■シーン1 ;>>SE:オフィス街の環境音(夕方)ループ ;>>声:ダミーヘッド位置16(遠く) 【日葵】「あっ!」 【日葵】「センパーイ!」 【日葵】「こっち! こっちでーす!」 ;>>SE:こちらに向かって走ってくる ;>>声:ダミーヘッド位置16(16(遠く)→8へ移動しながら) 移動しながら 【日葵】「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ」 ;>>声:ダミーヘッド位置8 【日葵】「お仕事お疲れさまです、センパイ!」 【日葵】「センパイの彼女、日葵、ただいま参上しました!」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>SE:衣擦れ音(主人公の顔を覗き込む) 【日葵】「よくわからない、みたいな顔してますね」 【日葵】「センパイのお仕事が終わるのを待ってたに決まってるじゃないですか!」 【日葵】「ねぇ、ねぇ、驚いた? 驚きました?」 【日葵】「わかりますよ、うんうん。驚きすぎて、言葉も見つからない感じですね」 【日葵】「うんうん。うんうんうんうんうん」 【日葵】「以心伝心とは、まさにこのことですね。今、センパイと私は、心と心で通じ合ってます」 【日葵】「って、んん? テンション高いの……私だけ?」 【日葵】「サプライズですよ、サプライズ! もっと喜んでくださいよぉー!」 ;>>少し間 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【日葵】「どうしたんです? そんなにキョロキョロして」 【日葵】「可愛い女子高生を前にその行動……ぶっちゃけ挙動不審ですよ。ポリスさんに職質されちゃいますよ」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>SE:衣擦れ音(自分が着てる制服を見る) 【日葵】「あ、制服? 私がセーラーなの、気にしてます?」 【日葵】「女子高生に声をかけた、いかがわしいサラリーマンに思われやしないかと……」 【日葵】「まあ、まわりから見たら、そう思われても不思議じゃないですね」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「あはは、そんなに真に受けないでくださいよぉ。冗談じゃないですか」 【日葵】「どこからどう見ても、センパイと私は、彼氏と彼女です!」 【日葵】「ごめんなさい、たしかに目立っちゃってますね……」 【日葵】「センパイをビックリさせたくて、チアの部活終わって速攻、ダッシュで来ちゃいました、えへへ」 【日葵】「でも、可愛いいですよね、この制服」 【日葵】「私、3年だから、あとちょっとしか着られないし」 【日葵】「センパイだってぇ、いつも可愛いよって褒めてくれるじゃないですか?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「あ〜っ! センパイ照れてる! 可愛いなぁー」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「拗ねちゃって、ますます可愛いですね! ふふふ」 【日葵】「センパイの本音は、ちゃーんとわかってるんですよー」 ;>>SE:日葵が近づく靴の音(トン、トン) ;>>声:ダミーヘッド位置1(1(近く)→「嬉しい」で7(近く)に顔を移動させて、耳元で囁く) ;>>耳元で囁く ;>>SE:衣擦れ音(嬉しいんですよね?手前で) 【日葵】「ほんとは、嬉しいんですよね?」 【日葵】「だって、私がこーんなにもセンパイをめちゃくちゃ愛してるのと同じくらい……」 【日葵】「センパイも私のこと、めちゃくちゃLOVEだもん」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【日葵】「あはは、センパイ、顔真っ赤ですね?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「ま、まぁ、私も、顔、熱いですけどぉ……」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「……私たち、センパイの会社の前でなにやってるんでしょうね」 【日葵】「ま、まあ!? 私としては、大好きなセンパイにだったら、人前で抱きしめられても、キスされてもウェルカムですが!?」 【日葵】「なな、なんなら、私から、し、してもいいですが!? しますか!? しちゃいますか!?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「な……なーんてね」 【日葵】「さすがにまだ、そんなことされて正気でいられる自信がありません……」 【日葵】「でも、家の中だったらいくらでもイチャイチャしてきてくれていいですからね、むふふっ♪」 【日葵】「それじゃあ行きましょう、センパイの家……もとい私達の愛の巣へ!」 ;>>SE:足音(隣に並ぶ) ;>>声:ダミーヘッド位置7 【日葵】「というわけで、センパイ。はい、手、出してください」 【日葵】「これくらいだったら、人前でもいいよね?」 ;>>SE:手を繋ぐ 【日葵】「くふふー、センパイと恋人繋ぎは最高ですねっ!」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(並列) 【日葵】「れっつごーごー♪」 ;>>少し間 ;>>SE:住宅街の環境音(夕方)ループ ;>>SE:一緒に歩く(足音ループ) 【日葵】「あ、実は、今日晩ご飯に作るもの、決めてるんです」 【日葵】「食材も持ってきてるので、センパイの家に直で大丈夫ですよ」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(向かい合って) 【日葵】「何を作るかは秘密でーす!」 【日葵】「でも、期待してくれてていいですよ」 【日葵】「部活が忙しくて、3日もセンパイに逢えなかったんだもん。今日は気合いが違います!」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(並列) 【日葵】「そりゃあ毎日、ビデオ通話はしてましたけどね……」 【日葵】「でも、直接会いたいじゃないですか」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(向かい合って) 【日葵】「センパイも同じ気持ちでいてくれたんだぁ〜、えへへ」 【日葵】「センパイが学生だった頃も、毎日こうして手を繋いで帰りましたよね」 【日葵】「あのときは、毎日逢えるのが当たり前に思えたのになぁ……」 【日葵】「まあ、これはこれで、悪くないんですけどね〜。通い妻みたいで」 【日葵】「センパイが卒業しちゃったときは、本気で人生終わったー……って思ったけど、一人暮らししてくれたおかげで、こうやってまたいっぱい逢えるようになったし」 【日葵】「せっかくなので、センパイの家に住みたかったくらいです」 【日葵】「私は全然オッケーだったのに、そういうことは2人とも自立できるようになってからだ、って反対されちゃうし……」 【日葵】「そういう真面目な部分も、センパイのたくさんある魅力の1つなんですけどね」 【日葵】「そんなセンパイに惹かれて、私から告白したんだし」 ;>>一緒に歩く(足音ループ)止める ;>>声:ダミーヘッド位置7(近く) 【日葵】「大好きです、センパイ」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(基本距離) 【日葵】「えへへ、こうやって大好きっていえる相手がいるの、すごくいいですよね?」 【日葵】「大好き、大好き、大好きぃ♪ センパイ♪」 【日葵】「1日に何回だっていいますよ」 【日葵】「そうしなきゃ、センパイが好きって気持ちが溢れかえって、おかしくなっちゃいそうですもん」 【日葵】「お家に帰ってからも、たくさん好き好きアピールしちゃいますね?」 ■シーン2 ;>>SE:鍵を開ける ;>>SE:ドアを開ける ;>>SE:靴を脱ぐ ;>>SE:足音 ;>>声:ダミーヘッド位置8 【日葵】「と〜ちゃ〜く!」 【日葵】「はぁ〜〜♪ センパイの匂いだぁ〜〜〜〜〜♪」 ;>>SE:ドアを閉める ;>>少し間 ;>>声:ダミーヘッド位置8(8→1(近く)に移動しながら) 【日葵】「ぎゅーっ♪」 ;>>SE:抱きしめる ;>>声:ダミーヘッド位置1(1(近く)→7(近く)に顔を移動させて、耳元で) ;>>耳元で囁く 【日葵】「お帰りなさい、センパイ」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(7(近く)→1に顔を戻しながら) ;>>SE:衣擦れ音(顔を離す) 【日葵】「……って、なんだかぐったりしてる?」 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【日葵】「そんなにお仕事、忙しかったんですか?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「えええっ!? 昨日も、一昨日も残業だったの!?」 【日葵】「誰ですか、センパイ! 誰にそんなひどい目に遭わされたんですか!」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「センパイのセンパイ……? つまり、偉い人ってことですね!」 【日葵】「私がその人に、文句をいってあげます! いえ、いわせてください!」 【日葵】「センパイをこんなに疲れるまで働かせるなんて、許せないもん!」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「え、悪いのはできなかった自分だ、って……」 【日葵】「ま、まさか! わかりました、そういえっていわれたんですね!」 【日葵】「怖い……! これが洗脳! 会社の歯車になるということ……っ!」 【日葵】「よしよし、センパイ……怖かったですよね。もう大丈夫、大丈夫です」 【日葵】「今、日葵の心は、復讐の炎にメラメラと燃えてますッ!」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「え……洗脳、されてない? 本当に俺が悪かった、なんて……」 【日葵】「なんて出来た人なんですか、センパイは!」 【日葵】「日葵は、センパイの完璧すぎる人間性に感動しました!」 【日葵】「しょうがないです、今回はセンパイに免じて許します。次は許しません、何様だ!」 【日葵】「でもセンパイは真面目すぎて、いつも頑張りすぎちゃうから心配だよ……」 ;>>少し間 【日葵】「そうだ! そんないつも頑張ってるセンパイに、してあげたい事があったんです!」 【日葵】「いいですか、センパイ。目を閉じて、30数えてください」 【日葵】「数え終わったら、目を開けていいですよ。あ、早く数えるのは禁止ですからね?」 ;>>SE:足音 ;>>声:ダミーヘッド位置1(1→9に後退りしながら) 【日葵】「いきますよ〜?」 ;>>声:ダミーヘッド位置9 【日葵】「はい、スタート!」 ;>>SE:服を脱ぐ 【日葵】「い〜ち……に〜ぃ……さ〜ん……よ〜ん……」 【日葵】「……センパイ」 【日葵】「ずっと目を閉じたままじゃないですか」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「そりゃあ、閉じてってっていったのは私ですけど。ちょっとは私がなにをしようとしてるのか、気にならないんですか」 【日葵】「あ、でも目は開けちゃ駄目ですからね、絶対の絶対」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「理不尽じゃないです。複雑な乙女心なんです」 【日葵】「じゃあ、続きからいきますよー」 ;>>SE:ブラウスを脱ぐ 【日葵】「ご〜……ろーく……な〜な……は〜ち……きゅ〜ぅ……じゅ〜う……」 ;>>SE:スカートが床に落ちる 【日葵】「じゅうい〜ち……じゅうに〜……じゅうさ〜ん……じゅうよ〜ん……じゅうご〜……」 ;>>SE:鞄からチア服を取り出す 【日葵】「じゅうろ〜く……じゅうな〜な……じゅうは〜ち……じゅうきゅ〜ぅ……にじゅ〜う……」 ;>>SE:チアスカートを履く 【日葵】「にじゅうい〜ち……にじゅうに〜……にじゅうさ〜ん……にじゅうよ〜ん……にじゅうご〜……」 ;>>SE:チア服に袖を通す 【日葵】「にじゅうろ〜く……にじゅうな〜な……にじゅうは〜ち……にじゅうきゅ〜ぅ……さ〜んじゅう!」 【日葵】「センパイ、もう目開けていいですよ」 ;>>少し間 【日葵】「じゃーん! チア服にフォームチェンジ!」 【日葵】「お疲れのセンパイにエールを送っちゃいま〜す♪」 【日葵】「私の応援、元気がでるっていつも評判なんですよ?」 【日葵】「まあ、私が本気で応援したいのはセンパイだけだけどね!」 【日葵】「なんたって、センパイ専用チアリーダーだもん! えっへん!」 【日葵】「センパイだけの特別なエール、いっくよ〜!」 ;>>SE:ポンポンをシャカシャカ 【日葵】「フレー、フレー、セーンパイ♪」 【日葵】「フレ、フレ、センパイ! がんばれ、がんばれ、センパイ!」 ;>>少し間 【日葵】「どうですか? ちょっとは元気でましたか?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「うーん……ダメみたい。でもまだまだこれからですからね」 ;>>SE:ポンポンをシャカシャカ 【日葵】「フレー、フレー、セーンパイ♪」 【日葵】「フレ、フレ、センパイ! がんばれ、がんばれ、センパイ!」 【日葵】「イケ、イケ、センパイ! ナイス、ナイス、センパイ!」 ;>>SE:ポンポンをシャカシャカ 【日葵】「フレー、フレー、セーンパイ♪」 【日葵】「ステキ、ステキ、センパイ! さいこう、さいこう、センパイ!」 【日葵】「ラブ、ラブ、センパイ! だいすき、だいすき、センパイ!」 ;>>声:ダミーヘッド位置9(9→1に近づきながら) ;>>SE:動いた時にポンポンがシャカ…っと鳴る 【日葵】「ね、ね。ちょっと元気が出てきた?」 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【日葵】「でもまだちょっとかぁ……。センパイ、よっぽどお疲れなんですね」 【日葵】「会社でちゃんと御飯食べてますか? 嫌なこといってくる人いませんか? 怒られたりしてませんか?」 【日葵】「センパイに苦労させたり、悪いことしたりする人たち、マジ許すまじ!」 【日葵】「センパイが怒られることなんか、するはずないもん」 【日葵】「センパイがこれまで、間違ったこと1つだっていったことないの、私が知ってるし」 【日葵】「それなのにいつも自分で背負おうとして……センパイって、なんて謙虚!」 【日葵】「カッコよくて優しくて、どんな人にも気遣いができるなんて……!」 【日葵】「はああ〜大好き……完璧すぎる、完璧すぎますっ……!」 【日葵】「疲れたり、落ち込んだりしたら、いつでも私が駆けつけるからね!」 ;>>SE:足音 ;>>SE:動いた時にポンポンがシャカ…っと鳴る ;>>声:ダミーヘッド位置1(1→9に後退りしながら) 【日葵】「それじゃあ私が、もっと元気づけちゃいますね!」 ;>>声:ダミーヘッド位置9 【日葵】「もっともっと元気になって、センパイ♪」 ;>>SE:ポンポンをシャカシャカ 【日葵】「フレー、フレー、セーンパイ♪」 【日葵】「ステキ、ステキ、センパイ! さいこう、さいこう、センパイ!」 【日葵】「ラブ、ラブ、センパイ! だいすき、だいすき、センパイ!」 ;>>SE:ポンポンをシャカシャカ 【日葵】「フレー、フレー、セーンパイ♪」 【日葵】「ステキ、ステキ、センパイ! さいこう、さいこう、センパイ!」 【日葵】「ラブ、ラブ、センパイ! だいすき、だいすき、センパイ!」 【日葵】「ラブラブラブユー、センパーイ♪」 ;>>SE:シャカシャカシャカシャカシャカ 【日葵】「アイラビュー♪」 ;>>SE:足音 ;>>声:ダミーヘッド位置9(9→1に近づきながら) 【日葵】「どうでしたか?」 【日葵】「えへへ、良かったぁ。元気になってくれたんですね」 【日葵】「御飯は食べられそうですか?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「じゃあ、支度はじめちゃいますね」 【日葵】「今日の晩ご飯は、なんと! 日葵特製からあげ定食で〜す!」 【日葵】「センパイはくつろいで待っててくださいね」 ■シーン3 ;>>声:ダミーヘッド位置1(後ろを向いて、1→9に移動しながら) 【日葵】「台所、お借りしますね〜」 ;>>SE:日葵が台所に歩いていく音 ;>>SE:保冷バッグを開けて、食材を取り出す ;>>声:ダミーヘッド位置9(遠め・後ろを向いて) 【日葵】「お鍋の油は先に火をつけて、と……」 ;>>SE:ガスコンロのスイッチを押す ;>>声:ダミーヘッド位置9(遠め・後ろ向きからマイクのほうを振り向いて) 【日葵】「お昼休みに学校の家庭科室を借りて、下ごしらえまで済ませてきたんです」 【日葵】「センパイ、お腹ペコペコかなって思って」 ;>>SE:足音(センパイ) ;>>【センパイ】「――」 ;>>声:ダミーヘッド位置2 【日葵】「あれ、センパイどうしたんですか?」 【日葵】「私がキッチンにいるときに来るの、珍しいですね」 【日葵】「もしかして、自炊を学びたいとか?」 【日葵】「去れ……ここは我が聖域ぞ……! 何人たりとも、侵すことは許さぬ……!」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「あははっ、うそうそ、好きなだけ見ていってください」 【日葵】「私としては、センパイが自炊できてしまうのは、非常に不本意なんですけどね?」 【日葵】「できれば一生、センパイの食事のお世話は私がしたいです!」 【日葵】「が、センパイの熱意は伝わってきました!」 【日葵】「今日からは敬意を込めて日葵シェフと呼んで――……あー、やっぱり日葵ちゃんのままがいいですね」 【日葵】「というわけで、日葵のラブラブクッキングにようこそ〜!」 ;>>SE:まな板に鶏肉を置く 【日葵】「これが、デデーン! 下味をつけた鶏の胸肉、ですっ!」 【日葵】「センパイ、ホントにからあげ大好きですよね! 毎日学食で、からあげ定食頼んでたくらい!」 【日葵】「あれを見て、私いつも、嫉妬してたんです……からあげ定食に!」 【日葵】「センパイを虜にするなんて、なんて忌々しいからあげ定食……!」 【日葵】「センパイをデレデレにするのは、私だけでいいのにぃぃ……!」 【日葵】「だから、決めたんです!」 【日葵】「センパイの胃袋を掴んで離さない、最高のからあげ定食をこの手で作り出すと!」 【日葵】「その日から私はカラアゲンジャーとなり、長く険しいからあげロードを歩むことになりました……」 【日葵】「揚げては試食していく毎日……繰り返すこと1年! 研究を重ねること、1年半!」 【日葵】「辛かった……辛かったです……主に私の胃袋と体重が。でも、心はいつも満たされてました!」 【日葵】「美味しそうに私のからあげを食べてくれるセンパイが、心の中にいましたから!」 【日葵】「そうして、ついに私は、センパイをデレデレにするカラアゲのレシピを編みだしたのです!」 【日葵】「あ、別に変なものは入れてませんよ?」 【日葵】「ショウガでしょ、お醤油でしょ。それに、料理酒とみりん、あとちょっとだけ、すりおろしたニンニクとごま油とぉ……」 ;>>さらっと 【日葵】「日葵特製ラブラブスパイスですね」 ;>>声:ダミーヘッド位置2(並列) 【日葵】「はい、それじゃあ片栗粉をまぶしていきまーす」 ;>>SE:鶏肉に片栗粉をまぶす 【日葵】「広めのお皿の上にひいた片栗粉を、こうやって、まんべんなく鶏肉にコーティングしていって……」 ;>>SE:鶏肉に片栗粉をまぶす 【日葵】「よっ、ほっ、よっ、ほっ、よっ、ほっ、よっ、ほっ、よっ、ほっ、よっ、ほっ、よっ、と……」 ;>>声:ダミーヘッド位置2(向かい合って) 【日葵】「ね、綺麗にコーティングされたでしょ?」 ;>>SE:ピピピッ、ピピピッ(ガスコンロのお知らせアラーム) ;>>声:ダミーヘッド位置2(並列) 【日葵】「あ、ちょうど油も170℃になったみたい」 【日葵】「さっそく、揚げていきますね」 【日葵】「鶏肉を一気に入れちゃうと、油の温度が下がるから、ちょっとずつですよ」 【日葵】「鶏肉イン〜!」 ;>>SE:鶏肉を油で揚げる音(ループ) 【日葵】「センパイ、なんだかこの音聞いてると、テンションあがってきません?」 【日葵】「なんで油で揚げる音って、こんなに気持ちいいんでしょうねぇ……」 ;>>声:ダミーヘッド位置2(向かい合って) 【日葵】「私、さっきずっとからあげの研究してたっていったじゃないですか?」 【日葵】「だから、どれくらい揚げれば外はサクサク、中はジューシーになるのかもわかっちゃうんですよねー」 【日葵】「大事なのは、音ですよ音」 ;>>声:ダミーヘッド位置2(並列) 【日葵】「あ、ほら、今変わった! レスキュー!」 ;>>鶏肉を油で揚げる音(ループ)止める ;>>SE:からあげをすくい上げる 【日葵】「タイミング、パーフェクト♪」 ;>>SE:油を切る 【日葵】「油をよく切って……からあげのできあがりでーす」 【日葵】「スパイスが効いてて、いいにおーい♪」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>声:ダミーヘッド位置2(向かい合って) 【日葵】「もしかして違い、全くわからなかったですか?」 【日葵】「うーん、そうですねぇ……口で説明すると難しいんですけど、ジュワジュワ〜が、ジュワジュワァ……になる、みたいな?」 【日葵】「音聞いてたら、食べたくなっちゃいましたね?」 【日葵】「もうすぐできますので、お腹ペコペコにして待っててくださいね」 ;>>声:ダミーヘッド位置2(並列) 【日葵】「残りの鶏肉も投入しちゃいましょー」 ;>>SE:鶏肉を油で揚げる音(ループ) 【日葵】「ふふっ、美味しそうな音〜」 ;>>声:ダミーヘッド位置2(向かい合って) 【日葵】「センパイ、今度はちゃんと、からあげの食べ頃の音、聞き逃さないでくださいね」 ;>>声:ダミーヘッド位置2(並列) 【日葵】「あ、待ってる間に、付け合わせのお野菜も準備しちゃいますね」 【日葵】「といっても、キャベツを刻んで、切ったトマトを添えるくらいですけど」 【日葵】「野菜もちゃんと摂らないとですからね」 ;>>声:ダミーヘッド位置2(近く・向かい合って) 【日葵】「ねぇ、センパイ。私、いいお嫁さんになれそう?」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>声:ダミーヘッド位置2(2(近く)→3(近く)に顔を移動させて、耳元で) 【日葵】「もちろん、センパイのお嫁さん、だよ?」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>声:ダミーヘッド位置2(基本距離) ;>>SE:衣擦れ音 【日葵】「センパイって、はぐらかしますよねぇー、私がまだ学生だからって……」 【日葵】「はっ!?」 【日葵】「ということは、私が学生じゃなくなったら結婚してくれるってことですか!? ことですよね! そうですよね!!」 【日葵】「ふふっ、それまでにいっぱい花嫁修業しなきゃなぁ〜♪」 【日葵】「ますます、テンション上がってきちゃいました♪」 ;>>SE:キャベツを千切り ;>>声:ダミーヘッド位置2(並列) 【日葵】「からあげの音もいいですけど、キャベツをリズムよく刻む音もいいですよね〜」 ;>>SE:キャベツを千切り 【日葵】「……ハッ、日葵からあげセンサー発動! 今です!」 ;>>鶏肉を油で揚げる音(ループ)止める ;>>SE:からあげをすくい上げる ;>>【センパイ】「――」 ;>>声:ダミーヘッド位置2(向かい合って) 【日葵】「わかりました? 音の違い」 【日葵】「センパイもからあげマイスターの素質を持ってるかもしれませんね」 ;>>声:ダミーヘッド位置2(並列) 【日葵】「あとはぁ、トントンって、油を切ってぇ……」 ;>>SE:油を切る 【日葵】「野菜と一緒に器に盛り付ければぁ……」 ;>>声:ダミーヘッド位置2(向かい合って) 【日葵】「はい、日葵特製からあげ定食の完成で〜す」 【日葵】「ささっ、テーブルに運んじゃいましょう」 ;>>SE:食器のカチャカチャ音 ;>>SE:足音(センパイ) ;>>【センパイ】「――」 ;>>声:ダミーヘッド位置13(遠く) 【日葵】「は! センパイが何も言わずにお皿を運んでくれてる……」 【日葵】「これが、新婚生活……!」 【日葵】「センパイ……いい旦那さますぎです……♪」 ;>>SE:足音(日葵) ;>>SE:料理をテーブルに置く ;>>SE:座布団に座る ;>>声:ダミーヘッド位置9 【日葵】「ありがとうございます」 【日葵】「さりげなくこんな事できちゃうなんて……やっぱりセンパイは最高ですね! 神様ですか!」 【日葵】「あ、せっかくの料理が冷めちゃいますね」 【日葵】「ささ、どうぞ」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「はい、召し上がってください」 ;>>SE:食器の音 ;>>声:ダミーヘッド位置9(9→「はい」で1に移動しながら) 【日葵】「ふふー♪ はい、あ〜ん」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【日葵】「駄目です、自分で食べさせません」 【日葵】「これは、私の役目……いえ、生きがいです。お仕事でお疲れのセンパイに、なにかさせるわけにはいきません」 【日葵】「なのでセンパイはひな鳥みたいに口を開けて、待っててください。いいですか? いいですね?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「はい、わかってくれたようでなによりです」 【日葵】「じゃあセンパイ。あ〜ん」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「わっ、一口で食べちゃった」 【日葵】「ふふっ、からあげは逃げていかないので、よく噛んでくださいね」 【日葵】「えへー……」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「じっと見ないなんて無理でーす♪」 【日葵】「センパイ、ほんとに美味しそうに食べてくれるんだもん」 【日葵】「どうですか? 前よりも、センパイ好みになってますか?」 【日葵】「ふふっ、その顔見たらわかりました! 気に入ってもらえたみたいですね〜♪」 【日葵】「これがセンパイの好きな味かぁ……えへへ、毎日がんばってきた甲斐がありました」 【日葵】「これから毎日、からあげ作るね!」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「あれれ? あんまり嬉しそうじゃないですね?」 【日葵】「……ショックです。やっぱり、お世辞だったんだ……」 【日葵】「学食のからあげ定食は毎日食べてたのにぃぃ……!」 【日葵】「でも、さすがにからあげばっかりじゃ、センパイも飽きちゃうかぁ……」 【日葵】「センパイの健康面をサポートするのも、私の役目ですもんね!」 【日葵】「一生分の献立を考えておきます!」 ;>>声:ダミーヘッド位置9 ;>>SE:お箸を取る音(それじゃあ私も…の後くらいに) 【日葵】「それじゃあ私も……いただきま〜す」 【日葵】「はむっ」 【日葵】「はふっ、もぐ、もぐ、もぐ、もぐ、もぐ」 【日葵】「ごくん」 【日葵】「うん、サクサクジューシー!」 【日葵】「私史上最高の出来ですね! センパイへの愛をいっぱい込めましたから♪」 【日葵】「はむっ」 【日葵】「はふっ、もぐ、もぐ、もぐ、もぐ、もぐ」 【日葵】「ごくん」 【日葵】「はあぁ〜♪ センパイと一緒にご飯を食べられる幸せ……」 ;>>SE:衣擦れ音 ;>>声:ダミーヘッド位置9(9→「センパイ」で身を乗り出すように、1に移動して) 【日葵】「センパイ、作ってほしいものがあったら、遠慮なく、なんだっていってくださいね!」 【日葵】「献立に、最優先で記入しておきますっ!」 【日葵】「何年だって、何十年だって、センパイのために作るから♪」 ;>>時間経過 ■シーン4 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【日葵】「ふふっ、センパイ、いっぱい食べてくれましたね。結構多めに作ったのに完食です」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「そんなに美味しかったですか? 嬉しいなぁ〜」 【日葵】「あ、でもぉ……」 【日葵】「ちょ〜っとさわりますよお」 ;>>SE:センパイのお腹の肉をつまむ(衣擦れ) 【日葵】「あっ、やっぱりぃ……」 【日葵】「センパイ、ちょっとお腹のお肉が増えたんじゃないですか?」 【日葵】「社会人になると、なかなか運動する機会ってなさそうですしね」 【日葵】「ね、ね、食後の運動しませんか?」 【日葵】「チア部式のエクササイズで、センパイの健康を取り戻しましょう!」 【日葵】「まあもしセンパイが自分で動けないくらいのぽっちゃりさんになったとしても、センパイへの愛は揺るぎませんけどね」 【日葵】「毎日、身体をふきふきしてあげます」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>SE:衣擦れ音(後ずさり) 【日葵】「うわぁ……すっごく嫌そう……」 【日葵】「じゃあ、一緒に運動しましょ〜」 【日葵】「まずは、ストレッチから!」 【日葵】「センパイはチア式には慣れてないと思いますので、私がサポートしながら進めていきますね」 ;>>SE:センパイの背後に回る足音 ;>>声:ダミーヘッド位置1(台上・1→3→5に移動しながら) 【日葵】「センパイ、座ったまま、足の裏をくっつけてもらえますか?」 ;>>声:ダミーヘッド位置5(台上) 【日葵】「そうそう、あぐらをかくようなイメージで、足の裏同士をぴたーっとくっつけて……」 ;>>SE:衣擦れ 【日葵】「うん、いい感じ」 【日葵】「その状態で、膝をパタパタしてみてください」 【日葵】「はい、ぱたぱた〜」 【日葵】「ぱたぱた〜」 ;>>少し間 【日葵】「じゃあ、次に、息を吸って、背中を伸ばしてください」 【日葵】「はい、すーっ……」 【日葵】「もっと。もっと伸ばしてください。ぐーっ、て」 【日葵】「そんな感じです。そしたら、息を吐いて、前屈みになりましょう」 【日葵】「はい、はーっ……」 【日葵】「もう1回行きますよ〜」 【日葵】「はい、すーっ……」 【日葵】「はーっ……」 【日葵】「もう1回で〜す」 【日葵】「すーっ……」 【日葵】「はーっ……」 【日葵】「ふふっ、少し身体がほぐれてきたんじゃないですか?」 【日葵】「次はちょっと難しいですよ〜」 【日葵】「その状態で、おでこをつま先につけてみましょう」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「無理は禁物ですからね。できるところまでで大丈夫です」 【日葵】「でもできますよ、『松野高校の軟体チーター』の二つ名を持っていたセンパイだったら! カッコいいセンパイ、見せてください!」 【日葵】「ほら、ぐーっていっちゃいましょう」 【日葵】「ぐーっ……」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「え、それ以上倒れませんか?」 【日葵】「うーん……じゃあ、私が背中から押してみますね」 ;>>SE:押す音(衣擦れ) 【日葵】「ぐーっ……」 【日葵】「ううん……しばらく運動してなかったせいで、身体硬くなっちゃってるみたいですねぇ……」 【日葵】「私の力が弱いせいもあるかもですが……」 【日葵】「ちょっと、体重かけてみてもいいですか?」 ;>>声:ダミーヘッド位置4(近く※背中からピッタリくっついて、耳元でしゃべるように) 【日葵】「それじゃあ、行きますよ〜。痛かったらすぐにやめるので、いってくださいね」 【日葵】「んしょ……」 ;>>SE:押す音(衣擦れ) 【日葵】「ん、ふ、んん、ぅ……んん〜〜〜っ……」 【日葵】「はぁ、はぁ……センパイ、硬すぎ、ですぅ……」 【日葵】「でも、ちょっとずつ、さっきよりも前屈みになってますよ」 【日葵】「もうちょっと、いきますね……」 ;>>SE:押す音(衣擦れ) 【日葵】「ふっ、ぐっ、うう〜〜〜〜ん、ふぅぅ〜〜〜〜ん……」 【日葵】「はぁ、ふぅ……セ、センパイ、大丈夫ですか? 痛くないですか?」 【日葵】「じゃあ、もうちょっと頑張っちゃいましょう!」 ;>>SE:押す音(衣擦れ) ;>>センパイを押しながら 【日葵】「フレー、フレー、セーンパイ!」 ;>>センパイを押しながら 【日葵】「フレ、フレ、センパイ! がんばれ、がんばれ、センパイ!」 【日葵】「もうちょっと! あとちょっとですよ!」 【日葵】「あ、おでこがつま先に当たりました! さすがセンパイです!」 【日葵】「そのまま、5秒キープしてください!」 【日葵】「1、2、3、4、5!!」 ;>>SE:衣擦れ音 ;>>声:ダミーヘッド位置5(台上・基本距離) ;>>SE:拍手(パチパチパチ〜に合わせて) 【日葵】「よくできました! パチパチパチ〜! 『松野高校の軟体チーター』の名は伊達じゃありませんね!」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「え、この二つ名嫌でした? カッコいいなって思ってたんですが……」 【日葵】「次は、開脚してみてください」 【日葵】「なるべく、開いてくださいね」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「ぷっ、くくくっ、センパイ、なんだかクマさんがお座りしてるみたいです」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「ごめんなさいごめんなさい! 冗談です!」 【日葵】「ちょっと可愛いなーと思って」 【日葵】「…それ以上は開けません?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「う〜ん、最初は仕方ないですよね」 【日葵】「私も毎日練習してるうちに、だんだん開けるようになりましたし…」 【日葵】「今では180度開けますよ?」 【日葵】「まあ、チア部の部員だったらだいたいできますけどね」 【日葵】「だからセンパイも、毎日やってれば、I字開脚とかできるようになっちゃうかも」 【日葵】「開脚した状態で、片足ずつ、つま先に身体を倒していきましょう」 【日葵】「そのとき、かかとは浮かないように床につけて、足の指や甲はピンと伸ばしてくださいね」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「私が補助しますので、右足から行きますよ」 ;>>声:ダミーヘッド位置4(台上) 【日葵】「身体をぐーっと右足のほうへ倒していきまーす」 ;>>SE:押す音(衣擦れ)(ぐーっ……のタイミングと同時に) 【日葵】「はい、ぐーっ……」 【日葵】「天井のほうを見るような感じで倒していくといいですよ」 ;>>SE:押す音(衣擦れ) 【日葵】「ぐーっ……」 【日葵】「倒しきったら、そのまま、5秒キープです」 【日葵】「1……2……3……4……5」 ;>>声:ダミーヘッド位置5(台上) ;>>SE:衣擦れ音 【日葵】「ゆっくりと身体を元の位置に戻して……」 【日葵】「次は反対側でーす」 ;>>声:ダミーヘッド位置6(台上) 【日葵】「左足のつま先に向かって、倒していきますよ〜」 ;>>SE:押す音(衣擦れ)(ぐーっ……のタイミングと同時に) 【日葵】「はい、ぐーっ……」 【日葵】「いいですね、もうちょっと倒せますか?」 ;>>SE:押す音(衣擦れ) 【日葵】「ぐーっ……」 【日葵】「倒しきったら、また、5秒キープでーす」 【日葵】「1……2……3……4……5」 ;>>SE:衣擦れ音 ;>>声:ダミーヘッド位置5(台上) 【日葵】「ゆっくりと身体を元の位置に戻して……」 【日葵】「もう1セットいきまーす」 ;>>声:ダミーヘッド位置4(台上) ;>>SE:押す音(衣擦れ)(ぐーっ……のタイミングと同時に) 【日葵】「右側に……ぐーっ……」 【日葵】「はい、そのままキープして」 【日葵】「1……2……3……4……5」 ;>>SE:衣擦れ音 ;>>声:ダミーヘッド位置5(台上) 【日葵】「身体を戻して……」 ;>>声:ダミーヘッド位置6(台上) ;>>SE:押す音(衣擦れ)(ぐーっ……のタイミングと同時に) 【日葵】「左側に……ぐーっ……」 【日葵】「はい、キープです」 【日葵】「1……2……3……4……5」 ;>>SE:衣擦れ音 ;>>声:ダミーヘッド位置5(台上) 【日葵】「身体を起こしてくださ〜い」 【日葵】「最後に、足を開脚したまま、身体を前に倒していきまーす」 【日葵】「慣れてないと前屈みになったときに膝が倒れちゃうので、これも私が補助しますね」 【日葵】「センパイ、ちょっと動かないでくださいね」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>声:ダミーヘッド位置5(台上・ほぼ真上から喋っているイメージ) ;>>SE:衣擦れ音(センパイに負いかぶさる〜のタイミングと同時に) 【日葵】「こうやってセンパイに負いかぶさるようにして、センパイの太ももの付け根に、私の両足を差し入れて……」 【日葵】「フム……なんだか、プロレスごっこっぽいですね」 【日葵】「私、技とかあまり詳しくないんですけど、パロスペシャル的なのを試してみたい衝動に今駆られてます」 【日葵】「クフフ……いいですか?」 ;>>SE:衣擦れ(じたばた) 【日葵】「お願いします、ちょっとだけ、さきっぽだけ! せんぱぁ〜い!」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「もう、ホントに真面目ですねぇ……」 【日葵】「じゃあ身体を前に、倒していきまーす」 ;>>SE:押す音(衣擦れ)(ぐーっ……のタイミングと同時に) 【日葵】「はい、ぐーっ……」 【日葵】「身体全体を、ピタッと床につけるイメージですよー」 【日葵】「いいですね〜、やればできるじゃないですか〜! 素晴らしいです、センパイ!」 【日葵】「はい、そのまま頑張っててくださいね〜」 【日葵】「それでぇ……」 ;>>声:ダミーヘッド位置5(台上・ほぼ真上から喋っているイメージ・「ライド」でマイクに近づけて) 【日葵】「仕上げは、私がセンパイの背中に、ライドオ〜ン!」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>SE:後ろから抱き着く ;>>声:ダミーヘッド位置5(台上・近い・ほぼ真上から喋っているイメージ) 【日葵】「あ、いっておきますけど、さっきのプロレスくだりを続けたいわけじゃないですよ?」 【日葵】「部活でも、ほんとにこうやるんです」 【日葵】「このまま、5秒キープでーす」 【日葵】「1……2……3……4……5」 【日葵】「6……7……8……9……」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「そうですねぇ、5秒すぎちゃいましたねぇ」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「いやぁ、センパイの背中の乗り心地、なかなかいいですね? 知らなかったなぁ」 【日葵】「なんだか、イケないなにかに目覚めちゃいそう、ムッヒッヒ」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>SE:衣擦れ ;>>声:ダミーヘッド位置5(台上・近づけていた顔を慌てて離して) 【日葵】「ごめんなさい、うそですうそです!」 ;>>声:ダミーヘッド位置5(台上) 【日葵】「でもよかったです、じゅるり。ごちそうさまでした」 【日葵】「ストレッチは、これくらいにしておきましょう」 【日葵】「今日やったのは触りだけですが、毎日しっかりやると、ホントに身体が柔らかくなるんですよ?」 ;>>SE:拍手(パチパチパチ〜に合わせて) 【日葵】「というわけで、パチパチパチ〜!」 【日葵】「よくできました! 偉かったですね、センパイ!」 ;>>声:ダミーヘッド位置4(台上) 【日葵】「じゃあ、次行きましょー!」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「ううん? もちろんこれで終わりじゃないですよ?」 【日葵】「なんのための、ストレッチだと思ってるんですか」 ;>>声:ダミーヘッド位置3(耳元でイタズラっぽく囁く) 【日葵】「チア部って、けっこう体育会系なんですよ? くすすっ」 ■シーン5 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【日葵】「お次は、筋トレです!」 【日葵】「筋トレと有酸素運動は脂肪燃焼に最適なんですよ」 【日葵】「まずは腕立てからいきますね」 【日葵】「腕立ての基本はフォームです」 ;>>SE:床に手をつく音 【日葵】「センパイと向かい合って私も腕立てをしますので、真似してくださいね」 【日葵】「両手を肩幅に開いて、真っ直ぐ伸ばしてください。指も前に真っ直ぐ向けてくださいね」 【日葵】「頭から足先までが一直線になるイメージです」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「いいですね、そんな感じです」 【日葵】「1セット10回を、2セットやっていきますよ」 【日葵】「途中でキツくなったらいってくださいね」 【日葵】「身体をゆっくりと下ろしていきまーす。高速でやっても、あまり効果はありませんからね」 【日葵】「あと、肘は開いちゃいけませんよ。しっかり、後ろに曲げてください」 ;>>SE:衣擦れ音(いーちに合わせて) 【日葵】「いーち……」 【日葵】「いいですね、センパイ。すっごく綺麗なフォーム」 【日葵】「その調子でがんばりましょう」 ;>>SE:衣擦れ音(にーぃに合わせて) 【日葵】「にーぃ……」 ;>>SE:衣擦れ音(さーんに合わせて) 【日葵】「さーん……」 【日葵】「えへへ、見つめ合っちゃってますね」 【日葵】「センパイの腕立てをがんばってる顔、カッコいいです」 ;>>SE:衣擦れ音(よーんに合わせて) 【日葵】「よーん……」 ;>>SE:衣擦れ音(ごーぉに合わせて) 【日葵】「ごーぉ……」 【日葵】「すごい! すごいです、センパイ!」 【日葵】「全然運動してないのに、5回もできちゃってます!」 ;>>SE:衣擦れ音(ろーくに合わせて) 【日葵】「ろーく……」 ;>>SE:衣擦れ音(なーなに合わせて) 【日葵】「なーな……」 【日葵】「はぁ……ほんとセンパイ、カッコいいなぁ〜……大好き。キスしたくなっちゃう」 【日葵】「はっ!? 集中、集中!」 ;>>SE:衣擦れ音(はーちに合わせて) 【日葵】「はーち……」 ;>>SE:衣擦れ音(きゅーぅに合わせて) 【日葵】「きゅーぅ……」 【日葵】「あと1回で10回です!」 【日葵】「ファイト、ですっ、センパイ!」 ;>>SE:衣擦れ音(じゅーうに合わせて) 【日葵】「じゅー……うっ!」 ;>>SE:衣擦れ音(前に倒れこむ) 【日葵】「はぁ〜〜〜……」 【日葵】「少しラクな姿勢になりましょうか」 ;>>SE:床に尻もちをつく音 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……」 【日葵】「10回でも、結構腕にきますよね。センパイは大丈夫ですか?」 【日葵】「なんだか、余裕ありそうですね? さすがです、センパイ!」 【日葵】「その意気ですよ! もう1セットがんばりましょう!」 【日葵】「えへへ、また、見つめ合って腕立てしましょうね」 ;>>SE:衣擦れ音(いーちに合わせて) 【日葵】「いーち……」 ;>>SE:衣擦れ音(にーぃに合わせて) 【日葵】「にーぃ……」 ;>>SE:衣擦れ音(さーんに合わせて) 【日葵】「さーん……」 【日葵】「身体、熱くなってきちゃいましたね」 【日葵】「汗をかいてるセンパイも、カッコよくてステキですっ」 ;>>SE:衣擦れ音(よーんに合わせて) 【日葵】「よーん……」 ;>>SE:衣擦れ音(ごーぉに合わせて) 【日葵】「ごーぉ……」 ;>>SE:衣擦れ音(ろーくに合わせて) 【日葵】「ろーく……」 【日葵】「センパイ、ちょっと顔が落ちてきてますよ」 【日葵】「私の顔、もっと見つめてくれませんか?」 【日葵】「大好きなセンパイの顔、もっと見たいです」 ;>>SE:衣擦れ音(なーなに合わせて) 【日葵】「なーな……」 【日葵】「いいですね、センパイ! さすがセンパイです!」 ;>>SE:衣擦れ音(はーちに合わせて) 【日葵】「はーち……」 【日葵】「もうちょっとです、あと少しがんばりましょう!」 ;>>SE:衣擦れ音(きゅーぅに合わせて) 【日葵】「きゅーぅ……」 ;>>SE:衣擦れ音(じゅーうに合わせて) 【日葵】「じゅー……うっ!」 ;>>SE:衣擦れ音(前に倒れこむ) 【日葵】「はぁ、はぁ、はぁ〜〜〜……」 【日葵】「お疲れさまでした、センパイ」 【日葵】「これで、センパイの大胸筋と上腕三頭筋と三角筋がレベルアップです!」 【日葵】「どうでしたか、久しぶりの筋トレ」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「わ、まだまだいけるって顔してますね〜!」 【日葵】「じゃあ次は、腹筋を鍛えましょう」 【日葵】「これも、1セット10回を、2セットやっていきますよ」 【日葵】「私も、隣に寝そべってやるので、また同じようにしてくださいね!」 ;>>声:ダミーヘッド位置7 【日葵】「んしょ……っと」 【日葵】「腹筋の基本もフォームです」 【日葵】「仰向けになって、膝を立ててくださ〜い」 【日葵】「おへそのあたりの見るようなイメージで、ゆっくりと身体を起こしていきま〜す」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(並列) 【日葵】「いきますよ〜」 ;>>SE:衣擦れ音(いーちに合わせて) 【日葵】「いーち……」 ;>>SE:衣擦れ音(にーぃに合わせて) 【日葵】「にーぃ……」 ;>>SE:衣擦れ音(さーんに合わせて) 【日葵】「さーん……」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(向かい合って) 【日葵】「はぅぅ……実は私、腹筋はあまり得意じゃないんですよねぇ……」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(並列) ;>>SE:衣擦れ音(よーんに合わせて) 【日葵】「よーん……」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(向かい合って) 【日葵】「ぅ、センパイは……どうですか?」 【日葵】「って、フォームすごく安定してますねぇ……もしかして、学生の頃の練習を思い出しちゃいました?」 【日葵】「あの頃のセンパイ、マジ練習の鬼でしたからね」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(並列) ;>>SE:衣擦れ音(ごーぉに合わせて) 【日葵】「ごーぉ……」 ;>>SE:衣擦れ音(ろーくに合わせて) 【日葵】「ろーく……」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(向かい合って) 【日葵】「はぁ〜♪ 横顔もカッコいいなぁ〜…」 【日葵】「あの頃のセンパイもカッコよかったけど、今のセンパイもカッコいい。どっちもいい……っ♪」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(並列) ;>>SE:衣擦れ音(なーなに合わせて) 【日葵】「なーな……」 ;>>SE:衣擦れ音(はーちに合わせて) 【日葵】「はーち……」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(向かい合って) 【日葵】「……というか、体力だけだったら、むしろ今の方がなくないですか?」 【日葵】「はっ! これが、心身のすべてをお仕事に注ぎ込んだ者のみが体得できるというスキル『社畜ソウル』……! すごすぎです、センパイ!」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(並列) 【日葵】「私も……センパイのように……うぐ……なりたい……けど……」 ;>>SE:衣擦れ音(きゅーぅに合わせて) 【日葵】「きゅーぅ……」 ;>>SE:衣擦れ音(じゅーうに合わせて) 【日葵】「じゅー……うっ!」 【日葵】「はふぅ、うぅぅ……」 ;>>SE:衣擦れ音(後ろに倒れこむ) 【日葵】「キツ……」 【日葵】「やっぱ、腹筋苦手だぁ……」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(向かい合って) 【日葵】「あと、もう1セットがんばらないとですねぇ……」 【日葵】「センパイの顔見ながらなら頑張れそうです」 【日葵】「センパイも、準備はいいですか?」 【日葵】「残り1セット、いきましょー」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(並列) ;>>SE:衣擦れ音(いーちに合わせて) 【日葵】「いーち……」 ;>>SE:衣擦れ音(にーぃに合わせて) 【日葵】「にーぃ……」 ;>>SE:衣擦れ音(さーんに合わせて) 【日葵】「さーん……」 ;>>SE:衣擦れ音(よーんに合わせて) 【日葵】「よーん……」 ;>>SE:衣擦れ音(ごーぉに合わせて) 【日葵】「ごーぉ……」 ;>>SE:衣擦れ音(ろーくに合わせて) 【日葵】「ろーく……」 ;>>SE:衣擦れ音(なーなに合わせて) 【日葵】「なーな……」 ;>>SE:衣擦れ音(はーちに合わせて) 【日葵】「はーち……」 ;>>SE:衣擦れ音(きゅーぅに合わせて) 【日葵】「きゅーぅ……」 ;>>SE:衣擦れ音(じゅーうに合わせて) 【日葵】「じゅー……うっ!」 ;>>SE:衣擦れ音(後ろに倒れこむ) 【日葵】「ぐはっ……きゅ、休憩……少し、休憩してもいいですか……?」 【日葵】「呼吸を整える吐息(30秒くらいお願いいたします)」 【日葵】「ぐぬぬ、愛すべきセンパイをサポートするため、こんなところで倒れてる場合じゃない!」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(向かい合って) ;>>SE:衣擦れ音(起き上がる) 【日葵】「お待たせしすぎました、日葵ふっかーつ!」 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【日葵】「筋トレの最後は、スクワットです!」 【日葵】「これは、1セット10回でいきますよ〜」 【日葵】「足は、肩幅より少し広く開いてくださいね」 【日葵】「両手は胸のあたりで組んで、太ももが地面と水平になるまでしゃがんでいきま〜す」 ;>>SE:衣擦れ音(いーちに合わせて) 【日葵】「はい、いーち……」 【日葵】「太ももの裏の筋肉を意識して、真っ直ぐ立ち上がってくださいね〜」 ;>>SE:衣擦れ音(にーぃに合わせて) 【日葵】「にーぃ……」 ;>>SE:衣擦れ音(さーんに合わせて) 【日葵】「さーん……」 【日葵】「これは、さすがのセンパイもキツくなってきたんじゃないですか?」 【日葵】「でも、それだけ効いてきてるってことですよ〜」 ;>>SE:衣擦れ音(よーんに合わせて) 【日葵】「よーん……」 ;>>SE:衣擦れ音(ごーぉに合わせて) 【日葵】「ごーぉ……」 【日葵】「あと半分です、フレー、フレー、センパイ!」 ;>>SE:衣擦れ音(ろーくに合わせて) 【日葵】「ろーく……」 ;>>SE:衣擦れ音(なーなに合わせて) 【日葵】「なーな……」 ;>>SE:衣擦れ音(はーちに合わせて) 【日葵】「はーち……」 【日葵】「あと2回です!」 ;>>SE:衣擦れ音(きゅーぅに合わせて) 【日葵】「きゅーぅ……」 【日葵】「あと1回!」 ;>>SE:衣擦れ音(じゅーうに合わせて) 【日葵】「じゅー……うっ!」 ;>>声:ダミーヘッド位置1(下を向いて) 【日葵】「はぁぁ〜〜〜……」 ;>>声:ダミーヘッド位置1(向かい合って) 【日葵】「筋トレしてるセンパイ、マジ素敵でした!」 【日葵】「思わず、センパイへの甘酸っぱい恋心を抱きながら、木の陰から見つめていたあの頃を思い出しちゃいましたよ」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「ムムッ……事実がねじ曲がってる? そ、そうでしたっけ?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「まあ? センパイLOVEになってから? 毎日アタックしてたような気がしなくもないですけど?」 【日葵】「そ、そんなことより!」 【日葵】「今、センパイの身体は筋トレによってバリバリ代謝が高められてます!」 ;>>SE:足音(振り向く) ;>>声:ダミーヘッド位置1(「さあ」で後ろを振り向きながら) 【日葵】「さあ、行きましょう! 仕上げのジョギングへ!」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>声:ダミーヘッド位置1(「え」でマイクを振り返って) 【日葵】「え、トレーニングウェアを持ってない?」 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【日葵】「高校のジャージとかは……」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「あ、そでした。私がもらったんでした」 【日葵】「あれ、着心地よくって、よく寝付けるんですよ〜。まるでセンパイに包まれてるっ、みたいな」 【日葵】「まだ、ほのかにセンパイの匂いもしますしね、ムフフー」 【日葵】「あれはもう私のものです。家宝にしてるからダメですね……」 【日葵】「あ、そうだ。じゃあ明日、一緒にトレーニングウェアを買いに行きませんか?」 【日葵】「私が、センパイに似合うのをバッチリ選んであげます!」 【日葵】「約束しましたからね?」 【日葵】「えへへ、センパイとデート♪ 楽しみだなぁ〜♪」 ■シーン6 ;>>声:ダミーヘッド位置1 【日葵】「けっこう汗かいちゃいましたね」 【日葵】「お風呂入りませんか?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「実は今日、いいものを持ってきたんです!」 ;>>SE:学生鞄をガサゴソ 【日葵】「じゃーん!」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「バブルバスの入浴剤です!」 【日葵】「バブルバスにしてお風呂で身体を洗うの、夢だったんだ〜」 【日葵】「ほら、海外の映画みたいじゃないですか!」 【日葵】「センパイがやったら絶対絵になりますよ! バブルバスに入ってるセンパイ、見たいなぁ〜」 【日葵】「あ、でも、バブルってすぐに消えちゃうらしいんですよね。これ1個しか持ってきてないしなぁ〜……」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「あ、そだ。一緒に入りましょう!」 【日葵】「センパイの身体、洗ってあげたいですし、ナイスアイデア!」 【日葵】「いいよね、センパイ♪」 【日葵】「えへへ、それじゃあさっそく、準備してきますね」 ;>>SE:立ち上がる音 ;>>時間経過 ;>>SE:風呂の扉を開ける音 ;>>声:ダミーヘッド位置15 ;>>音声をお風呂加工 【日葵】「日葵とうじょ〜う!」 ;>>SE:風呂の扉を閉める音 【日葵】「水着ですが、なにか?」 【日葵】「あれれ〜、センパイ、もしかしてなにか期待しちゃってました?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「クフフー……」 【日葵】「どうして水着を持ってきてたか、なんて聞くのは、野暮ってものですよ、くすすっ」 【日葵】「ささ、入浴剤いれちゃいますよ〜!」 ;>>SE:入浴剤をいれる音 ;>>SE:シュワシュワ音 ;>>声:ダミーヘッド位置7 【日葵】「わぁー、すごーい! 見て見て、センパイ! 泡だらけ!」 【日葵】「もこもこです、もこもこ。わたがしみたーい!」 【日葵】「ふふっ、ほらほら、いい匂いがしませんか?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「ラベンダーと、イランイランの香りです。どっちも気持ちを落ち着かせてくれる効果があるんですよ〜」 【日葵】「さあ、ザブーンといっちゃってください!」 ;>>SE:ザブーン ;>>声:ダミーヘッド位置3 【日葵】「きゃー、やっぱりセンパイカッコいい! 大好きすぎるぅぅ〜!」 【日葵】「ね、ね、足とか組んでみてください!」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>SE:お風呂の中で足を組む音 【日葵】「写真撮りたい! ホンモノの俳優さんみたい!」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「からかってないです! 私はいつだって、センパイには本気だもん!」 【日葵】「センパイはほんとに、世界一カッコいいんだから、もっと自信を持ってください!」 【日葵】「私もはいりますね〜!」 【日葵】「ざっぶーん!」 ;>>SE:ザブーン ;>>声:ダミーヘッド位置1(後ろ向きの状態で、振り向きながら) 【日葵】「えへへ、センパイの身体、おっき〜い♪ すっぽり収まっちゃいました♪」 【日葵】「ね、ね、センパイ。お城作りましょう!」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「そうです、センパイと住むお城です! このアワアワで!」 ;>>SE:シュワシュワ音 【日葵】「小さい頃、海水浴に行って、砂でやりませんでした?」 【日葵】「きっと、これだけアワアワだったら、作れると思うんだよね〜」 【日葵】「というわけで、レッツトライです!」 【日葵】「私が土台を作るので、センパイは上のカッコいい部分を任せました!」 ;>>声:ダミーヘッド位置1(後ろ向きの状態で、前を向いて) ;>>SE:シュワシュワ音(控え目) 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(呼吸音30秒程度お願いいたします)」 ;>>声:ダミーヘッド位置1(後ろ向きの状態で、振り向きながら) 【日葵】「ほらほら、それっぽくなってきてません?」 【日葵】「あ、センパイ上手!」 【日葵】「センパイって学生の頃から器用でしたよね〜!」 【日葵】「ほら、覚えてます? 初めてのデートで、夏祭りに行ったときのこと」 【日葵】「私、気合い入れて浴衣着ていったのはよかったんだけど、途中で鼻緒のところが壊れちゃって」 【日葵】「そしたらセンパイ、応急処置してくれたじゃないですか」 【日葵】「あのときのセンパイ、マジイケメンって感じで、ますます惚れちゃいました」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「センパイにとってはたいしたことなくても、私にはすごく大切な思い出なんです」 ;>>SE:お湯の音(控え目) ;>>声:ダミーヘッド位置1(後ろ向きの状態で、前を向いて) 【日葵】「なーんて、語っちゃいました、くすすっ」 【日葵】「さあ、大詰めですよセンパイ! 私たちのお城はすぐ目の前です!」 ;>>SE:シュワシュワ音(控え目) 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(呼吸音30秒程度お願いいたします)」 【日葵】「よし、城壁かんせーい!」 ;>>声:ダミーヘッド位置1(後ろ向きの状態で、振り向きながら) 【日葵】「ねぇ、センパイは――」 【日葵】「って、えええ……! センパイ、それ、もしかしなくても日本のお城じゃないですか! しゃちほこいますよ、しゃちほこ!」 【日葵】「お城っていったら、西洋のお城に決まってるでしょ!」 ;>>SE:お湯の音(控え目) ;>>思わず吹き出す 【日葵】「ぷっ、あははっ。センパイらしいっていうか、昔からそういうところありますよね」 【日葵】「年上なのに、可愛いところ、ふふっ」 【日葵】「別に、作り直さなくていいですよ。私たちらしくていいと思います!」 【日葵】「じゃあ、合体させましょう! いきますよ〜!」 【日葵】「がった〜い!」 ;>>SE:シュワシュワ音(崩れる) 【日葵】「あっ……あ! あああ〜……」 【日葵】「崩れちゃいましたね。くすっ、これじゃあお城っていうより、プレハブ小屋って感じですね」 【日葵】「でも私はセンパイとだったら、プレハブ小屋だって、どこでだって幸せです♪」 【日葵】「ふふっ、身体もだいぶポカポカしてきたので、洗いましょうか」 ;>>SE:お風呂から上がる音 ;>>【センパイ】「――」 ;>>SE:お風呂の椅子に座る音 ;>>声:ダミーヘッド位置1(向かい合って) 【日葵】「センパイは何もせず、リラックスしててくださいね」 【日葵】「私、結構テクニシャンなんです……なにしろ、うちのワンコのシャンプー係は私ですから!」 【日葵】「クフフ……このゴッドハンドで、必ずやセンパイも昇天させてみせますっ」 【日葵】「お覚悟はよろしいですか、センパイ?」 ;>>SE:シャンプーのポンプ音 【日葵】「ボディーソープを手にぴゅぴゅーっと出して…」 【日葵】「ワシャワシャタイム、スタートォー!」 【日葵】「センパイは、身体洗うときはいつもどこから洗うんですか?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「左腕? おお、シンパシーを感じちゃいますね〜」 ;>>声:ダミーヘッド位置3 【日葵】「じゃあ、左腕から〜」 ;>>SE:手で身体を洗う 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……」 【日葵】「力加減はどうですか? 痛いとかないですか?」 【日葵】「もっと強い方が気持ちいい?」 【日葵】「なるほどなるほど、じゃあもっとゴシゴシ〜っとやっちゃいますね」 ;>>SE:手で身体を洗う 【日葵】「ごし……ごし……ごし……ごし……(30秒程度お願いいたします)」 【日葵】「センパイって見た目は細身なのに、けっこうガッシリしてますよね」 【日葵】「たくましくて、思わず、この腕で守られたいって思っちゃいます、ふふっ」 ;>>SE:手で身体を洗う 【日葵】「ごし……ごし……ごし……ごし……(30秒程度お願いいたします)」 ;>>声:ダミーヘッド位置3(3→1→7に移動しながら) 【日葵】「はい、左腕ピカピカです。次は、右腕を出してくださいね」 ;>>SE:手で身体を洗う ;>>声:ダミーヘッド位置7 【日葵】「ごし……ごし……ごし……ごし……(30秒程度お願いいたします)」 【日葵】「あ、ほくろはっけーん」 【日葵】「センパイ、こんなところにほくろがあったんだ〜」 【日葵】「えへへ、また新しいセンパイを見つけちゃいました♪」 ;>>SE:手で身体を洗う 【日葵】「ごし……ごし……ごし……ごし……(30秒程度お願いいたします)」 【日葵】「どうですか、ワンコで磨いた私のテクニック」 【日葵】「フフー、気持ちよかったらなによりです♪」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(7→5に移動しながら) 【日葵】「次は背中、洗っちゃいますね」 ;>>声:ダミーヘッド位置5 【日葵】「わぁ、背中、広いなぁ〜」 【日葵】「これは洗い甲斐がありますね。張り切っちゃいますよ〜」 ;>>SE:手で身体を洗う 【日葵】「ごし……ごし……ごし……ごし……(1分程度お願いいたします)」 【日葵】「ワンコとは比べものにならない大きさ。くっ……熟練のテクニシャン日葵の腕が、悲鳴を上げそうです」 【日葵】「だからって、一切手は抜きませんよ」 【日葵】「丁寧に、丁寧に洗って、今日1日の疲れも一緒に落とさないと」 【日葵】「センパイにはご不便をおかけしちゃいますが、もう少しだけ我慢して、じっとしててくださいね」 【日葵】「ごし……ごし……ごし……ごし……(1分程度お願いいたします)」 【日葵】「ふぅ……お待たせしました。背中もピカピカです」 ;>>声:ダミーヘッド位置5(5→7→1に移動しながら) 【日葵】「そ・れ・じゃあ〜〜……」 ;>>SE:慌ててゴシゴシ身体を洗う ;>>声:ダミーヘッド位置1 【日葵】「あああ〜〜〜! どうして前を自分で洗っちゃうんですかぁ!」 【日葵】「隅々まで、センパイの身体を洗ってあげたかったのにぃぃ……」 【日葵】「センパイのけちんぼ。けちんぼセンパイです」 【日葵】「ぶうー……せめて、流させてください」 ;>>SE:シャワーで泡を流す ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「えへへ、お礼なんていいですよぉ……」 【日葵】「また、洗わせてくださいね?」 ■シーン7 ;>>声:ダミーヘッド位置15 【日葵】「はふぅぅ〜〜〜〜〜。さっぱりしましたね」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「身体がポカポカしたら、ちょっと眠くなってきません?」 【日葵】「そのままベッドで寝ちゃうのもいいですけどぉ……」 【日葵】「せっかくなので、私のここで、小休憩していきませんか?」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>SE:床に座る(衣擦れ) ;>>声:ダミーヘッド位置9 【日葵】「ふふー、膝枕です」 【日葵】「センパイ、ほらほら遠慮しないで」 ;>>SE:膝を叩く音 【日葵】「ささ、どぞどぞ〜」 ;>>SE:足音 ;>>SE:膝枕をしてもらう ;>>声:ダミーヘッド位置1(台上・マイクを見下ろして) 【日葵】「ふふっ、なんだかワンコをのせてるみたいです」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「我が家のポメラニアンです。センパイも、何度か会ってますよね」 【日葵】「そういえば、センパイの髪の毛のふさふさした感じ、前からちょっと似てるなぁって思ってたんですよねぇ〜」 ;>>SE:頭を撫でる 【日葵】「わ、触り心地までおんなじだぁ〜」 【日葵】「ふふっ、もふもふしてて、気持ちいい〜」 【日葵】「あ、そうそう」 【日葵】「今日は、こんなものも用意してきてたんです」 【日葵】「は〜い、耳かきです。センパイのお耳も、リラックスさせてあげられるといいなぁって」 【日葵】「どうですか?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「ふふ、喜んでもらえてよかったです」 【日葵】「それじゃあ、メインディッシュの前に、センパイのお耳のヒーリングから始めましょう!」 【日葵】「今日は、フルコースでいっちゃいますよ〜」 【日葵】「まずは、センパイのお耳を、たっぷり、じ〜っくり、ほぐしていきますね?」 ;>>SE:耳をさわる 【日葵】「ふふ、わかりますか? 私の手のひらが、センパイのお耳を、やさし〜く、包んでいってますよ」 【日葵】「あったかいですか? 気持ちいいですか?」 【日葵】「えへへ、センパイのお耳を、包んじゃいました♪」 【日葵】「少しずつ、刺激していきますね。痛気持ちいいくらいがちょうどいいですが、痛かったらいってくださいね」 【日葵】「軽く、お耳をつまんでぇ……」 ;>>SE:耳をさわる 【日葵】「上とか下とかに、くるくるぅって動かしていきますよ〜」 ;>>SE:耳マッサージ 【日葵】「(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「どうですか、痛くないですか?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「ほうほう、大丈夫そうですね!」 【日葵】「次は、かるーく引っ張っていきますよ〜」 ;>>SE:耳マッサージ 【日葵】「(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「センパイのお耳をオモチャにして遊ぶの楽し――おっと」 【日葵】「こほんこほん、センパイはなかなか良いお耳をお持ちですねぇ〜」 【日葵】「まさに、マッサージをされるために生まれてきたようなお耳です」 【日葵】「あ〜……うぅ〜……」 【日葵】「い、いっておきますけど、センパイのお耳を触るのが楽しいのもホントですが、これもホントに効果的なマッサージですからね!」 【日葵】「センパイにリラックスしてほしくて、ちゃんと勉強してきたんだから!」 【日葵】「耳たぶも刺激して、リンパの流れを良くしておきますね?」 【日葵】「血流が良くなったり、お顔のむくみがよくなったり、いいことずくめなんですよ?」 ;>>SE:耳マッサージ 【日葵】「(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「センパイの耳たぶって、少しふっくらしてますよね」 【日葵】「こういうの、福耳っていうんですよね?」 【日葵】「センパイ、将来お金持ちになっちゃうかも!」 【日葵】「ううん、センパイはすごい人だから、絶対にお金持ちになっちゃうよ!」 【日葵】「私、お庭の広い一戸建てのお家に住みたいなぁ〜! お庭にブランコがあるの! 料理のしやすい、大きなキッチンも欲しいなぁ〜! あとあと、ワンコもいっぱい!」 【日葵】「センパイも、いいと思わない!?」 【日葵】「いいよね、いいよね!」 【日葵】「センパイは、どんなお家に住みたいですか?」 【日葵】「『日葵さえいれば、他はなにもいらないよ』なんて、キャーセンパイカッコよすぎー! 恥ずかしいじゃないですかぁ、もう!」 【日葵】「え……そんなこといってない?」 【日葵】「しってますよ〜、いってなくても、思ってくれてますよね?」 【日葵】「いってくれると、もっともーっと、嬉しいんだけどなぁ〜?」 【日葵】「えへへ、御利益ありそうだから、もう少し揉んでおこ〜♪」 ;>>SE:耳マッサージ 【日葵】「(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「御利益、いっぱいもらっちゃいました〜」 【日葵】「って、お耳マッサージでしたね、えへへ。ちゃーんと、お耳をほぐしておきましたよ」 【日葵】「ちょっとポカポカしてませんか?」 【日葵】「それは、血流が良くなった証拠です!」 【日葵】「ささ、続いて、お耳のツボ押しもやっちゃいましょう!」 【日葵】「お耳には、いろいろなツボがあるらしいんですよ。なんでも、足裏の次にツボが多いのが、お耳だそうです」 【日葵】「センパイはお仕事で心身ともにお疲れでしょうから、自律神経を整えるツボを押しておきますね」 【日葵】「お耳の中にある、コリコリッとした部分の、ちょうどくぼんでるところです」 【日葵】「やさし〜く、やさし〜く、円を描くみたいにマッサージしていきますね」 ;>>SE:耳ツボマッサージ 【日葵】「(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「自律神経を整える以外にも、脳が活性化したりもするそうですよ」 【日葵】「お仕事の効率がアップしちゃいますね♪」 【日葵】「あ、でも、頑張りすぎはダメですよ?」 【日葵】「センパイの、心と身体の充実が、一番大事ですからね?」 【日葵】「あとは〜……デスクワークだし、目も疲れてますよね?」 【日葵】「目の疲れにきくツボも押しておきましょう!」 【日葵】「耳たぶの、ちょうど真ん中くらいにあるんですよ〜」 【日葵】「ムニムニ〜っと、もみほぐしていきますね〜」 ;>>SE:耳ツボマッサージ 【日葵】「(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「どうです、目がギンギンのバキバキになりましたか!?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「なってないですかぁ……そうですかぁ……」 【日葵】「すぐには、効果が出ないのかもしれませんねぇ」 【日葵】「あ、センパイ」 【日葵】「もしかして、職場の人とか取引先の人とかと、お付き合いで食事に行ったりしてませんか?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「やっぱり! 慣れないお酒とかも、飲まないといけないんですよね?」 【日葵】「センパイの胃腸は今、疲れ切ってます!」 【日葵】「でも安心して、私にお任せください!」 【日葵】「ちゃんと、胃腸にもきくツボがあるんですよ?」 【日葵】「ツボ、万能説! ですね」 【日葵】「さあさあ、センパイの身体の中も癒やしていきましょう」 ;>>SE:耳ツボマッサージ 【日葵】「(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「これで、センパイの胃腸の安全は守られました!」 【日葵】「でも、ホントに無理はしないでくださいね?」 【日葵】「センパイは誰にでも優しすぎるから、心配だよ……」 【日葵】「飲み会も、イヤだったらイヤって、ちゃんと断っちゃっていいんですよ?」 【日葵】「もしそれで文句をいってくる人がいたら、私がやっつけちゃいます!」 【日葵】「お耳のヒーリングはどうでしたか?」 【日葵】「リラックスできましたか?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「えへへ、お礼なんでいいですよぉ〜。センパイが喜んでくれると私も嬉しいですから」 【日葵】「それに、お耳のケアはまだ終わってませんよ?」 【日葵】「いよいよ、メインディッシュ、耳かきの登場で〜す♪」 【日葵】「ゴロンってしてくださいね。右耳からやっていきますよ〜」 【日葵】「はい、ゴロ〜ン♪」 ;>>SE:頭の位置を変える ;>>声:ダミーヘッド位置15 【日葵】「さてさて、センパイの耳の中はどうなってるかなぁ〜」 【日葵】「あ、耳垢はっけ〜ん」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「別に、いっぱいってほどじゃないですよ。どれくらい掃除してなかったんです?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「お仕事で忙しいと、なかなかできないですよね」 【日葵】「今日は私がた〜っぷり、センパイのお耳を癒やしますね?」 【日葵】「耳かきのさきっぽが、入っていきますよ〜」 ;>>SE:耳かきが入る音 【日葵】「痛くないですか〜?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「ふふっ、痛かったらいってくださいね。かりかり、していきますよ〜」 【日葵】「最初は入り口の近くからしていきますね」 ;>>SE:耳掃除 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「センパイは、今まで誰かに耳かきしてもらったこと、ありますか?」 【日葵】「……その、以前の彼女さんとかに……」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「え、私がはじめての彼女なんですか?」 【日葵】「そっかぁ、よかったぁぁ〜〜〜」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「だってセンパイ、学生の頃すっごくモテてたじゃないですかぁ〜」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「私、その子たちに絶対に負けるもんか、って思って、毎日センパイにアタックしてたんだもん!」 【日葵】「でもそっかぁ、私がはじめてかぁ〜、くふふ」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(近く・耳元で囁くように) 【日葵】「私も、センパイがはじめてだよ♪」 【日葵】「じゃあこれが、はじめての彼女耳かきだね!」 ;>>SE:耳かき ;>>声:ダミーヘッド位置15 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「実は、センパイに耳かきしてあげるの、夢だったんだ〜」 【日葵】「耳かきされてると、幸せな気持ちになりません?」 【日葵】「私、小さい頃、お母さんに耳かきしてもらうの、大好きだったんですよね」 【日葵】「毎日ねだってたら、耳が痛くなっちゃうからダメ、って怒られたりして……くすすっ」 【日葵】「しょうがないから自分でやってみたんですが、なぜか同じような幸せは感じられないんですよねぇ……」 【日葵】「きっと、大好きな人にやってもらってたからなんだと思います」 【日葵】「だから、センパイも、同じ気持ちになってくれると嬉しいなぁ、って……」 ;>>SE:耳かき 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「上手く、できてますか?」 【日葵】「実は、耳かきの動画をいっぱい見て、研究してきたんです」 【日葵】「知らなかったんですが、奥にある耳垢って、勝手に外に出るようになってるらしいですよ。人体の神秘ですね」 【日葵】「なので、汚れもお耳の入り口に溜まりやすいそうです」 【日葵】「そのあたりを、こりこり〜、ってしちゃいますね」 ;>>SE:耳かき 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「ふふっ、おっきな耳垢がいっぱいとれました〜」 【日葵】「でも、まだ残ってますね〜」 【日葵】「ティッシュの上にトントン、と……」 【日葵】「さっきより、少しだけ奥のほうをお掃除していきますよ〜」 【日葵】「奥は皮膚が薄いそうなので、そーっと、そーっと、優しく、お掃除していきますね?」 ;>>SE:耳かき 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「私、センパイに耳かきしてあげられて、すっごく幸せです!」 【日葵】「ほら、センパイが学生の頃って、放課後も休日も部活三昧だったじゃないですか」 【日葵】「たまにお休みの日も、気晴らしだ〜って、外で遊ぶことがほとんどでしたし」 【日葵】「そういうのも、すっごく楽しかったけど……」 【日葵】「こういう、まったりしたお家デートもいいよね?」 ;>>SE:耳かき 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「ん、綺麗になったかなぁ?」 ;>>声:ダミーヘッド位置15(15→7に移動しながら) 【日葵】「チェックしますね〜」 ;>>声:ダミーヘッド位置7 【日葵】「う〜…………ん…………」 ;>>声:ダミーヘッド位置7(近く・耳元で囁くように) 【日葵】「センパイ、大好き」 【日葵】「えへへ、不意打ちしちゃいました」 【日葵】「ちゃーんと、綺麗になったよ♪」 ;>>声:ダミーヘッド位置15 【日葵】「それじゃあ、仕上げをしていきますね〜」 【日葵】「センパイのお耳を、このふわふわで、こちょこちょ〜ってしていきますね?」 ;>>SE:梵天 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「センパイ、知ってますか?」 ;>>梵天:ぼんてん 【日葵】「このふわふわの綿毛みたいなの、梵天っていうらしいんですよ」 【日葵】「私も最近知ったんですけどね」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「ふふっ、気持ちいいですか?」 【日葵】「私もこれ、好きなんです。いつもついやりすぎちゃって……」 【日葵】「やりすぎはあまりよくないらしいので、もうちょっとだけ、しちゃいますね」 ;>>SE:梵天 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「はい、仕上げもおしまいです」 ■シーン8 ;>>声:ダミーヘッド位置15 【日葵】「次は、反対側にゴロン、ってしてくださいね」 ;>>SE:左耳を上にするため体を半回転させる音 ;>>声:ダミーヘッド位置11(11→3に移動しながら) 【日葵】「ん〜〜〜……」 ;>>声:ダミーヘッド位置3 【日葵】「こっちのお耳は、さっきよりもちょっとだけ耳垢が少ないなぁ」 【日葵】「センパイ、なんだか残念がってます?」 【日葵】「ふふっ、こっちもちゃーんとお掃除するので安心してください」 【日葵】「左のお耳もしていきますよ〜」 ;>>SE:耳かき ;>>声:ダミーヘッド位置11 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「センパイが今、何考えてるか当ててあげよっか?」 【日葵】「私の太もも、いい匂いがする〜って思ってるでしょ?」 【日葵】「フフー、当たり?」 【日葵】「センパイにだったら、いくらクンクンされたってウェルカムですよ」 【日葵】「センパイに、いつも可愛いって思ってもらえるように、身体のケアは怠ってませんから」 【日葵】「ちなみに、センパイにとって私って、どんな匂いです?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「落ち着く匂い?」 【日葵】「えへへ、私と一緒だぁ〜♪」 【日葵】「ずっとずっと、ここがセンパイの落ち着ける場所になれたらいいなぁ〜」 【日葵】「ふふっ、可愛い耳垢が出てきましたよ」 【日葵】「でも、まだ残ってますね〜」 ;>>SE:耳かき 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「入り口のあたりは、綺麗になってきたかなぁ〜」 【日葵】「また、少し奥のほうをしていきますね」 【日葵】「やさしーく、やさしーく、していきますよ〜」 ;>>SE:耳かき 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「あ、センパイ、動かないでください! センパイの大事なお耳を傷つけちゃったらどうするんですか!」 【日葵】「そんなに、くすぐったかったですか?」 【日葵】「さっきと同じようにしたのに、右のお耳と左のお耳じゃ、感じ方が違うんですかねぇ……」 【日葵】「奥のほうは、もうやめておきますか?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「ふふ、はい、センパイがそこまでいうなら、続けますね?」 ;>>SE:耳かき 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「今度は、くすぐったがらなかったですね?」 【日葵】「もしかして、我慢しててくれたんですか?」 【日葵】「ふふっ、センパイはお利口さんですね」 【日葵】「おかげさまで、奥のほうはだいぶ綺麗になりましたよ〜」 ;>>SE:耳かき 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「あは、もしかしてセンパイ、眠たいですか?」 【日葵】「目がとろ〜んってしちゃってますよ?」 【日葵】「耳かきが終わるまで、もう少しだけ、我慢できますか?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「ふふっ、ありがとうございます」 【日葵】「じゃあ、もう少しだけがんばってくださいね」 【日葵】「あとで、一緒に寝ましょうね?」 【日葵】「今日はバッチリお泊まりセット持ってきてますから」 【日葵】「えへへ、楽しみだな〜」 【日葵】「じゃあ最後に、ぐるりとチェックして、綺麗にしていきますね〜」 ;>>SE:耳かき 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「はい、こっちもお掃除できましたよ〜」 【日葵】「ふわふわで、仕上げしていきますね〜」 ;>>SE:梵天 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「ふふっ、センパイ、すっごく眠そう」 【日葵】「こちょこちょが気持ちよすぎて、ウトウトしてきちゃいました?」 【日葵】「まだ寝ちゃダメですよ〜」 【日葵】「うーん……もう限界ですか?」 【日葵】「だったら、センパイが目覚める呪文、唱えちゃいますね」 ;>>声:ダミーヘッド位置3(近く・耳元で囁くように) 【日葵】「大好きだよ、センパイ♪」 【日葵】「えへへ、こっちのお耳にも、大好きしちゃいました」 【日葵】「もうちょっとだけがんばってくださいね」 ;>>SE:梵天 ;>>声:ダミーヘッド位置11 【日葵】「ふぅ……ふぅ……ふぅ……(1分程度呼吸音をお願いします)」 【日葵】「お疲れさまでした、耳かき終わりで〜す」 ;>>【センパイ】「――」 ;>>声:ダミーヘッド位置1(台上) 【日葵】「ふふっ、どういたしまして」 【日葵】「耳かきがしてほしくなったら、いつでもいってくださいね!」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「あ、ふふっ、あくびでお返事されちゃいました」 【日葵】「センパイ、ホントにおねむさんなんですね」 【日葵】「今日も1日、お疲れさまでした!」 【日葵】「それじゃあ、一緒にお布団入りましょう!」 ■シーン9 ;>>声:ダミーヘッド位置10(遠く) 【日葵】「センパイ、電気消しちゃいますね」 ;>>SE:電気のリモコンOFF ;>>SE:足音 ;>>SE:ベッドに入る ;>>声:ダミーヘッド位置7 【日葵】「セーンパイ、もうちょっと、そっちに行ってもいいですか?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「やった〜♪」 ;>>SE:布団ごそごそ ;>>SE:衣擦れ音 ;>>声:ダミーヘッド位置7(近く) 【日葵】「ぎゅうう〜〜〜〜〜っっ♪」 【日葵】「えへへ、あったか〜い♪」 【日葵】「センパイの胸に、ぴったりとくっついちゃいました♪」 【日葵】「ああ〜〜……落ち着く……♪」 ;>>少し間 【日葵】「私、いつも寂しくなっちゃうんです」 【日葵】「ほら、まだ高校生だから、頻繁にはセンパイの家に泊まれないじゃないですか」 【日葵】「センパイとの時間が楽しければ楽しいほど、終電の電車で1人になったとき、思うんです……」 【日葵】「私も、早くセンパイみたいに、大人になれたらなぁ〜って」 【日葵】「そしたら、ずっと一緒にいられるじゃないですか」 【日葵】「だから、決めたんです」 【日葵】「高校を卒業したら、働こうって」 【日葵】「大学に行ってしたいこともないですし、それよりも働いて、バリバリお金を稼ぐほうに興味があるんですよね」 【日葵】「そう思わせてくれたのは、センパイなんですよ」 【日葵】「センパイの働く姿、カッコいいなぁって、いつも傍で見て、憧れてたんです」 【日葵】「私も、早くセンパイみたいになりたいんです」 【日葵】「そのぉ……センパイと早く、支え合えるようになりたいっていうか……」 【日葵】「ほら、共働きだったら、センパイが今日みたいに疲れたよ〜ってときでも、私が働いて、休ませてあげることができるじゃないですか」 【日葵】「そういう関係って、いいなぁって……」 【日葵】「だからね、センパイ……」 【日葵】「私が卒業したら……就職できたら……ここに、住ませてもらえませんか?」 【日葵】「あの……どうですか……?」 【日葵】「…………」 【日葵】「もし、オッケーだったら……私のキス、受け入れて下さい」 ;>>SE:近づく布の音 ;>>声:ダミーヘッド位置1(近く) 【日葵】「し、しちゃいますよ……? ほんとに、しちゃいますからね?」 【日葵】「しちゃったら、センパイがいくら後悔したって、もう遅いですよ?」 【日葵】「…………」 【日葵】「……ちゅっ」 ;>>SE:衣擦れ音 【日葵】「……受け入れてくれた、ってことですよね?」 【日葵】「センパイと一緒に住んでいいんですよね! 婚姻届書いてくれるんですよね!」 【日葵】「あ、今、どさくさに紛れて、なにいってんだコイツって顔しましたね。ちゃんと見てましたよ」 【日葵】「ちょっといってみただけじゃないですかぁー」 【日葵】「まあ、センパイの実印の保管場所、知ってますけど」 【日葵】「くすすっ、冗談です」 【日葵】「こればっかりは、私がいくら猛アピールしたって意味ないのわかってるし」 【日葵】「センパイと考えていくことだもん」 【日葵】「私が卒業したら、ゆっくり、2人で将来のこと、考えていこ?」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「ふふっ」 【日葵】「ね、センパイ……」 【日葵】「もう1回……キス、いいですか?」 【日葵】「今度は、センパイと、思いっきりラブなキスがしたいです」 ;>>【センパイ】「――」 【日葵】「えへー♪」 ;>>SE:近づく布の音 【日葵】「……ちゅっ」 【日葵】「えへへ、ありがと、センパイ♪」 【日葵】「大好きだよ♪」 【日葵】「これ以上は、眠れなくなっちゃいそうですね?」 【日葵】「せっかく明日、センパイとデートなのに、寝不足になっちゃうともったいないもん」 【日葵】「続きは、起きたときにしようね?」 【日葵】「おやすみなさい、センパイ」 ;>>SE:寝転がる布の音 ;>>声:ダミーヘッド位置7 【日葵】「すーっ……すーっ……すーっ……(1分程度寝息をお願いします)」 【日葵】「せんぱぁい……だぁい、すきぃ……」 【日葵】「すーっ……すーっ……すーっ……(3分程度寝息をお願いします)」