はい、では、その件についてはまた明日の二時に……。  ご協力誠にありがとうございます。  このお礼は、必ず……!  ありがとうございます!  はい、ではまた明日。  お時間ありがとうございました……!  あ……!  ご主人様……⁉  いかがなされましたの?   病院は、もうよいのですか……?  本当、ですか。  では、退院されたというのは、本当だったのですね。  良かった……!  あ。  はい。今は一人でございます。  ミーシャ様が昼食をご用意して下さるそうで。  チハ達は検査後、そちらへ行きましたから。  そのまま、本日泊まる場所まで案内して下さるそうです。  本当は、私もご一緒する予定だったのですが……。  その……。  ……!  はい。  はい……!  私も、ご主人様に会いたくて。  少しでも早くお会いしたいと、思っておりましたの……!  ふふ……。  半日ほどしか離れておりませんのに。  ずっと会いたくて仕方ないなんて、不思議ですね……❤  はい?  あ……。  ふふ。ご主人様ったら……❤  苦しいですわよ……❤  ん……❤  ちゅ。ちゅ。ちゅっ❤  もう……こんな事までして……❤  ふふ。どこに人目があるか、わかりませんのよ……?  ん❤  こんなの、いけませんわ……❤  んぅ❤ ん❤ ちゅ❤  ちゅぱあっ……ちゅっ❤  くちゅっ❤  はぁ、はぁ、はー……。  全く。ご主人様がこんなに悪い方だなんて。  私、存じ上げませんでした……❤  はぁっ……❤  大好きです。  大好きです、ご主人様……❤  ちゅ。ちゅっ。ちゅ……❤  はぁっ……❤  ん?  ええ。私の予定はここまででございます。  明日の二時に、人と約束があるのですが。   それまでは、何も、ございません……❤  それに……実は……その。  『これから、ご主人様に会いに行く。もし、遅くなるようなら、そのままご主人様と一緒に過ごす』と。  チハには、すでに伝えておりますから……。  ですから……大丈夫です。  今すぐ……二人になれる所へ……行きましょう……?        ええ……そういう、事だから。  ごめんね……チハ。  ありがとう……!  ふふ。じゃあ……明日の昼には合流しましょう。  ええ、よろしくね。  本当にありがとう……!  じゃあ、また明日。  あ……❤  ご主人様……❤  はい。チハと通信しておりました。  ふふ。皆には私の考えなど、お見通しだったようで……。  『こっちは気にせず楽しんで来い』と言われてしまいました……。  はい。私は、本当に良い仲間を持ちました。  彼女達の為にも、頑張らなくては……と思います。  それにしても……素敵な所ですわね。  ご主人様は、このお家を利用して、ご家族と鍛錬をされたり。  狩りに出たりしておられましたのね……。  将来……騎士になるために。  いいえ。  私はこの事について、ずっと考えておりました。  ご主人様。  事の経緯はどうあれ、私は、騎士として生きるはずだった貴方様の運命を狂わせてしまいました。  それを事実として正しく受け止め。  貴方様に救われたこの心と身体で、このご恩をどのようにしてお返ししていけばよいか。  助けて頂いたあの日から、ずっと考えておりましたの。  その答えの一つが、この身を以て貴方様を治療し、その後も従者としてお仕えする。という事でした。  ですが本当は、少々迷いもございました。  これらの行動は、全て私が勝手な判断でしているだけのもの。  たとえ私が『お側に居たい』と願っても。  ご主人様にとっては、重荷なだけなのではないか。  ご迷惑なのではないか。と。  次第に考えるようにもなりました。  ですが、私は……。    え?    ……あ……!  ええっと……。  この包みを、私に……?    はい。では。  開封します……。  ……!  これは……!    そ、そんな。いけません。  このような素晴らしいものを、私などに……。  だって私は、貴方様の。  ……!  ……良いのですか?  私は、この指輪を受け取って。  ご主人様は、私で良いのですか?  私を従者、ではなくて。  貴方様の恋人に、していただけるのですか……?  ご主人様……!  はい。私も、貴方様の事が大好きです。  貴方様以外なんて、考えられません。  私には、貴方様だけです……!  はい。  もう二度と自分を卑下など致しません。  貴方様の恋人としてふさわしい女性になる。  これからの人生は、その為に尽くします。  ちゅ。  ちゅっ……❤ ちゅ❤  ああ……ふふ。  でしたら『ご主人様』という呼び方も、いずれ改めねばなりませんね……❤  でも……私にとっては、貴方様はずっと『ご主人様』なのかもしれません。  心からお仕えしたいと思う程尊敬して。  お慕いしているのは、生涯貴方様だけですから……❤  指輪。ありがとうございます。  生涯大切に致します。  とても……とても嬉しいです……。  ちゅ❤  ふふ❤ こんなに愛して頂けるなんて。  私は、この世で一番の幸せ者ですわね……❤  ちゅ❤ ちゅ。  ちゅっ……ちゅくっ……ちゅ❤  あぁんむ……れろっ、ちゅ❤  くちゅる……ちゅぱっ❤  ふふ……ふふふふふっ❤  ええ……貴方様のお気持ちは、手に取るようにわかる気がします。  私も今。きっと同じ気持ちですから……❤  ふふ……私はずっと、己を血の薄い淫魔で。  欲求は普通の人間の女性と変わらないと思っておりました。  ……ですが。  貴方様を知ってから、欲望が止められそうにありません……❤    お慕いしております……ご主人様……❤  今宵も沢山……。一つになりましょう……❤