●はじめに● ------------------------------------- 本テキストは本作品が出来るまでの 所謂元ネタ(経験)のテキストとなります。 メタい部分もあるため、抵抗がある方はそっと閉じてください。 ------------------------------------- ●体験記● ------------------------------------- あれは私が高校…1年ぐらいの時でした。 お盆や年末年始はもちろん、連休があれば 親戚の家に家族ぐるみで遊びに行ってました。 その家にはよく親族が集まる事が多く、 いつも賑やかでとても居心地が良い空間でした。 ただそんな良いと思える場所も一人の人間によって 全て台無しにしてしまいます。 私にとって、唯一会いたくない彼女もたまに来るからです。 彼女はRとしておきましょう。 学年は私より一つ上だったはずです。 見た目は…正直可愛い部類だと思います。(上からすみません;) 髪の毛もサラサラでとても長く、身だしなみも彼女なりに 気をつけていたのか、一見すると清楚なお嬢様って感じです。 ただ…そんな印象とは裏腹に いつも気怠そうに両親とその家に来ては 決まって応接間のソファで寝そべって、アクビをしながら携帯を見ています。 そんなに退屈なら来なきゃいいのに、何度もそう思いました。 「何?あまり近くに来ないで」「キモい」 いきなりの拒絶。 中学ぐらいは一緒に遊んだ記憶は確かにあるのですが なぜこんな事を言われなければいけないのか? 不満と苛立ちでいっぱいになりましたが、それ以上に 気圧されて何も言えませんでした…。 彼女には少し離れた歳の弟がいるのですが、とても良い子で 親戚の人らの手伝いをしたり、祖父母と話をしたりと 似ても似つかない程、真逆な姉弟だなと思ってました。 ファッション雑誌や友達の影響でしょうか。 ブランドものの衣類やバックなど興味を持ち始めたらしく それを買う為にバイトは真面目にしているようですが… 如何せん、口が悪い。口癖は「キモい」「最悪」。 私だけでなく、一部の親戚のおじさんたちにも 平気で悪態をついている事に絶句したのを覚えてます。 大人の方は余裕があるのか、「おじさんそんな事言われて悲しいなー」 みたいな軽いノリで流しているのですが、私は終始ココロのモヤつきが とれる事はありませんでした。 よくツンデレとかむしろツン100%でもイイ、貶されたい、みたいな事を 友人から聞くのですが、実際にやられるとキツイなと正直感じます。 数年経ち、彼女とは全く会っておりませんが、今もこんな感じなのかな 流石に変わったかな?と気にはなっております。 年頃の反抗期ってあんなものなのかなと流す事は出来そうですが 今でも正直会うのは怖いです^^; よろしければこの子を使ってやってくださいw T都A市 I.S(仮称)