね。それじゃあ、 『いただきまーーーーーす!』」 【ふかみ】「最初は、ね? おにいさん食べてください。 わたし、『あーん』してあげますから」 ;1/前 【ふかみ】「はぁい、『あーーーーーん』」 【ふかみ】「(幸せに見守る息とニュアンス。30秒ほど)」 ;7/左 【ふかみ】「うふふっ、それじゃあわたしもひとつ。 あーーーーーーんで──」 【ふかみ】「(はむっ!!!)」 【ふかみ】「(可能ならバゲッドサンドの咀嚼音。いただけなくても大丈夫です)」 【ふかみ】「ん〜〜〜〜っ!!! おいっしい♪♪♪」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Tr9 おにいさんのバンジーチャレンジ ;//////// ;13/後遠 【ふかみ】「う……わ──」 【ふかみ】「怖くないんですか? おにいさん、そんな崖っぷち……ああ、ううん。バンジーなんですから…… そういうとこに立たなくちゃなの、頭ではわかるんですけど──(ごくり)……けど」 【ふかみ】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)……確かにですよ。逆に、“川までの10メートルの飛び込み台”って思ったら、わたしも結構平気かもです。だけど、ですよ?」 【ふかみ】「戻るじゃないですか、バンジー、ゴムでびよーんって。 あれがもう、想像するだけで無理すぎます。 あがっていくの、ぜったい怖くて気持ち悪いにきまって──ふあっ!?」 ;失敗したと思い怖いのも忘れておにいさんに一歩近づく ;5/後 【ふかみ】「ごめんなさい! おにいさんこれから実際飛ぶのに、萎えさせるようなことばっかりいっちゃって、わたし……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──あ」 ;3/右 【ふかみ】「さすが。です。おにいさん。 とっても強くて……かっこいい」 【ふかみ】「わたしだったら、絶対やっぱり無理ですもん。 いくら視察のためっていっても、バンジーだとか」 【ふかみ】「(心配そうな吐息)……本当にまさかでしたよね。『御一夜鉄道沿線にも作れるーってなったら、さらに観光名所増えるばい!』ってノリノリで視察したがってた凪ちゃんが、りんご病にかかっちゃうだとか」 【ふかみ】「(心配そうな息)……おにいさん。もしも代役無理してるとかだったら……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)── はい、わかりました」 【ふかみ】「じゃ、わたしも最終チェックお手伝いしちゃいますね。 ハーネスがしっかり装着されてて、ロープに傷とかなければそれで大丈夫ですよね」 【ふかみ】「ハーネスは、ん……」 ;SE ハーネスをチェック(引張試験でカチャカチャ) ;3/右→;1/前→;7/左 【ふかみ】「(1分ほどていねいに、身長な呼吸音とニュアンス)」 あく 【ふかみ】「うん。ハーネス全部ばっちりです。あとは、ロープですね」 【ふかみ】「ん、っと……」 ;SE ロープを手で丁寧に擦っていってチェック ;7/左→;1/前→;3/右 【ふかみ】「やっぱり、すごくしっかりしてるんですね……(呼吸音)(呼吸音)ゴム紐って感じ、全然しないです……(呼吸音)(呼吸音)──太くて、ギチギチしてる感じで……(呼吸音)(呼吸音)──これが伸縮するんですから、落下の勢いって、きっと──」 【ふかみ】「(慎重に丁寧にチェックする息とニュアンス。一分)」 ;SE セリフ合わせ 【ふかみ】「──うん。こっちも大丈夫です。あとは、おにいさんの手首にアクションカムを取り付けて……(呼吸音)(呼吸音)──んしょ。っと。スイッチ、いれて──(呼吸音)──うん」 ;1/前 【ふかみ】「ここまできたら、あとは係の人におまかせですね──(呼吸音)(呼吸音)──あ、カウント、わたしも一緒に、ですね。わかりました」 ;3/右(接近囁き) 【ふかみ】「おにいさんが怖くないように、速いペースで、一気にカウントしてあげますから、安心しててくださいね」 ;3/右→;11/右遠 【ふかみ】「うふふっ! がんばってくださいね! じゃ、いきますよー (わざとらしく大きく長く息を吸い込む)」 ;早口 【ふかみ】「54321! バンジー!!!」 ;SE バンジージャンプ、当事者の耳(録画動画参考)、一連 ;11/右遠(固定) ;編集でさらに遠ざかったり、近づいたり、バンジーゴムの動きにあわせて 【ふかみ】「ひゃぁぁぁぁあああああああああああああああああ! うわっ! あ、びよーーーーんって──わ──わっ! あ……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──ふわっ、 すごい、とんだ! 一気に! ほんとに! おにいさんかっこよかった!!」 【ふかみ】「おにーさーーーん! 上からのロープ、ハーネスにひっかけるんだそうでーーーーす! そしたらウインチでつりあげてもらえますから、もーちょっとですよー」 ;SE ウインチ釣り上げ(ウインチ音が徐々に大きくなる) ;1/前 (ふかみの呼吸もつれて大きくなっていく) 【ふかみ】「(呼吸音。一分ほどで、おにいさんが近づいてきて、どんどん嬉しい息になる)」 ;SE ウインチ停止。おにいさんの足、木の床につく ;1/前(密着) 【ふかみ】「おかえりなさい! おにいさん! すごかったです! 一気にためらいなく飛んで! ものすごい男らしかった! かっこよかった!! わたし、ほれなおしちゃいました!!!」 【ふかみ】「って──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)── お顔、ちょっとひんやり…… ですよね。血の気ひきますよね。あんなの絶対、身体が反応しちゃいますよね」 ;3/右(密着。ほほにいきふきかけ) 【ふかみ】「(はー、はー、はー、はー) どうですか? こんなのでも少しはあったまりますか? (はーー、はーーー、はーーーーー)──うふふふっ」 ;7/左(密着) 【ふかみ】「それじゃあ、こっちも。 (はーーーーーーっ、はーーーーーーーーっ、はーーーーーーーっ)」 ;1/前 【ふかみ】「やっぱりちょっと冷えちゃってますね。 だーかーらー──うふふっ! ここはお風呂で! いったん身体をあっためちゃいましょ?」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Tr10 五右衛門風呂で背中流し ;//////// ;環境音(五右衛門風呂) ;1/前 【ふかみ】「うふふっ、おにいさん、あったまって来たみたいですね」 ;環境音 五右衛門風呂 F.I. 【ふかみ】「(満足そうな息)──嬉しい誤算でしたね、五右衛門風呂。 まさか無料で入らせてもらえるだなんて」 【ふかみ】「ヒストリアステラ樹木(いつき)……樹木村の歴史を伝えるための公共施設。施設自体もものすごく立派ですし……」 【ふかみ】「この五右衛門風呂体験だって、結構コストかかってますよね? 薪をくべて、火をつけて、お水出して沸かして……」 【ふかみ】「『公共施設ですから、混浴はご遠慮下さいね』って、注意それだけでしたよね、受付のおねえさん。ほかはぜぇんぶフリー。自由で、無料」 ;3/右(ひそひそばなし) 【ふかみ】「……ひょっとして、御一夜市よりずうっと財務状況いいのかもですね、樹木村」 ;1/前 【ふかみ】「タオルだって無料レンタルですし、シャンプーとかリンスとかせっけんも無料で使っていいっていってもらえましたし──ああ──うふふっ」 【ふかみ】「混浴は禁止ですけど、お背中流しは禁止、されてませんよね、そういえば」 ;3/右(接近囁き) 【ふかみ】「どうです? もうすっかりあったまってるみたいですし…(呼吸音)(呼吸音)──うふふっ」 ;SE 足音 ;1/前→;7/左→;15/左遠 ;SE 風呂いす動かす(ことっ) ;15/左遠→;7/左→;5/後 【ふかみ】「じゃ、このお椅子に座ってください…… (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──ありがとうございます」 ;6/後左(背中側に立ったまま耳元に口寄せるイメージ。以降同様) 【ふかみ】「いいお湯みたいですね。おにいさん──ほら、首筋まで真っ赤です。です」 ;5/後 【ふかみ】「それじゃ、首からお背中洗っていきますね。 ちょっとだけまっててください──せっけん、泡立てなくちゃ……」 ;SE アカスリで石鹸泡立て 【ふかみ】「(呼吸音)(呼吸音)──ん…… (呼吸音)(呼吸音)──あ、これ── (呼吸音)(呼吸音)──あわだち、けっこう…… (呼吸音)(呼吸音)──っていうか、かなりいいですね」 【ふかみ】「(呼吸音)(呼吸音)──あわ、ふわふわで (呼吸音)(呼吸音)──ねとねと、だし (呼吸音)(呼吸音)──うちにもほしい。かも。です (呼吸音)──おみやげコーナーで──(呼吸音)──うって、ます、かね──っと」 ;SE stop 【ふかみ】「(感心の息)──すっごくもちもちでふわふわ。 この石鹸もひょっとして樹木村産なのかもしれないですね」 【ふかみ】「じゃ、洗います。リラックスしてくださいね〜」 ;SE 洗体(セリフ合わせ) 【ふかみ】「首筋は──(呼吸音)(呼吸音) 筋肉のラインにそって──(呼吸音)(呼吸音) 縦に、縦にで──(呼吸音)(呼吸音) ごしごし、ごしごし──(呼吸音)(呼吸音)」 【ふかみ】「で、上肩の左──(呼吸音)(呼吸音) それからみぃぎ──(呼吸音)(呼吸音) 肩甲骨、も──(呼吸音)(呼吸音) 両方、と──(呼吸音)(呼吸音)」 【ふかみ】「裏側も……ん──(呼吸音)(呼吸音) しっかり、やって──(呼吸音)(呼吸音) あとは、骨と、骨との──(呼吸音)(呼吸音) あい、だ──(呼吸音)(呼吸音)」 【ふかみ】「で、お背中を── (背中洗う息とニュアンス。一分ほど) ──んしょ……(呼吸音)(呼吸音)──っと」 ;4/後右 【ふかみ】「脇、洗いますね。おてて、ちょっとだけ──(呼吸音)(呼吸音) ん……(呼吸音)(呼吸音) 少しくすぐったい。です?──(呼吸音)(呼吸音) ふふふっ、我慢してくださいね──(呼吸音)(呼吸音)」 ;6/後左 【ふかみ】「もうちょっとだけ──(呼吸音)(呼吸音) こしゅこしゅ、したら──(呼吸音)(呼吸音) ざぁっと流して──(呼吸音)(呼吸音) おしまい、です──(呼吸音)──から──(呼吸音)」 【ふかみ】「最後に──(呼吸音)(呼吸音) 腰、で──(呼吸音)(呼吸音) (腰回り洗う息とニュアンス。一分ほど)) ──(満足そうな吐息)──うん」 ;6/後左(接近囁き) 【ふかみ】「じゃ、流しますね〜」 ;SE 背中流し(四回にわけて) 【ふかみ】「ざばー……(呼吸音)(呼吸音) こっちも──(呼吸音)(呼吸音) 反対……(呼吸音)(呼吸音) で──(呼吸音)(呼吸音)──うん」 ;5/後 【ふかみ】「これで背中は、すっかり綺麗になりました。 ……けど──」 ;7/左(接近囁き) 【ふかみ】「他のとこって、どうします?」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Tr11 宿と雷雨と扇風機 ;//////// ;1/前 【ふかみ】「わ。みてください壁。扇風機ついてます。すごくレトロ!」 ;環境音 樹木村の宿の扇風機 F.I. 【ふかみ】「えへへ、いいお宿にあたっちゃいましたね。こういうの、わたし、結構好きなんです」 ;1/前(マイクに背中) 【ふかみ】「ん……(呼吸音*8)──すずし。 って、風、これだとわたしが独占しちゃってますね」 ;1/前→;3/右 【ふかみ】「おにいさん、並んで一緒に──(呼吸音)(呼吸音)──んふふっ」 【ふかみ】「ね。ほてった体に扇風機の風、とっても優しくてすずしいですよね……(呼吸音*6) なんだかんだでお風呂……すごく長く入っちゃいましたし──」 「(うっとりと扇風機の風を楽しむ息とニュアンス。一分間)」 ;上記の呼吸音の30秒ほど経過時から、F.Iで雷雨の音を環境音にプラス 【ふかみ】「え?」 ;SE 畳の足音 ;1/前→;3/右→;11/右遠(マイクと反対向き) 【ふかみ】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──わ、振ってきちゃいましたね。結構おおつぶ」 ;3/右 【ふかみ】「(呼吸音)(呼吸音)……わたしたちラッキーでしたね。 お土産物とか、もう何分かのんびりみてたら、 この土砂降りに、きっと足止めされちゃってました」 ;3/右(接近囁き) 【ふかみ】「おにいさんとふたりでだったら、どこかの軒先で雨宿り──とかも素敵って思いますけど。でも……」 ;3/右(マイクと同視線) 【ふかみ】「(じっと雨音に耳を澄ませる、幸せそうな呼吸とニュアンス、一分ほど)」 ;3/右(寄り添い。ゆったり。静かに) 【ふかみ】「……おにいさんとふたりきりの部屋で、ぼーっと雨音聴いてるほうが、もっと素敵って思います。です」 【ふかみ】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──好きなんですよ。わたし、雨。川下りのお仕事してるときには、お客さん濡れちゃうし、ご迷惑かけちゃうなーって思いますけど」 【ふかみ】「それでも、ね? わたし自身は、雨に濡れながら船を操るの、好きなんです。雨粒をつたって川とつながってるような気がして──水の流れを、もっとよく感じられるみたいな気がして」 【ふかみ】「それに……うふふっ、凪ちゃん」 【ふかみ】「一番のお友達で、一番のお仕事の相棒が、雨降りとっても大好きなのにも、ちょっと影響されてるのかもって思います」 【ふかみ】「凪ちゃん、土砂降りになればなるほど喜んで。 黄緑色の雨合羽着て、『こういうときこそ修行になるばい』って!」 【ふかみ】「元気なカエルさんみたいでかわいいなぁって、わたし、凪ちゃんの雨合羽すがたみるといっつも──あ、凪ちゃんにはナイショにしててくださいね?」 ;;$=SE 近い雷 【ふかみ】「約束ですよー。ゆーびきーりげん $ きゃあっ!?」 ;3/右 抱きつき(怯え ;環境音 そのまま雷雨に 【ふかみ】「か、雷は苦手なんです……川の上、逃げ場所ないし……川下りって、雨はある程度がんばりますけど、雷だと基本中止しますし……」 【ふかみ】「ううっ──怖い……あっ」 ;1/前(密着) 【ふかみ】「……ありがとうございます。安心します──(呼吸音)(呼吸音)──おにいさんのぬくもりに、においに、怖いの、溶かしてもらえるみたいで──」 【ふかみ】「……このまま……もうすこし、いいですか? ……雷が遠くにいっちゃうまで──もう少し……」 ;音素材の雷雨でいい感じにひっぱれる長さ雷雨継続させて→雨にクロスフェード願います 【ふかみ】「(雷雨中用の、怖い中にも安心がある呼吸。素材用に2分ほどお願いいたします)」 【ふかみ】「(加えて別途の単発で“きゃっ”とかそういう、怖がるリアクションを2〜3いただけましたら)」 【ふかみ】「……雷……聞こえなくなりましたね……たぶん……(呼吸音)*8──うん、もう聞こえない」 【ふかみ】「(安堵の長い息)」 【ふかみ】「……怖かった。ですけど、えへへっ、うれしかったです」 【ふかみ】「おにいさん、ずっとわたしを守ってくれて。わたしのことを包んでくれて。だから雷聞こえても、わたし、すっごく安心できて…………ん…………」 【ふかみ】「安心、しすぎちゃったのかな。 っていうか──(微笑)──今日一日、たくさんしゃべってたくさんあるいてたくさんわらって──はしゃぎすぎちゃったのもありますよね」 【ふかみ】「わたし、なんだかすごく眠くて……(呼吸音)(呼吸音)──あ、おにいさんもなんですか──(微笑)よかった。一緒のきもち、うれしいです」 【ふかみ】「それじゃあ、少しねちゃいましょうか。 晩ごはんまで、のんびりおひるね。ふたりいっしょに」 【ふかみ】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──やったぁ。ふふっ」 ;SE 足音 一歩 ;1/前(少し離れる) 【ふかみ】「それじゃあわたし、すぐにお布団しいちゃいますね」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Tr12 添い寝ウィスパー ;//////// ;以降、ずーっと安眠導入/ウィスパーベースでお願いいたします ;3/右(密着、添い寝) 【ふかみ】「あー……(リラックスした息)──しあわせ」 【ふかみ】「(鼻息で苦笑)──思ったより、わたしはしゃいじゃってたんですね。横になって毛布をかぶったそれだけで、どーって疲れ、感じちゃってます」 【ふかみ】「けど……(幸せな呼吸*8)──ふふっ」 【ふかみ】「疲れとおんなじくらいにつよく……ううん、もっとたっぷり、『しあわせー』って、いま」 【ふかみ】「凪ちゃんのりんご病、2〜3日でなおるっていう話だったから、それを待つのかなーって思ってたけど……確かにお宿、急にキャンセルも迷惑かけちゃいますもんね」 【ふかみ】「凪ちゃんがそれを言い出してくれたの、意外だったけど──あ……」 【ふかみ】「(考え込む呼吸音*8)……凪ちゃん、もしかして」 【ふかみ】「もしかして、プレゼントしてくれたのかも。 おにいさんとわたしの、ふたりだけの──ふたりっきりの時間を」 【ふかみ】「そう考えたら……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──もっと大切になっちゃいました。いまこうして、ぴったりよりそって眠る時間が──」 【ふかみ】「触れ合う肌のぬくもりが、おふろあがりのおにいさんの香りが、少しけだるげなゆっくりとした息づかいが」 【ふかみ】「全部なんだか。もっと尊くて愛しいなぁ、みたいに……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──(照れて小さくはにかむ)」 ;3/右(接近囁き) 【ふかみ】「おにいさんにも……あなたにも。そういうふうに少しでも、感じてもらえてるならうれしいです。です」 【ふかみ】「(頬に軽いリップ音)」 ;3/右(寄り添い) 【ふかみ】「ふふっ。それじゃ、このまま寝ちゃいましょうか。 夕ご飯のときもそのあとも、おはなしはたくさんできますし」 【ふかみ】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)……ん。そうですね。おやすみなさい」 【ふかみ】「(寝入ろうとする息とニュアンス、一分間)」 【ふかみ】「(寝入ろうとする息とニュアンス、一分間)」 【ふかみ】「(寝入ろうとする息とニュアンス、一分間)」 【ふかみ】「(寝付けないな、と思って、おにいさんの寝息をうかがうしずかな呼吸、一分間)」 ;完全にひそひそごえ 【ふかみ】「……おにいさん、もうねむっちゃいました?」 【ふかみ】「まだおきてたら、ねたふりのまま、いてくださいね。 わたし、ちょっともやもやしちゃって── だからスッキリしたくって」 【ふかみ】「(短く、しっかり息を吸う) あの、ですね、おにいさん。 これは秘密の告白です」 【ふかみ】「わたし…………おにいさんのことが好きです」 【ふかみ】「凪ちゃんに対する好きとは違う、凪ちゃんに対する好きより強い──女としての、独占欲の──そういう、好き、です」 【ふかみ】「ふたりっきりで旅行して、気持ち、やっぱりそうなんだなぁって……もちろん旅行ではしゃいでうかれて……ひょっとして、まいあがりすぎちゃってるのかもしれないですけど」 【ふかみ】「(考え込む、少し落ち着いた呼吸音*8)……うう、考えてもわからない、ですね」 【ふかみ】「旅行がおわって御一夜に帰って。りんご病なおって元気に笑う凪ちゃんのほっぺをむにむにしたら、やっぱり『凪ちゃん大好き!』ってなっちゃって──三人でずうっと一緒にいたいなぁって、思っちゃうかもしれないし」 【ふかみ】「……凪ちゃんがもし──もしもわたしとおんなじ気持ちで。わたしが抱えてる気持ちより、もっと凪ちゃんの方がつよかったら…………」 【ふかみ】「(なかなか言葉を出せない呼吸*4)──(ふっ、っと、力を抜くような吐息)」 【ふかみ】「……もしもそうだってわかっちゃったら。いやだけど、ものすごくいやだけど…………でも、あきめちゃうかもしれないなって、そんな気持ちも、ちょっとはするし……」 【ふかみ】「(悩みこむ呼吸音*8)──(力の抜けた苦笑)」 【ふかみ】「わかんないです。そんなこと。 わかるわけないです。むつかしすぎて」 【ふかみ】「背丈だけおっきくったって、わたしまだまだこどもですし。恋だって、これがはじめてなんですし」 【ふかみ】「三角関係……なのかなぁ、これ。 三角関係のことなんて……………………わかんない」 【ふかみ】「(ちょっと重めの呼吸→10呼吸ほどで、徐々にすっきりと)──うん。けど」 【ふかみ】「やっぱり、いまここにある気持ちだけなら、わかってるような気がします」 【ふかみ】「わたしは。あなたが。大好きです」 【ふかみ】「だから──ね? わたしの大好きなおにいさん。 おやすみなさいのキス。本当はわたし、ほっぺに、じゃなくて……」 ;3/右→ゆっくりと;1/前 →手早く;3/右 【ふかみ】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──(ごくり)──(ちゅっ)──っ!!!」 【ふかみ】「(興奮で少し粗い呼吸→8呼吸ほどでじわじわいと落ち着いてしあわせなものに」 【ふかみ】「……おやすみなさい。おにいさん」 【ふかみ】「ん……(寝入ろうとする呼吸*4)」 【ふかみ】「(寝入ろうとする呼吸、一分間)」 【ふかみ】「(じわじわ眠気が増していく呼吸、一分間)」 【ふかみ】「(寝入りばなの呼吸、一分間)」 【ふかみ】「(寝入りばな→眠りに落ちる呼吸、一分間)」 ;環境音 F.O. ;//////// ;Tr13 寝息ループ ;//////// 【ふかみ】「(穏やかな寝息。ループ用、ニュアンスなし。一分)」 【ふかみ】「(穏やかな寝息。ループ用、ニュアンスなし。一分)」 【ふかみ】「(より深い寝息。ループ用、ニュアンスなし。一分)」 【ふかみ】「(より深い寝息。ループ用、ニュアンスなし。一分)」 【ふかみ】「(熟睡寝息。ループ用、ニュアンスなし。一分)」 【ふかみ】「(熟睡寝息。ループ用、ニュアンスなし。一分)」 ;//////// ;Tr14 永井真衣さんテーマトーク ;//////// ;以下のセリフは単なるガイドです。ご随意にご変更いただき、永井さんのトークをいただけましたらと願います ;マイク位置も自由で大丈夫です。好きに動くなり近づくなり遠ざかるなりなさっていただけましたら幸いです 【永井】「こんばんわ。もうおやすみ中かもしれませんよね。夢の中にお邪魔しちゃってるのかな〜。 『まいてつ pure station』早瀬ふかみ役の、永井真衣です」 【永井】「ふかみちゃん、このお話だとpure stationのすぐあとくらいな感じですかね? 少女から、女性になっていく途中、みたいな感じで」 【永井】「しあわせになってほしいなぁ──じゃ、ありませんね。うん。──おにいさん。ふかみちゃんのこと、しあわせにしてあげてくださいね?」 【永井】「ということで、コーナーの方はじめちゃいますね。このフリートークコーナーは、みなさんからいただいたトークテーマにそって、わたし、永井真衣が自由に話して、自由に終わって大丈夫、なコーナーなんだそうです」 【永井】「トークテーマ、どんなのが集まってるんですかね〜。ちょっとどきどきしちゃいます。 あ……これですね? 今回のトークテーマ」 【永井】「読みます。テーマをお寄せくださったのは『Somari(ソマリ)』さん。 ソマリさん、お便りありがとうございます」 【永井】「いただいたテーマは……わ! 『永井真衣さんが実は推してるキャラって、誰ですか?』 だそうです。まいてつの中でなのかな? それ以外でもいいのかな? う〜ん……うん! じゃ、頑張ってお話しますね!」 【永井】「(以下、テーマトークお願いします)」 【永井】「みたいな。うふふっ。永井の推しキャラ、意外でしたか? 予想通り? どっちにしても、おたよりありがとうございました」 【永井】「っと、区切りがいいところで、ちょうどお時間みたいですね。テーマトークは、これでおしまい」 【永井】「ASMRなAパートとバイノーラルなBパート。ふたつのパートであなたと過ごす、『かさなるASMR』。 ふかみをお送りしたのは、早瀬ふかみ役 永井真衣でした」 【永井】「それじゃあそろそろ、おやすみなさい。 明日も素敵な一日を!」 ;おしまい