――――――――――――――――――――――――― トラック0:タイトルコール ――――――――――――――――――――――――― ;◆声:1 通常/接近 →ボイス位置 ;◆声:1 タイトルコール 【マジシャン店員】 「Cafe『Sereno(セレーノ)』」 【マジシャン店員】 「健気ときどきドジな、マジシャン店員と」 :◆声:7 囁く 【マジシャン店員】 「癒しと驚きのイリュージョンをあなたに!」 ――――――――――――――――――――――――― トラック1:手からバラを出すドジっ娘マジシャン? ――――――――――――――――――――――――― ;本編スタート: ;◆BGM: 環境音 街中 雑音 ;◆SE: 14→13→5→1 リスナー足音 ;◆声:10 通常 少し大きめ ;◆声:「……あっ」のところで他の人に無視される 【マジシャン店員】 「こんにちは! Cafe『Sereno(セレーノ)』です! どうです、お姉さん。毎日退屈じゃないですか? ぜひあそこのカフェで癒しと驚きの体験を……あっ!」 【マジシャン店員】 「……あ……あああ……ダメだったか。なかなか捕まらないな……」 ;◆声:10 「……あっ」でリスナーと目が合った演技を 【マジシャン店員】 「いや、めげちゃ、ダメダメ! こういうときこそ切り替え切り替え! さあ次行くぞ、次! ………………あっ!」  ;◆SE:10→1 小走り 接近 ;◆声:1 通常 【マジシャン店員】 「(息弾ませる演技)……はぁ、はぁ……こんにちは!! どうですか? 今からあちらのお店で、 驚きと癒しのイリュージョンを体験してみませんか?」 ;◆SE:1 チラシを渡す 【マジシャン店員】 「はい、こちらがビラです! いやー、目が合った瞬間、毎日が退屈だー! て表情で、もうピッタリだと思って! けどそんなあなたのお悩みは、セレーノですぐに解決です!」 【マジシャン店員】 「なんてたって、エンターテイナーたる私がいますからね!  お店に来たら、こうやって、アッ、と言わせますよ! …………えーいっ!」 【マジシャン店員】 「はい、お花が……」 【マジシャン店員】 「………………」 ;◆声:焦る演技 【マジシャン店員】 「……えっ?! あ、あれ!? で、出てない!?  なんで? ちゃんと、セットしたはずなのに……!」 ;◆SE:5 リスナー後退る 【マジシャン店員】 「あっ!? ま、待ってください! 大丈夫、出ます! 今、キレイなバラをあなたに届けますから!  これは……あれですよ、あれっ! 前フリというやつです!」 【マジシャン店員】 「今度こそ大丈夫――おほん! じゃあ、行きますよ! せーの…………えいっ!」 【マジシャン店員】 「………………」 【マジシャン店員】 「……う、うそでしょ……私……」 ;◆SE:5 リスナー後退る音 ;◆声:「うきゃ」でつまずく演技をお願いします 【マジシャン店員】 「ちょ! 待っ―――うきゃ!」 ;◆SE:1 マジシャン店員こけて、地面に顔を強打 ;◆声:その場で転び、顔をぶつける演技 【マジシャン店員】 「……ぶはぁっ!」 ;◆SE:リスナー慌てて駆け足、5→1 接近して手を貸す。 ;◆SE:マジシャン店員 立ち上がる ;◆声:鼻血が出ていたので、鼻をすすり、鼻声気味な演技(可能であれば) 【マジシャン店員】 「……すんすん……あはは、ずびばせん……すんすん! はぁ〜焦っちゃうと、何もないところでよくこけちゃいまして……あはは。 けど……やっと出せました」 【マジシャン店員】 「……はい、どうぞ! こちら真っ赤なバラです! ね? 言った通り、キレイでしょ?」 【マジシャン店員】 「あ! 私の鼻血は掛かってないので、ご安心を! そこらへんは命に代えてでも、ご配慮しましたので……!」 【マジシャン店員】 「もうドン引きで、お店に来たくないかもですけど…… でも、こうして出会えたのも何かのご縁! お近づきの印に、こちら、受け取ってくれませんか?」 ;◆SE:1 リスナーお花を受け取る。 ;◆SE:1 茎から万国旗が伸びて出される音 ;◆声:国旗を出すのに合わせて、効果音を自分で口ずさむ 【マジシャン店員】 「……シュルシュルシュル!」 【マジシャン店員】 「受け取った瞬間、茎から国旗が出てくるタイプのバラでした! ふっ、決まったぜ! どやぁ!!」 【マジシャン店員】 「………………」 【マジシャン店員】 「……あの、ごめんなさい。調子乗りました。 転んだ時点で決まったも何もないですね……あは、あっはっ、あははは」 【マジシャン店員】 「あはは……はぁ〜ごめんなさい。無駄なお時間を取らせてしまいましたね。 その……お店では、もっときちんとしたものをお見せするので、気が向いた時にお立ち寄りになってくれれば……」 ;◆SE:1 リスナー 身じろぎ、手をつなぐ 【マジシャン店員】 「……え? あの……この手は!? ……え? カフェに……来てくれるんですか!?!?」 【マジシャン店員】 「ああ〜優しすぎます。その優しさに精一杯御奉公いたします!」 【マジシャン店員】 「……あ、笑わないでくださいよ! 今の言葉はおばあちゃんが 見てた時代劇の影響というか……た、確かに変な言い回しですけどね……」 【マジシャン店員】 「と、とにかく! 来てくださるのなら、全力でおもてなしいたしますね。 では、カフェ『Sereno』に一名様、ご案内いたしまーす♪」 ――――――――――――――――――――――――― トラック2:まずはストレートコーヒーをどうぞ! ――――――――――――――――――――――――― ;◆SE:10 棚に置かれたコーヒー豆の入ったアロマキープパックを手に取り選ぶ音 ;◆声:10 通常 【マジシャン店員】 「えっと……お客サマに合いそうなのは……これですね……」 ;◆SE:10→1 足音 徐々に接近して停止 ;◆声:1 【マジシャン店員】 「……はい、お待たせです。そして改めてご挨拶を――おほん! いらっしゃいませ、Cafe『Sereno』へ、ようこそ! 今日は驚きと癒しのイリュージョンをお客サマにお届けしますね!」 【マジシャン店員】 「さて、ご注文はストレートコーヒーでしたね…… というわけで、お客サマにぴったりそうなコーヒーをチョイスしてきましたよ!」 ;◆SE:1 アロマキープパックをリスナーの目の前に置く 【マジシャン店員】 「じゃーん、華やかな酸味と甘い香りが漂うキリマンジャロです! ……あっ、お出しして言うのもあれですけど、酸味とか大丈夫ですか?」 ;◆SE:1 リスナー身じろぐ 【マジシャン店員】 「……ほっ。よかったです……ん、どうしました? 私の手元を見て? あっ! あ〜……またお花を出すとか期待しちゃってくれてるとか?」 【マジシャン店員】 「ふっふっふっ、お客サマもなかなかの欲しがりさんですね。 けどそれは後回しです! 大丈夫! 後で、とっておきを用意しているので!!」 【マジシャン店員】 「せっかくカフェに来たんですから、まずはコーヒーをお楽しみください! こちらのカフェはですね、コーヒーについて並々ならぬこだわりがあるんです!  まずは、こちらのパック!」 ;◆SE:1 アロマキープパックを掴み、揺らす 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:少し楽しげにパックを揺らす)」 【マジシャン店員】 「……アロマキープパックという物でして、 コーヒー豆から出る炭酸ガスを逃がしつつ、 酸化も防いでくれる優れ物で……簡単に言えば、すっげー袋です!」 【マジシャン店員】 「もちろん豆から出すということは、一から挽いて、コーヒーを作るのです! そうこれを使ってね……」 ;◆SE:1 カウンター下からコーヒーミルを手に取り、リスナーの前に置く音 【マジシャン店員】 「じゃーん! 手挽きのコーヒーミル! 形も色合いもかなりレトロで本格的でしょ!」 【マジシャン店員】 「今からこのミルでこのパックに入ったキリマンジャロを挽いちゃいます そして挽き終えたコーヒーを飲んで、お客サマはこういうでしょう」 【マジシャン店員】 「『悔しい! もうここのコーヒーじゃ満足できない舌になっちゃう!』ってね」 【マジシャン店員】 「…………そこまでは言い過ぎですかね……うん。 けど、そのぐらい手挽きコーヒーが美味しいっていうのをその身に教えてあげますからね……」 【マジシャン店員】 「てなわけで、さっそく作りましょうか、いでよ、コーヒー豆♪」 ;◆SE:1 アロマキープパックを開ける音 ;◆SE:1 カウンター下からスプーンを取り、パックに入れる ;◆SE:1 パックのコーヒー豆をかき混ぜる音 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:パックの中の豆をゆっくりかき混ぜる音)」  【マジシャン店員】 「……軽ーくお豆をかき混ぜてみましたけど、なかなか心地良い音じゃないですか? ささ、もう一度耳を澄ませて! 今度はゆっくりいきますね〜」 ;◆SE:1→3,7→1 左右交互にパックのコーヒー豆をかき混ぜる音 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:パックの中の豆をゆっくりかき混ぜる音)」  【マジシャン店員】 「……うんうん、いい音でしたね。ではでは、 この子たちをミルのこのお椀の中……『ホッパー』へ入れていきます」 ;◆SE:1 ホッパーの蓋を横にスライドして開ける音 ;◆SE:1 パックからスプーンでコーヒー豆をすくい、ホッパー内に入れる音(継続) 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:コーヒー豆をすくい、ホッパー内に入れる)」 【マジシャン店員】 「……あまり入れると均等に挽き切れないので……気持ちはホッパー腹八分目ぐらいがベストです……」 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:コーヒー豆をすくい、ホッパー内に入れる音)」 ;◆SE:1 パックからコーヒー豆をすくい、ホッパー内に入れる音(停止) 【マジシャン店員】 「……このぐらいでいいでしょう。では、しっかりホッパーのふたを閉めて……」 ;◆SE:1 ホッパーの蓋を横にスライドして閉める音 【マジシャン店員】 「……よし、準備完了! さあ、コーヒー豆、挽いちゃいますよ。 この独特な音に酔いしれてください♪」 ;◆SE:1 ミルを挽く(継続・全体的に緩やかな速さ) ;◆声: 以下、挽きながら喋るので、少しゆったりめにセリフを喋ってください 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:ミルを挽く音)」 【マジシャン店員】 「コーヒー豆をホッパーに入れてる時にも言いましたけど…… おいしいコーヒーを挽くには、均一さと速度が重要なんです……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:ミルを挽く音)」 【マジシャン店員】 「均一さは、挽いた後の豆の粗さの意味で……粗すぎたり細すぎたりすると…… 淹れたコーヒーから……変にえぐみが……出ちゃうんですよね……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:ミルを挽く音)」 【マジシャン店員】 「こんな風に……丁寧に、丁寧に、挽くんですけど……、 見てる分じゃ……イマイチ、ピンと来ませんよね? なので、仕上げはお客サマに挽いてもらうことにしましょう」 ;◆SE:1 ミルを挽く(停止) ;◆SE:1 コーヒーミルをリスナーの前に出す ;◆SE:1 リスナー身じろぐ 【マジシャン店員】 「ふっふっふっ、不安ですか? けど上手く挽けるかドキドキしながら挽くのも、美味しく味わうための秘訣です。  もちろん挽き方が甘かったら言いますので……チャレンジしてみませんか?」 ;◆SE:1 リスナー ミルを受け取る 【マジシャン店員】 「よっ! ナイスチャレンジャー!  そのまま、やっちゃってください!」 ;◆SE:1 リスナー、ミルの取っ手を掴みを挽く音(ぎこちない) 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:リスナーの挽く様子楽しそうに見つめる)」 【マジシャン店員】 「……んー、力加減はいいですけど、もうちょい豪快にしてもいいですよ……」 ;◆SE:1 リスナー コーヒーミルを挽く音(もう少し力を入れて) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:リスナーの挽く様子楽しそうに見つめる)」 【マジシャン】 「……その調子その調子〜!」 ;◆SE:1 リスナー コーヒーミルを挽く音(通常) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:リスナーの挽く様子楽しそうに見つめる)」 ;◆SE:1  リスナー コーヒーミルを挽く音(停止) 【マジシャン店員】 「……はい、ストップです! これでいいでしょ! さあ、うまく挽けてるか成果を見てみましょう。こちらにミルをくださいな」 ;◆SE:1 リスナー コーヒーミルをマジシャン店員に渡す 【マジシャン店員】 「ありがとうございます。ではでは、粉受けから 実際に挽かれたものを見ていきましょうか」 ;◆SE:1 マジシャン店員 粉受けの取っ手を掴み、粉受けを引っ張る音 ;◆SE:1 カウンター下から白い小皿を取り、リスナーの前に置く音 ;◆SE:1 アロマキープパックの中にあるスプーンを手に取る音 ;◆SE:1 スプーンで粉をすくい、小皿に乗せる音(数回・継続) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:楽しそうに粉受けの中の粉を小皿に乗せる音)」 ;◆SE:1 「……よし」の前にスプーンで粉をすくい、小皿に乗せる(停止) 【マジシャン店員】 「……よし、これで全部です。ほうほう、これは、これは……」 ;◆声:3 接近 ささやき 【マジシャン店員】 「……やりますね、お客サマ♪」 ;◆声:1 通常 【マジシャン店員】 「……ふふ、耳元でいきなり囁かれてびっくりしちゃいました? 私、マジシャンですから! 驚かさないと生きていけない生き物なのでね!! どやぁ!」 【マジシャン店員】 「………………」 【マジシャン店員】 「……さてさて、話を戻しますと…… いや〜こりゃうまい具合に挽いたものですな。 カフェ店員的には嫉妬に値する挽き具合ですよ、これ」 【マジシャン店員】 「はい、そこ照れたとか禁句ですから! それよりも肝心は味!  見た目はよくても味が伴ってなければ、無意味! ふふん、うまくドリップ出来てますかね、お客サマ?」 ;◆SE:1 粉の入った皿を手に持つ ;◆SE:1→10 足音が離れていく ;◆SE:10 粉を銀のコップに移す。 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:粉を銀のコップに移す)」 【マジシャン店員】 「……さて、粉をコップに移したら、次はお湯の準備……」 ;◆SE;10 粉入りフィルターを近くに置く音 ;◆SE:10 棚からコーヒーポット(サーバー&ドリッパー)を手に取る音 ;◆SE:10 ウォーターサーバーからお湯をコーヒーポットに入れる音 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:お湯の入る様子を見つめる)」 ;◆SE:10 お湯を止める音 ;◆SE:10 棚からペーパーフィルターを手に取る ;◆SE:10→1 足音 ;◆SE:1 足音停止 ;◆声:1 通常 【マジシャン店員】 「はい、お待たせでーす♪ からの……次、次♪」 ;◆SE:1 カウンター下からキッチンタイマー付きの台を取り出し置く。 ;◆SE:1 タイマー台にコーヒーポット(サーバー&ドリッパー)を乗せる 【マジシャン店員】 「……ペーパーフィルターに挽いた粉を移して……」 ;◆SE:1 粉入りカップをペーパーフィルターに移す ;◆声: フィルター内に粉を入れる音を口ずさむ 【マジシャン店員】 「さら、さら、さら〜♪ (カップ内に粉がペーパーカップに全部入った後)…… さあ、入りました。では、ドリッパーにフィルターをセットして、少し振ります。フィルターを温めるためです」 ;◆SE:1 ドリッパーに粉入りのペーパーフィルターをセット ;◆SE:1 タイマー台のボタンを押す(5〜10秒ぐらい) ;◆SE:1 サーバーを持って軽く振る 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:サーバーを振る)」 ;◆SE:1 タイマー台のボタンが鳴る 【マジシャン店員】 「……ん、一旦お湯を捨てます」 ;◆SE:1 ドリッパーを外して、近くのシンクにサーバー内のお湯を捨てる 【マジシャン店員】 「……はい、元に戻しまーす」 ;◆SE:1 サーバーの上に、ドリッパーを重ねる 【マジシャン店員】 「さて、こっちはしばらく放置! その間に、別のハンドドリップにお湯を用意します!!」 ;◆SE:1→10 足音離れる ;◆SE:10 棚からハンドドリップを取り出し、ウォーターサーバーからお湯を出す ;◆SE:10 ハンドドリップにお湯を入れる音(継続) 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:少し楽しそうにお湯を入れる音)」 ;◆SE:10 ハンドドリップにお湯入れる音(停止) ;◆SE:10→1 足音 ;◆SE:1 足音停止  ;◆SE:1 カウンター下からのカップを手に取り、リスナーの前に置く ;◆声:1 通常 【マジシャン店員】 「今から召し上がるカップにお湯を注ぎます。 温めることで、より味わい深いコーヒーが出来るんですよ」 ;◆SE:1 交互にカップにお湯をゆっくり注ぐ 【マジシャン店員】 「(少しの息遣い:楽しそうにお湯を入れる)」 ;◆SE:1 カップにお湯を入れ終えて、カウンターに置く 【マジシャン店員】 「……これでどうでしょう? さあ、残りのお湯はコーヒーポットへGO!」 ;◆SE:1 コーヒーポットにお湯を注ぐ 【マジシャン店員】 「(少しの息遣い:楽しそうにお湯を入れる)」 ;◆SE:1 コーヒーポットにお湯を注ぐ(停止) 【マジシャン店員】 「……よしこんなもんでしょう。じゃあこのまま蒸らしつつ、 ペーパーフィルターからサーバーにエキスがドリップされていきます。 このドリップ音、じっくりお楽しみください」 ;◆SE:1 ドリップ音(少し長めに) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:コーヒーエキスのドリップの様子を見つめる)」 ;◆SE:1 ドリップ音(徐々に停止) 【マジシャン店員】 「ドリップ……しなくなってきましたね。 では、もう少しお湯を追加していきますか……」 ;◆SE:1 コーヒーポットにお湯を注ぐ 【マジシャン店員】 「(少しの息遣い:楽しそうにお湯を入れる)」 ;◆SE:1 コーヒーポットにお湯を注ぐ(停止) 【マジシャン店員】 「……よし、復活〜♪。はい、引き続きお楽しみを」 ;◆SE:1: ドリップ音(少し長めに) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:楽しそうにフィルターから落ちるコーヒーの雫を見つめる)」 ;◆SE:1: ドリップ音(徐々に停止) 【マジシャン店員】 「……落ち着いてきましたかね? じゃあ、入れていきますか。 ……あっ! その前にカップを整えて」 ;◆SE:1 ティースプーンを傍に置いて、温めたカップを手に取る。 ;◆SE:1 カップに入ったお湯をシンクに捨てる ;◆SE:1 カウンターにある布巾を手に取りカップを拭く 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:鼻歌交じりにカップを布巾で拭く)」 ;◆SE:1 カップをリスナーの前に置く 【マジシャン店員】 「……よし! 万端です。じゃあ大本命! お客サマの手で挽いたコーヒーを注ぎますよ」 ;◆SE:1 サーバーを持ってカップの中にコーヒーを注ぐ(ゆっくりめに) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:カップにコーヒーを注ぐ)」 ;◆SE:1 サーバーを持ってカップの中にコーヒーを注ぎ終える ;◆SE:1 カップの皿を押して、カップを接近 【マジシャン店員】 「――はい、お待たせしました。キリマンジャロコーヒーでございます。 熱いので、ゆっくりお召し上がりください」 ;◆SE:1 リスナーカップを掴み、口に運ぶ 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:リスナーの飲む姿を見つめる)」 【マジシャン店員】 「…………どうですか?」 ;◆SE:1 リスナー皿をカップに置く 【マジシャン店員】 「……あ、ああ、よ……よかったー!  まずいと言われたらどうしようかと思ったので!」 【マジシャン店員】 「いや、自信はあったんですけどね。出会った時のこともあったので…… きちんと美味しいコーヒーをお出しできるか心配でして…… ささ、私のことは気にせず、続きを味わってください」 ;◆SE:リスナー飲む音 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:飲む姿を見つめる)」 ;◆SE:リスナー、飲み干し、カップを置く音 【マジシャン店員】 「……いい飲みっぷりでしたね。どうですか?  これを味わってしまった以上、もう缶コーヒーじゃ満足できないでしょ?」 ;◆SE:1 リスナー身じろぐ 【マジシャン店員】 「ん、おかわりしないとわからない? ふふ、強情ですね〜。 ええ、もちろんいいですよ、おかわり!」 【マジシャン店員】 「ああ、追加料金はないですからね! 今、作ってあげますから、少々お待ちください♪」 ――――――――――――――――――――――――― トラック3:カードを救え! ――――――――――――――――――――――――― ;◆SE:1 リスナーおかわりを飲み干し、カップを皿に置く音 【マジシャン店員】 「……ご満足いただけたようで、なによりです。 そしてそろそろ……こっちもやっていきましょうか?」 ;◆SE:1 カウンター下から包装されたトランプの箱とクロースアップマットを取り出す 【マジシャン店員】 「じゃっじゃーん! お待ちかね、マジックの時間ですよ! そして宣言しましょう! もうドジはしません!」 ;◆SE:1 マットとトランプをリスナーの前に置く。 ;◆SE:1 「トランプの箱」でトランプの箱を叩く 【マジシャン店員】 「……というわけで、はい!  こちらは……見たまんま種も仕掛けもない包装された未使用のトランプの箱でございます」 【マジシャン店員】 「ん? 中身を見てないからわからない?  いいでしょう、いいでしょう。 中身を取り出して、こちらに広げて見せましょう!」 ;◆SE:1 包装されたトランプのフィルムを開けて、中のトランプを取り出す ;◆SE:1 トランプを手元で遊ばせつつ、マットの上で広げる音 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:カードを手元で軽く広げたり、弾いたりする)」 【マジシャン店員】 「どうです? 52枚キレイな絵柄のトランプでしょ? ……じゃあ、今からこの52枚をシャッフルしていきますので、 シャッフル中、お客サマは好きなタイミングで一枚カードを引き抜いて欲しいのです」 ;◆SE:1 「サインペン」でカウンター下からサインペンを出して、マットの上に置く 【マジシャン店員】 「引き抜いたカードには、こちらのサインペン! で、 お客サマに、お名前でもお好きな絵でも描いてください」 【マジシャン店員】 「描いたら、それを元に戻して、またシャッフル! そしたら、あら不思議! お客サマが選んだカードは……」 ;◆SE:1 「石鹸!」でカウンターから石鹸を出して、マットの上に置く 【マジシャン店員】 「なんと、この……石鹸! の中に入っちゃうのです!」 【マジシャン店員】 「はい、ストップ! その顔は……なにゆえ石鹸なのかですね? そりゃもちろん、お客サマに癒されて欲しいからです」 ;◆SE:1 「カービングナイフ」でカウンターからカービングナイフを取り出し、マットの上に置く 【マジシャン店員】 「お客サマは石鹸を彫ったことってあります? いや普通はありませんよね?  だけどこのカービンナイフというナイフを使って石鹸を彫る音、今、世界中で大流行なんです……」 ;◆SE:1 ソープカービングナイフで石鹸を彫る音 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:石鹸を彫る音)」 【マジシャン店員】 「……なかなか独特の音でしょう? 私もたまに彫って癒されてるんです。 そして彫っていく内に……あら不思議! 消えたカードが現れちゃうんです!」 【マジシャン店員】 「ズバリ! 私が見せるマジックのテーマは癒し! 驚きつつも、お客サマが癒されるマジックを提供しているのです。 まあそこは、実際にショーで体感した方が早いですね。というわけで……」 ;◆SE:1 広げられたカードをまとめ直し、マットの上に整える。 【マジシャン店員】 「……キレイにカードも整いましたね。じゃあ、ショーを始めましょう! 今からシャッフルしていきます……がどうせなら、 ド派手なシャッフルの中でカードを選んだ方が、お客サマも楽しいですよね」 【マジシャン店員】 「なので、ド派手にシャッフルします!  はい、まばたき厳禁! リフルシャッフル!!」 ;◆SE:1 リフルシャッフル音(継続) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:楽しそうにリフルシャッフル)」 【マジシャン店員】 「どうです、なかなかインパクトあるシャッフルでしょ?  勢いあるシャッフルですけど、怪我はしないので大丈夫ですからね。 ささ、お好きなタイミングでカードを一枚抜いて下さいな」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:楽しそうにリフルシャッフル)」 ;◆SE:1 リスナー指をシャッフル中のカードに入れる ;◆SE:1 カードとリスナーの指がぶつかる音 ;◆SE:1 シャッフル停止 【マジシャン店員】 「……おっ、これですね? じゃあ、そこを引き抜いて、 選んだカードを見せてくださいな」 ;◆SE:1 リスナー カードを引き抜き、見せる 【マジシャン】 「……ほぇ〜、ダイヤの5ですか。いいですね。 では、サインペンでサインでも絵でもお好きにどうぞ!」 ;◆SE:リスナー サインペンを掴み、カードに描く音(少し長めに) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:カードにペンを入れるリスナーを見つめる)」 ;◆SE:1 リスナー カードに描き終える ;◆SE:1 リスナーマジシャン店員にカードを戻す 【マジシャン店員】 「はい、どうも♪ お〜、可愛いワンちゃんと猫ちゃんですね。 ではこの子たちをシャッフルという荒波に揉んでやりましょう」 【マジシャン店員】 「あ! でも同じリフルシャッフルだと面白味もないので、 せっかくだし他のシャッフルもお見せしましょう。 行きますよ! まずは誰でも簡単、ヒンドゥーシャッフル!」 ;◆SE:1 ヒンドゥーシャフル音(継続) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:楽しそうにシャッフル)」 ;◆SE:1 ヒンドゥーシャフル音(停止) 【マジシャン店員】 「……最もスタンダードなシャッフルで、優しい音でしたね。 次はカードが華麗に飛ぶスプリング〜♪」 ;◆SE:1  スプリング(継続) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:楽しそうにシャッフル)」 ;◆SE:1 スプリング(停止) 【マジシャン店員】 「いかにもマジシャンって感じでしょ? はい、最後はウォーターフォールで決めるとしましょう!」 ;◆SE:1 ウォーターフォール(継続) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:楽しそうにリフルシャッフル)」 ;◆SE:1 ウォーターフォール音(停止) 【マジシャン店員】 「……水が流れ落ちるようにシャッフルされるから ウォーターフォールです。ふふ、やるでしょ? 私? 魅せるシャッフルはこんな感じですかね」 【マジシャン店員】 「さあ、お客サマ。私の言ったこと覚えていますか? シャッフルしている間に、カードが消えるって、言いましたよね。 じゃあ、本当に消えているか一緒に見てみませんか?」 ;◆SE:1 トランプを手元で遊ばせつつ、カウンターの上で広げる音 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:カードを手元で軽く広げたり、弾いたりする)」 ;◆SE:1 「ど・こ・に」で、石鹸を指で叩く音 【マジシャン店員】 「――あらあら〜 お客サマ作のワンちゃん猫ちゃんが見えませんね〜? うーん……いったい、ど・こ・に・行っちゃったのかな〜」 【マジシャン店員】 「……ふふ、石鹸の中ですか? じゃあ、お客サマ。 実際にこのナイフで石鹸を彫ってみて調べてみましょう! 彫り方はさっき私がしたみたいな感じでいいですよ」 ;◆SE:1 リスナーソープカービングナイフを掴み石鹸を彫る音 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:石鹸を彫るリスナーを音)」 【マジシャン店員】 「いい感じに彫れていますよ。ささ、続けて続けて!」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:石鹸を彫る音)」 【マジシャン店員】 「……おや! カードらしきものが見えてきましたね。 ほら、お客サマ! 最後まで彫って、あなたの手で救ってあげてください」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:石鹸を彫るリスナーを楽しそうに見つめる)」 ;◆SE:1 リスナー石鹸を彫る音(停止) ;◆SE:1 リスナー石鹸からカードを引き抜き、広げる 【マジシャン店員】 「……どうです、お客サマ? そのワンちゃん猫ちゃんは お客サマが書いたもので間違いありませんか?」 ;◆SE:1 リスナー身じろぐ 【マジシャン店員】 「そうですかー。そう……これが驚きと癒しのイリュージョン! いかがです、楽しんでいただけました?」 ;◆SE:1 リスナー身じろぐ 【マジシャン店員】 「……それはよかった! そして指先が、石鹸で変な感触になっちゃいましたよね。 ふっふっふっ、実は……これも私が狙っていた癒しマジックなのです!」 【マジシャン店員】 「はて、それってどういう意味なのでしょうね? その疑問を晴らすには、まずは手を洗ってからにしましょうか!」 ――――――――――――――――――――――――― トラック4:マジシャンのたしなみ? 爪のケア ――――――――――――――――――――――――― ;◆SE:1 用意された容器の中に溜められたお湯で手を洗う 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:リスナー手を洗う様子を見つめる)」 【マジシャン店員】 「……しっかり洗えましたかね? はい、こちらがタオルになります、どうぞ」 ;◆SE:1 リスナーにタオルを渡して、拭く 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:リスナー手を拭く様子を見つめる)」 【マジシャン店員】 「……うんうん、しっかり拭けました。 これで仕込みは完了で、次のショーへ移れます。 次のショーはお隣でするので、そちら失礼しますねー!」 ;◆SE:1 リスナーを起点にカウンターから出て、1→11→5→7 足音 ;◆SE:7 衣擦れしながら隣に着席 ;◆声:7 通常 【マジシャン店員】 「……ふぃ〜やっと座れた」 【マジシャン店員】 「いやーそのまま向かい合ってもできるんですけど、 カウンター越しだと衛生面的に色々とまずいので。それに、お客サマの……」 :◆声:7 接近 【マジシャン店員】 「カッコイイ横顔も拝見できますしね。ふふ」 ;◆SE:1 リスナー 身じろぐ音 ;◆声:7 通常 【マジシャン店員】 「くす、びっくりしました? まーた驚かされちゃいましたね、ふふ」 【マジシャン店員】 「……さあ、お客サマの横顔も名残惜しいですが、私とにらめっこする形で向いてくれますか」 ;◆SE:リスナー椅子から動く(リスナーを起点7→1に移動) ;◆声:1 通常 【マジシャン店員】 「……どもどもです。さあ、これから行うのは お客サマの手を使ったマジックで! こちらの道具を使います!」 ;◆SE:1 エプロンの中からごそごそ、爪切りを取り出す 【マジシャン店員】 「じゃーん、爪切り! つ・め・き・り・です!」 【マジシャン店員】 「ふふ、奇術の方だと思っちゃいました? ですが、 マジックという英単語には、魔術という意味もあるのです! つまり手の爪がキレイになるのも、ここではマジックなのです!」 【マジシャン店員】 「……さて、話を戻して、なぜ爪切りかというと、 マジシャンとは手をよく使う職業ながら、 一番手元のみられる職業でもあります!」 【マジシャン店員】 「ゆえに爪の手入れもかかせないのです! それに爪を切る音も、今人気の音なんですよ!」 【マジシャン店員】 「さらに私、マジシャンですからね! 無茶苦茶うまいです! このカフェの従業員たち全員の爪も私が担当しているんですよ!」 【マジシャン店員】 「……さあさあ、私の爪切りマジックで、爪のケア、してみませんか? してみたいのなら、手の甲を上にして、爪を見せてくださーい!」 ;◆SE:1:リスナー手を見せる 【マジシャン店員】 「……ふふ、即決でしたね。どもどもです。 じゃあ切る前に、今のお客サマの爪の様子を拝見しますね……」 ;◆SE: リスナーの手を掴む 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:リスナーの手先を見つめる)」 【マジシャン店員】 「……なるほどなるほど〜。これまた見事に伸びちゃっていますね。 しかも切り方が典型的にのびやすい切り方。 お客サマの手、セクシーなのに、これはもったいない」 【マジシャン店員】 「ですがご安心を! 今から私の華麗なる爪切りマジックで、 あら不思議! お客サマの手はセクシーさマシマシの素敵な手に生まれ変わります! さあ、まずは左の親指と人差し指から変わりましょうー!」 ;◆SE:8 爪切りの音(継続) ;◆声: 以下、爪を切りながら話している想定なので、気持ちゆったりめにセリフを喋ってください。 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:楽しそうに爪切りする)」 【マジシャン店員】 「ぱち……ぱち……ぱち、ぱち……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:楽しそうに爪切りする)」 【マジシャン店員】 「爪切りは……ですね……今みたいに……お湯とかでキレイに洗いつつ……、 手元をふやけさせると……切れやすいんですよ」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:爪切りする)」 ;◆SE:8 爪切りの音(停止) 【マジシャン店員】 「ふぅ〜パーフェクト!! いや〜、我ながらいい仕事をしましたね。 さあ、切った左手の爪と右手の爪、見比べてみてくださいな」 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:楽しそうにリスナーを見つめる)」 【マジシャン店員】 「自分の手とは思えないくらいキレイでしょ? ささ、こっちのお手手は小指からセクシーに変身しましょうか」 ;◆SE:2 マジシャン店員 右手を掴む ;◆SE:2 爪切り音(継続) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:爪切りする)」 【マジシャン店員】 「こっちはなんだか……切りやすいですね……。 お客サマ……利き手は……右手ですか?」 【マジシャン店員】 「よく使う方だと……爪の長さが微妙に違ったりするんです……。 従業員の子に……中華料理の点心を……作る子が……いるんですけどね…… その子の利き手が左手で……左手の方が……切りやすかったりするんです……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:爪切りする)」 ;◆SE:2 爪切りの音(停止) ;◆声:爪切りを終えたので、会話はゆったりめから通常めに戻してください 【マジシャン店員】 「はい、おしまい! ふふ、食い入るように見てますね。 けどそのままだと、ひじょーに危ない! というわけで、仕上げの爪やすりも、やっちゃいましょうか」 ;◆SE:1 爪切りをエプロンのポケットにしまい、代わりに爪やすりを取り出す。 【マジシャン店員】 「……はい! ご紹介するのはこちら! 切った爪はもちろん、爪の表面まで整える優れもの! これを使って、魅力的な爪に変身しましょうね!」 ;◆SE:2 リスナーの右手を掴み、爪やすりする(爪と爪の表面・継続) 【マジシャン店員】 「(長めの息遣い:リスナーの爪を爪やすりをする)」 【マジシャン】 「こっちからもゴシ……ゴシ……」 【マジシャン店員】 「(長めの息遣い:リスナーの爪を爪やすりをする)」 ;◆SE:2 リスナーの右手を掴み、爪やすりする(爪と爪の表面・停止) 【マジシャン店員】 「……どうです? 爪もですが、爪の表面をきれいにされる気分は? むずがゆいけど、気持ちいいでしょ? じゃあ、こっちのお手手もどうぞ」 ;◆SE:8 リスナーの左手を掴み、爪やすりする(爪と爪の表面・継続) 【マジシャン店員】 「(長めの息遣い:リスナーの爪を爪やすりをする:アドリブでゴシゴシなどを入れて)」 【マジシャン店員】 「あと、少しですよ……」 【マジシャン店員】 「(長めの息遣い:リスナーの爪を爪やすりをする)」 ;◆SE:8 リスナーの左手を掴み、爪やすりする(爪と爪の表面・停止) 【マジシャン店員】 「はい、おしまいです! 自分の爪とは思えないぐらいピカピカでしょ? ですが、ピカピカにするのは爪だけじゃありませんよ。お次はですね……」 ;◆SE:1 マジシャン店員 エプロンから耳かきを取り出す 【マジシャン】 「じゃーん……耳かき! そう、次は耳をピカピカにしちゃいます!」 ;◆SE:1 リスナー身じろぐ 【マジシャン店員】 「……ちょっ、その流れはおかしいって……わかります、わかりますけど!  これは私の意志ではなく、お店の決まりなんです!」 【マジシャン店員】 「実はここ「Sereno(セレーノ)」はお客サマに耳かきのサービスをするカフェなのです!」 【マジシャン店員】 「爪きりとか石鹸は私が考えたメニューですけど、 耳かきはここで働く従業員全員のマスト業務でして……あ、追加料金はありません。 お客サマのコーヒー代に織り込み済みです!」 【マジシャン店員】 「それに耳かきは手先を器用に動かすマジシャンにとっては、非常にいい訓練になりまして…… 人のお耳って構造が同じでも、形が結構違ったりするんです」 【マジシャン店員】 「だから、私を助けると思って受けてみませんか? 受けてくださるのであれば、一旦カウンターの方を向いて欲しいんですけど」 ;◆SE: 1→7 リスナー身じろぐ ;◆声:7 通常 【マジシャン店員】 「はーい、ありがとうございます! バッチしです。 じゃあ、ごろーんと言ったら、ゆっくりと横に倒れて 私のお膝に頭を乗せてくださいな。はい、せーの」 ;「……ごろーん」と言いながら、7→5→3と移動してください ;◆SE:リスナーの身じろぐ音 ;◆声:3 接近  【マジシャン店員】 「ごろーん」 【マジシャン店員】 「よくできました! じゃ、さっそく、私のハンドパワーで お客サマの耳をあっという間に、キレイにしちゃいますよー♪」 【マジシャン店員】 「じゃあ、まずは……お耳の様子を拝見しますねー!」 ――――――――――――――――――――――――― トラック5:ハンドパワー! チタン耳かき(右耳) ――――――――――――――――――――――――― 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:右耳を見つめる)」 【マジシャン店員】 「……ほうほう、お客サマのお耳はこんな形ですか。 これまた初めてのタイプですな……。そうですね……窪みからやりますか」 ;◆声:以下、耳かきをしながらゆったりと喋る想定です ;◆声:セリフ中の"……"は、息や「んっしょ」などアドリブを入れるといいかもです。 ;◆SE:3 右耳を耳かき(窪み・継続) 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:窪みを耳かきでなぞる)」 【マジシャン店員】 「……窪みとか……ふだん、あまり掃除を……しないでしょ……ふふ」 ;◆SE:1 リスナー身じろぐ音 ;◆SE:7 マジシャン店員の衣擦れ 【マジシャン店員】 「……ん? かいてるところが……少し冷たい? そりゃ、この耳かきはチタン製ですもん……」 【マジシャン店員】 「耳かきって聞くと……綿棒や……竹のイメージ……ですよね……? あっちはあっちの……良さがあるんですけど……すぐに割れたり……折れたりしちゃうんですよね」 【マジシャン店員】 「けど、これだと……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:窪みを耳かきでなぞる)」 【マジシャン店員】 「ね? さじの部分が……しっかりしているので……、 汚れは……きちんと取れるし……折れません……。 おっと……こっちにも汚れが」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:窪みを耳かきでなぞる)」 【マジシャン店員】 「……じゃあ、ついでに……このまま、入り口周りもやりましょうか……」 ;◆SE:3 右耳を耳かき(入り口周り・継続) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:入り口周りを耳かきでなぞる)」 【マジシャン店員】 「……カリカリ……カリカリ……ふふ♪」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:入り口周りを耳かきでなぞる)」 【マジシャン店員】 「……こしょっ、こしょっ……こしょこしょこしょ〜♪」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:窪み、入り口周りを耳かきでなぞる)」 【マジシャン店員】 「……ん、キレイになりましたかね…… けど……耳かきも……だいぶ、汚れちゃいました……。 なので、一旦離して……耳かき、キレイに……しますね……」 ;◆SE:3 右耳を耳かき(入り口周り・停止) ;◆SE:3 耳から耳かきを遠ざける ;◆SE:8 マジシャン店員  カウンターの斜め後ろにある包装されたおしぼりを取り、中からおしぼりを取る。 ;◆SE:1 リスナー身じろぐ音 ;◆SE:7 マジシャン店員 衣擦れ音 【マジシャン店員】 「ああ、これは……耳かき用のおしぼりなんです。 さっきもお話ししましたけど、このカフェは耳かきがマスト業務なので…… それ用のおしぼりも……常備していまして……」 ;◆SE:3 おしぼりで耳かきを拭く音 ;◆声:3 通常 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:おしぼりで耳かきを拭く)」 ;◆SE:8 おしぼりをカウンターに置く 【マジシャン店員】 「……よーし。バッチグーです。じゃ、次は裏側……いきますよ……」 ;◆SE:3 右耳を耳かき(裏側・継続) ;◆声:3 接近 【マジシャン店員】 「(耳の裏側を耳かきでなぞる:少し長めの息遣い)」 ;◆SE:3 右耳を耳かき(裏側・停止) 【マジシャン店員】 「……んっしょ。ほぉほぉ〜目につかない分……やっぱり、かなり溜まってますね……ここ。 ん〜こんなにくっついているということは……まだまだきちんと取り切れていないのでは?」 【マジシャン店員】 「それはよくない……実によくありませんよ。 ちょい、裏側を見たいので……お耳、引っ張りますよ……」 ;◆SE:3 耳を引っ張る 【マジシャン店員】 「ほぇ〜……これはこれは……予想外の汚れ具合……。 まあ、今から……ゆっくり……退治してあげますから……ご安心を!」 ;◆SE:3 右耳を耳かき(耳の裏・継続) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:耳の裏を耳かき)」 【マジシャン店員】 「……こっちの……付け根の方と……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:耳の裏を耳かき)」 【マジシャン店員】 「……耳たぶ……辺りも……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:耳の裏を耳かき)」 ;◆SE:3 右耳を耳かき(耳の裏・停止) 【マジシャン店員】 「……ん……じゃあ、耳かき……またキレイキレイにしますね……」 ;◆SE:3 耳かきを耳から遠ざける ;◆SE:8 カウンター横に置かれたおしぼりを取る ;◆SE:3 耳かきをおしぼりで拭く ;◆声:3 通常 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:おしぼりで耳かきを拭く)」 ;◆SE:8 おしぼりをカウンターに置く 【マジシャン店員】 「うんうん、これでいいでしょう。さあ残すは大本命……耳の奥!」 【マジシャン店員】 「力加減は今の感じにしますけど……中は外よりデリケートな部分なので…… 痛かったら遠慮せず言ってくださいね。私とのお約束です。 じゃあ、行きますよー! えいっ!!」 ;◆SE:3 耳穴の中に耳かきを入れる ;◆SE:3 右耳を耳かき(耳穴の中・継続) ;◆声:3 接近 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:耳穴の中を耳かき(浅め))」 【マジシャン店員】 「……やっぱり……初めて見るお耳の中は……なかなかに難易度……高めですね……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:耳穴の中を耳かき(浅め〜深め)」 【マジシャン店員】 「……おっと……この汚れさん……離れたくないみたい……ですね。 なら……ここを、グル、グル……ここは、カリ、カリ……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:耳穴の中を耳かき(深め))」 【マジシャン店員】 「……ん……一回抜いて……キレイにしましょうか」 ;◆SE:3 右耳を耳かき(耳穴の中・停止) ;◆SE:3 耳穴から耳かきを出す ;◆声:3 通常 【マジシャン店員】 「おー……上物が取れました……♪ はい、おしぼりで……ふきふき……♪」 ;◆SE:8 マジシャン店員  カウンターの横に置かれたおしぼりを取る ;◆SE:3 耳かきをおしぼりで拭く 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:おしぼりで耳かきを拭く)」 ;◆SE:8 おしぼりをカウンターに置く 【マジシャン店員】 「……ん、キレイになりました。さあ、もう少し続けましょうか……」 ;◆SE:3 耳穴の中に耳かきを入れる ;◆SE:3 右耳を耳かき(耳穴の中・継続) ;◆声:3 接近  【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:耳穴の中を耳かき(浅め〜深め))」 【マジシャン店員】 「大分取ったから、スムーズに入りましたけど…… まだ汚れが……全部……取りきれたわけじゃないので……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:耳穴の中を耳かき(深め))」 【マジシャン店員】 「……おっと……またまた、マジシャン泣かせの……際どい所に……いましたね……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:耳穴の中を耳かき(深め))」 【マジシャン店員】 「…………ん、これで……全部です……。 じゃあ……抜いて……いきますよ」 ;◆SE:3 右耳を耳かき(耳穴の中・停止) ;◆SE:3 耳かきを耳穴からゆっくり抜く。 【マジシャン店員】 「ふぅ〜お疲れさまでした…… じゃあ、これで耳かきは……」 ;◆声:3 接近  【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:息を吹きかけ)」 ;◆声:3 通常 【マジシャン店員】 「……ふふん、残念。まだ終わってませんでした。 最後に、ふーって、してこそ、耳かきなのです! さーて、今度は本当に耳かきをキレイキレイして……」 ;◆SE:8 マジシャン店員  カウンターの横に置かれたおしぼりを取る ;◆SE:3 耳かきをおしぼりで拭く ;◆声:3 通常 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:おしぼりで耳かきを拭く)」 ;◆SE:8 おしぼりをカウンターに置く ;◆声:喋る様子を通常時に戻す 【マジシャン店員】 「……ん、以上で、右のお耳へのマジックは終了となります」 【マジシャン店員】 「さて、右が終わりということは、今度は左です。 私のショーにまだまだ付き合って頂けますか?」 ;◆SE:1 リスナー身じろぐ音 ;◆SE:7 マジシャン店員 3/右→2/右上→1/正面→8/左上→7/左へ移動 ;◆声:7 通常 【マジシャン店員】 「……ふふ、返事の代わりに……ごろーん、しちゃいましたね! いいでしょう! 左耳も私のハンドパワーでキレイキレイしましょうね♪」 ――――――――――――――――――――――――― トラック6:ハンドパワー! チタン耳かき(左耳) ――――――――――――――――――――――――― 【マジシャン店員】 「では、こっちのお耳も、拝見しますよー!」 ;◆声:7 接近 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:リスナーの左耳をじっと見る)」 ;◆声:7 通常 【マジシャン店員】 「ふーむ、ぱっと見、右に比べると、あまり汚れてはいませんが…… 汚れがないわけじゃないんですなぁ〜これが」 【マジシャン店員】 「けど、私の華麗なるハンドパワーでその汚れをパパッと消し去ってあげますね。 じゃあ……いきまーす!」 ;◆声:以下、耳かきをしながらゆったりと喋る想定です ;◆声:セリフ中の"……"は、息や「んっしょ」などアドリブを入れるといいかもです。 ;◆SE:7 左耳を耳かき(窪み・継続) ;◆声:7 接近 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:窪みの辺りを耳かきでなぞる)」 【マジシャン店員】 「こっちは意外に……スルスル……取れますね……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:窪みの辺りを耳かきでなぞる)」 【マジシャン店員】 「……お、ここ頑固! ならば……こうして……えい…………えいっ」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:窪みの辺りを耳かきでなぞる)」 【マジシャン店員】 「……ふぅ……窪みは……これでよし。 耳かきも…………うん、一旦、キレイにしましょうか……」 ;◆SE:7 左耳を耳かき(窪み・停止) ;◆SE:7 耳から耳かきを離す ;◆SE:8 マジシャン店員  カウンターの横に置かれたおしぼりを取る ;◆SE:7 耳かきをおしぼりで拭く ;◆声:7 通常 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:おしぼりで耳かきを拭く)」 ;◆SE:8 おしぼりをカウンターに置く 【マジシャン店員】 「よーし、キレイになりました。さあ、次はどこを責めると思います? 正解は……」 ;◆声:7 接近 【マジシャン店員】 「い・り・ぐ・ち・ま・わ・り♪ です。えーい♪」 ;◆SE:7 左耳を耳かき(入り口周り・継続) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:入り口周りを耳かきでなでる)」 【マジシャン店員】 「カリ、カリ……カリ、カリ〜♪」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:入り口周りを耳かきでなでる)」 【マジシャン店員】 「…………一通り、やり尽くしましたかね……? じゃあ、チタン耳かきさん……クリーニングタイム入りまーす♪」 ;◆SE:7 左耳を耳かき(入り口周り・停止) ;◆SE:7 耳から耳かきを離す ;◆SE:8 マジシャン店員  カウンターの横に置かれたおしぼりを取る ;◆SE:7 耳かきをおしぼりで拭く ;◆声:7 通常 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:おしぼりで耳かきを拭く)」 ;◆SE:8 おしぼりをカウンターに置く 【マジシャン店員】 「……いや〜チタンはいいですね〜。軽ーくふきふきしただけで……もうピカピカ! このピカピカ具合を見てると、もっと汚れを取ってやるぞって、気になります! というわけで、汚れ! 早速取っちゃうぞ〜! 次は……えいっ♪」 ;◆SE:7 左耳を引っ張り、裏側を前にする ;◆SE:7 左耳を耳かき(裏側・継続) ;◆声:7 接近 【マジシャン店員】 「……お耳の裏側……でした……♪ ひねりがなくて、ごめんなさいね……えへへ」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:裏側を耳かきでなぞる)」 【マジシャン店員】 「……ほぉほぉほぉ〜。取れるには取れていますが、 右ほど汚れてはいないので……すぐに終わりそうですね……」 【マジシャン店員】 「(裏側を耳かきでなぞる:少し長めの息遣い)」 【マジシャン店員】 「……ん、おしまいでーす。では、クールダウン……」 ;◆SE:7 左耳を耳かき(裏側・停止) ;◆SE:7 手を耳から離す ;◆SE:7 耳から耳かきを離す ;◆SE:8 マジシャン店員  カウンターの横に置かれたおしぼりを取る ;◆SE:7 耳かきをおしぼりで拭く ;◆声:7 通常 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:おしぼりで耳かきを拭く)」 ;◆SE:8 おしぼりをカウンターに置く 【マジシャン店員】 「……ん。じゃあ、最後に残すところは……」 ;◆SE:7 左耳の耳穴を指で突く ;◆7/左 接近 【マジシャン店員】 「お・く・でした♪」 ;◆SE:1 リスナー身じろぐ ;◆SE:3 マジシャン店員 衣擦れ(リスナーが身じろぐので) 【マジシャン店員】 「……ふふん、ひねりがないと思ったので…… 指を耳穴に入れてみましたよ? どうですか〜? じゃあ、次は指じゃなく……本物の耳かきさんです……」 ;◆SE:7 耳穴に耳かきを入れる ;◆SE:7 左耳を耳かき(耳穴の中・継続) 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:耳穴の中を耳かき(浅め))」 【マジシャン店員】 「……左は入り口から……手強めですね……。それ……それ……取り放題……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:耳穴の中を耳かき(深め))」 【マジシャン店員】 「……あ、目がとろーんと……してきましたね。 いいですよ……そのままお休みになっても……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:耳穴の中を耳かき(深め〜浅め)」 【マジシャン店員】 「んっしょ……ここで汚れを……集めて……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:耳穴の中を耳かき(浅め))」 【マジシャン店員】 「……ん……結構、取れたので…… 一旦、耳かき……抜いていきますよ……」 ;◆SE:7 左耳を耳かき(耳穴の中・停止) ;◆SE:7 耳かきを耳穴から引き抜き ;◆声:7 通常 【マジシャン店員】 「……ほぉ〜……こんな大きなものが出てくるとは…… お客サマのお耳も……なかなかマジックがお上手で……」 【マジシャン店員】 「けど、マジシャンたる私の目は、さすがに誤魔化せませんでしたがね……ふふ」 ;◆SE:8 マジシャン店員  カウンターの横に置かれたおしぼりを取る ;◆SE:7 耳かきをおしぼりで拭く 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:おしぼりで耳かきを拭く)」 ;◆SE:8 おしぼりをカウンターに置く 【マジシャン店員】 「……よし。残りのよごれも……しっかり取って行きましょう……」 ;◆SE:7 耳穴に耳かきを入れる ;◆SE:7 左耳を耳かき(耳穴の中・継続) ;◆声:7 接近 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:耳穴の中を耳かき(浅め〜深め))」 【マジシャン店員】 「……ここにも汚れはっけーん♪  こーんなところに隠れていたなんて…… まったく……マジシャン泣かせの耳……ですな〜♪」 【マジシャン店員】 「(耳穴の中を耳かき(深め):少し長めの息遣い)」 【マジシャン店員】 「ん……しっかり……取れました…… あとは……このまま中に零れ落ちないうちに取り出して……」 ;◆SE:7 左耳を耳かき(耳穴の中・停止) ;◆SE:7 耳かきを耳穴から引き抜き ;◆声:7 通常 【マジシャン店員】 「……よし……。うんうん、こっちもなかなかの大物を釣り上げられましたね…… まあ、どこに隠れようと……私に見破れないものはありませんがね……ふふ」 ;◆SE:8 マジシャン店員  カウンターの横に置かれたおしぼりを取る ;◆SE:7 耳かきをおしぼりで拭く 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:おしぼりで耳かきを拭く)」 ;◆SE:8 おしぼりをカウンターに置く 【マジシャン店員】 「……はい、耳かきマジックは以上となります…… けど、よりよりショーは最後が肝心! せーの……」 ;◆声:7 接近  【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:耳に息を吹きかける)」 ;◆声: 喋る様子を通常時に戻す 【マジシャン店員】 「…………はい♪ これでバッチリです。 以上、左耳の耳かきマジックでした♪」 【マジシャン店員】 「さあ、左も右も汚れをとってスッキリしましたね、お客サマ! ですが、実はお耳がもーっと気持ちよくなれちゃう、ショーがあるんですけど……」 ;◆SE:1 リスナー身じろぐ ;◆SE:3 マジシャン店員 衣擦れ(リスナーが身じろぐので) 【マジシャン店員】 「くす、興味ありありですね! いいでしょう、いいでしょう! 今からするのは……ズバリ! とろとろ〜です」 【マジシャン店員】 「ですが、それを受けるためには、 今度は私とにらめっこしてほしいので……」 ;◆SE:1 リスナー身じろぐ 少し早めに ;◆SE:3→2→1 マジシャン店員 衣擦れ(移動) ;◆SE:5 マジシャン店員 衣擦れ(リスナーが身じろぐので) ;◆声:1 通常 【マジシャン店員】 「……って、早っ! いや、早や過ぎですよ、お客サマ! けど……それぐらい期待してくれているってことですかね」 【マジシャン店員】 「ならば、いいでしょう! その期待に応えてあげましょう!  じゃあ、お楽しみのために目をつぶってくださいますか……」 【マジシャン店員】 「私は準備するので、少々お待ちください」 ――――――――――――――――――――――――― トラック7:両耳とろとろオイルマジック  ――――――――――――――――――――――――― ;◆SE:1 エプロンからオイルスプレーを取り出す。 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:オイルスプレーをエプロンから出す)」 【マジシャン店員】 「……では、今からお楽しみ、行きますよ!  あ、目はまだつぶったままですよ。じゃないと、楽しみ半減です!  さあ、行きますね。せーの……それっ!」 ;◆SE:3 右耳にスプレーをかける 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:右耳にスプレーをかける)」 ;◆SE:1 リスナー身じろぐ ;◆SE:5 マジシャン店員 衣擦れ(リスナーが身じろぐので) 【マジシャン店員】 「……ふふ、びっくりしちゃいましたね。 さて、お耳に何を掛けられちゃったでしょうか? じゃあ、今度はこっちのお耳で当ててみてください……」 ;◆SE:7 左耳にスプレーをかける 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:左耳にスプレーをかける)」 【マジシャン店員】 「……さあ、どうでしょう?」 ;◆SE:5 リスナー身じろぐ ;◆SE:1 マジシャン店員 衣擦れ(リスナーが身じろぐので) 【マジシャン店員】 「ほぉほぉ〜、どろっ、とした液体?  なんだか表現がとてもえっちぃですね。 まあ間違ってはいませんけどね」 【マジシャン店員】 「では、目を開けてご回答といきましょうか。 今お客サマのお耳にかけたのは……」 ;◆SE:1 リスナーの目の前でスプレーの中のオイルを揺らす 【マジシャン店員】 「……ベビーオイル! でした♪」 【マジシャン店員】 「どうですか? お耳がとろとろ〜ってなったでしょ? けど、とろとろ〜、はもう一つの意味があるのです。 それは…………こういうことだー!」 ;◆SE:1  マジシャン店員 自分の手にスプレーを振りかけ、馴染ます ;◆SE:3,7 左右交互にオイルまみれの手をゆっくりすり合わせる 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:オイルを手の中で擦り合わせる)」 【マジシャン店員】 「……ね? 私の言った意味……わかるでしょ……? そう! 感触もですけど、音もとろとろ〜、なのです!」 【マジシャン店員】 「けど、それを耳で受ければ段違い! さあ、お客サマ、とろとろ〜世界にご案内」 ;◆声:以下、耳のケアをしながらゆったりと喋る想定です ;◆声:セリフ中の"……"は、息や「んっしょ」などアドリブを入れるといいかもです。 ;◆SE:3,7 ベビーオイルで両耳に塗る 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:ベビーオイルを耳に塗る)」 【マジシャン店員】 「……お……いいですよ、今の、うひゃっ! て顔!  その顔……もっと見せてくださいな……!」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:ベビーオイルを耳に塗る)」 【マジシャン店員】 「どうです? とろとろの意味わかったでしょ…… とろっ……とろ……! とろっ……とろ……! ズブズブズブゥ〜……♪」 ;◆SE: 両耳をオイルマッサージ(耳穴・継続) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:ベビーオイルまみれの指先で両耳をズボズボする)」 【マジシャン店員】 「ふふん……また驚いちゃいましたね……? これも……とろとろ〜の魅力ですね…… さあ、もっととろとろ〜の中で、トリップしちゃいましょう〜……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:両耳をマッサージ)」 【マジシャン店員】 「……反対の……方向からー」 ;◆SE:両耳をオイルマッサージ(反対側・継続) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:両耳をマッサージ)」 【マジシャン店員】 「今度は……バラバラに……」 ;◆SE:両耳をオイルマッサージ(左右バラバラなリズム・継続)  【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:両耳をマッサージ)」 【マジシャン店員】 「…………ちょっと……乾いてきましたかね?  ……オイル少し足しますよ……」 ;◆SE:5 両耳をオイルマッサージ(停止) ;◆SE:5 両耳から手を離す ;◆SE:5 手のひらにオイルスプレーからオイルを出す ;◆SE:3,7 手のひらでオイルをかきまぜる音 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:オイルを手に出し、塗す音)」 【マジシャン店員】 「……では、追加の……お耳ケア……しますよ……」 ;◆SE:両耳をオイルマッサージ(継続) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:両耳をマッサージ)」 【マジシャン店員】 「はい、はんたーい……と思わせて、耳の穴を……ズブズブぅ〜」 ;◆SE:両耳をオイルマッサージ(耳穴・継続) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:両耳をマッサージ)」 【マジシャン店員】 「ふふん、気持ちいいでしょ……? ほら、耳たぶも一緒にして……」 ;◆SE:両耳をオイルマッサージ(耳穴と耳たぶ・継続) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:両耳をマッサージ)」 【マジシャン店員】 「……じゃあ、今度こそ反対……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:両耳をマッサージ)」 【マジシャン店員】 「仕上げは……バラバラで」 ;◆SE:両耳をオイルマッサージ(左右バラバラなリズム・継続) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:両耳をマッサージ)」 ;◆SE:両耳をオイルマッサージ(停止) 【マジシャン店員】 「……おしまい。仕上げは、あったかおしぼりでお耳をスッキリです」 ;◆SE:8 マジシャン店員  カウンターの斜め後ろにある包装されたおしぼりを取り、おしぼりを出す。 【マジシャン店員】 「はーい、右耳から……ふきふき〜♪」 ;◆SE:3 おしぼりで右耳を拭く 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:右耳をおしぼりで拭く)」 【マジシャン店員】 「……ん、では左耳も……ふきふき〜♪」 ;◆SE:7 おしぼりで左耳を拭く 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:左耳をおしぼりで拭く)」 ;◆声:喋る様子を通常時に戻す 【マジシャン店員】 「……こっちも……バッチリ……  いやーなかなかナイスなお耳になりましたね」 【マジシャン店員】 「以上で、私からの癒しマジックは終わりです。 あとは……うーん、まだここに居たいという感じですね…… あはは、まあ、こんなに癒して帰すのは、ちょっと酷ですしね……」 【マジシャン店員】 「……けど他にやる事となると……私とお話するぐらいですかね……」 ;◆SE:5 リスナー身じろぐ ;◆SE:1 マジシャン店員 衣擦れ(リスナーが身じろぐので) 【マジシャン店員】 「……お? 私のことについて聞きたい? どうしてマジシャンになったかですか?」 【マジシャン店員】 「いや〜人のことを根掘り葉掘り聞くなんて、お客サマ、やっぱりえっちぃですね……」 【マジシャン店員】 「まっ、全然いいですけどねっ!  というか普通に生きていれば、身近にマジシャンとかいませんもんね」 【マジシャン店員】 「わかりました。私でよければ、ぜひぜひ!  ……あ! でも、ただお話だけなのも味気ないので……」 ;◆SE:1 頭を撫でる音 【マジシャン店員】 「……こうして頭をナデナデされながら聞きませんか?」 ――――――――――――――――――――――――― トラック8:ドジっ娘マジシャンの原点 ――――――――――――――――――――――――― ;◆このトラックから徐々に安眠誘導を強める意識です ;◆メリハリ強弱等、声を張らずゆったりと演技していただけますと幸いです。 ;◆SE:1 頭を撫でる音(継続) 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:頭を撫でる)」 ;◆SE:5 リスナー身じろぐ ;◆SE:1 マジシャン店員 衣擦れ(リスナーが身じろぐので) 【マジシャン店員】 「……いい感じに……ゆったりしてきましたかね……? じゃあ……そろそろマジシャンになった経緯……お話しますか……」 【マジシャン店員】 「……といっても、そんな大それたものじゃなくて…… ……私のおばあちゃんが、単にマジシャンだったからなんですけどね……」 【マジシャン店員】 「もう、とっくに引退済みですけど……マジック界ではかなり名の知れた人でして……」 【マジシャン店員】 「マジックショップって……マジシャンなら必ずお世話になるお店があるんですけど…… そこにはマジックのネタが書かれた……レクチャノートという本が売ってまして…… そのほとんどは……おばあちゃんが作ったもの……なんですよね……」 【マジシャン店員】 「そんなすごいおばあちゃんですけど……いつも会えば…… こうして頭を撫でてくれる普通のおばあちゃんでした……」 【マジシャン店員】 「……まあ、頭を撫でていたかと思えば…… いきなりステッキを出してきたりするたので…… そう言う点では……うーん、やっぱり変わった人ですかね……」 【マジシャン店員】 「けど、大人だろうと子供だろうと、全力で笑顔を届けてくれるー…… パワフルで……チャーミングな……エンターテイナーでした……」 【マジシャン店員】 「そんな姿を見て……私もこんな人になりたいなって思ったのが…… 私がマジシャンを志した……きっかけですね……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:頭を撫でる)」 【マジシャン店員】 「……でも……マジシャンになりたいって話したら…… あはは……反対されちゃいました……」 【マジシャン店員】 「ほら、出会い頭で……私、派手に転んじゃったでしょ……? 私、普段はあんな感じで、よく道端で転びまして…… それに、お菓子の袋すら開けるのも満足にできない……ダメ人間なんですよ……」 ;◆SE:5 リスナー身じろぐ ;◆SE:1 マジシャン店員 衣擦れ(リスナーが身じろぐので) 【マジシャン店員】 「……ん? 器用に見えましたか? それは意識しているのと……練習のおかげですね……」 【マジシャン店員】 「それにオススメされなかったのは…… 実はおばあちゃん……脱出マジックで大やけどを、 ナイフを使ったマジックで……一回、自分の手を刺しちゃったことがあって……」 【マジシャン店員】 「それもあったから……いくら練習しても怪我はする。 不器用で大事な孫娘には危ないかもしれないって……思ったんでしょうね……」 【マジシャン店員】 「……もちろん、その手のマジックを避けたものをすればいい話ですけど…… マジックの世界は……派手に見せてなんぼという面もありまして……」 【マジシャン店員】 「そう考えると、私、できるかなって……しばらくは悩みました……。 ……そして、そんなことを考えていたある日ですね、ふとこのカフェに入ったんです……」 【マジシャン店員】 「接客してくれたのは……年上ですけど……どう見ても小学生みたいな女性でして…… その方に、お客サマみたいに……耳かきを受けまして……」 【マジシャン店員】 「これが、もうあまりに気持ち良すぎて……不思議な体験でした……。 でも……すぐにこれだ! と、思ったんです……」 【マジシャン店員】 「どんな形でも……お客サマに楽しんでもらえるものがある……。 なら、私は……私だけが出来るマジック作ればいい……。 もっと具体的に言うと、こういう耳かきとかとマジックって……組み合わせられないかなって……」 【マジシャン店員】 「……マジックの種類としては地味にはなっちゃいますけど…… この熱意をおばあちゃんにぶつけたら……あっさり認めてくれました……」 【マジシャン店員】 「そこから、私のマジシャン人生が……歩み出しました……。 そしてお礼を言いに……このカフェへ来たら…… せっかくだし、ここでショーをして……そのマジックを作らないかって誘われて……」 【マジシャン店員】 「まあ、今に至るわけです……」 【マジシャン店員】 「あはは……ね? 大した話じゃないでしょ? でも……ここで私だけのマジックを作り上げて…… いつかはマジック界のオリンピック……FISM(フィズム)で私のマジックを披露するんです……。 ……まあ、夢はでっかくというやつですよ……」 【マジシャン店員】 「けど……不可能ではない……! だって、今日も……私のマジックで感動してくれた人がいたんですもの……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:頭を撫でる)」 【マジシャン店員】 「……そう、お客サマです! お客サマのおかげで……私、また自信が付きました……!」 【マジシャン店員】 「だから、もしよければ……また私に……自信を付けさせに、遊びに来てくれませんか? もちろんコーヒーだけ飲みに来たいって思っても……全然いいですから……」 【マジシャン店員】 「来てくれたその時は……私の持ちうる力で…… あなたに笑顔と安らぎを届けますからね、うふふ」 ――――――――――――――――――――――――― トラック9:安眠マジック・添い寝&心音 ――――――――――――――――――――――――― ;◆SE:1 リスナー身じろぐ 【マジシャン店員】 「……おやおや、スゴイあくびですね、お客サマ? 眠いですよね?  けれどもうサービスも終わりなので……店を出ないといけない。 だけども、やだな〜って気持ちもある……」 【マジシャン店員】 「ですが、そんなお客サマに朗報です! あちらのソファをご覧ください!」 ;◆SE:5→3 リスナー身じろぐ ;◆SE:1→3 マジシャン店員 衣擦れ(リスナーが身じろぐので) ;◆声:7 通常 【マジシャン店員】 「あちらはですね……お客サマが仮眠を取れる場所となっているのです! あっ、料金の心配も大丈夫! それも込みのコーヒー代ですから!」 【マジシャン店員】 「いや〜お客サマが眠くなるまでを想定した上で作ったメニューなんですよ〜、これ。 さあ、あちらのふかふかソファさんが、お客サマの身体を包みたそうに待ってます」 ;◆SE:リスナーが身じろぐ音(起き上がる音) 【マジシャン店員】 「……お、すぐに起きましたね!  行きましょう、行きましょう、そのままソファへダーイブ!」 ;◆SE:足音5→1 リスナー ソファに向かう ;◆SE:1 リスナーソファに寝転がる 【マジシャン店員】 「……はーい、ソファにきちんと、ごろーん、できましたね……! 今……タオルケットをおかけしつつ……お邪魔しまーす!」 ;◆SE:1 タオルケットを掴む ;◆SE:7 リスナーにマジシャン店員も寝転がる ;◆声:7 【マジシャン店員】 「……おやおや、お客サマどうされました? どうして私がですか?」 【マジシャン店員】 「実は添い寝もメニューに含まれているのでしたー!  いやー憎い仕様ですね! これはまたここに来たくなっちゃいますかねー」 【マジシャン店員】 「まあ、今は余計なことを考えずに寝ましょう! 考えるくらいなら頭を真っ白にして、深呼吸、深呼吸〜! はい、ゆっくり息を吸って……吐いて……吸って……吐いて……」 【マジシャン店員】 「(短めの息遣い:寝るリスナーを見つめる)」 ;◆SE:1 頭を撫でる音 【マジシャン店員】 「……楽になってきました……? じゃあ、もっと楽になれるように……お胸も……トントンと……」 ;◆SE:リスナーの胸をトントン(継続) 【マジシャン店員】 「(胸を優しく叩く:少し長めの息遣い)」 【マジシャン店員】 「……どうです……いい感じですか……?  じゃあ、さらに……眠りが深くなるように……」 ;◆SE:1 リスナーを抱きしめる音 ;◆SE:1 心音(継続) ;◆声:ここから、かなり近距離で、ほぼほぼ常に囁いてるぐらいでお願いします 【マジシャン店員】 「……私の心音……聞こえてますか? この音に身を預けてください……ゆっくり、ゆっくり……」 【マジシャン店員】 「いーっぱい眠って……疲れは……ぜーんぶナイナイしましょうね……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:胸をトントンする)」 【マジシャン店員】 「もし癒されたくなったら…………またここに来てくださいね………… わたしが……いっぱい、お客サマを元気付けて……癒して……あげますからね……」 【マジシャン店員】 「(少し長めの息遣い:胸をトントンする)」 【マジシャン店員】 「………………ん……おやすみ……なさ……い。 ……いつまでもお客サマのお傍に……いますから……ね……」