【Chapter2】 ▼2_ヒナノ_1 プレイ前 …だから、その話はもう良いって、言ったじゃん。 それは、まぁ…。 体育の授業で、彼氏が、クラスの他の男子にKOされるなんて…嫌だけど… だからって、別れる、とは言わないよ。 …そーだよ、当たり前じゃん。 別れるつもりないよ。 何、心配してんの? 勝ったから付き合うとか、負けたから別れるとか、そういう話じゃないじゃん?別に。 大体、別れるつもりだったら、今こうして、私の部屋に、二人でいないから。 …っていうかさ、何でフラれる心配なんてするの? それって、私のこと、そんな理由でフる女だと思ってた、ってことじゃない? …なんか、試合に負けたことより、そっちの方が嫌かも。 私のこと、尻軽?っていうか、軽薄な女だと思ってた…ってことじゃん? んー?何? 私が男子にモテるから心配だった、って? …はぁ?知らないし。 何ナヨナヨしたこと言ってんの? そんな情けないこと言ってるから、ボクシングでも、KO負け、しちゃうんじゃないの…? ……ねぇ…そんなんだから、負けたんじゃないの?…って聞いてんだけど。 …怒ってるの?…って?私が? …当たり前じゃん、怒ってるよ。 負けた本人が落ち込んでたし…? 可哀想だから責めなかったけど。 友達とか、クラスのみんなが見てる前で、彼氏がボコボコにやられるとか、マジでキツイからね? 恥ずかしくて、私、死にそうだったんだから。 ねえ。 …ん?何?なんて? …ゴメン? 何それ? …なんかさー、そうやって謝られたら、まるで私がイジメてるみたいじゃん? 私、悪者かな?違うよね? 優しくしてあげてたのに、そっちが余計なこと言って、怒らせたんだよね? は?ゴメン? ねぇ…? 私の話、聞いてた? 怒らせようとして、ワザとやってんの? ん?怒らせようとしてない? 機嫌を直せって? ………じゃあ…さ。 私に機嫌を直して欲しかったら、スマホの中、見せて。 いつもロックかけて、見せてくれないでしょ? 今まで、無理に見せろとは言わなかったけど、見られて困るものが無ければ、見せられるはずだよね? …え?嫌?見せたくない? …あっそ、じゃあ、別れる。 いやいやいや…じゃないから。 何笑ってんの? 冗談じゃないし、マジだよ。 普通に。 スマホの中に、私に見られたら困るものがある、ってことでしょ? 嫌なんだよねー、私。 秘密とか、そういうの。 ねえ、私に見られたくない秘密って何? 見せなかったら、浮気確定と見なすよ? そうなったら、別れるしかないよねー? (4分30秒時点) …どう?見せる? よしっ、ほら、スマホ貸して。 …どれどれ? ちょっと、近い近い。 何?な~に? 超 監視して来るじゃん。 見られたくないものが入ってますよー、って言ってるようなもんだよ? …ふんふん…ここは何もなさそう…ここも……ん? 何これ? は? …裸の女がボクシングやってる画像…? …えー…、うわー…まぁ、アンタって浮気出来るほどモテてないし? 怪しい素振りもなかったから、浮気は別に、私も疑ってなかったの。 どうせ、エロ画像とか、SNS(※Social Media)の裏垢(※裏アカウント)とか、隠してるのかなー?とは思ってたけどさー。 エロの方向が、想定外にマニアックなんだけど。 ハァ?うわー、何これ? ボクシンググローブつけた女の画像ばっかじゃん。 へー、何で?何で? これって何フェチ? こういうのが好きなの? は?違う? 嘘つけ、違わねーだろ。 こんなに画像保存しておいて、興味無いは、普通に無理あるから。 ねー、ねー、…ボクシンググローブつけた女の子の、何が好きなの? どんなところが良いの? …ん? スポーツをしていて、健康的なところ? ……ふーん。 …ていうかアッサリ認めてるし、やっぱ興味ないとか、嘘じゃん。 ……じゃあ次は、SNSをチェックしようかなー。 ……んー? なんか、私が把握していないアカウントに、自動でログインしてますねー。 これは裏垢かなー? どれどれ……んー? このアカウントって、見る専用? 何も発信してないね。 …あれ?…何これ? アンタがフォローしてるアカウント、SMの女王様?とか、S女を自称してるアカウントが、ほとんどじゃん…。 ……マジ? もしかして、ガチのM男(※マゾの男性)? …まー、まだ、付き合いはそんなに長くないけどさ。 前からMっぽいなー、とは思ってんだよね、アンタのこと。 でもここまでガチとは…さすがに思わなかったわー…。 …ド変態じゃん。 ねぇ、私と同い年で、何食べて育てば、そこまで変態に進化出来んの? …ねーねー、さっきから何、顔真っ赤にして黙ってるの? キモいんだけど。 ねー、何か喋って? ん?何? 声が小さい。 聞こえないから、大きな声でもう一回言って。 うんうん。 スマホの中身のこと、誰にも言わないでって? ここだけの秘密にしてって? …えー、どうしようかなー。 友達に話しちゃおうかなー? 教室にM男がいるってバレたら、明日からアンタ、どうなっちゃうのかなー? ねー、女子に変態ってキモがられてー、男子には馬鹿にされるよねー、きっと。 ん?秘密にして下さい、お願いしますって? 情けないなー。 ほんと情けないんだけど。 …あ。 ねーねー、ひょっとしてMだから、今日の体育で、ボコられてたの? …ねー、クラスの女子も、みーんな見てたのに、殴り倒されて、情けない姿、晒してたよねー…? …ねぇ、どうなの? マゾって、そういう状況に興奮するんじゃないの? 女の子に馬鹿にされるのが好きなんでしょ? ねぇ? は?違う?…嘘つけよ。 ドMなら、そういうのが好きなんでしょ? キモ。ほんとキモ過ぎ。変態。 コイツ授業中に発情してたんだー…とか思うと、マジでキモイ。 んー?怒らないで? 私、怒ってないよ、別に。 結構、優しいからね、私。 普通の子なら、こんなこと知ったら即無理だよ? 速攻で拒絶だよ、拒絶。 当然別れるし、今すぐ家から追い出すと思うんだけど、私は今、こうやってイジメて、遊んであげてるでしょ? ふふ、なんかねー。 ちょっと面白いなー、とは思ってるんだよね。 好奇心、そそられる。 (10分25秒時点) ん? まだ俺の彼女で居てくれるの?…って? んー、どーかなー… …そうだね、じゃあ一回、テストしてあげるよ。 私がアンタの性癖に付き合ってみて、それが楽しかったら、別れるのはやめてあげる。 …私も、前から自分のこと、Sかなー?とは思ってたの。 だからSMはちょっと、やってみたかったんだよね。 ねー、でもSMってどんなことやるの? 私、よく分かんないんだけど。 …鞭でバシバシ叩いたりとか? 鞭はないけど、代わりに、ベルトで叩いてあげよっか? あとさ、タオルで目隠ししたり、縛ったりしてあげてもいいよ? …何? そのちょっと違います、みたいな顔。 じゃあ言えよ、私にして欲しいこと。 ん?…格闘? は?戦うの? え?違う?…何? モジモジしてないで、ハッキリ言ってよ、ムカつくな。 んん?…M格闘? 何それ?…ふんふん… マゾが無抵抗で、サドの格闘ワザを受ける、SMプレイ? …を、やって欲しいの? ……何それ? ガチのガチで変態じゃん。 初めて聞いたわ。 M格闘とかいう日本語。 マニアック過ぎじゃね? …でもまあ、アンタが無抵抗で、私のサンドバッグになるー…っていうなら、結構楽しいかも。 でも、格闘技のワザって言われても、私、体育でやってるボクシングしか分かんないよ? え?それが好き? …へー…プロレス技とかじゃなくて、パンチされたいの? あー、だからあのグローブつけた女のエロ画像ね、納得。 じゃあちょっと待ってね。 授業で使ってる、私のボクシンググローブ、用意するから。 …あ、そうだ、格好はどうする? …いや、折角やるなら、出来るだけ楽しみたい、っていうか、形から入ると、こっちもテンション上がるなーって。 うん、大丈夫だよ。 親は仕事で、まだまだ絶対、帰ってこないから。 ん、…ボクサーの格好になって欲しい? え?何?それ、裸ってこと? ん、女子のプロボクサーの衣装は、スポブラとトランクスが多いって? …ふーん、まぁスマホの画像でさんざん見て、アンタの好みは大体分かってたけどね…。 …じゃあ、準備するね。 ……ん? 何、ボーッと見てんの? マゾは奴隷らしく、裸で待機だろ。 早く脱げよ。 あ、でもパンツは履いててよね、全裸は何か、可愛くないから。 ------------------------------------- ▼2_ヒナノ_2 腹責め よーし、準備完了。 どう? アンタの大好きな、ボクシンググローブ… それに、スポブラと、ショートパンツ。 嬉しい? へー、嬉しいんだー。 パンツの中も、そう言ってるね、はは。 もう勃ってるじゃん。 好きなんだねー。 ……ねぇ、あと、他に何か言うことないの? …そーだよね? 「僕のために着て下さって、ありがとうございます」、だよねー。 礼儀がなってないよね。 アンタの変態な性癖に、優しく付き合ってあげてるんだから、ちゃんと感謝しろよ。 で、これから何しよっか? 私、好きなようにボコって良いの? 顔面も、ガンガン殴って良い? え?ダメなの? まー、顔面なんか殴ってたら死んじゃうもんねー。 今、防具もないしさ。 私も最初から、救急車を呼ぶようなボコり方は、やるつもりないからさ。 ん?ボコりながら、言葉責めも欲しいって? …キモッ…あ、ちなみに今のキモッは、言葉責めじゃなく、自然に出たヤツだから。 …え?「ボクシング関連の単語に興奮するから、それも入れながら、お願いします」? …えー、ヤダなー。 何かそれ、恥ずかしいからヤダ。 えー?お願いします…? 何かさー、やられ役のマゾのくせに、すっごい注文して来るじゃん。 あつかましくない? まー、相手を興奮させた方が、こっちもテンション上がるし、お願いされたら、聞いてあげても良いんだけどさー。 ん?…そーだよ、今頃気付いたの? 結構 優しいんだよ?私。 ふふ、…けどさー、優しい私でも、彼氏が負けて帰ってきたら、怒っちゃうかもよ? …ねぇ…今日のボクシングの授業…何で負けたの? 彼女の私が、試合、見守ってたのに、どうしてKOされちゃったの? ん? ちゃんと、私に恥をかかせたくないって思っていればさー、殴られてダウンしても、根性で立てたはずだよねー? ん?…「次は勝ちます」? そんなの、当たり前じゃん。 でも、お前は嘘つきだからね、 本当に試合で勝つ根性があるのか、私がテストしてあげるよ。 ほら、立って。 まずは軽めに10発、腹パン。 これはさすがに余裕でしょ。 ね?倒れたら駄目だよ。 ふふ…。 シュッシュッ… よーし、行くよー。 イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、ナナ、ハチ、キュウ、ジュッ! …よしよし、倒れなかったね。 まぁ、たったの10発だし、まだ全然でしょ? ん?全然大丈夫って? ふーん、言ったね… じゃあ、両手を頭の後ろで組んで。 続き、行くよ。 オラ。 イチ、ニ、サン… んん?何この手? ガードすんなよ。 え?効いた? 今度は、さっきと違って、鳩尾(みぞおち)を狙って、打ったからね。 私、ボクシングは得意科目だし。 一応、クラス最強なんで。 殴られても余裕、とか言われると、倒してやろうって、燃えるんだよね。 ほら、ガードしたから、最初からやり直し。 手は頭の後ろ。 じゃ、行くよ。 イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク… あーあー。 ダウンしちゃった。 良い感じに、レバーブローが入ったねー。 ほら、早く立つ。 え?まだ無理って? ほらほら、これが試合なら、立たないと負けちゃうよ? はい、カウント始めるよ。 ワン…ツー…スリー…フォー…ファイブ…シックス… おっ、立てたじゃん。 じゃー、倒れたから、また最初から。 10発。耐えろよ。 イチ、ニ、サン、シ、ゴ… あっ… ちょっと、またダウン? マジ? ザコ過ぎなんだけど。 そんな打たれ弱かったら、次の授業でも負けちゃうじゃん。 え、「ゴメンなさい」? ゴメンと思うなら、早く立てよ。 すぐ倒れられたら、テンポ悪くて、イライラすんだけど、マジで。 ん? 私のパンチがガチすぎて、本当にツラい? ガチなのは、当たり前でしょ? お前が試合で耐えられるかどうか、試してるんだからさー。 えっ? ギブアップ? ウソでしょ?早っ… ……試合では負ける… 彼女のパンチを耐える根性もない…。 お前、ストレス発散のサンドバッグとしても使えないの? 私にとって、お前と遊ぶメリット、何もないじゃん。 ------------------------------------- ▼2_ヒナノ_3 足舐め~ラスト ん?許して? えー、じゃあ顔面殴らせて。 前歯とかへし折っても良いかなぁ? …あはは、ウソウソ、冗談に決まってるじゃん。 顔面は一発殴りたい気分だけど。 そんなに私、怖くないよ? そうだなー。 じゃあ、私の足、舐めて。 一回、男にやらせてみたかったんだよね、これ。 ほらほら、今日一日、学校に行って帰ってきた、足の裏だよ。 は?何でちょっと嬉しそうなの? キモー…。 こういうのも好きなんだ? どこまで変態なの?マジで。 …でもまぁ、私も結構、変態だけどね。 ほら、床に、よつん這いになって。 そーそー、良い体勢だねー、ふふっ。 頭とか、足裏でグリグリしちゃお。 うわ、ダッサー。 頭踏んづけられるなんて、お前、人としての尊厳、終わってるね。 じゃあ、次は匂い、嗅いで? …どう?臭い? あん?ちょっと臭いって? ざけんな。 臭いわけないじゃん。 私の足が。 うっさい。 もう良いから、早く舐めて。 うわ、ホントに舐めてるし… ……ん、…んん……ん…… …まぁ、悪くはないかな… そのまま続けて。 …あ、そうだ、何かさっき、 ボクシングの単語を、言葉責めに使って欲しいとか、言ってたよね? 普通に忘れてたわ、あはは、ごめんね。 でもさー、ワードを言うタイミングが、分かんないんだよねー。 …そうだ、じゃあ何か、アレみたいな感じで言ってあげようか? ほら、ASMR。あるじゃん? 心地のイイ音とか、声とかのやつ。 あんな感じで、囁いてあげるよ。 じゃあ、足舐めはもういいから、こっちに来て。 はい、私の手から、左のグローブを外して。 …よし、じゃあ、私に背中を向けてベッドに座って。 ふふ、後ろから乳首、触ってあげる…。 あっ、ちょっと、変な声出さないで。 感じてる声、出しちゃダメだからね。 出したら終わりだよ? 我慢して?ふふ… 左の乳首は指でイジメて、右の乳首はお前の大好きな、ボクシンググローブでこすってあげる。 すりすり。すりすり…。 あはは。 乳首勃ってきたね… すっごいコリコリしてる。 …前はどうなってるのかなー? あー、パンツも窮屈そうだねー、ふふ。 ねぇ、私って、メチャクチャ優しくない? こーんな、どうしようもない変態のために、こんなにサービスしてあげてるんだよ? 感謝してる? …あれ?無視? いや、返事する時は、声出すの我慢しなくて良いんだよ? あはは、アンタ、馬鹿じゃないの? 出したらダメなのは、喘ぎ声、だから。 ふふ、じゃあそろそろ、ASMRを始めてあげようかなー。 そっちはその間、パンツの中身触って、オナニーしてて。 …アンタがイッたら、終わりってことで。 …うーん、そうだなー…まずは試合開始のゴングの音… カーン… ふふ…バカみたい。 私の方が恥ずかしくて、顔熱くなるわ。 じゃあ、カウント… ワン… ツー… スリー… フォー… ファイブ… シックス… セブン… エイト… ナイン… テン… ジャブ… ストレート… 左フック… 右フック… アッパーカット… ボクシング… マウスピース… クリンチ… ダウン… えっ?何?イキそう? ダメだよ、我慢して。 えっ?無理? あっ、…あーあー、出しちゃったー。 ほら、早くティッシュでふいて。 私の部屋、汚さないでよ? …はぁ、終わっちゃったね…。 …思ったより面白いこともあったけど、なんか微妙だったなー… 根性なさ過ぎなんだよね…。 もうちょっと殴らせろって感じ。 自分ばっか幸せになってさ、もっと耐えろよー。 ん? 「まだ彼女として、俺と付き合ってくれるのか?」…って? …うーん、じゃあ。 今からカミングアウトする、私の特殊性癖を叶えてくれるなら、恋人関係、継続してあげても良いよ? 今からやれる? 第2ラウンド。 【終わり】