1. (収録位置:マイクに対して正面 少し遠くから会話が聞こえる距離) (凍えるようなか細い声で) ん…ここは……どこ? 寒い……体が、とっても寒いの。血が、流れてないみたい……心臓も……止まってる。 生きてるって感じがしない……死んで冷たくなった体の中に魂だけが放り込まれたような…… 目が霞んで、よく見えない……体が重くて、思うように動かせない…… この体、もうとっくに死んでいるはずなのに……どうして私、ここにいるんだろう…… ん……誰かが私の名前を呼んでる……だあれ? 私を呼んでるのは…… え……? 本当に、そこにいるの? どうして、今になって貴方が…… 自分が誰か分かるか…って? 私は……ラピア……貴方の、幼馴染…… え……魔法がうまく行って……私が……蘇った? じゃあ、貴方が、私をここに呼んだの……? そう、なんだ……こどもの頃から……魔法、得意だったものね。 ん……? それ、なあに? ……呼び寄せた魂を死体に定着させる魔法薬……?  よくわからないけど、それ……飲めば、この体の苦しさ……楽になるのかな……飲ませて、くれるの? んっ……とても……苦い……それに、薬草の……いい匂い…… 体が少しだけ軽くなってきて……目が少しずつ開く……眩しい。貴方の顔が見える…… それに、あたたかさが体を巡り始めてる……これは、貴方の魔力……かな?  何だか、生きてるって心地がする…… 少し、待って……薬が体に馴染むまで……休ませて…… 2. (収録位置:マイクに対して正面 普通に会話が聞こえる距離) (芯の強い落ち着いた声で) あっ……体が楽になってきて、意識が、はっきりしてきた…よ? うん…………わかった。 薬の効果はあまり長くないから、この薬、飲み続けないと、すぐにまた、この体が冷たくなるんだね。 そう……思い出した。ここ、貴方の家だったんだ。それに、今私が横たわってるのは……貴方のベッド?  久しぶり、だね。子供の頃は一緒にここで遊んだり、絵本を読んだり、たくさんお話をした…… 将来は結婚して一緒に暮らそう、って誓いあったことも、あったよね。 でも……大人になるにつれて段々会わなくなって……いつの間にか離れ離れになった…… 貴方は魔法の勉強が忙しくなって魔法学校にこもりきりになって、私は家の都合で貴族の男の人と無理やり結婚させられた…… その時、私たちの関係は、完全に終わってしまった……それで、どうして今になって、死んだ私の魂を呼び出そうとしたの? (主人公が答える) え……たとえ離れ離れになっても、私が幸せに暮らしているなら、それでよかった…… でも、程なくして私が死んだことを知って……もう一度会いたくなったの?  会って、どうして死んでしまったのか聞きたかったんだ……? あのね……人の魂を呼び出して死体を動かす魔法って、命を弄んで死者を奴隷として操るために使われる、使っちゃいけないものだったよね? 昔読んだ絵本のおとぎ話で、そういう悪い魔法使いが、出てくる話があった…… それに、その魔法を使った魔法使いは、ひどい方法で処刑されるって…… ねえ、私をどうやって蘇らせたのか、教えてくれる?  (主人公が答える) そう……交霊術の授業で死んだ人の魂を呼び出してお話をする魔法を習って…… うん……それで、死んだひとの体を動かす魔法について書かれた本を手に入れようと思い立ったんだ……それから、どうしたの? (主人公が答える) うん……棺に入った私の死体をお墓から盗み出したんだね……私の死体、腐ってひどい臭いがしてたんじゃないの? 大丈夫だった?  そう、なんだ。布でくるまれていて、そこまで腐敗が進行してなかったんだ……それで? (主人公が答える) うん……魔法で私の体をきれいに修復して、薬草とお酒に魔法をかけて作った薬を塗って死体を腐りにくくしたんだ……?  そう…… 何だか不自然だね。 そこまでして私の体をきれいにして、何をするつもりだったの? 本当に私と話がしたいだけだったら、授業で習った死んだ人と話す魔法を使うだけで十分だったはず。 でも貴方は、土の下に埋まってる私の死体をいけないことだと分かっていても手に入れたがった。 それは、どうして? ……答えられないんだ? 言わなくても、私には、分かるよ。 (収録位置:マイクに対して右側 ゼロ距離) (有声音でささやく) 貴方はね、私の体が欲しかったの。何でも自分の思い通りになって、自分の欲望を好きなだけ満たせる都合のいい女の子のきれいな体が。違うの? (ささやき終了) (収録位置:マイクに対して正面 普通に会話が聞こえる距離) ううん、違わないよ。それにね、死体に入った私の魂は、貴方が杖を振ればどんな命令にでも従わせることができるの。 だって、これは死んだ人を操る魔法だから。貴方にいくらでも奉仕する都合のいい奴隷の肉人形が、欲しかったんでしょ? ……え? ……命令なんてするつもりはない? ただ、幼い頃の誓い通りに、一緒に暮らしたかった? ……とても素敵なことだけど、素直に信じることは……できないよ。 ごめんね、そういうことをするには……その、私……醜い大人に近づきすぎちゃったから。 どうしたら貴方の言葉を信じてあげられるのかな。 ……そうね、私が貴方の中にある醜い欲望をいくら煽っても、それに耐えて何もしないでいられるなら、信じてあげる。 私が貴方に何を言っても、どんなことをしても、貴方はずっと我慢。私の気が済むまで、耐えてみせて。……できる? 貴方の心の底が、嘘偽りのない本性が知りたいから。ただの言葉じゃなくて、貴方が心の底で何を考えているのかを見せて。 貴方の心が言葉のとおりなら、私の気持ちを無視したりなんて、絶対にしない……そうだよね? んっ……しょっ……と。(言いながらゆっくりとマイクの右側に移動する) 貴方の背後から首に手を回して、耳元でいっぱい囁いてあげるから、動かないで耐えて。 貴方から私に触っちゃだめだし、いくら辛くても自分で自分のものを触って慰めるのも、だめ。 それじゃあ、始めるね。 ねえ、お墓の中の棺から私の死体を盗み出して、魔法できれいに整えたとき……見たんでしょ?  何も身につけてない私の体……どうだった? 抱きたくなった? それとも……犯してみたくなった?  ふふ……そんなに必死に否定して……かわいい。 そのときはまだ冷たくて硬直していたから、さすがに欲情なんてしなかったかな? まあ、少なくとも蘇ったばかりのときの私……ほんとうに冷たくて生きている人間のあたたかさが少しもなかったから、手を付けなかったことだけは信じてあげる。 それで、今の私は、どう……かな? 貴方の背中にあたたかくて柔らかいふくらみが当たってるよね? 子供のときと違って、大きくなってるの、わかる?  あの頃は貴方も私も小さかったから、何のためらいもなく一緒に裸でたくさん水浴びをして遊んだよね? そのときに見た、なんのふくらみもない小さな胸と比べて、どう?  そう……興奮しちゃうんだ……大人になんてなりたくなかったけど、貴方が喜んでくれるなら、こんな男の子のいやらしい気持ちを煽るだけの肉の塊も、悪くないのかも。 でも、そんなに気に入ってくれたのなら、やっぱり、触りたいよね? いいんだよ、我慢できなくなって、私を押し倒して、好きなだけ触っても。 私の気持ちを裏切って、自分の欲望に正直になって。 私が嫌がって抵抗しようとしても、命令すればすぐに貴方の言いなりになれるよ。 あ、それとも……嫌がる私を押さえつけて無理やり触るほうが興奮する? 押し倒した私の胸を使って肉欲を満たしたいでしょう? 潤んで涙目になって、必死になってか細く喘ぐ私を見ながら、私の胸のなかにいっぱい射精したくないの? 私のすました顔を、貴方の力で苦痛と恐怖に歪ませてみたくないの? したいんでしょ? 今ここにいる私は貴方の奴隷。 この体も魂も、みんな貴方の所有物。だから、欲情したら好きなだけ犯してもいいんだよ。 ほら、自分に素直になって。 男の子は、女の子を組み敷いて、思い通りに支配して、自分の体液でいっぱい穢して、自分のおもちゃにして遊ぶのが好きな生き物なんでしょう?  え? そうだよ。生きていた頃、私は夫からそういう風に扱われたの。 私は彼の肉欲を満たすための人形でしかなかった。 人形だから、彼の気分ひとつで他の男の人に貸し出されて、体を好き勝手に弄ばれることもあったかな。 ただ泣きながら獣みたいな彼らの欲望を、子宮で受け止めるしかなかった……誰も私の体がどうなろうと知ったことじゃないもの。 そんな人たちの相手をしていれば、どうなるかなんて言うまでもないよね? だから私、刃物で自分の首を切って死んだのよ。 貴方だって、すぐに醜い本性を表して彼らと同じになるんでしょう? したいなら、すぐにでもできるよ。 私の体を好きに使って、気持ちよくなっちゃおう? それに、貴方の中にある肉欲が私を抱きたくなんてないって思っているなら…… 貴方のここ、どうしてこんなに固くなってるの?  あら、そんな辛そうな顔して震えながら我慢してるくせに、知らないふりをするんだ?  私に誘惑されて、肉欲を満たしたくなって、今にも暴れだしそうだね。 かわいそう。餌がすぐ目の前にあるのに、ずっとおあずけされてる猛獣みたい。 貴方も立派な男の子なんだ……ちょっと、怖いかも。 こんな恐ろしいもので私の体を好き勝手に犯すなんて、そんなことをしたら私、怖くて泣いちゃうかもよ? 泣かせてみたいでしょう? 我慢するの、つらい? そう……つらいんだ。 じゃあ、ふとももの付け根あたりをやさしく触って、もっとつらくしてあげる。 右の手のひらで、貴方のやわらかい太ももを、すり……すり……さわ……さわ…… どう? 気持ちいいかな?  でも、貴方が触ってほしいのは、慰めてほしいのは、ここじゃないよね?  触ってほしいところ、触ってくれないの、とても切なくて苦しい?  貴方のここ、ぴくぴくして、触ってほしいって言ってるみたい。 体、震えてるし、息も荒くなってるよ? どんな気分なの? 自分の体の自由を奪われて、他の誰かのものみたいに好き勝手に弄ばれるのは……苦しいでしょう? 苦しいなら、私を犯して、楽になりましょう? さあ! はやく! ……どうして? 苦しそうにはしてるのに、一向に私を襲おうとはしないんだね。 分かった。貴方も嫌がる私を無理やり犯すのは趣味じゃないんだ…… じゃあ、やさしく抱いてくれるなら私、嫌がったりしないから。 ここまで耐えてくれた貴方になら、抱かれても、怖くないよ。 ……なんてふうに、これからは私も、貴方がいやらしい気持ちを抑えられなくなって私の体に触りたくなるように、 頑張っていっぱい甘い声を出して誘惑してあげるから、ちゃんと耐えてね。 (声を我慢するように喘ぐ) あっ♪……んっ……んっ♪……んっ♪ あっ♪……あっ♪……あんっ♪……ああっ♪ はぁ……はぁ……どう? 興奮する? いいよ、たくさん興奮して。 はあっ♪……んっ……あっ♪……んっ♪ あんっ……んっ♪……んっ♪ あ……んっ……んっ♪……んっ♪ はぁ……我慢できなかったら、抱いてくれても、いいんだよ?  私の体に溺れて、気持ちよくなっちゃってもいいんだよ? ……なんて、甘い言葉に騙されないで。 はぁ……はぁ……もう我慢なんてしなくていいんだよ?  自分に正直になろう? 誘惑に負けて、私の体で好きなだけ欲望を満たしちゃおう?  あっ♪……んっ……んっ♪……ふぅっ♪ あっ♪……あっ♪……あっ♪……あっ♪ あっ♪……んっ……んっ♪……んっ♪ あっ♪……あっ♪……あっ♪……あっ♪ はぁ……(疲れてため息を吐く) 貴方の体、すごく震えてるのに……私が思っていたよりもずっと頑張って耐えてくれてる。 私のためにここまでしてくれるなんて、とても素敵で、かわいい。 3. (収録位置:マイクに対して正面 普通に会話が聞こえる距離) そっか……ちゃんと私の言うとおりにしてくれる、なんてね…… わかった、今なら貴方の言葉を、信じてあげられる。 貴方は、私のことを力ずくで犯したりはしない。 私の体を欲望のままに貪って穢したいなんて思ってない。 ちゃんと私の気持ちを考えてくれる。 でもね、大人はみんな神様からもらった肉欲が作り出す快楽には逆らえないの。 この絶対的な気持ちよさの前ではどんなに立派で偉い人でさえ、無力な赤子のようなもの。 こんなものに支配された肉の塊に閉じ込められて、死ぬまで生きなければならないなんて…… まるでこの世に生まれ落ちることって刑罰みたい。こんなことなら私、ずっと子供のままでいたかった。 ……貴方は大丈夫かな?  今は誘惑に耐えられても、一度体を許したら、快楽の虜になって……獣のような恐ろしい本性を表してしまうんじゃないかって、私、とても怖いの。 ……でも、きっと大丈夫。貴方なら、信じられる。だから、こっちを向いて? 貴方に私の本当の気持ちを教えてあげる……聞いてくれる?  じゃあ……言うね?(言いながらマイクの右側に移動) (収録位置:マイクに対して右側 ゼロ距離) (有声音でささやく) 私ね……貴方のこと……その、ええっと……す……き♪ 好きだよ。大好き。 たくさんの男の人に体を穢されてしまったけど、心までは絶対に誰にも渡さなかった。 この心は、貴方のものだから。 貴方があの誓いを今でも覚えていてくれて、私と一緒に暮らしたいと言ってくれたこと、本当はとても嬉しかった。 幸せだったあの頃に戻れるなんて、私……夢を見てるみたい。 多分、生きた人間のままでは貴方と一緒になるなんて、永遠にできなかったと思う。 生きていた頃の私は、家柄や血筋を守るための道具でしかなかったから。 死んで、ただの肉の塊になって初めて、大好きな貴方だけを見ていられる。 だから、一緒に暮らそう?  この魂がどれだけこの世に留まっていられるのかは……分からないけど、この身が朽ちるまでは……貴方のそばにいさせて? (ささやき終了) (収録位置:マイクに対して正面 普通に会話が聞こえる距離) ……きゃっ! どうしたの?  急に私を抱き寄せるなんて。 あ、もしかして、貴方も私が好きだから、私に好きって言われて嬉しくなって、思わず抱きしめちゃったの? ううん、謝らなくていいよ。 貴方が嬉しくなると、私も嬉しいし、この温かい腕の中にいると、その……とても安心するから。 それに、こうしていると、思い出すの。 子供のころ、あたたかい春の日に、抱き合いながらふたりで野原を転げ回って遊んだこと。 あの時に感じた、草の上のふかふかした感触と、あたたかいお日様…… 貴方との楽しかった出来事を思い返していれば、怖い思いをした記憶が蘇ってきても、怖くない。 それで、抱きしめるだけでいいの? その次は、どうするつもり? ふうん……キス、したいの?  うん、いいよ。私の肩に手を回して、貴方の方からゆっくり唇を近づけてきて?。 (リップ音が控えめなキス) ん♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪…んっ……はぁ…… ありがとう。 私を気遣うように、やさしくゆっくりと、唇を重ねてくれて。貴方なら、きっとこうしてくれるって信じてた。 だから、ね? もっとしても、いいよ? ちゅっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪…… うん、上手にできてるよ。 なんだか頭がふわふわしてきて、とても幸せな気分になるね。 やさしく、慈しむように、私の唇に触れて、感じて? 二人で一緒に気持ちを高めあって、一緒に幸せになりましょう? ん♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪………んっ♪…… ちゅっ♪……ちゅっ♪……んむっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪…… ぷはぁ……貴方とずっと、こうしたかった。 生きている時には、私を……こんなにやさしく扱ってくれるひとなんていなかったから。 ん♪……ちゅっ♪……ん……ちゅっ♪……… ちゅっ♪……ちゅっ♪……んっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪…… はぁ……頭が真っ白になって、体の力が抜けていくね。 ん? 私を寝かせてくれるの? ありがと。 それで、寝転んだ私に覆いかぶさってキス、したいんだ?  いいよ。でも、気をつけて? 欲望に任せて貪らないように、力いっぱい私を押さえつけないように、ね?  貴方なら大丈夫だって分かっていても、私、ちょっと怖いの。 だから、怖くなくなるようにやさしく、とろけるようなキスをして? んっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪……ん…… ちゅっ♪……ちゅっ♪……んっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪…… うん、大丈夫。貴方とこうしていられる幸せが、恐れや苦しみで凍りついた私の心を、あたたかく包んでくれる。だから、怖くない…… ん♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪………んっ♪…… ちゅっ♪……ちゅっ♪……んむっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪…… もうお互いに、ふわふわとした幸せな気持ちが高まってどうにかなってしまいそうになってる…… ここで終わりなんて、やっぱりだめ、だよね? ここまで来たら貴方だって、最後まで私と繋がりたい……よね? うん、それじゃあ、服……脱がせあおっか? あっ……貴方の……ぴんと張り詰めてて、はやく私の中に入りたくて、震えてるみたい。 だめ……やっぱり間近で本物を見るのは……怖い。貴方は怖くないのに、貴方を通して怖い男の人の記憶がよみがえってきて…… 私も、貴方と繋がるのが嫌ってわけじゃないの。 いいえ、私も、その……貴方と、してみたい。 貴方と繋がって、貴方のやさしさに触れて、悪いことを全部、忘れてしまいたい。 私のほうは、もう準備ができてるから……いいよ、ゆっくり、入ってきて? んっ、くっ、あぁっ……♪ 入って……きた……♪ 大丈夫。見えなくなれば、もう怖くない、怖くないから……♪ そのままゆっくり、根本まで、入れて……? んっ……はぁ……♪ んっ……これで私たち、ひとつに繋がったね。 このまま、じっとしてて。 私の中に包み込まれている感触を、じっくり、感じて……? おへその下あたりからあたたかい心地よさがじんわりと湧いてきて……大好きな貴方と繋がってる幸せで頭がぽわぽわしてきた…… どう、かな? 貴方も幸せを感じてる? そう、嬉しい。ん? でも……上手くできるか不安なの? 初めてで、自信がないから? 大丈夫。私の口元の近くにきて……? んっ……ちゅっ……♪ そんなこと、気にしなくてもいいよ。 大事なのは、心を通わせること。体が感じる快楽じゃなくて、ふたりで一緒に幸せな気分になれれば、それでいいの。 でも、良かった。貴方の本心を、またひとつ知ることができたから。 こうしてお互いのすべてをさらけ出して、相手の心の中を知るのってとても安心する。 あっ……♪ 中で貴方のがぴくって動いた……。 そろそろ腰を動かしたくなってきたの?  うん。ゆっくりと、少しずつ、私の中をかきわけるのを感じながら、前後に、動いてみて? (1秒に1回くらいのペースで、声を我慢するように喘ぐ) んっ♪……んっ♪……あっ♪…… んっ、んっ、んっ、んっ、んっ、ん……♪ あっ♪……んっ……んっ♪……んっ♪ うん、貴方の顔、すごく気持ちよさそうで、見てると私も、嬉しくなってくる。 ゆっくりと、やさしく私の中をこすってくれるから、それだけでお腹がきゅんってなって、とても幸せな気分……このまま、続けて? んっ♪……んっ♪……んっ♪……あっ♪…… んっ♪……んっ♪……んっ♪……はっ♪…… はあっ♪……んっ……あっ♪……んっ♪ あっ♪……んっ……あっ♪……あっ♪ ゆっくり動いてるだけなのに、息が荒くなってるよ。 私の中でいっぱい締め付けられて、気持ちよさがじんわり登ってきてるの? 何だか……頭が真っ白になって全身がふわふわとした感覚に包まれてきた? うん、私も……一緒。 私に身を委ねて、そのままじっくりと腰を動かして、ひとつに溶け合いましょう? あっ♪……あっ♪……はぁっ♪……あっ♪…… んっ♪……んあっ♪……はぁっ♪……はぁっ♪…… はぁ……はぁ……そのまま、一緒に気持ちよくなろう? んっ♪……あっ♪……はぁっ♪……はぁっ♪…… んっ♪……んっ♪……はぁっ♪……はぁっ♪…… んっ♪……あっ♪……あぁぁ~~~♪ はぁ……はぁ……体が甘く痺れて、記憶が飛んだみたいな感じだね…… 貴方も、同じ気持ちになってくれたの? そうなんだ……心で通じ合えて、一緒に気持ちよくなれて、嬉しい。 ありがとう。私のわがままに付き合ってくれて。 だからね……えい! こうやって……貴方を押し倒しちゃうね。 私のために、ゆっくり動いてくれてたから、その……出せなくてもどかしかったでしょう? 今度は私が貴方の上に乗っていっぱい腰を動かしてあげるから、楽にしてて? んっ♪……くっ♪……はぁっ♪……はぁっ♪…… んっ♪……んっ♪……んっ♪……あっ♪…… 貴方を包み込みながら、腰を前後に動かされるの、どう? 気持ちいい? んっ♪……あっ♪…… こんな風に自分から動いたのは、初めて。 今までの私は人形だったから。 ただ組み敷かれて、怯えながら怖いことが終わるのを待ってるだけ。 でも、今はもう違う。 私だって、こんな風に腕を押さえつけて……自分から腰を動かして男の子を気持ちよくしてあげられるんだからね…… えいっ♪……えいっ♪……んっ♪ 何だか、ちょっといけないことをしてるみたいで、私も、興奮してきたかも…… あっ♪……あっ♪……あんっ♪……ああっ♪ こんな弱い力で腕を押さえられたって、その気になればいつでも振りほどいて、逆に私を押し倒せるのに、そうしないのは、どうして? んっ♪……あっ♪…… 顔を見れば、分かるよ。 今の貴方、とても嬉しそうにしてる。 こういうのが好きなんだ? 普段は大人しくて冷静な私が、貴方の上で喘ぎながら乱れている姿を見ると、興奮しちゃうの? そうなんだ……良かった。 それなら、もう少し激しく、腰を回してあげるね。 んっ♪……んっ♪……んっ♪……あっ♪…… んっ♪……んっ♪……んっ♪……はっ♪…… はあっ♪……んっ……あっ♪……んっ♪…… はぁ……はぁ…… あっ……中で、貴方のがぴくぴくって動いてる。もしかして、出したくなってきたの? いいよ。子宮で受け止めてあげるから、いっぱい出して? どうせ私はただの死体なんだし、好きなだけ出しても大丈夫。 んっ♪……あっ♪…… それとも、わたしと子作りがしたかったの? 別に怒ったりはしないよ。やっぱり男の子は、女の子を孕ませるときに一番興奮するんでしょう? 知ってる。 でも、いくら貴方の魔法でも、死体は妊娠なんてできないよ。 貴方が望むなら、してあげたいとは思うけどね。 んっ♪……んっ♪…… まあ、私だって女だから、愛する人の子供を身に宿したいって思うことはあるよ。 生きていたときも、どうせ孕まされるなら、貴方の精液がいいって考えてた。 でもね、やっぱり私、貴方のことしか考えられない。 貴方以外は何も愛せない。そんな私じゃ多分、生まれてきた子供も愛してあげられないと思うの。ごめんね? んっ♪……んっ♪…… まあ、死んだ今となっては関係ないけどね。 じゃあ、体を起こしてくれる? 最後は貴方とぴったり密着して、抱き合いながら、しよ? んっ♪……んっ♪……んっ♪……あっ♪…… 好き、好き…… だから、わたしの中に、たくさん出してね? んっ♪……んあっ♪……はぁっ♪……はぁっ♪…… もっと抱き合いましょう? お互いの体を寄せ合って、体温を感じて……? わたしの体の熱は、貴方の魔力が作り出してる偽物だけど、貴方の体に触れているから、生きた人のあたたかさが私に流れ込んでくるの。 腰を動かすたびに中でこすれて、頭が真っ白になるような気持ちよさが上がってくる…… お腹の下あたりがじんわりとあたたかくて、貴方をもっと中で包み込んで、とろけさせてあげたくなるの…… あっ♪……あっ♪……あんっ♪……ああっ♪ 息が荒くなってきてる。もう限界なの? いいよ。このままわたしの中に射精して、いっぱい気持ちよくなって……? ほら! あっ♪……あんっ♪……んぁっ♪……あぁっ♪…… あっ♪……んっ♪……あぁぁ~~~♪ はぁ……はぁ……貴方のがどくどく脈打って、熱いのが、お腹の中に溢れてる…… どうだった? 気持ちよかった? そう……それは良かった。 わたしも、妊娠はできないけれど、愛する人の命を分けて貰う幸せは、ちゃんと感じてるよ。 それにしても、ちょっと疲れたよね。 抱き合ったまま倒れ込んで、楽な姿勢になろうか? んっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪……ん…… ありがとう。やっぱりやさしくキスしてくれるのが好き。 貴方は、とってもやさしくて、素敵な人…… 私の弱さや醜さにも、そっと寄り添ってくれる。 だからね、話したいことがあるの。聞いてくれる? うん。あのね…… 私、落ち着いた人間のふりをして必死で強がってるだけで、本当はこの世の何もかもが怖くて仕方がなかった…… 自分が置かれた境遇も、周りの人も、家族も、何もかも。 怖くないのは、子供の頃の貴方だけ。 辛いときは、いつも貴方と過ごした子供の頃を思い返してた。 そうすれば、人形として扱われる苦しみにも耐えられた…… 貴方のことを考えない日なんてなかった。 それなのに私、最後は貴方に何も言わず勝手に自殺したの。 どうしてか分かる? それはね、私が臆病で弱かったから。 確かに子供の頃の貴方は、やさしくて一緒にいると安心する人だった。 でも、大人になってもあの頃のまま私を大切にしてくれるのか、不安だったの。 身も心も純粋さを失って、醜い欲望に支配されて……わたしを犯して喜ぶようなあの人達と同じになってしまったんじゃないかって。 貴方に助けを求めたかったのに……恐ろしい大人に変わってしまった貴方の姿が思い浮かんできた…… 自分の中の綺麗な記憶が崩れてしまうのが怖かったし、心の底で貴方を信じきれなかったの。ごめんなさい。 でも、貴方はそんな私の苦しみをすべて受け入れて、私の心の傷を癒やしてくれた。 ありがとう。私を冷たい土の下から助け出してくれて。 最後にこんなに素敵な出来事があるなら、人形のように弄ばれるだけの人生だったけれど、やっぱりこの世に生まれてきた良かったって……思えるよ。 いつまでこの体に留まっていられるのかは分からないけど、せめてお迎えがくるまではそばにいさせて? 大好き。 ん……ちゅっ♪ 4. (収録位置:マイクに対して正面 会話が普通に聞こえる距離) おかえりなさい。 今日であなたが私をこの世に呼び出してから、ちょうど一週間だね。 あのね……大人になってから、こんなに毎日が楽しかったことなんてなかった。 一日に二回は薬草と花を浮かべたお風呂に入れてもらえるし、 貴方が習った魔法をたくさん見せてもらえるし、 貴方と一緒にごはんを食べることもできる。まあ、わたしは貴方の魔力がこもった薬を飲むだけだけどね。 貴方と一緒に暮らせるだけでわたし、とても幸せ。 ん……どうしたの? 大事な話があるって…… 魔法学校の先生に、貴方が私の死体を盗んだことが見つかって、しかも禁じられた術が書かれた本を手に入れた証拠まで押さえられた……? そう……やっぱりね。初めから、そんなに長く隠し通せるわけがないって分かってた。 それで、貴方はどうなるの……? 明日には、この家に先生たちが来て、ひどい責め苦を受けたあとに処刑されるんだ…… そっか…… どうせこれは……私の人生の最後に与えられたつかの間の幸せだから、深く考えずにこの世から消えるまで貴方との生活を楽しめばいいと思ってた。 でも、それももう終わりだね。 せっかく頑張って魔法の勉強をしてきて、将来は偉大な魔法使いになれたかもしれないのに……私を蘇らせたばかりに全てだめになっちゃった。 もう貴方の人生、ここでおしまいだね。貴方が死んだら、その魔力で動いてる私もいずれ死体から離れてしまうから、わたしもおしまい。 でも、当然いけないことだって知った上でそれでもそうしたいからしたことなんでしょう? それなら、私は貴方を否定も肯定もしない。ただ、運命を受け入れるだけよ。 でもね。死ぬ前に私にしてほしいことがあったら、遠慮なく言ってね? どうせ最後だから、できる限りこたえてあげる。 何か料理を作ってあげようか? それとも、いやらしいことがしたい? 望みは薄いけど、ここから逃げるなら、それでもいいよ。どうする? えっ……二人で一緒に死にたい? 本気で言ってるの? ん……? それは何? 2つの小瓶に入った透明な2種類の薬……? 片方だけ飲んでも何も起きないけれど、両方飲むと、痛みもなく眠るように魂が体から離れて死ねる……? これを使って、二人で同時に死ぬの? へえ、ちょっとえっちだね。 二人が片方の小瓶に入った薬をそれぞれ口に含んだままキスをして、相手の口に移して薬を混ぜあって、最後に一緒に毒を飲むってことでしょう? 貴方の考えは分かった。 いいよ。貴方さえよければ、私はいつでも構わない。 この薬を飲んで死んであげる。貴方と一緒なら、怖くないもの。でも、貴方は大丈夫? 死ぬの、怖くないの? うん。やっぱり怖いに決まってるよね。えっと、抱きしめて……いい? ありがとう。 貴方の魔力が体をあたためてくれているとはいっても、やっぱり死体だから生きている人とは違うの。 だからこうして貴方のあたたかさに触れると、生きてた頃に少しだけ戻れる気がして…… 落ち着いた……? まだ足りない? それじゃあ、キス、してみる? ん♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪……ちゅっ♪……… どう……? 頭がふわふわして、幸せな気持ちになって、死への恐怖が鈍ってきた? うん、実はわたしもそう。 今から私たちは死ぬんじゃなくて……魂をひとつに混ぜ合わせて……肉体から離れて幸せな眠りにつこうとしているの。 だから、何も怖くないよ。重ねた唇の感触に浸っていれば、幸せなまま消えられるから。 私達はこの世では一緒になれなかった。けれど、死を乗り越えて永遠になるの。魂の世界で、ずっと一緒に…… 決心はついた? それじゃあ、一度薬を口に入れたらもう喋れないから、流れを話しておくね。 まず、二人同時に薬を口に入れる。そのあと、先に貴方が私の口に薬を移す。 私は口の中で薬を混ぜて毒を作ってから、半分くらいの量を貴方の口に移す。 最後に、わたしが手で合図をしたら一緒に毒を飲むの。 準備はいい? 始めるよ? (口を閉じて鼻で呼吸しながら) んっ…… んー……んっ……んむっ……んっ………んっ…… んっ……んっ……んーっ……んむっ……んっ…… ごくっ…… ぷはぁ……頭が真っ白になって、ぼうっとしている間に終わったね。 これが、死の味、なのかな。焼けるような甘さに、刺さるような苦さと、強いお酒みたいな酩酊感に……くらくらする。 もうじきお迎えが来るから。 一緒に、ベッドに横になって手をつなぎながら、楽にしてよっか? はぁ…… 好き。好きだよ。大好き。 これからもずっと、一緒だよ? ようやく肉体の牢獄から解放されて、ふたりだけの幸せな場所に、飛んでいける。 貴方とひとつになって、いつまでも一緒にいられるなんて……これ以上ないくらいに幸せ。 ありがとう。 (声がか細くなっていく) なんだか、眠くなってきたね。目が霞んで、真っ白な景色、何も見えない。あたたかい寝床に、体が沈んでいくみたい…… まだ、聞こえてる? (寝息を立て始める) ふわぁ…… すぅ……すぅ……すぅ……すぅ…… すぅ……すぅ……すぅ……すぅ…… あい……してるよ。 おやすみ……これ、で……わたし、たちは……えい……えん…に……