(相棒の部屋、ゲーム中) (マイク右、会話距離) (声質①) あ゛~~…っまた負けたぁ ちっくしょお全然勝てねぇよぉ…! おい相棒っ!なんだよさっきのコンボっ あんなコマンドみたことねーぞ ぜってー1人で練習してただろ 自分だけ…ずりーだろ、くそが (マイク右斜め前、会話距離) はーあ、やめだやめだ なんか違うことしよーぜ 相棒がズルできないやつがいい …え~、今さら外かよ 別にゲーセンもいーけどさぁ…ただなんか…相棒のベッドやわらかくて…外でたくねー… (↓ちょっと色っぽい声↓) ンン…っ♡はぁ…気持ちいい…♡ 他になんかねーのぉ?相棒の家でできるよーなさぁ…♡ …おい、また目ぇ逸らしたろ それやめろっつってんじゃん …はぁ…もういい …なぁ んや、いーや あーあ…空高いな…もう夕方か… この辺、結構静かだよなぁ… …なんか、わるくねーよな…こんな日も… (↓ぼそっ↓) いつか終わっちまうのかな… …そいや…さ… 相棒、生徒会入るって、マジなん…? ん、なんか聞いた 会長に誘われたんだろ? 相棒、会長のお気に入りだもんなぁ やっぱ断れなかったわけ? そ…っか… …でもあれだぜ、生徒会って何かと忙しーんだぜ 朝も、昼も、放課後も…遊ぶ時間なんて… …そーかよ (マイク正面、会話距離) あーそーかよっ! アタシと遊ぶ時間より会長とんだなっ!このぼけっ! どーせあれだろっ!夕暮れの生徒会室で、会長と二人きり~みてーな青春シチュ夢みてんだろっ! そーだよなっ!あいつ見てくれはいーし、アタシと違って清楚風だしっ あわよくばあのでけー乳揉んで、エロい雰囲気になりて~とか、付き合いて~とか、結婚して~とか、妄想してんだろっ (↓ウルウル↓) 一生一緒って、アタシとの約束も忘れちまったんだろぉ…っ 嘘つくなよっ、じゃあなんであのネックレス付けてくんねぇんだよっ どうせ無くしちまったに決まってんだっ それとも女物だから会長にみられるのが嫌とかかっ …会長、会長ってよぉっ…! (↓小声↓) …別に、女ってならアタシでもいいじゃねぇか…そりゃ、アタシはあいつみてぇに清楚風じゃねぇけど… (↓小声・ごにょごにょ↓) でもアタシだって…アタシだって顔とか、その、おっぱいとかは結構… (バイブレーション通知) ん?…んだ今の ベッドの下から…これ…? タブレット…? おい、これっまさかっ これだこれっ!ベッドの隙間にわざわざ隠して、あっからさまに怪しいだろこれっ (↓小声↓) これで相棒の好みを探ってアタシが相棒を…! (マイク斜め左前、会話距離よりちょっと近い) やだねっ、ぜってー返さねー 悪いけど今回ばかりは見させてもらうぜ いったいどんなエロいもん見てたんだ…っと?…ヨウトゥーべかこれ? んだよエロいやつじゃねーじゃん タイトルは…えっと…? A…S…MR?けーゆー、ひゃく? お姉さんが全肯定耳かきで甘やかす!ゾクゾク快感で脳汁ぴゅっぴゅ…? (↓ドン引き↓) えぇ…キっっモ 知ってるぜ、これ最近流行りのバーチャルってやつだろ ったく相棒、相変わらずオタクだよな てか相棒もなんか色付きコメントしてんじゃん えと…?バイト代で色付けます二重の意味で笑、僕もお姉さんに耳かきされたいだけの人生だった、よければ例の低音元ヤンボイ… (マイク正面、会話距離) (↓タブレットを奪い返される↓) おわっ!んだよいきなり 減るもんじゃねーし、いーだろが (↓小声↓) …でも耳かき…なるほどスキンシップか… んいや、こっちの話 はぁ?いや別に馬鹿になんかしてねーよ な、泣くなよこんくらいで…安心しろって、他のやつにバラしたりしねーから アタシが相棒を裏切るかよ …ったく…そんなしょげんなって、大げさだぜ 相棒がオタクって、んなの今更だろが わかった、もう勝手に見たりしねーって ごめんって…なぁ元気出せよ、悪かったから …くそ、しゃーねーな…こうなったら (↓咳払い↓) ん…んんっ… …しょ… あ、相棒、ここ、膝…! その…お詫びっていっちゃなんだけど アタシ…お、お姉さんがさ 相棒が大好きな…その…み、み…耳…! …っ耳かき…っ!…してやろう…か? な、なーんて…言ってみたり… は…!?おま、ちょ…何興奮してんだよぉ ちょ、目怖ぇって… そん、あ…しゃ、しゃしゃ、しゃーねえなほんと! ンなに耳かきされたかったかよこの変態っ そりゃアタシは別に、いーけどよ 相棒と触れ合うのもその…そんな嫌じゃねーつか (マイク正面、至近距離) てちょ…っ!ワ…っいきなりっ アタシにだって心の準備ってやつが…っ (マイク左、至近距離) はぁぁ…っ 調子乗りすぎだ、ぼけ てめーの相棒相手に必死こきやがって (↓小声↓) アタシの気持ちも知らねーで… たく、お姉さんの耳かき、そんな憧れだったん? そりゃそうか、バーチャルに求めるくらいだもんな …ふーん、男のロマンね、そーいうもんか よくわかんねーけど …あぁもうわかった、わかったって、してやるから そんなに急かすなよ 耳かきどこ? ぉぅ… んん…っ じゃあ…こっちから、始めるぜ 動かないで、じっとしてろよ 言っとくけど、うまくできる保障はねーからな (耳かき開始) へぇ、耳、こんななってんだ…なんか面白い …ん…すげー、たまってる…どんだけやってねーんだ 相棒って、自分では耳かきしない派? ハァ?…いや、耳かき音声じゃ汚れはとれねーぞ? てかイヤホンで聴いたら、押し込んだり、蒸れたり、逆効果じゃねーの? (↓小声↓) なんだったら、アタシに頼んでくれたらよかったのに …あ、ほらここ、厚く重なったところ 刺激したら気持ちよさそー… ん…ん…っと お、ゾクゾクしちまうか どうだ?お姉さんの耳かき、気持ちいいか? お姉さんの…えと、耳ほじり…?で、いっぱい脳汁ぴゅっぴゅしろよ~ かり…かり…ぞく…ぞく… (↓小声↓) ん…なんかちょっとかわいいかも… ふふ、お姉さんの耳かきでリラックス、気持ちいいか? 奥の方ひっかくたびに足びくつかせて、変態みてーだぜ♡ アタシ、才能あるかもしんねーな 耳かきつか、ARMS?だっけ あ、ASMRか 音で気持ちよくするやつの才能 なんか、相棒のこと、どうやったら気持ちよくなるかな~ってのが、なんとなくわかるっつーか アタシもバーチャルデビューしてみっかぁ?♡ 結構アタシ、作り声かわいいんだぜっ? その顔、信じてねーな? (↓超耳元で、かわいいお姉さんボイス↓) 相棒くん、だーいすき♡ っへへ、どーだ♡ビビったか? 器用なもんだろ?結構得意なんだぜ、アニメ声のマネ 風呂場でやるときはもっと…あ、いやなんでも は…!?か、かわいい…っ!? そ、そん…あ…へへ…だろっ♡ こりゃ、人気でちまうかも…しんねーな それで、その…もしさ、アタシがバーチャルやるってなったら、その時は相棒がプロデュースしてくれたらな~…なんて だから…だからこれからも相棒と一緒に… ま、マジでっ!? やったぁっ へへ♡約束だかんなっ (30秒間耳かきしてる風の吐息やセリフのアドリブ、楽しそうに、リラックス感) んお…っと おい、あんま動くなよ 耳かきが変なとこに当たったらどーすんだ? たく…アタシの耳かき気持ちよくて、うとうとしちまったか? 相棒のくせにかわいーことしやがって 今の相棒、超隙だらけだぜ? 耳かきしてんのがアタシでよかったな これが会長なんかだったら、何されっかわかんねーだろ …いやまさか、ほんとはもう会長に…っ? あ、断ったのか…いや断ったって、誘われはしたのかよ マジで抜け目ねぇ…やっぱりあぶねーよあの女 その、相棒が生徒会入るってのさ…実はアタシ、ホントのとこ知ってんだぜ 相棒、あいつに脅されて、無理やり入れられたんだろ …そりゃ、本人に聞かされたからな あいつアタシのこと目の敵にしてんだ 相棒に無理やり、胸、揉まれたとかなんとか 証拠もあるって だから相棒を役員にして更生させるか…さもなくば、残念だけど…って、ニヤニヤしながら、アタシによ… …たりめーだろ、んなもん信じてなんかねーよ… 話聞いた時からぜってーでっち上げだってわかってたし、アタシだって相棒のこと…守ろうと思った…けどよ… …最近、なんか自信がなくて…さ アタシが敵うとこなんて…あんのかなーって… 相棒だって、脅されてるってことアタシに相談してくれなかったじゃん それにあいつ…言ってたんだよ… (↓ウルウル↓) あ、相棒が…ホントはアタシのことを…その…う゛ぅ… …え…っ? (↓パァァッ↓) あっ!そ、そうだよなっ!信頼できねーやつに耳かきなんかさせねーよなっ! それに相棒、あいつの耳かきは断ったって話だし…っ♡ そんなやつの言うことなんてよ…へへ…♡わり…どうかしてたぜ ったく、清楚ぶっといてあのクソ女め…不安にさせやがって ぜってーいつかぶちのめしてやんだ… (30秒間耳かきしてる風の吐息やセリフのアドリブ、楽しそうに、リラックス感) ん…こんなもんか 結構きれいになったぜ ほら見ろ、こんなに取れちまった♡ 耳かきも結構楽しいもんだな 楽しいっつか…気持ちいい? 相棒になんかしてあげて…こう、優しい気分になるっつーか… 相棒はどうだったよ?アタシの耳かき 気持ち…よかったみてーだな たく、アタシの太ももよだれでべちょべちょにしやがって …謝んなよ、アタシと相棒の仲だろ?  別にきもくなんかねーよ ほら、口元拭くか? じっとしてろ うし んじゃ次は反対の耳やるぞ、顔こっちに向けろ (マイク右、至近距離) お、相棒にしては素直に言うこと聞くじゃねーか こっちの耳もそんなに気持ちよくされてーかよ ったくしゃーねぇな…♡ ほらいくぞ… どうだ相棒?こっちの耳も痛くねーか? ん…ならいい 最初はゆっくり慣らしてくぜ …あ?たりめーだろ、耳の穴の掃除なんて、普通に気ィ付けないとあぶねーだろが そりゃ優しくもなる…てか、相棒にはもともと優しーぞアタシは …いや、まぁそりゃ昔はな…暴れ放題やってたけどよ まぁ若気の至りってやつ、ハズい話だ なんかあの頃は全部のことにむしゃくしゃしてて… 一人ぼっちで寂しかったのかもな 相棒と出会うまでは… …そうだ、そうだった…思い出すなぁ…あの頃はまだ相棒のこと、オタクって呼んでたっけ いや、相棒もよく知ってる昔話だ、聞き流してくれ (ここからしばらく昔話が続く、作業しながら感、耳かきをしている空気感は保ちながら) …小学生の頃だったか アタシは6年生、相棒は5年生だった アタシの家がちょっとトラブって、すげーグレてた時 小学生だろーが中学生だろーが、喧嘩売って回ってさ アタシには敵しかいなかった 家にいても寂しくなるだけだし、外にいても不良に絡まれるし、でも授業なんて受ける気もなくてさ 誰も来ない旧校舎の3階、あの開かずの部屋…いや、正確には3.5階か 覚えてるか?外から見たら窓があるのに、廊下から見たら扉が無い、古い物置 そこには幽霊が住んでいて、迷い込んだ人を道ずれにしているとか、助けを求めてるとか、噂されてた アタシみてーなはみ出し者じゃねーと、誰も気づかねーし、近寄らねーようなところ アタシはそこで、よく授業をサボってたんだ 外でみんなが遊んでるのを眺めて、声を聴いて、漫画読んだり、ゲームしたりしてよ 昼は日差し強くねーし、夕方にはちょうど夕日が差し込んでさ…お気に入りのロケーション、最高の秘密基地だったんだ けどある日、アタシが部屋に入ったら、知らない絵の具と絵が置かれてて 多分美術の授業の、学校の好きな景色を描けって宿題だったんだろう それ見てアタシは、秘密の場所をとられたみたいな気がして、ホントはちょっとイラついたんだ アタシ以外、ここを見つけれっこないって思ってたのによ けどその絵、でもアタシお気に入りの景色が、よく描かれててさ こいつもこの眺めを気に入ってくれたんだなって思ったら、ちょっとそいつに興味が沸いて どんなやつなんだろ、どうやってここを見つけたんだろって考えながらさ 絵に書いてあった、5年2組って情報を頼りに、待ち伏せしたんだ チャイムが鳴ってしばらくしたら、部屋の入口が開いて…そこに相棒が現れた あの時の相棒、アタシ見てビビって、キョドって、マジでオタクって感じでよ アタシはなんかがっかりしちまったんだけど、でも話してみたらすげーおもしれーやつでさ なんかめちゃくちゃウマがあったんだよな 好きなテレビも、好きな漫画も、好きなアニメも、話がわかるやつで どんどんアタシ、楽しくなっちまって んで、気づいたらあっという間に放課後でさ 「また明日な、オタクっ」って それからは毎日、昼休みも放課後も、一緒にあの部屋で遊んだよな 漫画読んで、ゲームして、昼寝して そんで日が暮れたら決まって一緒に帰った アタシは帰り道、変な不良中学生に絡まれることも珍しくなかったのによ でも相棒は…ほっとけねーって、付き合ってくれた 因縁つけられたときは、いつも二人でやっつけたよな 相棒はあれで案外、頼りがいがあってさ 正直、相棒がいなきゃヤバかったのなんて何回もあった 他にも、いろいろあったよな…二人で戦ったり、冒険したり そのたび、相棒は巻き込まれただけだってのに、アタシと一緒にいてくれて それに相棒と一緒にやると、不思議と全部うまくいってさ その時にはもう、こいつとアタシは戦友だ、最強だって、勝手に思ってたんだ …と、手前側はすっかりきれいになっちまってたな んじゃ、ゆっくり奥の方やってくぜ? 動くんじゃねーぞ? そしてある日、アタシが小学校を卒業するちょっと前くらい、いつもみてーに一緒にあの部屋でダベってて もうすっかり日も暮れて、もう帰るかって外を眺めてたら 向かい側の校舎の、女子トイレから、あのクソ変態教師が出てきて 手には、カメラみてーのが握られててさ そう、学校で噂だった盗撮魔の正体、あのクソやろーだったんだ アタシにいっつも説教垂れてるくせに 許せなくなってよ、誰かにチクってやろうって思ったんだけど、アタシの言うこと信じる大人はいないし それに、あそこは秘密基地からじゃねーと見えない位置にある そこで遊んでるってバレたら、相棒との場所がなくなっちまう気がして…誰にも言えなかった そんで、アタシが相棒にどうしようかって聞いたら 相棒、すっげー悪い顔してさ、アタシ達で解決するって言いだして 二人であのカメラを回収することにしたんだ その日からは、二人で入念に作戦を立てたよなぁ あいつの行動パターンを調べたり、ロッカーの暗証番号割り出したり そして決行日、放課後あの部屋で二人でずっと待機して 日が暮れて、鍵も校門も閉まったら、一緒に新校舎に忍び込んだんだ ほら、二人でトランシーバー持ってエージェントごっこしただろ 用意した裏ルートから侵入して、匍匐前進で監視カメラ避けて、協力して警備員の目を盗んでさ…あれは痛快だった 一緒にロッカーのカギを開けたあの達成感ときたらもう…っ それで手はず通り脱出してさ、二人で夜道歩きながら、自販機のジュースで祝杯を上げたよな このカメラどうやって壊そうとか、データ消して売ったら何円になるかなとか馬鹿言いながら そうやって浮かれてたら突然、ライトで後ろから照らされて 振り返ったら、あのクソやろーがいた 血走った目しながら、殺すとかなんとか、ぶつぶつ言ってて、手にはロープとナイフが握られてて 突然アタシの腕をつかんで、無理やり車に乗せようとしてきた いつもやりあってたヤンキーのなり損ないみたいな中坊とは違う 必死に抵抗しても敵わなくて 口にタオルみてーなの詰め込まれて、声も出せなくて 危うく拉致られそうになった瞬間 相棒が鞄から木工用ナイフ取り出して、ヤツの腕にぶっ刺したんだ そんなことすれば、ヤツは逆上してマジで殺しにかかってくるかもしんねーのにさ ヤツはひるんで、アタシの腕を離して アタシたちは二人で、走って逃げだしたんだ やつに追っかけられながら、バスも電車も新幹線も使って遠くの町まで一緒に逃げたよな ひたすら逃げて、小遣いがすっからかんになるまで逃げて 終電が出たら走って逃げて 夜の誰もいない市街地を二人で、もうどこにいるのかもわからないくらい走って 最後にあの、古城跡の教会にたどり着いたんだ そう、あの白い天主堂 もうアタシたちの体力も限界でさ 中に逃げ込んで、暗闇の中二人で教会の隅に隠れたよな 外ではやつの車の音が近づいてきてて あの時ばかりはもうダメだと思った 今まで相棒と一緒に戦ってきた、中坊の不良とかとはワケが違う、本気で殺されるって もうどうにもならねー、神様助けてって具合に、聖母様の像に必死に祈ってた そうやってアタシが泣いてたらさ 相棒が震える手でアタシにも木工ナイフを握らせて 1本私に握らせたんだ 「僕一人じゃ勝てないから」…って …泣くでもなく、祈るでもなく、「僕が守る」とかカッコつけるでもなく 相棒はアタシを信じて、まだ勝てるつもりだったんだ あんな状況で絶望なんかしてなかったんだ 弱虫のくせにアタシのために勇気を出して、背中を預けるって 二人一緒なら大丈夫だって、どんなやつにも負けたりしねーって、相棒も思っててくれてたんだ そんな風に考えてるの、アタシだけだと思ってた… …信じてくれて…嬉しかった… それでアタシは覚悟決めたんだ 「本当の友達を見つけたから、もうこれで死んだっていい」って …まぁ、結局そのナイフも使うことはなかったけどな やつが入ってきた瞬間どっからか神父みたいなじいさんが現れて 「ここは信者以外立ち入り禁止」つったと思ったら、いきなりヤツのこと投げ飛ばして、一撃だったよな 見つかったらアタシたちも…って思って、息をひそめてみてたけど、ありゃすごい身のこなしだった しばらくしたら、パトカーやらのサイレンが聞こえてきて 建造物侵入やら、銃刀法違反やらで現行犯になったんだ きっとあの爺さんが怪しんで通報してくれたんだな 確か結局、諸々の悪事がバレて、免職どころかムショ入りになったんだっけな 結局、アタシたちなにもしてないのに、全部一件落着しちまってよ みんなどっか行っちまった後、疲れと安心感がどっと来て 二人きりの教会で、いつの間にか二人で寝ちまったんだ 隙間風が寒かったけど、相棒のそばがなんかあったかくてよ… もう独りぼっちじゃねーって感じでさ… …で、次の朝目覚めたら目の前に相棒の母ちゃんがいて 二人してガチのげんこつ食らったんだっけ …今思えばさ、あの戦いも、あの冒険も、あのピンチも、全部取るに足らない、子供じみた下らないもんだったよ あんなの武勇伝なんて思っちゃいねぇ…もっとうまいやり方があった でも、アタシにとって本当に特別なのは、本当に嬉しかったのは、相棒のことなんだよ …なぁ相棒、あの時、あの夜、全部終わって二人きりの教会で、アタシたち約束したよな 「アタシ達は神に誓って永遠に相棒だ」…って それに相棒は「あたりまえだ」って、言ってくれてよ アタシはそれが本当に…嬉しくて、嬉しくて…形に残る何かを欲しがって 聖母様の像の下で、相棒がカバンにつけてた白いストラップと、アタシが着けてたネックレスを交換したんだ これが、アタシ達が相棒である証なんだって、どんなボロになっても絶対に肌身離さねぇって ガチャポンのおもちゃみたいなストラップでも ガキが読む雑誌のおまけみたいなネックレスでも あんな間に合わせでも、アタシの大事な大事な宝物…アタシの、本当に特別で、大切な思い出…なのによ、相棒はあれ無くしちまったっぽいし…最近は目合わせると逸らすし… だから…不安になるんだよ もしかしたら、あの時のこと今も大事に思ってるの、アタシだけなのかなって そう思ったら、なんか、すげー寂しくてさ… どうなんだよ、相棒 …相棒? …おい、今寝てただろ 昔話聞いてたら眠くなっちまったか? …別にっ、何も聞いてねえよ 、ただこっちの耳かきも終わったからそろそろ起きろっつっただけ んん…っまた太ももに顔こすりつけて たく、寝ぼけてるみてーだな 好き放題甘えやがって…アタシの気持ちもしらねーでよ あぁほら、よだれ広げんな… 上向けよ、拭いてやるから (マイク正面、至近距離) …ん…ん…っ ほらよ、拭けたぜ ん?まだ拭き残しあんのか? どこだよしゃぁねぇな…ん?ここか? ちょっと、胸が邪魔…で こう…やって…っ あ、ここか …ん…ん…ん…っと、うし もういいか?そろそろ目ェ覚めただろ …っておいっ何胸見てんだよ変態っ はぁっ!?み、見せつけてなんかねーからっ 相棒が勝手にジロジロ見てたんじゃねーかっ (↓小声↓) それともスキンシップの効果か…?な、なら…よし ん…んんっ… …あ、あーなんかアタシ、肩凝ってきちまったかも… いやさぁ、この胸、普通より結構デカくてよぉ? あの巨乳って噂の会長より?もうちょっとはデカいかもしれねぇなぁ~ だってほら、去年一緒にあそこのプールに泳ぎ行ったことあったろ? あの時だってGカップだったのにさ…最近なんか、またブラがきつくなってよぉ まだまだ成長すっかも…な お…?生唾飲んだな へへ♡興味あんだな?アタシの胸 な、なぁ相棒…?なんならさ… (マイク左、至近距離) (↓ささやき声↓) …アタシのこれ…一発揉んでみっか…? (マイク正面、至近距離) …う、うん…相棒になら…いいぜ…アタシは あっ、たっ、ただし生乳はなしだぜっ、絶対服の上からだからなっ いやだって、アタシだってこういうの初めてだし、まだ心の準備ができてねーしっ? それに今日の下着あんまかわいくねーしっ? …どうせだったら初めてはもっとその… (↓小声でモゴモゴ↓) …もっとかわいいやつ着けてる時のが… と、とにかく今日は服の上からだっ、それ以上はぶっとばすからなっ それでもってなら…す、すす、好きに… (母上帰還) (ここから焦り気味、急いで帰り支度) おわぁっ!? うわやべっ、相棒の母ちゃん帰ってきたっ ちょ、相棒、中止だ中止っ もうアタシ帰るから!早くどいてくれっ (マイク正面、会話距離) あぁクっソぉ…急がねぇと、こんなことしてんのバレたら…っ 知ってんだろっアタシ相棒の母ちゃんは、なんかちょっと苦手なんだよ…! 警戒オーラがすごいっつか、とにかくあんま顔合わせたくねーのっ ごめんっ、じゃあなっ (焦り・帰り支度ここまで) (マイク正面、遠距離) …ま、また明日も…さ 来るから…続きは…な? そ、それだけっ!じゃなっ