……とんでもありません。  勿論です。どのような話でもお伺いします。      ……!  ……然様でございますか……。    え?  ……。  恐れ入ります、ガラテア様。  それは……その。どういった事なのでしょう?  はい。  ……!  ガラテア様⁉  ガラテア様。どうか頭を上げて下さいませ。  ……はい。もちろんで、ございます……!  私の全てを以て、ご主人様をお守りいたします……!  ……はい……!  お時間、ありがとうございました……!      ふう……。  やはり、ガラテア様とお話しするのは、少々緊張致しますわね……。  ご主人様。お疲れ様でございました。  どこかでお茶でも飲んで、休みましょうか。    はい?    はい。  私も驚きましたが、それ以上に、大変嬉しゅうございました。  本当に、この身に余る光栄でございます。  ガラテア様の御期待に沿う為にも、より一層頑張りますわね。    ん?    ええと……それは……?  とんでもありませんわ。  私としましては、今回の処遇は、当然のものだと思っております。  貴方様が私達のためにして下さった事は、支持されて然るべきです。  例え私が無関係の一般市民であったとしても、私は、同じように考えます。  どうか、もっとご自分に自信を持って下さいませ。  ご主人様が素晴らしい方であるからこそ、私達は……。  ……あ。  ええと……それは……。    ……っ。  勿論、騎士団とガラテア様に働きかけたに決まっておりますわ。  貴方様がこの街に戻られて、処分が決定するまでの一週間。  ミーシャ様も、ルミナ様も、貴方様に救われた私達全員も。  貴方様の処分を軽くするために、一丸となって活動致しました。    だって、そんなの、当たり前じゃありませんか。  私達に未来を下さったのは、ご主人様です。  なのに私達は、ご主人様が騎士団に処分されるのを、ただ見ているだけなんて。  そんなの、おかしいではありませんか。  よいですか? 貴方様は、評価されるべき、幸せになるべき方なのです。  貴方様が、あの日、私達を救って下さったように。  今度は私達が……!  貴方様を幸せにする番だと、思っておりますから……!    そうです。ご主人様は、それだけの価値がある方なのです。  大切にされるべき、愛されるべき方なのです。  もう二度とご自分を粗末にされるような事、させませんからねっ……!  ご理解頂けましたかっ?  ふむ。  なら、よいのです。  では、喫茶店にでも入りましょうか。  最近、早速病院で軽作業をするようになりまして、報酬を頂けるようになったのです。  ですから、本日は私が……。    はい?  ええっ……?  も、もぉっ……❤  ご主人様ったら、こんな往来で、何をおっしゃいますの……!  『嬉しくて、しっぽを舐めたくなった』なんて。  全く、困った方ですわ……。  嬉しい、ですけれど……❤    あら?  あちらにいらっしゃるのは……。    ご主人様……これが、貴方様が生み出した幸せです。  貴方様が居るから……今、皆笑顔でいられるのです。  では、参りましょう!    皆様こんにちは……!  はい……是非、ご一緒させて下さいませ!