『SisterDays――あにを癒やすのはいもうとの仕事なので?――』 ■トラック1『いもうとはASMRをしたいので』 ;◆ダミヘ位置→基本は正面(1)ですが、台詞の途中でも全然左右に動いて、いたずらっぽく楽しげに喋る感じにして下さい。 【妹ちゃん】 「兄さん。何故トンボは目の前で指を回されると動けなくなってしまうかご存知ですか?」 【妹ちゃん】 「トンボは回転している物を異性だと認識するため、  それを待ち構えるという習性があるのです」 【妹ちゃん】 「そして、兄の習性をご存知ですか?」 【妹ちゃん】 「妹の事が好きで好きで仕方がないため、  お小遣いをあげたくなっちゃうというものです」 【妹ちゃん】 「なので兄さん、お小遣いを下さい」 【妹ちゃん】 「何ですか? こんなに可愛い妹が頼んでいるのに、  ペラ紙一枚差し出す事も出来ないのですか?」 【妹ちゃん】 「あーー……ショックだなぁ……。妹ショック……。  たった一度の裏切りで千年の恋も醒めてしまいそう」 【妹ちゃん】 「……くれるの? わーいやったーこの兄ちょろーい」 ;◆SE リスナー、財布開く 【妹ちゃん】 「……え? 野口? え待って、せめて樋口にして下さい。  福沢くんだったらもっと嬉しい」 【妹ちゃん】 「ぁ待ってうそうそごめんなさい。野口でいいから野口で。野口しか勝たん。  私黄熱病を研究した細菌学者だいすきー」 【妹ちゃん】 「……あれ? と言うか兄さん、なんでうちにいるんですか?  予定があるとかって仰っていませんでしたっけ」 【妹ちゃん】 「…………ふーん。リスケですか。そーですか。おやすみなのに暇なのですね。  なんて可愛そうなんでしょう。妹が遊んであげなければ」 【妹ちゃん】 「兄さん。いっしょ、おちゃしばこ☆ いえ単に人の金でフラペチーノを飲みたいとかではなく。  でもこんなに可愛い妹がデートしてあげるんだからお金は勿論、全額兄負担ですよね☆」 【妹ちゃん】 「だめ? なんだいけちんぼ。こいつ兄の癖に妹を甘やかすモチベーションが低すぎる」 【妹ちゃん】 「え? ……兄さん、お疲れなの? ……そなんだ。  それなら…………あ、いいことかんがえました」 【妹ちゃん】 「兄さん。ASMRってご存知ですか? 様々な気持ちのいい音でお耳を癒やすと言うものです。  私、最近ちょっとハマっているんですよね。今日は私が兄さんを癒やしてあげます」 【妹ちゃん】 「え? なんで? って…………そりゃ……」 【妹ちゃん】 「疲れてる兄に優しくしてあげたいと思うのは……妹として普通のことです……。別にそれだけ。ごく当たり前の一般的感性です」 【妹ちゃん】 「な、なににやにやしてるんですか。キモいんですけど。そういう兄さんは嫌いです。  するんですか、しないんですか」 【妹ちゃん】 「………………はい。全く、仕方がないですね」 【妹ちゃん】 「少しここでお待ちしていて下さい? 準備、してきてあげますので♪」 ■トラック2『耳かき(左耳)』 ;◆声 耳かきの演技中などはアドリブなど幾らでも入れて頂いて大丈夫です。よろしくおねがいします。 ;◆ダミヘ位置・正面(1) 【妹ちゃん】 「はい兄さんこっちこっち、はーりあ。耳かきは伝統的にお膝まくらで行うものなんですよ」 ;◆SE リスナー、妹ちゃんに膝枕される ;◆ダミヘ位置・左(7) ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「速やかに膝枕されて偉いですね。妹のお膝はどうでしょうか?  思ったより太い? 殴るぞてめー」 ;◆SE 薬箱から耳かきを取り出す 【妹ちゃん】 「んーっと……これかな……」 【妹ちゃん】 「まずは……この竹製の耳かきで……お耳掃除……してあげますからねー……。  力抜いて……まーったり……してて……」 ;◆SE 耳かき開始 【妹ちゃん】 「(耳かきする演技。ゆったりとした呼吸。初めての耳かきなので、試行錯誤しながら)」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「兄さんのお耳……余り、環境がよろしくないようですね……。  これは……念入りに、お手入れしないと……ですねー……」 【妹ちゃん】 「眠ければ、眠ってしまって大丈夫ですからね……?  それとは全く関係無いのですが、お財布はズボンのぽっけに入ってるんですよね……? いえ深い意味は無いのですが」 【妹ちゃん】 「(耳かきする演技。ふざけている割に優しい雰囲気)」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「妹に耳かきされて、そんな幸せそうなお顔しちゃうなんて、本当シスコン。  そんなんじゃ一生カノジョなんて出来ませんよ。兄さんの周りに私より可愛い女の子なんて居ないでしょうから、仕方が無いのかもしれませんけど。  ……私も罪な妹です。ふふふ」 【妹ちゃん】 「(耳かきをする演技。兄を愛でている。時々、耳をふーっと吹いてビビらせては、くすくす笑っている)」 【妹ちゃん】 「……兄さんは、ナイルチドリという鳥をご存知ですか? ワニドリ、とも呼ばれるアフリカ大陸中部に生息する鳥です。  ナイルワニと共生をする珍しい鳥なのです。ワニに守って貰う代わりに、口の中を掃除してあげたりするそうです」 【妹ちゃん】 「え? なんで今その話をしたのかって?」 【妹ちゃん】 「……………………」 【妹ちゃん】 「今わたし、ナイルチドリのようではないですか? 兄さんのお耳を掃除してあげる代わりに……」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「兄さんは、妹である弱い私を守ってくれるんです。ちっちゃい小鳥みたいな妹、兄さんが守って下さい。  ……えへ。そうですよね? 私の優しい兄さん?」 【妹ちゃん】 「出来れば金銭的な角度からも庇護して欲しいのですが。  あのね私新しいかばんがほしいの」 【妹ちゃん】 「あ、目そらした。こら」 【妹ちゃん】 「(耳かきの演技。若干慣れてきており、集中している)」 【妹ちゃん】 「耳かき、きもちーですか? ……そーですか。他人のお耳掃除なんて初めてなので、少し安心しました。  しかしこういう細かい作業、私けっこう好きかも……」 【妹ちゃん】 「……工場でお弁当の中身並べる仕事とか……向いてるのかな…………」 【妹ちゃん】 「(耳かきの演技。集中している)」 【妹ちゃん】 「しかし……ちょろい兄ですね……。ちょっとお耳くすぐられただけで、とろーんしちゃって。  妹ながら、心配になってきてしまいます」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「……お外で、変な女に引っかかってないでしょーね。  兄さんに色目使う女なんて、美人局か詐欺師かKGBだけなんですからね。簡単に引っかかっちゃだめ」 【妹ちゃん】 「兄さんは…………私とだけ遊んでたら、良いんじゃないですか? …………うん」 【妹ちゃん】 「(耳かきの演技。ちょっと照れているのをごまかしている)」 【妹ちゃん】 「うーん。ASMRの代表と言えば耳かきですが。  他には……どんな事、してほしいですか?」 【妹ちゃん】 「咀嚼音とかが結構人気ジャンルなのですけれど。  うら若き乙女としては兄さんに物食べてる音聞かれるとか流石に無理ですし」 【妹ちゃん】 「石鹸削りとかどう? ナイフで石鹸を削るの。  耳元でナイフは危ない? …………それは正論ですね」 【妹ちゃん】 「(耳かきの演技。耳たぶを触って悪戯したりして、楽しそう)」 【妹ちゃん】 「…………はい。こっちのお耳、そろそろ終わりにしましょうか?  あ。寂しそうなお顔。ふふ、本当にこの兄は、妹の手のひらの上ですね」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「……ちゃんと反対側もしてあげますから。ふふ、はいはい。ほんともう……甘えん坊なんですから」 ■トラック3『耳かき(右耳)』 ;◆ダミヘ位置・左(7) ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「……サンパウロの人、聞こえますかー……♪」 【妹ちゃん】 「ふふ、次はこっちのお耳を成敗してあげます。  兄さんをこんにゃくのようにとろとろにしてあげますからね」 【妹ちゃん】 「早速……耳かき、していきますよー。はぁい……力、抜いててくださーい……」 ;◆SE 耳かき 【妹ちゃん】 「(耳かきの演技。ゆったりとした呼吸で、力が抜けていく感じ)」 【妹ちゃん】 「……こっちのお耳も……乾いて……ぱりぱりになっちゃってますね……。  んー……これは……耳かき以外にも……ケア、してあげないとですね…………」 【妹ちゃん】 「あにの健康はいもうとの健康ですから。  兄さん、ちゃんと私の老後の世話まで見てくれないと困るんですからね?」 【妹ちゃん】 「(耳かきの演技。猫を撫でるような、幸せな感じ)」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「こうやって……2人でゆったり過ごすのは……何だか、久しぶり…………。  小さな頃とかは……居間でテレビ見てる間……私のほうが兄さんに膝枕とかして貰ってましたが……」 【妹ちゃん】 「最近。一緒に過ごす時間が少なすぎます。あにといもうとなのに。  兄さんはもっと私を構うべき。おーけい?」 【妹ちゃん】 「(耳かきの演技。ときどきイタズラして楽しそうに笑う)」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「兄さん……ゆーったり……まーったり……静かな気持ちで……リラ~ックス……ですよー……。  りらーっくす……りらーっくす…………」 【妹ちゃん】 「ふふ。気持ちよさそうなお顔。うむうむ。妹にすっかりとりこですね?」 【妹ちゃん】 「(耳かきの演技。深い呼吸)」 【妹ちゃん】 「……ふわぁー……何だか……ふふ、平和で。ちょっと眠たくなっちゃいます。  今日は……本当に、気持ちの良い日だから…………」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「……後でお散歩ぐらいは行きましょうか、兄さん。  私、兄がおでぶになっても可愛くて問題はありませんが、偶には運動して健康に気を使わないとね」 【妹ちゃん】 「(耳かきの演技。ゆったりとした静かな感じ。少しだけ眠そう)」 【妹ちゃん】 「兄さんは……最近ハマってる事とかありますか……?  私はね……結構……いま、100均にハマっててですね……」 【妹ちゃん】 「いっぱい買ってたら、ママに怒られちゃいました。物を増やしすぎだって」 【妹ちゃん】 「……ちっちゃいサボテンいっぱいあるんですけど、兄さん、部屋に緑がほしーなーって思いませんか?」 【妹ちゃん】 「(耳かきの演技。深い呼吸で、甘やかすような感じ)」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「何だか……でっかい犬でも……撫でてあげてるみたいです……。  ふふ、ここがええんのかー。ちょろい犬ですねー……。いぬー。いぬ兄さん-♪ ふふふ。ワンと言って服従しなさい」 【妹ちゃん】 「……でも偶には……兄さんも……私を、わんちゃんみたいに甘やかして………………い、いえ。なんでも……ないっす……」 【妹ちゃん】 「(耳かきの演技。恥ずかしいのをごまかしている」 【妹ちゃん】 「……はぁい……耳かき、これにておしまいでーす。んぅーー……。ふふ、ずっと膝枕してたので、ちょっと肩こっちゃいました。  …………え? いやいやいやいや、これで終わりじゃないですよ。耳かきだけじゃASMRとは言えませんもの」 【妹ちゃん】 「今日は一日中、いもうとに付き合って貰うんですから」 ■トラック4『お耳ケアー』 【妹ちゃん】 「兄さんのお耳、荒れ過ぎです」 【妹ちゃん】 「兄思いの妹としては、早めのケアーをしてあげたい所。  取り出したるは、保湿用のくりぃむ」 ;◆SE 蓋を開ける 【妹ちゃん】 「これねー、けっこう私お気に入りのやつなんです。  ちょっとお高め……ちょっとだけだけど……」 【妹ちゃん】 「…………はい……兄さん。来て。そっちのお耳かして」 ;◆SE 右耳から 【妹ちゃん】 「あんまし動かないで下さいね……。ふふ、お利口さんにしてたら、後でご褒美あげますからねー♪」 【妹ちゃん】 「(右耳の方に優しくクリームを塗り込み始める。ちょっと鼻歌まじりでご機嫌)」 【妹ちゃん】 「兄さんのお耳、しっとりにしてー……健康なお耳に……してあげます……。  よしよし。いいこいいこ」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「今日はー……たーっぷり、甘やかされちゃいましょうねー……。兄さん感謝デーです。  あにを癒やすのは……妹の、しごとなのでー……」 【妹ちゃん】 「(ゆったりとリラックスしながら耳のケア)」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「この……保湿するのも……また、ASMR、なのですよ……。  兄さんは……どんなASMRが……お好きですか……?」 【妹ちゃん】 「(規則的な呼吸で耳のケア)」 ;◆妹ちゃん、反対側の耳に移動しながら 【妹ちゃん】 「はーい、次は……こっちのお耳を、んしょ……ケアしていきますよー……」 【妹ちゃん】 「いもうと、ちょっと分かってきました。少し多めにクリームつけてあげるといいのかも。  ふふ、要領の良い妹で、兄さんは幸せですね」 【妹ちゃん】 「(真剣に丹念にケア。ちょっと浅めの呼吸)」 【妹ちゃん】 「……今日は……兄さん、お昼未だですよね……? ん……良ければ……私が、後でご飯作りましょうか」 【妹ちゃん】 「…………ま、また昔の話を持ち出して。そりゃ、ちっちゃい頃は……料理もへたっぴでしたけれど。  今は…………もう大きくなったんですからね、私も」 【妹ちゃん】 「お昼ごはんぐらい作れます。……簡単なものだけですが」 【妹ちゃん】 「(リラックスした感じの呼吸。ゆったりとケア)」 【妹ちゃん】 「兄さん……いつ、あっちに戻っちゃうんですか? ……ぅん。……うん。……そう。  次は、いつ実家に戻ってくるんですか? …………そぉ。…………そんなに」 【妹ちゃん】 「もっと、頻繁に帰ってきたらいいのに。お爺ちゃんもおばあちゃんも大喜びするんだから。  ……そりゃ……あっちで忙しいのもわかるんですけど」 【妹ちゃん】 「お盆とか……年末だけじゃ……。私、兄さんの顔も忘れちゃうんですからね…………」 【妹ちゃん】 「(ちょっと拗ねつつ、甘えつつ、のような呼吸。ケアには真剣)」 【妹ちゃん】 「……んしょ……。最後は……両耳同時に、ケアしてあげます……♪  器用な妹に感謝しながらリラックスしてくださいね♪」 ;◆SE 両耳同時にケア 【妹ちゃん】 「(両方の耳を扱うのが難しいので、ちょっと頑張っている)」 【妹ちゃん】 「……パパなんかはね……兄さんはあっちでカノジョが居るから、なかなか帰ってこれないんだろー。  とかゆーんですよ? ばかですよね。あはは、兄さんにカノジョなんて居るわけないのに」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「…………ないですよね?」 【妹ちゃん】 「…………………………」 【妹ちゃん】 「……そ……そぉですか……ふふ……。やっぱそうですよね。兄さんがモテるわけないんだから。  ふふふ。はいはい、知ってました。やあい、兄さんの非モテー。くすくす」 【妹ちゃん】 「(両耳をケア。ちょっとほっとして、かなり喜んでいる)」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「全く……このシスコンは……私が責任をもって……面倒見てやらないといけませんねー……。  カノジョとか一生出来なくても……可愛い妹が居るので……人生勝ち組ですよ。よかったですねー……」 【妹ちゃん】 「(両耳をケア。ゆったりとまったりと)」 【妹ちゃん】 「んー……? ゆーったり……まーったり……りらーっくす……出来てますかー……。  妹に……甘えて……りらーっくす……」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「こんなに尽くし上手な妹には、ご褒美をあげるべきですね、兄さん。  でも兄さんはどーせ女の人の気持ち分からないので、お金でいいですよ。樋口さんだと妹好感度が二段階上昇です。ふふふ」 【妹ちゃん】 「(両耳をケア。仕上げている感じ)」 【妹ちゃん】 「……んーしょ……。こんなもんですかねー……。おしまい♪ お耳、すっかりきれいになりましたよ。お疲れ様です。  あ、あ。兄さん、動かないで。このままゆったりしてて下さい。……お疲れなんでしょ?」 【妹ちゃん】 「私、サクッとお昼ごはん作ってきます。出来たら呼ぶからね。  ……あ。おばあちゃん達、いつかえってくるんでしょ。聞いてる? ん。そっか」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「ほんとに……兄さん思いの妹を持って、幸せですね? こりゃシスコンにもなっちゃいますよ。よかったね、にーさん♪」 ■トラック5『お昼下がりのランチき騒ぎ』 ;◆ダミヘ位置・右側(3)。軽く2~4側に動いて声をちらしながらでお願いします 【妹ちゃん】 「それでは兄さん召し上がれ♪ 妹の特製ランチです。……まぁ普通のオムライスですが」 【妹ちゃん】 「ふふーん。けっこー上手になったでしょう。いつまでも子供ではないんですよ、妹も。  あ、待って待って。ケチャップかけるのは任せてください。…………こほん。い、いきますよー……」 【妹ちゃん】 「おいしくなーれ。おいしくなーれ。萌え萌えきゅん♡」 【妹ちゃん】 「……………………」 【妹ちゃん】 「……すいません……ちょっと大きめの石で頭殴って記憶を消し飛ばしてきます。  あーうー……やんなきゃ良かったぁ……。わすれて。兄さん。今すぐぜーんぶわすれて」 【妹ちゃん】 「…………だって」 【妹ちゃん】 「男子はそーゆーのが好きって。るーちゃんが言ってたんだもん…………」 【妹ちゃん】 「に、兄さんを喜ばせてもっとシスコンにしてやろーかなって。思っただけです。  そしたら、お小遣いとかもっと貰えるかもしれないし。そ、それだけなんですからね」 【妹ちゃん】 「…………こら。からかうな。モエモエきゅんをお前がやるな、兄、この。喧嘩うってるな。  キモい。兄さんがそれやってもキモいだけですから。あーはいはい面白い面白い」 【妹ちゃん】 「……うぅ……はぁーー……っ(顔を手であおいでいる)……今更、ほっぺが熱くなってきました……。  タイムマシンがあったら今すぐ過去の自分を殴りに行くのに」 【妹ちゃん】 「……………………かわいかった?」 【妹ちゃん】 「…………」 【妹ちゃん】 「おまえは妹になにゆっとるんじゃ」 【妹ちゃん】 「はぁ。ほ、ほんとに兄さんはシスコンなんですから。妹のモエモエきゅんで喜んじゃうとか、  シスコン通り越して妹ガチ恋勢かな? うふふ、本当に私の兄さんはキモいですねー」 【妹ちゃん】 「……もっかい? ……もっかい……もえもえきゅん見たいの?」 【妹ちゃん】 「……………………」 ;◆SE 途中辺りから、取っ組み合いしてます。スマホを取り上げようと必死 【妹ちゃん】 「おいしくなーれ。おいしくなーれ。モエモエ……ぁごら!! 撮影……っ! おま返せそれーーーっっ!!  何撮って……っ。あーーーー!! これはもう戦争!! 戦争だよ!! さいてー! 兄さん、さいってー!!」 【妹ちゃん】 「妹が必死で頑張っている所を撮影して、バカにしようとするだなんて。信じられない。  兄さんは本気で私とたたかいがしたいようですね……」 【妹ちゃん】 「…………かわいい妹の動画が撮りたかった?」 【妹ちゃん】 「……………………」 【妹ちゃん】 「……だ、だめ。やりませんから。ばか。ほんとに。もう。なんなんですか。ばかばかばか」 【妹ちゃん】 「ほんっとーに兄さんは、シスコンなんだから。……………………ふへ(若干気持ち悪い笑い)」 ■トラック6『タッピング&スクラッチ』 ;◆ダミヘ位置・背後(5)。から左右(6~4)に動きながらお願いします。 ;◆SE タッピング。爪で、ピアノを引くみたいに、タタタタン、と耳元で鳴らす ;◆参考URL(https://www.youtube.com/watch?v=d5rJji_s-hI) ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「兄さんはー……タッピングって……ご存知ですか……?」 ;◆声 声は自由に左右に振りながらでお願いします。タッピングも合わせるように左右に振ってあげて下さい。 【妹ちゃん】 「ASMRでは基本のキの字。爪の先で、色んなものを、タタタン……タン……って、叩くんです」 【妹ちゃん】 「最初はー……コルクボード。(タッピングする)……ん♪ こちら、タッピング……していきますねー……」 ;◆SE タッピング開始 【妹ちゃん】 「(タッピングする演技。ふんわかした呼吸)」 【妹ちゃん】 「ぁ。兄さん、気づいた? 爪……えへへ、綺麗でしょ。昨日、ママといっしょにネイルサロン行ってきたんだ。  兄さんも一回、ネイルしてみたら? 面白いですよ。あ、私がやってあげましょうか。いっぱいキラキラにしてあげる」 【妹ちゃん】 「……だめ? けちんぼ」 【妹ちゃん】 「(タッピングする演技。深めの呼吸。息を耳に押し当てるイメージ)」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「たたたん。たたたんって……気持ち良い音ですね……。たんたん……たたたん……たん……♪」 【妹ちゃん】 「(タッピングをする演技。集中している)」 【妹ちゃん】 「何だか……こうしてると……頭の中を……直接……たたたんって叩かれてるみたいで……。  少し……うっとり、しちゃいますねー……」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「兄さんの……頭の中をー……たたたん……たん……たん……♪ ふふ……くすぐったいですか……?」 【妹ちゃん】 「(タッピングをする演技。楽しそう)」 ;◆SE コルクを片付けて、ガラスの瓶を取り出す 【妹ちゃん】 「……次はー……ガラスの瓶……♪ 全然違う音の感じ、楽しんでくださいね……」 ;◆SE ガラスの瓶でタッピング 【妹ちゃん】 「(タッピングする演技。静かな呼吸)」 【妹ちゃん】 「ガラスだと……コルクよりも、だいぶ音が高くて……きれいな音……しますね……♪  これもこれで……良い感じ……」 【妹ちゃん】 「(タッピングする演技。ゆったりまったりとした呼吸)」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「兄さん……? はぁい……力、抜いて……ぅん♪ まったーり……ゆったーり……♪  ゆっくり……呼吸して……? うん……上手……。リラックスして……。お胸の中の……きもちーことだけ……考えてたらいいんですよ……」 【妹ちゃん】 「(タッピングをする演技。リラックスした呼吸のイメージ)」 ;◆スクラッチ、参考URL(https://www.youtube.com/watch?v=B3EuVnFvLNY) 【妹ちゃん】 「……お次はー……スクラッチ……でーす……。爪で叩くんじゃなくて……爪で、ひっかくイメージ」 【妹ちゃん】 「まずは兄さんの耳に、ちっちゃい箱をかぶせます。んー…………しょ……♪(ここから耳に箱をかぶせて、声が若干こもるイメージ)  ふふふ、どうですかー。聞こえてますかー」 【妹ちゃん】 「ここを……ひっかく……♪」 ;◆SE スクラッチ。 【妹ちゃん】 「あはー♪ どうですかー? ちょっと、ゾワゾワするでしょ。私コレ……結構、好きなんです…………いっぱい、してあげますね♪」 【妹ちゃん】 「(スクラッチの演技。ちょっと楽しんでる気持ちがはみでている)」 【妹ちゃん】 「爪で箱の表面をなぞるみたいに、つーってしてみたり。あはは。これ、面白いです」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「んー……? ふふ。本当に兄さんは、妹の手のひらのうえですねー……♪」 【妹ちゃん】 「(スクラッチの演技。ゆったりとした呼吸。兄の反応を楽しんでいる)」 【妹ちゃん】 「……兄さん、うれしそー。私、ASMRの才能あるのかしら。……配信者でも初めてみようかな」 【妹ちゃん】 「そしたら兄さん、いっぱい投げ銭してくれますか?  ……いや。マージンとられるぐらいなら、直でほしいな」 【妹ちゃん】 「(スクラッチの演技。ゆったりまったり)」 【妹ちゃん】 「兄さん。これ……そんなに……きもちいい? ………………ふーん」 【妹ちゃん】 「今年の母の日とか父の日とか……これで済ませよっかな……。無理かな……。  こう……肩たたき……的な……? …………うーーーん」 【妹ちゃん】 「(スクラッチの演技。集中している)」 【妹ちゃん】 「……んーー……そろそろー、おしまいにしましょうか……。耳の箱……とりますねー……」 【妹ちゃん】 「……ふふ。さっぱりした顔してる。気持ちよかったですねー兄さん♪ でも、ASMRはここからまだまだ本番なんですからね」 ■トラック7『プレイフォーム』 ;◆参考URL(https://www.youtube.com/watch?v=qQ10k28vQV0) ;◆SE プレイフォームを触りながら 【妹ちゃん】 「兄さんはコレ、知ってますか? ……んー知りませんよね。プレイフォームって言うんです。  つぶつぶのちっちゃいビーズみたいな粘土の固まりなんです。こうやって……ちぎったり……握りしめたりしたら……」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「…………どーですか? ふふ……結構……いい音、するでしょー? ASMR界隈では……今、大注目の粘土……なんですから♪  私調べ、ですけれど」 【妹ちゃん】 「最初は……ちぎったり、ぎゅーってしたりする音……聞いて下さいね♪」 ;◆SE プレイフォームの音を出し始める 【妹ちゃん】 「(プレイフォームを触る演技。妹ちゃんもプレイフォームで遊ぶのは初めてなので、興味深い感じ)」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「どぉですか……兄さん……? なんか……変なかんじ……少し触ると……ぽろぽろってちっちゃな粒が落ちて……、  ぎゅーーって握ると、弾力があるの……。ふふ、なんかおもろいかもです、これ」 【妹ちゃん】 「……掃除は後で兄さんがするということで、気にせずいきましょー」 【妹ちゃん】 「(プレイフォームを触ったり千切ったりしている。興味深げ)」 【妹ちゃん】 「こうやって……おっきめのプレイフォームを……左右に……割るの…………。  きもちくない?」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「ふふふ。兄さん、どうですか? この私のASMRさばきは。  上手すぎて……もーっとシスコンになっちゃいますねー……くすくす」 【妹ちゃん】 「(プレイフォームで遊んでいる。ゆったりとした呼吸)」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「にいさーん……まだ、力入っていますよー……。力を抜いて……リラックスしながら聞けば……、  ASMRはー……何倍も……威力が上がっていきますからねー」 【妹ちゃん】 「(プレイフォームで遊んでいる。深い呼吸で、ゆーっくりと)」 【妹ちゃん】 「ふふふ。世の中に妹は数いれど……こんなに、兄を甘やかしてくれる妹は……私ぐらいなものですよ……。  兄さんはきっと……前世で善行を積みまくったので……神様がご褒美をくれたのですね…………」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「おら……兄さん、まったりしろー……♪ 妹にASMRされて、りらーっくす、しなさーい♪  よしよし……ゆーったり……ゆーったり……ふふふ。きもちよさそー」 【妹ちゃん】 「(プレイフォームで遊んでいる。まったりとしている)」 【妹ちゃん】 「……さて、兄さん。実はこのプレイフォーム、まだ変身を一回残しているんですよ。  もっときもちいーやり方があるんです。今まで手の中で触ってたこの粘土を……」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「耳に直接当ててあげるんです……はぁーい…………どうですかー……?  つぶつぶの粘土が……耳の表面と擦れあって……ふふ、ゾワゾワしますねー……」 【妹ちゃん】 「(プレイフォームで遊んでいる。ゆったりとした呼吸でリラックス)」 【妹ちゃん】 「これ……ハマってしまうと本当にヤバいですよ。兄さん。  プレイフォームで遊んでくれるのなんて、私ぐらいなんですから。妹離れ、ぜんぜんできなくなっちゃいますね」 【妹ちゃん】 「どうするんですか? 私が結婚して、お嫁に行っちゃったら。  兄さん一人で取り残されちゃいますよ? ふふふ…………ん? あ、何泣きそうなお顔、してるんですか」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「まぁ……兄さんが一人でしっかりするようになるまでは……一緒に居てあげますので?  そんなに寂しそうにしなくたって、大丈夫ですよ」 【妹ちゃん】 「(プレイフォームで遊んでいる。時折鼻歌交じりで機嫌が良い)」 【妹ちゃん】 「兄さんは……もしかして、妹ガチ恋勢なんですか? うわ、ドン引き~。  くすくす。だったら大好き~な妹に沢山構ってもらえてよかったですねぇ」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「全く……かわいい兄なんですから……」 【妹ちゃん】 「(プレイフォームで遊んでいる)」 【妹ちゃん】 「うーん……他には……どんな音が……きもちーですかねー……。  兄さん、私に歯磨きとかしてほしかったりしますか? ……流石にそれはキモいか」 【妹ちゃん】 「あ。むしろ兄さんが私の歯磨きします? ふふ、子供の頃みたいに」 【妹ちゃん】 「兄さん、歯磨き下手でした。すぐ奥の方にあたって、おえってなっちゃうの。  でも何だか楽しくて。よくやってもらってましたね。ふふ」 【妹ちゃん】 「(プレイフォームで遊んでいる。幸せそうな呼吸)」 【妹ちゃん】 「んっしょー♪ そろそろ……お片付け、しましょうか?  ふふ……きもちよかった? うむうむ、だったら良いのです」 【妹ちゃん】 「兄さんとこんなに一緒に居られるの……久々で……私も、嬉しい」 【妹ちゃん】 「………………」 【妹ちゃん】 「別にブラコンとかではなく、ただ家族の一人として常識的な範疇で物事を述べているので、  そこの所は悪しからず。全然、兄さん大好き勢とかではないので。ええ。あなたと一緒にしないで下さい」 ■トラック8『動物ものまねASMR』 ;◆ダミヘ位置・背後(5)。から左右(6~4)に動きながらお願いします。 【妹ちゃん】 「さて……ここからは、私が今後来るぞと言うASMRでおもてなし致しましょう」 【妹ちゃん】 「その名も……動物ものまねASMR! 女の子が動物のものまねをするのは可愛い。  そして美少女いもうとがやるともっと可愛い。かわいいはすてき。ASMRコンボです」 【妹ちゃん】 「……まずは猫ちゃんのモノマネでもしようかしら」 【妹ちゃん】 「え? 動物の真似なんかして恥ずかしくないのって?」 【妹ちゃん】 「自分でも驚くほど恥ずかしくないです。自己肯定感がエッフェル塔なみに高い妹ですので、私が猫ちゃんしたら神やんとしか思わん。  それでは改めて……」 【妹ちゃん】 「(猫の真似)……最初は……にゃんこになって、兄さんの耳を癒やしてあげます。  ふふふ。アニマルセラピー、楽しんでくださいね」 【妹ちゃん】 「(甘えるような猫のモノマネ)」 【妹ちゃん】 「兄さん? 猫ちゃんが甘えてきたら、優しく迎えるのがマナーですよ。  頭とか……顎とか……撫でてくれても、拒否したりはしないんですけどね……? ……にゃー♪」 【妹ちゃん】 「(猫のまね。時々撫でられて嬉しそうにしたり、ごろごろと喉を鳴らすなどしている)」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「猫ちゃんASMR、どうですか兄さん。可愛い妹の猫なで声とか、幸せ過ぎですねー♪  実際少し恥ずかしそうにしちゃってますし。ふふ、かぁいい…………いや今の可愛いと言うのはあくまで極めて一般的な感性によるもので変な意味とか全然込められていないのですが」 【妹ちゃん】 「(猫のまね。若干の恥ずかしさはあるものの、猫のモノマネは本気)」 【妹ちゃん】 「……猫はたっぷり堪能しましたか? 続いては……皆大好き、ワンちゃんです♪  兄さんはネコ派ですか? イヌ派ですか? もちろん……妹派ですよね♪」 【妹ちゃん】 「(いぬのマネ。割と本気だが耳に甘えるような感じ)」 【妹ちゃん】 「ふふ、兄さん。妹のわんちゃんものまねで喜びすぎw  ちょーっとわんこ甘えされたらこれですか? ふぅー。やれやれだわん」 【妹ちゃん】 「(いぬのマネ。本気で甘えている)」 【妹ちゃん】 「まったくもー。本気で喜びすぎですよ。わんこ、そんなに好きなんですか?  ふぅ。いつか兄さんにお嫁さんが出来ても、こんな事絶対してくれないんですからね?」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「兄さんには……可愛い妹が居て、よかったですねー♪」 【妹ちゃん】 「(いぬのまね。かわいい)」 【妹ちゃん】 「……こほん。さて、イヌにネコのモノマネと来たら……つぎは…………」 【妹ちゃん】 「…………思いつかない」 【妹ちゃん】 「メジャーどころふたつを先にやっちゃいました。しっぱいです。  最初はもっとマイナーな動物から始めたらよかった」 【妹ちゃん】 「えーっと。じゃあ……次はー……うさぎ……は、鳴き声分からないしー。  豚……は私のプライドが許さないしー……猿……もちょっとなーという感じだし」 【妹ちゃん】 「……そうだ。ぬえ。ぬえのモノマネやります。みてろよぅ」 【妹ちゃん】 「(ぬえのマネ。なんかあやふや)」 【妹ちゃん】 「ごめんなさい私が悪かったです。ぬえはよく分からんままはじめました。  大体ぬえってなに。妖怪だし。そんなん鳴き声とかしらんし。ほんと反省して……こほん」 【妹ちゃん】 「…………お口直しのー……子猫やりますか? 猫ちゃんよりもあまーい、ご主人さま大好きな子猫ちゃん♪  ふふ……聞きたい? おっけーですよ、兄さん…………こほん」 【妹ちゃん】 「(子猫のまね。あまい。)」 【妹ちゃん】 「もー……兄さん、ホント喜び過ぎですよー……? 普通の兄妹だったらー……妹のネコのマネとか、キモいで一蹴ですからね。  ふふふふふ。本当に兄さんはキモいなぁ。ふふふふふ……」 【妹ちゃん】 「(子猫のまね。あまあま)」 【妹ちゃん】 「はーい。じゃあ、そろそろおしまい…………え? なに? まだ? ……こいぬがまだだから?  …………………………」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「おまえは……ほんとうにわたしのことがすきだな…………」 【妹ちゃん】 「……仕方がないので……やってあげます…………まったくもぉ…………」 【妹ちゃん】 「(こいぬのまね。もう頭やられるぐらいあまい)」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「おら。兄さんおら。かわいい妹だぞ。かわいがれこら」 【妹ちゃん】 「(こいぬのまね。脳を溶かしにきている)」 【妹ちゃん】 「…………はい。そろそろ……満足しました……? ちょっと……なんか……流石に、恥ずかしくなってきたとゆーか…………」 【妹ちゃん】 「……私が……自己肯定感高い理由……わかっちゃいました。  だって、兄さんがそんなに、ちょろく喜んでくれるから……」 【妹ちゃん】 「私は、あー私って可愛いのねーって、実感しちゃうんですね。ふふ。私がこんなになったのは、にいさんのせいなんですね。ふふふふふ」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「これからも……ちゃーんと可愛がってくれないと、私、寂しくて泣いちゃうんだわん♪ これからも……よろしくね。わんわん♪」 ■トラック8『3分クッキングASMR』 ;◆ダミヘ位置・自由に動いちゃって大丈夫です 【妹ちゃん】 「いもうと、さんぷんくっきんぐー♪」 【妹ちゃん】 「と見せかけて、テレビみたいに『調理したものがこちらになります』とか言うタイムラインを超越した時短は出来ないので、  ぶっちゃけ3分よりよっぽど時間がかかります。さて、今日作るのはー。妹特製、野菜炒めでーす」 【妹ちゃん】 「この妹、最近ママに料理を教わってる最中なので難しい料理は作れないのです。  ……兄さんどうせ外食ばっかで食生活偏ってるんでしょ。野菜をたっぷり食べさせないとね♪」 【妹ちゃん】 「料理の音も立派なASMRですので、兄さんはそこでゆったり聞いてて下さい。  ……料理中も兄さんと離れたくないとかそういうことではないので勘違いしないようだけお願いします」 ;◆参考URL(https://delishkitchen.tv/recipes/162657518495990163)これを作ります。 ;◆ダミヘ位置・右(3)側。 【妹ちゃん】 「まずは、にんじんを食べやすい大きさに切っていきますよー」 【妹ちゃん】 「(包丁で食材を切る演技。人参などを切る時は若干手に力を入れている)」 【妹ちゃん】 「兄さんって、苦手な食材とかありましたっけ? ……ぁ。なんだっけ。ちっちゃい頃、これおいしそーって兄さんが唐辛子食べて、  辛くて泣いちゃったことありましたよね。ふふ、あれ、面白かった」 【妹ちゃん】 「……え? 唐辛子食べて泣いたの、私?」 【妹ちゃん】 「………………」 【妹ちゃん】 「言われてみれば……そうだったかも…………」 【妹ちゃん】 「ええと。次は、キャベツを切っていきますよー」 【妹ちゃん】 「(キャベツを切る演技)」 【妹ちゃん】 「ふふ、結構手慣れた手付きでしょー。これでも最近、頑張ってるんですよ?  ……ほらほら、エプロン姿のいもうとだぞー。シスコンの兄さんには効いちゃうねー♪」 【妹ちゃん】 「次はピーマンを切るんだけどー……兄さん、ピーマン大丈夫だったよね?  ……私? 私もね、最近、けっこう好きになってきた」 【妹ちゃん】 「(ピーマンを切る演技)」 【妹ちゃん】 「食材の下拵えは、かんせー♪」 ;◆SE サラダ油をフライパンに敷いて、火をかける ◆ダミヘ位置・左(7)側に移動しつつ。兄さん、キッチンの中央に居る。邪魔。 【妹ちゃん】 「んーー…………しょっと。…………あ、兄さん。豚肉とって。ん、ありがと♪  火、使うから……気をつけてねー……」 ;◆SE 豚肉をフライパンに入れて炒める 【妹ちゃん】 「兄さんは男の子なので、お肉は多めにどばばばば。安い豚肉ですが……」 【妹ちゃん】 「(豚肉を炒める。機嫌が良さそう)」 【妹ちゃん】 「そろそろかなー? お肉の色変わってきたのでー、切った野菜を入れますよー」 【妹ちゃん】 「(野菜と豚肉を炒める。兄に良い格好見せようと張り切っている)」 ;◆SE 火を止める 【妹ちゃん】 「あ、兄さん。お皿だしてー」 ;◆SE フライパンからお皿に野菜炒めをよそう 【妹ちゃん】 「たーんと食べてくださいねー。おかわりもあるので」 【妹ちゃん】 「あはは、ちょっと多い? だめです。兄は妹の料理を残さず食べる義務があるので。  んーー…………しょ……♪」 【妹ちゃん】 「はーい、妹特製野菜炒め、出来上がりー♪  3分はかなりオーバーしちゃいましたけど。残さず、召し上がれ♪」 ■トラック9『いもうと散歩』 ;◆SE 虫の声。夜の土手を2人で歩いている足音 ;◆声 ダミーヘッド位置は右側(3)でお願いします。軽く前後に動く(2~4)など大丈夫です。 【妹ちゃん】 「…………きもちー風。涼しくて……見て、綺麗な星。あれがアルタイルかな。  ねー。偶にはお散歩も、良いでしょ? てゆうか兄さんは運動しなさすぎ。偶にはこうして歩かないとね」 【妹ちゃん】 「ここで虫取りしたの覚えてますか? 夏休み。網持ってさ。おっきなバッタとか、取りましたよね。  虫かごいっぱいに入れて、うちで飼おうって言ってたら、ママが絶対に駄目だから外に返してきなさいって」 【妹ちゃん】 「兄さん、子供の頃からシスコンだったもんなぁ。お友達に誘われてるのに、私と遊んでくれて。  ……折り紙とかよくやりましたね。私は可愛い動物とか作りたいのに、兄さんは手裏剣ばっかり作って」 【妹ちゃん】 「折り紙で……指輪作ってくれたの……覚えてます。ずっとつけてたら、すぐに破れちゃって、泣いちゃったけど。  兄さんがまた作ってくれて。嬉しかったな。次は破けないようにって、ちょっとお高いチョコレートの空き箱の中に大事に仕舞ったの」 【妹ちゃん】 「ふふ。あれ、今でも取ってあるんですよ。引き出しの奥の隅っこの方に。  なんとなく捨てるのも出来なくて」 【妹ちゃん】 「……ちっちゃい頃はずっと、兄さんと結婚するつもりでしたので。私。  いや別にブラコンとかそういう事ではなく、幼少期の子供が家族に覚える親愛の情の範疇外にあるものではないのですが」 【妹ちゃん】 「……………………(若干気まずいような、照れているような沈黙)」 【妹ちゃん】 「兄さんは……あっちで……気になる女性とか、居たりしないんですか」 【妹ちゃん】 「兄さんだって年頃の男子だもの。気になる異性の一人ぐらい居てもおかしくないとは思うのですが。  ふふ。どーせ、家でゲームとかアニメばっか見て……………………え?」 【妹ちゃん】 「…………ほんとに?」 【妹ちゃん】 「……そなんだ。仲いいの? その人と。その人は……付き合ってる人…………あ、そーなんだ。……へー。  に、兄さんにもそういう人、いたんだ。あはは。や、やることやってんねーっ。年上? ……ぁ、年下なんだ。うん。地元の子? へぇ……そなんだ……。  ……えー。告白とか、しないんですか? ビビってないでさーあ……勇気出して………………うん」 【妹ちゃん】 「………………………………うん」 【妹ちゃん】 「……兄さんは……失敗しても、こんなに可愛い妹がいるんですから。  ビビらないで、頑張ってみたらいいと思います」 【妹ちゃん】 「あの。散々バカにしたり。からかってますけど。あの」 【妹ちゃん】 「……兄さんは……世界一かっこいい兄さんなので」 【妹ちゃん】 「……………………」 【妹ちゃん】 「ぇへ。ゃだな。ごめん、ちょっと……あーー。靴紐ほどけちゃった。兄さん、先行ってて。  私ちょっと、靴紐結ぶから。ね? …………ん。…………良いから……先、……行ってていいよ」 【妹ちゃん】 「い、良い。靴紐ぐらい、一人で結べるので。もう子供じゃないので。  いいから……先、行って下さい……。……ぇ? ……泣いてない……。泣いてないです……ちょっと……アクビ、しただけだもん……。ホント。心配しすぎ。あはは」 【妹ちゃん】 「本当に……兄さんは……シスコン、なんだから……」 【妹ちゃん】 「…………………………」 【妹ちゃん】 「兄さんが好きな子って…………どんな子?」 【妹ちゃん】 「うん……うん…………うん。我儘で……自己肯定感がバカ高くて……時々意地悪なの?  そんな女の子、よく好きになりましたね兄さん。女の子の趣味が悪すぎると思うのですが。それなら私の方が……よっぽど、いい女じゃないですか……?」 【妹ちゃん】 「え。なんで呆れてるんです。ねぇ兄さん。おーい。なになに。なんなのさーっ」 ■トラック10『寝かしつけ子守唄』 ;◆ダミヘ位置・右後ろ12 ;◆SE ふすまがゆっくりと開く音。ゆっくりとした足音 【妹ちゃん】 「(忘れ物を取りに来ている。息を潜めている)」 ;◆SE 布団が擦れる音 ;◆ダミヘ位置・右遠く11側に移動しつつ 【妹ちゃん】 「……ぁ」 【妹ちゃん】 「……ごめんなさい、兄さん。起こしちゃいました?  いや。スマホの充電器、この部屋に忘れちゃって…………ん? ……どうせ眠れてなかった、ですか?」 【妹ちゃん】 「どうかしたの? ……眠れないの? ……そうですか。……かわいそぉ。  ねれないの、辛いですよね。…………あ、そうだ」 ;◆SE 妹ちゃん、リスナーの近くに座る ;◆ダミヘ位置・左7 【妹ちゃん】 「では……兄思いの優しい妹が、兄さんを寝かしつけてあげます。  小さい頃、兄さんがよくやってくれましたよね……ふふ」 【妹ちゃん】 「確か……あの時は……こうして…………頭を…………撫でて…………」 ;◆SE 頭を優しくゆっくり撫で続ける 【妹ちゃん】 「(頭を撫でる演技。ゆったりとした雰囲気)」 【妹ちゃん】 「どう……? 兄さん……少しは……安心して……眠れそうですか?  …………ぅん……良かったぁ……♪ …………えー全然気にしなくていいですよー……」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「あにを癒やすのは……いもうとの役目……ですもの……。あにを寝かしつけるぐらい、当然のことです…………」 【妹ちゃん】 「(頭を撫でる演技。ゆっくりとした深い呼吸)」 【妹ちゃん】 「兄さんに……こうして……頭をなでてもらったら……私、怖いことなんて全部忘れちゃって……、  ただ……ずっと……こんな時間が続けば良いのになって……それだけになって……幸せ、だったなぁ……」 【妹ちゃん】 「……そうだ……あの時は……頭撫でるだけじゃなくて…………」 ;◆SE お腹のあたりをとんとんと優しく叩く ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「……とんとん……とんとんって……お腹……優しく叩いて…………そう……コレされると……眠く……なっちゃうんですよね……♪  はぁい……兄さん……ゆーったり……リラックスして……寝ましょうね……」 【妹ちゃん】 「(寝かしつける演技。ゆっくりと優しい雰囲気)」 ;◆SE 雨が降ってくる 【妹ちゃん】 「……ぁ。…………雨…………。明日の朝は……ちょっと……冷え込むかも……しれませんね……。  兄さん……ちゃーんと……お布団、かぶってないとだめですよ……。お風邪ひいたら……大変だから」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「まぁ……その時は、いもうとが付きっきりで看病してあげるので……寂しがらなくても、いいですからね……ふふ」 【妹ちゃん】 「(寝かしつける演技。妹ちゃんも若干眠そう)」 【妹ちゃん】 「……まだ……眠れそうにないですね……。うーーん。そうだなぁ。だったら……」 【妹ちゃん】 「子守唄でも……歌いますか……? ふふ。そこまで子供じゃない? ねれなくて妹に寝かしつけてもらってるくせに、今更なんですか」 【妹ちゃん】 「ほら……兄さん。いいから……目を閉じて……力を抜いてて……子守唄……うたってあげるから……」 ;◆SE とんとんとリズムをとったまま ;◆声 ゆっくりめに歌ってあげて下さい。お腹を優しく叩きながら、そのリズムで歌っています 【妹ちゃん】 「揺籃(ゆりかご)のうたをカナリヤが歌うよねんねこ ねんねこねんねこよ……」 【妹ちゃん】 「……揺籃のうえに枇杷(びわ)の実が揺(ゆ)れるよねんねこ ねんねこねんねこよ……」 【妹ちゃん】 「……揺籃のつなを木ねずみが揺するよねんねこ ねんねこねんねこよ……」 【妹ちゃん】 「揺籃のゆめに黄色い月がかかるよねんねこ ねんねこねんねこよ…………」 【妹ちゃん】 「(ゆったりと呼吸をしながら、寝かしつけるためにトントンしている)」 【妹ちゃん】 「……もう一曲? ……ん……兄さんは……本当に、甘えん坊ですね……」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「妹に甘えてばっかりじゃ……好きな人に告白なんて出来ませんよ……。  まぁ代わりに……妹は、ずっと一緒に居てあげますけど。……それでもいいの?」 【妹ちゃん】 「……………………いいんだ。ほんとににいさんは……ばかだなぁ……w」 【妹ちゃん】 「ねんねんよ、おころりよ、ねんねのもりは何処へいた、  山を越えて里へ行った、里の土産に何貰うた、でんでん太鼓に笙の笛……」 【妹ちゃん】 「(ゆったりとした呼吸で寝かしつける。眠い)」 【妹ちゃん】 「……ねんねんよ、おころりよ、ねんねのもりは何処へいた、  山を越えて里へ行った、里の土産に何貰うた、でんでん太鼓に笙の笛……」 【妹ちゃん】 「(半分寝ているような状態で寝かしつけるためにトントンしている)」 【妹ちゃん】 「…………ふふ…………ほんとに……兄さんは…………私が居ないと、だめなんですから」 ;◆声 ささやき 【妹ちゃん】 「…………おやすみ。あしたは、きっと良い日になるからね……♪」